JP3314264B2 - 画像形成機 - Google Patents

画像形成機

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JP3314264B2
JP3314264B2 JP30659796A JP30659796A JP3314264B2 JP 3314264 B2 JP3314264 B2 JP 3314264B2 JP 30659796 A JP30659796 A JP 30659796A JP 30659796 A JP30659796 A JP 30659796A JP 3314264 B2 JP3314264 B2 JP 3314264B2
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photosensitive drum
area
roller
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正展 前嶌
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静司 嘉戸
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秀樹 谷口
将 後藤
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  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Dry Development In Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、静電複写機、レー
ザプリンタの如き感光体ドラムの感光層に形成された静
電潜像をトナー像に現像する静電潜像現像装置を装備し
た画像形成機および画像形成機に用いるプロセスユニッ
トに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、感光体ドラムの感光層に形成され
た静電潜像を一成分トナーからなる現像剤によってトナ
ー像に現像する形態の静電潜像現像装置を装備した画像
形成機が広く実用に供されている。この種の画像形成機
は、回転自在に配設され帯電域、静電潜像形成域、現像
域および転写域を順次に通る感光体ドラムと、帯電域に
配設され該感光体ドラムの周表面を特定極性に帯電する
帯電器と、現像域に配設され静電潜像形成域において感
光体ドラムの周表面に形成された静電潜像をトナー像に
現像する現像装置と、転写域に配設され感光体ドラムの
周表面に形成されたトナー像を転写紙に転写する転写手
段とを具備している。静電潜像を一成分トナーからなる
現像剤によってトナー像に現像する形態の静電潜像現像
装置は、現像室と攪拌室を備えた現像ハウジングと、該
現像室内に配設され現像剤保持域において周表面に現像
剤を保持し該保持した現像剤を現像域に搬送して静電潜
像に施すための現像ローラと、現像室内に配設され現像
剤保持域において該現像ローラの周表面に現像剤を供給
する供給手段としての補給ローラと、該攪拌室に配設さ
れ現像剤供給開口を通して供給された現像剤を攪拌する
とともに攪拌した現像剤を該現像室に送る攪拌手段と、
該現像剤保持域と該現像域との間に位置する現像剤規制
域において該現像ローラの周表面に作用し該周表面に保
持される現像剤量を規制する現像剤規制手段とを具備し
ている。上記現像ローラは回転軸と該回転軸の外周面に
固着された中実合成ゴムローラとからなり、このゴムロ
ーラが感光体ドラムの周表面に圧接せしめられる。そし
て、上記感光体ドラムの周表面は800〜850Vに帯
電され、上記現像ローラは300V程度の電圧が印加さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記現像ローラが感光
体ドラムの周表面に圧接されているので、感光体ドラム
に帯電された電荷が現像ローラ側に流れる。感光体ドラ
ムに帯電された電荷が軸方向に均一に現像ローラ側に流
れれば問題はないが、所定量よりも多く流れる個所が発
生すると、その個所の感光体ドラム表面の電位が低下し
て、所謂トナーかぶりが発生する。而して、現像ローラ
は両端部を軸受支持されているので、感光体ドラムに圧
接する力は軸受を介して両端部から作用せしめられる。
このため、現像ローラの中央部の撓みに起因して、現像
ローラの両端部は中央部より圧接力が大きくなり、感光
体ドラムと現像ローラとの接触面積が両端部で増大す
る。従って、感光体ドラムにおける現像ローラの両端部
と圧接している両端部から現像ローラに流れる電荷量が
増大するので、感光体ドラムの両端部における電位が中
央部より低下し、感光体ドラムの両端部において所謂ト
ナーかぶりが発生するという問題がある。
【0004】本発明は、上記の事実に鑑みてなされたも
ので、その主たる技術的課題は、感光体ドラムの両端部
における表面電位の低下を抑え、感光体ドラムの両端部
の表面電位が所定値より低下することによって生ずる所
謂トナーかぶりの発生を防止することができる画像形成
機および画像形成機に用いるプロセスユニットを提供す
ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記主たる技術的課題を
達成するため、本発明によれば、回転自在に配設され帯
電域、静電潜像形成域、現像域および転写域を順次に通
る感光体ドラムと、該帯電域に配設され該感光体ドラム
の周表面を特定極性に帯電する帯電器と、現像ハウジン
グと該現像ハウジングに装着され該感光体ドラムの周表
面に圧接して配設され周表面に現像剤を保持し該保持し
た現像剤を現像域に搬送して静電潜像に施すためのゴム
ローラを有する現像ローラを備えた現像装置と、を具備
する画像形成機において、該感光体ドラムにおける画像
形成域の外側と該現像ローラの該ゴムローラの両端部と
の間に絶縁材からなるスペーサを各々配設し、該ゴムロ
ーラを該感光体ドラムの周表面に圧接して該スペーサと
接触する部分を圧縮するとともに、該ゴムローラにおけ
る該感光体ドラムの画像形成域に対応する範囲を該感光
体ドラムの画像形成域に圧接せしめる、ことを特徴とす
る画像形成機が提供される。
【0006】また、本発明によれば、回転自在に配設さ
れ帯電域、静電潜像形成域、現像域および転写域を順次
に通る感光体ドラムと、該帯電域に配設され該感光体ド
ラムの周表面を特定極性に帯電する帯電器と、現像ハウ
ジングと該現像ハウジングに装着され該感光体ドラムの
周表面に圧接して配設され周表面に現像剤を保持し該保
持した現像剤を現像域に搬送して静電潜像に施すための
ゴムローラを有する現像ローラを備えた現像装置と、を
具備する画像形成機において、該現像ローラの該ゴムロ
ーラの周表面には絶縁層が形成されており、該絶縁層は
該感光体ドラムにおける画像形成域の両端部に対応する
部分が厚く形成されており、該ゴムローラを該感光体ド
ラムの周表面に圧接して該厚く形成された部分を圧縮す
るとともに、該ゴムローラにおける該厚く形成された部
分間を該感光体ドラムの画像形成域に圧接せしめる、こ
とを特徴とする画像形成機が提供される。
【0007】
【0008】また、本発明によれば、回転自在に配設さ
れ帯電域、静電潜像形成域、現像域および転写域を順次
に通る感光体ドラムと、該帯電域に配設され該感光体ド
ラムの周表面を特定極性に帯電する帯電器と、現像ハウ
ジングと該現像ハウジングに装着され該感光体ドラムの
周表面に圧接して配設され周表面に現像剤を保持し該保
持した現像剤を現像域に搬送して静電潜像に施すための
ゴムローラを有する現像ローラを備えた現像装置とをユ
ニット化した画像形成機のプロセスユニットにおいて、
該感光体ドラムにおける画像形成域の外側と該現像ロー
ラの該ゴムローラの両端部との間に絶縁材からなるスペ
ーサを各々配設し、該ゴムローラを該感光体ドラムの周
表面に圧接して該スペーサと接触する部分を圧縮すると
ともに、該ゴムローラにおける該感光体ドラムの画像形
成域に対応する範囲を該感光体ドラムの画像形成域に圧
接せしめる、ことを特徴とする画像形成機のプロセスユ
ニットが提供される。
【0009】また、本発明によれば、回転自在に配設さ
れ帯電域、静電潜像形成域、現像域および転写域を順次
に通る感光体ドラムと、該帯電域に配設され該感光体ド
ラムの周表面を特定極性に帯電する帯電器と、現像ハウ
ジングと該現像ハウジングに装着され該感光体ドラムの
周表面に圧接して配設され周表面に現像剤を保持し該保
持した現像剤を現像域に搬送して静電潜像に施すための
ゴムローラを有する現像ローラを備えた現像装置とをユ
ニット化した画像形成機のプロセスユニットにおいて、
該現像ローラの該ゴムローラの周表面には絶縁層が形成
されており、該絶縁層は該感光体ドラムにおける画像形
成域の両端部に対応する部分が厚く形成されており、該
ゴムローラを該感光体ドラムの周表面に圧接して該厚く
形成された部分を圧縮するとともに、該ゴムローラにお
ける該厚く形成された部分間を該感光体ドラムの画像形
成域に圧接せしめる、ことを特徴とする画像形成機のプ
ロセスユニットが提供される。
【0010】
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明に従って構成された画像形成機および画像形成機に用
いるプロセスユニットの一実施形態を詳細に説明する。
なお、図示の実施形態においては、本発明に従って構成
された画像形成機としてプリンタを例に説明する。
【0012】図1には、本発明に従って構成されたプリ
ンタの一実施形態が概略的に示されている。プリンタ2
は、この実施形態においては、ワードプロセッサ等の印
字装置として使用される小型低速のレーザプリンタであ
って、合成樹脂によって成形された機体ハウジング20
を具備している。この機体ハウジング20は、上方が開
放した箱状のハウジング本体21と、該ハウジング本体
21の上部に配設された軸22に旋回自在に装着された
カバー23とを含んでいる。このように構成された機体
ハウジング20の略中央部には、プロセスユニット4が
着脱自在に装着されている。
【0013】プロセスユニット4は、図2に示すよう
に、感光体ユニット40と、該感光体ユニット40に支
持軸5を介して揺動可能に支持された静電潜像現像装置
がユニット化されている現像ユニット50とを備えてい
る。感光体ユニット40は感光体支持手段41を具備し
ており、この感光体支持手段41は前後方向に間隔を置
いて配置された一対の側壁部材411(図2には奥側の
側壁部材のみが示されている)と、該一対の側壁部材4
11の各々下部を連結する連結部材412a、412b
を備えている。なお、連結部材412aと412bは、
互いに対向する内側の面が平行に配設され両者間に後述
する帯電手段を配設する帯電手段装着空間412cを形
成している。この帯電手段装着空間412cは、後述す
る帯電域に対向して位置している。このように構成され
た感光体支持手段41は、合成樹脂によって一体成形さ
れている。感光体支持手段41を構成する一対の側壁部
材411の現像ユニット50側の上端部には、装着穴4
14を備えた支持部413が各々設けられている。この
支持部413に設けられた装着穴414に上記現像ユニ
ット50の後述する現像ハウジングに配設された金属棒
材からなる支持軸5を挿通することにより、感光体ユニ
ット40と現像ユニット50が相互に揺動可能に支持さ
れる。
【0014】上記感光体ユニット40は、周表面に感光
層が形成された感光体ドラム42を具備している。この
感光体ドラム42は回転軸421を備えており、この回
転軸421が上記感光体支持手段41を構成する一対の
側壁部材411に回転自在に支持され、図示しない駆動
手段によって矢印で示す方向、即ち帯電域422、静電
潜像形成域423、現像域424および転写域425を
順次に通るように回転駆動せしめられる。帯電域422
に位置する上記帯電手段装着空間412cには、上記感
光体ドラム42の下側周表面に対向して配設される帯電
手段43が装着されている。帯電手段43は、感光体ド
ラム42と平行に軸方向に沿って配設される帯電器とし
ての帯電用コロナ放電器431と、該帯電用コロナ放電
器を装着保持する合成樹脂からなる帯電器保持部材43
2とからなり、帯電器保持部材432が上記帯電手段装
着空間412cに嵌合し、所定の位置に位置付けられて
いる。このように構成された帯電手段43は、感光体ド
ラム42の周表面を800〜850Vに帯電せしめる。
また、上記帯電域422と転写域425との間に感光体
ドラム42の周表面に接触する異物回収ブラシ44が感
光体ドラム42の軸方向に沿って配設されている。この
紙粉回収ブラシ44はアクリル繊維等によって構成され
感光体ドラム42の軸方向長さと略同一長さを有してお
り、上記帯電器保持部材432と一体成形され感光体ド
ラム42の軸方向に沿って配設されたブラシ支持部材4
40に装着されている。なお、上記帯電器保持部材43
2の上端は上記帯電域422に配設された帯電用コロナ
放電器431と異物回収ブラシ44の間において感光体
ドラム42の周表面に近接するように突出して形成され
ており、トナー侵入防止壁47を構成している。このト
ナー侵入防止壁47は、上記感光体ドラム42の周表面
に付着され異物回収ブラシ44によって紙粉等の異物と
ともに除去された残留トナーが異物回収ブラシ44に確
実に捕捉されずに落下した場合に、上記帯電用コロナ放
電器431上に侵入するのを防止する機能を有してい
る。この結果、トナー侵入防止壁47によってその移動
が遮られたトナーは、ブラシ支持部材440のトナー侵
入防止壁47付近の水平片部に堆積することになる。
【0015】上記感光体支持手段41を構成する一対の
側壁部材411間には、図2において左斜め上方から給
送される転写紙を上記感光体ドラム42の周表面上の転
写域425に向けて案内する転写前案内板対45の一方
を構成する下側案内板451が配設されており、この下
側案内板451は一対の側壁部材411に一体成形され
ている。この下側案内板451の上面には、長手方向
(図2において紙面に垂直な方向)に間隔をおいて複数
個の案内リブ451aが一体成形されている。また、下
側案内板451は、下面にも長手方向(図2において紙
面に垂直な方向)に間隔をおいて複数個の補強リブ45
1bが一体成形されており、この補強リブ451bが上
記支持軸5に当接するように構成されている。従って、
下側案内板451は、その上面に押圧力が作用し撓もう
としても補強リブ451bが支持軸5に当接して撓みの
発生を防止することができる。また、下側案内板451
は、感光体支持手段41を構成する一対の側壁部材41
1における上部を相互に連結する連結部材として機能
し、感光体支持手段41の剛性強度を向上させることが
できる。更に、図示の実施形態においては、下側案内板
451は一対の側壁部材411に一体成形されているの
で、一対の側壁部材411に回転自在に支持される感光
体ドラム42に対する位置関係を高精度に維持すること
ができる。なお、図示の実施形態における下側案内板4
51は、プロセスユニット4の着脱時において感光体ド
ラム42の感光層に対する接触防止部材としても機能す
るとともに、現像ユニット50の後述する現像ローラへ
の触れ防止部材としても機能し、また、後述する現像ロ
ーラの表面からの飛散トナーが転写紙や転写紙の搬送路
に付着することを防止する機能をも併せもっている。
【0016】上記感光体支持手段41を構成する一対の
側壁部材411間には、上記転写域425において転写
された転写紙を後述する定着手段に案内する転写後案内
板46が配設されており、この転写後案内板46は一対
の側壁部材411に一体成形されている。従って、転写
後案内板46は、感光体支持手段41を構成する一対の
側壁部材411を相互に連結する連結部材として機能
し、感光体支持手段41の剛性強度を向上させることが
できる。なお、図示の実施形態における転写後案内板4
6は、プロセスユニット4の着脱時において感光体ドラ
ム42の感光層に対する接触防止部材としても機能する
ことができる。
【0017】次に、静電潜像現像装置としての上記現像
ユニット50について説明する。図示の実施形態におけ
る現像ユニット50は、一成分トナーからなる現像剤が
収容された現像ハウジング51を具備している。この現
像ハウジング51は、底壁511と、該底壁511の前
後端(図2において紙面に垂直な方向の端部)から上方
に立設して形成された前側壁および後側壁512(図2
には後側壁のみが示されている)と、左側壁513とか
らなっており、これらは合成樹脂によって一体成形さ
れ、攪拌室514と現像室515を規定している。現像
ハウジング51を構成する底壁511には、攪拌室51
4と現像室515との間に前後方向(図2において紙面
に垂直な方向)に設けられた仕切り壁516が一体成形
されている。この仕切り壁516の左右両面は、円弧状
の案内面516aおよび516bに形成されている。現
像ハウジング51を構成する前後側壁512間には、現
像室515側上部に配設された連結部材517が設けら
れ、前後側壁512に一体形成されている。なお、現像
ハウジング51を構成する上記後側壁512にはトナー
供給穴518が形成されており、このトナー供給穴51
8にキャップ519が嵌合されている。このように構成
された現像ハウジング51の現像室515側上端部に
は、前後側壁512を貫通して上記支持軸5が配設され
ており、この支持軸5の両端部に上記感光体ユニット4
0の感光体支持手段41を構成する一対の側壁部材41
1の支持部413に設けられた装着穴414を嵌合する
ことにより、感光体ユニット40と現像ユニット50が
相互に揺動可能に支持される。なお、感光体ユニット4
0の感光体支持手段41の下端部と現像ハウジング51
の下端部との間には、前端部および後端部にばね手段で
あるコイルばね52が各々介在されており、該コイルば
ね52によって感光体支持手段41と現像ハウジング5
1は支持軸5を支点として互いに引き寄せるように付勢
されている。なお、現像ハウジング51は、その上方お
よび右方、即ち感光体ユニット40側が開放されてい
る。
【0018】上記現像ハウジング51内には、現像ロー
ラ53と、補給ローラ54と、攪拌手段55および現像
剤規制手段56が配設されている。現像ローラ53は、
現像ハウジング51の現像室515内に配設され、現像
ハウジング51を構成する上記前後側壁512に回転自
在に装着された回転軸531と、この回転軸531の外
周面に固着された中実合成ゴムローラ532とを含んで
いる。回転軸531はステンレス鋼の如き適宜の金属材
料から形成することができる。中実合成ゴムローラ53
2は比較的柔軟で且つ導電性を有する材料、例えばウレ
タンゴムの如き導電性中実合成ゴムによって構成されて
いる。図示の実施形態においては中実合成ゴムローラ5
32の周表面の面粗さ、即ちJISB 0601に規定
されている十点平均粗さRzが5.0〜12.0に設定
されている。また、中実合成ゴムローラ532の体積抵
抗は104 〜109 Ω・cm程度に設定されている。ま
た、中実合成ゴムローラ532のローラ硬度は、図示の
実施形態においてはアスカーC硬度で60〜80に設定
されている。このように構成された現像ローラ53のロ
ーラ532は、現像ハウジング51に形成されている右
側開口を通して露呈せしめられて上記感光体ドラム42
に対向して位置付けられる。そして、現像ローラ53を
構成するローラ532の周表面は、現像域において感光
体ドラム42の周表面に圧接せしめられ、この圧接され
たニップ部においてローラ532の周表面が若干弾性的
に圧縮せしめられている。現像ローラ53の回転軸53
1は、図示しない駆動手段によって矢印で示す方向、即
ちローラ532と上記感光体ドラム42との接触部であ
る現像域において下側から上側に向けて回転駆動せしめ
られる。回転軸531の上記回転によってローラ532
も矢印で示す方向に回転駆動され、該ローラ532の周
表面は現像剤保持域533、現像剤規制域534および
現像域424を順次に移動せしめられる。なお、図示の
実施形態においては、現像ローラ53の回転軸531に
は300Vの定電圧が印加される。
【0019】上記補給ローラ54は、上記現像ハウジン
グ51の現像室515内に上記現像ローラ53と平行に
配設されており、現像ハウジング51を構成する上記前
後側壁512に回転自在に装着された回転軸541と、
この回転軸541の外周面に固着されたローラ542と
を含んでいる。回転軸541は上記現像ローラ53の回
転軸531と同様にステンレス鋼の如き適宜の金属材料
から形成することができる。ローラ542は発泡シリコ
ン或いは発泡ウレタンの如き発泡体から構成されてい
る。ローラ542は現像ローラ53とのニップ部である
現像剤保持域533において現像ローラ53のローラ5
32に圧接せしめられる。補給ローラ54のローラ54
2を構成している発泡体の硬度は、現像ローラ53を構
成するローラ532の硬度よりも相当小さく(例えばア
スカーC硬度で35程度)、ローラ542を現像ローラ
53のローラ532に圧接せしめることによってニップ
領域においてローラ542が0.1〜0.6mm程度弾
性的に圧縮せしめられるのが望ましい。また、ローラ5
42も導電性を有しており、その体積抵抗は102 〜1
6 Ω・cm程度に設定されている。補給ローラ54の
回転軸541は図示しない駆動手段によって矢印で示す
方向、即ちローラ542と上記現像ローラ53のローラ
532とのニップ部である現像剤保持域533において
上側から下側に向けて回転駆動せしめられる。回転軸5
41の上記回転によってローラ542も矢印で示す方向
に回転駆動される。なお、図示の実施形態においては、
補給ローラ54の回転軸541には上記現像ローラ53
への印可電圧より高い450Vの定電圧が印加される。
【0020】上記感光体ドラム42の周速度V1と、現
像ローラ53の周速度V2と、補給ローラ54の周速度
V3とは、V1<V2<V3の関係に設定されている。
なお、図示の実施形態においては、感光体ドラム42の
周速度V1と現像ローラ53の周速度V2との関係は、
1.2V1≦V2≦2.5V1に設定されており、現像
ローラ53の周速度V2と補給ローラ54の周速度V3
との関係は、1.0V2≦V3≦2.0V2に設定され
ている。現像ローラ53の周速度V2が1.2V1以下
になると、感光体ドラム42への現像剤の供給不足とな
り、画像濃度が低下する原因となる。また、現像ローラ
53の周速度V2が1.2V1以下になると、転写後に
感光体ドラム42に付着している不転写現像剤に対する
現像ローラ53の掻き取り作用が低下するため、不転写
現像剤を感光体ドラム42から除去できないために生ず
る所謂オフセット・カブリが発生する原因となる。他
方、現像ローラ53の周速度V2が2.5V1以上にな
ると、現像ローラ53の駆動トルクが増大するととも
に、遠心力による現像剤飛散の原因となる。また、補給
ローラ54の周速度V3が1.0V2以下になると、現
像ローラ53への現像剤の供給不足となり、画像濃度が
低下する原因となる。また、補給ローラ54の周速度V
3が1.0V2以下になると、補給ローラ54による現
像ローラ53周表面の掻き取り作用が弱いため、転写後
に感光体ドラム42に付着している不転写現像剤が現像
ローラ53に付着した場合、この付着現像剤の除去が困
難となり、この付着現像剤は次の現像時に現れる所謂ゴ
ースト現象発生の原因となる。他方、補給ローラ54の
周速度V3が2.0V2以上になると、補給ローラ54
の駆動トルクが増大するとともに、現像剤が補給ローラ
54と現像ローラ53のニップ部の上側に滞留する傾向
が強くなり現像ローラ53への現像剤供給不足の原因と
なる。
【0021】上記現像ハウジング51の攪拌室514に
は、攪拌手段55が配設されている。上記攪拌手段55
は、上記補給ローラ54と平行に配設されており、現像
ハウジング51を構成する上記前後側壁512に回転自
在に装着された回転軸551と、この回転軸551に固
定された攪拌部材552と、該攪拌部材552に装着さ
れた弾性を有する攪拌シート部材553を含んでいる。
攪拌部材552は、合成樹脂によって形成されており、
長手方向(図2において紙面に垂直な方向)に複数個の
開口を備えている。攪拌シート部材553は、可撓弾性
を有する例えばポリエチレンテレフタレート(PET
P)樹脂によって形成されており、攪拌部材552の先
端縁辺に接着剤等によって固着されている。このように
構成された攪拌手段55は、図示しない駆動手段によっ
て図2において矢印で示す方向に連続的に回転駆動せし
められる。
【0022】上記現像剤規制手段56は、上記現像ロー
ラ32を構成するローラ532の周表面に圧接せしめら
れる可撓弾性を有する薄板鋼板からなる規制ブレード5
61を具備している。規制ブレード561は、例えば、
厚さが0.1〜0.2mm程度のステンレス鋼板または
ばね鋼板によって構成されており、現像ローラ53を構
成するローラ532の長さと略同じ長手方向寸法を有し
ている。規制ブレード561は、装着部561aと規制
部561bとを有している。この規制ブレード561を
構成する規制部561bの表面(現像ローラ32と対向
する側)には、ウレタンゴムからなる規制部材562が
装着されている。規制部材562は、図示の実施形態に
おいては断面が半径1mm程度の半円形をなし、規制ブ
レード561の長手方向寸法と略同一長さを有してお
り、平面部が上記規制部561bの表面に接着剤によっ
て装着されている。規制ブレード561の装着部561
aは、現像ハウジング51を構成する底壁511の感光
体ユニット40側開放端に設けられたブレード取付部5
11aに押さえ板563によって挟持され取り付けられ
る。規制ブレード561の装着部561aと押さえ板5
63との間および装着部561aと現像ハウジング51
のブレード取付部511aとの間には、図示の実施例に
おいては0.2〜0.3mm程度のウレタンゴムのシー
ト材からなる弾性部材564、564が各々配設されて
いる。現像ハウジング51のブレード取付部511aと
規制ブレード561の装着部561aと弾性部材56
4、564および押さえ板563には、長手方向に各々
対応した位置に所定の間隔をおいて複数個のビス挿入穴
が夫々設けられている。上記各部材に夫々設けられた複
数個のビス挿入穴に現像ハウジング51のブレード取付
部511a側から複数個のビス565を各々挿入し、該
ビス565の先端部に形成されたねじ部565aを押さ
え板563に設けられたビス挿入穴に形成された雌ねじ
563aに螺合することにより、規制ブレード561の
装着部561aが弾性部材564、564を介在して現
像ハウジング51のブレード取付部511aに押さえ板
563によって挟持され締め付け固定される。このよう
に、規制ブレード561の装着部561aは弾性部材5
64、564を介在して現像ハウジング51のブレード
取付部511aに取り付けられるので、ビス565の締
め付け力は弾性部材564、564によって分散され
る。従って、押さえ板563はその剛性が非常に高くな
くても変形を抑えることができ、ビス565の締め付け
力によって押さえ板563が変形することによる規制ブ
レード561の変形を緩和することができる。なお、図
示の実施形態においては、規制ブレード561の装着部
561aの両側に弾性部材564、564を配設した例
を示したが、規制ブレード561の装着部561aと押
さえ板563との間にだけ弾性部材564を配設した場
合でも、両側に弾性部材を配設した場合より僅かに締め
付け力の分散は減少するが、規制ブレード561の変形
を緩和する十分な作用効果を得ることができる。
【0023】上記現像ハウジング51におけるブレード
取付部511aの上側には、支点部材取付け部511b
が前後方向(図2において紙面に垂直な方向)に形成さ
れている。この支点部材取付け部511bは、図示の実
施例においては断面が弧状の溝によって形成されてい
る。該支点部材取付け部511bに支点部材566が配
設されている。支点部材取付け部511bは、図示の実
施例においては例えば2mmの金属の丸棒材によって構
成されており、上記規制ブレード561の長手方向寸法
と略同一長さを有している。この支点部材566は上記
支点部材取付け部511bに載置され、上記規制ブレー
ド561の装着部561aと規制部561bとの間にお
ける裏面(規制部材562を装着した面と反対側の面)
に当接するように構成されている。なお、支点部材56
6は規制ブレード561の当接位置が規制部材562か
らできるだけ遠くなるような位置に配設するのが規制ブ
レード561の小型化を達成するために望ましい。この
ように構成された現像剤規制手段56は、規制ブレード
561が支点部材566を支点として撓まされ、規制部
561bの表面に装着された規制部材562が現像剤規
制域534において現像ローラ53を構成するローラ5
32の周表面に圧接せしめられる。現像剤規制手段56
は以上のように構成され、規制ブレード561の撓みの
支点となる支点部材566が丸棒材によって構成されて
いるので、比較的精度の良い支点部を安価に得ることが
できる。なお、図示の実施形態においては、支点部材5
66として丸棒材を用いた例を示したが、角棒材を用い
てもよい。
【0024】上記現像ハウジング51には、開放された
上部を覆う蓋57が装着されている。蓋57は合成樹脂
によって構成されており、現像ハウジング51を構成す
る前側壁および後側壁512と左側壁513および連結
部材517の上面に接着剤によって固着されている。こ
の蓋57の内面には、上記補給ローラ54と対向する位
置に前後方向(図2において紙面に垂直な方向)に延設
され現像室515側に突出する規制部571が一体成形
されている。なお、規制部571の下端と上記補給ロー
ラ54を構成するローラ542の外周面との間には所定
の間隔が設けられる。図示の実施形態においては、現像
ハウジング51を構成する連結部材517には、シート
状シール部材58が装着されている。このシート状シー
ル部材58は、例えばポリエチレンテレフタレート(P
ETP)樹脂等の可撓弾性を有するシート部材によって
構成されており、上記現像ローラ53を構成するローラ
532の軸方向長さと略同一長さを有している。シート
状シール部材58は、その一端部が上記連結部材517
に接着剤等の固着手段によって固着されており、その他
端部が湾曲されて現像ローラ53を構成するローラ53
2の周表面に弾性的に接触せしめられている。このよう
に構成されたシート状シール部材58は、上記現像剤規
制手段56のブレード561とともに現像ハウジング5
1の感光体ユニット40側開口からの現像剤の飛散を防
止する。
【0025】以上のように構成されたプロセスユニット
4において、感光体ドラム42の周表面に圧接される現
像ローラ53を構成するローラ532は、圧接部におい
て若干弾性的に圧縮せしめられるが、現像ローラ53は
両端部を軸受支持されているので、感光体ドラム42に
圧接する力は軸受を介して両端部から作用せしめられ
る。このため、現像ローラを構成するローラ532の中
央部の撓みに起因して、現像ローラ53を構成するロー
ラ532の両端部は中央部より圧接力が大きくなり、感
光体ドラム42とローラ532との接触面積が両端部で
増大する。従って、感光体ドラム42におけるローラ5
32の両端部と圧接している両端部から現像ローラ53
に流れる電荷量が増大するので、感光体ドラム42の両
端部における電位が中央部より低下し、感光体ドラム4
2の両端部において所謂トナーかぶりが発生する原因と
なる。このような、現像ローラ53を構成するローラ5
32における感光体ドラム42との圧接に伴う感光体ド
ラムの両端部における表面電位の低下を防止するため
に、本発明においては以下の対策が施されている。
【0026】先ず、図3乃至図5を参照して感光体ドラ
ムの両端部における表面電位の低下防止対策の一実施形
態について説明する。この実施形態は、上記感光体ドラ
ム42の両端部と現像ローラ53を構成するローラ53
2の両端部との間に絶縁材からなるスペーサ60、60
を各々配設した例である。スペーサ60は、例えばポリ
エチレンテレフタレート(PETP)樹脂によって形成
された厚さが0.3〜0.4mm程度のシート材からな
り、その表面に摩擦係数が小さく摺動特性に優れたテフ
ロン(商標名)等のフッ素樹脂加工が施されている。ま
た、スペーサ60は摩擦係数が小さく摺動特性の良いワ
ックスを含有したポリアセタール樹脂等を用いて形成し
てもよい。このスペーサ60は、接触部601と、該接
触部601の一端に設けられた係合部602と、接触部
601の他端に設けられた貼着部603を備えている。
接触部601は幅が3mm程度に構成され、係合部60
2は接触部601より側方に突出して形成されており、
貼着部603には両面接着テープ604が装着されてい
る。このように構成されたスペーサ60は、現像ローラ
53を構成するローラ532の両端部に接触部601を
位置付け、係合部602を現像ハウジング51における
規制ブレード装着部561aの下端とこれに装着された
押さえ板563との間に形成される係止空間に挿入して
係止される。そして、スペーサ60の貼着部603に装
着された両面接着テープ604を現像ハウジング51の
前側壁および後側壁に形成された取付部510に各々貼
着される。上記のように感光体ドラム42の両端部と現
像ローラ53を構成するローラ532の両端部との間に
配設されたスペーサ60、60は、感光体ドラム42の
画像領域420より1〜2mm程度外側に位置付けられ
る。従って、感光体ドラム42に現像ローラ53を構成
するローラ532が圧接されると、ローラ532におけ
るスペーサ60、60が配設された両端部は図5に示す
ように圧縮変形し、ローラ532の感光体ドラム42の
画像領域420に対応する範囲は略均一な接触面積とな
る。このため、感光体ドラム42における画像領域の両
端部と現像ローラ53を構成するローラ532の上記画
像領域の両端部と対応する部分との接触面積が増大する
ことによる感光体ドラム42における画像領域420の
両端部の表面電位の低下が抑えられ、感光体ドラム42
における画像領域420の両端部の表面電位が所定値よ
り低下することによって生ずる所謂トナーかぶりが発生
を防止することができる。
【0027】次に、上記感光体ドラム42の両端部と現
像ローラ53を構成するローラ532の両端部との間に
配設されるスペーサの他の実施形態を図6を参照して説
明する。この実施形態は、現像ローラ53を構成するロ
ーラ532の両端部に絶縁材によって形成された筒状部
材からなるスペーサ62、62を各々嵌合して装着した
ものである。筒状部材からなるスペーサ62は、摩擦係
数が小さく摺動特性の良い合成樹脂によって構成され、
筒部621と、該筒部621の一端に一体形成された環
状のストッパー部622とからなっており、筒部621
の厚さは0.3〜0.4mm程度に形成されている。こ
のように構成されたスペーサ62、62は、現像ローラ
53を構成するローラ532の両端部に図示のように嵌
合される。なお、スペーサ62を構成する筒部621の
軸方向寸法は、ローラ532の端部に装着された状態で
その内端が、上記感光体ドラム42の画像領域420と
対応する位置から1〜2mm程度外側に位置付けられる
長さに設定されている。従って、感光体ドラム42に現
像ローラ53を構成するローラ532が圧接された状態
においては、圧接部は上記図3乃至図5に示された実施
形態と同様の作用が行われる。
【0028】図7は上記感光体ドラム42の両端部と現
像ローラ53を構成するローラ532の両端部との間に
配設されるスペーサの更に他の実施形態を示すものであ
る。この実施形態は、感光体ドラム42の両端部に絶縁
材によって形成された筒状部材からなるスペーサ64、
64を各々嵌合して装着したものである。筒状部材から
なるスペーサ64は、摩擦係数が小さく摺動特性の良い
合成樹脂によって構成され、筒部641と、該筒部64
1の一端に一体形成された環状のストッパー部642と
からなっており、筒部641の厚さは0.3〜0.4m
m程度に形成されている。このように構成されたスペー
サ64、64は、感光体ドラム42の両端部に図示のよ
うに嵌合される。なお、スペーサ64を構成する筒部6
41の内端は、画像領域420の位置から1〜2mm程
度外側に位置付けられる。従って、感光体ドラム42に
現像ローラ53を構成するローラ532が圧接された状
態においては、圧接部は上記図3乃至図5および図6に
示された各実施形態と同様の作用が行われる。
【0029】次に、感光体ドラムの両端部における表面
電位の低下防止対策の他の実施形態について、図8を参
照して説明する。この実施形態は、現像ローラ53を構
成するローラ532の周表面に摺動特性が優れた絶縁材
によって絶縁層533が形成されており、この絶縁層5
33の両端部を厚肉部533aとしたものである。絶縁
層533はローラ532を摩擦係数が小さく摺動特性の
良い例えばフッ素系合成樹脂溶液に漬けてから乾燥して
形成することができ、その厚さが1μm程度に構成され
る。そして、その両端部である厚肉部533aのみ合成
樹脂溶液を数回塗布して乾燥させ、その厚さを2〜3μ
m程度に構成する。なお、現像ローラ53を構成するロ
ーラ532の周表面に形成される絶縁層533の厚肉部
533aは、感光体ドラム42における画像領域420
の両端部に対応する部分に渡って形成されている。現像
ローラ53を構成するローラ532の周表面を上記のよ
うに構成することにより、ローラ532を感光体ドラム
42の周表面に圧接して厚肉部533a、厚肉部533
aを圧縮するとともに、ゴムローラ532における厚肉
部間を感光体ドラム42の画像形成域に接触せしめる。
従って、感光体ドラム42に現像ローラ53を構成する
ローラ532が圧接された状態でその両端部の接触面積
が大きくなっても、画像領域420の両端部に対応する
絶縁層533の厚肉部533aは絶縁性が高いので感光
体ドラム42の表面に帯電された電荷の現像ローラ側へ
の流れを抑えることができる。従って、両端部における
接触面積の増大による感光体ドラム42における画像領
域420の両端部の表面電位の低下が抑えられ、感光体
ドラム42における画像領域420の両端部の表面電位
が所定値より低下することによって生ずる所謂トナーか
ぶりの発生を防止することができる。
【0030】図9は感光体ドラムの両端部における表面
電位の低下防止対策の更に他の実施形態を示すものであ
る。この実施形態は、現像ローラ53を構成するローラ
532の両端部の外径が中央部より0.1mm程度小さ
く構成され、小径部532aをなしている。この小径部
532aは、感光体ドラム42における画像領域420
の両端部に対応する部分に渡って形成されている。従っ
て、感光体ドラム42に現像ローラ53を構成するロー
ラ532が圧接された状態においては、感光体ドラム4
2の画像領域420に対応する範囲は略均一な接触面積
となり、上記図3乃至図5に示す実施形態と実質的に同
様の作用効果が得られる。なお、現像ローラ53を構成
するローラ532の両端部の外径を中央部より小さく構
成としては、ローラ532の軸方向中心が最大径を有
し、両端に向かって順次外径を小さくする、所謂鼓型に
構成してもよい。
【0031】以上のように構成されたプロセスユニット
4は、図1に示すように、プリンタ2の機体ハウジング
20に着脱可能に装着される。即ち、プリンタ2の機体
ハウジング20を構成するカバー23を軸22回りに図
1において反時計方向に旋回させることにより、機体ハ
ウジング20を構成するハウジング本体21の上方が開
放される。次いでプロセスユニット4を上方からハウジ
ング本体21内に装着する。なお、ハウジング本体21
内には、プロセスユニット4の感光体ユニット40を所
定の位置に載置しうる位置決め手段(図示せず)が設け
られている。プロセスユニット4を機体ハウジング20
のハウジング本体21に装着したら、カバー22を軸2
2回りに図1において時計方向に旋回させることによ
り、その上方が閉じられる。
【0032】図1に示すように、プリンタ2の機体ハウ
ジング20を構成するハウジング本体21の下部には、
レーザユニット24が配設されている。このレーザユニ
ット24は、プリンタ2に接続された例えばワードプロ
セッサからの印字データに対応したレーザ光をプロセス
ユニット4の静電潜像形成域423において上記感光体
ドラム42の感光層に照射し、静電潜像を形成する。ま
た、プリンタ2の機体ハウジング20を構成するハウジ
ング本体21には、上記転写後案内板46の下流側に定
着ローラ対25が配設され、該定着ローラ対25の下流
側には排出ローラ対26が配設されている。更に、排出
ローラ対26の下流側には排紙トレイ27が配設されて
いる。
【0033】プリンタ2の機体ハウジング20を構成す
るカバー23には、図2において左方上部に転写用紙を
載置する給紙トレイ28が配設されている。この給紙ト
レイ28の下流側に給紙ローラ29が配設されており、
該給紙ローラ29は図示しない駆動手段によって図2に
おいて矢印で示す方向に回転駆動せしめられる。この給
紙ローラ29に対向して用紙分離用の摩擦パッド30が
配設されている。また、上記転写域422において感光
体ドラム42と対向して非接触式の転写ローラ31が配
設されている。この転写ローラ31は導電性の発泡ウレ
タンによって形成されており、カバー23に回転自在に
支持されている。転写ローラ31は、その両端部に転写
ローラ31より大きい外径を有する合成樹脂等の絶縁材
からなる図示しないカラーが各々装着され、該カラーが
感光体ドラム42の周表面に接触して配設されており、
従って、転写ローラ31は感光体ドラム42の回転に伴
い滑りつつ従動せしめられる。なお、転写ローラ31の
周表面と感光体ドラム42の周表面との隙間は0.5m
m程度に設定されている。このように構成された転写ロ
ーラ31には、例えば10μAの定電流が印加される。
また、カバー23には、上記転写前案内板対45の他方
を構成する上側案内板452が配設されている。
【0034】図示の実施形態におけるプリンタは以上の
ように構成されており、以下その作用について説明す
る。図示しないワードプロセッサ等から印字指令に基づ
いて上記各部材が作動を開始し、帯電用コロナ放電器4
3によって感光体ドラム42の表面感光層が特定極性に
実質上均一に帯電される。次に帯電された感光体ドラム
42の感光層の表面に、レーザユニット24からワード
プロセッサ等からの印字データに対応したレーザ光が照
射され、静電潜像が形成される。このようにして感光体
ドラム42の感光層に形成された静電潜像は、上記現像
ユニット50による現像作用によってトナー像に現像さ
れる。なお、現像ユニット50の現像作用については、
後で詳細に説明する。他方、給紙トレイ28に載置され
た転写紙は、給紙ローラ29と摩擦パッド30との作用
により1枚づつ送給される。そして転写紙は、転写前案
内板対45に案内され感光体ドラム42と転写ローラ3
1との間に搬送され、その表面に感光体ドラム42に形
成されたトナー像が転写される。トナー像が転写された
転写紙は、転写後案内板46に案内されて定着ローラ対
25に搬送される。定着ローラ対25によりトナー像が
加熱定着された転写紙は、排出ローラ対26によって排
紙トレイ27上に排出される。一方、転写域425を通
過した感光体ドラム42の周表面は、上記異物回収ブラ
シ44を通過するとき、その周表面に付着している紙粉
等の異物が異物回収ブラシ44によって除去される。こ
のとき紙粉等の異物とともに感光体ドラム42の周表面
に付着している残留トナーも除去される。この除去され
た残留トナーが異物回収ブラシ44に確実に捕捉されず
に落下する場合がある。この落下したトナーが上記帯電
用コロナ放電器431の上に堆積すると帯電ムラの原因
となるが、図示の実施形態においては上記トナー侵入防
止壁47によって落下トナーの上記帯電用コロナ放電器
431側への侵入が防止される。
【0035】次に、上記現像ユニット50の現像作用に
ついて説明する。現像ユニット50の作動開始により、
上記現像ローラ53、補給ローラ54および攪拌手段5
5が図示しない駆動手段によって各々矢印で示す方向に
回転駆動される。攪拌手段55を構成する攪拌部材55
2および攪拌シート部材553が矢印で示す方向に回転
することにより、攪拌室514に収容された現像剤は攪
拌されつつ仕切り壁516を乗り越えて補給ローラ54
の上方から現像室514内に供給される。なお、このと
き、蓋57の内面に形成された規制部571によって、
現像室514内に供給される現像剤の量が過多にならな
いように制限される。このように攪拌手段55によって
供給された現像剤は、補給ローラ54のローラ542上
に乗って現像ローラ53のローラ532との現像剤保持
域533であるニップ部に搬送される。なお、補給ロー
ラ54と現像ローラ53とは上記のようにニップ部であ
る現像剤保持域533において共に上側から下側に同方
向に回転するため、補給ローラ54から現像ローラ53
への現像剤の供給が十分に行われ、現像剤不足を防止す
ることができる。また、補給ローラ54と現像ローラ5
3とは上記のようにニップ部である現像剤保持域533
において同方向に回転するため、大きな駆動力を要する
ことなく確実に駆動することができる。
【0036】上述のようにして、補給ローラ54と現像
ローラ53のニップ部である現像剤保持域533に搬送
された現像剤は、現像ローラ53を構成するローラ53
2の周表面に保持されて現像剤規制域534に向けて搬
送される。このとき、補給ローラ54と現像ローラ53
とが上記のようにニップ部である現像剤保持域533に
おいて共に上側から下側に同方向に回転するため、現像
剤は両者のニップ部を通って現像ローラ53に保持され
て現像剤規制域534および現像域535に搬送される
ので、ニップ部を通過するときに互いに擦られて十分に
帯電され、従って、所謂カブリの発生が防止される。
【0037】現像剤規制域534においては、現像剤規
制手段56を構成するブレード561の表面に装着され
た規制部材562が現像ローラ53のローラ532の周
表面に保持されている現像剤に作用して、ローラ532
の周表面に保持される現像剤を所要量に規制して薄層に
形成せしめる。なお、現像剤規制域534において現像
剤規制手段56のブレード561に装着された規制部材
562よって規制され、現像ハウジング51の底壁51
1上に掻き落とされた現像剤は、補給ローラ54が矢印
で示す方向に回転せしめられているため、留まることな
く仕切り壁516の案内面516bに沿って搬送され
る。
【0038】上述したように、現像剤保持域533にお
いて現像ローラ53を構成するローラ532の周表面に
保持され、現像剤規制域534において現像剤規制手段
56の規制ブレード561に装着された規制部材562
の作用によって薄層に形成せしめられた現像剤は、矢印
方向の回転に伴って現像域424に搬送される。現像域
424においては、感光体ドラム42の周表面に配設さ
れている静電感光体上の静電潜像に現像剤が施されて、
静電潜像がトナー像に現像される。例えば、静電潜像は
+600V程度に帯電せしめられた非画像領域と+12
0V程度に帯電せしめられた画像領域とを有し、画像領
域に現像剤としてのトナーが付着せしめられる(所謂反
転現像)。感光体ドラム42と現像ローラ53は図2に
おいて矢印で示す方向に回転駆動せしめられ、従って、
現像域535において感光体ドラム42の周表面と現像
ローラ53を構成するローラ532の周表面とは共に下
方から上方に同方向に移動せしめられる。ローラ532
の周速度V2と感光体ドラム42の周速度V1とは1.
2V1≦V2≦2.5V1に設定されているので、現像
ローラ53のローラ532によって現像域535に充分
な現像剤が搬送されるとともに、感光体ドラム42の周
表面に対するローラ532の周表面の摺擦作用によって
静電潜像の非画像部に一旦付着した現像剤が適切に剥離
され、従って、適切な現像濃度を有し且つかぶりのない
良好なトナー像を得ることができる。他方、現像ローラ
53を構成するローラ532の周表面に保持されて上記
現像域424を通過した使用後の現像剤が、現像ローラ
53と補給ローラ54とのニップ部で補給ローラ54の
表面に移される。なお、補給ローラ54の周速度は現像
ローラ53の周速度より大きく設定されているので、ニ
ップ部で現像剤を移動させるため、現像域535を通過
する際に現像ローラ53に付着している不転写現像剤の
付着力を弱め、これを回収することができ、従って、現
像ローラ53に付着している不転写現像剤によって生ず
る所謂ゴーストの発生を防止することができる。
【0039】以上、本発明をプリンタに適用した実施形
態に基づいて説明したが、本発明は図示の実施形態に限
定されるものではなく、例えば静電複写機に適用するこ
ともでき、本発明の技術思想の範囲を逸脱することなく
種々の変形あるいは修正が可能である。
【0040】
【発明の効果】本発明による画像形成機および画像形成
機に用いるプロセスユニットは以上のように構成されて
いるので、以下の作用効果を奏する。
【0041】即ち、本発明によれば、感光体ドラムにお
ける画像形成域の外側と現像ローラの両端部との間に絶
縁材からなるスペーサを各々配設したので、感光体ドラ
ムに現像ローラが圧接された状態において感光体ドラム
の画像領域に対応する範囲は略均一な接触面積となる。
このため、感光体ドラムと現像ローラとの両端部の接触
面積が増大することによる感光体ドラムにおける画像領
域の両端部の表面電位の低下が抑えられ、感光体ドラム
における画像領域の両端部の表面電位が所定値より低下
することによって生ずる所謂トナーかぶりが発生を防止
することができる。
【0042】また、本発明によれば、現像ローラの周表
面には絶縁層が形成されており、該絶縁層は感光体ドラ
ムにおける画像形成域の両端部に対応する部分が厚く形
成されているので、感光体ドラムに現像ローラが圧接さ
れた状態でその両端部の接触面積が大きくなっても、両
端部は絶縁性が高いので感光体ドラムの表面に帯電され
た電荷の現像ローラ側への流れを抑えることができる。
従って、両端部における接触面積の増大による感光体ド
ラムの両端部における表面電位の低下が抑えられ、感光
体ドラムの両端部の表面電位が所定値より低下すること
によって生ずる所謂トナーかぶりが発生を防止すること
ができる。
【0043】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成された画像形成機の一実施
形態を概略的に示す正面図。
【図2】図1に示す本発明に従って構成された画像形成
機の断面図。
【図3】図2に示す画像形成機に適用される感光体ドラ
ムの両端部における表面電位の低下防止対策の一実施形
態を示す要部断面図。
【図4】図3の感光体ドラムの両端部における表面電位
の低下防止対策に用いるスペーサの平面図。
【図5】図3の感光体ドラムの両端部における表面電位
の低下防止対策における感光体ドラムと現像ローラとが
圧接された状態を示す説明図。
【図6】感光体ドラムの両端部における表面電位の低下
防止対策に用いるスペーサの他の実施例を示すもので、
スペーサを現像ローラに装着した縦断面図。
【図7】感光体ドラムの両端部における表面電位の低下
防止対策に用いるスペーサの他の実施例を示すもので、
スペーサを感光体ドラムに装着した縦断面図。
【図8】図2に示す画像形成機に適用される感光体ドラ
ムの両端部における表面電位の低下防止対策の他の実施
形態を示す要部断面図。
【図9】図2に示す画像形成機に適用される感光体ドラ
ムの両端部における表面電位の低下防止対策の更に他の
実施形態を示す要部断面図。
【符号の説明】
2:プリンタ 4:プロセスユニット 5:支持軸 20:機体ハウジング 21:ハウジング本体 23:カバー 24:レーザユニット 25:定着ローラ対 26:排出ローラ対 27:排紙トレイ 28:給紙トレイ 29:給紙ローラ 30:摩擦パッド 31:転写ローラ 40:感光体ユニット 41:感光体支持手段 42:感光体ドラム 43:帯電手段 44:異物回収ブラシ 45:転写前案内板対 46:転写後案内板 47:トナー侵入防止壁 50:現像ユニット 51:現像ハウジング 52:コイルばね 53:現像ローラ 54:補給ローラ 55:攪拌手段 56:現像剤規制手段 57:蓋 58:シート状シール部材 60、62、64:スペーサ 431:帯電用コロナ放電器 411:感光体支持手段の側壁部材 412:感光体支持手段の連結部材 422:帯電域 423:静電潜像形成域 424:現像域 425:転写域 470:トナー侵入防止壁 514:攪拌室 515:現像室 517:現像ハウジングの連結部材 533:現像剤保持域 534:現像剤規制域 561:規制ブレード 561a:規制ブレードの装着部 561b:規制ブレードの規制部 562:規制部材 566:支点部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 嘉戸 静司 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田 工業株式会社内 (72)発明者 藤井 淳史 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田 工業株式会社内 (72)発明者 谷口 秀樹 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田 工業株式会社内 (72)発明者 後藤 将 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田 工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−84454(JP,A) 特開 平4−42255(JP,A) 特開 昭59−223469(JP,A) 特開 昭54−51849(JP,A) 特開 平4−240873(JP,A) 特開 昭62−231975(JP,A) 特開 昭63−220187(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/08

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転自在に配設され帯電域、静電潜像形
    成域、現像域および転写域を順次に通る感光体ドラム
    と、該帯電域に配設され該感光体ドラムの周表面を特定
    極性に帯電する帯電器と、現像ハウジングと該現像ハウ
    ジングに装着され該感光体ドラムの周表面に圧接して配
    設され周表面に現像剤を保持し該保持した現像剤を現像
    域に搬送して静電潜像に施すためのゴムローラを有する
    現像ローラを備えた現像装置と、を具備する画像形成機
    において、 該感光体ドラムにおける画像形成域の外側と該現像ロー
    の該ゴムローラの両端部との間に絶縁材からなるスペ
    ーサを各々配設し、該ゴムローラを該感光体ドラムの周
    表面に圧接して該スペーサと接触する部分を圧縮すると
    ともに、該ゴムローラにおける該感光体ドラムの画像形
    成域に対応する範囲を該感光体ドラムの画像形成域に圧
    接せしめる、 ことを特徴とする画像形成機。
  2. 【請求項2】 該スペーサは、合成樹脂によって形成さ
    れたシート材からなり、その両端が該現像ハウジングに
    取り付けられている、請求項1記載の画像形成機。
  3. 【請求項3】 該スペーサは、合成樹脂によって形成さ
    れた筒状部材からなり、該現像ローラの両端部に各々嵌
    合されている、請求項1記載の画像形成機。
  4. 【請求項4】 該スペーサは、合成樹脂によって形成さ
    れた筒状部材からなり、該感光体ドラム両端部に各々
    嵌合されている、請求項1記載の画像形成機。
  5. 【請求項5】 回転自在に配設され帯電域、静電潜像形
    成域、現像域および転写域を順次に通る感光体ドラム
    と、該帯電域に配設され該感光体ドラムの周表面を特定
    極性に帯電する帯電器と、現像ハウジングと該現像ハウ
    ジングに装着され該感光体ドラムの周表面に圧接して配
    設され周表面に現像剤を保持し該保持した現像剤を現像
    域に搬送して静電潜像に施すためのゴムローラを有する
    現像ローラを備えた現像装置と、を具備する画像形成機
    において、 該現像ローラの該ゴムローラの周表面には絶縁層が形成
    されており、該絶縁層は該感光体ドラムにおける画像形
    成域の両端部に対応する部分が厚く形成されており、該
    ゴムローラを該感光体ドラムの周表面に圧接して該厚く
    形成された部分を圧縮するとともに、該ゴムローラにお
    ける該厚く形成された部分間を該感光体ドラムの画像形
    成域に圧接せしめる、 ことを特徴とする画像形成機。
  6. 【請求項6】 回転自在に配設され帯電域、静電潜像形
    成域、現像域および転写域を順次に通る感光体ドラム
    と、該帯電域に配設され該感光体ドラムの周表面を特定
    極性に帯電する帯電器と、現像ハウジングと該現像ハウ
    ジングに装着され該感光体ドラムの周表面に圧接して配
    設され周表面に現像剤を保持し該保持した現像剤を現像
    域に搬送して静電潜像に施すためのゴムローラを有する
    現像ローラを備えた現像装置とをユニット化した画像形
    成機のプロセスユニットにおいて、 該感光体ドラムにおける画像形成域の外側と該現像ロー
    の該ゴムローラの両端部との間に絶縁材からなるスペ
    ーサを各々配設し、該ゴムローラを該感光体ドラムの周
    表面に圧接して該スペーサと接触する部分を圧縮すると
    ともに、該ゴムローラにおける該感光体ドラムの画像形
    成域に対応する範囲を該感光体ドラムの画像形成域に圧
    接せしめる、 ことを特徴とする画像形成機のプロセスユニット。
  7. 【請求項7】 該スペーサは、合成樹脂によって形成さ
    れたシート材からなり、その両端が該現像ハウジングに
    取り付けられている、請求項記載の画像形成機のプロ
    セスユニット。
  8. 【請求項8】 該スペーサは、合成樹脂によって形成さ
    れた筒状部材からなり、該現像ローラの両端部に各々嵌
    合されている、請求項記載の画像形成機のプロセスユ
    ニット。
  9. 【請求項9】 該スペーサは、合成樹脂によって形成さ
    れた筒状部材からなり、該感光体ドラムのの両端部に各
    々嵌合されている、請求項記載の画像形成機のプロセ
    スユニット。
  10. 【請求項10】 回転自在に配設され帯電域、静電潜像
    形成域、現像域および転写域を順次に通る感光体ドラム
    と、該帯電域に配設され該感光体ドラムの周表面を特定
    極性に帯電する帯電器と、現像ハウジングと該現像ハウ
    ジングに装着され該感光体ドラムの周表面に圧接して配
    設され周表面に現像剤を保持し該保持した現像剤を現像
    域に搬送して静電潜像に施すためのゴムローラを有する
    現像ローラを備えた現像装置とをユニット化した画像形
    成機のプロセスユニットにおいて、 該現像ローラの該ゴムローラの周表面には絶縁層が形成
    されており、該絶縁層は該感光体ドラムにおける画像形
    成域の両端部に対応する部分が厚く形成されており、該
    ゴムローラを該感光体ドラムの周表面に圧接して該厚く
    形成された部分を圧縮するとともに、該ゴムローラにお
    ける該厚く形成された部分間を該感光体ドラムの画像形
    成域に圧接せしめる、 ことを特徴とする画像形成機のプロセスユニット。
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