JP3316020B2 - インレットパイプ付マフラ - Google Patents

インレットパイプ付マフラ

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JP3316020B2 JP04211193A JP4211193A JP3316020B2 JP 3316020 B2 JP3316020 B2 JP 3316020B2 JP 04211193 A JP04211193 A JP 04211193A JP 4211193 A JP4211193 A JP 4211193A JP 3316020 B2 JP3316020 B2 JP 3316020B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジン排気系に装備
される排気消音装置としてのマフラに関し、詳しくは、
排気ガスを導入するインレットパイプを備えたインレッ
トパイプ付マフラに関する。
【0002】
【従来の技術】このようなインレットパイプ付マフラと
して、図8(a),(b)に記載のように、両端閉塞の
筒状に形成されたマフラボディaと、このマフラボディ
aの周壁部bを貫通してマフラボディa内に挿入固定さ
れる鋼管製のインレットパイプcとを備えたものが、従
来一般に知られている(実開平2−139317号公報
参照)。ここで、インレットパイプcの外端に開口する
排気流入孔dの周囲には、エンジン排気系の排気管後端
部(図示省略)に接続するためのフランジeが溶接固定
されると共に、マフラボディa内に臨むインレットパイ
プcの内端部周面には排気流出孔fが穿設され、また内
端の開口にはこれを閉塞するめくら栓gが嵌合固定され
ている。そしてこのようなインレットパイプcは、これ
が貫通する周壁部bとの間が全周にわたって気密に溶接
固定され、かつ上記めくら栓gがマフラボディaの周壁
部b内面に突当ててプラグ溶接されることにより、マフ
ラボディaと一体結合されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述の従来
例においては、以下のような種々の問題点があった。 インレットパイプcが単なる鋼管製であって両端が解
放されているため、マフラボディa内に臨むインレット
パイプcの内端開口はめくら栓gで閉塞しなければなら
ず、部品点数および作業工数の増加を伴ってコスト高と
なる。 インレットパイプcが鋼管製であるため、排気流出孔
fは曲面をなすインレットパイプcの外周面からドリル
加工などにより穿設しなければならず、その作業性が悪
い。 インレットパイプcが直線状であるとマフラボディa
が図示省略したエンジン排気系の排気管端部より後方に
大きく張り出すので、インレットパイプcはマフラボデ
ィaが上記排気管後端部の側方に位置するように曲げ加
工しなければならないが、インレットパイプcの曲げ加
工には曲率上の制限があって一箇所で小さな曲率半径に
より急激に曲げることができないので、複数箇所で曲げ
加工することになり、それだけ曲げ加工の工数が増大す
る。しかも、インレットパイプcの曲げ加工には有る程
度の曲率半径が必要であることから、それに応じた量L
1だけインレットパイプcが排気管端部からその後方に
張り出すこととなる。 インレットパイプcの内端開口はめくら栓gで閉塞さ
れていて、排気流出孔fとの間に熱のこもり易い袋状部
分が形成されるので、エンジン運転中には排気ガスの熱
によりめくら栓gが異常に高温化し易く、これにプラグ
溶接されるマフラボディaが高温化して赤熱化し易い。
【0004】そこで本発明は、製造面ではめくら栓が不
要で排気流出孔の穿孔作業も容易であり、マフラボディ
をインレットパイプの管長方向へ容易に位置調整できる
と共に、エンジン排気系への組付け状態ではマフラボデ
ィやインレットパイプが排気管端部から大きく張り出す
ことがなく、また、エンジン運転中におけるマフラボデ
ィの赤熱化傾向を緩和することがきるインレットパイプ
付マフラを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的のため本発明
は、筒状をなすマフラボディの周壁部を気密状態で貫通
し、内端部が上記マフラボディの内周に固定され、外端
部がエンジン排気系の排気口端部にフランジを介して接
続されるインレットパイプを備えたインレットパイプ付
マフラにおいて、上記インレットパイプは、外端部に排
気流入孔が穿孔され、内端部に排気流出孔が穿孔された
フランジ兼用平板部材と、このフランジ兼用平板部材に
周縁部が気密に溶接接合されて上記フランジ兼用平板部
材との間に上記排気流入孔から排気流出孔に至る排気通
路を形成する樋状プレス成形部材とで構成し、上記フラ
ンジ兼用平板部材の内端部の上記排気通路とは異なる位
置には、上記マフラボディの周壁部に溶接固定するブラ
ケット部を屈曲形成したことを基本的な手段としてい
る。
【0006】ここで、上記フランジ兼用平板部材には、
樋状プレス成形部材との間の排気通路の通路断面積を拡
張する湾曲断面部をプレス成形してもよい。
【0007】また、上記ブラケット部は、先端を屈曲し
てマフラボディの周壁部内面に溶接固定し、あるいはマ
フラボディの周壁部を貫通してこれに気密に溶接固定
し、さらにはマフラボディの周壁部のカシメ接合部に共
締め固定してもよい。
【0008】
【作用】前述の基本的手段を採用した本発明のインレッ
トパイプ付マフラは、排気流入孔と排気流出孔とを有す
るフランジ兼用平板部材と、これに周縁部が気密に溶接
接合されてフランジ兼用平板部材との間に排気通路を形
成する樋状プレス成形部材とでインレットパイプが構成
されており、従来の鋼管製インレットパイプの場合に必
要であっためくら栓が製造上不要である。
【0009】また、インレットパイプの排気流入孔およ
び排気流出孔は、平板状のフランジ兼用平板部材にドリ
ル加工やパンチング加工などの適宜の手段で穿設すれば
よいから、従来のように曲面をなす鋼管の外周面からド
リル加工するのに比べて穿孔作業がはるかに容易であ
る。
【0010】さらに、インレットパイプはマフラボディ
の内部に臨む内端部がフランジ兼用平板部材の内端部に
屈曲形成したブラケット部を介してマフラボディの周壁
部に溶接固定される構造であるから、ブラケット部の
曲形状を適宜設定することでマフラボディはインレット
パイプの管長方向へ容易に位置調整される。
【0011】ここで、本発明のインレットパイプ付マフ
ラは、インレットパイプを構成するフランジ兼用平板部
材を排気管の端部にフランジ接続することでエンジン排
気系に組付けられるのであり、この組付け状態では、フ
ランジ兼用平板部材とこれに溶接接合される樋状プレス
成形部材とからなるインレットパイプは、排気管端部か
ら大きく張出すことなくその側方に略直角に折曲がって
延びる。
【0012】また、本発明のインレットパイプ付マフラ
は、フランジ兼用平板部材と樋状プレス成形部材との間
に形成されるインレットパイプの排気通路が、排気流入
孔から排気流出孔に至るものであって排気流出孔側に熱
のこもり易い袋状部分が形成されていないから、エンジ
ン運転中にインレットパイプやブラケット部が排気ガス
の熱によって異常に高温化することがなく、従ってブラ
ケット部に溶接固定されるマフラボディの赤熱化傾向が
緩和される。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付の図面を参照し
て具体的に説明する。図1(a),(b)は本発明によ
るインレットパイプ付マフラ1の第1実施例を示すもの
で、両端閉塞の筒状をなすマフラボディ2と、このマフ
ラボディ2の周壁部2aを貫通するインレットパイプ3
とを備え、このインレットパイプ3は、周壁部2aを貫
通する部分が全周にわたり周壁部2aに気密に溶接固定
されている。
【0014】ここで前記インレットパイプ3は、細長い
フランジ兼用平板部材4と、このフランジ兼用平板部材
4の一側面に接合されて周縁部が気密に溶接接合される
細長い樋状プレス成形部材5とで構成されるもので、フ
ランジ兼用平板部材4および樋状プレス成形部材5の外
端部には、エンジン排気系における排気管6端部のフラ
ンジ6aに接続するフランジ部4a,5aがそれぞれ一
体に形成されている。なお、上記フランジ部4a,5a
は、汎用エンジンなど小型エンジンの排気系に対して
は、シリンダの排気ポート出口部に装着してもよい。ま
たこのフランジ兼用平板部材4には、上記排気管6に連
通する排気流入孔4bが外端部に位置して穿設され、内
端部に位置して上記マフラボディ2内に連通する排気流
出孔4c,4dが穿設されている。なお、これらの排気
流出孔4c,4dは、マフラボディ2の周壁部2a内面
に向かって開口している。
【0015】前記排気流入孔4bおよび排気流出孔4
c,4dは、ドリル加工やパンチング加工などの適宜の
加工手段により予めフランジ兼用平板部材4に穿孔され
たもので、これらを前記樋状プレス成形部材5が覆うこ
とで、フランジ兼用平板部材4と樋状プレス成形部材5
との間には排気流入孔4bから排気流出孔4dに至る排
気通路7が形成されている。
【0016】また、前記フランジ兼用平板部材4の内端
部には、先端部がL形に折り曲げられて屈曲したブラケ
ット部4eが一体に突設されている。そしてこのブラケ
ット部4eの先端部に面接合するように、マフラボディ
2の周壁部2aには平坦部2bが形成され、この平坦部
2bとブラケット部4eの屈曲した先端部とがプラグ溶
接により相互に溶接固定されている。
【0017】このように構成された第1実施例のインレ
ットパイプ付マフラ1は、インレットパイプ3を構成す
るフランジ兼用平板部材4のフランジ部4aが排気管6
端部のフランジ6aに接続されることで、インレットパ
イプ3が排気管6の端部から略直角に折れ曲がって延
び、マフラボディ2が排気管6端部の側方に配置され
る。そしてこのような排気系への組付け状態では、イン
レットパイプ3はその厚み相当量L2だけ排気管6の端
部から張り出すのみであり、図8に示した従来例のよう
に排気管の端部から大きく張り出すことがない。従っ
て、インレットパイプ付マフラ1は限られた設置スペー
ス内に無理なく配置される。
【0018】ここでエンジン運転中には、排気管6から
排出された排気ガスは、排気流入孔4bからインレット
パイプ3内の排気通路7に流入し、この排気通路7を通
って排気流出孔4c,4dからマフラボディ2内に流入
する。その際、排気通路7の排気流出孔4d側には熱の
こもり易い袋状部分が形成されていないから、インレッ
トパイプ3やブラケット部4eが排気ガスの熱によって
異常に高温化することがなく、従ってブラケット部4e
に溶接固定されるマフラボディ2が不用意に赤熱化する
のが緩和される。
【0019】一方、製造面からみると、第1実施例のイ
ンレットパイプ付マフラ1は、排気流入孔4bおよび排
気流出孔4c,4dを有するフランジ兼用平板部材4
と、これらを覆って周縁部がフランジ兼用平板部材4に
溶接接合されることで排気通路7を形成する樋状プレス
成形部材5とでインレットパイプ3が構成されるので、
図8に示した従来の鋼管製インレットパイプcの場合に
必要であっためくら栓gが不要となり、部品点数および
作業工数の低減によりコストダウンが可能となる。
【0020】また、インレットパイプ3の排気流入孔4
bおよび排気流出孔4c,4dは、平板状のフランジ兼
用平板部材4にドリル加工やパンチング加工などの適宜
の手段で穿設すればよいから、従来のように曲面をなす
鋼管の外周面からドリル加工するのに比べて穿孔作業が
はるかに容易となる。
【0021】さらに、第1実施例のインレットパイプ付
マフラ1は、インレットパイプ3を構成するフランジ兼
用平板部材4の内端部に突設したブラケット部4eの折
曲げ箇所を変更することで、マフラボディ2の位置がイ
ンレットパイプ3の軸方向に沿って若干調整される。例
えば図2(a)に示すようにブラケット部4eの折曲げ
箇所をその先端側に設定して先端部の折曲げ量をL3と
小さくすれば、マフラボディ2はインレットパイプ3に
沿ってその内端側に若干位置調整され、反対に図2
(b)に示すようにブラケット部4eの折曲げ箇所をそ
の基端側に設定して先端部の折曲げ量をL4と大きくす
れば、マフラボディ2はインレットパイプ3に沿ってそ
の外端側に若干位置調整される。従って、マフラボディ
2の設置スペースに多少の誤差があってもこれに対処で
きる。
【0022】なお、前記第1実施例のインレットパイプ
付マフラ1におけるブラケット部4eの先端部は、図3
に示すように、マフラボディ2の周壁部2aの内面に沿
う円弧状に屈曲させてもよく、そうすることで上記周壁
部2aには平坦部2bを形成する必要がなくなる。
【0023】また、前記インレットパイプ付マフラ1に
おける排気流出孔4c,4dは、これらに変えて適宜の
形状、個数のものとすることができる。例えば図4
(a)に示すような台形状の排気流出孔4fや、図4
(b)に示すような長円形状の排気流出孔4gとしても
よく、また図4(c)に示すような円形の3個の排気流
出孔4hや図4(d)に示すような円形の1個の排気流
出孔4iとしてもよい。
【0024】図5(a),(b)は、前記第1実施例の
インレットパイプ付マフラ1におけるフランジ兼用平板
部材4に突設したブラケット部4eと、マフラボディ2
の周壁部2aとの溶接固定構造を変更した本発明の第2
実施例を示している。この第2実施例において前記ブラ
ケット部4eはストレートな舌片状のブラケット部4j
に変更され、これに対応して周壁部2aにはブラケット
部4jの先端部を挿通するスリット2cが形成されてい
る。そして上記ブラケット部4jはスリット2cに挿通
された状態でその挿通部が全周にわたって気密に溶接固
定され、周壁部2aから外方に突出したブラケット部4
jの先端部は切断されるか、あるいは周壁部2aの外面
に沿って折曲げられる。
【0025】この第2実施例においては、周壁部2aの
スリット2cに対するブラケット部4jの挿通量、すな
わち周壁部2aから外方に突出するブラケット部4jの
先端の突出量を適宜増減調整してブラケット部4jを周
壁部2aに溶接固定することで、マフラボディ2の位置
がインレットパイプ3の軸方向に沿って若干調整され
る。
【0026】図6は前記第1実施例のインレットパイプ
付マフラ1における排気通路7を拡張するように変更し
た本発明の第3実施例を示している。この第3実施例に
おいて、前記フランジ兼用平板部材4は例えば図4
(d)に示すような排気流出孔4iを有し、このフラン
ジ兼用平板部材4には、フランジ部4aおよびブラケッ
ト部4eを除く部分に湾曲断面部4kがプレス成形され
ている。そしてこの湾曲断面部4kにより、樋状プレス
成形部材5との間に形成される排気通路7の通路断面積
が拡張されている。なお、この第3実施例においては、
排気通路7の通路断面積が拡張されたことに伴い、フラ
ンジ兼用平板部材4の排気流出孔4iの他に樋状プレス
成形部材5にも排気流出孔5bが設けてられているが、
この排気流出孔5bは必須のものではない。
【0027】図7(a),(b)は、エレメント8を挟
んで上下にカシメ接合されるボディ半体9a,9bによ
り両端閉塞の角筒状に形成されるマフラボディ9を備え
た本発明の第4実施例を示している。ここで、インレッ
トパイプ3は、図5(a),(b)に示した前記第2実
施例におけるインレットパイプ3と同様に構成され、そ
の構成部材であるフランジ兼用平板部材4の内端部には
ストレートな舌片状のブラケット部4jが突設されてい
る。そしてこのようなフランジ兼用平板部材4を有する
インレットパイプ3は、排気流出孔4c,4dがエレメ
ント8に面して開口する向きでボディ半体9aの周壁部
9cを貫通し、その内端部に突設されたブラケット部4
jの先端がボディ半体9a,9bのカシメ接合部9dに
挟み込まれて共締め固定されている。なお、インレット
パイプ3は、ボディ半体9aの周壁部9cを貫通する部
分が全周にわたり周壁部9cに対して気密に溶接固定さ
れている。
【0028】この第4実施例では、ブラケット部4jが
ボディ半体9a,9bのカシメ接合部9dに共締め固定
されるので、第1実施例ないし第3実施例の場合に必要
とされるプラグ溶接の作業が不要となる。また、インレ
ットパイプ3の排気流出孔4c,4dはエレメント8に
面して開口しているので、エンジン運転中の排気ガスが
マフラボディ9の周壁部9cに直接当たることがなく、
マフラボディ9の赤熱傾向がより緩和される。
【0029】
【発明の効果】以上説明したとおり本発明によれば、イ
ンレットパイプが排気流入孔と排気流出孔とを有するフ
ランジ兼用平板部材と、これに周縁部が気密に溶接接合
されてフランジ兼用平板部材との間に排気通路を形成す
る樋状プレス成形部材とで構成される関係から、従来の
鋼管製インレットパイプの場合に必要であっためくら栓
を製造上不要とすることができる。
【0030】また、インレットパイプの排気流入孔およ
び排気流出孔は、平板状のフランジ兼用平板部材にドリ
ル加工やパンチング加工などの適宜の手段で穿設すれば
よいから、従来のように曲面をなす鋼管の外周面からド
リル加工するのに比べて穿孔作業がはるかに容易とな
る。
【0031】さらに、マフラボディの周壁部を貫通して
その内部に臨むインレットパイプの内端部は、フランジ
兼用平板部材の内端部に屈曲形成したブラケット部を介
してマフラボディの周壁部に溶接固定する構造であるか
ら、ブラケット部の屈曲形状を適宜設定することでマフ
ラボディをインレットパイプの管長方向へ容易に位置調
整することができる。
【0032】ここで、エンジン排気系への組付け状態で
は、排気管端部にフランジ接続されるフランジ兼用平板
部材とこれに溶接接合される樋状プレス成形部材とから
なるインレットパイプは排気管端部からその側方に略直
角に折曲がって延びるから、インレットパイプやマフラ
ボディが排気管端部から大きく張出す事態を未然に回避
することができる。
【0033】また、フランジ兼用平板部材と樋状プレス
成形部材との間に形成されるインレットパイプの排気通
路は、排気流入孔から排気流出孔に至るものであって排
気流出孔側に熱のこもり易い袋状部分を形成するもので
はないから、エンジン運転中にもインレットパイプやブ
ラケット部が排気ガスの熱によって異常に高温化するこ
とがなく、従ってブラケット部に溶接固定されるマフラ
ボディがエンジン運転中に赤熱化するのを緩和すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示し、(a)は横断面
図、(b)は一部縦断面とした側面図である。
【図2】(a),(b)はそれぞれ第1実施例の作用を
示す横断面図である。
【図3】第1実施例の変形例を示す横断面図である。
【図4】(a),(b),(c),(d)はそれぞれ第
1実施例の変形例を示す排気管末端部の断面図である。
【図5】本発明の第2実施例を示し、(a)は横断面
図、(b)は一部縦断面とした側面図である。
【図6】本発明の第3実施例を示す横断面図である。
【図7】本発明の第4実施例を示し、(a)は側面図、
(b)は横断面図である。
【図8】従来例を示し、(a)は一部横断面とした平面
図、(b)は一部縦断面とした側面図である。
【符号の説明】 1 インレットパイプ付マフラ 2 マフラボディ 2a 周壁部 2b 平坦部 3 インレットパイプ 4 フランジ兼用平板部材 4a フランジ部 4b 排気流入孔 4c,4d,4f,4g,4h,4i 排気流出孔 4e,4j ブラケット部 4k 湾曲断面部 5 樋状プレス成形部材 5a フランジ部 5b 排気流出孔 6 排気管 6a フランジ 7 排気通路 8 エレメント 9 マフラボディ 9a,9b ボディ半体 9c 周壁部 9d カシメ接合部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F01N 1/08 ZAB

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状をなすマフラボディの周壁部を気密
    状態で貫通し、内端部が上記マフラボディの内周に固定
    され、外端部がエンジン排気系の排気口端部にフランジ
    を介して接続されるインレットパイプを備えたインレッ
    トパイプ付マフラにおいて、 上記インレットパイプは、外端部に排気流入孔が穿孔さ
    れ、内端部に排気流出孔が穿孔されたフランジ兼用平板
    部材と、このフランジ兼用平板部材に周縁部が気密に溶
    接接合されて上記フランジ兼用平板部材との間に上記排
    気流入孔から排気流出孔に至る排気通路を形成する樋状
    プレス成形部材とで構成し、上記フランジ兼用平板部材
    の内端部の上記排気通路とは異なる位置には、上記マフ
    ラボディの周壁部に溶接固定するブラケット部を屈曲形
    成したことを特徴とするインレットパイプ付マフラ。
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