JP3313951B2 - ステアリング装置 - Google Patents

ステアリング装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ステアリングホ
イールに衝撃力が加わったとき、この衝撃エネルギを吸
収可能とするステアリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両の運転席には、図5に例示する如き
ステアリング装置が装着されている。このようなステア
リング装置では、例えばベンディングブラケット式エネ
ルギ吸収機構により、ステアリングホイール10を押す
方向の衝撃力が加わると、ステアリングホイール10に
接続する操舵力伝達のためのステアリングメインシャフ
トが伸縮し、ステアリングコラム12を支持するベンデ
ィングブラケットが押し曲げられて変形し、ステアリン
グコラム12全体が車両前方へ移動して衝撃エネルギを
吸収するようにしている。
【0003】このようなステアリング装置では、ステア
リングホイール10を押す方向の衝撃力が加わった場
合、ステアリングホイール10の芯金が塑性変形して、
ステアリングホイール10自体が適宜変形し衝撃エネル
ギを吸収すれば、より衝撃エネルギの吸収率を向上でき
る。
【0004】しかし、ステアリングホイール10は、そ
の後方部に設置されたロアカバー16で支持されて変形
することを阻害されている。これは次の理由による。ま
ず、ロアカバー16はステアリングホイール10の後方
部を覆う箱型構造をしているため、構造強度が高く容易
に変形したり破壊しない。その上、ロアカバー16の後
方にはコラムカバー14が隣接配置され、ロアカバー1
6を後方から逃げないよう支持する。その結果、ステア
リングホイール10の裏側に移動不能に保持された箱型
強構造のロアカバー16がステアリングホイール10を
裏側から支持するので、ステアリングホイール10に変
形の余地がないためである。このようにステアリングホ
イール10に変更の余地がないと、ステアリングホイー
ル10自体による衝撃エネルギの吸収量が限られたもの
となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、ステアリングホイール芯金が変形してステアリン
グホイールを押す方向の衝撃エネルギを吸収できる量を
大きくしたステアリング装置を新たに提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のステアリング装
置は、コラムカバーにカバーされたステアリングメイン
シャフトに締結されたステアリングホイールの芯金と、
この芯金の裏側をカバーするよう、コラムカバーとの間
に配置され、一方の底面が開放された箱形状に形成され
たロアカバーと、ロアカバーの底面曲部近傍に破断し易
く形成された浅溝状の底面破断部と、ロアカバーの底面
から立ち上がるように形成された側周面に、自由端側か
ら底面の底面破断部に接続するよう形成し、又は自由端
側から底面の底面破断部に短い間隔を置いた所まで破断
し易く形成して、ロアカバーの開放開口部を押し拡げる
力が作用したときに底面破断部と共に破断して、ロアカ
バーを平面状に展開させられるように構成した稜部破断
部と、を有することを特徴とする。
【0007】上述のように構成することにより、ステア
リングホイールに、これを押し下げる方向の押圧力が加
わり芯金が変形する際に、ロアカバーの開開口部を押
し拡げる力が作用して、底面破断部と稜部破断部とが破
断して、ロアカバーが平面状にまで展開する。よって、
ロアカバーがその裏側からコラムカバーに保持されてい
ても、芯金はロアカバーに阻害されることなく変形して
衝撃エネルギを吸収する量を増大できる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1〜4には本実施の形態に係る
ステアリング装置の要部が示されている。このステアリ
ング装置は、ステアリングコラムのステアリングメイン
シャフト20の自由端部にステアリングホイール装置部
が締結されて構成されている。すなわち、ステアリング
メインシャフト20のセレーション軸20Aをステアリ
ングホイール装置部におけるステアリングホイール22
の芯金24の中央ボス部に穿設したセレーションに嵌合
し、ナット25で締結する。
【0009】ステアリングメインシャフト20には、コ
ラムカバー26が被着されている。このコラムカバー2
6と芯金24との間に、芯金24を裏からカバーするよ
うに合成樹脂等で形成したロアカバー28を配置する。
【0010】この芯金24のリム部には、合成樹脂部3
0を被覆形成してステアリングホイール22が形成され
ている。また、この芯金24の前面凹部内には、ホーン
装置32が装着されている。芯金24のロアカバー28
は、図1にも示すように、台形箱体の大底面を開放した
箱状に形成されており、このロアカバー28は開放した
大底面をステアリングホイール22側へ向けて装着され
ている。
【0011】ロアカバー28の小底面28Aは、略矩形
平面に形成され、その中央部には芯金24のボス部分を
通す丸穴34が穿設されている。
【0012】また、ロアカバー28の小底面28Aの内
面側四偶部分には、図3にも断面で示すようにそれぞれ
ステアリング軸方向から見て鉤形状の浅溝である割れ発
生用底面破断部36が形成されている。またロアカバー
28の小底面28Aから斜状に立ち上がる側周面におけ
る四偶稜線の内面側には、側周面の自由端近くから始ま
る浅溝状の割れ発生用稜部破断部38を形成し、この稜
部破断部38の一端を底面破断部36の角部に接続する
よう形成する。なお、底面破断部36と稜部破断部36
とは、ロアカバー28をこの部分から破断するためのも
のであり、小さなスリットを点線状に連続させて構成さ
せる等種々の構成を取りうる。
【0013】次に上述のように構成した本実施の形態に
係るステアリング装置の作用、及び動作を説明する。
【0014】このステアリング装置に、ステアリングホ
イール22を押す方向の衝撃荷重が加わると、ステアリ
ングホイール22の芯金24が図2の矢印A方向へ押し
曲げられロアカバー28に押しつけられる。するとロア
カバー28には、その側周面を押し拡げるように力が加
わり、しかもその小底面28Aがコラムカバー26で保
持されるので、稜部破断部38と底面破断部36とで容
易に破断し、ロアカバー28の箱構造が平面状に展開す
る。すなわち、図4に示す如く、ロアカバー28の側周
面部分は各稜部破断部38が破断して、破断部の間隔が
拡大可能となって、各側面片に分断される。さらに、こ
の各側面片が折れ曲がって連なる小底面28Aとの間の
湾曲した折れ目線部分では、底面破断部36が破断して
破断部の間隔が拡大し、小底面28Aに対し、図4に示
す如く各側面片が平面状に延び得ることになる。なお、
図4では一部の側面片が平面状に延びた状態を示すが、
ロアカバー28の全ての稜部破断部38と底面破断部3
6とが破断して拡がれば、ロアカバー28は小底面28
Aの四方に各々側面片が平面状に展開した状態となり得
る。よって、芯金24はロアカバー28に阻害されるこ
となく、図2の矢印A方向へ屈曲変形し、衝撃エネルギ
を十分に吸収する。
【0015】なお、本実施の形態では図示しなかった
が、隣接する底面破断部36同志を連続して形成しても
よい。また、底面破断部36と、稜部破断部38とを切
り離し、短い間隔を置いて構成してもよい。さらに、稜
部破断部38の一端をロアカバー側周面の自由端部まで
伸ばして形成してもよい。
【0016】
【発明の効果】本発明は上記の構成としたので、ステア
リングホイールの芯金がロアカバーに阻害されることな
く十分に変形して、ステアリングホイールを押す方向の
衝撃エネルギを吸収する量を増大可能とするという優れ
た効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るステアリング装置の
ロアカバー背面を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るステアリング装置の
要部を示す概略横断面図である。
【図3】図1のIII −III 線断面部分を示す縦断面図で
ある。
【図4】本発明の実施の形態に係るステアリング装置の
ロアカバーの一部破断状態を示す斜視図である。
【図5】従来の車両のステアリング装置を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
20 ステアリングシャフト 22 ステアリングホイール 24 芯金 26 コラムカバー 28 ロアカバー 28A 小底面(底面) 36 底面破断部 38 稜部破断部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 21/05 B62D 1/04 - 1/28

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コラムカバーにカバーされたステアリン
    グメインシャフトに締結されたステアリングホイールの
    芯金と、 前記芯金の裏側をカバーするよう、前記コラムカバーと
    の間に配置され、一方の底面が開放された箱形状に形成
    されたロアカバーと、 前記ロアカバーの底面曲部近傍に破断し易く形成された
    底面破断部と、 前記ロアカバーの底面から立ち上がるように形成された
    側周面に、自由端側から底面の前記底面破断部に接続す
    るよう形成し、又は自由端側から底面の前記底面破断部
    に短い間隔を置いた所まで破断し易く形成して、前記ロ
    アカバーの開放開口部を押し拡げる力が作用したときに
    前記底面破断部と共に破断して、前記ロアカバーを平面
    状に展開させられるように構成した稜部破断部と、 を有することを特徴とするステアリング装置。
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JP2014031092A (ja) * 2012-08-02 2014-02-20 Nippon Plast Co Ltd ステアリングホイール
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