JP3085754B2 - 避雷装置 - Google Patents
避雷装置Info
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- JP3085754B2 JP3085754B2 JP03282595A JP28259591A JP3085754B2 JP 3085754 B2 JP3085754 B2 JP 3085754B2 JP 03282595 A JP03282595 A JP 03282595A JP 28259591 A JP28259591 A JP 28259591A JP 3085754 B2 JP3085754 B2 JP 3085754B2
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- Japan
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- current
- arrester
- lightning arrester
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- lightning
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- Transformers For Measuring Instruments (AREA)
- Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気機器の絶縁を異常電
圧から保護する避雷装置に関する。
圧から保護する避雷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】避雷器は電気回路と対地間に接続使用さ
れるものであり、通常は数mA程度の漏れ電流が流れ、
異常電圧印加時には数十A〜数千Aの電流が流れる。ま
た避雷器が短絡状態になると1A程度の短絡電流が流れ
るように構成されている。
れるものであり、通常は数mA程度の漏れ電流が流れ、
異常電圧印加時には数十A〜数千Aの電流が流れる。ま
た避雷器が短絡状態になると1A程度の短絡電流が流れ
るように構成されている。
【0003】このような避雷器が配電回路に多数使用さ
れているが、配電線路において避雷器が地絡状態になっ
ても地絡電流は配電線路の充電電流によって決まるた
め、上記のように高々1A程度にしかならない。従っ
て、放電装置の動作有無等の通常電力用の避雷器の動作
確認方法によって避雷器の地絡を発見することは不可能
である。このように従来の避雷器は地絡電流が小さいた
め、地絡をおこしても、該当する避雷器の発見が難し
く、地絡除去時間がかかるという問題があった。
れているが、配電線路において避雷器が地絡状態になっ
ても地絡電流は配電線路の充電電流によって決まるた
め、上記のように高々1A程度にしかならない。従っ
て、放電装置の動作有無等の通常電力用の避雷器の動作
確認方法によって避雷器の地絡を発見することは不可能
である。このように従来の避雷器は地絡電流が小さいた
め、地絡をおこしても、該当する避雷器の発見が難し
く、地絡除去時間がかかるという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来は地
絡状態にある避雷器の発見が難しく、電気停止時間の短
縮が困難であるいう問題があった。そこで本発明の目的
は外部からの目視によって、地絡の有無を検出できる避
雷装置を提供することにある。
絡状態にある避雷器の発見が難しく、電気停止時間の短
縮が困難であるいう問題があった。そこで本発明の目的
は外部からの目視によって、地絡の有無を検出できる避
雷装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明においては、避雷器と、この避雷器の接地側に
直列に接続され、避雷器電流を一次電流とし、この一次
電流をより大きな二次電流に変成し、この二次電流によ
り二次回路の一部を溶失させる変流器と、この変流器と
並列に接続された非直線抵抗体とを備えた避雷装置を提
供する。
に本発明においては、避雷器と、この避雷器の接地側に
直列に接続され、避雷器電流を一次電流とし、この一次
電流をより大きな二次電流に変成し、この二次電流によ
り二次回路の一部を溶失させる変流器と、この変流器と
並列に接続された非直線抵抗体とを備えた避雷装置を提
供する。
【0006】
【作用】避雷器が地絡状態になると、前述したように避
雷器の接地側に1A程度の避雷器電流が流れる。避雷器
に直列接続された変流器はこの避雷器電流を一次電流と
し、一次電流よりも二次電流が大きくなるように電流を
変成する。変流器の二次回路は熱により溶失する溶失部
を備えているので、二次電流により二次回路の一部が溶
失する。この溶失部を目視することにより外部より地絡
状態を把握することができる。
雷器の接地側に1A程度の避雷器電流が流れる。避雷器
に直列接続された変流器はこの避雷器電流を一次電流と
し、一次電流よりも二次電流が大きくなるように電流を
変成する。変流器の二次回路は熱により溶失する溶失部
を備えているので、二次電流により二次回路の一部が溶
失する。この溶失部を目視することにより外部より地絡
状態を把握することができる。
【0007】また避雷器に雷電流あるいは開閉サージ電
流などの大電流が流れる場合は、変流器と並列に接続さ
れた非直線抵抗体が動作する。このため避雷器の地絡以
外の状態では溶失部は保護され、地絡状態でのみ溶失し
て避雷器の状態を表示することができる。
流などの大電流が流れる場合は、変流器と並列に接続さ
れた非直線抵抗体が動作する。このため避雷器の地絡以
外の状態では溶失部は保護され、地絡状態でのみ溶失し
て避雷器の状態を表示することができる。
【0008】
【実施例】本発明の一実施例を図1を参照して説明す
る。
る。
【0009】避雷器1の接地側に避雷器1と直列に動作
表示部2を接続する。動作表示部2は避雷器電流を一次
電流とする変流器3と非直線抵抗体4とを並列接続して
成る。変流器3は避雷器電流を導く、避雷器通電回路の
一部に形成されたNターンの一次コイル部5と、一次コ
イル部5の磁束をNoターン(N>No)の二次コイル
6に導く高磁性体7とを備えており、二次コイル6に接
続されている二次回路は二次電流によって溶失する溶失
部8を備えている。次に作用について説明する。
表示部2を接続する。動作表示部2は避雷器電流を一次
電流とする変流器3と非直線抵抗体4とを並列接続して
成る。変流器3は避雷器電流を導く、避雷器通電回路の
一部に形成されたNターンの一次コイル部5と、一次コ
イル部5の磁束をNoターン(N>No)の二次コイル
6に導く高磁性体7とを備えており、二次コイル6に接
続されている二次回路は二次電流によって溶失する溶失
部8を備えている。次に作用について説明する。
【0010】避雷器1が地絡すると電源周波による地絡
電流が避雷器電流として避雷器1の接地側に流れる。こ
の避雷器電流は約1A程度であり、この電流では非直線
抵抗体4は動作せず、一次コイル部5に発生する磁束に
より二次回路にN/No倍の電流が流れる。地絡電流の
継続時間は雷電流、開閉サージ電流の場合に比べて極め
て長いため、この継続時間中に発生するエネルギーで二
次回路の溶失部8を溶失させる。一方避雷器1に雷電流
として2500A(8/20μs)あるいは開閉サージ電流75
A(2ms矩形波)のような電流が流れると、一次コイ
ル部5により
電流が避雷器電流として避雷器1の接地側に流れる。こ
の避雷器電流は約1A程度であり、この電流では非直線
抵抗体4は動作せず、一次コイル部5に発生する磁束に
より二次回路にN/No倍の電流が流れる。地絡電流の
継続時間は雷電流、開閉サージ電流の場合に比べて極め
て長いため、この継続時間中に発生するエネルギーで二
次回路の溶失部8を溶失させる。一方避雷器1に雷電流
として2500A(8/20μs)あるいは開閉サージ電流75
A(2ms矩形波)のような電流が流れると、一次コイ
ル部5により
【0011】
【数1】 の電圧が一次コイル部5の両端に発生する。この電圧は
変流器3と並列に接続された非直線抵抗体4で制限され
るので、高磁性体7に発生する磁束を低減することがで
きる。また通常の避雷器1の漏れ電流では、二次電流が
N/No倍に変成されても、溶失部8が溶失されること
はない。
変流器3と並列に接続された非直線抵抗体4で制限され
るので、高磁性体7に発生する磁束を低減することがで
きる。また通常の避雷器1の漏れ電流では、二次電流が
N/No倍に変成されても、溶失部8が溶失されること
はない。
【0012】本実施例によれば動作表示部2の溶失部8
の有無を外部から目視することにより、避雷器1が地絡
状態にあるか否かを調べることができる。また避雷器通
電回路上に溶失部8を設ける必要がなく、変流器3によ
って地絡電流を比較的大きな電流に変成してから溶失部
8を溶失させるので誤動作を防ぐことができる。溶失部
8は大きな電流に変成された二次電流によって溶失させ
ればよいので、溶失部8の機械的強度を増加させること
ができる。このように信頼性の高い動作表示をすること
が可能となり迅速に地絡状態にある避雷器を発見するこ
とができる。
の有無を外部から目視することにより、避雷器1が地絡
状態にあるか否かを調べることができる。また避雷器通
電回路上に溶失部8を設ける必要がなく、変流器3によ
って地絡電流を比較的大きな電流に変成してから溶失部
8を溶失させるので誤動作を防ぐことができる。溶失部
8は大きな電流に変成された二次電流によって溶失させ
ればよいので、溶失部8の機械的強度を増加させること
ができる。このように信頼性の高い動作表示をすること
が可能となり迅速に地絡状態にある避雷器を発見するこ
とができる。
【0013】
【発明の効果】以上のように本発明によれば溶失部の有
無によって容易に地絡状態の避雷器を発明でき、地絡除
去時間を短縮できるという効果を奏する。
無によって容易に地絡状態の避雷器を発明でき、地絡除
去時間を短縮できるという効果を奏する。
【図1】本発明の一実施例を示す避雷装置の等価回路
図。
図。
1…避雷器、2…動作表示部、3…変流器、4…非直線
抵抗体、5…一次コイル部、6…二次コイル、7…高磁
性体、8…溶失部。
抵抗体、5…一次コイル部、6…二次コイル、7…高磁
性体、8…溶失部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−228082(JP,A) 特開 平3−1476(JP,A) 特開 昭55−32409(JP,A) 特開 昭55−83426(JP,A) 実開 昭61−177385(JP,U) 実開 昭61−156195(JP,U) 実開 昭48−23922(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02H 9/02 - 9/06 H01T 15/00 G01R 19/165
Claims (1)
- 【請求項1】 避雷器と、この避雷器の接地側に直列に
接続され、避雷器電流を一次電流とし、この一次電流を
より大きな二次電流に変成し、この二次電流により二次
回路の一部を溶失させる変流器と、この変流器と並列に
接続された非直線抵抗体とを備えた避雷装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03282595A JP3085754B2 (ja) | 1991-10-29 | 1991-10-29 | 避雷装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03282595A JP3085754B2 (ja) | 1991-10-29 | 1991-10-29 | 避雷装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05122837A JPH05122837A (ja) | 1993-05-18 |
JP3085754B2 true JP3085754B2 (ja) | 2000-09-11 |
Family
ID=17654553
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03282595A Expired - Fee Related JP3085754B2 (ja) | 1991-10-29 | 1991-10-29 | 避雷装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3085754B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012017015A (ja) * | 2010-07-08 | 2012-01-26 | Sankosha Corp | 保安器 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114530837B (zh) * | 2022-03-09 | 2023-07-28 | 沈阳工程学院 | 一种电力自动化开关柜 |
-
1991
- 1991-10-29 JP JP03282595A patent/JP3085754B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012017015A (ja) * | 2010-07-08 | 2012-01-26 | Sankosha Corp | 保安器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05122837A (ja) | 1993-05-18 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |