JP3315244B2 - ガス遮断弁の制御装置 - Google Patents
ガス遮断弁の制御装置Info
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Description
が規定値外になったときに、ガス遮断弁を閉作動するガ
ス遮断弁制御装置に関する。
のバルブを閉じて供給圧力が低下したときや、ガス製造
上のミス・トラブル等が発生して供給圧力が低下したと
き、更にはガス導管工事等による供給上のトラブル等が
発生して供給圧力が規定値以下に低下したときなどに
は、需要家に設置されたガスメータ内のガス遮断弁をガ
スの立ち消え防止等の安全上から閉作動する必要があ
る。
の圧力値以下になったときにガス遮断弁を閉作動するガ
ス遮断弁制御装置において、従来、配管内のガス圧力を
検出する圧力センサと、その圧力値を監視し規定の圧力
値以下の圧力値を検出する検出手段とから構成され、そ
のガス遮断方法として、常時ガス圧力を検出してガス圧
力値が規定の圧力値以下になったときにガス遮断弁を閉
作動する第1の方法と、また、ガス圧力を等時間間隔で
複数回連続して検出し、この複数回の検出圧力値が共に
規定値以下の圧力であることを検出したときにガス遮断
弁を閉作動させるようにした第2の方法がある。
房機等においては、ガスヒートポンプ(GHP)が使用
される場合がある。このガスヒートポンプにガスが供給
されると、その影響で供給側のガス圧力には、図5に示
すように10〜50Hzの振動が発生し、かつ一定の周
期Tをもって振動する特性があり、しかもその振幅も大
きくその最低圧力値と最高圧力値との差圧が約50mm
H2 O或いはそれ以上に生じる場合もある。
発生したガス圧力の変動を、上記従来の第1の方法で検
出すると、図5における圧力振動における最低圧力値と
最高圧力値の平均値が規定値内で、そのガス圧力が正常
と判断されるべきにもかかわらず、瞬間的な最低圧力値
を検出してしまい、この最低圧力値が規定値以下の場合
にガス圧力の異常低下と判断し、ガス遮断弁が不必要な
遮断を起す問題がある。
うに一定の周期Tで変動するガス圧力を、上記第2の方
法のように等時間間隔で検出する場合に、その検出時点
が上記ガス圧力変動の周期Tの整数倍と一致、すなわち
同期する場合がある。このような場合、例えば図5の圧
力波形において、T1 が1秒間であるとし、2秒間毎の
時間で検出すると、第1回目の検出位置が瞬間的な最低
圧力部aであると、第2回目及びその後の検出位置も最
低圧力部となり、複数回連続して検出した値が全て最低
圧力値を示し、規定値以下と判断してガス遮断弁が不必
要な遮断を起す問題がある。
るガス遮断弁制御装置を提供することを目的とするもの
である。
決するためのもので、第1の発明は、ガス圧力を検出す
る圧力センサ(1)と、検出したガス圧力の最高圧力値
と最低圧力値の平均値を算出してその平均値が規定値よ
り外れた場合に遮断信号を発信する制御手段(2)と、
上記遮断信号によりガスを遮断する遮断弁(3)とから
なることを特徴とするものである。
ンサ(1)と、この圧力センサにより不等時間間隔でガ
ス圧力を検出してその検出値を平均化し、その平均値が
規定値より外れた場合に遮断信号を発信する制御手段
(2a)と、上記遮断信号によりガスを遮断する遮断弁
(3)とからなることを特徴とするものである。
ンサ(1)と、この圧力センサにより不等時間間隔毎に
所定の時間だけ圧力を検出してその所定時間毎の最高圧
力値と最低圧力値を平均化し、かつ、この複数の平均値
を更に平均化してこの平均値が規定値より外れた場合に
遮断信号を発信する制御手段(2b)と、上記遮断信号
によりガスを遮断する遮断弁(3)とからなることを特
徴とするものである。
ンサ(1)と、この圧力センサにより一定時間間隔毎に
ガス圧力を検出すると共にその一定時間間隔毎の検出に
おいて異常圧力と判定した場合に次の検出時における検
出時間間隔を微小にしてその圧力変動を微細に監視し、
この監視により異常を感知したときに遮断信号を発信す
る制御手段(2c)と、上記遮断信号によりガスを遮断
する遮断弁(3)とからなることを特徴とするものであ
る。
間間隔毎に所定の時間だけ圧力センサ(1)による圧力
検出を行い、その検出時間内における最高圧力値と最低
圧力値を検出し、これらの平均値を算出して、この平均
値を判定値とする。そして、この判定値と規定値を比較
して、判定値が規定値外であれば遮断信号を発信して、
ガス遮断弁(3)を閉作動してガス供給を遮断する。
等時間間隔で複数回圧力検出を行い、この複数回の検出
値の圧力を加算して平均化し、その平均値が規定値より
外れた場合に遮断信号を発信し、ガス遮断弁(3)を閉
作動してガス供給を遮断する。
等時間間隔毎に所定の時間だけ圧力センサ(1)により
圧力を検出し、その所定時間毎の最高圧力値と最低圧力
値を平均化する。更にこの複数の平均値を更に平均化し
てこの平均値が規定値より外れた場合に遮断信号を発信
し、ガス遮断弁(3)を閉作動してガス供給を遮断す
る。
力センサ(1)により一定時間間隔毎にガス圧力を検出
し、その時間毎の検出において異常圧力と判定した場合
に、次の検出時における検出時間間隔を微小にしてその
圧力変動を微細に検出して監視し、この監視により異常
圧力を感知したときに遮断信号を発信し、ガス遮断弁
(3)を閉作動してガス供給を遮断する。
て説明する。図1(a)において、1はガス管内のガス
圧力を検出する圧力センサで、例えば10msec以下
の応答性を有する高性度の圧力センサ、例えばシリコン
からなる半導体式の圧力センサを使用している。
段で、プログラムにより、所定時間間隔毎に所定の時間
だけ上記圧力センサ1による計測を行わせる回路と、そ
の計測時間内における最高圧力値と最低圧力値を検出す
る回路と、これらの値を平均化する回路と、その平均値
と規定値とを比較してその平均値が異常圧力と判定した
場合に遮断信号を発信する回路を備えている。
記制御手段2からの遮断信号によりガスの供給を遮断す
るようになっている。次に上記の装置によるガス遮断弁
の制御方法について説明する。
より発生したガスの圧力変動を示す圧力波形で、図5に
示すような波形の一部を簡略化したものである。このよ
うな圧力変動において、制御手段2により所定の計測時
間T2 を設定してその時間T2 の間のガス圧力を検出す
る。そして、その計測時間T2 中における最高圧力値X
1 と最低圧力値X2 を検出し、これら平均値を算出して
この平均値を判定値Pとする。これを数式で表わすと、
P=(X1 +X2 )/2となる。
を比較して、判定値が規定値内であればガス遮断弁3へ
の遮断信号を発せず、また、判定値が規定値より低い場
合にはガス遮断弁3に遮断信号を発信し、ガス遮断弁3
を閉作動してガス供給を遮断する。
して誤判断することが防止できる。次に図2に示す本発
明の第2実施例について説明する。図2(a)におい
て、1は上記第1実施例と同様のガス管内のガス圧力を
検出する圧力センサで、半導体式の圧力センサを使用し
ている。
手段で、プログラムにより不等時間間隔で上記圧力セン
サ1によって圧力を検出する回路と、この検出したガス
圧力値を平均化する回路と、その平均値と規定値とを比
較してその平均値が異常圧力と判定した場合に遮断信号
を発信する回路を備えている。
記制御手段2からの遮断信号によりガスの供給を遮断す
るようになっている。次に上記第2実施例の装置による
ガス遮断弁の制御方法について図2(b)によって説明
する。
プの影響により発生したガスの圧力変動を示す波形で、
図5に示すような波形の一部を簡略化したものである。
このような圧力変動において、制御手段2により、圧力
センサ1による圧力検出回数を複数回とし、かつ、その
検出時間間隔を一定とせず、図2(b)のように不等時
間間隔のタイミングで検出するようにする。すなわち、
図2(b)のように検出時間間隔T3 〜T6 を漸次短く
するか、或いはT3 〜T6 を不規則な間隔として、ガス
圧力の周期と同期させないようにする。
〜Eの各検出値X3 〜X7 を加算してその平均値を算出
し、この平均値を判定値Pとする。これを数式で表わす
と、P=(X1 +X2 +…Xn )/nとなる。
を比較して、判定値が規定値内であればガス遮断弁3の
遮断信号を発信せず、判定値が規定値より低い場合には
ガス遮断弁3に遮断信号を発信し、ガス遮断弁3を閉作
動してガス供給を遮断する。
周期と同期しないため、片寄った計測をせず、誤判断す
ることを防止できる。また、上記のように検出した最高
圧力値、例えば図2(b)のX3 と、最低圧力値、例え
ば図2(b)のX6 の平均値を判定値としてもよい。
て説明する。本第3実施例は、上記第1実施例と第2実
施例を組合わせたものである。図3(a)において、1
は圧力センサで上記実施例と同様の圧力センサである。
2bはマイクロコンピュータからなる制御手段で、プロ
グラムにより、不等時間間隔でかつ、その時間毎に所定
の時間の幅だけ上記圧力センサ1による圧力検出を行わ
せる回路と、その所定の時間毎の検出中における最高圧
力値と最低圧力値を検出する回路と、この最高圧力値と
最低圧力値を平均化する回路と、この複数の平均値を更
に平均化する回路と、この平均値と規定値とを比較し
て、その平均値が異常圧力と判定した場合に遮断信号を
発信する回路を備えている。
記制御手段2からの遮断信号によりガスの供給を遮断す
るようになっている。次に上記装置によるガス遮断弁の
制御方法について図3(b)により説明する。
プの影響により発生したガスの圧力変動を示す圧力波形
で、図5に示すような波形の一部を簡略化したものであ
る。このような圧力変動において、制御手段2bによ
り、圧力センサ1による圧力検出回数を複数回とし、か
つ、その検出時間間隔T7 〜T9 を不等時間間隔とし、
更に、その間隔T7 ,T8 ,T9 毎に所定時間T10内の
ガス圧力の最高圧力値と最低圧力値を検出する。そし
て、この時間T10毎の最高圧力値と最低圧力値の平均値
を算定する。
点の時間T10内における最高圧力値a1 と最低圧力値b
1 の平均値X8 を求め、2回目G点の時間T10内におけ
る最高圧力値a2 と最低圧力値b2 の平均値X9 を求
め、同じようにして、H点、I点の平均値X10,X11を
求める。そして、これら各平均値X8 〜X11を加算して
更にこの平均値を算出し、その平均値を判定値Pとす
る。これを数式で表わすと、P=(X8 +X9 …Xn )
/nとなる。
圧力の周期と同期しないため片寄った計測をせず、かつ
平均化した判定値が得られるので、誤判断を防止でき
る。次に、図4に示す本発明の第4実施例について説明
する。
上記実施例と同様の半導体式の圧力センサである。2c
はマイクロコンピュータからなる制御手段で、プログラ
ムにより、一定時間間隔毎に上記圧力センサ1による検
出を行わせる回路と、その一定時間間隔毎の検出におい
て異常と判定した場合に、次の検出時における検出時間
を微小にしてその圧力変動を微細に監視する回路と、こ
の監視により異常を感知した場合に遮断信号を発信する
回路を有する。
る。次に上記第4実施例の装置によるガス遮断弁の制御
方法について図4(b)によって説明する。
て、図4(b)のように一定時間間隔T11(例えば2
秒)で圧力センサ1による圧力検出を行う。この場合、
図5に示す圧力変動の最低圧力値も規定値内にあれば、
異常圧力として検出されない。
平均値は規定値内にあるが、その最低圧力値が規定値以
下の圧力になるように変化した場合には、図4(b)の
J点及びK点で異常圧力発生と判定する。この異常圧力
と判定した場合、例えば2点で連続して判定した場合
に、次のL点からの検出時間間隔をT11内の検出時間間
隔T12を微小にして検証する。このL点から間隔T12の
検出は、上記のような半導体式の圧力センサを用いるこ
とにより10msec以下の間隔で検出でき、ガスヒー
トポンプによる図5に示すような10〜50Hzの圧力
振動における周期T内の微小間隔の圧力変動において
も、その圧力変動を微細に検出できる。そして、このL
点の微細な検出により、異常圧力ではないと判断した場
合は、遮断弁3への遮断信号は発信しない。
も規定値以下である場合には、上記L点での検出も異常
圧力と検出し、遮断弁3へ遮断信号を発信し、ガスを遮
断する。
は、従来と同様な検出時間間隔で、かつ微細な検出を行
わないため、遮断弁の制御が容易になる。尚、上記各実
施例においては、ガス圧力が規定値以下に減圧したか否
かの監視について説明したが、ガス圧力が規定値以上に
昇圧したかの監視にも本発明を適用できることは勿論で
ある。すなわち、上記の判定値が規定値以上の場合にガ
ス遮断弁を遮断するようにしてもよい。
スヒートポンプ等によって一定周期で振動するガス圧力
の最高圧力値と最低圧力値とを平均化してこの平均値と
規定値とを比較して異常の有無を判断できるため、最低
圧力値或いは最高圧力値のみの偏った圧力を検知して不
必要にガス遮断することを減少させることができる。
ヒートポンプ等によって一定周期で振動するガス圧力に
おいて、不規則な時間間隔で圧力を検出してこれを平均
化し、この平均値と規定値とを比較して異常の有無を判
断できるため、最低圧力値或いは最高圧力値のみの偏っ
た圧力を検知して不必要にガス遮断することを減少させ
ることができる。
ヒートポンプ等によって一定周期で振動するガス圧力に
おいて、不規則な時間間隔で圧力を検出してその検出時
毎の最高圧力値と最低圧力値を平均化し、この平均値を
更に平均化してこの平均値と規定値とを比較して異常の
有無を判断できるため、最低圧力値或いは最高圧力値の
みの偏った圧力を検知して不必要にガス遮断することを
減少させることができる。
ヒートポンプ等によって一定周期で振動するガス圧力に
おいて、一定時間間隔毎に圧力を検出し、その検出圧力
に異常があった場合、次の検出時にその振動圧力を微小
に検出して監視し、この監視により異常の有無を判断で
きるため、最低圧力値或いは最高圧力値のみの偏った圧
力を検知して不必要にガス遮断することを減少させるこ
とができる。
装置のブロック図、(b)は圧力検出を説明する波形
図。
装置のブロック図、(bは圧力検出を説明する波形図。
装置のブロック図、(b)は圧力検出を説明する波形
図。
装置のブロック図、(b)は圧力検出を説明する波形
図。
動を示す波形図。
c…制御手段であるマイクロコンピュータ
Claims (4)
- 【請求項1】 ガス圧力を検出する圧力センサと、検出
したガス圧力の最高圧力値と最低圧力値の平均値を算出
してその平均値が規定値より外れた場合に遮断信号を発
信する制御手段と、上記遮断信号によりガスを遮断する
遮断弁とからなることを特徴とするガス遮断弁の制御装
置。 - 【請求項2】 ガス圧力を検出する圧力センサと、この
圧力センサにより不等時間間隔でガス圧力を検出してそ
の検出値を平均化し、その平均値が規定値より外れた場
合に遮断信号を発信する制御手段と、上記遮断信号によ
りガスを遮断する遮断弁とからなることを特徴とするガ
ス遮断弁の制御装置。 - 【請求項3】 ガス圧力を検出する圧力センサと、この
圧力センサにより不等時間間隔毎に所定の時間だけ圧力
を検出してその所定時間毎の最高圧力値と最低圧力値を
平均化し、かつ、この複数の平均値を更に平均化してこ
の平均値が規定値より外れた場合に遮断信号を発信する
制御手段と、上記遮断信号によりガスを遮断する遮断弁
とからなることを特徴とするガス遮断弁の制御装置。 - 【請求項4】 ガス圧力を検出する圧力センサと、この
圧力センサにより一定時間間隔毎にガス圧力を検出する
と共にその一定時間間隔毎の検出において異常圧力と判
定した場合に次の検出時における検出時間間隔を微小に
してその圧力変動を微細に監視し、この監視により異常
を感知したときに遮断信号を発信する制御手段と、上記
遮断信号によりガスを遮断する遮断弁とからなることを
特徴とするガス遮断弁の制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09083094A JP3315244B2 (ja) | 1994-04-28 | 1994-04-28 | ガス遮断弁の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09083094A JP3315244B2 (ja) | 1994-04-28 | 1994-04-28 | ガス遮断弁の制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07294075A JPH07294075A (ja) | 1995-11-10 |
JP3315244B2 true JP3315244B2 (ja) | 2002-08-19 |
Family
ID=14009512
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP09083094A Expired - Lifetime JP3315244B2 (ja) | 1994-04-28 | 1994-04-28 | ガス遮断弁の制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3315244B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005090925A (ja) * | 2003-09-19 | 2005-04-07 | Toshiba Corp | 冷媒漏れ検知装置及びそれを用いた冷蔵庫 |
-
1994
- 1994-04-28 JP JP09083094A patent/JP3315244B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07294075A (ja) | 1995-11-10 |
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