JP3313495B2 - 核医学機器システム - Google Patents
核医学機器システムInfo
- Publication number
- JP3313495B2 JP3313495B2 JP158194A JP158194A JP3313495B2 JP 3313495 B2 JP3313495 B2 JP 3313495B2 JP 158194 A JP158194 A JP 158194A JP 158194 A JP158194 A JP 158194A JP 3313495 B2 JP3313495 B2 JP 3313495B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- subject
- absorption
- data
- radiation
- correcting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Nuclear Medicine (AREA)
Description
補正と、被検体内の構成物質及び被検体以外の物質の少
なくとも一方によるγ線の吸収の補正とを行う核医学機
器システムに関する。
放射性同位元素(以下、RIと称す)を被検体に投与
し、そのRI分布状態をシンチレーションカメラにより
画像化し診断に供している。断層像撮影装置として、シ
ングル・フォトン・エミッション・コンピュータ断層撮
影装置(以下、SPECT装置と称す)が広く普及発展
してきている。この種の核医学機器システムにおける診
断機能を向上するために、被検体内のRIから放射され
るγ線が受ける吸収と散乱の影響を取り除き、正確なR
Iの分布状態を得ることが要求される。
身の吸収の補正については考えられてきている。しか
し、被検体の周囲にある被検体以外の放射線吸収体(以
下、単に「吸収体」と称する)の吸収については極力そ
の吸収を小さくする措置は採られているが、被検体以外
の吸収体の吸収の影響を取り除く手段は講じられていな
い。しかし、実際には、被検体の周囲には、被検体を載
せるベッドなど、画像に影響する吸収体が存在してい
る。そのため、ベッドなどの吸収体を含む投影像により
再構成した断層像は、ベッドなどの余分な吸収を含む。
しかし、従来は、このベッドなどの吸収の影響は、その
画像を観察して診断する時点で医師等がそのことを考慮
して診断する以外に有効な方法がない。
ドの形状を記憶しておくことにより、このベッドによる
放射線の吸収を補正する装置が提案されている(特開昭
63−85481)。この装置によれば、投影方向が決
まれば、予め記憶されたベッドの吸収を補正することが
できる。
本的には補正可能であるが、具体的な吸収補正方法に関
する手段は開示されていない。この装置では、散乱線成
分を取り除く手段は考慮されていない。更に、被検体以
外の吸収補正をベッドのみに限っているので、ベッド以
外の吸収に関しては、その吸収補正を行うことができな
い。
可能な場合にも、散乱補正を行ってから吸収補正を行う
ようにしないと、正確な被検体の断層像を得ることがで
きない。例えば、被検体がドーナツ状である場合を考慮
する。被検体の中心部はRIが存在しないので、断層像
も中心が存在しないような像が得られなければならな
い。しかし、吸収補正を行ってから散乱補正を行うよう
に構成すると、被検体の中心部にはRIが存在しないに
もかかわらず、吸収補正によって放射線量がシフトされ
るので、その後に散乱補正を行ってもあたかも被検体の
中心部にRIが存在するような像が得られるという不具
合がある。
は、例えば、再構成された断層像から被検体の中心付近
がくぼんでいるのを見込んで診断することも可能であ
り、又は、CHANG法等により吸収の補正も可能であ
る。しかしながら、実際には、被検体以外にベッド等の
局所的な吸収の影響があると共に、被検体自身において
も、例えば、骨部等の放射性同位元素を含まない被検体
内の物質の吸収がある。従って、従来の方法では、これ
らの吸収が考慮に入れられていないので、再構成された
断層像自体が歪んだ画像となり、画像の正確な評価が困
難である。
は、被検体以外の吸収体による吸収の影響を考慮してい
ない。ベッドの吸収を考慮した技術も開示されている
が、その具体的な解決方法に関する知見が欠けると共
に、散乱線成分の除去、更には、被検体内の所定の放射
性同位元素を含む物質以外の物質による吸収の影響を除
去する手段は開示されていない。従って、再構成された
断層像が歪んだ画像となるので、画像の評価が難しい。
所定の放射性同位元素を含む物質以外の物質及び被検体
以外の吸収体の少なくとも一方の吸収による影響を補正
し、更には、収集されたデータから短時間かつ高精度に
散乱成分を補正することによって、より正確な被検体の
RI分布を画像化する核医学機器システムを提供するこ
とを目的とする。
解決するために次のような手段を講じた。本発明の第1
局面に係る核医学機器システムは、被検体に投与された
放射性同位元素から発生するガンマ線を検出して、検出
データを出力する検出手段と、前記検出手段から出力さ
れた検出データの散乱線成分を除去する除去手段と、前
記被検体内の構成物質の放射線吸収データを記憶する記
憶手段と、前記除去手段で散乱線成分が除去された検出
データを前記記憶手段から供給される放射線吸収データ
に基づいて補正する補正手段と、前記補正手段によって
補正された検出データを出力する出力手段と、を具備す
ることを特徴とする。本構成において、前記構成物質
は、前記被検体の頭蓋骨であることが好ましい。
ムは、被検体に投与された放射性同位元素から発生する
ガンマ線を検出して、検出データを出力する検出手段
と、前記検出手段から出力された検出データの散乱線成
分を除去する除去手段と、前記被検体と前記検出手段と
の間に位置する天板の放射線吸収データを記憶する記憶
手段と、前記除去手段で散乱線成分が除去された検出デ
ータを前記記憶手段から供給される放射線吸収データに
基づいて補正する補正手段と、前記補正手段によって補
正された検出データを出力する出力手段とを具備するこ
とを特徴とする。上記の核医学機器システムにおいて、
下記のような実施態様が好ましい。 (1) 前記記憶手段が、前記天板の放射線吸収データ
を、前記被検体の放射線吸収データで換算した等価吸収
量で記憶すること。 (2) 前記被検体と前記検出手段との間で相対的な回
転運動を行うことにより、前記検出手段が前記被検体を
走査する走査手段を更に具備すること。 (3) 前記記憶手段が、前記走査手段による所定の回
転角度毎の放射線吸収データを記憶すること。 (4) 前記除去手段が、前記検出されたガンマ線のエ
ネルギーウィンドウを一つの光電ピークに関して少なく
とも1つ設定する手段と、前記エネルギーウィンドウに
おける散乱成分補正係数を求める手段と、前記散乱成分
補正係数を用いて前記検出データからガンマ線の散乱線
成分を除去する手段と、を有すること。
検体と前記検出器との間に位置する放射線吸収体の放射
線吸収データを予め記憶するステップと、前記被検体に
投与された放射性同位元素から発生するガンマ線を前記
検出器により検出して、検出データを出力するステップ
と、前記検出データを前記放射線吸収データに基づいて
補正するステップと、前記補正された検出データを出力
するステップとを具備することを特徴とする。
る。本発明によれば、被検体内の所定の放射性同位元素
を含む物質以外の例えば頭蓋骨等の物質、或いは被検体
以外の例えばベッド等の吸収体(以下、「被検体等」と
称する)による吸収を補正する手段を備えたので、断層
像の画像の歪みを解消できる。加えて、本発明によれ
ば、被検体による部分的な吸収が除かれるので、画像の
分解能が向上する。更に、本発明は吸収を補正する手段
に加え散乱成分を補正する手段も備えたので、画質が向
上する。従って、診断精度が向上すると共に、吸収の影
響等を医師等が判断する必要がなくなるので、オペレー
タの負担が軽減され、人的誤差がなくなる。
下、図面を参照して、本発明の一実施例を説明する。本
発明の基本構成を図1に示す。図1は、本発明の一実施
例に係るシンチレーションカメラの主要部のブロック図
を示す。
的に、ガンマカメラ10と、被検体走査装置20と、散
乱線補正装置30と、吸収体作成装置40と、画像再構
成装置50と、表示装置60と、を備えた。本発明のシ
ンチレーションカメラは、必要に応じて図示しない磁気
ディスク等の記憶部を有し、その記憶部はガンマカメラ
10によって収集されたデータ及び画像再構成装置50
によって再構成された画像を記録する。
投与されたRIから放出されるγ線のエネルギーとγ線
の入射位置等を検出する。被検体走査装置20は、図示
しないガンマカメラの検出器と被検体とが、相対的な回
転運動を行うように被検体を走査する。この場合におい
て、被検体走査装置20による被検体の回転走査は、ガ
ンマカメラの検出器が被検体の周囲を回転することによ
って行っても良いし、被検体が回転することによって被
検体が回転走査されるようにしても良い。
10で収集された被検体内のRIの分布を示す二次元画
像(投影像)データに対する散乱線を補正する。吸収体
作成装置40は、ベッド等の被検体以外の物質の位置及
び形状データに基づいて吸収体の分布を作成する。吸収
体作成装置40は、図示しないベッド等の吸収体の形
状、厚さ及び吸収係数等を記憶する記憶部42を含む。
この場合において、記憶部42は、吸収体の吸収係数を
被検体の吸収係数とし、吸収体の厚さを被検体の吸収係
数で換算した厚さで保持しても良い。この場合は、吸収
体を被検体とを1つの物質として散乱線補正及び吸収補
正が可能となるので、補正を簡単に行うことができる。
置30の出力と前記吸収体作成装置40の吸収体分布と
に基づいて、散乱線補正された画像に吸収補正を更に行
い、画像を再構成する。
って再構成された画像を表示する。本発明の原理につい
て、図2から図5を参照して説明する。被検体内のある
位置から放射されたγ線は検出器であるガンマカメラ1
0に検出されるまでに被検体等を通過する。このため、
検出されたγ線は通過したそれぞれの物質によって散乱
及び吸収を受けている。
る。図2に示すように、被検体80を構成する均質なn
個の物質に放射線源70から強度I0 のγ線を入射さ
せ、透過してきたγ線の強度Iを図示しない検出器で測
定すると、
2、3、・・・、n)はi番目の物質の減衰係数(c
m-1)、ti (i=1、2、3、・・・、n)はi番目
の物質の厚さ(cm)を示す。(1)式において、予め、
各物質の減衰係数μi と、その厚さti が分かっていれ
ば、(2)式により、IからI0 を求めることができ
る。
は、図2に示したモデルをこのまま応用することはでき
ない。例えば、図3(a)に示すように、X線診断装置
はある一定の位置の配置されたX線源72からX線を被
検体80に照射し、その透過X線を図示しない検出器で
検出して被検体80のX線減衰の分布を求める。これに
対し、図3(b)に示すように、ガンマカメラ10は被
検体80内の様々な位置のRI74から放射されたγ線
を検出して、RI74の位置と量を求める。このため、
被検体80内の各位置から放射されたγ線の減衰は、そ
れぞれの被検体内80のRI74の位置により変わって
くる。これを式で表すと、
により検出されるγ線、fは被検体内より放射されるγ
線(RI分布)を示す。μは、被検体によるγ線の減衰
係数(cm-1)、Lは被検体の中心線(X軸)から被検体
を外部と隔てる輪郭線までの距離(cm)である。
分が含まれているので、(3)式を適用するには、散乱
成分を取り除くことが必要である。散乱成分は3ウィン
ドウ法を用いて除去する。
す二次元画像を収集する際に、エネルギーウィンドウを
1つの光電ピークに関して複数設定し、その設定した各
エネルギーウィンドウ内の画像データを収集することに
より、二次元画像からγ線散乱成分を除去する方法であ
る。3ウィンドウ法の概略について図4を参照して説明
する。
ネルギー(keV)であり、そのエネルギースペクトル
は、γ線の入射位置(x,y)で異なる。この時、上限
値WU、下限値WLとにウィンドウを設定した場合、γ
線の全エネルギースペクトルをG(x,y)とし、ウィ
ンドウ内の全データによる面積をP(x,y)、γ線散
乱成分を除去した光電ピークのみの面積をNPA(x,
y)、γ線散乱成分の面積をB(x,y)とすると、モ
ンテカルロ推定法により次の2式が成り立つ。
るので、B(x,y)は次の式で求められる。
面積NPAが求められ、実際上のγ散乱成分を除去する
ことができる。上記のようにして、散乱成分の補正を行
った後に、被検体等に対する減衰の補正を行う。
うに行う。SPECT装置で収集したデータを上記の3
ウィンドウ法により散乱成分を取り除き、被検体の断面
を求めた後に、(3)式において投影方向の情報が含ま
れる式、
られる。
ある場合を考える。外側の吸収体の減衰係数μμA と、
通過する厚さtA が分かっているものとし、被検体自体
の減衰係数μ、Lは図5に示すように被検体80の形状
による。簡単のため、μA =μとすれば、(3)式は、
(L+tA )}はγ線放射位置に関係しないので、 exp
{μ(L+tA )}を両辺にかけることにより、(6)
式を
元のフーリエ変換を行うと、
数の周波数空間に置き換えることによって、
なRI分布状態が求められる。従来のフィルタード・バ
ックプロジェクション法などでは、被検体等の吸収を考
慮していないので、このfを正確に求めることができ
ず、減衰を考慮しない再構成が行われている。従って、
従来の装置では、本発明のような正確な被検体内のRI
分布が得られない。
ば、被検体等の減衰係数が被検体の減衰係数と違う場合
(μA ≠μ)でも、tA は(4)式のYとは無関係であ
るため、
A ′を(4)式で用い、上記に則ってfを求めることが
できる。(6)式から吸収体以外の吸収成分だけに着目
して exp(−μtA )を両辺にかけると、
クション法などにより被検体以外の吸収について補正さ
れた断層像を得ることができる。
ついて、その機能をまとめて図1を参照して説明する。
ガンマカメラ10で検出された二次元画像データをg
(x,θ)とする。このg(x,θ)は、散乱線補正装
置30で、上記の3ウィンドウ法により散乱線が補正さ
れ、gs(x,θ)になる。
に入力する。一方、吸収体作成装置40は、被検体等の
位置及び形状等のデータから、吸収体を作成する。被検
体自身の吸収の長さをL1 (x,θ)、被検体以外の吸
収の長さをL2 (x,θ)とする。この場合、被検体と
被検体以外の吸収体を合わせた見かけ上の吸収の長さL
(x,θ)を吸収体作成装置40で求める。この時、L
(x,θ)は、次の式で表される。
数、μは被検体の減衰係数である。
吸収体を合わせた見かけ上の長さL(x,θ)が吸収体
作成装置40によって得られ、散乱線が補正されたデー
タgs(x,θ)を用いて、画像再構成装置50により
画像が再構成されてf(x,y)が求められる。
60で表示される。図6及び図7を参照して、被検体の
外部の吸収体による吸収の影響を補正する方法について
説明する。
う場合には、被検体はベッド(天板)の上に乗り、その
周りをガンマカメラ10が回転することにより、投影像
データが収集される。この際、図6に示すように、被検
体80内から放射されたγ線は、それぞれの角度でベッ
ド90を通過し、減衰してガンマカメラ10(検出器)
に到達する。ここで、所望の断層位置を各角度方向の投
影像からスライスすると、このスライスは投影したそれ
ぞれの方向でベッド90の吸収を受ける。投影方向とベ
ッド90の位置及び形状並びにベッド90の減衰係数
は、予め求められているものとして、この吸収を補正す
ることができる。
の投影像の補正方法について説明する。図7に示すよう
に検出器12のスタート位置での座標系をx−y、dラ
ジアンだけ回転したときの座標系をx′−y′とする。
ベッド90の内側及び外側の表面のラインがそれぞれO
in(x)、Oout (x)で表わされているもの仮定とす
る。座標を−dだけ回転させたOin′、Oout ′を求め
る。そうすると検出器12の位置においてγ線がベッド
90を到達する位置と通過する位置、
0の減衰係数μとを用いて投影像に、
像に基づいて公知の各種再構成法を使って断層像を再構
成する。
像の散乱線の除去及び被検体の外部の吸収体による吸収
の補正ができるので、正確な断層像を簡易に得ることが
できる。
外部でなく内部にある場合であっても適用可能である。
図8を参照してその実施例を説明する。頭部断層診断に
おいて、被検体の脳内部82にRIが分布するような場
合、脳内部82から放射されたγ線は、脳の周囲に位置
する頭蓋骨84を通過して検出器12に検出される。頭
蓋骨84はγ放射体(脳内部)82の外側に位置するの
で、本発明を適用して頭蓋骨による減衰の補正を施すこ
とができる。
出され、頭蓋骨84の減衰係数が求められる。そして、
吸収補正すべき物質が被検体の外部にある場合と同様に
して、本発明を適用し、各角度方向によるγ線の通過距
離を算出し、投影像に補正を加え、各種再構成法により
断層像を再構成する。
外部の物質による吸収のみならず、被検体中の所定の放
射性同位元素を含まない物質による望ましくない吸収
(本実施例においては、頭蓋骨による吸収)を補正する
ことができる。従って、本発明は、被検体の外部の吸収
体のみならず、より広い範囲に適用することが可能であ
り、散乱線が除去され、被検体等の吸収体の影響が正確
に補正された画像が得られる。本発明は、上記実施例に
限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範
囲で種々変形して実施できるのは勿論である。
る。本発明によれば、被検体内の所定の放射性同位元素
を含む物質以外の例えば頭蓋骨等の物質、或いは被検体
以外の例えばベッド等の吸収体(以下、「被検体等」と
称する)による吸収を補正する手段を備えたので、断層
像の画像の歪みを解消できる。加えて、本発明によれ
ば、被検体による部分的な吸収が除かれるので、画像の
分解能が向上する。更に、本発明は吸収を補正する手段
に加え散乱成分を補正する手段も備えたので、画質が向
上する。従って、診断精度が向上すると共に、吸収の影
響等を医師等が判断する必要がなくなるので、オペレー
タの負担が軽減され、人的誤差がなくなる。
メラの主要部のブロック図。
理の違いを説明するための図。
る方法について説明するための図。
る方法について説明するための図。
合に、その吸収の影響を補正する方法について説明する
ための図。
装置、30…散乱線補正装置、40…吸収体作成装置、
42…記憶部、50…画像再構成装置、60…表示装
置、70…放射線源、72…X線源、80…被検体、8
2…脳内部、84…頭蓋骨、90…ベッド。
Claims (7)
- 【請求項1】 被検体に投与された放射性同位元素から
発生するガンマ線を検出して、検出データを出力する検
出手段と、 前記検出手段から出力された検出データの散乱線成分を
除去する除去手段と、前記被検体内の構成物質の放射線吸収データを記憶する
記憶手段と、 前記除去手段で散乱線成分が除去された検出データを前
記記憶手段から供給される放射線吸収データに基づいて
補正する補正手段と、 前記補正手段によって補正された検出データを出力する
出力手段と、 を具備することを特徴とする核医学機器システム。 - 【請求項2】 前記構成物質は、前記被検体の頭蓋骨で
あることを特徴とする請求項1記載の核医学機器システ
ム。 - 【請求項3】 被検体に投与された放射性同位元素から
発生するガンマ線を検出して、検出データを出力する検
出手段と、 前記検出手段から出力された検出データの散乱線成分を
除去する除去手段と、 前記被検体と前記検出手段との間に位置する天板の放射
線吸収データを記憶する記憶手段と、 前記除去手段で散乱線成分が除去された検出データを前
記記憶手段から供給される放射線吸収データに基づいて
補正する補正手段と、 前記補正手段によって補正された検出データを出力する
出力手段と、 を具備することを特徴とする核医学機器システム。 - 【請求項4】 前記記憶手段が、前記天板の放射線吸収
データを、前記被検体の放射線吸収データで換算した等
価吸収量で記憶することを特徴とする請求項3記載の核
医学機器システム。 - 【請求項5】 前記被検体と前記検出手段との間で相対
的な回転運動を行うことにより、前記検出手段が前記被
検体を走査する走査手段を更に具備することを特徴とす
る請求項3又は請求項4記載の核医学機器システム。 - 【請求項6】 前記記憶手段が、前記走査手段による所
定の回転角度毎の放射線吸収データを記憶することを特
徴とする請求項5記載の核医学機器システム。 - 【請求項7】 前記除去手段が、前記検出されたガンマ
線のエネルギーウィンドウを一つの光電ピークに関して
少なくとも1つ設定する手段と、 前記エネルギーウィンドウにおける散乱成分補正係数を
求める手段と、 前記散乱成分補正係数を用いて前記検出データからガン
マ線の散乱線成分を除去する手段と、 を有することを特徴とする請求項3乃至6いずれか1項
記載の核医学機器システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP158194A JP3313495B2 (ja) | 1993-01-12 | 1994-01-12 | 核医学機器システム |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP348093 | 1993-01-12 | ||
JP5-3480 | 1993-01-12 | ||
JP158194A JP3313495B2 (ja) | 1993-01-12 | 1994-01-12 | 核医学機器システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06308243A JPH06308243A (ja) | 1994-11-04 |
JP3313495B2 true JP3313495B2 (ja) | 2002-08-12 |
Family
ID=26334829
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP158194A Expired - Fee Related JP3313495B2 (ja) | 1993-01-12 | 1994-01-12 | 核医学機器システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3313495B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4604970B2 (ja) * | 2005-11-10 | 2011-01-05 | 株式会社島津製作所 | 核医学診断装置 |
JP5396684B2 (ja) * | 2006-06-14 | 2014-01-22 | 株式会社島津製作所 | 核医学診断装置およびエミッションデータの吸収補正方法 |
DE102007044874B4 (de) * | 2007-09-20 | 2014-08-21 | Siemens Aktiengesellschaft | Verfahren zur Ermittlung von Schwächungswerten für PET-Daten eines Patienten |
JP4997575B2 (ja) * | 2008-06-25 | 2012-08-08 | 学校法人藤田学園 | 減弱係数マップ作成装置、減弱係数マップ作成方法およびプログラム |
BRPI1005999A2 (pt) | 2009-02-25 | 2016-02-16 | Koninkl Philips Electronics Nv | sistema que gera um modelo do mapa de correção da atenuação (ac), método para a geração de um modelo do mapa de correção da atenuação (ac) de uma bobina de ressonância magnética (mr), mídia de leitura por computador, método para a geração de uma imagem nuclear com atenuação corrigida, sistema de imagens, biblioteca de modelos do mapa de correção da atenuação (ac) armazenados em uma memória e método para o ajuste de um mapa de correção da atenuação (ac) de um paciente para a correção da atenuação nos dados de varredura nuclear |
JP6951169B2 (ja) * | 2017-09-15 | 2021-10-20 | キヤノンメディカルシステムズ株式会社 | 核医学診断装置 |
-
1994
- 1994-01-12 JP JP158194A patent/JP3313495B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06308243A (ja) | 1994-11-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Ter-Pogossian | Basic principles of computed axial tomography | |
JP4604101B2 (ja) | 画像情報作成方法,断層撮影装置の断層画像情報作成方法及び断層撮影装置 | |
RU2606561C2 (ru) | Компенсация усечения для итерационной реконструкции в компьютерной томографии (кт) с коническим пучком в комбинированных системах офэкт/кт | |
JP4322112B2 (ja) | 透過放射線の源及び被検体に注入される放射性薬剤の源を含む診断撮像 | |
US7840052B2 (en) | Restoration of the nuclear medicine 2D planar image by iterative constrained deconvolution | |
US7324624B2 (en) | Shifted transmission mock for nuclear medical imaging | |
US5103823A (en) | Motion correction in cardiology inspection systems | |
US20090245457A1 (en) | Image generation method and device for emission computed tomography | |
JPH05302979A (ja) | 同時透過・放出型集束断層撮影法 | |
KR20030068381A (ko) | 단층상 작성장치와 단층상 작성방법 및 방사선 검사장치 | |
JP2010501856A (ja) | 動きアーティファクト画像についてのアーティファクト補正 | |
JP3404080B2 (ja) | ポジトロンct装置 | |
Ranger et al. | The application of a masked orbiting transmission source for attenuation correction in PET | |
JP3313495B2 (ja) | 核医学機器システム | |
JP2622064B2 (ja) | Ct装置 | |
Greer et al. | An overview of a camera‐based SPECT system | |
US6388257B1 (en) | Stepped asymmetric sampling scheme for transmission radiation corrected gamma cameras | |
EP0747728B1 (en) | Improved gamma camera imaging system | |
JP3881403B2 (ja) | 核医学診断装置 | |
JP3725161B2 (ja) | 心臓および脳のような、小さな肉体臓器の減衰補正されたspect研究を実行するために用いられるコリメータおよびシンチレーションカメラ装置 | |
JPH08304309A (ja) | 物体の放射線量分布図を該物体による減衰に対する補正の後に製作する方法 | |
JP4371636B2 (ja) | 核医学診断装置 | |
JP5011250B2 (ja) | 放射線撮像装置及び画像情報作成方法 | |
JP4353094B2 (ja) | Pet装置 | |
JP2000338251A (ja) | Riイメージング装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 7 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090531 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 7 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090531 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100531 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 8 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100531 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110531 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110531 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120531 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 10 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120531 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 11 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130531 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |