JP3314595B2 - 溶接トーチ - Google Patents
溶接トーチInfo
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Description
接トーチに関するものである。
対する溶接電流や溶接連続時間によって、従来の空冷式
溶接トーチに加え、水冷式溶接トーチを使用することが
多くなってきた。
置に保持させた一実施例の構成図であり、図6は従来の
水冷式溶接トーチの一実施例の外観図を示している。
で、その先端にトーチホルダ51が取付けられ、そこに
水冷式溶接トーチ52が保持されている。水冷式溶接ト
ーチ52には冷却水用の給水ホース32、排水ホース3
3、シールドガス用のガスチューブ53、消耗性電極ワ
イヤ(以下、ワイヤという)18を固定する水冷式溶接
トーチ52に設けられたクランプ装置(図示せず)用の
エアを通すエアチューブ54、前記クランプ装置を制御
する制御ケーブル56、及びワイヤ18などを含むトー
チケーブル55が接続されている。57はワイヤ送給装
置で、ワイヤリールスタンド58に保持されているワイ
ヤ18をモータ駆動で水冷式溶接トーチ52に送給する
ものである。59は冷却水装置で、冷却水量などの管理
を行う。
ズルで、ノズル本体41に取付けられ、ノズル本体41
はトーチ本体30に袋ナット40によって取付けられて
いる。31は導入側継手で、給水ホース32と本体冷却
部34内の本体冷却管(図示せず)の一端とを接続する
ものである。35は中間継手で、前記本体冷却管の他端
と中継ホース36を接続し、中継ホース36には中継コ
ネクタ38が取付けられている。39はノズルコネクタ
で、ノズル冷却管37と、中継コネクタ38を経て中継
ホース36とを接続するためのものである。また、ノズ
ル冷却管37はノズル本体41内の冷却部(図示せず)
の一端に接続され、他端からは排水ノズル管(図示せ
ず)とコネクタ(図示せず)を経て排水ホース33に接
続されている。
冷却水装置59により冷却水を給水ホース32から給水
し、本体冷却部34の内部の冷却管(図示せず)によ
り、トーチ本体30付近を冷却し、中継ホース36、ノ
ズル冷却管37を経てノズル本体41中のノズル冷却部
(図示せず)でノズル本体内を冷却し、排水ノズル管
(図示せず)と排水ホース33を経て冷却水装置59に
戻っていく。以下、この動作が繰り返される。
式溶接トーチ52では、水冷式専用のトーチ構造になっ
ているため空冷式溶接トーチ(図示せず)から水冷式溶
接トーチ52に取替える場合、給水ホース32と排水ホ
ース33の設置の他、前記空冷式溶接トーチや付随ケー
ブル(図示せず)などを、それらと同等品の水冷用であ
る水冷式溶接トーチ52、ガスチューブ53、エアチュ
ーブ54、制御ケーブル56及びトーチケーブル55と
取替えなければならず、取替え作業に多大の時間がかか
っていた。
容易に空冷式を水冷式に変更することが可能である溶接
トーチを提供するものである。
に本発明の溶接トーチは、トーチ本体とノズルの間に設
けた冷却用ノズルベースを有し、冷却用ノズルベースは
水冷式と空冷式に取り換え可能であり、導入口と排出口
を冷却用ノズルベースの外周上の所望の位置に固定する
固定手段を設けたものである。
ノズルベースを設けることにより、溶接トーチを交換す
ることなく、容易に空冷式、水冷式の使い分けが可能な
溶接トーチを供給することができる。
3、4を参照しながら説明する。
ズルベースで、その内周にできるだけ表面積が大きくな
るようにした冷却管1が配置されている。2は導入側継
手で、冷却管1の入口8に接続されており、冷却用ノズ
ルベース4の外周上に設けられている。3は排出側継手
で、冷却管1の出口9に接続されており、冷却用ノズル
ベース4の外周上に設けられている。なお、両継手はト
ーチ先端から遠い方に近接して設けられている。
ス、6は排出側継手3に接続された排水ホースである。
13はノズルで、冷却用ノズルベース4に取付けられ、
14は絶縁ハウジングで、袋ナット15によりトーチ本
体10に固定されている。そして絶縁ハウジング14に
は3箇所、等間隔に取付穴を加工し、冷却用ノズルベー
ス4には等間隔で取付用ネジを6箇所加工しており、3
本の6角穴付ボルト16で絶縁ハウジング14と冷却用
ノズルベース4を取付け固定している。
した穴を設けた絶縁ハウジング14に対して、接触しな
いよう真横にピン穴を加工し、位置決めピン7が出っ張
るように絶縁ハウジング14のピン穴に挿入固定されて
いる。トーチ本体10には、前記絶縁ハウジング14に
挿入固定した位置決めピン7の出っ張りを受けるための
溝または、穴加工を施している。
されており、12はコンタクトチップで、電極棒11に
取付けられる。17は冷却用ノズルベース4と電極棒1
1との間に形成された空間で、シールドガスの通路とな
る。18は消耗性電極ワイヤ(以下、ワイヤという)、
20は対象ワークで、両者間にアーク19が発生する。
て、以下その動作を説明する。アーク溶接は、供給され
たシールドガスが空間17を通ってトーチ先端に拡散さ
れ、この状態で、同様に供給されたワイヤ18がコンタ
クトチップ12で接触給電され、対象ワーク20との間
にアークを発生させる。そのアーク熱によりワイヤ18
を溶融し、対象ワーク20を接合するものでシールドガ
スとして一般的にはアルゴンが用いられている。
伝導によりコンタクトチップ12、電極棒11などを加
熱し、さらに絶縁ハウジング14、トーチ本体10へと
伝導していく。またアーク19は輻射熱によりノズル1
3を加熱し、さらに冷却用ノズルベース4をも加熱す
る。
通して冷却管1の一端に流れ、他端から排出側継手3を
通して排水ホース6から排出される。以下、これを繰り
返し、上記の冷却管1は冷却水によって冷やされる。そ
してアーク熱により加熱された冷却ノズルベース4や電
極棒11を冷却する。それにより、絶縁ハウジング1
4、トーチ本体10、コンタクトチップ12、及びノズ
ル13などの熱上昇も抑制することになる。
合、溶接トーチの給水ホース5と排水ホース6がトーチ
本体10に接触して、前記両ホース5、6が設置できな
い場合がある。この場合は、絶縁ハウジング14の3箇
所の取付穴と冷却用ノズルベース4の6箇所の取付用ネ
ジにより、絶縁ハウジング14と冷却用ノズルベース4
の取付を所望の位置に調整し、前記両ホース5、6がト
ーチ本体10に接触しないようにすることができる。
縁ハウジング14の位置決めピン7により、上記で調整
した導入側継手2と排水側継手3の位置が変わることな
く、スムーズにノズル13を交換することができる。
よれば、冷却用ノズルベース4に冷却機能をもたせてい
るため、効率のよい溶接作業ができる。即ち、溶接トー
チを空冷式から水冷式に変更する場合、従来の溶接トー
チはそれ自身に冷却機能をもたせていたため、溶接トー
チ一式を交換する必要があり、加えて、溶接トーチに接
続されているトーチケーブルやガスチューブなどの付随
ケーブルも交換しなければならず、取り換え作業に多大
の時間がかかっていた。しかし、本実施例の溶接トーチ
によれば、溶接トーチを空冷式から水冷式に変更する場
合、冷却用ノズルベース4のみを空冷式のものから水冷
式のものに取り換え、給水ホース5と排水ホース6を接
続するだけで水冷式となり、非常に短時間で容易に空冷
式から水冷式の溶接トーチにすることができる。これに
より、溶接電流の大小や溶接時間の長短など広範囲な溶
接作業をスムーズに行うことができる。
出側継手3を所望の位置に調整でき、ノズル13の交換
時も、位置決めピン7により導入側継手2と排出側継手
3の位置が変わることなくスムーズにできる。
明しているが、他の冷却媒体(例えば、揮発性ガスな
ど)であってもよい。
隔に取付用穴を加工し、冷却用ノズルベース4に等間隔
で取付用ネジを3箇所加工してもよい。
の溶接トーチによれば、冷却用ノズルベースは水冷式と
空冷式に取り換え可能なので、溶接トーチや溶接トーチ
に接続されている付随ケーブルを取替えることなく、容
易に、短時間で空冷式と水冷式を実現できるため、効率
的に溶接作業ができ、メンテナンス性にも優れている。
ベースの一方に固定用ボルト通し穴を、他方にネジ穴を
各々等間隔で設けることにより冷却用ノズルベースの外
周上に設けられた冷却水路に接続された導入側継手と排
出側継手を所望の位置に調整固定することができる。
トーチ本体と絶縁ハウジングを位置決めピンで固定する
ことにより、冷却用ノズルベースの導入側継手と排出側
継手の位置を固定した状態でノズルの交換をスムーズに
行うことができるものである。
断面図
図
させた一実施例の構成図
Claims (4)
- 【請求項1】 トーチ本体とノズルの間に設けた冷却用
ノズルベースを有し、前記冷却用ノズルベースは水冷式
と空冷式に取り換え可能であり、導入口と排出口を冷却
用ノズルベースの外周上の所望の位置に固定する固定手
段を設けた溶接トーチ。 - 【請求項2】 トーチ本体とノズルの間に設けた冷却用
ノズルベースを有し、前記冷却用ノズルベースは水冷式
と空冷式に取り換え可能であり、冷却用ノズルベースを
トーチ本体に取付けるための独立した取付部を前記冷却
用ノズルベースとトーチ本体の間に設け、前記冷却用ノ
ズルベースと取付部はどちらか一方に等間隔の取付穴と
他方にそのN倍(Nは1以上の整数)の取付用ネジを設
けた溶接トーチ。 - 【請求項3】 トーチ本体とノズルの間に設けた冷却用
ノズルベースを有し、前記冷却用ノズルベースは水冷式
と空冷式に取り換え可能であり、冷却用ノズルベースを
トーチ本体に取り付けるための独立した取付部を前記冷
却用ノズルベースとトーチ本体の間に設け、前記冷却用
ノズルベースと取付部はどちらか一方に等間隔の取付用
ネジと他方にそのN倍(Nは2以上の整数)の取付穴を
設けた溶接トーチ。 - 【請求項4】 取付部に回り止め機構を設けた請求項2
または3記載の溶接トーチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25311995A JP3314595B2 (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | 溶接トーチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25311995A JP3314595B2 (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | 溶接トーチ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH0994663A JPH0994663A (ja) | 1997-04-08 |
JP3314595B2 true JP3314595B2 (ja) | 2002-08-12 |
Family
ID=17246770
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25311995A Expired - Fee Related JP3314595B2 (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | 溶接トーチ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3314595B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4285087B2 (ja) | 2003-05-30 | 2009-06-24 | 株式会社安川電機 | 溶接トーチおよび溶接ロボット |
WO2017159888A1 (ko) * | 2016-03-14 | 2017-09-21 | 권도형 | 용접토치용 냉각수단 및 이를 구비한 통합용접토치 |
-
1995
- 1995-09-29 JP JP25311995A patent/JP3314595B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JPH0994663A (ja) | 1997-04-08 |
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