JP3312598B2 - マイクロチップ電気泳動装置 - Google Patents

マイクロチップ電気泳動装置

Info

Publication number
JP3312598B2
JP3312598B2 JP23249798A JP23249798A JP3312598B2 JP 3312598 B2 JP3312598 B2 JP 3312598B2 JP 23249798 A JP23249798 A JP 23249798A JP 23249798 A JP23249798 A JP 23249798A JP 3312598 B2 JP3312598 B2 JP 3312598B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
microchip
light
separation channel
detection
pinhole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP23249798A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000065795A (ja
Inventor
昭博 荒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP23249798A priority Critical patent/JP3312598B2/ja
Publication of JP2000065795A publication Critical patent/JP2000065795A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3312598B2 publication Critical patent/JP3312598B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、極微量のタンパク
質や核酸、医薬品などを高速かつ高分離に分析する電気
泳動装置に関し、さらに詳しくは透明板状部材の内部に
形成された分離流路で電気泳動を行なうマイクロチップ
電気泳動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、オンキャピラリ検出(又はオンカ
ラム検出とも呼ばれる)と言われる検出方法は、試料成
分を分離させるカラム中で試料成分を検出する方法であ
る。液体クロマトグラフィーなど、分離カラムと検出セ
ルが離れている方法では、分離カラム、検出セル間で試
料バンドの拡散が生じるが、オンキャピラリ検出は分離
カラム中で試料成分を検出するので、試料バンドの拡散
を防ぐのに有効である。
【0003】オンキャピラリ検出の一例として、内径が
100μm程度のキャピラリカラムを用いたキャピラリ
電気泳動がある。キャピラリカラムは、機械的強度を高
めるために、キャピラリカラム外周がポリイミドなどの
被膜で保護されている。オンキャピラリで検出するため
には、その被膜を一部除去して検出窓を作成する必要が
ある。その検出窓に入射光を当てつつバンドを移動さ
せ、吸光度や蛍光などを検出することにより、分離した
試料成分を検出する。
【0004】一方、マイクロマシニング技術により透明
板状部材に溝を形成し、その溝を透明部材で被うことに
より分離流路を形成した部材を用いる検出方法がある。
マイクロチップ電気泳動はその代表的な例である。マイ
クロチップ電気泳動で用いる電気泳動部材(マイクロチ
ップという)では、平面基板に自由に流路をデザインで
き、流路上のどの位置においても検出することができ、
さらに検出窓を形成する必要はない。マイクロチップ電
気泳動は、高速化、小型化が期待できる分析手段であ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】マイクロチップ電気泳
動では、マイクロチップに様々なデザインで流路を形成
でき、流路上のどの位置においても検出できるという特
長がある反面、マイクロチップを頻繁に交換して使用す
るような場合、常に同じ位置で検出できるとは限らな
い。仮りに光学系(光軸)側で、マイクロチップに対応
する基準位置からの距離で検出位置を規定するとして
も、位置決め機構の精度に加えて、マイクロチップを固
定する機構とマイクロチップとの寸法精度が問題とな
り、同じ検出位置を割り出すのが困難であった。そこで
本発明は、同じ検出位置での検出を容易にしたマイクロ
チップ電気泳動装置を提供することを目的とするもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のマイクロチップ
電気泳動装置は、板状部材の内部に分離流路が形成さ
れ、その板状部材の一表面の分離流路に対応する位置に
分離流路に達する穴が形成されたマイクロチップと、分
離流路の両端間に泳動電圧を印加する泳動電源装置と、
分離流路に光を照射する光照射手段と、分離流路内で分
離された各成分による光との相互作用を検出する光検出
手段とを備えたものである。同じ検出位置での検出を容
易にするための一態様では、マイクロチップの平面内に
は位置割り出し用溝又はピンホールがさらに形成されて
おり、マイクロチップを溝又はピンホールが形成されて
いる平面に平行な面内で平行移動させるチップ位置調節
機構をさらに備え、光検出手段を用いて溝又はピンホー
ルを検出し、その位置を基準としてマイクロチップ上の
検出位置を割り出す。同じ検出位置での検出を容易にす
るための他の態様では、マイクロチップは流路部分を除
いて遮光処理又は減光処理されており、マイクロチップ
を流路が形成されている平面に平行な面内で平行移動さ
せるチップ位置調節機構をさらに備え、光検出手段を用
いて流路を検出し、その位置を基準としてマイクロチッ
プ上の検出位置を割り出す。
【0007】試料が移動する流路とは別に、マイクロチ
ップに位置割り出し用溝又はピンホールを形成しておく
と、チップ位置調節機構によりマイクロチップを平行移
動させ、分離成分検出用の光検出手段をそのまま利用し
て、位置割り出し用溝又はピンホールの位置を正確に割
り出すことができるので、その位置割り出し用溝又はピ
ンホールの位置を基準として分離流路上の検出位置を求
め、チップ位置調節機構により検出位置を校正すること
ができる。
【0008】分離流路に試料が導かれる位置と位置割り
出し用溝又はピンホールとの間の距離は、フォトリソグ
ラフィなどの手段を用いてマイクロチップを形成する限
り、正確に高精度で形成されている。その距離を分離流
路に試料が導かれる位置から検出位置までの距離とする
ならば、位置割り出し用溝又はピンホールの位置を正確
に割り出すことにより、検出位置を再現性よく求めるこ
とができる。
【0009】マイクロチップに、流路部分を除いて遮光
処理又は減光処理を施しておくと、チップ位置調節機構
によりマイクロチップを平行移動させ、分離成分検出用
の光検出手段をそのまま利用して、流路の位置を正確に
割り出すことができるので、その流路位置を基準として
分離流路上の検出位置を求め、チップ位置調節機構によ
り検出位置を校正することができる。
【0010】
【実施例】図1は、本発明に用いるマイクロチップの一
実施例を表す概略分解斜視図である。マイクロチップ2
は、ベースプレート4とカバープレート6から構成され
ている。ベースプレート4の表面には、分離流路8が形
成されており、その分離流路8の一端側に、分離流路8
に直交し、交差部12で交わる試料導入流路10が形成
されている。分離流路8の他端側の検出位置に、分離流
路8に直交する位置割り出し用溝14が形成されてい
る。分離流路8と位置割り出し用溝14は接続されてい
ない。カバープレート6には、分離流路8の両端及び試
料導入流路10の両端に対応する位置に、貫通穴9が形
成されている。
【0011】分離流路8、試料導入流路10及び位置割
り出し用溝14はフォトリソグラフィーとエッチングに
より同時に形成されたものであり、試料導入流路10と
位置割り出し用溝14との間の距離Lは、精度よく形成
されており、どのマイクロチップにおいても距離Lは同
じ長さである。
【0012】図2は、本発明のマイクロチップ電気泳動
装置の一実施例の動作を表す概略斜視図である。マイク
ロチップ2は、図1のものを用いた。マイクロチップ2
の一方の側には光ビームを照射するための光照射手段
(図示略)が備えられており、反対側には、マイクロチ
ップ2からの光を検出するホトセル16が備えられてい
る。マイクロチップ2は、マイクロチップ2を分離流路
8及び試料導入流路10が形成されている平面(XY
面)内で移動させるチップ位置調節機構(図示略)に設
置されており、X方向、Y方向に移動される。
【0013】次に、この実施例の動作を説明する。 (A)マイクロチップ2をチップ位置調節機構に設置
し、光ビームが図に示されるような位置に照射されるよ
うに、マイクロチップ2を移動させる。次に、ホトセル
16によりマイクロチップ2からの光を検出し記憶しつ
つ、マイクロチップ2をY方向に移動させて、光ビーム
で位置割り出し用溝14を横切らせる。光ビームが位置
割り出し用溝14を横切るとき、屈折率の変化が生じて
検出光量に変化が出る。 (B)次に、ホトセル16によりマイクロチップ2から
の光を検出し記憶しつつ、マイクロチップ2をX方向に
移動させて、光ビームで分離流路8を横切らせる。光ビ
ームが分離流路8を横切るときも、屈折率の変化が生じ
て検出光量に変化が出る。
【0014】(C)マイクロチップ2をY方向に移動さ
せて、(A)において検出光量の変化したY位置に移動
させ、マイクロチップ2をX方向に移動させて、(B)
において検出光量の変化したX位置に移動させる。その
結果、光ビームを検出位置に照射することができる。そ
の後、泳動電源装置(図示略)により、分離流路8及び
試料導入流路10の両端に所定の電圧を印加して、試料
導入流路の一端に注入された試料を交差部12に導く。
次に、所定の電圧を印加して、その交差部12の試料を
分離流路8で分離させながら、分離した試料成分を検出
位置に移動させ、順次試料成分を検出する。このように
してマイクロチップ2の位置割り出し用溝14設置の位
置を検出することにより、マイクロチップ2を交換して
も、所定の検出位置に再現性よく光ビームを照射するこ
とができる。
【0015】図3は、他の実施例を表す概略斜視図であ
る。マイクロチップ2の分離流路8の検出位置に対応し
た位置に、ベースプレート4に分離流路8及び試料導入
流路10と同時にフォトリソグラフィーとエッチングに
より形成されたピンホール18が設けられている。交差
部12から検出位置までの距離に対応する試料導入流路
10とピンホール18との間の距離Lは、精度よく形成
されており、どのマイクロチップにおいても距離Lは同
じ長さである。
【0016】マイクロチップ2の一方の側には、分離流
路8に平行な方向の帯状の光をマイクロチップ2の所定
の範囲に照射する光照射手段(図示略)が備えられてお
り、反対側には、分離流路8と平行な方向に配列され
て、マイクロチップ2の所定の範囲からの光を検出する
ホトセルアレイ20が備えられている。マイクロチップ
2は、マイクロチップ2を平行移動させるチップ位置調
節機構(図示略)に設置されており、X方向、Y方向に
移動される。
【0017】次に、この実施例の動作を説明する。マイ
クロチップ2をチップ位置調節機構に設置し、光照射手
段により所定の範囲幅にわたって光を照射し、ホトセル
アレイ20によりマイクロチップ2からの光を検出し記
憶しつつ、マイクロチップ2をX方向に移動させる。光
が分離流路8、試料導入流路10、ピンホール18を通
過するとき、屈折率の変化が生じて検出光量に変化が出
る。
【0018】図4(A)は、マイクロチップ2をX方向
に移動させたときの、ホトセルアレイ20の検出信号を
表す図であり、(B)はピンホール18検出時のホトセ
ルアレイ20全体の検出ピークを表す図である。(A)
はX方向の情報を表し、光量が最大となる位置が光軸と
分離流路8が一致する位置である。(B)はY方向の情
報を表し、試料導入流路10のピークとピンホール18
のピークが検出されており、そのピーク間は、試料導入
流路10とピンホール18との間の距離Lを表す。
【0019】図4に示した情報に基づいて、マイクロチ
ップ2をX方向に移動させて光軸を分離流路8上に位置
決めし、分離流路8の所定の範囲にわたって光を照射す
る。検出したピンホール位置情報は、分離流路8におけ
る基準位置になり、試料成分の検出ピークと対応させる
ことで正確な定性情報を得ることができる。このように
してマイクロチップ2のピンホールを検出することによ
り、マイクロチップ2を交換しても、所定の検出範囲に
わたって再現性よく光を照射することができる。
【0020】図5は、本発明に用いるマイクロチップの
さらに他の実施例を表す上面図である。マイクロチップ
2は、ベースプレートとカバープレートから構成されて
おり、ベースプレートに形成した溝をカバープレートに
より被うことにより、分離流路8及び試料導入流路10
が形成されている。ベースプレートには、分離流路8及
び試料導入流路10形成用の溝とは別に、さらにマーカ
用の溝22が縦横に2mm間隔で形成されている。マー
カ用の溝22は、分離流路8及び試料導入流路10形成
用の溝をベースプレートにパターニングするときに、同
じマスクを用いて同時に形成した。
【0021】図6は、このマイクロチップを図3に示し
た装置に設置して、線分A−A’位置に光照射を行ない
検出した結果を表す。縦軸は検出光量を表し、横軸は検
出位置を表す。電荷蓄積時間は、200ミリ秒と500
ミリ秒で行なった。マーカ用の溝22が屈折率の効果で
転写され、分離流路8の方向の位置が正確に判別でき
る。その結果、マイクロチップを交換しても、そのマイ
クロチップの寸法精度に左右されずに、常に正確な検出
位置を割り出せる。
【0022】図7は、本発明に用いるマイクロチップの
さらに他の実施例を表す上面図である。図3と同じ部分
の説明は省略する。マイクロチップ2のベースプレート
の分離流路8及び試料導入流路10が形成された表面
に、光を遮光するマスク24が形成されている。マスク
24は、分離流路8及び試料導入流路10の一部、並び
にピンホール18を含む矩形領域に形成されており、分
離流路8、試料導入流路10及びピンホール18上には
形成されていない。
【0023】図8は、このマイクロチップを図3に示し
た装置に設置して、線分B−B’位置に光照射を行ない
検出した結果を表す。縦軸は検出光量を表し、横軸は検
出位置を表す。図8に示すように、試料導入流路10、
ピンホール18及び分離流路8がピークA,B,Cとし
てそれぞれ明確に検出されている。
【0024】図9は、本発明に用いるマイクロチップの
さらに他の実施例を表す図であり、(A)は上面図、
(B)は(A)のC−C’に沿った断面図である。ベー
スプレート4のカバープレート6との接合面に、分離流
路8及び試料導入流路10上を除いて、遮光膜又は減光
膜としてシリコン酸化膜26が形成されている。シリコ
ン酸化膜26は、ベースプレート4の表面にシリコンス
パッタ膜を形成し、絶縁膜とするために酸化処理を施し
て形成したものである。
【0025】このマイクロチップを図2又は図3に示し
た装置に設置して、測定を行なう場合、試料導入流路1
0からの距離により検出位置を特定し、分離流路8自体
が光軸を特定する。即ち、マイクロチップ2をX方向に
移動させて光量最大点を検出した位置を記憶し、次いで
Y軸方向に移動させて分離流路8方向の基準位置を記憶
する。マイクロチップ2を洗浄や試料注入などの目的で
移動させ、一旦検出位置が光軸から外れたとしても記憶
した位置に戻すことで、分析する毎にピークの検出位置
を補正したりすることなしに割り出すことができる。
【0026】
【発明の効果】本発明は、マイクロチップ電気泳動装置
において、マイクロチップに位置割り出し用溝又はピン
ホールをさらに形成し、マイクロチップを平面内で移動
させるチップ位置調節機構を備え、光検出手段を用いて
位置割り出し用溝又はピンホールを検出することによ
り、マイクロチップ上の検出位置を正確に割り出すこと
ができるようになるので、マイクロチップの寸法精度な
どに影響されずに、いつも同じ検出位置で検出すること
ができる。マイクロチップに、流路部分を除いて遮光処
理又は減光処理を施しておくことによっても、チップ位
置調節機構によりマイクロチップを平行移動させて光検
出手段により流路の位置を正確に割り出すことができる
ようになるので、この場合もマイクロチップの寸法精度
などに影響されずに、いつも同じ検出位置で検出するこ
とができる。また、分離流路の所定の範囲を観察するよ
うな場合は、位置割り出し用溝、ピンホール又は流路の
位置情報と、試料成分の検出ピークとを対応させること
で、正確な定性情報を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に用いるマイクロチップの一実施例を
表す概略分解斜視図である。
【図2】 同実施例を用いた本発明のマイクロチップ電
気泳動装置の一実施例の動作を表す概略斜視図である。
【図3】 他の実施例を表す概略斜視図である。
【図4】 (A)は、マイクロチップをX方向に移動さ
せたときの、ホトセルアレイの検出信号を表す図であ
り、(B)はピンホール検出時のホトセルアレイ全体の
検出信号を表す図である。
【図5】 本発明に用いるマイクロチップのさらに他の
実施例を表す上面図である。
【図6】 同実施例を図3に示した装置に設置して、線
分A−A’位置に光照射を行ない検出した結果を表す図
である。
【図7】 本発明に用いるマイクロチップのさらに他の
実施例を表す上面図である。
【図8】 同実施例を図3に示した装置に設置して、線
分B−B’位置に光照射を行ない検出した結果を表す図
である。
【図9】 本発明に用いるマイクロチップのさらに他の
実施例を表す図であり、(A)は上面図、(B)は
(A)のC−C’位置に沿った断面図である。
【符号の説明】
2 マイクロチップ 4 ベースプレート 6 カバープレート 8 分離流路 10a,10b 貫通穴 12a,12b 電極 14 アレイ状の受光素子

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明板状部材の内部に分離流路が形成さ
    れ、その透明板状部材の一表面の分離流路に対応する位
    置に分離流路に達する穴が形成されたマイクロチップ
    と、分離流路の両端間に泳動電圧を印加する泳動電源装
    置と、分離流路に光を照射する光照射手段と、分離流路
    内で分離された各成分による光との相互作用を検出する
    光検出手段とを備えたマイクロチップ電気泳動装置にお
    いて、 前記マイクロチップの平面内には位置割り出し用溝又は
    ピンホールがさらに形成されており、前記マイクロチッ
    プを前記溝又はピンホールが形成されている平面に平行
    な面内で平行移動させるチップ位置調節機構をさらに備
    え、前記光検出手段を用いて前記溝又はピンホールを検
    出し、その位置を基準としてマイクロチップ上の検出位
    置を割り出すことを特徴とするマイクロチップ電気泳動
    装置。
  2. 【請求項2】 板状部材の内部に分離流路が形成され、
    その板状部材の一表面の分離流路に対応する位置に分離
    流路に達する穴が形成されたマイクロチップと、分離流
    路の両端間に泳動電圧を印加する泳動電源装置と、分離
    流路に光を照射する光照射手段と、分離流路内で分離さ
    れた各成分による光との相互作用を検出する光検出手段
    とを備えたマイクロチップ電気泳動装置において、 前記マイクロチップは流路部分を除いて遮光処理又は減
    光処理されており、前記マイクロチップを流路が形成さ
    れている平面に平行な面内で平行移動させるチップ位置
    調節機構をさらに備え、前記光検出手段を用いて流路を
    検出し、その位置を基準としてマイクロチップ上の検出
    位置を割り出すことを特徴とするマイクロチップ電気泳
    動装置。
JP23249798A 1998-08-19 1998-08-19 マイクロチップ電気泳動装置 Expired - Lifetime JP3312598B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23249798A JP3312598B2 (ja) 1998-08-19 1998-08-19 マイクロチップ電気泳動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23249798A JP3312598B2 (ja) 1998-08-19 1998-08-19 マイクロチップ電気泳動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000065795A JP2000065795A (ja) 2000-03-03
JP3312598B2 true JP3312598B2 (ja) 2002-08-12

Family

ID=16940261

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23249798A Expired - Lifetime JP3312598B2 (ja) 1998-08-19 1998-08-19 マイクロチップ電気泳動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3312598B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4975533B2 (ja) * 2007-07-02 2012-07-11 シャープ株式会社 キャピラリー可動器具およびこれを用いたキャピラリー電気泳動装置
JP5304549B2 (ja) * 2009-09-02 2013-10-02 株式会社島津製作所 電気泳動システム及び電気泳動方法
US9238322B2 (en) 2010-10-29 2016-01-19 Wako Pure Chemical Industries, Ltd. Microchip, molding die for microchip, and manufacturing apparatus for manufacturing microchip

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000065795A (ja) 2000-03-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Schmalzing et al. Immunoassay for thyroxine (T4) in serum using capillary electrophoresis and micromachined devices
JP4411457B2 (ja) 光透過を検出するための光学アセンブリおよび方法
EP0454286B1 (en) Capillaries for capillary electrophoresis with an elongate cross-section.
US6974527B2 (en) Multidimensional separations employing an array of electrophoresis channels
Mao et al. Capillary isoelectric focusing with whole column imaging detection for analysis of proteins and peptides
Ou et al. Fabrication of a hybrid PDMS/SU-8/quartz microfluidic chip for enhancing UV absorption whole-channel imaging detection sensitivity and application for isoelectric focusing of proteins
JP3312598B2 (ja) マイクロチップ電気泳動装置
US6042708A (en) Microchip electrophoretic method and apparatus
JP2002214194A (ja) 電気泳動装置
JP3876714B2 (ja) キャピラリーアレイユニット及びそれを用いた電気泳動装置
JP2004132989A (ja) 改良された多重吸光度式細管電気泳動システムおよびその方法
JP3511910B2 (ja) 検出計セル
CA2361718C (en) Apparatus and methods for high resolution separation of sample components on microfabricated channel devices
KR100741270B1 (ko) 이중 유체 흐름 채널을 갖는 전기화학 분석용 랩온어칩
DE4218721C2 (de) Kapillarelektrophorese-Gerät
US5124020A (en) Adjustable height and width aperture for capillary photodetector cell
JP3417143B2 (ja) キャピラリ電気泳動装置
US7480053B2 (en) Position detection based on two-directional correlation
JPH11183437A (ja) 電気泳動部材およびそれを用いた電気泳動装置
JP2833093B2 (ja) キャピラリー電気泳動装置
JP2001305050A (ja) 測定用セル
JPH1164278A (ja) 電気泳動部材及びそれを用いた電気泳動装置
Thormann et al. Mobilization in two‐step capillary isoelectric focusing: Concepts assessed by computer simulation
JP2005121565A (ja) 光センサヘッド
JPH01257255A (ja) 電気泳動媒体支持板

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080531

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090531

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100531

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100531

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110531

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110531

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120531

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130531

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130531

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140531

Year of fee payment: 12

EXPY Cancellation because of completion of term