JP3310804B2 - 二流体噴射装置 - Google Patents

二流体噴射装置

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JP3310804B2 JP03242995A JP3242995A JP3310804B2 JP 3310804 B2 JP3310804 B2 JP 3310804B2 JP 03242995 A JP03242995 A JP 03242995A JP 3242995 A JP3242995 A JP 3242995A JP 3310804 B2 JP3310804 B2 JP 3310804B2
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディーゼルエンジンの
燃料噴射装置に関し、詳しくは燃料及び水を一つのノズ
ルから同時に噴射する二流体噴射装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ディーゼルエンジンの排出ガス中の窒素
酸化物(NOx)を低減する手段の一つとして、図7に
示すように、燃料及び水を同一の燃料噴射孔から噴射す
る二流体噴射装置が提案されている。
【0003】図7において、二流体噴射装置は、燃料供
給路61、水供給路62、水供給路に設けられる逆止弁
63、燃料溜64、弁体65及び水溜66がそれぞれ設
けられる噴射ノズル60と、エンジンの運転状態に応じ
た燃料噴射量を調整する燃料用コントロールラックを具
備し、噴射ノズルに燃料を高圧で供給する燃料噴射ポン
プ70と、水量を調整する水用コントロールラックを具
備し、噴射ノズルに水を高圧で供給する水供給ポンプ8
0と、燃料噴射量に応じた水量を設定して水供給ポンプ
80の作動を制御する制御手段90とから主に構成され
ている。
【0004】この二流体噴射装置の動作を説明する。燃
料噴射ポンプ70が、エンジンの運転状態に応じて燃料
用コントロールラックを操作して燃料噴射量を調整し
て、燃料を噴射ノズル60に供給して噴射する。この動
作と略同時に制御手段90が、燃料用コントロールラッ
クの位置から燃料噴射量を検出して、この燃料噴射量に
対応する水量を設定し、燃料噴射時期と異なった時期に
水供給ポンプ80を作動させる。水供給ポンプ80が、
設定された水量に応じて水用コントロールラックを操作
して水供給量を調整して、水を噴射ノズル60に供給す
る。噴射ノズル60に供給された水は、逆止弁63、水
供給路62及び水溜66を通り燃料供給路61に流入す
る。次に燃料噴射ポンプ70が作動すると、噴射ノズル
60から水及び燃料が同時に噴射される。よって、燃焼
室内に水が導入されて燃焼室内の温度を低下させ、窒素
酸化物(NOx)の低減が行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述の二流体噴射装置
において、排出ガス中の窒素酸化物(NOx)の低減効
果は水の噴射量に略比例して得られる。しかしながら、
前述の二流体噴射装置には、水を噴射ノズルに供給した
際に、水の流入により燃料通路内の燃料が燃料噴射ポン
プに戻されてしまうので、エンジンの運転状態に応じた
要求燃料噴射量に対して、実際に噴射される燃料噴射量
が少なくなり、燃焼不良を起こしてエンジンの安定した
作動が得られなくなり、トルクが低下するという問題点
や、炭化水素(HC)が増加するという問題点がある。
【0006】よって、本発明は、上述の問題点に鑑みて
なされたものであり、燃料及び水の比率を常に最適な状
態に保ち、この状態で燃料及び水を同時に噴射する二流
体噴射装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、エン
ジンの燃焼室に臨んで配設され、この燃焼室に燃料及び
不活性流体を噴射する噴射ノズルと、噴射ノズルの内部
に形成されると共に、噴孔を介して燃焼室に連通する燃
料溜と、噴射ノズルの内部に摺動可能に収容されて噴孔
を開閉すると共に、噴孔を閉じる向きに付勢されている
弁体と、燃料溜に一端が連通する第1通路と、第1通路
に一端が連通する水溜と、水溜に一端が連通する第2通
路と、燃料噴射時期に第1通路を介して燃料を弁体が付
勢されている付勢力より高い圧力で燃料溜に供給する燃
料供給手段と、燃料噴射時期と異なった時期に、第2通
路及び水溜を介して不活性流体を弁体が付勢されている
付勢力より低い圧力で第1通路に供給する不活性流体供
給手段と、第2通路に設けられ、不活性流体供給手段か
ら燃料溜への流入のみを許容する弁手段と、エンジンの
運転状態に応じた要求燃料噴射量に対し、この運転状態
に応じて供給する不活性流体量に相当する燃料補正量
を、予め付加して実際の燃料噴射量を設定し、この燃料
噴射量に基づき燃料供給手段の作動を制御する制御手段
とを備えた構成である。
【0008】請求項2の発明は、請求項1記載の二流体
噴射装置において、制御手段が、エンジンの運転状態に
応じて不活性流体要求量を設定し、この不活性流体要求
量に基づき不活性流体供給手段の作動を制御することを
特徴とする。
【0009】請求項3の発明は、請求項2記載の二流体
噴射装置において、制御手段が、エンジン負荷を検出す
るエンジン負荷検出手段と、エンジン回転数を検出する
エンジン回転数検出手段とを備え、エンジン負荷検出手
段及びエンジン回転数検出手段により検出されたエンジ
ン回転数及びエンジン負荷の各検出値に応じて不活性流
体要求量を設定することを特徴とする。
【0010】請求項4の発明は、請求項1記載、請求項
2記載、又は請求項3記載の二流体噴射装置において、
燃料供給手段が、燃料噴射時期以外に燃料及び水の圧力
が所定値より高くなった場合に、第1通路と燃料供給手
段とを連通させて燃料及び水の圧力を所定値に調圧する
逆止調圧弁を有している構成である。
【0011】
【作用】請求項1の発明によれば、制御手段によってエ
ンジンの運転状態に応じた要求燃料噴射量に対し、この
運転状態に応じて供給する不活性流体量に相当する燃料
補正量を、予め付加して実際の燃料噴射量が設定される
ので、不活性流体量が噴射ノズルに供給されて燃料が燃
料供給手段に戻されても、燃料量と不活性流体量との割
合が適正割合に保たれる。
【0012】
【実施例】図1にディーゼルエンジンにおける、不活性
流体としての水と燃料との二流体を噴射する二流体噴射
装置の全体構成を示す。二流体噴射装置は、燃料及び水
を一つのノズルから噴射する噴射ノズル10と、噴射ノ
ズル10に燃料を供給する燃料供給手段としての燃料噴
射ポンプ20と、噴射ノズル10に水を供給する不活性
流体供給手段としての水供給ポンプ30と、燃料噴射ポ
ンプ20及び水供給ポンプ30の作動を制御する制御手
段40とから構成される。
【0013】図2に噴射ノズル10の先端部の拡大図を
示す。噴射ノズル10は、図示しないエンジンの燃焼室
に臨んで配設され、その先端部には燃焼室に燃料及び水
を噴射する噴孔11が設けられている。噴射ノズル10
の内部で噴孔11の上方には、噴孔11に連通し燃料を
蓄える燃料溜12が形成されている。さらに、燃料溜1
2の上部には、水を後述する燃料供給路17に導く水溜
13が設けられており、水溜13の一端には、燃料と水
とが合流する合流部13aがある。噴射ノズル10の内
部には、噴孔11と燃料溜12との連通を閉じる向き
に、バネ14により例えば180kg/m2で付勢され
ている弁体15が摺動可能に収容されている。また、噴
射ノズル10の内部には、合流部13aを通過させて燃
料溜12に燃料を供給する第1通路としての燃料供給路
17、及び水溜13と合流部13aとを通過させて燃料
供給路17に水を供給する第2通路としての水供給路1
8が設けられている。すなわち、燃料供給路17と水供
給路18とは、合流部13aおいて各一端が連通してい
る。水供給路18には、水溜13を介して燃料供給路1
7への水の流れのみを許容する弁手段としての逆止弁1
9(図1参照)が設けられている。弁手段は燃料供給路
17に水を供給するのに同期して開く電磁開閉弁でも良
い。
【0014】図3に示すように、燃料噴射ポンプ20
は、エンジンの回転力を受けて駆動される列型ポンプで
あり、プランジャやコントロールラック等を有し、燃料
を高圧に加圧する噴射ポンプ本体21と、燃料を貯溜す
る燃料タンク22と、燃料中のダストや水を取り除く燃
料フィルタ23と、燃料タンク22から燃料フィルタ2
3を介して噴射ポンプ本体21に燃料を供給するフィー
ドポンプ24と、燃料噴射量及び燃料噴射時期をそれぞ
れ調整する周知の燃料噴射用プレストロークポンプ25
と、噴射ノズル10内の圧力が所定圧力、例えば60k
g/m2を越えると、燃料供給路17内の燃料を燃料噴
射ポンプ20内に逆流させて噴射ノズル10内の圧力を
開放する逆止調圧弁27(CPV)とから構成される。
【0015】図4に示すように、水供給ポンプ30は、
逆止調圧弁27を除いて燃料噴射ポンプ20と略同様
に、水を例えば100kg/m2に加圧する噴射ポンプ
本体31、水タンク32、水フィルタ33、フィードポ
ンプ34、水噴射用プレストロークポンプ35とから構
成される。
【0016】また、燃料噴射ポンプ20の燃料噴射量及
び燃料噴射時期をそれぞれ調整する燃料調整部には、プ
レストロークポンプを使用しているが、制御手段40か
らの信号に基づいて燃料噴射量を調整する燃料用電子制
御ガバナと、エンジンの回転力を受けて駆動されるカム
軸の回転角により燃料噴射時期を調整するタイマとから
構成しても良い。同様に、水供給ポンプ30の水噴射量
及び水噴射時期をそれぞれ調整する水調整部は、水用電
子制御ガバナと水用タイマとから構成しても良い。
【0017】図1において、制御手段40は、燃料量を
算出する燃料用コントロールユニット41と、水量を算
出する水用コントロールユニット42とから構成され
る。燃料用コントロールユニット41には、エンジン回
転数Neを検出するエンジン回転センサ43、エンジン
負荷Lを検出するアクセルペダル位置検出センサ44、
前述の燃料噴射ポンプ20及び水用コントロールユニッ
ト42がそれぞれ接続されている。水用コントロールユ
ニット42には、水供給ポンプ30が接続されており、
このユニット42は、水供給を行った後にその水供給量
を、次のエンジン回転数Ne及びエンジン負荷Lを燃料
用コントロールユニット41から受信して次回に水供給
するまで記憶している記憶回路を備えている。燃料用コ
ントロールユニット41と水用コントロールユニット4
2とは互いに信号通信を行っており、エンジン回転数N
eやエンジン負荷L等の情報は水用コントロールユニッ
ト42にも伝達される。
【0018】次に、燃料及び水の各量の設定を、図5に
示す燃料用コントロールユニット41の燃料噴射量演算
ルーチン、及び図6に示す水用コントロールユニット4
2の水供給量演算ルーチンに沿ってそれぞれ説明する。
まず、燃料噴射量演算ルーチンについて説明する。ステ
ップa1では、エンジン回転数Ne及びエンジン負荷L
を、エンジン回転センサ43及びアクセルペダル位置検
出センサ44からそれぞれ読み込んでエンジン運転状態
を検出し、ステップa2へ進む。ステップa2では、エ
ンジン回転数Ne及びエンジン負荷Lに応じた要求燃料
噴射量を、図示しない燃料噴射量算出マップを用いて設
定する。さらに、この要求燃料噴射量に、エンジン回転
数Ne及びエンジン負荷Lに応じた燃料補正量、すなわ
ち、後述する水供給演算ルーチンで設定され、記憶回路
に記憶されている要求水供給量に相当する燃料補正量を
付加して噴射ノズルに供給する燃料噴射量を設定する。
ステップa3では、ステップa2で設定された燃料噴射
量を燃料噴射ポンプ20に出力してステップa1に戻
る。
【0019】なお、エンジン運転状態が低負荷の状態の
ときは、水供給を必要としないので燃焼室への水供給は
行わず、この状態では、図示しない燃料噴射量算出マッ
プを用いてエンジン運転状態に応じた要求燃料噴射量を
設定し、噴射ノズルに供給する燃料噴射量を設定する。
【0020】次に、水供給量演算ルーチンについて説明
する。ステップb1では、燃料用コントロールユニット
41を介して、エンジン回転数Ne及びエンジン負荷L
をそれぞれ読み込んでエンジン運転状態を検出し、ステ
ップb2へ進む。ステップb2では、エンジン回転数N
e及びエンジン負荷Lに応じた要求水噴射量を、図示し
ない水供給量算出マップを用いて設定するとともに、こ
の要求水噴射量を記憶回路に記憶する。ステップb3で
は、ステップb2で設定された要求水噴射量を水供給ポ
ンプ30に出力してステップb1に戻る。
【0021】燃料噴射量演算ルーチン、及び水供給量演
算ルーチンにより設定された燃料量及び水供給量を噴射
ノズル10から噴射する動作について説明する。まず、
燃料噴射ポンプ20において、燃料は、フィードポンプ
24により燃料タンク22から燃料フィルタ23を介し
て噴射ポンプ本体21に供給される。供給された燃料
は、プレストロークポンプ25により、燃料噴射量演算
ルーチンで設定された燃料噴射量に調整されるとともに
加圧され、逆止調圧弁27及び燃料供給路17を介して
燃料溜12に供給される。燃料溜12に燃料が供給され
ると次第に燃料溜12内の燃料の圧力が上昇し、さらに
この圧力が所定圧力(バネ14の付勢力180kg/m
2)に達すると、弁体15がバネ14の付勢力に抗して
僅かに上昇する。弁体15と燃料溜12との間に間隙が
形成されて、燃料が間隙を通り噴孔から燃焼室に噴射さ
れる。
【0022】一方、水供給ポンプ30では、燃料噴射ポ
ンプ20と同様に、水は、フィードポンプ34により水
タンク32から水フィルタ33を介して水ポンプ本体3
1に供給される。供給された水は、バネ14の付勢力よ
りも低い圧力(100kg/m2)に調圧され、水供給
量演算ルーチンにより設定された水供給量に調整され、
燃料噴射の終了後に逆止弁19を介して水供給路18及
び水溜13に流入する。このとき水は、バネ14の付勢
力(180kg/m2)よりも低い圧力(100kg/
2)に調圧されているので弁体15を上昇させること
はない。さらに、水は、燃料溜12内の燃料を残して合
流部13a及び燃料供給路17の燃料を燃料噴射ポンプ
20側に押し戻して、燃料供給路17内の圧力を上昇さ
せる。この圧力が60kg/m2を越えると、逆止調圧
弁27が作動して燃料供給路17内の燃料が燃料噴射ポ
ンプ20に戻される。このとき、燃料噴射ポンプ20に
戻される燃料量と供給された水量とは略同量である。
【0023】実際には、燃料噴射量演算ルーチンにおい
て、予め燃料供給路17に供給される水量(換言すると
燃料噴射ポンプ20に戻される燃料量)を、エンジン運
転状態に対応する要求燃料噴射量に付加しているので、
水が燃料供給路17に供給されて燃料が燃料噴射ポンプ
20に戻されることにより、燃料量と水量との適正割合
が保たれる。
【0024】次に燃料噴射ポンプ20が作動して燃料噴
射が行われると、始めに燃料溜12の燃料が噴射され
て、次ぎに燃料供給路17に流入した水が噴射されて、
最後に燃料噴射ポンプ20からの燃料が噴射される。こ
の際、水供給路18及び水溜13の水は、逆止弁19の
作動により水供給ポンプ30へは戻されない。その結
果、燃焼室内の燃料の燃焼行程初期の着火が確実に行わ
れ、引き続き水の噴射により燃焼室内の温度が抑えら
れ、最後に所定量の燃料が噴射されて燃焼室内で燃焼し
駆動力を発生する。
【0025】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、予め燃料供給
手段に戻される燃料量を噴射ノズルに供給する燃料に付
加しているおり、噴射ノズルに供給される不活性流体に
よって、燃料が燃料供給手段に戻されても、燃料量と不
活性流体量との割合が適正割合に保たれるので、不活性
流体を燃焼室に噴射しても、燃焼不良を起こさずに良好
な燃焼が得られてエンジンが安定して作動し高トルクが
得られる。また、燃料噴射量に対して適正な割合で不活
性流体が噴射されるので、排出ガス中の窒素酸化物(N
Ox)や炭化水素(HC)を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の二流体噴射装置の全体構成図である。
【図2】図1に示す噴射ノズルの先端部の拡大正面図で
ある。
【図3】図1に示す燃料噴射ポンプの構成図である。
【図4】図1に示す水供給ポンプの構成図である。
【図5】燃料噴射量演算ルーチンのフローチャートであ
る。
【図6】水供給量演算ルーチンのフローチャートであ
る。
【図7】従来の二流体噴射装置の全体構成図である。
【符号の説明】
10 噴射ノズル 11 噴孔 12 燃料溜 13 水溜 15 弁体 17 第1通路としての燃料供給路 18 第2通路としての水供給路 19 弁手段としての逆止弁 20 燃料供給手段としての燃料噴射ポンプ 27 逆止調圧弁 30 水供給手段としての水供給ポンプ 40 制御手段 41 燃料用コントロールユニット 42 水用コントロールユニット 43 エンジン回転数検出手段としてのエンジ
ン回転センサ 44 エンジン負荷検出手段としてのアクセル
ペダル位置検出センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI F02M 25/02 T (56)参考文献 特開 平4−27757(JP,A) 特開 平5−164003(JP,A) 特開 平6−123255(JP,A) 特開 平6−288316(JP,A) 特開 平6−346813(JP,A) 特開 平6−81743(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02M 43/00 F02M 43/02 F02M 43/04 F02M 25/022

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンの燃焼室に臨んで配設され、この
    燃焼室に燃料及び不活性流体を噴射する噴射ノズルと、 上記噴射ノズルの内部に形成されると共に、噴孔を介し
    て上記燃焼室に連通する燃料溜と、 上記噴射ノズルの内部に摺動可能に収容されて上記噴孔
    を開閉すると共に、上記噴孔を閉じる向きに付勢されて
    いる弁体と、 上記燃料溜に一端が連通する第1通路と、 上記第1通路に一端が連通する水溜と、 上記水溜に一端が連通する第2通路と、 燃料噴射時期に上記第1通路を介して上記燃料を上記弁
    体が付勢されている付勢力より高い圧力で上記燃料溜に
    供給する燃料供給手段と、 上記燃料噴射時期と異なった時期に、上記第2通路及び
    上記水溜を介して上記不活性流体を上記弁体が付勢され
    ている付勢力より低い圧力で上記第1通路に供給する不
    活性流体供給手段と、 上記第2通路に設けられ、上記不活性流体供給手段から
    上記燃料溜への流入のみを許容する弁手段と、 上記エンジンの運転状態に応じた要求燃料噴射量に対
    し、この運転状態に応じて供給する不活性流体量に相当
    する燃料補正量を、予め付加して実際の燃料噴射量を設
    定し、この燃料噴射量に基づき上記燃料供給手段の作動
    を制御する制御手段と、 を備えたことを特徴とする二流体噴射装置。
  2. 【請求項2】上記制御手段は、上記エンジンの運転状態
    に応じて不活性流体要求量を設定し、この不活性流体要
    求量に基づき上記不活性流体供給手段の作動を制御する
    ことを特徴とする請求項1記載の二流体噴射装置。
  3. 【請求項3】上記制御手段は、エンジン負荷を検出する
    エンジン負荷検出手段と、エンジン回転数を検出するエ
    ンジン回転数検出手段とを備え、上記エンジン負荷検出
    手段及び上記エンジン回転数検出手段により検出された
    エンジン回転数及びエンジン負荷の各検出値に応じて不
    活性流体要求量を設定することを特徴とする請求項2記
    載の二流体噴射装置。
  4. 【請求項4】上記燃料供給手段は、上記燃料噴射時期以
    外に燃料及び水の圧力が所定値より高くなった場合に、
    上記第1通路と上記燃料供給手段とを連通させて燃料及
    び水の圧力を上記所定値に調圧する逆止調圧弁を有して
    いることを特徴とする請求項1、請求項2、又は請求項
    3記載の二流体噴射装置。
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SE526379C2 (sv) * 2004-01-22 2005-09-06 Cargine Engineering Ab Metod och system för styrning av en anordning för kompression
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