JPH085699A - 部分放電測定方法 - Google Patents

部分放電測定方法

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Publication number
JPH085699A
JPH085699A JP15810094A JP15810094A JPH085699A JP H085699 A JPH085699 A JP H085699A JP 15810094 A JP15810094 A JP 15810094A JP 15810094 A JP15810094 A JP 15810094A JP H085699 A JPH085699 A JP H085699A
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JP
Japan
Prior art keywords
fuse
partial discharge
detection impedance
measuring method
detection
Prior art date
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Pending
Application number
JP15810094A
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English (en)
Inventor
Takashi Noma
隆嗣 野間
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication of JPH085699A publication Critical patent/JPH085699A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 結合コンデンサ絶縁破壊時の検出インピーダ
ンスの発火を防止する部分放電測定方法を提供する。 【構成】 ケーブル絶縁接続部の絶縁筒5により分離さ
れた金属遮蔽層3間に検出インピーダンス6を挿入して
部分放電を測定する方法において、上記検出インピーダ
ンス6に直列に回路保護用の断路装置8を挿入する部分
放電測定方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地中送電線路で発生す
る部分放電を、ケーブル絶縁接続箱の絶縁筒により分離
された金属遮蔽層間に検出インピーダンスを挿入して検
出する部分放電測定方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の部分放電測定方法の回路構
成図である。従来の部分放電測定方法としては例えば特
公平6-7148号公報に示されるように、ケーブルの絶縁接
続箱の絶縁筒5により分離された金属遮蔽層3間に検出
インピーダンス6を挿入して部分放電測定方法がある。
この測定方法では、商用周波数成分については分離され
た金属遮蔽層3間が十分絶縁される必要があるため、低
周波成分をカットする結合コンデンサCKが必要にな
る。この例では防食層4上に設けた金属電極7と金属遮
蔽層3とで結合コンデンサCKを形成しているが、この
コンデンサは必ずしも金属電極7で形成する必要がな
く、通常のコンデンサ部品でもかまわない。しかし、こ
の場合サージ侵入時には両金属遮蔽層3間には数kV〜数
十kVのサージ電圧が発生するため、このサージ電圧にも
耐えるものである必要がある。なお、図面において、1
はケーブル導体、2は終端スリーブをあらわしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の測定方
法において、結合コンデンサCKが絶縁破壊をおこした
場合には、両金属遮蔽間は検出インピーダンスで短絡さ
れることになる。通常運転中には絶縁筒間にはAC10〜10
0V程度の電位差があるため、検出インピーダンスには大
きな電流が流れ、発熱によって発火するおそれがある。
特に検出インピーダンスとして高周波トランスを用いて
いる場合は、商用周波数に対するインピーダンスは殆ん
ど零に近いため大電流が流れやすく、検出インピーダン
スの発火のおそれ、さらに最悪の場合にはケーブルその
ものの火災にもつながる可能性がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の問題点を
解消し、検出インピーダンスの発火を防止するようにし
た部分放電測定方法を提供するもので、その特徴は、上
述した従来の測定方法において、検出インピーダンスに
直列にヒューズあるいはヒューズ抵抗等の回路保護用の
断路装置を挿入したことにある。
【0005】
【実施例】図1は保護装置としてヒューズを用いた本発
明の部分放電測定方法の具体例の回路構成図である。図
面において、図3と同一符号は同一部位をあらわしてい
る。図面に示すように、ケーブルの絶縁接続箱の絶縁筒
5により分離された金属遮蔽層3間に、高周波トランス
を用いた検出インピーダンス6を挿入し、金属遮蔽層3
と防食層4上に設けた金属電極7により結合コンデンサ
CKを形成している。そして上記検出インピーダンス6
に直列にヒューズ8が挿入されている。
【0006】図1に示す回路において、結合コンデンサ
CKが絶縁破壊した場合にはコンデンサ部分は短絡され
る。今高周波トランスの商用周波数に対する抵抗値を
R、絶縁筒をはさんだ両金属遮蔽層間のAC電圧をVと
すれば、故障時には検出抵抗にはV/Rの電流が流れ
る。部分放電測定に使用されるような高周波トランスの
Rは小さく、通常せいぜい1Ω程度しかない。この時V
=100Vと考えると、検出インピーダンスには10000Wもの
発熱があり、容易に発火するため危険である。この時V
/Rの電流で溶断するヒューズを直列に挿入しておくこ
とにより、検出インピーダンスが異常温度になる前にヒ
ューズが溶けて溶断されるため発火を防ぐことができ
る。
【0007】ここで注意しなければならないのは、事故
時には大電流が流れるため、ヒューズのみではアーク電
流が切れず、断路が困難になる場合があるということで
ある。断路が困難になるか否かは、両金属遮蔽層間のA
C電圧V(電力系統により決まる)や高周波トランスの
商用周波数に対するR、及びヒューズ性能により決まる
が、ヒューズで断路できない場合は次に述べるヒューズ
抵抗を用いればよい。
【0008】図2は保護装置としてヒューズ抵抗を用い
た本発明の部分放電の具体例の回路構成図で、図1と同
一符号は同一部位をあらわしている。本具体例において
は、図1のヒューズ8の代りにヒューズ抵抗9を検出イ
ンピーダンス6に直列に挿入した。ここで、ヒューズ抵
抗とは規定以上の電流が流れた場合には断路するように
した抵抗である。
【0009】上記のように、検出インピーダンスに直列
にヒューズ抵抗を挿入することにより、事故電流をおさ
え、かつヒューズ抵抗の部分で断路できることを以下に
述べる。例えば、ヒューズ抵抗として5Ωの抵抗値Rxを
持ち、10A以上の電流が流れた時に断路するものを用い
れば、事故時には 100/(5+1)=17Aの電流が流れ
る。17A程度の電流であれば、アーク放電が切れず断路
困難になるといった問題がなく、又規定値以上の電流が
流れるため断路できることがわかる。さらに、検出イン
ピーダンスは測定周波数において通常50〜500 Ω程度が
使用されるから、5Ω程度のヒューズ抵抗を直列に挿入
しても検出感度の低下は殆んど無視できる。
【0010】なお、ヒューズ抵抗の代りに、ヒューズと
抵抗を直列にしたものを使用することも考えられるが、
ヒューズの抵抗は非常に小さく、事故時エネルギーの大
半が抵抗で消費されるので、実際にはヒューズよりも先
に抵抗が加熱、破損するため現実的には適用は困難であ
る。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の部分放電
測定方法によれば、検出インピーダンスに直列にヒュー
ズあるいはヒューズ抵抗を挿入することにより、結合コ
ンデンサ絶縁破壊時の検出インピーダンスの発火を防止
することができる。従って、ケーブル絶縁接続箱の絶縁
筒により分離された金属遮蔽層間に検出インピーダンス
を挿入して部分放電を検出する際に、例えば部分放電測
定システムを設備として導入した時のように、検出イン
ピーダンスを長時間接続する場合に利用するときわめて
効果的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】保護装置としてヒューズを用いた本発明の部分
放電測定方法の具体例の回路構成図である。
【図2】保護装置としてヒューズ抵抗を用いた本発明の
部分放電測定方法の具体例の回路構成図である。
【図3】従来の部分放電測定方法の一例の回路構成図で
ある。
【符号の説明】
1 ケーブル導体 2 終端スリーブ 3 金属遮蔽層
4 防食層 5 絶縁筒 6 検出インピーダンス 7 金属電極
8 ヒューズ 9 ヒューズ抵抗

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーブル絶縁接続部の絶縁筒により分離
    された金属遮蔽層間に検出インピーダンスを挿入して部
    分放電を測定する部分放電測定方法において、上記検出
    インピーダンスに直列に回路保護用の断路装置を挿入す
    ることを特徴とする部分放電測定方法。
JP15810094A 1994-06-15 1994-06-15 部分放電測定方法 Pending JPH085699A (ja)

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JP15810094A JPH085699A (ja) 1994-06-15 1994-06-15 部分放電測定方法

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JP15810094A JPH085699A (ja) 1994-06-15 1994-06-15 部分放電測定方法

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JPH085699A true JPH085699A (ja) 1996-01-12

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ID=15664309

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JP15810094A Pending JPH085699A (ja) 1994-06-15 1994-06-15 部分放電測定方法

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