JP3314621B2 - 溶接装置およびその冷却水装置 - Google Patents
溶接装置およびその冷却水装置Info
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Description
れる溶接用水冷トーチ及び切断作業に使用される切断用
水冷トーチに冷却水を循環させる冷却水装置およびこの
冷却水装置を備えた溶接装置に関するものである。
6に示したような構成であった。
で、4は水3を循環させるポンプである。
印にて水3の流れを示す)、タンク2内の水3はポンプ
4に吸い上げられ、送水側ホース5を通り電源6に入
り、次に水冷トーチ7に送られ、水冷トーチ7の先端及
びこの水冷トーチ7内のパワーケーブル(図示せず)を
冷却すると同時に水3の水温は上昇し、上昇した水3は
復水側ホース8を通って冷却水装置1内に入り、ラジエ
ーター9で冷却され、タンク2内に戻る。
護するカバー、11は母材、12は電源6と母材11を
つなぐパワーケーブル、13は母材11の接地、14は
冷却水装置1の接地で、タンク2やカバー10は金属製
であった。
の冷却水装置1では安全性を確保するために懸命の努力
がなされているが、溶接,切断作業時、特にTIG溶接
において、溶接法が非接触スタート方式(水冷トーチ7
先端の電極に電源6より高周波または直流高圧の高電圧
が供給され、高周波または直流高圧の高電圧により水冷
トーチ7先端の電極と母材11間の空間が電離破壊され
本電流に移行するスタート方式)であるため、水冷トー
チ7の先端や水冷トーチ7内のパワーケーブルに印加さ
れたアーク起動用の高周波または直流高圧の高電圧が水
冷トーチ7の先端や水冷トーチ7内のパワーケーブルを
冷却する水3に伝わり(水は抵抗値は高いが電気を通
す)、水3は復水側ホース8、ラジエーター9を通っ
て、タンク2内に戻るので、金属製であるタンク2やカ
バー10には高周波または直流高圧の高電圧が印加され
た状態となり、人間がタンク2やカバー10に触れると
感電するおそれがあった。
に漏れた高周波または直流高圧の高電圧は、接地14,
接地13,母材11,パワーケーブル12の順で電源6
に戻るため、水冷トーチ7先端の電極には高周波または
直流高圧の高電圧が印加されなくなり、アークスタート
をしないという問題もあった。
電極,チップ間に高周波高電圧を印加してアークスター
トさせるため、上記のような問題があった。
ので、人間が冷却水装置1に触れても感電することな
く、アークスタートを確実に行うことのできる冷却水装
置およびこれを備えた溶接装置を提供することを目的と
している。
記目的を達成するために、タンクと、ポンプにより構成
された循環装置を、ケースで覆い、循環装置とケースを
絶縁したもので、ケースを接地して循環装置とケースを
抵抗器で接続し、異常時に循環装置とケースは抵抗器で
導通があるようにしたものである。
物と循環装置との間にスペーサを備えたものである。
装置を備えたものである。
ースを絶縁することにより、人間が触れるケースには高
周波または直流高圧の電流が印加されないので、感電を
防止することができる。
置とケースを抵抗器で接続してこの抵抗器の抵抗値を通
常の高周波または直流高圧の高電圧による電流は流さ
ず、異常な高電圧(通常の高周波または直流高圧の電圧
値より高い電圧)による電流は流すように設定すること
により、人間が触れるケースには高周波または直流高圧
の電圧が印加されないので、感電を防止することができ
る。
流高圧が設定された値よりも高い電圧が発生したり、雷
が水冷トーチに落雷した場合、これらの異常な高電圧は
循環装置のタンクやカバーから抵抗器、ケース、冷却水
装置(ケース)の接地を通って大地に流れるため、異常
な高電圧により水冷トーチや循環装置が絶縁破壊し破損
することを防止し、また、水冷トーチの絶縁破壊を防ぐ
ので作業者の感電も防止することができる。
圧は抵抗器および冷却水装置の接地から電源には戻らな
いため、水冷トーチの先端には高周波または直流高圧の
高電圧が確実に印加され、アークスタートを確実に行う
ことができる。
流高圧が設定された値よりも高い電圧が発生したり、雷
が水冷トーチに落雷した場合、これらの異常な高電圧は
循環装置のタンクやカバーから抵抗器、ケース、冷却水
装置の接地を通って大地に流れるため、水冷トーチの先
端には抵抗器によって一定した高電圧が印加されるた
め、これらの異常時においても水冷トーチを破損するこ
となく常に一定した高電圧によりアークスタートを確実
に行うことができる。
物と循環装置との間にスペーサを備えることにより、タ
ンクに水を供給するときに水をこぼしても、こぼれた水
はスペーサにより保護された絶縁体には付着しないの
で、循環装置とケースの絶縁を維持することができ、さ
らに感電防止及びアークスタートを確実に行うことがで
きる。
がら説明する。
したものと同じであるので、その説明を省略する。
タンク2やポンプ4などにより構成された循環装置とケ
ース21と絶縁物22により構成されている。循環装置
とケース21は絶縁物22により絶縁された状態になっ
ており、ケース21は金属などにより形成され、絶縁物
22は樹脂などにより形成されている。24は冷却水装
置20の接地である。
または直流高圧の電流が印加された循環装置とケース2
1を絶縁することにより、人間が触れるケース21には
高周波または直流高圧の電流が印加されないので、感電
を防止することができる。
水装置20の接地24から電源6には戻らないため、水
冷トーチ7の先端には高周波または直流高圧の電流が確
実に印加され、アークスタートを確実に行うことができ
る。
0は、タンク2やポンプ4などにより構成された循環装
置とケース21と絶縁物22及び循環装置とケース21
に接続された抵抗器23により構成されている。循環装
置とケース21は絶縁物22により絶縁され、抵抗器2
3のみにより循環装置とケース21は導通した状態にな
っており、ケース21は金属などにより形成され、絶縁
物22は樹脂などにより形成されている。24は冷却水
装置20の接地である。
通常の高周波または直流高圧の高電圧による電流は流さ
ず、異常な高電圧(通常の高周波または直流高圧の電圧
値より高い電圧)による電流は流すように設定すること
により、電源6から通常の高周波または直流高圧の電圧
が印加された循環装置とケース21には抵抗器23が接
続されているので、人間が触れるケース21には通常の
高周波または直流高圧の電圧が印加されないので、感電
を防止することができる。
直流高圧が設定された値よりも高い電圧が発生したり、
雷が水冷トーチ7に落雷した場合、これらの異常な高電
圧は循環装置のタンク2やカバー10から抵抗器23、
ケース21、冷却水装置20(ケース21)の接地24
を通って大地に流れるため、異常な高電圧により水冷ト
ーチ7や循環装置が絶縁破壊し破損することを防止し、
また、水冷トーチ7の絶縁破壊を防ぐので作業者の感電
も防止することができる。すなわち、抵抗器23が無い
場合は、上記異常な高電圧が発生すると、水冷トーチ7
や循環装置が絶縁破壊し破損が生じたり、水冷トーチ7
の絶縁破壊に伴い作業者が異常な高電圧により感電する
ことになる。
圧は抵抗器23および冷却水装置20の接地24から電
源6には戻らないため、水冷トーチ7の先端には高周波
または直流高圧の高電圧が確実に印加され、アークスタ
ートを確実に行うことができる。
て発生した異常な高電圧は循環装置のタンク2やカバー
10から抵抗器23、ケース21、冷却水装置20の接
地24を通って大地に流れるため、水冷トーチ7の先端
には抵抗器23によって一定した高電圧が印加されるた
め、これらの異常時においても水冷トーチ7を破損する
ことなく常に一定した高電圧によりアークスタートを確
実に行うことができる。
を供給するタイプにおいてD.C.5kVの直流高圧に
て50MΩの抵抗値にすることにより、上記抵抗器23
を接続することによる効果を確認することができた。
るのはタンク2と絶縁物22との間にスペーサ25を追
加した点である。
2に水3を供給するときに水3をこぼしたり、あるいは
満水の状態でポンプ4を運転させタンク2より水3がこ
ぼれた場合、こぼれた水3はスペーサ25の上面を伝っ
てケース21の底面に落ち、ケース21の底面に設けら
れた穴26から外に排出されるので、絶縁物22にはこ
ぼれた水3は付着しないため、循環装置とケース21の
絶縁を維持することができ、さらに感電防止及びアーク
スタートを確実に行うことができる。
た場合、高周波または直流高圧の電流は絶縁物22表面
に付着した水3を伝ってケース21に印加され、人間が
ケース21に触れると感電したり、アークスタートをし
ないという問題が発生するため、スペーサ25を用いる
ことによる安全面での効果は大なるものである。
異なるのはタンク2と絶縁物22との間にスペーサ25
を追加した点である。
2に水3を供給するときに水3をこぼしたり、あるいは
満水の状態でポンプ4を運転させタンク2より水3がこ
ぼれた場合、こぼれた水3はスペーサ25の上面を伝っ
てケース21の底面に落ち、ケース21の底面に設けら
れた穴26から外に排出されるので、絶縁物22にはこ
ぼれた水3は付着しないため、循環装置とケース21の
絶縁を維持することができ、さらに感電防止及びアーク
スタートを確実に行うことができる。
た場合、高周波または直流高圧の高電圧は絶縁物22表
面に付着した水3を伝ってケース21に印加され、人間
がケース21に触れると感電したり、アークスタートを
しないという問題が発生するため、スペーサ25を用い
ることによる安全面での効果は大なるものである。
異なるのは抵抗器23にシリーズにヒューズ27を接続
した点である。
6に異常が生じたり、雷によって発生した異常な高電圧
が抵抗器23に流れたときに、抵抗器23が焼損しない
ように保護することができる。但し、ヒューズ27が切
れると抵抗器23を接続することによる効果が無くなる
ので、定期的にヒューズ27の確認をしなければならな
くなり、よって、焼損しないような定格電力を有する抵
抗器23を選択し、ヒューズ27の定格電流値を大きく
した方が実用的である。
によれば、循環装置とケースを絶縁することにより、人
間が触れるケースには高周波または直流高圧の電流が印
加されないので、感電を防止することができる。
を抵抗器で接続し、循環装置とケースは抵抗器で導通が
あるようにし、この抵抗器の抵抗値を通常の高周波また
は直流高圧の高電圧による電流は流さず、異常な高電圧
による電流は流すように設定することにより、人間が触
れるケースには高周波または直流高圧の電圧が印加され
ないので、感電を防止することができる。
流高圧が設定された値よりも高い電圧が発生したり、雷
が水冷トーチに落雷した場合、これらの異常な高電圧は
循環装置のタンクやカバーから抵抗器、ケース、冷却水
装置の接地を通って大地に流れるため、異常な高電圧に
より水冷トーチや循環装置が絶縁破壊し破損することを
防止し、また、水冷トーチの絶縁破壊を防ぐので作業者
の感電も防止することができる。
圧は抵抗器および冷却水装置の接地から電源には戻らな
いため、水冷トーチの先端には高周波または直流高圧の
高電圧が確実に印加され、アークスタートを確実に行う
ことができる。
流高圧が設定された値よりも高い電圧が発生したり、雷
が水冷トーチに落雷した場合、これらの異常な高電圧は
循環装置のタンクやカバーから抵抗器、ケース、冷却水
装置の接地を通って大地に流れるため、水冷トーチの先
端には抵抗器によって一定した高電圧が印加されるた
め、これらの異常時においても水冷トーチを破損するこ
となく常に一定した高電圧によりアークスタートを確実
に行うことができる。
物と循環装置との間にスペーサを備えることにより、タ
ンクから水がこぼれても、こぼれた水はスペーサにより
保護された絶縁体には付着しないので、循環装置とケー
スの絶縁を維持することができ、さらに感電防止及びア
ークスタートを確実に行うことができる。
の構成図
よびその冷却水装置の構成図
よびその冷却水装置の構成図
よびその冷却水装置の構成図
よびその冷却水装置の構成図
Claims (4)
- 【請求項1】 水を蓄えるタンクと、前記水を循環させ
るポンプにより構成された循環装置を、ケースで覆うと
ともに接地し、前記循環装置と前記ケースの間に、通常
時は前記循環装置と前記ケースを絶縁し、異常時に前記
循環装置と前記ケースを導通する抵抗器を設けた冷却水
装置を備えた溶接装置。 - 【請求項2】 循環装置とケースの絶縁をする絶縁物と
前記循環装置との間にスペーサを備えた請求項1記載の
溶接装置。 - 【請求項3】 水を蓄えるタンクと、前記水を循環させ
るポンプにより構成された循環装置を、ケースで覆うと
ともに接地し、前記循環装置と前記ケースの間に、通常
時は前記循環装置と前記ケースを絶縁し、異常時に前記
循環装置と前記ケースを導通する抵抗器を設けたことを
特徴とする冷却水装置。 - 【請求項4】 循環装置とケースの絶縁をする絶縁物と
前記循環装置との間にスペーサを備えた請求項3記載の
冷却水装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19991396A JP3314621B2 (ja) | 1995-07-31 | 1996-07-30 | 溶接装置およびその冷却水装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19458395 | 1995-07-31 | ||
JP7-194583 | 1995-07-31 | ||
JP19991396A JP3314621B2 (ja) | 1995-07-31 | 1996-07-30 | 溶接装置およびその冷却水装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0999367A JPH0999367A (ja) | 1997-04-15 |
JP3314621B2 true JP3314621B2 (ja) | 2002-08-12 |
Family
ID=26508590
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19991396A Expired - Lifetime JP3314621B2 (ja) | 1995-07-31 | 1996-07-30 | 溶接装置およびその冷却水装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3314621B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6923266B2 (ja) | 2017-06-15 | 2021-08-18 | 株式会社ダイヘン | 溶接トーチ冷却システム |
-
1996
- 1996-07-30 JP JP19991396A patent/JP3314621B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0999367A (ja) | 1997-04-15 |
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