JP3311126B2 - ミラーユニットおよび該ミラーユニットを備えた露光装置 - Google Patents

ミラーユニットおよび該ミラーユニットを備えた露光装置

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JP3311126B2 JP31972593A JP31972593A JP3311126B2 JP 3311126 B2 JP3311126 B2 JP 3311126B2 JP 31972593 A JP31972593 A JP 31972593A JP 31972593 A JP31972593 A JP 31972593A JP 3311126 B2 JP3311126 B2 JP 3311126B2
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    • G21NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
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    • G21K1/06Arrangements for handling particles or ionising radiation, e.g. focusing or moderating using diffraction, refraction or reflection, e.g. monochromators
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    • G21KTECHNIQUES FOR HANDLING PARTICLES OR IONISING RADIATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; IRRADIATION DEVICES; GAMMA RAY OR X-RAY MICROSCOPES
    • G21K5/00Irradiation devices

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体集積回路の製造
等で使用される露光装置において、波長の短いX線等を
利用するために用いられるミラーユニット(反射鏡ユニ
ット)、および該ミラーユニットを備えた露光装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】照明光源としてX線を、マスクのパター
ンを近接したウエハの上のレジストに露光させるX線露
光装置において、シンクロトロン放射光をX線源として
利用したものが提案されている。
【0003】シンクロトロン放射光は、電子の軌道面に
光を発散させるSOR装置から得られる。SOR装置の
光は、電子軌道面に平行な方向には大きな広がりを持つ
が、電子軌道面に垂直な方向はせいぜい数mrad程度
の発散角の広がりしかない。このため、露光装置として
必要な数cmの露光領域を確保するためには、シンクロ
トロン放射光を垂直方向に拡大する必要がある。その方
法として、平面ミラーを、放射光の方向と垂直で電子軌
道面と平行な方向を軸として揺動させる方法や、凸面ミ
ラーによって反射光を垂直方向に拡大する方法が提案さ
れている。
【0004】凸面ミラーによって露光領域を確保する方
式のミラー支持装置の従来例としては、例えば本出願人
による特開平5−100096号公報に開示されたもの
がある。
【0005】図13は従来例の露光装置の一部を破断し
た概略斜視図、図14は図13における、ミラーユニッ
トの拡大断面図である。
【0006】図13および図14に示すように、真空チ
ャンバー100内には、ミラー保持器102を介してミ
ラー101が取り付けられた支持板103が設けられ、
ミラー101の全体が真空チャンバー100内に設けら
れている。この支持板103は、貫通孔114を有し、
内部フランジ111、および排気口109を有する支持
棒106を介して、真空チャンバー100外のミラー支
持体107に支持されている。また、内部フランジ11
1はベローズ105を介して真空チャンバー100に支
持され、ミラー保持器102は内部ベローズ110を介
して内部フランジ111に支持されている。ミラー支持
体107は駆動モーター117により駆動されて位置出
しが行われ、また、基準フレーム115に設けられたチ
ルト板116によってその傾きが調整される。なお、符
号118はミラー支持体107を案内するためのガイド
を示し、符号119a,119bは前記傾きを微調整す
るための調整ねじを示している。支持棒106内にはミ
ラー冷却用配管108が挿入され、このミラー冷却用配
管108は、ミラー保持器102に形成された冷却流路
(冷却水路)112に通じている。符号113は、ミラ
ー冷却用配管108および冷却流路112の接続部をシ
ールするためのOリングである。
【0007】ミラー101は、シンクロトロン放射光の
減衰を避けるため、真空中に設置される。また、ミラー
101に入射した光のうち、長波長の光は反射するが、
短波長の光は、ミラー101に吸収され、そのエネルギ
ーが熱に変換される。その熱によりミラー101の温度
が上昇し、反射面形状が熱膨張により変形すると、露光
のむらを生じる原因となるため、熱を外部に逃がすため
の、ミラー冷却用配管108や冷却流路112等の冷却
手段がミラー101に付随した構成となっている。冷却
水が、真空中に漏れることのないように冷却流路112
は、二重にシールされている。ミラー101の冷却は、
冷却流路112のあるミラー保持器102を冷却するこ
とによってミラー101を間接的に冷却することにより
行われる。ミラー保持器102とミラー101との界面
は真空中にあるため、接触熱抵抗が生じる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術のものでは、以下に記述するような問題点がある。す
なわち、真空チャンバー内に設置されているミラーを冷
却するために、冷却水を循環させるための冷却流路(冷
却水路)を設けたミラー保持器に、冷却水配管(ミラー
冷却用配管)を真空チャンバー内に導入する必要があ
る。ミラーの交換は、ミラーの位置出しを容易にするた
め、ミラーの取り付いたミラー保持器ごと行なうため、
ミラーの交換の度にミラー冷却用配管の接続を、作業性
の悪いミラーチャンバー内で行う必要があり、ミラー交
換の作業性が著しく悪い。
【0009】また、真空チャンバー内に冷却水が漏水す
ることは、真空チャンバーの真空度を著しく低下させる
ことになるため、冷却水の漏れることのないように十分
な対策を施す必要から真空チャンバーの構成が複雑にな
り、メンテナンス性を損なっているとともに、コストが
増加する。
【0010】さらに、真空チャンバー内に、ミラーと冷
却部材(ミラー保持器)との間に界面があり、接触熱抵
抗により冷却効率が損なわれていたため、冷却効率を向
上させる余地が残っている。
【0011】本発明は、上記従来技術の有する問題点に
鑑みてなされたものであり、ミラーの冷却効率が良く、
ミラーの交換が容易で、しかもメンテナンス性に優れた
小型なミラーユニットおよび、該ミラーユニットを備え
た露光装置を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、真空チャンバー内に、ミラーの反射面が設
置されるミラーユニットにおいて、ミラーは真空チャン
バーに形成された開口に設置されて真空隔壁の一部を形
成し、また、真空チャンバーとミラーとの間が真空シー
ル構造であることを特徴とするものである。
【0013】また、本発明の露光装置は、光源からの光
を、本発明のミラーユニットのミラーの反射面で反射す
る。
【0014】
【作用】上記のとおりに構成された本発明では、ミラー
の反射面のみ真空内に入れ、その裏面あるいはミラー保
持部材を大気中に露出した構成とすることにより、ミラ
ーの反射面で吸収された熱が、真空中の界面を経ずに大
気側に伝わり、冷却されるので、ミラーの冷却効率がよ
くなる。また、従来のようなミラーの交換の度に行う、
作業性の悪いミラーチャンバー内でのミラー冷却用配管
の接続がなくなり、従来のフランジ取付けと同様なミラ
ーの交換を行え、ミラーの交換が容易になる。さらに、
従来のような冷却水の漏れがないような対策が不要であ
るので、真空チャンバーの構成が簡単になり、メンテナ
ンス性が向上する。
【0015】また、本発明のミラーユニットを有する露
光装置の照明系の露光光学系に適用することにより、低
コストで半導体デバイスを生産できる。
【0016】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0017】(第1の実施例)図1は本発明の反射鏡ユ
ニットの第1の実施例の縦断面図、図2は図1のA−A
線断面図である。
【0018】図1に示すように、本実施例は、シンクロ
トロン放射光を利用した半導体露光装置において、光源
であるシンクロトロンリングと露光装置との間のシンク
ロトロン放射光Cの光路途中に設置されて、円筒状の反
射面によりシート状の破線矢印で示すシンクロトロン放
射光Cを垂直方向に拡大するための、反射鏡としてのミ
ラー1を支持するミラーユニット(ミラーチャンバー)
である。シンクロトロン放射光Cの光路であるチャンバ
ー(ビームラインとも言う)の内部は、真空となってい
る。なお、図1はミラーチャンバーの、シンクロトロン
放射光Cの光軸に沿った断面図である。
【0019】図1及び図2に示すように、チャンバー6
は、前方を前フランジ7aおよびベローズ8aを介し
て、光源であるシンクロトロンリング(不図示)に結合
されるている。このチャンバー6の後方は、後フランジ
7aおよびベローズ8bを介してビームラインの後方す
なわち露光装置本体(不図示)へつながり、照明光を露
光装置本体(不図示)へ導く。それぞれ、チャンバー6
と前後のフランジ7a,7bは、真空シールのためのリ
ングガスケット9a,9bを間に挟んで複数本のフラン
ジ固定ボルト10及びフランジ固定ナット11によって
固定されており、この構成によりチャンバー6内は超高
真空もしくは高真空状態に保たれている。
【0020】チャンバー6には、ミラー1を取付けるた
めの開口6aが形成され、開口6a内にミラー1の反射
面1aをチャンバー6の内部になるように(図1では下
向き)ミラー1が設置される。ミラー1の裏面1bは外
界(大気中)に露出している。ミラー1は、シート状の
シンクロトロン放射光Cを垂直方向に拡大するために、
反射面1aが半径100m程度の円筒状をしており、円
筒の円周方向がシンクロトロン放射光Cの光軸と平行に
入射角10mrad程度で設置される。ミラー1の断面
は凸になっており、該凸の肩の部分に枠2が、気密に保
つことが可能な方法、例えばろう付けで固着されている
(ろう付け部分B参照)。また、枠2は、中央にミラー
1の凸部が通ることが可能な開口を有する板状の形をし
ており、ミラー1との固着面との反対面には、真空封止
用のガスケット3を押えるためのエッジ(突起)が環状
に形成されている。また、チャンバー6には、枠2のエ
ッジの対向位置に枠2のエッジと同様のエッジ(突起)
が環状に形成されている。チャンバー6と枠2の両方に
形成されたエッジによって、ガスケット3を挟み込むこ
とによって、真空の封止を可能としている。ミラー1を
チャンバー6に固定する目的と、ガスケット3を真空封
止に十分なだけ押えるために、枠形状のミラー保持部材
としてのミラー固定部材4を複数本のボルト5によって
チャンバー6に締結する。ミラー固定部材4は、ミラー
1に片寄った力が働いてミラー1の反射面1aを変形さ
せることのないように、比較的柔軟なプラスチックのよ
うな枠形状の素材によってつくられている。
【0021】上記構成のミラーユニットは、シンクロト
ロンリングと露光装置の間のビームライン中に設置さ
れ、放射光をミラー1で垂直方向に拡大し、下流の露光
装置へ光を出射する。ミラー1の反射面1aと放射光の
相対位置は、不図示の位置調整機構により、チャンバー
6全体を駆動することにより精密に位置合わせされる。
ミラー1をチャンバー6に設置する前に、ミラー1の形
状を精密に測定しておくことで、ミラー1の反射面1a
を裏面1bを基準にして精密に位置合わせすることが可
能となる。位置決めに伴うチャンバー6の前後のビーム
ラインに対する相対的な位置変動は、ベローズ8a,8
bによって吸収が可能となっている。
【0022】また、ミラー1は、反射面1aによって、
長波長側の光は反射するが、短波長の光はミラー1に吸
収される。吸収された光は熱に変換され、ミラー1の内
部を伝導し、大気中に露出しているミラー1の裏面1b
より大気中に放出される。放出する熱量が空冷だけでは
十分に放出できない場合には、ミラー1の裏面に形成し
た冷却水通路もしくは、ミラー1内部に冷却水通路を設
け、冷却水を循環させてもよい。
【0023】ミラー1の反射面1aが、損傷を受けたと
きなどは、ミラー1を交換する必要がある。ミラー1の
交換は、ミラー1と枠2の結合部材ごと行なう。すなわ
ち、交換手順は、ミラー固定部材4をチャンバー6から
取り外し、ミラー1および枠2の結合体をチャンバー6
から外す。そして、ガスケット3を新品のものに交換し
た後、新しいミラー1と枠2の結合体をミラー固定部材
4によってチャンバー6に固定することで、交換は完了
する。あらかじめ、交換用のミラー1と枠2の結合体材
を作成して用意おくことで、交換に必要な時間は、短く
て済む。
【0024】以上の構成によれば、ミラーチャンバー内
は、入射光、反射光を通すだけのスペースがあれば良い
ので、ミラーチャンバーの体積が小さく、チャンバー内
の表面積を小さくできる。このため、真空排気系の排気
能力が比較的小さいもので済む。
【0025】なお、ミラー1と枠2のろう付け作業は、
ミラー1の反射面1aの形状が熱変形することを避ける
ため、反射面1aの研磨の前に行ない、ろう付け後、円
筒面に研磨加工される。ここでは、ミラー1と枠2の固
着は、ろう付けとしたが、真空封止が可能な方法であれ
ば、他の方法によって固着してもよい。また、ここで
は、真空シール構造として、ガスケットを用いたが、O
リングを使用してもよい。
【0026】(第2の実施例)図3は本発明のミラーユ
ニットの第1の実施例の縦断面図、図4は図1のA−A
線断面図である。
【0027】本実施例は、第1の実施例と同じく、シン
クロトロン放射光を利用した半導体露光装置において、
光源であるシンクロトロンリングと露光装置との間のシ
ンクロトロン放射光の光路途中に設置されて、円筒状の
反射面によりシート状のシンクロトロン放射光を垂直方
向に拡大するためのミラーを支持するミラーチャンバー
である。
【0028】図3及び図4中の構成部品には、図1及び
図2と共通のものは同じ番号が使用されており、第1の
実施例で説明したものは、ここでは、説明を省略する。
【0029】図3及び図4に示すように、ミラー1X
は、反射面1Xaが半径100m程度の円筒状をしてお
り、シート状のビームを垂直方向に拡大する。ミラー1
Xの側面周囲には、ミラー保持部材(ミラー取付けフラ
ンジ)12がろう付け等で固着されて、一体となってい
る(ろう付け部分B参照)。ろう付けは、チャンバー6
内の真空を保つためにリークのないように行なわれる。
ミラー1Xとミラー保持部材12の結合部材は、チャン
バー6の開口にミラー1Xの反射面1Xaが、チャンバ
ー6の内部になるように設置される。チャンバー6の真
空気密性を保つために、ミラー保持部材12には、真空
シール用のエッジが環状に形成されており、対向位置に
チャンバー6の開口に沿って作られたエッジとの間にガ
スケット3を挟み込むことによって、真空をシールす
る。ミラー1Xは、ミラー保持部材12をシール面の外
周に沿って複数本の固定ボルト5を均一に締め込むこと
によってチャンバー6に固定される。
【0030】上記構成のミラーユニットは、シンクロト
ロンリングと露光装置との間のビームライン中に設置さ
れ、反射光をミラー1Xで垂直方向に拡大し、下流の露
光装置(不図示)へ光を出射する。ミラー1Xの反射面
1Xaと放射光の相対位置は、不図示の位置調整機構に
より、チャンバー6全体を駆動することにより精密に位
置合わせされる。ミラー1Xをチャンバー6に設置する
前に、ミラー1Xの形状を精密に測定しておくことで、
ミラー1Xの反射面1Xaを裏面1Xbを基準として精
密に位置合わせすることが可能となる。位置決めに伴う
チャンバー6の前後のビームラインに対する相対的な位
置変動は、ベローズ8a,8bによって吸収が可能とな
っている。
【0031】また、ミラー1Xは、その反射面1Xaに
よって、長波長側の光は反射するが、短波長の光はミラ
ー1Xに吸収される。吸収された光は熱に変換され、ミ
ラー1Xの内部を伝導し、大気中に露出しているミラー
1Xの裏面1Xbより大気中に放出される。放出する熱
量が空冷だけでは十分に放出できない場合には、ミラー
1Xの裏面1Xbに形成した冷却水通路もしくは、ミラ
ー1X内部に冷却水通路を設け、冷却水を循環させても
よい。
【0032】ミラー1Xの反射面1Xaが損傷を受けた
ときなどは、ミラー1Xを交換する必要がある。ミラー
1Xの交換は、ろう付けによって一体化している、ミラ
ー1Xとミラー保持部材12の結合部材ごとに行なう。
すなわち、交換手順は、固定ボルト5を取り外し、ミラ
ー1Xとミラー保持部材12の結合部材をはずし、ガス
ケット3を交換し、新しいミラー1Xとミラー保持部材
12の結合部材をチャンバー6に、固定ボルト5よって
固定することで、交換が完了する。あらかじめ、交換用
のミラー1Xとミラー保持部材12の結合部材を作成し
て用意おくことで、交換に必要な時間は、短くて済む。
【0033】以上の構成によれば、ミラーチャンバー内
は、入射光、反射光を通すだけのスペースがあれば良い
ので、ミラーチャンバーの体積が小さく、チャンバー内
の表面積を小さくできる。このため、真空排気系の排気
能力が比較的小さいもので済む。
【0034】なお、ミラー1Xとミラー保持部材12の
ろう付け作業は、ミラー1Xの反射面1Xaの形状が熱
変形することを避けるため、反射面1Xaの研磨の前に
行ない、ろう付け後、円筒面に研磨加工される。ここで
は、ミラー1Xとミラー保持部材12の固着は、ろう付
けとしたが、真空封止が可能な方法であれば、他の方法
によって固着してもよい。また、ここでは、真空シール
構造として、ガスケットを用いたが、Oリングを使用し
てもよい。
【0035】(第3の実施例)図5は本発明のミラーユ
ニットの第3の実施例の縦断面図、図6は第3の実施例
の一部を破断した斜視図、図7の(a)は図5のA−A
線断面図、図7の(b)はミラーとミラー保持部材との
接合部の拡大断面図である。
【0036】本実施例は、第一の実施例と同じく、シン
クロトロン放射光Cを利用した半導体露光装置におい
て、光源であるシンクロトロンリングと露光装置との間
のシンクロトロン放射光Cの光路途中に設置されて、円
筒状の反射面によりシート状のシンクロトロン放射光C
を垂直方向に拡大するためのミラーを支持するミラーチ
ャンバーである。シンクロトロン放射光Cの光路である
チャンバー(ビームラインとも言う)の内部は、真空と
なっている。
【0037】図5乃至図7において、図1及び図2と共
通部分は、同じ番号が添えられている。第1の実施例で
説明したものは、ここでは、説明を省略する。
【0038】図5乃至図7に示すように、ミラー1Y
は、反射面1Yaが半径100m程度の円筒状をしてお
り、シート状のビームを垂直方向に拡大する。ミラー1
Yの側面周囲には、ミラー保持部材13がろう付けで固
着されて、一体となっている(ろう付け部分B参照)。
ろう付けは、チャンバー6内の真空を保つためにリーク
のないように行なわれる。ミラー保持部材13は、ミラ
ー1Yとろう付けされる部分がアーチ状のばね構造とな
っている。このアーチ部14が、ミラー保持部材13を
チャンバー6に固定する固定ボルト5の締め付け力が不
均等であったときに発生する変形を吸収し、ミラー1Y
の反射面1Yaがひずむのを防止する。ミラー保持部材
13はチャンバー6の開口に、ミラー1Yの反射面1Y
aがチャンバー6の内部になるように、設置される。チ
ャンバー6の真空気密性を保つために、ミラー保持部材
13には、真空シール用のエッジ18(図7の(b)参
照)が環状に形成されており、対向位置にチャンバー6
の開口に沿って作られたエッジ19(図7の(b)参
照)との間にガスケット3を挟み込むことによって、真
空をシールする。ミラー1Yは、ミラー保持部材13を
固定ボルト5で締結してチャンバー6に固定される。
【0039】上記構成のミラーユニットは、シンクロト
ロンリングと露光装置の間のビームライン中に設置さ
れ、反射光をミラー1Yで垂直方向に拡大し、下流の露
光装置(不図示)へ光を出射する。ミラー1Yの反射面
1Yaと放射光の相対位置は、不図示の位置調整機構に
より、チャンバー全体を駆動することにより精密に位置
合わせされる。ミラー1Yをチャンバー6に設置する前
に、ミラー1Yの形状を精密に測定しておくことで、ミ
ラー1Yの反射面1Yaを裏面1Ybを基準として精密
に位置合わせすることが可能となる。位置決めに伴うチ
ャンバー6の前後のビームラインに対する相対的な位置
変動は、ベローズ8a,8bによって吸収が可能となっ
ている。また、チャンバー6内部が、真空の場合と、大
気開放された状態では、アーチ部14の変形によりミラ
ー1Yの位置が変化する。このため、ミラー1Yの位置
出しは、チャンバー6を真空状態にして行なう必要があ
る。
【0040】また、ミラー1Yは、反射面1Yaによっ
て、長波長側の光は反射するが、短波長の光はミラー1
Yに吸収される。吸収された光は熱に変換され、ミラー
1Yの内部を伝導し、大気中に露出しているミラー1Y
の裏面1Ybより大気中に放出される。放出する熱量が
空冷だけでは十分に放出できない場合には、ミラー1Y
の裏面1Ybに形成した冷却水通路もしくは、ミラー1
Y内部に冷却水通路を設け、冷却水を循環させてもよ
い。
【0041】ミラー1Yの反射面1Yaが、損傷を受け
たときなどは、ミラー1Yを交換する必要がある。ミラ
ー1Yの交換は、ろう付けによって一体化しているミラ
ー1Yとミラー保持部材13の結合部材ごとに行なう。
手順は、固定ボルト5を取り外し、ミラー1Yとミラー
保持部材13の結合部材をチャンバー6から外し、ガス
ケット3を交換し、新しいミラー1とミラー保持部材1
3の結合部材を固定ボルト5よってチャンバー6に固定
し、完了する。あらかじめ、交換用のミラー1Yとミラ
ー保持部13の結合部材を作成して用意おくことで、交
換に必要な時間は、短くて済む。
【0042】以上の構成によれば、ミラーチャンバー内
は、ミラー入射、反射光を通すだけのスペースがあれば
良いので、ミラーチャンバーの体積が小さく、チャンバ
ー内の表面積を小さくできる。このため、真空排気系の
排気能力が小さくて済む。なお、ミラー1Yとミラー取
付部材13のろう付け作業は、ミラー1Yの反射面1Y
aの形状が熱変形することを避けるため、反射面1Ya
の研磨の前に行ない、ろう付け後、円筒面に研磨加工さ
れる。ここでは、ミラー1Yとミラー保持部材13の固
着は、ろう付けとしたが、真空封止が可能な方法であれ
ば、他の方法によって固着してもよい。また、ここで
は、真空シール構造として、ガスケットを用いたが、O
リングを使用してもよい。
【0043】(第4の実施例)図8は本発明のミラーユ
ニットの第4の実施例の縦断面図、図9は図8のA−A
線断面図、図10は第4の実施例の上面図である。
【0044】本実施例は、第1の実施例と同じく、シン
クロトロン放射光Cを利用した半導体露光装置におい
て、光源であるシンクロトロンリングと露光装置の間の
シンクロトロン放射光Cの光路途中に設置されて、円筒
状の反射面によりシート状のシンクロトロン放射光Cを
垂直方向に拡大するためのミラーを支持するミラーユニ
ットである。シンクロトロン放射光Cの光路であるチャ
ンバー(ビームラインとも言う)の内部は、真空となっ
ている。
【0045】図8乃至図10に示した構成部品には、図
1と共通のものは、同じ番号が添えられている。第1の
実施例で説明したものは、ここでは、説明を省略したも
のもある。
【0046】図8乃至図10に示すように、ミラー1Z
は、その反射面1Zaが半径100m程度の円筒状をし
ており、シート状のビームを垂直方向に拡大する。ミラ
ー1Zは、反射面1Zaの裏面1Zb全体が均一に、ミ
ラー保持部材としてのミラー保持ブロック(ミラー保持
板)15に全面ろう付けで固着され、一体となっている
(ろう付け部分B参照)。ミラー保持ブロック15は、
チャンバー6の開口に、ミラー1Zの反射面1Zaがチ
ャンバー6の内部になるように、設置される。チャンバ
ー6の真空気密性を保つために、ミラー保持ブロック1
5には、真空シール用のエッジが環状に形成されてお
り、対向位置にチャンバー6の開口に沿って作られたエ
ッジとの間にガスケット3を挟み込むことによって、真
空をシールする。ミラー1Zは、ミラー保持ブロック1
5を固定ボルト5で締結してチャンバー6に固定され
る。ミラー保持ブロック15を固定ボルト5で締結する
際、不均質な力が発生し、ミラー保持ブロック15が変
形し、ミラー1Zの反射面1Zaがひずむことのないよ
うにミラー保持ブロック15は十分な強度を有し、さら
にミラー1との接合面周囲に、溝が設けられている。ま
た、ミラー保持ブロック15の裏面は、精度のよい平面
に仕上げられており、ミラー1Zの反射面1Zaの位置
合わせの基準とする。
【0047】シンクロトロン放射光は、ミラー1Zで反
射されるが、短波長の光はミラー1Zに吸収され、熱に
変換される。その熱によりミラー1Zが熱膨張により変
形する恐れがある。このためミラー1Zに吸収された熱
を冷却するために、ミラー保持ブロック15内には、冷
却水を流すための流路16(冷却水路)が設けられてい
る。冷却水は、冷却水導入部17aより流路16へ導か
れ、ミラー1Zから伝導した熱を奪い、冷却水排出部1
7bより排出される。冷却水は、不図示の冷却装置によ
り一定温度に保たれる。
【0048】上記の構成のミラーユニットは、シンクロ
トロンリングと露光装置との間のビームライン中に設置
され、反射光をミラー1Zで垂直方向に拡大し、下流の
露光装置へ光を出射する。ミラー1Zの反射面1Zaと
放射光の相対位置は、不図示の位置調整機構により、チ
ャンバー全体を駆動することにより精密に位置合わせさ
れる。ミラー1Zをチャンバー6に設置する前に、ミラ
ー1Zが固着されたミラー保持ブロック15の形状を精
密に測定しておくことで、ミラー保持ブロック15の外
側(ミラーチャンバーの大気側)の面を基準としてミラ
ー1Zの反射面1Zaを精密に位置合わせすることが可
能となる。位置決めに伴うチャンバー6の前後のビーム
ラインに対する相対的な位置変動は、ベローズ8a,8
bによって吸収が可能となっている。また、チャンバー
6内部が、真空の場合と、大気開放された状態では、大
気圧によってチャンバー6全体が変形する。そのため、
高精度の位置決めを必要とする場合は、ミラー1Zの位
置出しは、チャンバー6を真空状態にして行なう必要が
ある。
【0049】ミラー1Zの反射面1Zaが、損傷を受け
たときなどは、ミラー1Zを交換する必要がある。ミラ
ー1Zの交換は、ろう付けによって一体化しているミラ
ー1Zとミラー保持ブロック15の結合部材ごとに行な
う。手順は、固定ボルト5を取り外し、ミラー1Zと、
ミラー保持ブロック15の結合部材をチャンバー6から
外し、そして、冷却配管(図不示)を冷却水導入部17
a及び冷却水排出部17bからはずし、新たなミラー1
Zとミラー保持ブロック15の結合部材に配管を取付
け、ガスケット3を交換し、新しいミラー1Zとミラー
保持ブロック15の結合部材をチャンバー6に固定ボル
ト5よって固定し、完了する。冷却水の配管取付け作業
をミラーチャンバー内で行なう必要がないため、作業中
に冷却水をチャンバー6内に漏らしてしまうという誤作
業が起こらない。あらかじめ、交換用のミラー1Zとミ
ラー保持ブロック15の結合部材を作成して用意おくこ
とで、交換に必要となる時間は、短くて済む。
【0050】以上の構成によれば、ミラーチャンバー内
は、ミラー入射、反射光を通すだけのスペースがあれば
良いので、ミラーチャンバーの体積が小さく、チャンバ
ー内の表面積を小さくできる。このため、真空排気系の
排気能力が比較的小さくて済む。
【0051】なお、ミラー1Zとミラー保持ブロック1
5のろう付け作業は、ミラー1Zの反射面1Zaの形状
が熱変形することを避けるため、反射面1Zaの研磨の
前に行ない、ろう付け後、円筒面に研磨加工される。こ
こでは、ミラー1Zとミラー保持ブロック15の固着
は、ろう付けとしたが、真空封止が可能な方法であれ
ば、他の方法によって固着してもよい。また、ここで
は、真空シール構造として、ガスケットを用いたが、O
リングを使用してもよい。
【0052】以上本発明をシンクロトロン放射光を円筒
面の反射面を有するミラーによって、露光雰囲気を確保
する方法の露光装置に適用した4つの実施例について説
明したが、ミラー揺動方式にも適用可能であることは言
うまでもない。
【0053】次に、上記ミラーユニットを備えた露光装
置を利用したデバイスの製造方法について説明する。
【0054】図11は微小デバイス(ICやLSI等の
半導体チップ、液晶パネル、CCD、薄膜磁気ヘッド、
マイクロマシン等)の製造のフローを示す。ステップS
1(回路設計)では半導体デバイスの回路設計を行う。
ステップS2(マスク製作)では設計した回路パターン
を形成したマスクを製作する。一方、ステップS3(ウ
エハ製造)ではシリコン等の材料を用いてウエハを製造
する。ステップS4(ウエハプロセス)は前工程と呼ば
れ、上記用意したマスクとウエハを用いて、リソグラフ
ィ技術によってウエハ上に実際の回路を形成する。次の
ステップS5(組立)は後工程と呼ばれ、ステップS4
によって作製されたウエハを用いて半導体チップ化する
工程であり、アッセンブリ工程(ダイシング、ボンディ
ング)、パッケージング工程(チップ封入)等の工程を
含む。ステップS6(検査)ではステップS5で作製さ
れた半導体デバイスの動作確認テスト、耐久性テスト等
の検査を行う。こうした工程を経て半導体デバイスが完
成し、これが出荷(ステップS7)される。
【0055】図12は上記ウエハプロセスの詳細なフロ
ーを示す。ステップS11(酸化)ではウエハの表面を
酸化させる。ステップS12(CVD)ではウエハ表面
に絶縁膜を形成する。ステップS13(電極形成)では
ウエハ上に電極を蒸着によって形成する。ステップS1
4(イオン打ち込み)ではウエハにイオンを打ち込む。
ステップS15(レジスト処理)ではウエハに感光剤を
塗布する。ステップS16(露光)では上記説明した露
光装置によってマスクも回路パターンをウエハに焼付け
露光する。ステップS17(現像)では露光したウエハ
を現像する。ステップS18(エッチング)では現像し
たレジスト像以外の部分を削り取る。ステップS19
(レジスト剥離)ではエッチングが済んで不要になった
レジストを取り除く。これらのステップを繰り返し行う
ことによって、ウエハ上に多重の回路パターンが形成さ
れる。本実施例の製造方法を用いれば、従来は製造が難
しかった高集積度の半導体デバイスを製造することがで
きる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ミラーの反射面で吸収された熱が、真空中の界面を経ず
に大気側に伝わり、冷却されるので、冷却効率がよい。
また、ミラーをチャンバーに取り付ける際、フランジを
取り付けるのと同様な方法でできるので、チャンバーの
メンテナンスホールから手をチャンバー内部に入れて作
業を行っていた従来の方法に比べ、格段に作業性が向上
し、ミラーの交換が容易となる。さらに、チャンバー内
部には可動部がないことと、チャンバー内には、ミラー
の反射面が露出しているのみで、表面積が小さいことに
より、真空排気系の排気能力が低くてもよい。以上の構
成により、コストが低く、メンテナンス性に優れ、信頼
性の高いミラーユニットを提供できる。
【0057】上記ミラーユニットを露光装置に適用する
ことで、低コストで半導体デバイスを生産できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のミラーユニットの第1の実施例の縦断
面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】本発明のミラーユニットの第2の実施例の縦断
面図である。
【図4】図3のA−A線断面図である。
【図5】本発明のミラーユニットの第3の実施例の縦断
面図である。
【図6】第3の実施例の一部を破断した斜視図である。
【図7】(a)は図5のA−A線断面図、(b)はミラ
ーとミラー保持部材との接合部の拡大断面図である。
【図8】本発明のミラーユニットの第4の実施例の縦断
面図である。
【図9】図8のA−A線断面図である。
【図10】第4の実施例の上面図である。
【図11】本発明の露光装置を使用したデバイスの製造
のフロー図である。
【図12】図11のウエハプロセスの詳細なフロー図で
ある。
【図13】従来の露光装置の一部を破断した斜視図であ
る。
【図14】図13に示したミラー(反射鏡)ユニットの
拡大断面図である。
【符号の説明】
1,1X,1Y,1Z ミラー(反射鏡) 1a,1Xa,1Ya,1Za 反射面 1b,1Xb,1Yb,1Zb 裏面 2 枠 3 ガスケット 4 ミラー固定部材(ミラー保持部材) 5 固定部材 6 チャンバー 6a 開口 7a 前フランジ 7b 後フランジ 8a,8b ベローズ 9a,9b リングガスケット 10 フランジ固定ボルト 11 フランジ固定ナット 12,13 ミラー保持部材 14 アーチ部 15 ミラー保持ブロック(ミラー保持部材) 16 流路(冷却水通路) 17a 冷却水導入部 17b 冷却水排出部 18,19 エッジ 100 真空チャンバー 101 ミラー 102 ミラー保持器 103 支持板 105 ベローズ 106 支持棒 107 ミラー支持体 108 ミラー冷却用配管 109 排気口 110 内部ベローズ 111 内部フランジ 112 冷却流路 113 Oリング 114 貫通孔 115 基準フレーム 116 チルト板 117 駆動モーター 118 ガイド 119a,19b 調整ねじ B ろう付け部分 C シンクロトロン放射光 S1〜S19 ステップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H01L 21/027 H01L 21/30 531A (56)参考文献 特開 平5−100096(JP,A) 特開 平6−66998(JP,A) 特開 平5−297197(JP,A) 特開 平4−194800(JP,A) 特開 平1−245123(JP,A) 特開 平4−184300(JP,A) 特開 平4−157399(JP,A) 特開 平4−17321(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G21K 1/06 G02B 5/08 G03F 7/20 503 G03F 7/20 521 G21K 5/02 H01L 21/027

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空チャンバー内にミラーの反射面が配
    置されるミラーユニットにおいて、前記ミラーは前記真空チャンバーに形成された開口に設
    置されて 真空隔壁の一部を形成し、前記 真空チャンバーと前記ミラーの間真空シール構造
    であることを特徴とするミラーユニット。
  2. 【請求項2】 前記ミラーの裏面もしくは前記ミラーの
    内部に冷却流路が設けられていることを特徴とする請求
    項1に記載のミラーユニット。
  3. 【請求項3】 真空チャンバー内に、ミラーの反射面が
    設置されるミラーユニットにおいて、前記ミラーを保持するミラー保持板を有し、 前記ミラーの裏面は前記ミラー保持板の表面に固着さ
    れ、 前記ミラー保持板は前記真空チャンバーに形成された開
    口に設置されて 真空隔壁の一部を形成し、前記 真空チャンバーと前記ミラー保持板の間真空シー
    ル構造であり、前記ミラー保持板の裏面は前記真空チャ
    ンバー外にあることを特徴とするミラーユニット。
  4. 【請求項4】 前記ミラー保持板に冷却流路が設けられ
    ていることを特徴とする請求項3に記載のミラーユニッ
    ト。
  5. 【請求項5】 真空チャンバー内にミラーの反射面が設
    置されるミラーユニットにおいて、 前記ミラーを保持するミラー保持部材を有し、 該ミラー保持部材は冷却流路と、該冷却流路に冷却水を
    導入する冷却水導入部と、該冷却流路から冷却水が排出
    される冷却水排出部を有し、 前記ミラー保持部材は前記真空チャンバーに形成された
    開口に設置されて真空隔壁の一部を形成し、 前記真空チャンバーと前記ミラー保持部材との間は真空
    シール構造であり、 前記冷却水導入部及び前記冷却水排出部が前記真空チャ
    ンバー外にあることを 特徴とするミラーユニット。
  6. 【請求項6】 前記ミラーは交換可能であることを特徴
    とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のミラーユニ
    ット。
  7. 【請求項7】 X線に使用することを特徴とする請求項
    1〜6のいずれか1項に記載のミラーユニット。
  8. 【請求項8】 光源からの光を、請求項1〜7のいずれ
    か1項に記載のミラーユニットの前記ミラーの反射面で
    反射することを特徴とする露光装置。
  9. 【請求項9】 前記ミラーユニットを駆動する位置調整
    機構を有することを特徴とする請求項8に記載の露光装
    置。
  10. 【請求項10】請求項8又は9記載の露光装置を用いて
    パターンをウエハに露光する段階と、 該露光したウエハを現像する段階とを含むことを特徴と
    する、デバイスの製造方法。
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