JP3313658B2 - ブラシ状構造体 - Google Patents

ブラシ状構造体

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圭右 岡本
嘉信 砂賀
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株式会社岡長
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D04BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
    • D04DTRIMMINGS; RIBBONS, TAPES OR BANDS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D04D3/00Chenille trimmings
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A46BRUSHWARE
    • A46BBRUSHES
    • A46B3/00Brushes characterised by the way in which the bristles are fixed or joined in or on the brush body or carrier
    • A46B3/18Brushes characterised by the way in which the bristles are fixed or joined in or on the brush body or carrier the bristles being fixed on or between belts or wires

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  • Textile Engineering (AREA)
  • Decoration Of Textiles (AREA)
  • Brushes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブラシ状構造体、
特にブラシの他に、屋内、屋外の装飾、海藻の代替物と
して漁業等に使用できる用途の広いブラシ状構造体に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、偏平な合成繊維を用いたブラシ状
構造体としては、2本の金属線製芯材の間に偏平な合成
繊維を所定本数ごと束にして挟み込んで撚り上げたもの
が知られている。これは、外観の改善を目的としてフェ
ンスなどに巻付けるための装飾体として使用されてお
り、合成繊維に種々の着色を施すことによって装飾効果
を高めることができるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記構成のブ
ラシ状構造体においては、図4に示すごとく、合成繊維
10を単に所定本数束ねた状態のものを芯材11の間に
挟み込んでいるだけであるため、合成繊維10が芯材1
1、11間で締付けられると合成繊維10の偏平面が芯
材の撚り合せ方向(螺旋方向)に沿って配向し、偏平面
が芯材11と接触することによって、繊維束12の芯材
軸方向への広がりが少なくなる。
【0004】その結果、芯材11の軸方向には繊維密度
が疎になる部分が生じるため、ブラシ状構造体13全体
としてはボリューム感に欠けるといった問題が生じる
他、偏平面が水平に近い方向で保持されるため、合成繊
維10の先端部は自重で、さらに屋外で使用する場合に
は雨水等の重みも加わって使用とともに垂れ下がり、見
た目にも勢いのないものしか得られないという問題、合
成繊維10の偏平面が全てほぼ同じ方向に配向するため
に、合成繊維10の色あいに深みがなく、高級感のある
ものが得られないといった問題など装飾体として種々の
問題があった。
【0005】さらに、偏平繊維の腰が弱いため、ブラシ
等他の用途に使用できない問題があった。
【0006】そこで、本発明においては、上記問題を解
決し、繊維の腰が強く、高級感があり、外観に優れた装
飾体としての用途の他に、幅の広い用途に使用できる偏
平繊維を用いたブラシ状構造体を提供することを目的と
するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係るブラシ状構造体は、複数の金属線製芯
材の間に繊維束を順次挟み込みながら芯材を撚り合せる
ことによって、芯材のまわりに繊維束を螺旋状に植設し
てなるものであって、繊維束が複数の偏平な合成繊維を
撚り合せたものであることを特徴とするものである。
【0008】すなわち、本発明者は、繊維束として繊維
を撚り合せたものを用いた場合、芯材間に挟持されても
ばらばらにならずに束の状態を保持し、この状態で繊維
束先端をほぐせば、繊維同士が重なり合うことなく挟持
点を中心にして放射状に広がったボリューム感のあるブ
ラシ状構造体が得られること、さらに、各繊維はそれぞ
れ撚りがかかった状態であるため非常に腰が強く、自重
ではもちろんのこと、雨水などの重みがかかった状態で
も垂れ下がることがなく、勢いのあるブラシ状構造体が
得られること、また、腰が強いためブラシ等他の用途に
使用できることを見出だして本発明を完成させるに至っ
たものである。
【0009】ここで、偏平な合成繊維としては、例えば
断面が楕円形状や矩形形状などの合成繊維を挙げること
ができる。ただ、撚り合せた繊維束が芯材に挟持された
場合に、束がばらばらになるのを抑制するという点から
いえば、エッジを有する断面略矩形形状のものを使用す
るのが望ましい。
【0010】断面矩形形状の合成繊維としては、合成樹
脂シートを短冊状にカットしたものを使用することがで
きるが、あまり幅が広いと装飾性に欠け、幅が狭すぎる
と繊維自身に撚りがかかり難くなることから、繊維の太
さが350〜2000デニールで、短辺:長辺の比が
1:3乃至1:10の範囲内であることが好ましい。
【0011】合成繊維の材質としては、一般の熱可塑性
樹脂を使用することができるが、屋外使用時の耐候性、
着色性及び自己消火性等を考慮すればポリ塩化ビニリデ
ン樹脂を用いるのが好ましい。
【0012】本発明において使用される繊維束は上記合
成繊維を束ねて撚りをかけたものであるが、1つの束に
使用する合成繊維の本数としては6本以上であるのが好
ましい。6本より少ないと、ブラシ状構造体としてのボ
リューム感に欠けるからである。
【0013】ただ、ボリューム感を出そうとして多本数
の合成繊維を一度に撚り合せた場合には、繊維の一本に
かかる撚りは甘くなり、腰の強い繊維が得られ難く、ま
た、微妙なウェ−ブをつくり出すことがができず、色あ
いもある程度のものしか得られなくなるおそれがある。
【0014】そこで、本発明においては、繊維束として
複数本の偏平な合成繊維を合せて下撚りした一次繊維束
を2本合せて、下撚りとは逆方向に上撚りをかけた構成
のものを採用可能とした。
【0015】かかる構成の繊維束を使用すれば、一次繊
維束に8本程度ずつの合成繊維を使用しても繊維の一本
にかかる撚りを細かくすることが可能となり、高級感あ
る深い色あいで、自重などで垂れ下がることのない腰の
ある繊維を得ることが可能となる。
【0016】また、下撚りと上撚りとを反対方向とすれ
ば、繊維束の先端部分はほぐれても芯材に挟持されてい
る根元部分はほぐれにくくすることができるため、芯材
によって締付けられても繊維束がばらばらになくことな
く、ボリューム感のあるブラシ状構造体を得ることが可
能となる。
【0017】さらに、ほぐした後の繊維が全体的に見て
まっすぐ伸びた姿勢となるため、よりボリューム感の優
れたブラシ状構造体を得ることができる。
【0018】合成繊維にかける撚り回数としては、10
0〜200回/m程度が望ましい。撚り回数が100回
/mより少なければ繊維強度があまり向上せず、200
回/mを越えると繊維束としての強度が大きくなりすぎ
て、ほぐしにくくなるためである。
【0019】かかるブラシ状構造体は、屋内、屋外の装
飾体としては勿論のこと、ブラシ、海藻の代替物として
漁業等に使用できる。この漁業用途については、ブラシ
状構造体を浮島から垂下させて海中に浮遊させたり、基
台上に植設して海底に沈めることによって、海藻の代り
に増殖用魚礁として使用するというものであり、本発明
に係るブラシ状構造体は、ボリューム感に優れているこ
とから魚類が定着しやすく、また海水の通りがよく酸欠
を防止することが可能となる。
【0020】なお、この場合には、地上で使用するとき
のような繊維強度は必ずしも必要ではなく、魚類の特性
に合わせて繊維材質や撚り回数を調整することによって
柔軟性を持たせることも可能である。また、芯材とし
て、チタンからなる線材を使用すれば海水によって錆び
ることがなく、長期間の使用が可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本発明にかかるブラシ状
構造体の実施の形態を示す要部拡大図である。このブラ
シ状構造体1は、2本の金属線製芯材2と、芯材2、2
間に順次挿入される繊維束3とを備えており、芯材2を
撚り合せることによって合成繊維4が芯材2に挟持され
た構造を有している。なお、図中におけるブラシ状構造
体1は、一束の繊維束3が芯材2に挟持された状態を示
している。
【0022】図2は、図1における繊維束の構成を示す
分解図である。この繊維束3は、2本の一次繊維束5か
ら構成されており、一次繊維束5は、幅:0.5mm、
厚さ:0.1mmで長尺のポリ塩化ビニリデン樹脂製の
偏平な合成繊維4を4本合せたものに下撚り回数150
回/mでS撚りをかけて作製されている。
【0023】繊維束3は一次繊維束5を2本揃えて、上
撚り回数100回/mでZ撚りをかけ、その状態で10
0℃×15minの条件でセット加工することによって
撚りを安定化させ、最終的に65mm長さにカットする
ことで作製される。
【0024】このようにして作製された繊維束3は、芯
材2に挟持された状態で先端部分をほぐすと、合成繊維
4同士が重なり合うことなくボリューム感に優れたブラ
シ状構造体1を形成する。
【0025】図3は、ブラシ状構造体の使用形態の一例
を示す図である。6は、屋外に設置される金網フェンス
であり、ブラシ状構造体1は、金網7の網目を上下方向
に表裏交互に通すことによって装飾体としてフェンス6
に装着されている。
【0026】なお、合成繊維4は緑色に着色されてお
り、合成繊維4の細かいウェーブによって天然植物と同
様の深みのある緑色を付与することが可能となり、外観
に優れたブラシ状構造体1を提供することができる。さ
らに、緑色と異なる色(例えば茶色や黄色あるいは極彩
色)の繊維を緑色の繊維束3中に若干数加えると、ブラ
シ状構造体1としてバラエティに富んだ色彩豊かなもの
を得ることができる。
【0027】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によると、芯材に挟持される繊維束が複数の偏平な合成
繊維を撚り合わせたものから構成されているために、ボ
リューム感があり、使用によって繊維先端が垂れ下がる
ことなく、深い色あいを有する優れたブラシ状構造体を
得ることができる。
【0028】また、繊維束として下撚りした一次繊維束
を2本合わせ、下撚りとは逆方向に上撚りをかけたもの
を使用すれば、繊維束中の合成繊維本数が多い場合であ
っても合成繊維に細かいウェーブをかけることが可能と
なり、よりボリューム感に優れ、腰が強く、色あいが良
いブラシ状構造体を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るブラシ状構造体の実施の形態を示
す要部拡大図
【図2】図1における繊維束の構成を示す分解図
【図3】ブラシ状構造体体の使用形態の一例を示す図
【図4】従来のブラシ状構造体を示す要部拡大図
【符号の説明】
1 ブラシ状構造体 2 芯材 3 繊維束 4 合成繊維 5 一次繊維束 6 金網フェンス 7 金網
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B44C 5/00 A46B 3/04 D04D 1/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の金属線製芯材の間に繊維束を順次
    挟み込みながら前記芯材を撚り合せることによって、前
    記芯材のまわりに繊維束を螺旋状に植設してなるブラシ
    状構造体であって、前記繊維束が複数の偏平な合成繊維
    を撚り合せたものであることを特徴とするブラシ状構造
    体。
  2. 【請求項2】 前記繊維束が、複数本の偏平な合成繊維
    を合せて下撚りした一次繊維束を2本合せ、下撚りとは
    逆方向に上撚りをかけたものである請求項1記載のブラ
    シ状構造体。
  3. 【請求項3】 前記合成繊維の断面が略矩形形状であっ
    て、該形状における短辺:長辺の比が1:3乃至1:1
    0である請求項1又は2記載のブラシ状構造体。
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