JP3309210B2 - 成形品重量測定装置のデータ補正方法 - Google Patents

成形品重量測定装置のデータ補正方法

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JP3309210B2 JP23587797A JP23587797A JP3309210B2 JP 3309210 B2 JP3309210 B2 JP 3309210B2 JP 23587797 A JP23587797 A JP 23587797A JP 23587797 A JP23587797 A JP 23587797A JP 3309210 B2 JP3309210 B2 JP 3309210B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、成形機の成形品排
出口から排出される成形品の重量を測定する際に用いて
好適な成形品重量測定装置のデータ補正方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、射出成形機により成形された成形
品(製品)の重量を測定する成形品重量測定装置は知ら
れており、既に、本出願人は、成形品排出口の下方に配
する重量測定器と、成形品排出口と重量測定器間に配す
る秤量皿載置枠と、秤量皿載置枠の上に載置する秤量皿
と、秤量皿載置枠を昇降させ、秤量皿が成形品排出口か
ら排出された成形品を受け取る受取位置,秤量皿を重量
測定器に載せた状態で秤量皿から離れる測定位置及び受
取位置と測定位置の中間に位置する排出位置にそれぞれ
移動させる昇降機構と、排出位置で秤量皿載置枠を傾斜
させて秤量皿上の成形品を排出する傾動機構を具備する
成形品重量測定装置を、特開平9−99454号公報で
提案した。
【0003】この成形品重量測定装置によれば、成形品
の重量を直接測定できるため、正確な重量データを得れ
るとともに、成形品に対する正確な良否判定を行うこと
ができる。また、データ処理は成形機の中央コントロー
ラを利用できるため、成形品重量測定装置におけるデー
タ処理機能は不要となり、低コストに実施できるという
特長を備えている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した成
形品重量測定装置は、成形品重量の良否判定に用いるこ
とから、高度の測定精度が要求される。このため、重量
測定器,秤量皿,昇降機構等の精密機構を含む成形品重
量測定装置は、装置全体を透明のケーシングにより覆う
ことにより、風やゴミ等による外乱の影響を回避してい
た。
【0005】しかし、成形品排出口から排出される成形
直後の成形品は、かなり熱くなっているため、図8に示
す変化曲線Tのように、測定回数(成形回数)が多くな
るに従って、ケーシング内温度が高くなり、この結果、
重量データに、温度ドリフトによる誤差が含まれてしま
う問題があった。なお、通常、重量測定器における温度
ドリフト等による誤差は、当該重量測定器を定期的にゼ
ロリセットして除去しているが、射出成形機の場合に
は、成形サイクルの周期が5〜10秒程度と短く、ま
た、ゼロリセットのために生産を中断することは生産効
率上著しく不利になることから、ゼロリセットによる対
応は事実上困難である。
【0006】本発明はこのような従来の技術に存在する
課題を解決したものであり、成形機の成形サイクルに全
く影響を与えることなく、成形品の正確な重量データを
得ることができる成形品重量測定装置のデータ補正方法
の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段及び実施の形態】本発明に
係るデータ補正方法は、成形機Mの成形品排出口Moか
ら排出される成形品Cを秤量皿4で受け取り、かつ当該
秤量皿4を重量測定器2に載せて成形品Cの重量を測定
する成形品重量測定装置1から得られるデータを補正す
るに際し、予め、重量測定器2をゼロリセットし、かつ
重量測定器2による秤量皿4のみの測定結果に基づく基
準データDaを求めて記憶し、又は、予め、前記重量測
定器に前記秤量皿のみを載置してゼロリセットし、この
後、前記秤量皿を除いた当該重量測定器の無負荷の測定
結果に基づく基準データを求めて記憶するとともに、実
測時に、n−1回目の測定が終了して重量測定器2から
秤量皿4が離れたなら、重量測定器2の無負荷の測定結
果を補正データDbとして得、次いで、n回目の測定に
より実測データDcを得たなら、基準データDa,補正
データDb及び実測データDcからn回目の重量データ
Wnを演算により求めることを特徴とする。
【0008】この場合、好適な実施の形態により、重量
測定器2には電子天秤を2eを用いることができる。
【0009】これにより、例えば、重量測定器2に秤量
皿4を載置した状態でゼロリセットすれば、秤量皿4を
除いた重量測定器2から得られる無負荷の測定結果は、
負の値で表される秤量皿4の重量(基準データDa)と
なる。一方、実測時には、n−1回目の測定が終了すれ
ば、重量測定器2から秤量皿4が離れるため、この際、
重量測定器2から得られる無負荷の測定結果は、温度ド
リフト等による誤差分Eを含む負の値で表される秤量皿
4の重量(補正データDb)となる。よって、この場
合、Db−Daは誤差分Eとなるため、n回目の測定に
より実測データDcを得、重量データWnを、Wn=D
c−E=Dc−(Db−Da)により演算すれば、温度
ドリフト等による誤差分Eの排除された正確な重量デー
タWnが得られる。特に、測定直前の誤差分Eが得られ
るため、各測定毎の測定精度が飛躍的に高めらる。ま
た、成形サイクルの開始前に一回だけゼロリセットすれ
ばよいため、成形機Mの成形サイクルを中断させたり遅
延させることはない。
【0010】
【実施例】次に、本発明に係る好適な実施例を挙げ、図
面に基づき詳細に説明する。
【0011】まず、本実施例に係るデータ補正方法を実
施できる成形品重量測定装置1の構成について、図2〜
図7を参照して説明する。
【0012】成形品重量測定装置1は、テーブル11を
備え、このテーブル11の底面にはキャスタ12…を有
する高さ調節可能な複数の脚部13…を備える。テーブ
ル11の上面は水平面に形成し、防振ゴム足を有する防
振台14を設置するとともに、この防振台14の上には
電子天秤2e(重量測定器2)を置く。
【0013】一方、テーブル11の周りは透明なケーシ
ング15により覆う。ケーシング15は側面部15a,
15b,15c,15dと天面部15eを有し、側面部
15aは開閉式のドア15fを設けて正面とする。
【0014】また、側面部15bにはシュータ機構部1
6を付設する。シュータ機構部16は、傾斜したシュー
タ9を備え、このシュータ9はシュータ本体部17とこ
のシュータ本体部17の排出方向前方に配した反転シュ
ータ部10からなる。反転シュータ部10はロータリア
クチュエータ18により90°回転し、シュータ本体部
17に連続する実線で示す正規位置又はこれより90°
回転した仮想線10sで示す反転位置に選択的に変位せ
しめられる。なお、19はケーシング15に設けたシュ
ータ9を覆うシュータカバー部である。
【0015】他方、ケーシング15における側面部15
cには駆動室20を付設するとともに、天面部15eの
中央には成形品落下孔21を設ける。駆動室20には、
昇降機構5及び傾動機構6、さらに、これらを制御する
制御部22(図6参照)を配設する。昇降機構5はロッ
ドレスエアシリンダ23を利用し、鉛直方向に配設す
る。また、ロッドレスエアシリンダ23の可動部23m
にはロータリアクチュエータ24を取付けるとともに、
ロータリアクチュエータ24のシャフト24sは、側面
部15cに設けたスリット25を通してテーブル11上
に突出させる。そして、シャフト24sの先端には秤量
皿載置枠3を取付ける。秤量皿載置枠3は、矩形状の枠
本体26と、この枠本体26をシャフト24sに取付け
る結合部26cからなり、枠本体26は成形品落下孔2
1と電子天秤2e間に配する。
【0016】また、秤量皿載置枠3の上には、秤量皿4
を載置する。秤量皿4は、中央に比較的小さい矩形状の
底面部4dと、この底面部4dから外側に向かって緩や
かに立ち上がった側面部4sを有し、この側面部4sが
枠本体26上に載って支持される。側面部4sの外面に
は、図4に示す係止部7を取付ける。係止部7はフック
状に形成し、秤量皿載置枠3が傾斜した際に、当該秤量
皿載置枠3に係止し、移動(落下)を阻止する。さら
に、底面部4dの下面における3個所には、図4に示す
ような下端が尖形となる足部27…を設ける。これによ
り、成形品の熱が電子天秤2eに伝達されるのを防止す
る。なお、電子天秤2e上にも不図示のゴムシートを載
せ、熱の伝達を防止している。
【0017】一方、制御系は図6に示すように構成す
る。成形品重量測定装置1は図7に示すように、成形機
(射出成形機)Mに並べて設置し、成形機Mに内蔵する
中央コントローラ31に接続可能に構成する。成形品重
量測定装置1の駆動室20に内蔵する制御部22は、通
信ケーブル32を介して中央コントローラ31に接続す
るとともに、エアシリンダ23,ロータリアクチュエー
タ18及び24をそれぞれ駆動制御する機能を有する。
また、電子天秤2eは光通信部33を介して中央コント
ローラ31に接続する。この中央コントローラ31は演
算処理部8及び記憶部8mを含む。
【0018】次に、成形品重量測定装置1の動作を含む
本実施例に係るデータ補正方法について、図1に示すフ
ローチャートに従って説明する。
【0019】成形品重量測定装置1は図7に示すように
設置する。図7中、35は成形機Mに備える成形機シュ
ータであり、この成形機シュータ35の先端が成形品排
出口Moとなる。そして、成形品重量測定装置1はこの
成形品排出口Moの下方に設置する。また、シュータ機
構部16の先端下方にはコンテナAを置く。
【0020】まず、電子天秤2e(重量測定器2)に秤
量皿4のみを載置し、当該電子天秤2eをゼロリセット
する(ステップS1)。この後、制御部22によりエア
シリンダ23を駆動制御し、秤量皿載置枠3を上昇させ
ることにより、電子天秤2eから秤量皿4を除く。この
状態での電子天秤2eから得る無負荷の測定結果は、負
の値で表される秤量皿4の重量(基準データDa)とな
る(ステップS2)。例えば、秤量皿4の重量が300
〔g〕の場合、電子天秤2eの測定結果は−300
〔g〕となるため、基準データDaは“−300”とし
て記憶部8mに記憶される(ステップS3)。
【0021】次いで、初回の成形品Cに対する測定を行
う(ステップS4)。なお、この際、得られた実測デー
タDcは初回の重量データWnとしてそのまま中央コン
トローラ31に取り込まれる(ステップS5)。
【0022】成形品Cに対する重量の測定は次のように
行われる。今、成形終了により、金型から成形品Cが排
出されれば、成形品Cは成形機シュータ35を通って成
形品重量測定装置1における成形品落下孔21内に落下
する。なお、図2は成形品Cが矢印H方向に落下した状
態を示している。
【0023】一方、成形品重量測定装置1では、制御部
22によりエアシリンダ23が駆動制御され、秤量皿4
は図2に仮想線で示す受取位置Puに移動している。こ
の受取位置Puは成形品落下孔21の直下に位置し、成
形品落下孔21から落下する成形品Cを受け取る。この
場合、秤量皿4と秤量皿載置枠3の関係は、図4に示す
ように、秤量皿載置枠3の上に秤量皿4が載った状態と
なる。
【0024】次いで、制御部22によりエアシリンダ2
3が制御され、秤量皿載置枠3の下降により、秤量皿4
は図2に実線で示す測定位置Pdに移動する。これによ
り、秤量皿4は電子天秤2eに載置されるとともに、秤
量皿載置枠3は秤量皿4から離れる。即ち、この場合、
秤量皿4と秤量皿載置枠3の関係は、図5に示すよう
に、秤量皿載置枠3が秤量皿4から下方に離れ、かつ係
止部7には接しない位置に停止し、秤量皿4は自由とな
る。
【0025】そして、この状態で、成形品C(及び秤量
皿4)の重量は、電子天秤2eにより測定される。初回
の実測データDcは成形機Mの中央コントローラ31か
ら付与されるデータ要求により、光通信部33を介して
光信号により中央コントローラ31に転送され、中央コ
ントローラ31におけるデータ処理部8により良否判定
が行われる。この際、不良品の場合には、中央コントロ
ーラ31から通信ケーブル32を介して制御部22に反
転指令が送られ、制御部22は反転シュータ部10を図
2に仮想線10sで示す反転位置に切換える制御を行
う。なお、中央コントローラ31から所定回数データ要
求しても応答がない場合は、重量データを零としてエラ
ー信号を出力する。
【0026】一方、測定が終了すれば、制御部22によ
りエアシリンダ23が駆動制御され、秤量皿4は排出位
置Pmに移動する。そして、排出位置Pmでロータリア
クチュエータ24を駆動制御し、秤量皿載置枠3を傾斜
させれば、秤量皿4上の成形品Cはシュータ9を介して
外部に排出される。なお、秤量皿4の係止部7は、秤量
皿載置枠3に係止し、秤量皿4の移動(落下)は阻止さ
れる。この場合、成形品Cが良品の場合には反転シュー
タ部10が実線で示す正規位置に位置し、成形品Cはコ
ンテナAに収容されるとともに、不良品の場合には反転
シュータ部10が仮想線10sで示す反転位置に位置
し、不良品は不良品回収ボックスAnに収容される。こ
の後、秤量皿載置枠3は水平に戻されるとともに、上昇
して受取位置Puに待機する。
【0027】他方、初回(n−1回)の測定が終了した
後、電子天秤2eから秤量皿4が離れたなら、電子天秤
2eから得る無負荷の測定結果を、補正データDbとし
て中央コントローラ31に入力する(ステップS6,S
7)。この場合、例えば、温度ドリフト等による誤差分
Eが−0.05〔g〕発生していれば、電子天秤2eの
測定結果は−300.05〔g〕となるため、補正デー
タDbは“−300.05”となる。
【0028】次いで、二回目(n回目)の成形品Cに対
する測定を行う。測定手順は上述した初回の測定と同じ
である。二回目の測定による実測データDcを得たな
ら、中央コントローラ31に入力する(ステップS
8)。そして、中央コントローラ31における演算処理
部8により、基準データDa,補正データDb及び実測
データDcから二回目の重量データWnを、Wn=Dc
−(Db−Da)の演算式により求める(ステップS
9)。例えば、今、二回目の成形品Cの重量が10.0
0〔g〕の場合、実測データDcには上述した誤差分E
=−0.05〔g〕が含まれるため、電子天秤2eによ
る実測値は9.95〔g〕となり、重量データWnは、
Wn=Dc−(Db−Da)=9.95−{(−30
0.05)−(−300)}=10.00となる。この
ように、重量データWnは、二回目の成形品Cの本来の
重量である10.00〔g〕として正確に求めることが
でき、得られた重量データWnは、正規の重量データと
して中央コントローラ31に取り込まれる(ステップS
10)。このような補正は、三回目以降の成形品C…に
対しても、各成形品C毎に同様に行う(ステップS1
1)。
【0029】よって、このようなデータ補正方法によ
り、温度ドリフト等による誤差分Eが排除された正確な
重量データWnを得ることができる。特に、測定直前の
誤差分Eが得られるため、各測定毎の測定精度が飛躍的
に高めらる。しかも、成形サイクルの開始前に一回だけ
ゼロリセットすればよいため、成形機Mの成形サイクル
を中断させたり遅延させることはない。
【0030】以上、実施例について詳細に説明したが、
本発明はこのような実施例に限定されるものではなく、
細部の構成,手法等において、本発明の要旨を逸脱しな
い範囲で任意に変更,追加,削除することができる。例
えば、予め、秤量皿4を載置しない状態で重量測定器2
をゼロリセットし、かつこの状態で秤量皿4のみの重量
を重量測定器2により測定してもよい。
【0031】
【発明の効果】このように、本発明に係る成形品重量測
定装置のデータ補正方法は、予め、重量測定器をゼロリ
セットし、かつ重量測定器による秤量皿のみの測定結果
に基づく基準データを求めて記憶し、又は、予め、重量
測定器に秤量皿のみを載置してゼロリセットし、この
後、秤量皿を除いた重量測定器の無負荷の測定結果に基
づく基準データを求めて記憶するとともに、実測時に、
n−1回目の測定が終了して重量測定器から秤量皿が離
れたなら、重量測定器の無負荷の測定結果を補正データ
として得、次いで、n回目の測定により実測データを得
たなら、基準データ,補正データ及び実測データからn
回目の重量データを演算により求めるようにしたため、
成形機の成形サイクルを中断させたり遅延させることな
く、温度ドリフト等による誤差分が排除された正確な重
量データを得ることができ、特に、測定直前の誤差分が
得られることから、各測定毎の測定精度を飛躍的に高め
ることができるという顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係るデータ補正方法の処理手順を示
すフローチャート、
【図2】同データ補正方法を実施できる成形品重量測定
装置の一部断面正面図、
【図3】同成形品重量測定装置の一部断面平面図、
【図4】同成形品重量測定装置の受取位置における秤量
皿及び秤量皿載置枠を示す正面図、
【図5】同成形品重量測定装置の測定位置における秤量
皿及び秤量皿載置枠を示す正面図、
【図6】同成形品重量測定装置及び同成形機の制御系の
ブロック系統図、
【図7】成形機を含む同成形品重量測定装置の設置状態
を示す正面図、
【図8】測定回数に対するケーシング内温度の関係を示
すグラフ、
【符号の説明】
1 成形品重量測定装置 2 重量測定器 2e 電子天秤 4 秤量皿 M 成形機 Mo 成形品排出口 C 成形品
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−28516(JP,A) 特開 平9−99454(JP,A) 特開 平5−332816(JP,A) 特開 平3−69331(JP,A) 特開 昭52−149154(JP,A) 特開 昭58−80529(JP,A) 特開 昭59−3323(JP,A) 特開 昭59−32819(JP,A) 特開 平8−136329(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 45/76 - 45/84 G01G 23/01,23/16,23/37

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形機の成形品排出口から排出される成
    形品を秤量皿で受け取り、かつ当該秤量皿を重量測定器
    に載せて前記成形品の重量を測定する成形品重量測定装
    置から得られるデータを補正するに際し、予め、前記重
    量測定器をゼロリセットし、かつ前記重量測定器による
    前記秤量皿のみの測定結果に基づく基準データを求めて
    記憶し、又は、予め、前記重量測定器に前記秤量皿のみ
    を載置してゼロリセットし、この後、前記秤量皿を除い
    た当該重量測定器の無負荷の測定結果に基づく基準デー
    タを求めて記憶するとともに、実測時に、n−1回目の
    測定が終了して前記重量測定器から前記秤量皿が離れた
    なら、前記重量測定器の無負荷の測定結果を補正データ
    として得、次いで、n回目の測定により実測データを得
    たなら、前記基準データ,前記補正データ及び前記実測
    データからn回目の重量データを演算により求めること
    を特徴とする成形品重量測定装置のデータ補正方法。
  2. 【請求項2】 前記重量測定器は電子天秤であることを
    特徴とする請求項1記載の成形品重量測定装置のデータ
    補正方法。
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