JP3317427B2 - 周波数分割多重信号送信装置 - Google Patents

周波数分割多重信号送信装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は周波数分割多重信号送信
装置に係り、特に符号化されたディジタル映像信号など
を限られた周波数帯域の直交周波数分割多重(OFD
M:OrthogonalFrequency Division Multiplex)信号に
変換して送信する直交周波数分割多重信号送信装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】符号化されたディジタル映像信号などを
限られた周波数帯域で伝送する方式の一つとして、25
6直交振幅変調(QAM:Quadrature Amplitude Modul
ation)などの多値変調されたディジタル情報を多数の
搬送波を用いてOFDM信号として伝送するOFDM方
式が従来より知られている。このOFDM方式は多数の
搬送波を直交して配置し、各々の搬送波で独立したディ
ジタル情報を伝送する方式である。なお、「搬送波が直
交している」とは、隣接する搬送波のスペクトラムが当
該搬送波の周波数位置で零になることを意味する。
【0003】このOFDM方式によれば、ガードバンド
期間(ガードインターバル)を設定し、その期間の情報
を重複して伝送するようにしているため、電波のマルチ
パスにより生ずる伝送歪みを軽減できる。すなわち、こ
のOFDM信号の受信は、シンボル期間内に伝送される
信号の振幅、位相変調成分を検出し、これらのレベルに
より情報の値を復号するものであるから、最初のガード
インターバル期間の信号を除いて復号することにより、
同一シンボル区間のマルチパス信号と、受信すべき信号
の周波数成分は同一であるため、比較的狭い周波数帯域
で、伝送歪みの少ない復号ディジタルデータを伝送でき
る。
【0004】従来は、上記のOFDM信号は単一の逆高
速フーリエ変換回路(IFFT回路)を用いて生成され
ている。このIFFT回路はデータ系列の長さNが2の
べき乗2 であるとき、サイズNの離散的フーリエ変
換(DFT)をサイズがN/2のDFTに分解してバタ
フライ演算を多重して行う回路であり、次数をkとする
ときkの実数部と虚数部の端子に伝送しようとするディ
ジタル値に対応する値(レベル)の信号を与えて、ディ
ジタル値を伝送するための信号を得る。時間間隔Tの間
にN個の複素数による逆DFT(IDFT)演算を実行
すると、OFDM信号を生成でき、逆DFTの各点が搬
送波に相当することが知られている(「データ圧縮とデ
ィジタル変調」、日経エレクトロニクスブック、233
頁)。
【0005】このIFFT回路を用いて発生された多数
の情報搬送波は、送信すべき情報に応じて変調、送信さ
れるため、これらの情報搬送波の周波数分割多重信号で
あるOFDM信号はランダム信号としての形態をとる。
【0006】ここで、IFFT回路は所定の周波数帯域
幅よりも高いサンプルクロック周波数で動作を行う。例
えば、2倍オーバーサンプリングでNポイントIDFT
を演算する場合、IFFT回路として入力周波数整列型
IDFT回路を用いた場合においては、第0〜第[N/
4]番目の入力端子と、第[3N/4]〜第[N−1]
番目の入力端子にディジタル情報を入力して演算動作を
行い、変調帯域内OFDM信号を発生させる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】例えば、2倍オーバー
サンプリングでNポイントIDFTを演算する場合、入
力周波数整列型IDFT回路の第0〜第[N/4]番目
の入力端子と、第[3N/4]〜第[N−1]番目の入
力端子にディジタル情報を入力して変調帯域内OFDM
信号を発生させるとき、従来は第[(N/4)+1]〜
第[(3N/4)−1]番目の入力端子には信号レベル
をゼロとして帯域外の信号を発生させないようにしてい
る。
【0008】しかるに、実際には、IDFT演算は多段
のバタフライ演算を伴い、その結果として出力信号を発
生させているため、何らかの原因によって演算のシーケ
ンスに誤りが生じると、発生させてはいけない帯域外変
調信号を生じることがある。また、多数の情報搬送波が
合成されているOFDM信号の課題である、多くの情報
搬送波の最大振幅値の位相が一致した時に発生するピー
ク電圧に対し、D/Aコンバータのダイナミックレンジ
不足による演算結果の飽和が起こり、これが原因で発生
させてはいけない帯域外変調信号等を生じることが報告
されている(Yiyan Wu et al."OFDM for Digital Telev
ision Terrestrial Distribution overChannel with Mu
ltipath and Non-linear Distortions",Workshop on HD
TV '94,26-28 October 1994,Turin,Italy)。
【0009】本発明は上記の点に鑑みなされたもので、
帯域外変調信号を監視し、かつ、送出防止を行う周波数
分割多重信号送信装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため、実数部及び虚数部のそれぞれにN個(ただ
し、Nは2のべき乗の自然数)の入力端子を有し、その
N個の入力端子のうち第0番目から第[N/2a]番目
(ただし、aは2のべき乗で、Nより小なる自然数)ま
での入力端子と、第[(2a−1)N/2a]番目から第
[N−1]番目までの入力端子にそれぞれ伝送すべきデ
ィジタル信号が入力され、残りの入力端子には0が入力
されてa倍のオーバーサンプリングで逆離散的フーリエ
変換を行う第1の演算手段と、第1の演算手段により演
算して得られた信号を離散的フーリエ変換する第2の演
算手段と、第2の演算手段により演算して得られた値の
うち、第1の演算手段から出力される信号の所望の伝送
周波数帯域wに対し、伝送周波数帯域wの高域側の(a
−1)w/2の周波数帯域内と低域側の(a−1)w/
2の周波数帯域内に相当する周波数の各絶対値が所定値
以上であるか否か比較する比較手段と、比較手段により
各絶対値がすべて所定値以下の比較結果が得られたとき
に第1の演算手段の演算結果を出力させる出力制御手段
と、第1の演算手段の演算結果が入力され、これを連続
的に読み出す出力バッファと、出力バッファの出力信号
が直接又はアナログ信号に変換されて入力され、これを
直交変調して、多値変調された複数の搬送波からなる直
交周波数分割多重信号を出力する直交変調手段と、直交
変調手段より出力された直交周波数分割多重信号を送信
する送信手段とを有する構成としたものである。
【0011】また、本発明は比較手段により各絶対値の
いずれかが所定値よりも大である比較結果が得られたと
きに警報を発する警報手段を有することを特徴とする。
【0012】
【作用】本発明では、第1の演算手段によりa倍のオー
バーサンプリングで逆離散的フーリエ変換を行って出力
された信号の所望の伝送周波数帯域wに対し、伝送周波
数帯域wの高域側の(a−1)w/2の周波数帯域内と
低域側の(a−1)w/2の周波数帯域内に相当する周
波数の各絶対値は本来0であるため、第2の演算手段に
より第1の演算手段の演算結果を離散フーリエ変換する
ことにより上記の所望伝送周波数帯域外の各絶対値をモ
ニターする。
【0013】そして、モニターしたこれらの各絶対値が
所定値以上であるか否か比較し、これら各絶対値がすべ
て所定値以下の比較結果が得られたときは、正常に第1
の演算手段によりa倍のオーバーサンプリングで逆離散
的フーリエ変換が行われたと判断してその演算結果を出
力バッファへ転送する。
【0014】一方、上記の各絶対値のいずれかが前記所
定値より大であるときには、第1の演算手段による演算
動作に異常があり、電波法上送受信が禁止されている帯
域外変調信号が発生していると判断して、その演算結果
の出力バッファへの転送が禁止される。また、この出力
バッファへの転送禁止時には警報手段により警報を発生
することができる。
【0015】ここで、本発明では第1及び第2の演算手
段と、前記比較手段並びに前記出力制御手段は、それぞ
れ単一のディジタル・シグナル・プロセッサにより構成
するか、第1の演算手段は第1のディジタル・シグナル
・プロセッサにより構成し、第2の演算手段と比較手段
並びに出力制御手段を、それぞれ第2のディジタル・シ
グナル・プロセッサにより構成する。
【0016】
【実施例】次に、本発明の実施例について説明する。図
1は本発明の周波数分割多重信号送信装置の第1実施例
のブロック図を示す。同図において、入力端子1には伝
送すべきディジタルデータが入力される。このディジタ
ルデータとしては、例えばカラー動画像符号化表示方式
であるMPEG方式などの符号化方式で圧縮されたディ
ジタル映像信号や音声信号などである。この入力ディジ
タルデータは、入力回路2に供給されて必要に応じて誤
り訂正符号の付与がクロック分周器3よりのクロックに
基づいて行われる。クロック分周器3は中間周波数発振
器9よりの10.7MHzの中間周波数を分周して、こ
の中間周波数に同期したクロックを発生する。
【0017】誤り訂正符号が付加されたディジタルデー
タは入力回路2から演算部4に供給される。この演算部
4は本実施例の要部を構成する回路で、逆離散フーリエ
変換(IDFT)演算して同相信号(I信号)及び直交
信号(Q信号)を生成するIDFT演算部と、このI信
号及びQ信号を更に離散フーリエ変換(DFT)演算し
てR′信号及びI′信号を生成するDFT演算部と、更
にこれらのR′信号及びI′信号の値から、発生させて
はいけない帯域外変調信号の発生の有無を検出し、この
検出結果によりI信号及びQ信号の出力をするか出力を
防止する検出判定部とからなる。
【0018】この演算部4の動作について更に図2のフ
ローチャートと共に説明する。一例としてデータ系列M
が256本の搬送波で送信されるとき、2倍オーバーサ
ンプリングでは、N=2M=512のIDFT演算をし
て信号を発生させる。このときのIDFT演算部への入
力割り当ては、入力周波数整列型で順番に番号をふる
と、次のようになる。
【0019】n=0〜128 搬送波を変調する
情報信号が与えられる。
【0020】n=129〜383 搬送波レベルを0
とし、信号を発生させない。
【0021】n=384〜511 搬送波を変調する
情報信号が与えられる。
【0022】すなわち、IDFT演算部の入力端子数は
実数部(R)信号用と虚数部(I)信号用とにそれぞれ
512ずつあり、そのうち1番目(n=1)から127
番目(n=127)までの計127個ずつと、385番
目(n=385)から511番目(n=511)の計1
27個ずつの入力端子に情報信号が入力され、また、0
番目(n=0)の入力端子には直流電圧(一定)が入力
されて伝送する搬送波の中心周波数で伝送され、128
番目(n=N/4)と384番目(n=3N/4)の入
力端子には例えば、パイロット信号のための固定電圧が
入力され、ナイキスト周波数の1/2倍の周波数に等価
である両端の周波数の搬送波で伝送される。
【0023】ここで、後述の図3に示すように、1番目
から128番目までの計128個の入力端子の入力情報
は中心搬送波周波数F0の上側(高域側)の情報伝送用
搬送波で伝送され、384番目から511番目までの計
128個の入力端子の入力情報は中心搬送波周波数の下
側(低域側)の情報伝送用搬送波で伝送される。また、
残りの129番目から383番目の入力端子には0が入
力され(グランド電位とされ)、その部分の搬送波が発
生しないようにされる(データ伝送には用いない)。
【0024】演算部4は上記のように、まずIDFT演
算部の1番目から128番目の入力端子と384番目か
ら511番目の入力端子に4ビットのR信号及び4ビッ
トのI信号とがそれぞれ入力されると共に、0番目の入
力端子に一定電圧が入力され、それ以外の129番目か
ら383番目の入力端子には0が入力されて(ステップ
21)、2倍オーバーサンプリングIDFT演算を行
い、その結果同相信号(I信号)及び直交信号(Q信
号)を得る(ステップ22)。
【0025】ここで、ステップ22で示した”−25
6”と”+256”はIDFT演算部の256番目(n
=N/2)の入力端子に入力された信号が伝送される2
つの搬送波周波数で、”−129”は{(3N/4)−
1}番目の入力端子に入力された信号が伝送される搬送
波周波数で、”+129”は{(N/4)+1}番目の
入力端子に入力された信号が伝送される搬送波周波数で
ある。ここでは、前記したように”−256”〜”−1
29”と”+129”〜”+256”の搬送波周波数の
振幅レベルは正常な場合0である。
【0026】次に、演算部4はIDFT演算して得られ
たI信号及びQ信号をノーマライズした後DFT演算し
てI信号及びQ信号の復調信号出力R′信号及びI′信
号を得る(ステップ23)。ここで、(I)DFT演算
のデータ語長が16ビットでD/A変換器が10ビット
である場合、上位2ビットの状態で第14〜5ビット目
を最大値又は最小値に飽和させる処理をしてから第14
〜5ビットの10ビットをDFT演算することになる。
【0027】このR′信号及びI′信号の”−256”
〜”−129”と”+129”〜”+256”の周波数
に相当する部分の値は、IDFT演算部の129番目か
ら383番目の入力端子には0が入力されているから本
来”0”であるが、前記した装置の故障その他の原因あ
るいはピーク電圧の発生により帯域外変調信号が発生す
ると、”0”以外のある値をとる。
【0028】そこで、R′信号及びI′信号の”−25
6”〜”−129”と”+129”〜”+256”の周
波数に相当する部分のうちのどれか一つでもその絶対値
が所定値よりも大きくなっているかどうか比較し(ステ
ップ24)、上記のすべての部分の絶対値が所定値より
も小さいときには、帯域外変調信号が発生していないと
判断して、上記のI信号とQ信号にそれぞれマルチパス
歪みを軽減させるためのガードインターバルを挿入して
から(ステップ25)、出力バッファ5へ出力する(ス
テップ26)。
【0029】一方、ステップ24でR′信号及びI′信
号の”−256”〜”−129”と”+129”〜”+
256”の周波数に相当する部分のうちのどれか一つで
も絶対値が所定値よりも大きくなっているという比較結
果が得られたときには、演算部4は帯域外変調信号が発
生していると判断して、図1の表示部6へ警告表示を行
ってから(ステップ27)、ステップ21の処理に戻
る。従って、この場合は上記のI信号とQ信号とは出力
バッファ5へは出力されないで出力が防止される。
【0030】以上のステップ21〜26又は27の処理
はシンボル間隔毎に行われる。なお、ステップ27での
警告表示は表示部6での表示以外に、ブザー等の音声で
警告することも可能である。
【0031】このようにして、演算部4からは帯域外変
調信号が発生していないときにのみI信号及びQ信号が
出力バッファ5に入力される。この出力バッファ5の役
割について説明する。演算部4の出力演算結果は、1回
のIDFT演算において256個の入力情報が512点
の時間軸信号(I信号及びQ信号)として、バースト的
に発生される。出力バッファ5以降の回路としては、出
力バッファ5の内容の読み取り速度一定で連続的に動作
する。このため、出力バッファ5は両者の時間的違いを
調整するために設けてある。
【0032】OFDMの変調方式に256QAMを使用
した場合、1回のIDFT演算では、256バイトが伝
送のために変換される。情報伝送速度を100kbyt
es/sとした場合、IDFT演算は2.56ms毎に
実施され、出力バッファ5に演算結果であるI信号とQ
信号が書き込まれる。通常の送信装置においては、ID
FT演算の速度はこれに間に合うように構成される。
【0033】また、出力バッファ5に書き込まれたデー
タは、前記の例の場合、2.56msの時間で512点
のデータを読み出すので、200kHz(=512/
(2.56×10−3))の連続クロックを使用する。
これがサンプルクロック周波数である。
【0034】本実施例は、IDFT演算の時間を情報伝
送速度に対し1/2以下、言い換えると情報伝送速度を
演算時間に対し1/2以下になるようにシステムを構成
し、残り半分の時間でIDFT演算結果をDFT演算す
ることにある。具体的には、100kbytes/sの
情報伝送速度に対し、IDFT演算を2.56/2ms
以下の時間で実施する。
【0035】その後、IDFT演算結果を2.56/2
ms以下の時間でDFT演算する。一般に、演算部4は
ディジタル信号処理プロセッサ(DSP)により構成さ
れており、これによりIDFT演算を行うので、DFT
演算との共用化は容易である。
【0036】図1のクロック分周器3からのクロックに
基づいて、出力バッファ5より連続的に読み出された前
記IDFT演算結果であるI信号とQ信号は、D/A変
換器・低域フィルタ(LPF)7に供給され、ここでク
ロック分周器3からのクロックをサンプリングクロック
としてアナログ信号に変換された後、LPFにより必要
な周波数帯域の成分のI信号とQ信号とが通過され、か
つ、グリッジ信号及び高調波歪み成分が除去されて直交
変調器8へそれぞれ供給される。
【0037】直交変調器8は中間周波数発振器9よりの
10.7MHzの中間周波数を第1の搬送波とし、か
つ、この中間周波数の位相を90°シフタ10により9
0°シフトした10.7MHz中間周波数を第2の搬送
波として、それぞれD/A変換器・LPF7より入力さ
れたディジタルデータのI信号とQ信号で直交振幅変調
(QAM)して257波の情報搬送波からなるOFDM
信号を生成する。
【0038】すなわち、本実施例ではディジタル演算に
より得られたI信号とQ信号をディジタル・アナログ変
換して直交変調器8に供給することにより、直交変調器
8からは中心周波数F0が10.7MHzの例えば図3
に示す如き周波数スペクトラムのOFDM信号が取り出
される。
【0039】演算部4のデータ系列が2N=512であ
る場合のOFDM信号は、周波数帯域99kHz内に全
部で257波の搬送波が存在し、そのうち248波の搬
送波が1バイトの情報データで256QAM変調されて
おり、中心周波数F0を含む残りの9波の搬送波が補助
信号の伝送のために使用される。
【0040】ただし、この場合のOFDM信号の周波数
スペクトラムは、図3に示すように、中心周波数F0よ
り高域側の搬送波は、演算部4のIDFT演算部の1番
目から128番目の実数部入力端子及び虚数部入力端子
に入力されたデータ等で変調されており、また中心周波
数F0より低域側の搬送波は、演算部4のIDFT演算
部の384番目から511番目の実数部入力端子及び虚
数部入力端子に入力されたデータ等で変調されている。
【0041】前記したように、図3に示す”128”は
上記の演算部4のIDFT演算部の128番目の実数部
入力端子及び虚数部入力端子に入力された固定電圧によ
り生成されたパイロット信号伝送用搬送波であり、”−
128”は演算部4のIDFT演算部の384番目の実
数部入力端子及び虚数部入力端子に入力された固定電圧
により生成されたパイロット信号伝送用搬送波で、これ
らはナイキスト周波数の1/2倍の周波数に等価である
周波数の搬送波である。
【0042】また、演算部4のIDFT演算部の129
番目から383番目の入力端子には0が入力されている
から、図3に示すようにOFDM信号中のそれらの入力
端子のデータを伝送する、”129”〜”256”及
び”−256”〜”−129”の搬送波は0である。
【0043】直交変調器8より取り出された、シンボル
周波数毎に隣接配置された複数の搬送波からなる上記の
OFDM信号は、図1の周波数変換器11に供給されて
送信周波数帯に周波数変換され、例えば上記の中心搬送
波周波数F0が100MHzとされてから送信部12に
よりリニア増幅され、送信アンテナより送信される。
【0044】これにより、図1の送信装置で送信される
信号の仕様は信号中心周波数100MHz、伝送帯域幅
100kHz(実際には図3に示したように99kH
z)、変調方式256QAM、OFDM、使用搬送波数
257波(そのうち情報伝送用搬送波数248波)で、
またガードインターバルは60μsecである。
【0045】このように、本実施例によれば、法的に好
ましくない帯域外周波数成分の送信を防止することがで
きる。また、本実施例によれば、DSPによりIDFT
演算及びDFT演算を行う演算部4を構成できるため、
ソフトウェア技術開発の負担無しに実現できる。更に、
本実施例では、多少高速なDSPを搭載することによ
り、ハードウェアの追加をせずに実現できるため、開発
工数、コスト及び小型化の面でも有効である。
【0046】次に、本発明の第2実施例について説明す
る。図4は本発明の第2実施例のブロック図を示す。同
図中、図1と同一構成部分には同一符号を付し、その説
明を省略する。図4において、演算部31はその1番目
から128番目の実数部と虚数部の各入力端子と384
番目から511番目の実数部と虚数部の各入力端子に、
入力回路2からの4ビットのR信号及び4ビットのI信
号とがそれぞれ入力されると共に、0番目の実数部及び
虚数部の各入力端子に一定電圧が入力され、それ以外の
129番目から383番目の入力端子には0が入力され
て(ステップ21)、2倍オーバーサンプリングIDF
T演算を行い、その結果同相信号(I信号)及び直交信
号(Q信号)を得る。
【0047】演算部32は演算部31により得られた上
記のI信号及びQ信号が供給され、これをノーマライズ
した後DFT演算してI信号及びQ信号の復調信号出力
R′信号及びI′信号を得た後、このR′信号及びI′
信号の”−256”〜”−129”と”+129”〜”
+256”の周波数に相当する部分のうちのどれか一つ
でもその絶対値が所定値よりも大きくなっているかどう
か比較し、上記のすべての部分の絶対値が所定値よりも
小さいときには、帯域外変調信号が発生していないと判
断して、入力されたI信号とQ信号にそれぞれマルチパ
ス歪みを軽減させるためのガードインターバルを挿入し
てから、出力バッファ5へ出力する。
【0048】また、演算部32は上記R′信号及びI′
信号の”−256”〜”−129”と”+129”〜”
+256”の周波数に相当する部分のうちのどれか一つ
でもその絶対値が所定値よりも大きくなっているという
比較結果が得られたときには、帯域外変調信号が発生し
ていると判断して、表示部6へ警告表示を行うと共に、
上記の入力されたI信号とQ信号の出力バッファ5への
転送を禁止する。
【0049】このように、本実施例によれば、第1実施
例と同様に法的に好ましくない帯域外周波数成分の送信
を防止することができる。また、IDFT演算を演算部
31で行い、その後のDFT演算及びDFT演算値の判
定処理やIDFT演算結果の転送制御処理を演算部32
でそれぞれ別々に行うようにしたもので、それぞれを情
報伝送速度並みのDSPで容易に実現される。
【0050】また、本実施例によれば、演算部31と3
2の各DSPの電源などを別系統にしておくことによ
り、更に装置全体の信頼性を向上することができる。更
に、異常検出した際、データを送出しないだけでなく、
装置全体の初期化(リセット)や、操作者への警告信号
を作ることも容易となる。
【0051】ところで、IDFT演算は浮動小数点演算
又は固定小数点演算で計算され、データ語長は16ビッ
ト以上で処理されるのが一般的である。しかし、後段の
D/A変換器・LPF7のD/A変換器部分が高速で、
16ビット以上のものは現状では入手困難である。従っ
て、IDFT演算結果は、上記D/A変換器部分のダイ
ナミックレンジに合わせなければならない。
【0052】また、OFDMの性質上、平均電力に対し
てピーク電力が確率は低いが発生することがある。しか
し、平均電力とピーク電力との兼ね合いを考慮しつつ、
なるべく平均電力を大きくとり、信号のS/N比を確保
したい。そのようなことから非常に低い確率で発生する
ピーク電力は飽和させざるを得ない。そのため、各実施
例では、例えば理論ピーク電力値に対して1/4までの
値をD/A変換器部分のダイナミックレンジに合わせる
ように、数値をノーマライズしている。
【0053】なお、信号を飽和させると、その時点で系
の線形性が確保されず、所望帯域外で不要搬送波が発生
することがある。上記の第1及び第2実施例ではそのよ
うな状況も検出でき、装置の信頼性を確保できる。
【0054】次に、本実施例の送信装置により送信され
たOFDM信号の受信装置について説明する。図5はO
FDM信号受信装置の一例のブロック図を示す。送信さ
れたOFDM信号は、受信部41により受信アンテナを
介して受信された後高周波増幅され、更に周波数変換器
42により中間周波数に周波数変換され、中間周波増幅
器43により増幅された後、後述の構成のキャリア抽出
及び直交復調器44に供給される。
【0055】キャリア抽出及び直交復調器44のキャリ
ア抽出回路部分は、入力OFDM信号の中心搬送波(キ
ャリア)を位相誤差少なくできるだけ正確に抽出する回
路である。本実施例では、情報を伝送する各搬送波は、
シンボル周波数である387Hz毎に隣接配置されてO
FDM信号を構成しているため、中心搬送波に隣接する
情報伝送用搬送波も中心周波数に対して387Hz離れ
ており、中心搬送波を抽出するためには、387Hzし
か離れていない隣接する情報伝送用搬送波の影響を受け
ないように、選択度の高い回路が必要となる。
【0056】そこで、キャリア抽出回路部にPLL回路
を用いて中心搬送波F0の抽出を行う。ただし、この場
合のPLL回路を構成するVCOとしては、可変範囲が
隣接する搬送波周波数の約1/2である±200Hz程
度で発振する水晶振動子を用いた電圧制御型水晶発振回
路(VCXO)を用い、かつ、PLL回路を構成するL
PFとして387Hzに対して充分にカットオフ周波数
の低いLPFを用いる。
【0057】キャリア抽出及び直交復調器44により抽
出された中心搬送波F0は、中間周波数発振器45に供
給され、ここで中心搬送波F0に位相同期した10.7
MHzの中間周波数を発生させる。中間周波数発振器4
5の出力中間周波数は第1の復調用搬送波として直交復
調器44に直接に供給される一方、90°シフタ46に
より位相が90°シフトされてから第2の復調用搬送波
としてキャリア抽出及び直交復調器44に供給される。
【0058】これにより、キャリア抽出及び直交復調器
44の直交復調器部からは送信装置の直交変調器8に入
力されたアナログ信号と同等のアナログ信号(周波数分
割多重信号)が復調されて取り出され、同期信号発生回
路47に供給される一方、低域フィルタ48によりOF
DM信号情報として伝送された必要な周波数帯域の信号
が通過されてA/D変換器49に供給されてディジタル
信号に変換される。
【0059】ここで重要なのはA/D変換器49の入力
信号に対するサンプリングのタイミングで、これは同期
信号発生回路47によりパイロット信号より生成され
た、ナイキスト周波数の2倍の周波数のサンプル同期信
号に基づいて発生される。すなわち、パイロット信号は
サンプルクロック周波数に対して所定の整数比に設定さ
れており、周波数比に応じた周波数逓倍を行ってサンプ
ルクロックのタイミングを得る。
【0060】同期信号発生回路47は、復調アナログ信
号が入力され、ガードインターバル期間を含む各シンボ
ル期間で連続信号として伝送されるパイロット信号に位
相同期するPLL回路によりサンプル同期信号を発生す
るサンプル同期信号発生回路部と、サンプル同期信号発
生回路部の一部より取り出した信号によりパイロット信
号の位相状態を調べ、シンボル期間を検出してシンボル
同期信号を発生するシンボル同期信号発生回路部と、こ
れらサンプル同期信号及びシンボル同期信号よりガード
インターバル期間除去のための区間信号などのシステム
クロックを発生するシステムクロック発生回路部とより
なる。
【0061】A/D変換器49より取り出されたディジ
タル信号は、ガードインターバル期間処理回路50に供
給され、ここで同期信号発生回路47よりのシステムク
ロックに基づいて、マルチパス歪の影響が少ない方のシ
ンボル期間信号を得てFFT,QAM復号回路51に供
給される。
【0062】FFT,QAM復号回路51のFFT(高
速フーリエ変換)回路部は、同期信号発生回路47より
のシステムクロックにより複素フーリエ演算を行い、ガ
ードインターバル期間処理回路50の出力信号の各周波
数毎の実数部、虚数部の各信号レベルを算出する。
【0063】これにより得られた各周波数毎の実数部、
虚数部の各信号レベルは、QAM復号回路部により参照
用搬送波の復調出力と比較されることにより、ディジタ
ル情報伝送用搬送波で伝送される量子化されたディジタ
ル信号のレベルが求められ、ディジタル情報が復号され
る。この復号ディジタル情報信号は、出力回路52によ
り並直列変換などの出力処理が行われて出力端子53へ
出力される。
【0064】なお、本発明は上記の実施例に限定される
ものではなく、例えば、演算部4、31及び32として
は高速フーリエ変換(FFT)用の集積回路(IC)を
使用することも考えられ、また、オーバサンプリングは
2倍に限定されるものではなく、a倍(ただし、aは2
のべき乗)であれば本発明を適用し得る。
【0065】更に、直交変調器8はアナログ信号が入力
されるように説明したが、出力バッファ5からのディジ
タル信号であるI信号及びQ信号をディジタル処理によ
り直交変調する構成でもよく、この場合は、D/A変換
器・LPF7を削除し、直交変調器の出力側にD/A変
換器及び帯域フィルタを直列に設ければよい。この場合
の帯域フィルタは監視帯域以外の不要周波数成分を抑圧
するためのものである。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
第1の演算手段によりa倍のオーバーサンプリングで逆
離散的フーリエ変換の演算動作に異常があり、電波法上
送受信が禁止されている帯域外変調信号が発生している
と判断したときには、第1の演算手段の演算結果の出力
バッファへの転送を禁止するようにしたため、電波法上
送受信が禁止されている帯域外変調信号の送信を防止す
ることができる。
【0067】また、本発明によれば、ピーク電力発生に
よる信号の飽和時に発生することのある帯域外変調信号
発生時にも送信を防止することができ、装置の信頼性を
向上することができる。この出力バッファへの転送禁止
時には警報手段により警報を発生することができる。
【0068】また、本発明によれば、第1及び第2の演
算手段と比較手段並びに出力制御手段は、それぞれ単一
のディジタル・シグナル・プロセッサにより構成する
か、第1の演算手段は第1のディジタル・シグナル・プ
ロセッサにより構成し、第2の演算手段と比較手段並び
に出力制御手段を、それぞれ第2のディジタル・シグナ
ル・プロセッサにより構成するようにしたため、ソフト
ウェアの技術開発負担無しに上記の各手段を実現でき
る。
【0069】更に、本発明によれば、第1及び第2の演
算手段と比較手段並びに出力制御手段を、それぞれ単一
のディジタル・シグナル・プロセッサにより構成した場
合は、開発工数、コスト及び装置の小型化に有効であ
る。
【0070】また、更に本発明によれば、第1の演算手
段は第1のディジタル・シグナル・プロセッサにより構
成し、第2の演算手段と比較手段並びに出力制御手段
を、それぞれ第2のディジタル・シグナル・プロセッサ
により構成した場合は、情報伝送速度並みのディジタル
・シグナル・プロセッサを使用でき、特にオーバーサン
プリングが大きいときに有効に装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のブロック図である。
【図2】本発明の要部の処理説明用フローチャートであ
る。
【図3】本発明送信装置で送信されるOFDM信号の周
波数スペクトラムの一例を示す図である。
【図4】本発明の第2実施例のブロック図である。
【図5】本発明送信装置で送信されたOFDM信号を受
信する受信装置の一例のブロック図である。
【符号の説明】
1 データ入力端子 2 入力回路 3 クロック分周器 4 演算部(第1の演算手段、第2の演算手段、比較手
段、出力制御手段) 5 出力バッファ 6 表示部(警報手段) 7 D/A変換器・LPF 8 直交変調器 9 中間周波数発振器 10 90°シフタ 11 周波数変換器 12 送信部 31 演算部(第1のディジタル・シグナル・プロセッ
サ:第1の演算手段) 32 演算部(第2のディジタル・シグナル・プロセッ
サ:第2の演算手段、比較手段、出力制御手段)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 実数部及び虚数部のそれぞれにN個(た
    だし、Nは2のべき乗の自然数)の入力端子を有し、そ
    のN個の入力端子のうち第0番目から第[N/2a]番
    目(ただし、aは2のべき乗で、Nより小なる自然数)
    までの入力端子と、第[(2a−1)N/2a]番目から
    第[N−1]番目までの入力端子にそれぞれ伝送すべき
    ディジタル信号が入力され、残りの入力端子には0が入
    力されてa倍のオーバーサンプリングで逆離散的フーリ
    エ変換を行う第1の演算手段と、 前記第1の演算手段により演算して得られた信号を離散
    的フーリエ変換する第2の演算手段と、 前記第2の演算手段により演算して得られた値のうち、
    前記第1の演算手段から出力される信号の所望の伝送周
    波数帯域wに対し、前記伝送周波数帯域wの高域側の
    (a−1)w/2の周波数帯域内と低域側の(a−1)
    w/2の周波数帯域内に相当する周波数の各絶対値が所
    定値以上であるか否か比較する比較手段と、 前記比較手段により前記各絶対値がすべて前記所定値以
    下の比較結果が得られたときに前記第1の演算手段の演
    算結果を出力させ、前記各絶対値のいずれかが前記所定
    値よりも大である比較結果が得られたときは、前記第1
    の演算手段の演算結果の出力を禁止する出力制御手段
    と、 前記第1の演算手段の演算結果が入力され、これを連続
    的に読み出す出力バッファと、 前記出力バッファの出力信号が直接又はアナログ信号に
    変換されて入力され、これを直交変調して、多値変調さ
    れた複数の搬送波からなる直交周波数分割多重信号を出
    力する直交変調手段と、 前記直交変調手段より出力された直交周波数分割多重信
    号を送信する送信手段とを有することを特徴とする周波
    数分割多重信号送信装置。
  2. 【請求項2】 前記比較手段により前記各絶対値のいず
    れかが前記所定値よりも大である比較結果が得られたと
    きに警報を発する警報手段を有することを特徴とする請
    求項1記載の周波数分割多重信号送信装置。
  3. 【請求項3】 前記第1及び第2の演算手段と、前記比
    較手段並びに前記出力制御手段は、それぞれ単一のディ
    ジタル・シグナル・プロセッサにより構成されているこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の周波数分割多重信
    号送信装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の演算手段は第1のディジタル
    ・シグナル・プロセッサにより構成され、前記第2の演
    算手段と前記比較手段並びに前記出力制御手段は、それ
    ぞれ第2のディジタル・シグナル・プロセッサにより構
    成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の周
    波数分割多重信号送信装置。
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