JP3317318B2 - 仮想専用網の着信スクリーニング方法及び装置 - Google Patents
仮想専用網の着信スクリーニング方法及び装置Info
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- JP3317318B2 JP3317318B2 JP00903595A JP903595A JP3317318B2 JP 3317318 B2 JP3317318 B2 JP 3317318B2 JP 00903595 A JP00903595 A JP 00903595A JP 903595 A JP903595 A JP 903595A JP 3317318 B2 JP3317318 B2 JP 3317318B2
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Description
通信網を利用した仮想専用網(バーチャルプライベート
ネットワーク、VPNとも称する)のサービス利便性の
向上に供する仮想専用網の着信スクリーニング方法及び
その実施に直接使用する装置に関する。
(VPN)の通信サービス方式には、ユーザの指定した
VPN内線番号(同じメンバーネットの加入者集団内で
通用するVPN加入者ID)を網サービス制御局で一般
電話番号(一般加入者ID)に翻訳して、公衆電気通信
網を利用することにより、VPN内線番号で同一メンバ
ーズネットグループ内の接続を可能にするものがある。
は、VPNの加入契約者がVPN内線番号「233」を
ダイヤルすると、その一般加入者ID(電話番号)とV
PN内線番号「233」とが共通線信号網を介して網サ
ービス制御局へ送信される。網サービス制御局は一般加
入者IDから仮想専用網のグループ(加入者集団)を特
定するとともに、VPN内線番号「233」を着信加入
者ID(電話番号)に翻訳する。そして、着信一般加入
者IDをルーティング番号とするとともに、公衆電気通
信網を利用して発信側の加入者交換機と着信側の加入者
交換機とを接続し、公衆通信網にて発信加入者と着信加
入者とを接続処理する。
国に分散した同一企業内の各事業所間において、公衆電
気通信網を利用することにより、専用線を利用した場合
と同様にVPN内線番号による通話サービスが可能にな
る(発明の名称「広域加入者集団サービス実現方式」;
特開平4−319844号公報参照)。よって、拠点の
移転等があっても利用しているVPN内線番号を、その
まま利用できるため、社内名簿等の内線番号を変える必
要がないというメリットがある。
想専用網の通信サービス方式では、網サービス制御局に
てVPN内線番号を単純に一般の電話番号に翻訳して、
この電話番号を利用してグループ内の着信加入者に接続
するため、VPN内外からの着信要求に対して、無条件
に接続が実施される。すなわち、企業事情によっては、
特定者又は特定端末からの着信要求のみ接続を許容した
いという要望がある。しかし、従来の仮想専用網の通信
サービス方式には、このような要望を満足させる接続機
能がなかった。
的は、次の通りである。本発明の第1の目的は、特定加
入者又は特定加入者の端末からの着信要求のみ接続を許
容することができる仮想専用網の着信スクリーニング方
法及び装置を提供せんとするものである。
売込み等不必要な電話及び悪戯電話を遮断することがで
き、端末を有効に利用することができる仮想専用網の着
信スクリーニング方法及び装置を提供せんとするもので
ある。
が自己の加入者ID及びVPN加入者IDに対してパス
ワードを自由に設定登録することができ、より仮想専用
網の通信サービスを高めることができる仮想専用網の着
信スクリーニング方法及び装置を提供せんとするもので
ある。
特に特許請求の範囲の記載から自ずと明らかとなろう。
本発明が次に列挙する新規な特徴的構成手法及び手段を
採用することにより前記目的を達成する。
通線信号網を通じて、加入者交換機を含む公衆通信網に
おける仮想専用網の接続を制御する網サービス制御局
に、一般加入者ID、同一の加入者集団内で通用するV
PN加入者ID、及びパスワード情報を対応させたデー
タベースを予め用意して置き、発信加入者の入力するダ
イヤル番号に基づく制御信号を共通線信号網を通じ送信
し、当該発信加入者が同一の加入者集団に属し、かつ当
該制御信号が前記VPN加入者IDを示す場合には、発
信側の加入者交換機が、前記データベースに当該VPN
加入者IDに対してパスワードの設定が有るか否かを問
合せるとともに、パスワードの設定が有る場合に発信加
入者にパスワードの入力を要求するパスワード要求信号
を送信し、発信加入者がパスワードを入力すると前記デ
ータベースにより発信加入者が送出したパスワードと着
信加入者のパスワードとを照合し、パスワードが一致し
たときのみ前記一般加入者IDに係る着信加入者に当該
通信網を接続処理するように制御すると共に、当該発信
加入者が何れの加入者集団にも属さず、かつ前記制御信
号が前記通信網の一般加入者IDを示す場合には、着信
側の加入者交換機が、前記データベースに着信加入者I
Dに対してパスワードの設定が有るか否かを問合せると
ともに、パスワードの設定が有る場合に発信加入者にパ
スワードの入力を要求するパスワード要求信号を送信
し、発信加入者がパスワードを入力すると前記データベ
ースにより発信加入者が送出したパスワードと着信加入
者のパスワードとを照合し、パスワードが一致したとき
のみ前記一般加入者IDの着信加入者に当該通信網を接
続処理するように制御してなる仮想専用網の着信スクリ
ーニング方法にある。
法の第1の特徴における前記パスワード情報が、パスワ
ード番号、又はパスワード設定の有無及びパスワード番
号からなってなる仮想専用網の着信スクリーニング方法
にある。
法の第1又は第2の特徴における前記パスワード要求信
号が、発信加入者側の端末にて、パスワードの入力を要
求する音声又は文字ガイダンスに変換されてなる仮想専
用網の着信スクリーニング方法にある。
法の第1、第2又は第3の特徴におけて、発信加入者が
入力したパスワードが一致しない場合、発信加入者側の
端末に対して、接続できない旨の音声又は文字ガイダン
ス信号及び切断信号を送出してなる仮想専用網の着信ス
クリーニング方法にある。
法の第1、第2、第3又は第4の特徴における前記公衆
通信網が、電気、電波又は光を通信媒体としてなる仮想
専用網の着信スクリーニング方法にある。
法の第1、第2、第3、第4又は第5の特徴における前
記共通線信号網が、電気、電波又は光を信号媒体として
なる仮想専用網の着信スクリーニング方法にある。
を含む公衆通信網における仮想専用網の接続を共通線信
号網を通じて制御する網サービス制御局を設け、前記加
入者交換機には、発信加入者又は着信加入者が加入者集
団の加入者であるかどうかをチェックする加入者チェッ
クテーブルと、前記網サービス制御局とパスワードの問
合せ及び制御信号のやり取りを行うサップ部とを備え、
前記網サービス制御局には、発信加入者又は着信加入者
が何れの加入者集団に属するかを検索する検索テーブル
と、一般加入者ID、同一の加入者集団内で通用するV
PN加入者ID、及びパスワード情報を対応させたデー
タテーブルと、前記サップ部間と問合せ用制御信号及び
問合せ応答用制御信号のやり取りを当該検索テーブル、
データテーブルを参照して行う制御部とを備え、前記加
入者交換機が発信側加入者交換機である場合には、発信
加入者が入力したダイヤル番号がVPN加入者IDであ
ると判別すると、当該ダイヤル番号のVPN加入者ID
に対するパスワードの設定の有無の問合せとして、発信
加入者の一般加入者ID及び当該ダイヤル番号のVPN
加入者IDとを前記問合せ用制御信号により前記制御部
に送信した後に、当該制御部において前記検索テーブル
及び前記データテーブルの検索によりパスワードの設定
ありと判断された場合に前記問合せ応答用制御信号とし
て、パスワードの要求信号を受信すると、当該発信加入
者に、当該VPN加入者IDのパスワードの入力を要請
するパスワード要求信号を当該発信加入者端末に送信す
る一方で、発信加入者の入力したダイヤル番号である一
般加入者IDがルーティング番号である旨判断すると着
信側加入者交換機に接続すると共に、当該着信側加入者
交換機からパスワードの要求信号を受信すると、当該一
般加入者IDのパスワードの入力を要請するパスワード
要求信号を当該発信加入者端末に送信し、前記加入者交
換機が着信側加入者交換機である場合には、前記発信側
加入者交換機から、発信加入者の入力したダイヤル番号
である一般加入者IDへの接続の要求を受信すると、自
己の加入者チェックテーブルを検索参照して、当該ダイ
ヤル番号である一般加入者IDが何れかの加入者集団に
属することを確認すると、当該ダイヤル番号の一般加入
者IDに対するパスワードの設定の有無の問合せとし
て、当該一般加入者IDを前記問合せ用制御信号により
前記制御部に送信した後に、当該制御部にて前記データ
テーブルを参照して当該一般加入者IDに対してパスワ
ード設定が有る場合に前記問合せ応答用制御信号とし
て、パスワードの要求信号を受信すると、当該発信側加
入者交換機に、当該一般加入者IDのパスワードの入力
を要請するパスワード要求信号を当該発信側加入者交換
機に送信してなる仮想専用網の着信スクリーニング装置
にある。
置の第1の特徴における前記加入者交換機が、発信加入
者の端末から送出される音声信号にてパスワードを認識
する音声認識装置を備えてなる仮想専用網の着信スクリ
ーニング装置にある。
置の第1又は第2の特徴における前記パスワード情報
が、パスワード番号、又はパスワード設定の有無及びパ
スワード番号からなる仮想専用網の着信スクリーニング
装置にある。
置の第1、第2又は第3の特徴における前記加入者端末
が、パスワード要求信号を受信すると、パスワードの入
力を要求する音声又は文字ガイダンスに変換自在に構成
してなる仮想専用網の着信スクリーニング装置にある。
置の第1、第2、第3又は第4の特徴における網サービ
ス制御局が、端末にて発信加入者が入力したパスワード
が一致しない場合、発信加入者側の端末に対して、接続
できない旨の音声又は文字ガイダンス信号及び切断信号
を送出自在に構成してなる仮想専用網の着信スクリーニ
ング装置にある。
置の第1、第2、第3、第4又は第5の特徴における前
記公衆通信網が、電気、電波又は光を通信媒体としてな
る仮想専用網の着信スクリーニング装置にある。
置の第1、第2、第3、第4、第5又は第6の特徴にお
ける前記共通線信号網が、電気、電波又は光を信号媒体
とする仮想専用網の着信スクリーニング装置にある。
置の第1、第2、第3、第4、第5、第6又は第7の特
徴における前記加入者の端末が、有線電話機、無線電話
機、ファクシミリ装置又はパーソナルコンピュータのう
ち1種又は2種以上の機器からなる一般端末、或いは構
内交換機PBX内線端末である仮想専用網の着信スクリ
ーニング装置にある。
置の第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7又は第
8の特徴における前記加入者の端末が、暗証番号を入力
すると、特定の加入者IDのパスワードをディスプレイ
に表示する表示手段を有してなる仮想専用網の着信スク
リーニング装置にある。
装置の第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7、第
8又は第9の特徴における前記加入者の端末が、予めダ
イヤル番号に対応させてパスワードを設定したメモリテ
ーブルと、ダイヤル番号を入力して加入者交換機のパス
ワード要求信号を受けると、前記メモリテーブルより当
該ダイヤル番号に対応したパスワードの信号を自動的に
送信する送信装置と、を有してなる仮想専用網の着信ス
クリーニング装置にある。
装置の第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7、第
8、第9又は第10の特徴における前記自己の加入者I
Dに対するパスワードが、前記加入者の端末から前記共
通線信号網を通じ前記網サービス制御局に接続して、変
更できてなる仮想専用網の着信スクリーニング装置にあ
る。
講じているので、以下のような作用をなす。
ーニングを行うので、特定の加入者又は特定の加入者端
末からの着信要求のみ接続を許容することができ、仮想
専用網(VPN)内外からの不必要な電話及び悪戯電話
を遮断することができる。
他者に漏れた場合、加入者個人が自己の一般加入者ID
及びVPN加入者IDに対してパスワードを自由に設定
登録することが可能となる。
例及び方法例に基づいて、より詳細に説明する。
話機にて構成したが、これに限定するものではなく、例
えば、有線電話機、無線電話機、ファクシミリ装置又は
パーソナルコンピュータのうち1種又は2種以上の機器
からなる一般端末、或は構内交換機の内線端末にて構成
しても良い。また、本装置例及び方法例では専ら電気を
通信媒体及び信号媒体とする公衆電気通信網及び共通線
信号網を利用したが、電波又は光を通信媒体及び信号媒
体とする公衆電波・光通信網及び共通線信号網を利用し
ても本発明を実現することが可能である。
の通信サービス装置の構成を示し、図3は本装置例の要
部構成を示している。
実現するに当たって、図1に示すように、公衆電気通信
網αの加入者A〜Dの端末には、それぞれ一般加入者I
D(全国番号)が設定され、さらに、VPNβの契約加
入者A〜Cには、同じメンバグループMG間で通用する
VPN加入者ID(内線番号)が設定される。
間では、一般加入者ID(全国番号)にて相互に接続す
ることができ、VPNβの契約加入者A〜C間では、さ
らにVPN加入者ID(内線番号)にて相互に接続する
ことができる。そして、契約加入者A〜Cは、自己のV
PN加入者IDに対してパスワードを設定することによ
り、着信スクリーニングを行うことができる。
示すように、加入者端末と接続する加入者交換機1、2
と、これら加入者交換機1、2を公衆電気通信網αを介
して接続する中継交換機3と、各加入者に共通線信号網
4及び加入者交換機1、2を介して仮想専用網βのメン
バーネットサービスを提供する網サービス制御局5とに
よって構成されている。
に、サップ部(Service Access Poi
ntの略)6と一般加入者ID/VPN利用契約者対照
テーブル7が備えられている。
ードの問合せ及び制御信号のやり取りを行う装置として
機能する。一般加入者ID/VPN利用契約者対照テー
ブル7は発信加入者又は着信加入者が加入者集団の加入
者であるかどうかをチェックする加入者チェックテーブ
ルとして機能するとともに、必要に応じデータの新規登
録や登録抹消を行う。
ネットワークにおける網制御ノード(SCP或いはNS
Pと呼ばれている)として機能する(例えば、電子情報
通信学会編「情報ネットワークハンドブック」平成4年
10月発行の「3章 情報ネットワーク基本技術 3.
3インテリジェントネットワーク」参照)。
に一般加入者ID/グループ番号対照テーブル8と、グ
ループ別・VPN加入者ID/パスワード設定有無/パ
スワード番号/加入者ID対照テーブル9と、制御部1
0とが備えられている。
番号対照テーブル8に記憶された内容例を示し、図5は
グループ別・VPN加入者ID/パスワード設定有無/
パスワード番号/一般加入者ID対照テーブル9に記憶
された内容例を示している。
テーブル8は、加入者がいずれのメンバーネットの加入
者集団に属するかを検索するグループ検索テーブルとし
て機能し、図5のグループ別・VPN加入者ID/パス
ワード設定有無/パスワード番号/加入者ID対照テー
ブル9は、物理的番号であり、ルーティング番号として
の一般加入者ID(全国番号)、論理的番号であり、か
つ同じメンバーネットの加入者集団内で通用する内線番
号としてのVPN加入者ID、パスワード情報としての
パスワード設定の有無及びパスワード番号を対応させた
データテーブルとして機能する。
照テーブル8、及びグループ別・VPN加入者ID/パ
スワード設定有無/パスワード番号/一般加入者ID対
照テーブル9は、仮想専用網βの利用メンバ全体の番号
情報を記憶・蓄積したデータベースを構成している。
スワード設定有無/パスワード番号/一般加入者ID対
照テーブル9では、パスワード設定の有無の識別データ
の記憶に1ビットを割り当て、パスワードが設定されて
いる場合には「1」、パスワードが設定されていない場
合には「0」を登録する。また、パスワード番号には4
桁の数字を利用することとした。
るか否かを確認するためにパスワード設定の有無を示す
ために識別データを用いたが、これに限定するものでは
なく、単にパスワードそのものが設定されているか否か
をパスワード番号を用いて確認するようにしても良い。
用網の着信スクリーニング方法の方法例を、同じ仮想専
用網内の契約(VPN)加入者間の着信と一般加入者か
ら契約加入者への着信とに分けて具体的に説明する。
例図6はVPN加入者AがVPN加入者Cに仮想専用網
の内線接続機能を利用して通話(通信)する場合のシー
ケンスを示している。
がオフフックすると、VPN加入者Aの加入者交換機1
のサップ部6はVPN加入者Aのオフフックを検出し、
交換機内の一般加入者ID/VPN利用契約者対照テー
ブル7を検索・参照してVPN加入者Aが仮想専用網β
の利用契約者か否かを識別する。
N加入者IDが契約加入者である旨を確認すると、識別
用ダイヤルトーン(第2ダイヤルトーン)をVPN加入
者Aの端末に送出する。続いて、VPN加入者Aが端末
にてVPN加入者CのVPN加入者ID(VPN内線番
号UN)「233」をダイヤルすると、これをVPN加
入者Aの加入者交換機1のサップ部6が受信する。
3」のダイヤル信号を受信すると、桁数の識別等により
VPN加入者ID(内線番号)と判別し、VPN加入者
Aの一般加入者ID(全国番号)「03−3×××−○
○○○」とVPN加入者ID(内線番号)「233」と
を共通線信号網4を介して問合せ用制御信号S1により
網サービス制御局(SCP)5の制御部10に送信する
(問合せ)。
ず、加入者交換機1のサップ部6より共通線信号網4を
介してVPN加入者Aの一般加入者ID「03−3××
×−○○○○」とVPN加入者ID「233」とを受信
すると、一般加入者ID「03−3×××−○○○○」
により、図4の一般加入者ID/グループ番号対照テー
ブル8を検索して、加入者Aが仮想専用網βのどのグル
ープに属するかを確認する。本例では、図4のテーブル
にて加入者Aはグループ2のメンバであることがわか
る。
に、グループ2のVPN加入者ID/パスワード設定有
無/パスワード番号/一般加入者ID対照テーブル9を
検索して、VPN加入者ID(内線番号)「233」に
はパスワードの設定が有るか無いかを確認する。本例で
は、VPN加入者ID(内線番号)「233」のパスワ
ード設定の有無データが「1」であるので、パスワード
設定有りと判別する。
ワード設定有りと判別すると、問合せ応答用制御信号S
2としてのパスワード要求信号を、VPN加入者Aの加
入者交換機1に共通線信号網4を介して送出する(問合
せ応答)。このとき、加入者交換機1との対話接続が保
持された状態になる。
線信号網4を介して網サービス制御局5の制御部10よ
り、パスワード要求信号を受信すると、VPN加入者A
に音声又は文字ガイダンスによりVPN加入者Cのパス
ワードの入力を要求する。
(本例では「8239」)を端末にてダイヤル入力する
と、VPN加入者Aの加入者交換機1は、VPN加入者
Aの入力したパスワードを受信する。なお、本例のよう
にダイヤル入力方式を採用せずに、加入者交換機1に音
声認識装置を設け、発信加入者の音声にてパスワードの
入力を可能にさせても良い。
のパスワード「8239」を共通線信号網4を介して問
合せ用制御信号S1により網サービス制御局5の制御部
10に送信する。
ず、グループ2のVPN加入者ID/パスワード設定有
無/パスワード番号/一般加入者ID対照テーブル9を
参照して、入力されたパスワード「8239」とVPN
加入者ID(内線番号)「233」に対応して記憶され
たパスワード番号とを照合する。
によってパスワードの一致を確認すると、VPN加入者
ID(内線番号)「233」に対応する発信先(着信V
PN加入者C)の一般加入者ID「06△−○×□−○
□○×」を読み出し、VPN加入者ID(内線番号)を
接続(ルーティング)のための一般加入者ID(所謂物
理的番号)に変換する。そして、網サービス制御局5の
制御部10は、ルーティング番号である一般加入者ID
をVPN加入者Aの加入者交換機1のサップ部6に共通
線信号網4を介して送出する。
は、共通線信号網4を介して網サービス制御局5の制御
部10より接続先のVPN加入者Cの一般加入者ID
「06△−○×□−○□○×」を示す制御信号S2を受
信すると、中継交換機3を経由し、一般加入者ID「0
6△−○×□−○□○×」のアドレス信号(IAM)を
送出してVPN加入者Cの加入者交換機2と接続する。
2は、VPN加入者Cを呼び出すための呼出音信号を送
出し、VPN加入者Cの端末がオフフックして応答する
と、加入者交換機1に応答信号(ANM)を送出する。
これにより、VPN加入者Aの端末とVPN加入者C3
の端末とが接続され、通話可能状態となる。
(全国番号接続)例図7はVPN加入者Cが一般加入者
Dより公衆電気通信網αを介して着信を受けて通話(通
信)する場合のシーケンスを示している。
オフフックすると、一般加入者Dの加入者交換機1のサ
ップ部6は加入者Dのオフフックを検出し、交換機1内
の一般加入者ID/VPN利用契約者対照テーブル7を
検索・参照して一般加入者Dが仮想専用網βの利用契約
者か否かを識別する。
が契約加入者でない旨(一般加入者である旨)を確認す
ると、通常のダイヤルトーンを一般加入者Dの端末に送
出する。
入者Cの一般加入者ID(一般の電話番号、全国番号)
「06△−○×□−○□○×」をダイヤルすると、VP
N加入者Dの加入者交換機1のサップ部6が受信する。
PN加入者Cの一般加入者ID「06△−○×□−○□
○×」がルーティング番号と判断すると、中継交換機3
を介して加入者Cの加入者交換機2にアドレス信号(I
AM)を送出して接続する。
部6は、一般加入者ID「06△−○×□−○□○×」
への接続を要求するアドレス信号(IAM)を受信する
と、一般加入者ID/VPN利用契約者対照テーブル7
を検索参照して、一般加入者ID「06△−○×□−○
□○×」であるVPN加入者Cが仮想専用網の利用契約
者か否かを識別する。
VPN加入者Cの一般加入者IDが契約加入者である旨
を確認すると、VPN加入者Cの一般加入者ID(全国
番号)「06△−○×□−○□○×」を共通線信号網4
を介して問合せ用制御信号S1により網サービス制御局
(SCP)5の制御部10に送信する。
ず、加入者交換機2のサップ部6より共通線信号網4を
介してVPN加入者Cの一般加入者ID「06△−○×
□−○□○×」を受信すると、ID「06△−○×□−
○□○×」をその桁数の識別等により一般加入者ID
(全国番号)と判別し、一般加入者ID「06△−○×
□−○□○×」により、図4の一般加入者ID/グルー
プ番号対照テーブル8を検索して、VPN加入者Cが仮
想専用網のどのグループに属するかを確認する。本例で
は、図4のテーブル8にてVPN加入者Cはグループ2
のメンバであることがわかる。
に、グループ2のVPN加入者ID/パスワード設定有
無/パスワード番号/一般加入者ID対照テーブル9を
検索して、加入者ID「06△−○×□−○□○×」に
はパスワードの設定が有るか無いかを確認する。本例で
は、加入者ID「06△−○×□−○□○×」のパスワ
ード設定有無データが「1」であるので、パスワード設
定有りと判別する。
ワード設定有りと判別すると、パスワード要求信号とし
ての問合せ応答用制御信号S2をVPN加入者Cの加入
者交換機2に共通線信号網4を介して送出する。このと
き、加入者交換機2との対話接続が保持された状態にな
る。
線信号網4を介して網サービス制御局5の制御部10よ
り、パスワード要求信号を受信すると、公衆電気通信網
αを介して(中継交換機3及び一般加入者Dの加入者交
換機1を通して)一般加入者Dに音声又は文字ガイダン
スにより加入者Cのパスワードの入力を要求する。
例では「8239」)を端末にてダイヤル入力すると、
VPN加入者Cの加入者交換機2は、一般加入者Dの入
力したパスワードを受信する。なお、本例のようにダイ
ヤル入力方式を採用せずに、加入者交換機2に音声認識
装置を設け、発信加入者の音声にてパスワードの入力を
可能にさせても良い。
のパスワード「8239」を示す制御信号S1を共通線
信号網4を介して網サービス制御局5の制御部10に送
信する。
ず、グループ2のVPN加入者ID/パスワード設定有
無/パスワード番号/一般加入者ID対照テーブル9を
参照して、入力されたパスワード「8239」と一般加
入者ID「06△−○×□−○□○×」に対応して記憶
されたパスワード番号とを照合する。
によってパスワードの一致を確認すると、着信接続許可
信号(制御信号S2)をVPN加入者Cの加入者交換機
2に共通線信号網4を介して送出する。
着信接続許可信号を受信すると、VPN加入者Cを呼び
出すための呼出音信号を送出する。そして、VPN加入
者Cの端末がオフフックして応答すると、加入者交換機
2から一般加入者Dの加入者交換機1に応答信号(AN
M)が送出され、一般加入者Dの端末とVPN加入者C
の端末とが接続されて通話可能状態となる。
める付加的機能の例について説明する。加入者交換機
1、2に付加する機能としては、さらに発信加入者が入
力したパスワードが一致しない場合に、発信加入者側の
端末に対して、接続できない旨の音声又は文字ガイダン
ス信号及び切断信号を送出する機能が考えられる。
としては、暗証番号を入力すると特定の加入者IDのパ
スワードをディスプレイに表示する機能が考えられる。
としては、予めダイヤル番号に対応させてパスワードを
設定したメモリテーブルを設けて置き、ダイヤル番号を
入力して加入者交換機1、2のパスワード要求信号を受
けると、メモリテーブルより当該ダイヤル番号に対応し
たパスワードの信号を自動的に送信する機能が考えられ
る。
としては、自己の加入者IDに対するパスワードを、V
PN加入者の端末から共通線信号網4を通じて変更でき
る機能が考えられる。
ついて説明したが、本発明は必ずしもこれらの装置例の
手段及び方法例の手法だけに限定されるものではなく、
本発明にいう目的を達成し、後述する効果を有する範囲
内において適宜変更して実施することができるものであ
る。
想専用網(VPN)内外の着信要求に対して、パスワー
ドにて着信スクリーニングを行うので、特定の加入者又
は特定の加入者端末からの着信要求のみ接続を許容する
ことができるという効果を奏する。特に、仮想専用網
(VPN)内外から不必要な電話及び悪戯電話を遮断す
ることができ、仮想専用網の通信サービスの向上を図る
ことができる。
示した概略図である。
示した説明図である。
ーニング装置の構成を示した詳細説明図である。
ループ番号対照テーブルの一例である。
加入者ID/パスワード設定有無/パスワード番号/一
般加入者ID対照テーブルの一例である。
場合のシーケンスを示した図である。
接続する場合のシーケンスを示した図である。
無/パスワード番号/一般加入者ID対照テーブル 10…制御部 S1,S2…制御信号 α…公衆電気通信網 β…仮想専用網(VPN)
Claims (17)
- 【請求項1】共通線信号網を通じて、加入者交換機を含
む公衆通信網における仮想専用網の接続を制御する網サ
ービス制御局に、一般加入者ID、同一の加入者集団内
で通用するVPN加入者ID、及びパスワード情報を対
応させたデータベースを予め用意して置き、 発信加入者の入力するダイヤル番号に基づく制御信号を
共通線信号網を通じ送信し、 当該発信加入者が同一の加入者集団に属し、かつ当該制
御信号が前記VPN加入者IDを示す場合には、発信側
の加入者交換機が、前記データベースに当該VPN加入
者IDに対してパスワードの設定が有るか否かを問合せ
るとともに、パスワードの設定が有る場合に発信加入者
にパスワードの入力を要求するパスワード要求信号を送
信し、発信加入者がパスワードを入力すると前記データ
ベースにより発信加入者が送出したパスワードと着信加
入者のパスワードとを照合し、パスワードが一致したと
きのみ前記一般加入者IDに係る着信加入者に当該通信
網を接続処理するように制御すると共に、 当該発信加入者が何れの加入者集団にも属さず、かつ前
記制御信号が前記通信網の一般加入者IDを示す場合に
は、着信側の加入者交換機が、前記データベースに着信
加入者IDに対してパスワードの設定が有るか否かを問
合せるとともに、パスワードの設定が有る場合に発信加
入者にパスワードの入力を要求するパスワード要求信号
を送信し、発信加入者がパスワードを入力すると前記デ
ータベースにより発信加入者が送出したパスワードと着
信加入者のパスワードとを照合し、パスワードが一致し
たときのみ前記一般加入者IDの着信加入者に当該通信
網を接続処理するように制御する、 ことを特徴とする仮想専用網の着信スクリーニング方
法。 - 【請求項2】前記パスワード情報は、 パスワード番号、又はパスワード設定の有無及びパスワ
ード番号からなる、 ことを特徴とする、請求項1に記載の仮想専用網の着信
スクリーニング方法。 - 【請求項3】前記パスワード要求信号は、 発信加入者側の端末にて、パスワードの入力を要求する
音声又は文字ガイダンスに変換される、 ことを特徴とする請求項1又は2に記載の仮想専用網の
着信スクリーニング方法。 - 【請求項4】発信加入者が入力したパスワードが一致し
ない場合、 発信加入者側の端末に対して、接続できない旨の音声又
は文字ガイダンス信号及び切断信号を送出する、 ことを特徴とする請求項1、2又は3に記載の仮想専用
網の着信スクリーニング方法。 - 【請求項5】前記公衆通信網は、 電気、電波又は光を通信媒体とする、 ことを特徴とする請求項1、2、3又は4に記載の仮想
専用網の着信スクリーニング方法。 - 【請求項6】前記共通線信号網は、 電気、電波又は光を信号媒体とする、 ことを特徴とする請求項1、2、3、4又は5に記載の
仮想専用網のの着信スクリーニング方法。 - 【請求項7】加入者交換機を含む公衆通信網における仮
想専用網の接続を共通線信号網を通じて制御する網サー
ビス制御局を設け、 前記加入者交換機には、発信加入者又は着信加入者が加
入者集団の加入者であるかどうかをチェックする加入者
チェックテーブルと、前記網サービス制御局とパスワー
ドの問合せ及び制御信号のやり取りを行うサップ部とを
備え、 前記網サービス制御局には、発信加入者又は着信加入者
が何れの加入者集団に属するかを検索する検索テーブル
と、一般加入者ID、同一の加入者集団内で通用するV
PN加入者ID、及びパスワード情報を対応させたデー
タテーブルと、前記サップ部間と問合せ用制御信号及び
問合せ応答用制御信号のやり取りを当該検索テーブル、
データテーブルを参照して行う制御部とを備え、 前記加入者交換機が発信側加入者交換機である場合に
は、 発信加入者が入力したダイヤル番号がVPN加入者ID
であると判別すると、当該ダイヤル番号のVPN加入者
IDに対するパスワードの設定の有無の問合せとして、
発信加入者の一般加入者ID及び当該ダイヤル番号のV
PN加入者IDとを前記問合せ用制御信号により前記制
御部に送信した後に、当該制御部において前記検索テー
ブル及び前記データテーブルの検索によりパスワードの
設定ありと判断された場合に前記問合せ応答用制御信号
として、パスワードの要求信号を受信すると、当該発信
加入者に、当該VPN加入者IDのパスワードの入力を
要請するパスワード要求信号を当該発信加入者端末に送
信する一方で、 発信加入者の入力したダイヤル番号である一般加入者I
Dがルーティング番号である旨判断すると着信側加入者
交換機に接続すると共に、当該着信側加入者交換機から
パスワードの要求信号を受信すると、当該一般加入者I
Dのパスワードの入力を要請するパスワード要求信号を
当該発信加入者端末に送信し、 前記加入者交換機が着信側加入者交換機である場合に
は、 前記発信側加入者交換機から、発信加入者の入力したダ
イヤル番号である一般加入者IDへの接続の要求を受信
すると、自己の加入者チェックテーブルを検索参照し
て、当該ダイヤル番号である一般加入者IDが何れかの
加入者集団に属することを確認すると、当該ダイヤル番
号の一般加入者IDに対するパスワードの設定の有無の
問合せとして、当該一般加入者IDを前記問合せ用制御
信号により前記制御部に送信した後に、当該制御部にて
前記データテーブルを参照して当該一般加入者IDに対
してパスワード設定が有る場合に前記問合せ応答用制御
信号として、パスワードの要求信号を受信すると、当該
発信側加入者交換機に、当該一般加入者IDのパスワー
ドの入力を要請するパスワード要求信号を当該発信側加
入者交換機に送信する、 ことを特徴とする仮想専用網の着信スクリーニング装
置。 - 【請求項8】前記加入者交換機は、 発信加入者の端末から送出される音声信号にてパスワー
ドを認識する音声認識装置を備えた、 ことを特徴とする請求項7に記載の仮想専用網の着信ス
クリーニング装置。 - 【請求項9】前記パスワード情報は、 パスワード番号、又はパスワード設定の有無及びパスワ
ード番号からなる、 ことを特徴とする請求項7又は8に記載の仮想専用網の
着信スクリーニング装置。 - 【請求項10】前記加入者端末は、 パスワード要求信号を受信すると、パスワードの入力を
要求する音声又は文字ガイダンスに変換自在に構成す
る、 ことを特徴とする請求項7、8又は9に記載の仮想専用
網の着信スクリーニング装置。 - 【請求項11】網サービス制御局は、 端末にて発信加入者が入力したパスワードが一致しない
場合、発信加入者側の端末に対して、接続できない旨の
音声又は文字ガイダンス信号及び切断信号を送出自在に
構成する、 ことを特徴とする請求項7、8、9又は10に記載の仮
想専用網の着信スクリーニング装置。 - 【請求項12】前記公衆通信網は、 電気、電波又は光を通信媒体とする、 ことを特徴とする請求項7、8、9、10又は11に記
載の仮想専用網の着信スクリーニング装置。 - 【請求項13】前記共通線信号網は、 電気、電波又は光を信号媒体とする、 ことを特徴とする請求項7、8、9、10、11又は1
2に記載の仮想専用網の着信スクリーニング装置。 - 【請求項14】前記加入者の端末は、 有線電話機、無線電話機、ファクシミリ装置又はパーソ
ナルコンピュータのうち1種又は2種以上の機器からな
る一般端末、或いは構内交換機PBX内線端末である、 ことを特徴とする請求項7、8、9、10、11、12
又は13に記載の仮想専用網の着信スクリーニング装
置。 - 【請求項15】前記加入者の端末は、 暗証番号を入力すると、特定の加入者IDのパスワード
をディスプレイに表示する表示手段を有する、 ことを特徴とする請求項7、8、9、10、11、1
2、13又は14に記載の仮想専用網の着信スクリーニ
ング装置。 - 【請求項16】前記加入者の端末は、 予めダイヤル番号に対応させてパスワードを設定したメ
モリテーブルと、 ダイヤル番号を入力して加入者交換機のパスワード要求
信号を受けると、前記メモリテーブルより当該ダイヤル
番号に対応したパスワードの信号を自動的に送信する送
信装置と、を有する、 ことを特徴とする請求項7、8、9、10、11、1
2、13、14又は15に記載の仮想専用網の着信スク
リーニング装置。 - 【請求項17】前記自己の加入者IDに対するパスワー
ドは、 前記加入者の端末から前記共通線信号網を通じ前記網サ
ービス制御局に接続して、変更できる、 ことを特徴とする請求項7、8、9、10、11、1
2、13、14、15又は16に記載の仮想専用網の着
信スクリーニング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00903595A JP3317318B2 (ja) | 1995-01-24 | 1995-01-24 | 仮想専用網の着信スクリーニング方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00903595A JP3317318B2 (ja) | 1995-01-24 | 1995-01-24 | 仮想専用網の着信スクリーニング方法及び装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08204831A JPH08204831A (ja) | 1996-08-09 |
JP3317318B2 true JP3317318B2 (ja) | 2002-08-26 |
Family
ID=11709405
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP00903595A Expired - Lifetime JP3317318B2 (ja) | 1995-01-24 | 1995-01-24 | 仮想専用網の着信スクリーニング方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3317318B2 (ja) |
-
1995
- 1995-01-24 JP JP00903595A patent/JP3317318B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08204831A (ja) | 1996-08-09 |
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