JP3315400B2 - 放電ランプ点灯装置、電球形放電ランプ、調光器および調光用照明キット - Google Patents

放電ランプ点灯装置、電球形放電ランプ、調光器および調光用照明キット

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JP3315400B2
JP3315400B2 JP2001293699A JP2001293699A JP3315400B2 JP 3315400 B2 JP3315400 B2 JP 3315400B2 JP 2001293699 A JP2001293699 A JP 2001293699A JP 2001293699 A JP2001293699 A JP 2001293699A JP 3315400 B2 JP3315400 B2 JP 3315400B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放電ランプ点灯装
置、電球形放電ランプ、調光器および調光用照明キット
に関する。特に、例えば白熱電球用調光器で蛍光ランプ
を調光する点灯装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】蛍光ランプは、白熱電球に比べ高効率か
つ長寿命の特徴を有し、広く普及している。特に蛍光ラ
ンプと点灯回路とが一体成形された電球形蛍光灯は、白
熱電球用のソケットにそのまま装着可能であるため、省
エネ・省資源の観点からニーズが拡大している。
【0003】近年、電球形蛍光灯でも白熱電球と同様に
白熱電球用調光器で調光したいという要望が増えてきて
おり、調光できる電球形蛍光灯が開発されている。白熱
電球の調光を行う場合は、調光器を用いて商用電源をO
N/OFFし、ON期間を変える位相制御された交流電
圧を入力することによる方式が一般的である。一方、電
球形蛍光灯の調光を行う場合には、位相制御された交流
電圧を入力し、調光点灯を可能とする点灯回路が必要と
なる。
【0004】位相制御された交流電圧を入力し、蛍光ラ
ンプを調光点灯する放電ランプ点灯装置の一例として
は、特開平11―111486号公報に示されたものが
挙げられる。同公報に示された放電ランプ点灯装置は、
入力される位相制御された交流電圧の導通期間(ON期
間)に応じて蛍光ランプの明るさを変化させるものであ
る。この放電ランプ点灯装置の構成を図9に示す。
【0005】図9に示した放電ランプ点灯装置は、商用
電源101に接続された位相制御装置102と、高周波
発生装置103と、蛍光ランプ108とを備えている。
さらに、位相制御装置102からの位相制御電圧の導通
角を検知する検知手段109、および、蛍光ランプ10
8の光出力を検知する光検出手段110も備えている。
高周波発生装置103は、高周波阻止フィルタ104
と、整流装置105と、平滑化直流電圧変換部106
と、インバータ部107とから構成されている。インバ
ータ部107は、スイッチング部171と、当該スイッ
チング部171の発信制御部172とを有している。検
知手段109は、検知した導通角に応じて、インバータ
部107の発信制御部172の出力周波数を変化させ
る。一方、光検出手段110は、検出出力に応じて発信
制御部172の出力周波数を変化させる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】調光可能な蛍光ランプ
を調光点灯させる場合、位相制御装置102として、市
販の白熱電球用調光器が用いられることが多い。原理的
に考えると、市販のどの調光器を用いても、安定して調
光動作を行えるはずであるが、本願発明者が動作試験を
行ったところ、動作不良を起こすケースが出てきた。例
えば、調光器を用いて、ON状態から、OFF状態に
し、次いで、ON状態にする場合に、ある調光器では、
うまく動作したが、別の調光器では、再びのON状態に
しても、OFF状態のままであるようなケースが見出さ
れた。このような不都合は、白熱電球での調光では通常
起こらないものであるため、調光可能な蛍光ランプの普
及を妨げる要因となってしまう。
【0007】本発明はかかる問題に鑑みてなされたもの
であり、その主な目的は、全光状態から消灯状態までの
安定な調光動作を実現できる放電ランプ点灯装置を提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による放電ランプ
点灯装置は、放電ランプと、入力電源に対して位相制御
をする調光器と、前記調光器によって位相制御された交
流電圧に応じて、前記放電ランプの調光点灯を行う点灯
回路とを備えた放電ランプ点灯装置であって、前記調光
器の入力端子と出力端子間のインピーダンスをZ1
(Ω)とし、前記調光器内に含まれているスイッチ素子
のゲート端子に接続され、トリガ信号を印加する双方向
トリガーダイオードのブレークオーバー電圧をVob
(V)とし、商用電源の実効値電圧をVin(V)と
し、そして、前記点灯回路の入力端子間の入力インピー
ダンスをZ2(Ω)としたとき、Z2≦(Vin/Vo
b−1)×Z1の関係を満たすことを特徴とする。
【0009】前記Z2(Ω)の上限が54KΩであるこ
とが好ましい。
【0010】前記Z2(Ω)の上限が26KΩであるこ
とがさらに好ましい。
【0011】ある実施形態において、前記点灯回路の前
記入力端子間には、第1のコンデンサが接続されてお
り、前記第1のコンデンサは、前記Z2(Ω)の値を設
定する機能を有する。
【0012】ある実施形態において、前記点灯回路の前
記入力端子間には、第2のコンデンサと抵抗とから構成
された直列回路が接続されており、前記直列回路は、前
記Z2(Ω)の値を設定する機能を有する。
【0013】前記抵抗の抵抗値の下限が1KΩであるこ
とが好ましい。
【0014】ある実施形態において、前記点灯回路は、
インダクタンス素子とコンデンサとを含む高周波阻止フ
ィルタを有しており、前記第2のコンデンサは、前記高
周波阻止フィルタ中の前記コンデンサである。
【0015】ある実施形態において、さらに口金を備
え、前記口金と前記点灯回路と前記放電ランプとが一体
に構成されている。
【0016】ある実施形態において、前記調光器は、白
熱電球用調光器である。
【0017】本発明による他の放電ランプ点灯装置は、
放電ランプと、入力電源に対して位相制御をする調光器
と、前記調光器によって位相制御された交流電圧に応じ
て、前記放電ランプの調光点灯を行う点灯回路とを備
え、前記点灯回路の入力端子間には、コンデンサと抵抗
とから構成された直列回路が接続されており、前記直列
回路は、調光時に発生し得るリンキング電流を防止する
機能を有する。
【0018】ある実施形態において、前記抵抗は、1K
Ω以上の抵抗値を有し、そして、前記調光器の入力端子
と出力端子間のインピーダンスをZ1(Ω)とし、前記
調光器内に含まれているスイッチ素子のゲート端子に接
続され、トリガ信号を印加する双方向トリガーダイオー
ドのブレークオーバー電圧をVob(V)とし、商用電
源の実効値電圧をVin(V)とし、前記点灯回路の入
力端子間の入力インピーダンスをZ2(Ω)としたと
き、Z2≦(Vin/Vob−1)×Z1の関係を満た
す。
【0019】本発明による電球形放電ランプは、放電ラ
ンプと、点灯回路と、口金とが一体となって構成された
電球形放電ランプであって、前記電球形放電ランプは、
入力電源に対して位相制御をする調光器と組み合わされ
て使用される調光用のランプであり、前記点灯回路は、
前記調光器によって位相制御された交流電圧に応じて、
調光点灯を行う構成を有しており、前記調光器の入力端
子と出力端子間のインピーダンスをZ1(Ω)とし、前
記調光器内に含まれているスイッチ素子のゲート端子に
接続され、トリガ信号を印加する双方向トリガーダイオ
ードのブレークオーバー電圧をVob(V)とし、商用
電源の実効値電圧をVin(V)とし、そして、前記点
灯回路の入力端子間の入力インピーダンスをZ2(Ω)
としたとき、Z2≦(Vin/Vob−1)×Z1の関
係を満たすことを特徴とする。
【0020】ある実施形態において、前記放電ランプ
は、その一部に蛍光体を有する蛍光ランプであり、前記
Z2(Ω)の上限が54KΩであり、前記点灯回路の前
記入力端子間には、コンデンサと抵抗とから構成された
直列回路が接続されており、且つ、前記Z2(Ω)は、
前記直列回路によって設定されており、そして、前記抵
抗の抵抗値の下限は1KΩである。
【0021】本発明による調光器は、入力電源に対して
位相制御をして、位相制御した交流電圧を、放電ランプ
に電気的に接続された点灯回路に供給する、調光器であ
って、前記調光器の入力端子と出力端子間のインピーダ
ンスをZ1(Ω)とし、前記調光器内に含まれているス
イッチ素子のゲート端子に接続され、トリガ信号を印加
する双方向トリガーダイオードのブレークオーバー電圧
をVob(V)とし、商用電源の実効値電圧をVin
(V)とし、そして、前記点灯回路の入力端子間の入力
インピーダンスをZ2(Ω)としたとき、Z2≦(Vi
n/Vob−1)×Z1の関係を満たすことを特徴とす
る。
【0022】本発明による調光用照明セットは、放電ラ
ンプと、点灯回路と、口金とが一体となって構成された
電球形放電ランプと、前記電球形放電ランプと組み合わ
される調光器とを含む、調光用照明セットであって、前
記調光器は、入力電源に対して位相制御をして、位相制
御した交流電圧を前記点灯回路に供給する外部位相制御
装置であり、前記電球形放電ランプにおける前記点灯回
路は、前記調光器によって位相制御された交流電圧に応
じて、調光点灯を行う構成を有しており、前記調光器の
入力端子と出力端子間のインピーダンスをZ1(Ω)と
し、前記調光器内に含まれているスイッチ素子のゲート
端子に接続され、トリガ信号を印加する双方向トリガー
ダイオードのブレークオーバー電圧をVob(V)と
し、商用電源の実効値電圧をVin(V)とし、そし
て、前記点灯回路の入力端子間の入力インピーダンスを
Z2(Ω)としたとき、Z2≦(Vin/Vob−1)
×Z1の関係を満たすことを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明による実施の形態を説明する。以下の図面において
は、説明の簡潔化のため、実質的に同一の機能を有する
構成要素を同一の参照符号で示す。
【0024】まず、図1を参照する。図1は、本発明に
よる実施形態にかかる放電ランプ点灯装置の構成を模式
的に示している。
【0025】本実施形態の放電ランプ点灯装置は、放電
ランプ4と、入力電源1に対して位相制御をする調光器
2と、調光器2によって位相制御された交流電圧に応じ
て、放電ランプ4の調光点灯を行う点灯回路3とを備え
ている。しかも、調光器2の入力端子15と出力端子1
7間のインピーダンスをZ1(Ω)とし、調光器2内に
含まれているスイッチ素子(トライアック)6のゲート
端子に接続され、トリガ信号を印加する双方向トリガー
ダイオード7のブレークオーバー電圧をVob(V)と
し、商用電源1の実効値電圧をVin(V)とし、そし
て、点灯回路3の入力端子間の入力インピーダンスをZ
2(Ω)としたとき、Z2≦(Vin/Vob−1)×
Z1の関係を満たすように構成されている。以下、さら
に詳述する。
【0026】商用電源1は、例えば、60Hz、100
Vの交流電源であり、調光器2に接続されている。調光
器2は、スイッチ素子であるトライアック6と、トライ
アック6のゲートにトリガ信号を印加する双方向トリガ
ダイオード7と、双方向トリガダイオード7のトリガ信
号を発生させるための位相を調整するコンデンサ8及び
可変抵抗9と、高周波ノイズフィルタを構成するコンデ
ンサ5及びインダクタンス素子10とから構成されてい
る。なお、調光器2としては、白熱電球用調光器を用い
ることが可能である。
【0027】点灯回路3は、高周波阻止フィルタ11、
整流装置19、平滑化直流電圧変換部20、インバータ
部21、検知手段22とから構成されている。放電ラン
プ4は、点灯回路3の出力により付勢されるとともに、
電極を予熱および/または加熱されるように接続されて
いる。放電ランプ4は、例えば、蛍光ランプである。な
お、蛍光ランプに限らず、HIDランプなどの放電ラン
プでもよい。
【0028】図1に示した放電ランプ点灯装置の動作を
簡単に説明する。交流電源1の出力電圧に応じて可変抵
抗9を介してコンデンサ8が充電され、次いで、コンデ
ンサ8の両端の電圧が双方向トリガダイオード7のブレ
ークオーバー電圧に達すると、コンデンサ8に蓄えられ
た電荷は双方向トリガダイオード7を通じて放電され
る。ここで得られたパルス信号は、トライアック6をト
リガし、トリガ後の交流電源1の半サイクルの残る部分
に対してトライアック6を導通に導く。したがって、可
変抵抗9の抵抗値を変えることによって、調光器2から
位相制御された交流電圧が点灯回路3に供給される。
【0029】調光器2からの位相制御電圧は、高周波阻
止フィルタ11を介して整流装置19に入力される。こ
の整流装置19の出力電圧は、平滑化直流電圧変換部2
0にて平滑化された直流電圧に変換される。また、平滑
化直流電圧はインバータ部21で高周波交流電力に変換
され、放電ランプ4に印加され、放電ランプ4は連続点
灯する。検知手段22では、位相制御電圧の導通角を検
知し、この導通角に応じた信号でインバータ部21の出
力を制御し、点灯回路3の高周波出力は変化される。こ
のため、放電ランプ4は、調光器2によって位相制御さ
れた交流電圧の位相角に応じて調光点灯する。
【0030】なお、高周波阻止フィルタ11は、高周波
ノイズが入力端子より流出するのを阻止する機能を果た
し、本実施形態では、コンデンサ12及びインダクタン
ス素子13等から構成された比較的簡単な回路構成のも
のである。
【0031】上述したように、ここで、調光器2の入力
端子15と出力端子17との間のインピーダンスをZ1
(Ω)、点灯回路3の入力インピーダンスをZ2
(Ω)、交流電源1の電圧をVin(V)とする。この
とき、調光器の入力端子15、出力端子17間には、 Vin×Z1/(Z1+Z2) で表わされる電圧が印加されることがわかる。つまり、
この電圧が双方向トリガダイオード7のブレークオーバ
ー電圧以上でなければ、トライアック6をトリガできな
いので、調光器2も動作しない。従って、双方向トリガ
ダイオード7のブレークオーバー電圧をVob(V)と
すると、 Vin×Z1/(Z1+Z2)≧Vob であれば、調光器2を動作させることができる。
【0032】上式より Z2≦(Vin/Vob−1)×Z1 が導かれ、点灯回路3のインピーダンスZ2がこの式を
満足することにより、調光器2が動作する。従来におい
て、調光動作が完全でなかった理由は、この点を見過ご
していたからであると思われる。本願発明者が各種調光
器を実験した結果、上記関係式が成立する場合に、調光
器2が動作することを確認できた。なお、(Vin/V
ob−1)×Z1が、Z2を超えるようにすること、す
なわち、Z2<(Vin/Vob−1)×Z1の関係を
満たすようにすることがより好ましい。
【0033】図1に示した構成で、調光器2のコンデン
サ5としては、0.22μF〜0.33μFの容量のも
のが標準的なものである。ここで、交流電源1に60H
z、100Vrmsの商用電源を使用し、コンデンサ5
を0.22μF及び0.33μF、点灯回路3の入力イ
ンピーダンスをパラメータにして、コンデンサ5の両端
の最大電圧値を計算したものを図2に示す。
【0034】図2において、双方向トリガダイオード7
のブレークオーバー電圧が26Vのときと32Vのとき
の、点灯3回路の入力インピーダンスとしての上限値を
求めると、それぞれ矢印で示した交点の値になる。した
がって、図2から、点灯回路3の入力端子間の入力イン
ピーダンスZ2(Ω)は、以下の(i)〜(iv)のよう
にすることが望ましいことがわかる。すなわち、 (i)調光器2の入力端子15と出力端子17間にある
コンデンサ5の容量が0.22μFで、双方向トリガー
ダイオード7のブレークオーバー電圧が26Vのとき
は、 Z2≦54KΩ (ii)コンデンサ5の容量が0.22μFで、双方向ト
リガーダイオード7のブレークオーバー電圧が32Vの
ときは、 Z2≦40KΩ (iii)コンデンサ5の容量が0.33μFで、双方向
トリガーダイオード7のブレークオーバー電圧が26V
のときは、 Z2≦36KΩ (iv)コンデンサ5が0.33μFで、双方向トリガー
ダイオード7のブレークオーバー電圧が32Vのとき
は、 Z2≦26KΩ であることが望ましい。また、Z2の上限値を26KΩ
としておけば、実用上は、通常使用されるどのような調
光器を用いても、安定な調光動作を確実に保証すること
ができる。また、このことは、簡単な回路構成で実現可
能であるので、製造上およびコスト的な利点も大きい。
【0035】なお、図1に示した構成において、抵抗1
4を0Ωとしたときは、図3に示した構成と同様にな
る。高周波阻止フィルタ11は、抵抗14が無くても、
その機能を発揮する。図3に示した構成のおいては、点
灯回路3の入力インピーダンスは、点灯回路3の入力端
子間に位置するコンデンサ12のみで設定できる。詳細
に述べると、交流電源1の周波数をf(Hz)、コンデ
ンサ12の容量をC(F)とすると、 Z2=1/(2π×f×C) で求められるインピーダンスを、上記の上限値(例え
ば、54KΩ、40KΩ、36KΩ、26KΩ)以下に
すれば、調光器2を確実に動作させることができる。
【0036】また、図1に示した構成(すなわち、抵抗
14≠0Ω)のように、点灯回路3の入力インピーダン
スZ2を、コンデンサ12と抵抗14との直列回路で設
定する場合には、コンデンサ12と抵抗14との合成イ
ンピーダンスで設定することができる。
【0037】ここで、抵抗14が0Ωの場合(図3の構
成の場合)には、図4(a)に示すように、リンギング
電流が流れる場合がある。すなわち、トライアック6が
導通した瞬間、点灯回路3の入力端子間のコンデンサ1
2に蓄えられた電荷が、調光器2のインダクタンス素子
10への突入電流となり、調光器2のインダクタンス素
子10とコンデンサ12との共振現象により調光器2か
ら点灯回路3に、図4(a)に示すような上下に激しく
変化する電流(以下、「リンギング電流」という。)が
流れる場合がある。図中のA点で調光器2がターンオフ
・ターンオン動作を起こし、その結果、調光器2が誤動
作しやすい。なお、図4(a)には、リンギング電流が
流れた時の点灯回路3の入力端子間の電圧波形もあわせ
て示している。
【0038】一方、図1に示した点灯回路3のように、
入力端子間に、コンデンサ12と直列に抵抗14を設け
た場合には、点灯回路3の入力電流は、図4(b)に示
すような緩やかな変化の電流波形となり、調光器2が誤
動作することはない。すなわち、トライアック6が導通
した瞬間、点灯回路3の入力端子間のコンデンサ12に
蓄えられた電荷が調光器2への突入電流となるのを抵抗
14が制限し、それにより、リンギング電流の発生が防
止される。ここで、抵抗14の値が大きいほど、リンギ
ング電流防止効果が得られる。
【0039】抵抗14のリンギング電流防止効果を確認
するために、図5に示した実験回路を作って、この実験
回路で抵抗14の値に応じたリンギング電流を測定し
た。図5に示した実験回路は、図1における交流電源
1、調光器2、コンデンサ12と抵抗14の直列回路と
を接続した回路に相当する。より詳細述べると、図5に
示した回路は、交流電源1に、インダクタンス素子10
と、トライアック6の代わりのスイッチ30と、コンデ
ンサ12と抵抗14の直列回路を接続し、さらに、イン
ダクタンス素子10とスイッチ30の直列回路に並列に
コンデンサ5を接続した回路構成を有している。
【0040】図5に示した回路において、各素子の値
は、一般的に調光器で使用されている値を使用し、その
一例を挙げると、インダクタンス素子10およびコンデ
ンサ5は、それぞれ、50μHと0.33μFであり、
コンデンサ12は、0.22μFであり、そして、交流
電源1は60Hz、100Vrmsを使用した。ここ
で、交流電源1の電圧波形における一定の位相で、スイ
ッチ30をONさせ、そして、そのときの抵抗14の値
に応じた、コンデンサ12と抵抗14との直列回路に流
れるリンギング電流を測定し、その最大振幅値を求め
た。測定の結果、図6に示すようなグラフの値が得られ
た。
【0041】図6から、抵抗14の値が1KΩ以上で、
リンギング電流の最大振幅値がほぼ0となり、リンギン
グ電流発生の防止効果が得られることがわかる。また、
1KΩ以上の抵抗14を用いたときの動作を、本願発明
者が実験で確認したところ、調光器2の安定動作を確認
できた。したがって、リンギング電流防止の観点から、
抵抗14の値は1KΩ以上であることが好ましい。
【0042】なお、点灯回路3の入力端子間の入力イン
ピーダンスZ2の値は、Z2≦(Vin/Vob−1)
×Z1の関係を満たすように設定され、より具体的に
は、上記(i)〜(iv)のように設定される。そし
て、コンデンサ12と抵抗14の合成インピーダンスに
よって、入力インピーダンスZ2を決めればよい。
【0043】例えば、コンデンサ12を0.15μF、
抵抗14が15KΩとして直列インピーダンスを求める
と、その値は約23KΩとなる。つまり、調光器2の安
定動作が得られ、良好な調光制御が可能となる。さら
に、0.12μFから0.22μFの値を有するコンデ
ンサ12は、汎用性も高く入手も容易であることを鑑
み、0.12μFから0.22μFの値のコンデンサ1
2を使用する場合の動作も実験したところ、コンデンサ
12が0.12μFのとき、抵抗14の値としては10
KΩ、そして、コンデンサ12が0.22μFのとき抵
抗14の値として20KΩの場合において調光器2の安
定動作が確認された。
【0044】なお、 図1に示した構成においては、高
周波阻止フィルター11を構成するコンデンサ12、抵
抗14の直列回路を、点灯回路3の入力端子間に接続し
たが、この構成に限定されない。図7に示すように、高
周波阻止フィルター11とは別に、コンデンサ30と抵
抗31との直列回路を設けてもよい。特に、高周波阻止
フィルター11の入力コンデンサのインピーダンスが十
分大きいときは、図7のように、高周波阻止フィルター
11とは別にコンデンサ30と抵抗31の直列回路を接
続して点灯回路の入力インピーダンスを低くすることが
好適である。
【0045】また、以上の実施の形態において、交流電
源1を60Hz、100Vrmsとして説明したが、勿
論、50Hz、100Vrmsなど、他の周波数および
電圧でも適用することができる。また、調光器2のコン
デンサ5の容量を0.22μF〜0.33μFの場合に
ついて説明したが、これ以外の容量値を備えた調光器に
おいても勿論適用することができる。
【0046】本実施形態の放電ランプ点灯装置における
放電ランプ4は、蛍光ランプ、HIDランプ(例えば、
水銀ランプ、メタルハライドランプ)などの放電ランプ
に広く適用できる。蛍光ランプの場合、直管、丸管、屈
曲形など、他の形状、例えばU字形のランプをブリッジ
で接続したものでも良い。また、調光可能な白熱電球の
代替とするには、白熱電球用のソケットにそのまま装着
可能な電球形蛍光ランプとなるように、本実施形態の点
灯回路3と放電ランプ(蛍光ランプ)4とを一体的に構
成するのがよい。
【0047】図8は、本実施形態における電球形放電ラ
ンプ(電球形蛍光ランプ)の構成を模式的に示してい
る。この電球形放電ランプは、点灯回路26と放電ラン
プ24とを一体化した電球形状を有し、電球形状の一端
(図中、上部)には口金25が設けられている。なお、
点灯回路26の回路基板上には、回路部品29が実装さ
れており、それらの覆うようにカバー27が設けられ、
そして、放電ランプ24を覆うようにグローブ28が設
けられている。図8に示した電球形放電ランプは、22
Wクラスのものを例示している。
【0048】さらに詳述すると次のようである。図8に
示した電球形蛍光ランプは、図1に示した放電ランプ
(蛍光ランプ)4の形状を屈曲形にした蛍光ランプ24
と、例えば白熱電球用E26型などの口金25と、図1
に示した点灯回路3の構成の配線が形成され各々の回路
部品29が取り付けられた回路基板26と、一端に口金
25が取りつけられ内部に回路基板26を収容するカバ
ー27と、蛍光ランプ24の周囲を覆うように配置され
透光性を有したグローブ28とを有している。なお、グ
ローブ28は無くても構わないし、白熱電球用E26型
以外の口金を用いてもよい。回路基板26には、点灯回
路を構成する各々の回路部品29が取り付けられている
が、図8においては代表的な部品のみを図示している。
【0049】蛍光ランプ24と回路基板26、および回
路基板26と口金25は、図示していないがそれぞれ互
いに電気的に接続されており、口金25を介して白熱電
球用ソケットにねじ込むことによって電力が供給され
て、蛍光ランプ24が点灯する。口金25を通して入力
される交流電圧は、外部の位相制御装置(例えば、白熱
電球用の調光器等、つまり、図1中の調光器2)によっ
て位相制御された交流電圧である。
【0050】図8に示した電球形蛍光ランプ(または、
本実施形態の放電ランプ点灯装置)の調光を行う場合、
例えば、ランプが設けられる部屋の壁などに設置した調
光器2、またはリモコン式の調光器2を用いて調光を行
えばよい。放電ランプ(24または4)への供給電力を
連続的に可変させるように点灯回路(26または3)を
構成することもできるし、離散的に可変させるように構
成することもできるので、調光器2による調光は、例え
ば、調光指令100%〜10%の範囲を通じて連続的な
ものであってもよいし、離散的なもの(例えば、調光指
令100%、90%・・・10%)であってもよい。連
続的なものは、調光を任意に行うことができるという利
点があるし、離散的なものは、所望の一定の明るさにな
るように簡便に調光できるという利点がある。本実施形
態では、調光器2として、ボリューム式位相制御タイプ
のものも使用できるし、電子式位相制御タイプのものも
使用することができる。電子式位相制御タイプのものの
場合、使用者の好みの明るさを記憶させておく機能を付
与した構成(調光記憶機能付き調光器)にするのも簡単
にできるので、使用者の要望を満足させる照明器具を実
現できる。
【0051】また、本実施形態の放電ランプ点灯装置
は、調光器2と点灯回路3と放電ランプ4とが電気的に
接続された形態だけでなく、点灯回路3と放電ランプ4
とを含む電球形放電ランプ(図8)の形態、調光器2の
形態でも単独で流通し得、それぞれ商品価値を有するも
のである。さらに、電球形放電ランプと調光器2とが一
組となった調光用照明セットとしてもそれ自体で流通し
得るものであり、調光用照明セットは、住宅用や施設用
などの照明器具として取り付けられる前の照明部品とし
ての用途に使用されるだけでなく、ランプとセットにな
った組立用の卓上スタンドやフロアスタンドなどの形態
としても商品価値を有している。
【0052】
【発明の効果】本発明によれば、Z2≦(Vin/Vo
b−1)×Z1の関係を満たすように構成されているの
で、全光状態から消灯状態までの安定な調光動作を実現
できる放電ランプ点灯装置を提供することができる。ま
た、そのような安定な調光動作が保証された電球形放電
ランプ、そして、それに使用する調光器、および、電球
形放電ランプと調光器との調光用照明セットも提供する
ことができる。加えて、点灯回路の入力端子間に、コン
デンサと抵抗とから構成された直列回路が接続されてい
る場合、調光時に発生し得るリンキング電流を防止する
ことができ、その結果、リンギングによる誤動作のない
調光器動作が可能となり、比較的簡単な回路構成で、全
光から消灯状態まで安定な調光動作を保証することが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による実施形態にかかる放電ランプ点灯
装置の構成図である。
【図2】点灯回路3の入力インピーダンスに対するコン
デンサの最大電圧値を示すグラフである。
【図3】本実施形態にかかる放電ランプ点灯装置の改変
例の構成図である。
【図4】(a)は、点灯回路の入力電圧・電流波形(リ
ンギング電流波形とそのときの位相制御電圧波形)を示
す波形図であり、(b)は、点灯回路の入力電圧・電流
波形(正常な電流波形と正常な位相制御電圧波形)を示
す波形図である。
【図5】抵抗14の値に応じたリンギング電流を測定す
るための回路図である。
【図6】抵抗14の値に応じたリンギング電流値を示す
グラフである。
【図7】本実施形態にかかる放電ランプ点灯装置の改変
例の構成図である。
【図8】本実施形態の電球型放電ランプの構成を模式的
に示す断面図である。
【図9】従来の放電ランプ点灯装置の構成図である。
【符号の説明】
1 交流電源 2 調光器 3 点灯回路 4 放電ランプ 5,8,12,30 コンデンサ 6 トライアック 7 双方向トリガーダイオード 9 可変抵抗 10,13 インダクタンス 11 高周波阻止フィルタ 14,31 抵抗 15,16 調光器の入力端子 17,18 調光器の出力端子 19 整流装置 20 平滑化直流電圧変換部 21 インバータ部 22 検知手段 24 蛍光ランプ 25 口金 26 回路基板 27 カバー 28 グローブ 29 回路部品 30 スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮崎 光治 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 竹田 守 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平10−106777(JP,A) 特開 平10−106775(JP,A) 特開 平9−283289(JP,A) 特開 平9−148081(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05B 41/392 H05B 41/00 H05B 41/24

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放電ランプと、点灯回路と、口金とが一
    体となって構成された電球形放電ランプであって、 前記電球形放電ランプは、入力電源に対して位相制御を
    する調光器と組み合わされて使用される調光用のランプ
    であり、 前記点灯回路は、前記調光器によって位相制御された交
    流電圧に応じて、調光点灯を行う構成を有しており、 前記調光器の入力端子と出力端子間のインピーダンスを
    Z1(Ω)とし、 前記調光器内に含まれているスイッチ素子のゲート端子
    に接続され、トリガ信号を印加する双方向トリガーダイ
    オードのブレークオーバー電圧をVob(V)とし、 商用電源の実効値電圧をVin(V)とし、そして、 前記点灯回路の入力端子間の入力インピーダンスをZ2
    (Ω)としたとき、 Z2≦(Vin/Vob−1)×Z1 の関係を満たし、 前記点灯回路の前記入力端子間には、第2のコンデンサ
    と抵抗とから構成された直列回路が接続されており、 前記直列回路は、前記Z2(Ω)の値を設定する機能を
    有する、 電球形放電ランプ。
  2. 【請求項2】 前記Z2(Ω)の上限が54KΩであ
    る、請求項1に記載の電球形放電ランプ
  3. 【請求項3】 前記Z2(Ω)の上限が26KΩであ
    る、請求項1に記載の電球形放電ランプ
  4. 【請求項4】 前記抵抗の抵抗値の下限が1KΩであ
    る、請求項1から3までのいずれか一つに記載の電球形
    放電ランプ
  5. 【請求項5】 前記点灯回路は、インダクタンス素子と
    コンデンサとを含む高周波阻止フィルタを有しており、 前記第2のコンデンサは、前記高周波阻止フィルタ中の
    前記コンデンサである、請求項項1から4までのいずれ
    か一つに記載の電球形放電ランプ
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