JP3311668B2 - ドラム式遠心脱水装置 - Google Patents

ドラム式遠心脱水装置

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JP3311668B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、略円筒籠状のドラ
ム内に洗濯物を収容し、該ドラムを水平軸を中心に高速
で回転させることによって洗濯物の脱水を実行するドラ
ム式遠心脱水装置に関し、更に詳しくは、ドラム内での
洗濯物の偏在等に起因する偏心荷重の検知方法に関す
る。なお当然のことながら、本発明に係る遠心脱水装置
は、洗濯から脱水まで、更には乾燥までを連続的に行な
う洗濯機又は洗濯乾燥機に利用することができる。
【0002】
【従来の技術】ドラム式遠心脱水装置は、洗浄後の洗濯
物を籠状のドラム内部に収容し該ドラムを水平軸を中心
に高速で回転する構造となっている。この種の遠心脱水
装置における大きな問題点の一つは、洗濯物がドラム内
周上で均等に分散していない状態でドラムを高速回転さ
せると、回転軸回りの質量分布のアンバランスによって
異常振動や異常騒音が発生することである。このような
遠心脱水装置を搭載した市販のドラム式洗濯乾燥機で
は、上記異常振動を抑制するためにドラムを内装する外
槽の周囲に重錘を取り付けるようにしている。このた
め、従来のこの種の洗濯乾燥機は重量が非常に重く、設
置場所が限られると共に移動や運搬も困難であった。
【0003】上記異常振動を解決することを目的とした
ドラム式遠心脱水装置は、従来より幾つか提案されてい
る。例えば本願出願人は、特願平9−249917号等
において、ドラム内周壁に設けたバッフルの一部に水を
一時的に保持可能なポケット状のバランサを形成し、洗
濯物の偏在による偏心荷重がドラム内周上で該バランサ
に対向する位置の近傍に存在する場合に、その偏心荷重
の大きさ(偏心量)に見合った適宜の量の水をバランサ
に注入することによりドラム全体のバランスを調整す
る、という新規な構成の遠心脱水装置を提案している。
この遠心脱水装置では、洗濯物の偏在による偏心荷重が
バランサの対向位置に存在しさえすれば、その偏心量に
拘らず(但し所定の範囲内で)バランス調整が可能とな
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような遠心脱水装
置では、偏心荷重の大きさの検知が正確でないと、高速
脱水運転の立上げ前に偏心量が所定の許容値以下に収ま
っていると判断したにも拘らず、高速脱水運転時に振動
が発生する恐れがある。また、偏心荷重の位置の検知が
正確でないと、バランサの対向位置に偏心荷重があると
判断したにも拘らず、バランサに注水を行なってもドラ
ムのバランス調整が行なえないという恐れがある。それ
故に、洗濯物の偏在に起因する偏心荷重の大きさや位
置、或いは上記バランサに注入された水の重量を含むド
ラム全体の偏心荷重の大きさを正確に検知することが重
要である。
【0005】従来、偏心荷重の検知方法としては、ドラ
ムを回転駆動するモータに流れる電流の変動に基づいて
検知する方法が知られている(特開平8−280986
号公報等参照)。すなわち、偏心荷重がドラム回転に伴
って回転するとモータの負荷トルクが変動するため、モ
ータ電流はドラム内周上での偏心荷重の位置及び大きさ
に応じた変動を生じる。これにより、偏心荷重の大きさ
と位置とをかなり正確に検知することができる。
【0006】しかしながらこのような方法では、モータ
電流を検出するための回路をインバータ回路等のモータ
駆動部に付設する必要があり、偏心荷重の検知処理を実
行するマイクロコンピュータ等に対しモータ電流検出信
号を入力するための配線も必要であった。また、特に、
直流ブラシレスモータを用いた場合には、モータの巻線
を通って帰還してくる電流の乱れが大きいため、ドラム
回転に同期したモータ電流の変動を捉えることは困難で
あって、上記方法は適用しにくいという問題もあった。
【0007】本発明はこのような点に鑑みて成されたも
ので、その目的とするところは、簡単な構成によって偏
心荷重を正確に検知することができる偏心荷重検知手段
を備えたドラム式遠心脱水装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】上
記課題を解決するために成された本発明は、籠状のドラ
ム内に洗濯物を収容し、該ドラムを水平軸を中心に回転
させることにより該洗濯物の脱水を行なうドラム式遠心
脱水装置において、 a)ドラムを回転駆動するモータと、 b)前記モータへの印加電圧の調整により前記モータの回
転速度を制御する回転制御手段と、 c)ドラム一回転期間におけるドラム回転速度の変化を検
出する速度変化検出手段と、 d)前記回転制御手段によりモータへの印加電圧を一定に
維持した状態で、前記速度変化検出手段にて検出した速
度変化に基づいてドラムに生じている偏心荷重の大きさ
を検知する偏心荷重検知手段と、を備えることを特徴と
している。
【0009】本発明のドラム式遠心脱水装置において、
例えばPWM制御によりモータの回転制御を行なう構成
では、ドラムの回転速度を一定に維持したり徐々に上昇
又は下降させたりする場合には、制御パルス信号のパル
ス幅(制御量)を変化させてモータへの印加電圧を調整
する。これに対し、ドラム内に収容された洗濯物の偏在
等に起因する偏心荷重を検知する際には、そのようなP
WM制御を行なわずに、制御パルス信号のパルス幅を固
定することによりモータへの印加電圧を一定に維持す
る。ドラム内周上で偏心荷重が存在すると、該偏心荷重
がドラム最低位置を通過して最高位置に達するまでの間
には、偏心荷重はドラムを減速させるように作用する。
また、偏心荷重がドラム最高位置を通過して最低位置に
達するまでの間には、偏心荷重はドラムを加速させるよ
うに作用する。上述のようにモータへの印加電圧が一定
であると、そうしたドラムの速度変動は修正されないか
ら、偏心荷重検知手段は、速度変化検出手段により検出
されたドラム一回転期間における回転速度の変動の情報
を利用して偏心荷重を検知する。また、位相制御により
モータの回転制御を行なう構成では、位相制御角(制御
量)を固定することによりモータへの印加電圧を一定に
維持し、上記と同様にして偏心荷重を検知することがで
きる。
【0010】偏心荷重が大きいほど上記減速及び加速の
作用は強まるから、前記偏心荷重検知手段は、速度変化
検出手段により検出された回転速度の変動振幅に基づい
て偏心荷重の大きさを検知する構成とすることができ
る。
【0011】また、偏心荷重がドラム内周上の特定位置
近傍に達したときに加速又は減速の作用は最大又は最小
になるから、ドラム内周上の所定位置を基準とすると該
特定位置までの距離や角度等は偏心荷重の位置を示す指
標となる。そこで、本発明のドラム式遠心脱水装置で
は、ドラムの回転位置を検知する位置検出手段を更に備
え、前記偏心荷重検知手段は、前記速度変化検出手段に
より検出された回転速度の変動と前記位置検出手段の検
出信号とによりドラム内周上での偏心荷重の位置を検知
する構成とすることができる。なお、前記位置検出手段
としては、回転するドラム周上の或る部位が回転に伴っ
て或る特定位置を通過したことを、光学的又は磁気的手
段を用いて非接触状態で検出するものが有用である。
【0012】ところで、制御パルス信号のパルス幅や位
相制御角を或る値に固定しても、モータへの印加電圧は
電源電圧の相違等の電気的要因の影響を受ける。また、
モータへの印加電圧が同一であったとしても、ドラムの
回転速度はドラム回転軸と軸受との摩擦等の機械的要因
の影響を受ける。このような理由から、ドラムの回転速
度は上記パルス幅や位相制御角に対して一義的に決まる
とは限らない。回転速度が異なる条件下では、実際の偏
心量に対して現われる回転速度の変動振幅が変わってく
る。このため、上記要因は偏心量の検知誤差の原因とな
る。
【0013】そこで、本発明のドラム式遠心脱水装置で
は、前記回転制御手段は、ドラムの回転速度が所定範囲
に収まるように制御量を調整した後に該制御量を一定に
維持し、その状態で偏心荷重検知手段は偏心荷重の検知
を行なう構成とすることが好ましい。この構成によれ
ば、上記電気的及び機械的な誤差要因の影響が軽減さ
れ、より正確な偏心量を取得することができる。
【0014】更に、上述のようにドラムの回転速度を所
定範囲に収めたとしても、該所定範囲内でドラムの回転
速度が相違することによる検知誤差は解消されない。そ
こで、前記偏心荷重検知手段は、偏心荷重を検知した後
にドラムの回転速度の差異に応じて該偏心荷重を補正す
る補正手段を含む構成とすることがより好ましい。この
構成によれば、上記電気的及び機械的な誤差要因の影響
が更に軽減され、一層正確な偏心量を取得することがで
きる。
【0015】前記速度変化検出手段としては、モータの
ロータ又はドラムが所定角度回転する毎にパルス信号を
発生するパルスエンコーダ等のパルス発生手段が有用で
ある。このパルス発生手段により得られる、ドラムの回
転速度変動に対応したパルス幅情報は時間軸方向に離散
的な信号であるから、上記偏心荷重、特に位置の検知を
より正確に行なうには、例えば上記離散的な信号列を擬
似的に略連続な信号列に変換し、該信号列を利用して偏
心荷重の検知を行なう構成とするとよい。また、上記離
散的な信号列から前記位置検出手段の検出信号の得られ
るタイミングに対応した仮想的な信号を算出し、該信号
を偏心荷重の位置の検知に利用する構成としてもよい。
【0016】
【発明の効果】本発明に係るドラム式遠心脱水装置で
は、ドラムを回転駆動するモータに一定の電圧が印加さ
れているとき、ドラム一回転期間の回転速度の変動に基
づいて偏心荷重の大きさや位置が検知される。このよう
な回転速度の変動を検出するためのパルス発生手段は、
モータの回転制御を行なう目的でモータに付設されてい
るのが普通であるから、上記構成によれば、偏心荷重の
検知を目的として特別なハードウエアを付加することな
く、例えばマイクロコンピュータ等の内部の演算処理に
よってのみ偏心荷重を検知することができる。このた
め、コスト削減が可能であり、故障の発生も少ない等、
信頼性も高まる。また、直流ブラシレスモータのよう
に、従来のモータ電流の変動に基づいて偏心荷重を検知
する方法が適用しにく構成においても、偏心荷重の大き
さと位置とを正確に得ることができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明に係るドラム式遠心脱水装置の
一実施例を図面を参照して説明する。まず、図1の側面
断面図に基づいて、本実施例の遠心脱水装置を備えたド
ラム式洗濯機の構成を説明する。
【0018】図1に示すように、外箱1の内部には外槽
2がバネ3及びダンパ4に吊支され、外槽2内部には洗
濯物を収容するためのドラム5が主軸8に軸支されてい
る。外箱1の前面には外槽2の前面開口を開閉するドア
7が設けられ、洗濯物はこのドア7を開放してドラム5
内部へと収容される。ドラム5の周壁には多数の通水孔
6が設けられており、外槽2内に給水された水は通水孔
6を通してドラム5内へ流入し、また逆にドラム5内で
洗濯物から脱水された水は通水孔6を通して外槽2へと
飛散される。ドラム5の内周には、回転に伴って洗濯物
をかき上げるためのバッフル9が互いに120°の回転
角度を保って配設されている。
【0019】主軸8は外槽2に装着された軸受10によ
り保持されており、その先端には主プーリ11が取り付
けられている。外槽2の下面にはモータ12が配置さ
れ、モータ12の回転駆動力はモータプーリ13、Vベ
ルト14を介して主プーリ11に伝達される。本実施例
では、モータ12として直流ブラシレスモータが用いら
れる。
【0020】主プーリ11のリング体には開口が円周上
に一箇所設けられており、該リング体を挟んで両側に発
光部と受光部とから成る回転センサ19が配置されてい
る。ドラム5が一回転する期間に一回だけ該発光部から
発した光が開口を通過して受光部に到達し、該受光信号
に基づいてドラム5の回転に同期した検出信号(回転マ
ーカ)を出力する。なお、光学式の回転センサ19を用
いる代わりに、ドラム5側に磁石を取り付けるととも
に、外箱1又は外槽2側に磁力により開閉するリードス
イッチを設け、ドラム一回転期間に一回だけ導通するリ
ードスイッチにより検出信号を出力する構成としてもよ
い。
【0021】外部の水道栓に接続された給水管15は、
給水バルブ16を介して外槽2に接続されている。給水
バルブ16を開放すると、給水管15を通して外槽2に
水が供給される。一方、外槽2底部に連結された排水管
17には排水ポンプ18が設けられ、外槽2内に溜まっ
た水は排水ポンプ18が駆動されることにより外部に排
出される。
【0022】次に、上記洗濯機における遠心脱水関連部
の電気的構成を図2を参照して説明する。制御部30は
CPU、ROM、RAM等を含むマイクロコンピュータ
を中心に構成されており、機能的に、中央制御部31、
PWM制御部32、偏心荷重検知部33等を含んでい
る。中央制御部31は脱水行程を進めるための運転プロ
グラムが予め記憶されたROMを含み、この運転プログ
ラムの遂行の過程において、所望のドラム回転速度に対
応したモータ12の目標回転速度NpをPWM制御部3
2に指示する。
【0023】モータ駆動部40は直流電圧供給部41と
インバータ回路42とから構成され、PWM制御部32
とともにモータ12の回転制御手段として機能する。モ
ータ12には回転数検出器43が付設され、実際のモー
タ12の回転速度Nr(以下「実回転速度」という)に
対応した検出信号がPWM制御部32にフィードバック
される。具体的には、回転数検出器43はパルスエンコ
ーダであって、モータ12が所定角度回転する毎にパル
スを発生する構成になっており、ここではドラム5が一
回転する期間に12個のパルス信号(このパルス信号
を、以下「回転数パルス信号」という)が出力されるよ
うになっている。図6は、この回転数パルス信号の一例
を示す波形図である。モータ12つまりドラム5の回転
速度が高いときには回転数パルス信号の立上り間隔Pは
狭くなり、逆にドラム5の回転速度が低いときには該間
隔Pは広がる。このように、間隔(以下「回転数パルス
幅」という)Pはモータ12及びドラム5の回転速度に
対応したものとなる。
【0024】図3は、図2中のモータ駆動部40の基本
構成図である。図3では、直流電圧供給部41は一定の
直流電圧Vdを発生する直流電源41aとして示してい
る。インバータ回路42は、直流電圧Vdを可変周波数
の交流電圧に変換するための複数のスイッチング素子を
含んでいる。直流ブラシレスモータ12の各巻線はこれ
らスイッチング素子の各ブリッジにそれぞれ接続されて
おり、各スイッチング素子はPWM制御部32からの制
御パルス信号によりオン/オフ駆動される。
【0025】図4はこの制御パルス信号の一例を示す波
形図である。制御パルス信号の一周期の長さWb(ここ
では64μ秒)はスイッチング周波数によって定まる固
定値であって、PWM制御部32は、目標回転速度Np
と実回転速度Nrとの差に応じて「H」レベルの時間幅
Waを変化させる。すなわち、実回転速度Nrが目標回転
速度Npよりも低く回転速度を上昇させる必要がある場
合には、時間幅Waを広げる。逆に、実回転速度Nrが目
標回転速度Npよりも高く回転速度を下降させる必要が
ある場合には、時間幅Waを狭める。PWM制御部32
では、回転数検出器43から回転数パルス信号を得る毎
に実回転速度Nrを算出し、必要に応じて制御パルス信
号の時間幅Waを変更する。このようなPWM制御によ
り、モータ12の各巻線にはそれぞれ方形波状の電圧が
印加される。
【0026】偏心荷重検知部33における偏心荷重検知
の概要は次の通りである。図5は、ドラム5内部を洗濯
機の正面又は背面方向から見た図である。ドラム5内に
収容された洗濯物に作用する遠心力が重力に勝るような
回転速度でドラム5が回転されていると、洗濯物はドラ
ム5の内周壁面に押し付けられ、ドラム5の回転に伴っ
て回る。いま、洗濯物が偏在して偏心荷重が生じている
場合、該偏心荷重が図5の位置Aに示すようにドラム5
最低位置を通過して上方に持ち上げられているときに
は、該偏心荷重に作用する重力は回転方向と反対向きに
なる。このため、該重力はドラム5を減速させるように
作用する。この減速の作用は、偏心荷重がドラム5最高
位置の手前付近に達したときに最大となる。一方、偏心
荷重が図5の位置Bに示すようにドラム5最高位置を通
過して下方に運ばれるときには、該偏心荷重に作用する
重力は回転方向と同一向きになる。このため、該重力は
ドラム5を加速させるように作用する。この加速の作用
は、偏心荷重がドラム5最低位置の手前付近に達したと
きに最大となる。
【0027】ドラム5の回転速度が一定に維持されるよ
うに一定の目標回転速度Npが指示されると、PWM制
御部32は、上記制御パルス信号の時間幅Waを変化さ
せてモータ12の回転速度を一定に維持するように機能
する。しかしながら、PWM制御部32がPWM制御を
行なわずに制御パルス信号の時間幅Waを一定に維持す
ると、モータ12への印加電圧も一定となり、上述のよ
うな偏心荷重の影響によりドラム5の回転速度は変動す
る。このため、上記回転数パルス幅Pを縦軸にとって時
間経過に従ってプロットすると、図7に示す関係とな
る。図7において、黒丸のプロット点は実際に得られた
回転数パルス幅Pのデータであって、Mは回転センサ1
9により得られる、ドラム5内周上の特定位置に対応し
て発生する回転マーカである。
【0028】図7に示すように、回転数パルス幅Pはド
ラム5の回転に同期して変動する。ここで、ドラム5の
一回転期間内で最大の回転数パルス幅(以下「最大回転
数パルス幅」という)Pmaxと最小の回転数パルス幅
(以下「最小回転数パルス幅」という)Pminとの振幅
差αは、偏心量を反映している。そこで、予め多数の実
験を行なって偏心量と振幅差αとの対応関係を調べ、そ
れにより例えばテーブルを作成して偏心荷重検知部33
内のROMに格納しておく。偏心荷重の検知処理時に偏
心荷重検知部33は、回転数検出器43より与えられる
回転数パルス幅Pのデータを順次RAMに格納し、少な
くともドラム5が一回転する期間のデータが収集された
時点で最大回転数パルス幅Pmax及び最小回転数パルス
幅Pminを見つける。そして振幅差αを算出し、上記テ
ーブルを参照して偏心量を取得する。
【0029】また上述のように、最小回転数パルス幅P
minが出現するときのドラム5内周上での偏心荷重の位
置(具体的にはドラム5最高位置の手前付近)はほぼ決
まっており、回転マーカMが発生するときのドラム5の
回転位置も定まっているから、偏心荷重検知部33は、
上記振幅差αに加えて、回転マーカMが発生したときの
回転数パルス幅Pzと最小回転数パルス幅Pminとの差
β、及び回転マーカMの発生前後での回転数パルス幅P
の大小関係を調べ、次の(1)式により偏心位置量ZLを算
出する。 ZL〔%〕=(β/α)×100 …(1) 但し、ZLの極性は後述の方法により決めるものとす
る。
【0030】図7に示すように、回転数パルス幅Pは時
間軸方向に離散的なデータであって、その取得のタイミ
ングと回転マーカMの発生タイミングとは同期している
訳ではない。このため、回転マーカMが発生するタイミ
ングにおいて回転数パルス幅Pのデータは存在していな
い。そこで、次のような処理により上記Pzの値を求
め、これよりβを算出することができる。
【0031】すなわち、図8に示すように、回転マーカ
M直前の回転数パルス幅Pxデータの取得時刻と回転マ
ーカMの発生時刻との時間差t1、及び、該パルス幅Px
データの取得時刻と回転マーカM直後の回転数パルス幅
Pyデータの取得時刻との時間差t2を計算する。そし
て、該t1、t2と回転数パルス幅Px、Pyとを用いて、
次の(2)式によりPzを算出し、更に最小回転数パルス幅
Pminを用いて、(3)式によりβを算出する。 Pz=Px−(Px−Py)・(t1/t2) 〔Px>Pyの場合〕 Pz=Px+(Py−Px)・(t1/t2) 〔Px≦Pyの場合〕 …(2) β=Pz−Pmin …(3) また、Px及びPyの大小を判断し、Py<Pxの場合には
上記偏心位置量ZLの極性をプラス、Py≧Pzの場合に
はマイナスに定める。
【0032】このようにして偏心位置量ZLを求める
と、回転マーカMの発生位置と最小回転数パルス幅Pmi
nの出現位置とが一致している場合にZLは0%となり、
最小回転数パルス幅Pminの出現位置がドラム5内周上
で回転後方にずれる(図7にて最小回転数パルス幅Pmi
nの位置が右にずれる)に従いZLはプラス方向に増加
し、回転マーカMの発生位置と最大回転数パルス幅Pma
xの出現位置とが一致するとZLは100%となる。一
方、上述のようにZLが0%の状態から最小回転数パル
ス幅Pminが回転前方にずれる(図7にて最小回転数パ
ルス幅Pminの位置が左にずれる)に従いZLはマイナス
方向に増加し、回転マーカMの出現位置と最大回転数パ
ルス幅Pmaxの出現位置とが一致する直前でマイナス9
9%となる。すなわち、ドラム5一回転期間内の任意の
位置が、−99%〜+100%の範囲の偏心位置量ZL
でもって表わされる。
【0033】また、上述のような計算によらず、他の方
法により上記Pzの値を求めることもできる。その一例
を図12の構成図を参照して以下に述べる。この例で
は、D/A変換器45、フィルタ46、A/D変換器4
7から構成される波形平滑部44を制御部30に付設し
ている。D/A変換器45及びA/D変換器47として
は8ビット程度のものを用いれば充分である。
【0034】偏心荷重検知部33より、図7に示したよ
うな回転数パルス幅Pの離散的なデータがD/A変換器
45に入力され、ここでアナログ波形に変換される。フ
ィルタ46はコンデンサ等から成るローパスフィルタで
あって、アナログ信号の高周波成分を除去して図7中に
破線で示すような滑らかな曲線から成る信号を出力す
る。その後、このアナログ信号をA/D変換器47によ
り再びデジタル値に変換する。その際、サンプリング周
期は元のパルス幅Pデータの周期(例えばドラム5が1
30rpmで回転しているときには約38m秒)よりも
充分に短くしておく。これにより、より細かい時間間隔
でパルス幅データが取得され、回転マーカMの発生時刻
に極めて近接したデータをPzとして得ることができ
る。
【0035】勿論、マイクロコンピュータに上述のよう
なD/A変換器45及びA/D変換器47が組み込まれ
ている場合には、これらを用いることができることは当
然である。また、上記機能は実質的にサンプリングコン
バートと同等であるので、デジタルフィルタ等の適宜の
デジタル演算回路を用いて同様の処理が可能であること
も容易に推測できる。
【0036】次に、上記構成の遠心脱水装置において偏
心荷重を検知する際の、制御部30の処理動作を図9を
参照して具体的に説明する。図9は偏心荷重検知動作時
の制御手順を示すフローチャートである。
【0037】まず、一連の洗濯行程の開始前又は該一連
の洗濯行程の中で初めての偏心荷重検知処理の開始前
に、初期設定を行ない、変数Aを27に、変数Xを4に
設定する(ステップS1)。変数Aは上記制御パルス信
号の時間幅Waに関連する変数、変数Xは一定の電圧を
モータ12に印加した状態での待機時間に関連する変数
である。なお、一連の洗濯行程の中で複数回の偏心荷重
検知処理が実行される場合、2回目以降の偏心荷重検知
処理の際には上記ステップS1の処理は行なわない。従
って、その場合、ステップS2より偏心荷重検知処理が
開始されることになる。
【0038】偏心荷重検知処理が開始されると、PWM
制御部32は、PWM制御によりドラム2の回転速度が
127rpmまで上昇するようにモータ駆動部40を制
御する(ステップS2)。これにより、モータ12の回
転速度は徐々に上昇し、ドラム5の回転速度は127r
pmに近付く。回転数検出器43より得られる回転数パ
ルス信号によりドラム5の回転速度が123rpmに到
達したか否かを繰り返し判定し(ステップS3)、12
3rpmに到達した場合には変数Yを2に設定し(ステ
ップS4)、PWM制御によりY秒間、つまり2秒間ド
ラム5の回転速度を127rpmに維持する(ステップ
S5)。これにより、ドラム5は回転速度127rpm
で安定して回転する。
【0039】その後、PWM制御部32は、制御パルス
信号の時間幅WaをA(μ秒)に固定する(ステップS
6)。1回目の偏心荷重検知処理時には初期設定により
Aは27になっているので、時間幅Waは27μ秒(パ
ルス周期Wbは64μ秒一定)になる。このときの時間
幅27μ秒は、ドラム5の回転速度が127rpmにな
るような標準的な数値である。このように時間幅Waを
固定することにより、モータ12への印加電圧は一定に
なる。この状態をX秒(初期設定の状態では4秒)維持
した後に(ステップS7)、上述のように回転数パルス
幅Pの変動を利用した偏心荷重検知を2回(ドラム5の
二回転期間)実行する(ステップS8)。すなわち、ド
ラム5の一回転期間内で最大回転数パルス幅Pmax及び
最小回転数パルス幅Pminを見つけ、これにより偏心量
と偏心位置量とを求め、これを2回繰り返す。
【0040】その後、該2回の最小回転数パルス幅Pmi
nの平均値P1を算出する(ステップS9)。そして、該
値P1が36.0m秒〜39.0m秒の範囲内であるか
否かを判定し(ステップS10)、その範囲外である場
合には該値P1に応じて変数A、X、Yを再設定して
(ステップS11)ステップS5に戻る。上記ステップ
S10の判定処理には次のような意味がある。
【0041】すなわち、上記ステップS6にて制御パル
ス信号の時間幅Waを例えば27μ秒に固定したとき、
モータ駆動部40の直流電圧Vdが同一、主軸8と軸受
10との摩擦が同一である等の理想的な条件の下では、
偏心荷重の影響を除いたドラム5の回転速度は常に同一
になる。ところが、実際には上記条件の相違により、ド
ラム5の回転速度はばらつく。図11は、ドラム5の回
転速度が相違する際の、実際に生じている偏心量と上記
偏心荷重検知により取得される偏心量データとの関係を
示すグラフである。図11に示すように、実際の偏心量
が同一であってもドラム5の回転速度が相違すると、取
得される偏心量データは同一にはならない。他方、最小
回転数パルス幅Pminは実際の偏心量の相違による影響
をあまり受けないことがわかっている。そこで、最小回
転数パルス幅Pminが所定範囲内に収まるようにドラム
5の回転を制御した状態で偏心荷重の検知を行なえば、
上記条件の影響を軽減し、正確に偏心量を求めることが
できる。
【0042】図10は、ステップS11での変数の再設
定処理に用いられるテーブルを示す図である。例えば、
上記P1が35m秒であったならば(このときドラム5
の回転速度は高過ぎる)、該テーブルを参照して、変数
Aはその直前のAから3を減じた値に変更され、また変
数Xは3に、変数Yは2に設定される。従って、前述の
ように変数Aが27であった場合にはAは24に再設定
され、ステップS5→S6と進んで時間幅Waは24μ
秒に減じられる。これにより、モータ12への一定の印
加電圧は減少し、モータ12及びドラム5の回転速度は
下がる。このようにステップS5→…→S10→S11
→S5の繰り返しにより、上記P1が36.0〜39.
0m秒の範囲内に収まるように制御パルス信号の時間幅
Waが調整され、その値に固定される。
【0043】このようにしてステップS10からS12
へ進むと、偏心荷重検知部33は上記ステップS8と同
様の処理により偏心荷重検知を5回実行する。従って、
合計で7回の偏心荷重検知が行なわれることになる。次
いで、その7個の最小回転数パルス幅Pminの平均値P2
を算出する(ステップS13)。そして、該値P2が3
6.0m秒〜39.0m秒の範囲内であるか否かを判定
し(ステップS14)、その範囲外である場合には上記
ステップS11へと進み、該値P2に応じて変数A、
X、Yを再設定した後にステップS5に戻る。従って、
ステップS10にて上記P1を判定した時点では「Y」
であった場合でもステップS14にて上記P2を判定し
た時点で「N」であると、制御パルス信号の時間幅Wa
を再び修正して偏心荷重の検知をやり直す。これによ
り、確実にドラム5の回転速度が所定の範囲内に規定さ
れ、偏心荷重の検知誤差が少なくなる。
【0044】上記ステップS14にてP2が36.0〜
39.0m秒の範囲内であると判定されると、偏心荷重
検知部33は次のようにして偏心量データを補正する
(ステップS15)。すなわち、上述のように制御パル
ス信号の時間幅Waを調整することにより、モータ駆動
部40の直流電圧Vd等が変動したとしてもドラム5の
回転速度を所定範囲に収束させることができる。しかし
ながら、この回転速度の範囲内でのばらつきの影響は残
る。例えば、図11において、斜線で示す範囲での誤差
は依然解消されない。そこで、このような回転速度のば
らつきを以下の式により補正する。 m=f−(P2−37.5)×(f−4.0)/6.7 …(4) ここで、mは補正偏心量データ、fは検知された偏心量
データ(7個の偏心量データの平均値)である。上記
(4)式は多数回の実験より得られたデータを基に算出し
た計算式であって、例えばモータ12の特性等に応じて
適宜に変更され得る。偏心荷重検知部33は、上記計算
式を適用して最終的な偏心量データを取得する。なお、
計算式の代わりに、上記m、f、P2をマトリクス化し
たテーブルを用意しておき、f及びP2を入力するとm
が出力される構成としてもよい。
【0045】このようにして補正された偏心量データと
偏心位置量データとを取得したならば、図10に示した
テーブルを参照し、上記P2に応じて変数A、X、Yを
再設定する(ステップS16)。このとき、36.0<
P2≦39.0である筈であるので、ステップS16の
処理により、36.0<P2≦37.0である場合にの
み変数Aが1だけ減じられる。これにより、一連の洗濯
行程の中で、次に偏心荷重検知処理が実行される場合に
は、その再設定された変数Aをもって処理が開始される
ことになる。
【0046】上述のように検知された偏心量及び偏心位
置量を用いて、中央制御部31は、例えば、該偏心量が
所定の許容値以下である場合にはドラム5の回転速度を
脱水回転速度まで立ち上げても振動が少ないと判断し、
目標回転速度Npを増加させて脱水を実行させる、とい
う制御を行なうことができる。また、それ以外にも偏心
荷重の検知結果は種々の制御に利用することができる
が、ここではその説明は省略する。
【0047】なお、以上の説明では、ドラム5の回転速
度が127rpm近傍である状態で偏心荷重を検知して
いたが、洗濯物が遠心力によりドラム5内周壁面に押し
付けられて回転するような任意の回転速度でもって、偏
心荷重を検知することが可能である。勿論、他の回転速
度で偏心荷重を検知する場合には、上記実施例の各種数
値を適宜変更する。
【0048】また、上記実施例は、モータ12に直流ブ
ラシレスモータを用い、これをPWM制御により回転制
御する構成を有していたが、モータ12に例えば誘導モ
ータを用い、これを位相制御により回転制御する構成に
も適用できることは明らかである。すなわち、この構成
では、位相制御角を一定に維持することによりモータ1
2への印加電圧を一定に保つことができるから、そのよ
うな状態で回転数パルス幅Pに基づいて偏心荷重を検知
することができる。
【0049】また、上記実施例はドラム式洗濯機につい
て説明したが、本発明が石油系溶剤等を使用したドライ
クリーナに適用できることも明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例による遠心脱水装置を備えた
ドラム式洗濯機の側面断面図。
【図2】 本実施例による遠心脱水装置の電気系構成
図。
【図3】 図2中のモータ駆動部の基本構成図。
【図4】 PWM制御パルス信号の一例を示す波形図。
【図5】 ドラム内に偏心荷重が存在している状態を示
すドラムの模式図。
【図6】 回転数検出器から得られる回転数パルス信号
の一例を示す波形図。
【図7】 偏心荷重が存在する場合の回転数パルス幅P
の変動を示す図。
【図8】 図7のC部の拡大図。
【図9】 本実施例の遠心脱水装置における偏心荷重検
知動作の制御手順を示すフローチャート。
【図10】 変数の再設定処理の際に用いるテーブルの
一例を示す図。
【図11】 実際の偏心量と偏心荷重検知により取得さ
れる偏心量データとの関係を示すグラフ。
【図12】 本実施例による遠心脱水装置の変形例を示
す電気系構成図。
【符号の説明】
5…ドラム 19…回転センサ 30…制御部 31…中央制御部 32…PWM制御部 33…偏心荷重検知部 40…モータ駆動部 41…直流電圧供給部 42…インバータ回路 43…回転数検出器
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D06F 1/00 - 58/28

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 籠状のドラム内に洗濯物を収容し、該ド
    ラムを水平軸を中心に回転させることにより該洗濯物の
    脱水を行なうドラム式遠心脱水装置において、 a)ドラムを回転駆動するモータと、 b)前記モータへの印加電圧の調整により前記モータの回
    転速度を制御する回転制御手段と、 c)ドラム一回転期間におけるドラム回転速度の変化を検
    出する速度変化検出手段と、 d)前記回転制御手段によりモータへの印加電圧を一定に
    維持した状態で、前記速度変化検出手段にて検出した速
    度変化に基づいてドラムに生じている偏心荷重の大きさ
    を検知する偏心荷重検知手段と、 を備えることを特徴とするドラム式遠心脱水装置。
  2. 【請求項2】 前記偏心荷重検知手段は、前記速度変化
    検出手段により検出された回転速度の変動振幅に基づい
    て偏心荷重の大きさを検知することを特徴とする請求項
    1に記載のドラム式遠心脱水装置。
  3. 【請求項3】 ドラムの回転位置を検知する位置検出手
    段を更に備え、前記偏心荷重検知手段は、前記速度変化
    検出手段により検出された回転速度の変動と前記位置検
    出手段の検出信号とによりドラム内周上での偏心荷重の
    位置を検知することを特徴とする請求項1又は2に記載
    のドラム式遠心脱水装置。
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