JP3312253B2 - 走行路清掃具 - Google Patents
走行路清掃具Info
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Description
丘陵あるいは人工の傾斜地等を利用して走降台車で走り
降りるように形成したレジャー用走降装置の走行路や、
あるいは各種走降台車で走り降りる走行路上に散在する
土砂、埃、落葉、昆虫等のゴミおよび水滴等を除去して
走行路上を、清浄に保つために走降台車に設けた着脱自
在で簡便な構造の走行路清掃具に関するものである。
ー用走降装置の従来例には、例えば出願人のなした特開
平4−156877号の発明がある。この特開平4−1
56877号の発明は、スキー場等の山肌、丘陵あるい
は人工の傾斜地を利用して、開渠状走路と筒体状走路と
を組合わせて連続した走行路を形成し、この走行路を車
輪付台車に乗って遊戯者が走り降りるものである。
には、出願人のなした実開平2−77091号の考案が
ある。この実開平2−77091号の考案は、筒体状若
しくは開渠状の滑降路内面を車輪付台車で走降するレジ
ャー用滑降装置における滑降路内面の走降跡を洗浄する
ために、台車の車輪後部に車輪と連動して回転力を伝達
する回転力伝動装置と、当該回転力伝動装置で駆動され
滑降路面と接触して滑降路面の異物群を研削する研削機
とからなる洗浄機を設けたものである。
は、従来例の特開平4−156877号の発明のよう
に、スキー場等の山肌や丘陵等の屋外に設けられる場合
が多く、走行路も開渠状オープン型のものが多いため、
外部から土砂、埃、落葉、昆虫等が走行路内に侵入して
汚れる問題があった。また、雨や雪が降ったり、時には
露や霜が降りたり自然の気候条件によっても走行路が濡
れたり汚れたりする問題があった。また、その他に走降
台車の機械油やワックスやタイヤ等の摩耗片、その他遊
戯者による汗やゴミ等により走行路が汚れる問題もあっ
た。
は、車輪と連動する回転力伝動装置により駆動される研
削機によって、主に車輪の走降跡にしつこく付着した異
物を取除くことを主目的としたもので、削り取った異物
を掻き集めて収容室に収容するか、押し流すようにして
滑降路出口迄運ぶようにするとともに、研削跡をスイー
パーで拭き取り洗浄する点では有効であるが、走行路の
広い巾の範囲に溜った土砂や落葉等比較的粗大なゴミや
雨雪等比較的多量の水分を補集除去するには、収容室や
スイーパー等の構造が適当ではなかった。従って、従来
のレジャー用滑降装置の走行路は、落葉の季節には毎日
始業前に手作業で落葉を掻き集めたり、降雨等の後には
水分や土砂を手作業で拭き取ったり、汚れがひどい時に
は適宜手作業で清掃したりして、起伏に富んだ長い走行
路の清掃は繁雑で手間と労力がかかるという問題があっ
た。
なされたもので、その目的とするところは、走行路に散
在し、推積する落葉や土砂、ホコリや昆虫、水分や油等
多異種の異物・ゴミ等を一挙に捕集除去して、走行路を
清浄に保ち、快適で安全な車輪付台車での走降を楽しん
だり、あるいは円滑な台車の走降を可能とした着脱自在
で簡便な構造の走行路清掃具を提供することにある。
は、走行路を走り降りる走降台車に、走行路上のゴミ等
を走降しながら回収し得るように開口補強材を設けた開
口部を備えた容器と、走行路上に付着した水や油を走降
しながら除去し得るように容器の下面の固着部にて着脱
自在構造に固着した吸収体とで一体構造に形成したもの
である。また、上記清掃具は、上記容器の開口部に走行
路上のゴミ等を案内するガイド片を設けるとともに、容
器を走行路に圧接させる押しつけ棒とスプリングとから
なる押しつけ具を設けたものである。
なゴミ等は、開口補強材で常に開口状態に保持された開
口部を通して中空の容器に収容される。走行路に付着し
たり溜った水分や油分は、容器の下部に固着された吸収
体に吸収され除去される。また、この吸収体は水分や油
を絞り落して再使用したり、固着部にて着脱し適宜取り
替えて使用する。ガイド片は、走行路の側部から底部に
わたって走行路の形状に慣じみ追従当接して、ゴミ等を
漏らすことなく捕集案内して開口部から容器内部へ導
く。さらにこの容器は、押しつけ棒及びスプリングによ
って、走行路面に密着状態に保持される。
1は、この発明に係る走行路清掃具を走降台車の後部に
設けた場合を示す斜視説明図、図2は、その側面説明図
である。1は、レジャー用走降装置の直線や蛇行、旋回
等を組み合わせて形成される開渠オープン型を有する走
行路である。該走行路1を遊戯者は走降台車2に乗って
走降を楽しむ。走降台車2の後部に、走行路1上に散在
したり推積するゴミ等を除去する清掃具3を牽引するよ
うに設ける。該清掃具3は、ゴミ等を収容する開口部7
を備えた容器4と、該容器4の開口部7に設けた走行路
1の湾曲面に当接するガイド片5と、前記容器4の下部
に設けた走行路1に密接する吸収体6とで形成する。清
掃具3は、走行路1にガイド片5と吸収体6が隙間なく
密接して、ゴミや水分等を残さず回収できるように、例
えば図2に示す台車フレームに設けた押しつけ棒14と
スプリング15とからなる押しつけ具によって適度の強
さで圧接するように形成する。また、押しつけ具を用い
ずに清掃具3を適度の重さにして重力によって走降中に
も清掃具3が浮き上がることなく、常に走行路1の表面
に圧接するように形成してもよい。なお、この実施例で
は清掃具3を走降台車2の後部に設けた場合を示した
が、走降台車2の車体の下部や車体の前部等、ゴミ等の
発生量や台車構造や路面形状に応じて適当な位置に設け
るようにしてもよい。
1を有するレジャー用走降装置は、殊に、外部から土
砂、埃、落葉、昆虫等が入って走行路1上に散在した
り、雨や雪、露や霜による水分や、走行台車2の機械油
やワックス、タイヤ等の摩耗片、遊戯者によるゴミ等が
走行路1に堆積したり付着したりする場合が多い。これ
らのゴミ等を、走降台車2に清掃具3を設けて、走降台
車2を走らせながら一挙に捕集して除去する。なお、該
清掃具3は必要に応じて走降台車2に取り付けたり、定
期的あるいは適宜清掃具3を備えた台車を走らせて、走
行路1の汚れ具合に対応して運行させるようにしてもよ
い。
視説明図、図4は、図3の走行路清掃具と走行路との接
触状態を示す正面から見た断面説明図である。清掃具3
は、中空体のゴミ等を収容する容器4を備え、該容器4
は前方にゴミ等を導入する開口部7を有し、この開口部
7の周縁の上部には常に開口状態を保つように開口補強
材8が設けられており、また周縁下部には前方に突出し
たガイド片5が設けられている。このガイド片5は、図
4に示すように走行路1の側部から底部にわたって走路
の形状に慣じみ追従し、隙間なく当接するように、軟質
合成ゴムや樹脂材等でヘラ状に形成する。このガイド片
5によって走路内のゴミ等は、清掃具3の開口部7に案
内されて容器4内部へ捕集される。
走行路1に密接して、水分や油分を吸収除去する吸収体
6を備え、該吸収体6は固着部10で面ファスナー等に
より固着されている。この吸収体6は、スポンジ等の発
泡材や綿布等の吸収性の良い材料からなり、走行路1に
付着したり滞溜した水分や油分等を吸収する。水分や油
分等を吸収した吸収体6は、上部から圧縮して水分や油
分を落したり、固着部10から吸収体6を取り外して水
分や油分を絞り落したりして再使用するか、新しい吸収
体6と取り替えるかして適宜効率良く使用する。
ば2重構造として内側の容器を袋体9に形成する。この
袋体9は、図5の一部を欠除した側断面図に示すよう
に、着脱自在で使い捨てができるように、金具クリップ
やファスナー、テープ等からなる取付具11によって容
器4に取り付けられるようにする。また、袋体9の開口
部7周縁には常に開口状態を保つように、バネ材等より
なる補強リング12を設ける。 袋体9は、薄い合成樹
脂膜材や強化紙材等で形成し、ゴミ等を収容部13に収
容する。ゴミ等が満杯になった時には、袋体9を容器4
から取付具11の係合を外して取り出し、ゴミ等を収容
した袋を取付具11及び補強リング12から外して袋ご
と廃棄し、新たな袋を補強リング12に装着した後、袋
体9を取付具11を介して容器4に取り付け使用する。
なお、本実施例はレジャー用走降装置の走行路に適用し
た場合について説明したが、必ずしもこれに限定される
ものではなく、他の走行路にも適用できることは勿論で
ある。
ているので、以下の効果を奏する。走行路清掃具は、走
行路を走り降りる走降台車に、走行路上のゴミ等を走降
しながら回収し得るように開口補強材を設けた開口部を
備えた容器と、走行路上に付着した水や油を走降しなが
ら除去し得るように容器下面の固着部にて着脱自在構造
に固着した吸収体とで一体構造に形成したので、清掃具
は走降台車を走らせるだけで、開口補強材で常に開口状
態に保持された開口部から容器内へゴミ等を導入し易
く、走行路上の細かいゴミや水分、土砂や落葉等粗大な
ゴミでも多量に収容することができ、また、着脱自在構
造に面着した清掃具の吸収体は、走行路面に広い面積で
密接して、走路面に付着した水分や油等を残さず吸収し
て除去することができるとともに、吸収した水分や油分
等は、吸収体を圧迫したり、取り外して絞ったりして容
易に除去し、吸収体の再使用ができる。
り付着したり溜ったりして台車の走降に支障となったり
スリップ等危険になることがなく、清浄衛生的で、美的
に保たれ、快適で安全な遊戯走降を楽しむことができ
る。そして、容器と吸収体とが一体構造に形成された清
掃具は、必要に応じて走降台車へ簡便で短時間に取り付
けることができ、清掃具を装備した台車を定期的あるい
は必要時に走らせる等、走行路の汚れ具合に対応して適
宜使用することができる。このように清掃具は、着脱が
簡便で短時間にできるので、走降装置が運行中であって
も清掃具を装備した走降台車を適宜走らせて清掃がで
き、走降台車間が詰ったりすることがなく、常時、円滑
な走降のできる走行路を確保することができる。
等を案内するガイド片を設けるとともに、容器を走行路
に圧接させる押しつけ棒とスプリングとからなる押しつ
け具を設けた清掃具にあっては、ガイド片は走行路の形
状に追従して隙間なく当接するため、走行路の広範囲の
ゴミ等を容器開口部まで案内して捕集することができ、
さらに容器は押しつけ具によって適度な強さで走行路に
圧接され浮き上がりが防止されるため、起伏と変化に富
んだ走行路面のゴミや水分などを取り残すこともなくな
る。
の斜視説明図である。
の側面説明図である。
る。
行路との接触状態を示す断面説明図である。
一部を欠除した側断面説明図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 走行路1を走り降りる走降台車2に、走
行路1上のゴミ等を走降しながら回収し得るように開口
補強材8を設けた開口部7を備えた容器4と、走行路1
上に付着した水や油を走降しながら除去し得るように容
器4の下面の固着部10にて着脱自在構造に固着した吸
収体6とで一体構造に形成した清掃具3を設けたことを
特徴とする走行路清掃具。 - 【請求項2】 上記清掃具3は、上記容器4の開口部7
に走行路1上のゴミ等を案内するガイド片5を設けると
ともに、容器4を走行路1に圧接させる押しつけ棒14
とスプリング15とからなる押しつけ具を設けたことを
特徴とする請求項1記載の走行路清掃具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19589692A JP3312253B2 (ja) | 1992-07-01 | 1992-07-01 | 走行路清掃具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19589692A JP3312253B2 (ja) | 1992-07-01 | 1992-07-01 | 走行路清掃具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0615064A JPH0615064A (ja) | 1994-01-25 |
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Family
ID=16348795
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19589692A Expired - Fee Related JP3312253B2 (ja) | 1992-07-01 | 1992-07-01 | 走行路清掃具 |
Country Status (1)
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---|---|
JP (1) | JP3312253B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
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---|---|---|---|---|
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WO1996009440A1 (en) * | 1994-09-22 | 1996-03-28 | Aero-Tech Pty Ltd. | Device for collection of debris |
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-
1992
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