JP3308700B2 - 積層物の搬送方法およびその装置 - Google Patents
積層物の搬送方法およびその装置Info
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、印刷製本された複数種
類の雑誌、書籍などを配送すべく、各計数スタック装置
により冊数が計数された区分け束を、搬送コンベア上の
積層物に次々に積み重ねて搬送するようにした積層物の
搬送方法およびその装置に関する。
類の雑誌、書籍などを配送すべく、各計数スタック装置
により冊数が計数された区分け束を、搬送コンベア上の
積層物に次々に積み重ねて搬送するようにした積層物の
搬送方法およびその装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の積層物の搬送方法およびその装置
としては、例えば、区分け束の積み重ね位置を中心とし
て、前後に前ストッパと後ストッパとが配され、前スト
ッパと後ストッパとが搬送コンベアの搬送路をそれぞれ
開閉して、積載物を通過可能かつ通過不能にするもの
で、前ストッパが閉じて、先行の積載物を搬送コンベア
上を滑らせて通過不能にして積載物を積み重ね位置に停
止し、区分けの束の積み重ね中に、追行の積層物が積み
重ね位置に近づくと、後ストッパが閉じて追行の積層物
を搬送コンベア上を滑らせて通過不能にする。先行の積
載物に区分け束が積み重なると、前ストッパが開いて、
先行の積載物が通過可能になり、通過すると、前ストッ
パが再び閉じる。前後して、後ストッパが開いて、追行
の積載物を通過可能にし、追行の積載物は前スットッパ
に当接して、積み重ね位置に停止して搬送コンベア上を
滑るようにしたものがある。
としては、例えば、区分け束の積み重ね位置を中心とし
て、前後に前ストッパと後ストッパとが配され、前スト
ッパと後ストッパとが搬送コンベアの搬送路をそれぞれ
開閉して、積載物を通過可能かつ通過不能にするもの
で、前ストッパが閉じて、先行の積載物を搬送コンベア
上を滑らせて通過不能にして積載物を積み重ね位置に停
止し、区分けの束の積み重ね中に、追行の積層物が積み
重ね位置に近づくと、後ストッパが閉じて追行の積層物
を搬送コンベア上を滑らせて通過不能にする。先行の積
載物に区分け束が積み重なると、前ストッパが開いて、
先行の積載物が通過可能になり、通過すると、前ストッ
パが再び閉じる。前後して、後ストッパが開いて、追行
の積載物を通過可能にし、追行の積載物は前スットッパ
に当接して、積み重ね位置に停止して搬送コンベア上を
滑るようにしたものがある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の積層物の搬送方法およびその装置では、前ス
トッパおよび後ストッパがそれぞれ開いて、先行の積載
物および追行の積載物が通過可能になり、搬送コンベア
の搬送力で発進する際に、慣性力などによって、後方へ
荷崩れる場合があり、荷崩れを起こさない程度に、搬送
コンベアの搬送速度を制限する必要があって、作業性が
低下するという問題点があった。本発明は、このような
従来の問題点に着目してなされたもので、先行の積載物
および追行の積載物が発進する際に、リヤストッパおよ
び荷崩れ防止部材が追従するようにしたので、慣性力な
どによっては、先行の積載物および追行の積載物が後方
へ荷崩れる場合がなく、搬送コンベアの搬送速度を制限
する必要がなく、作業性を高めることができる積層物の
搬送方法を提供することを目的としている。
うな従来の積層物の搬送方法およびその装置では、前ス
トッパおよび後ストッパがそれぞれ開いて、先行の積載
物および追行の積載物が通過可能になり、搬送コンベア
の搬送力で発進する際に、慣性力などによって、後方へ
荷崩れる場合があり、荷崩れを起こさない程度に、搬送
コンベアの搬送速度を制限する必要があって、作業性が
低下するという問題点があった。本発明は、このような
従来の問題点に着目してなされたもので、先行の積載物
および追行の積載物が発進する際に、リヤストッパおよ
び荷崩れ防止部材が追従するようにしたので、慣性力な
どによっては、先行の積載物および追行の積載物が後方
へ荷崩れる場合がなく、搬送コンベアの搬送速度を制限
する必要がなく、作業性を高めることができる積層物の
搬送方法を提供することを目的としている。
【０００４】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、 １ 印刷製本された複数種類の雑誌、書籍などを配送す
べく、各計数スタック装置（１０）により冊数が計数さ
れた区分け束を、搬送コンベア（４０）上の積層物に次
々に積み重ねて搬送するようにした積層物の搬送方法に
おいて、先行の積層物の前面にフロントストッパ（５
０）を当接し、前記先行の積層物を駆動している搬送コ
ンベア（４０）上で滑らせて前記積み重ね位置に停止
し、前記先行の積層物の後面にリヤストッパ（６０）を
当てがい、前記先行の積層物に追行して前記積み重ね位
置に近づく追行の積層物が前記リヤストッパ（６０）に
当接して停止するようにし、前記リヤストッパ（６０）
に当接して停止した追行の積層物の後面に荷崩れ防止部
材（７０）を当てがい、前記フロントストッパ（５０）
が前記先行の積層物の前面から離間した際に、前記積み
重ね位置から発進する前記先行の積層物に前記リヤスト
ッパ（６０）を追従させて、前記先行の積層物の後方へ
の荷崩れを防止するとともに、同じく発進する前記追行
の積層物に前記荷崩れ防止部材（７０）を追従させて、
前記追行の積層物の後方への荷崩れを防止するようにし
たことを特徴とする積層物の搬送方法。
めの本発明の要旨とするところは、 １ 印刷製本された複数種類の雑誌、書籍などを配送す
べく、各計数スタック装置（１０）により冊数が計数さ
れた区分け束を、搬送コンベア（４０）上の積層物に次
々に積み重ねて搬送するようにした積層物の搬送方法に
おいて、先行の積層物の前面にフロントストッパ（５
０）を当接し、前記先行の積層物を駆動している搬送コ
ンベア（４０）上で滑らせて前記積み重ね位置に停止
し、前記先行の積層物の後面にリヤストッパ（６０）を
当てがい、前記先行の積層物に追行して前記積み重ね位
置に近づく追行の積層物が前記リヤストッパ（６０）に
当接して停止するようにし、前記リヤストッパ（６０）
に当接して停止した追行の積層物の後面に荷崩れ防止部
材（７０）を当てがい、前記フロントストッパ（５０）
が前記先行の積層物の前面から離間した際に、前記積み
重ね位置から発進する前記先行の積層物に前記リヤスト
ッパ（６０）を追従させて、前記先行の積層物の後方へ
の荷崩れを防止するとともに、同じく発進する前記追行
の積層物に前記荷崩れ防止部材（７０）を追従させて、
前記追行の積層物の後方への荷崩れを防止するようにし
たことを特徴とする積層物の搬送方法。
【０００５】２ 印刷製本された複数種類の雑誌、書籍
などを配送すべく、各計数スタック装置（１０）により
冊数が計数された区分け束を、搬送コンベア（４０）上
の積層物に次々に積み重ねて搬送するようにした積層物
の搬送装置において、先行の積層物の前面に当接して、
前記先行の積層物を駆動している搬送コンベア（４０）
上で滑らせて前記積み重ね位置に停止可能に、かつ、前
記先行の積層物の前面から離間して、前記先行の積層物
を駆動している搬送コンベア（４０）により前記積み重
ね位置から発進可能にするフロントストッパ（５０）
と、前記先行の積層物の後面に当てがわれて、前記先行
の積層物に追行して前記積み重ね位置に近づく追行の積
層物が当接して該追行の積層物を待機位置に停止し、か
つ、前記積み重ね位置から発進する前記先行の積層物に
追従して、前記先行の積層物の後方への荷崩れを防止す
るリヤストッパ（６０）と、前記リヤストッパ（６０）
に当接して停止した追行の積層物の後面に当てがわれ、
前記先行の積層物と共に発進する前記追行の積層物に追
従して、前記追行の積層物の後方への荷崩れを防止する
荷崩れ防止部材（７０）とを備えたことを特徴とする積
層物の搬送装置に存する。
などを配送すべく、各計数スタック装置（１０）により
冊数が計数された区分け束を、搬送コンベア（４０）上
の積層物に次々に積み重ねて搬送するようにした積層物
の搬送装置において、先行の積層物の前面に当接して、
前記先行の積層物を駆動している搬送コンベア（４０）
上で滑らせて前記積み重ね位置に停止可能に、かつ、前
記先行の積層物の前面から離間して、前記先行の積層物
を駆動している搬送コンベア（４０）により前記積み重
ね位置から発進可能にするフロントストッパ（５０）
と、前記先行の積層物の後面に当てがわれて、前記先行
の積層物に追行して前記積み重ね位置に近づく追行の積
層物が当接して該追行の積層物を待機位置に停止し、か
つ、前記積み重ね位置から発進する前記先行の積層物に
追従して、前記先行の積層物の後方への荷崩れを防止す
るリヤストッパ（６０）と、前記リヤストッパ（６０）
に当接して停止した追行の積層物の後面に当てがわれ、
前記先行の積層物と共に発進する前記追行の積層物に追
従して、前記追行の積層物の後方への荷崩れを防止する
荷崩れ防止部材（７０）とを備えたことを特徴とする積
層物の搬送装置に存する。
【０００６】
【作用】各計数スタック装置（１０）は冊数を計数し、
冊数が計数された区分け束を、搬送コンベア（４０）上
の積層物に次々に積み重ねていく。
冊数が計数された区分け束を、搬送コンベア（４０）上
の積層物に次々に積み重ねていく。
【０００７】フロントストッパ（５０）が搬送コンベア
（４０）の搬送路を閉じているため、先行の積層物の前
面がフロントストッパ（５０）に当接していて、先行の
積層物は、駆動している搬送コンベア（４０）上で滑る
ようになって積み重ね位置に停止する。先行の積層物の
後面にリヤストッパ（６０）が当てがわれると、先行の
積層物に追行して積み重ね位置に近づく追行の積層物が
リヤストッパ（６０）に当接して停止するようになる。
（４０）の搬送路を閉じているため、先行の積層物の前
面がフロントストッパ（５０）に当接していて、先行の
積層物は、駆動している搬送コンベア（４０）上で滑る
ようになって積み重ね位置に停止する。先行の積層物の
後面にリヤストッパ（６０）が当てがわれると、先行の
積層物に追行して積み重ね位置に近づく追行の積層物が
リヤストッパ（６０）に当接して停止するようになる。
【０００８】次に、リヤストッパ（６０）に当接して停
止した追行の積層物の後面に荷崩れ防止部材（７０）が
当てがわれる。フロントストッパ（５０）が先行の積層
物の前面から離間した際に、搬送コンベア（４０）の搬
送路が開き、積層物が積み重ね位置から発進する。この
とき、先行の積層物にリヤストッパ（６０）が追従する
ため、先行の積層物の後方への荷崩れを防止することが
できる。また、このとき、同じく発進する追行の積層物
に荷崩れ防止部材（７０）が追従するため、追行の積層
物は、後方への荷崩れをすることなく、積み重ね位置に
移動する。次に、フロントストッパ（５０）が閉じて、
追行の積層物が積み重ね位置に停止し、リヤストッパ
（６０）が原位置に戻って、追行の積層物の後面にあて
がわれるとともに、荷崩れ防止部材（７０）が原位置に
戻って、さらに追行する後続の積層物の後面にあてがわ
れる。
止した追行の積層物の後面に荷崩れ防止部材（７０）が
当てがわれる。フロントストッパ（５０）が先行の積層
物の前面から離間した際に、搬送コンベア（４０）の搬
送路が開き、積層物が積み重ね位置から発進する。この
とき、先行の積層物にリヤストッパ（６０）が追従する
ため、先行の積層物の後方への荷崩れを防止することが
できる。また、このとき、同じく発進する追行の積層物
に荷崩れ防止部材（７０）が追従するため、追行の積層
物は、後方への荷崩れをすることなく、積み重ね位置に
移動する。次に、フロントストッパ（５０）が閉じて、
追行の積層物が積み重ね位置に停止し、リヤストッパ
（６０）が原位置に戻って、追行の積層物の後面にあて
がわれるとともに、荷崩れ防止部材（７０）が原位置に
戻って、さらに追行する後続の積層物の後面にあてがわ
れる。
【０００９】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の一実施例を説明
する。図１から図８は本発明の一実施例を示している。
図１〜図３に示すように、本実施例に係る積層物の搬送
装置は、各計数スタック装置１０により冊数が計数され
た計数物を、搬送コンベア４０上の積層物に次々に積み
重ねていき、積層物に配送先の宛名紙を載せてフィルム
で包装し、バンドで結束するようにしたものである。こ
こで、梱包される積層物は、印刷製本された複数種類の
雑誌、書籍などである。
する。図１から図８は本発明の一実施例を示している。
図１〜図３に示すように、本実施例に係る積層物の搬送
装置は、各計数スタック装置１０により冊数が計数され
た計数物を、搬送コンベア４０上の積層物に次々に積み
重ねていき、積層物に配送先の宛名紙を載せてフィルム
で包装し、バンドで結束するようにしたものである。こ
こで、梱包される積層物は、印刷製本された複数種類の
雑誌、書籍などである。
【００１０】図２および図３に示すように、各種の雑
誌、書籍などをそれぞれ計数するための計数スタック装
置１０が５つ連設され、各計数スタック装置１０の終端
には、反転機構２０がそれぞれ設けられている。計数ス
タック装置１０は、集積物を下方の受取り位置と、集積
物の冊数を計数するための上方の計数位置とに昇降する
一対の押上用フォーク１３と、各押上用フォーク１３が
集積物を一冊の厚さに相当する量だけ押し上げるに応じ
て、集積物を一冊ずつずらして階段状にするジョガー部
材１４とを有する。反転機構２０は、計数された区分け
束を必要により反転して、搬送コンベア４０上の積層物
に積み重ねて積層物の上面の傾斜が減少する方向になる
ようにするものである。
誌、書籍などをそれぞれ計数するための計数スタック装
置１０が５つ連設され、各計数スタック装置１０の終端
には、反転機構２０がそれぞれ設けられている。計数ス
タック装置１０は、集積物を下方の受取り位置と、集積
物の冊数を計数するための上方の計数位置とに昇降する
一対の押上用フォーク１３と、各押上用フォーク１３が
集積物を一冊の厚さに相当する量だけ押し上げるに応じ
て、集積物を一冊ずつずらして階段状にするジョガー部
材１４とを有する。反転機構２０は、計数された区分け
束を必要により反転して、搬送コンベア４０上の積層物
に積み重ねて積層物の上面の傾斜が減少する方向になる
ようにするものである。
【００１１】各計数スタック装置１０の反転機構２０の
下方である積み重ね位置を直線的に結ぶようにして搬送
コンベア４０が配されている。図４〜図８に示すよう
に、搬送コンベア４０は、両側一対のサイドベース部材
４１を有し、サイドベース部材４１には搬送用のローラ
部材４４が長手方向に多数連設されている。各計数スタ
ック装置１０の積み重ね位置を中心にして前後には、フ
ロントストッパ５０とリヤストッパ６０とがそれぞれ配
設されている。
下方である積み重ね位置を直線的に結ぶようにして搬送
コンベア４０が配されている。図４〜図８に示すよう
に、搬送コンベア４０は、両側一対のサイドベース部材
４１を有し、サイドベース部材４１には搬送用のローラ
部材４４が長手方向に多数連設されている。各計数スタ
ック装置１０の積み重ね位置を中心にして前後には、フ
ロントストッパ５０とリヤストッパ６０とがそれぞれ配
設されている。
【００１２】サイドベース部材４１にはフロントストッ
パ５０用のベース部材５１が固設され、ベース部材５１
には枢軸５２が立設され、枢軸５２には、フロントスト
ッパ５０が搬送コンベア４０上の搬送路を開閉可能に枢
支されている。ベース部材５１にはシリンダ部材５３が
装着され、フロントストッパ５０のアーム部材５４がシ
リンダ部材５３の出力軸に連結されている。ベース部材
５１の搬送方向と直交する面部には、リヤストッパ５０
の追従終了位置への移動を検知する近接スイッチ５５が
設けられている。一対のサイドベース部材４１には、搬
送方向と並行に延びるガイドレール６１がそれぞれ固設
されている。ガイドレール６１にはリヤストッパ６０用
のスライダ６２が移動可能に嵌合している。スライダ６
２にはロアベース部材６３およびコネクト部材６８を介
してアッパベース部材６４が固着され、アッパベース部
材６４には搬送方向に対して直交する方向に延びるガイ
ドレール６５が固設され、ガイドレール６５には、スラ
イダ６６が移動可能に嵌合しており、スライダ６６に
は、リヤストッパ６０が固着されている。サイドベース
部材４１には、リヤストッパ６０を追行の積層物停止用
の位置と追従開始位置と追従終了位置との３位置にに移
動するためのシリンダ部材６７が装着され、シリンダ部
材６７の出力軸がロアベース部材６３に連結されてい
る。一方、アッパベース部材６４には、リヤストッパ６
０を搬送方向と直交する方向へ移動するためのシリンダ
部材６９が装着されている。シリンダ部材６９の出力軸
がリヤストッパ６０に連結されている。
パ５０用のベース部材５１が固設され、ベース部材５１
には枢軸５２が立設され、枢軸５２には、フロントスト
ッパ５０が搬送コンベア４０上の搬送路を開閉可能に枢
支されている。ベース部材５１にはシリンダ部材５３が
装着され、フロントストッパ５０のアーム部材５４がシ
リンダ部材５３の出力軸に連結されている。ベース部材
５１の搬送方向と直交する面部には、リヤストッパ５０
の追従終了位置への移動を検知する近接スイッチ５５が
設けられている。一対のサイドベース部材４１には、搬
送方向と並行に延びるガイドレール６１がそれぞれ固設
されている。ガイドレール６１にはリヤストッパ６０用
のスライダ６２が移動可能に嵌合している。スライダ６
２にはロアベース部材６３およびコネクト部材６８を介
してアッパベース部材６４が固着され、アッパベース部
材６４には搬送方向に対して直交する方向に延びるガイ
ドレール６５が固設され、ガイドレール６５には、スラ
イダ６６が移動可能に嵌合しており、スライダ６６に
は、リヤストッパ６０が固着されている。サイドベース
部材４１には、リヤストッパ６０を追行の積層物停止用
の位置と追従開始位置と追従終了位置との３位置にに移
動するためのシリンダ部材６７が装着され、シリンダ部
材６７の出力軸がロアベース部材６３に連結されてい
る。一方、アッパベース部材６４には、リヤストッパ６
０を搬送方向と直交する方向へ移動するためのシリンダ
部材６９が装着されている。シリンダ部材６９の出力軸
がリヤストッパ６０に連結されている。
【００１３】前記ガイドレール６１には、荷崩れ防止部
材７０用のスライダ７２が移動可能に嵌合している。ス
ライダ７２にはロアベース部材７３およびコネクト部材
７８を介してアッパベース部材７４が固着され、アッパ
ベース部材７４には枢軸７５が立設され、枢軸７５には
荷崩れ防止部材７０が開閉可能に枢支されている。アッ
パベース部材７４には、荷崩れ防止部材７０を開閉する
ためのシリンダ部材７７が固設され、シリンダ部材７７
の出力軸が荷崩れ防止部材７０のアーム部７６に連結さ
れている。コネクト部材６８とコネクト部材７８とは、
リヤストッパ６０および荷崩れ防止部材７０が一体的に
移動可能なように連結されている。搬送コンベア４０の
終端には、搬送方向を水平面上で直交する方向へ転換す
る転換用のコンベア８０が接続され、転換用のコンベア
８０には積層物をフィルムにより包装するためのフィル
ム包装機８５が接続されている。フィルム包装機８５に
連続して、フィルム包装された積層物にバンドを掛ける
ためのバンド掛け機９０が配されている。
材７０用のスライダ７２が移動可能に嵌合している。ス
ライダ７２にはロアベース部材７３およびコネクト部材
７８を介してアッパベース部材７４が固着され、アッパ
ベース部材７４には枢軸７５が立設され、枢軸７５には
荷崩れ防止部材７０が開閉可能に枢支されている。アッ
パベース部材７４には、荷崩れ防止部材７０を開閉する
ためのシリンダ部材７７が固設され、シリンダ部材７７
の出力軸が荷崩れ防止部材７０のアーム部７６に連結さ
れている。コネクト部材６８とコネクト部材７８とは、
リヤストッパ６０および荷崩れ防止部材７０が一体的に
移動可能なように連結されている。搬送コンベア４０の
終端には、搬送方向を水平面上で直交する方向へ転換す
る転換用のコンベア８０が接続され、転換用のコンベア
８０には積層物をフィルムにより包装するためのフィル
ム包装機８５が接続されている。フィルム包装機８５に
連続して、フィルム包装された積層物にバンドを掛ける
ためのバンド掛け機９０が配されている。
【００１４】次に作用を説明する。各計数スタック装置
１０は冊数を計数し、冊数が計数された区分け束を、搬
送コンベア４０上の積層物に次々に積み重ねていく。こ
のとき、計数スタック装置１０においては、計数された
雑誌の束である区分け束は、搬送コンベア４０上の積層
物の側縁の厚い方と、区分け束の側縁の厚い方とが一致
する場合には、反転装置２０により区分け束は１８０度
回転する。搬送コンベア４０上の積層物の側縁の厚い方
と、区分け束の側縁の薄い方とが一致する。搬送コンベ
ア４０上の積層物の側縁の厚い方と、区分け束の側縁の
薄い方とが一致する場合には、区分け束は１８０度回転
しないで、そのままの回転位置を維持する。図８（ａ）
に示すように、搬送コンベア４０上の積み重ね位置に先
行の積層物が搬入され、先行の積層物の前面にフロント
ストッパ５０が当接していて、積層物の前進を阻止して
いる。先行の積層物は、駆動している搬送コンベア４０
上で滑るようになって積み重ね位置に停止する。この
間、搬送コンベア４０上の積層物の上に区分け束が載せ
られる。このとき、リヤストッパ６０は待機位置にあ
り、荷崩れ防止部材７０は開いていて、搬送コンベア４
０上の搬送路を閉じておらず、それにより、追行の積層
物が搬入可能である。
１０は冊数を計数し、冊数が計数された区分け束を、搬
送コンベア４０上の積層物に次々に積み重ねていく。こ
のとき、計数スタック装置１０においては、計数された
雑誌の束である区分け束は、搬送コンベア４０上の積層
物の側縁の厚い方と、区分け束の側縁の厚い方とが一致
する場合には、反転装置２０により区分け束は１８０度
回転する。搬送コンベア４０上の積層物の側縁の厚い方
と、区分け束の側縁の薄い方とが一致する。搬送コンベ
ア４０上の積層物の側縁の厚い方と、区分け束の側縁の
薄い方とが一致する場合には、区分け束は１８０度回転
しないで、そのままの回転位置を維持する。図８（ａ）
に示すように、搬送コンベア４０上の積み重ね位置に先
行の積層物が搬入され、先行の積層物の前面にフロント
ストッパ５０が当接していて、積層物の前進を阻止して
いる。先行の積層物は、駆動している搬送コンベア４０
上で滑るようになって積み重ね位置に停止する。この
間、搬送コンベア４０上の積層物の上に区分け束が載せ
られる。このとき、リヤストッパ６０は待機位置にあ
り、荷崩れ防止部材７０は開いていて、搬送コンベア４
０上の搬送路を閉じておらず、それにより、追行の積層
物が搬入可能である。
【００１５】搬送コンベア４０上の積層物の上に区分け
束が載せられると、シリンダ部材６９によりリヤストッ
パ６０が待機位置から追行の積層物停止用の位置に進出
して、先行の積層物の後面に一定の隙間をもって沿うよ
うになり、シリンダ部材６７によりリヤストッパ６０が
追従開始位置に前進し、図８（ｂ）に示すように、先行
の積層物の後面にリヤストッパ６０が当てがわれる。こ
れに前後して、図８（ｃ）に示すように、先行の積層物
に追行して積み重ね位置に近づく追行の積層物がリヤス
トッパ６０に当接して停止するようになる。同じく、追
行の積層物は、駆動している搬送コンベア４０上で滑る
ようになって積み重ね位置に停止する。次に、シリンダ
部材７７により荷崩れ防止部材７０が閉じて、リヤスト
ッパ６０に当接して停止している追行の積層物の後面に
当てがわれる。次に、図８（ｄ）に示すように、シリン
ダ部材５３により、フロントストッパ５０が開いて、先
行の積層物の前面から離間した際に、搬送コンベア４０
の搬送力により積層物が積み重ね位置から発進する。こ
のとき、シリンダ部材６７により、リヤストッパ６０が
前進して先行の積層物にリヤストッパ６０が追従するた
め、先行の積層物の後方への荷崩れを防止することがで
きる。また、このとき、リヤストッパ６０と一体的に荷
崩れ防止部材７０が前進するため、同じく発進する追行
の積層物に荷崩れ防止部材７０が追従し、それにより、
追行の積層物は、後方への荷崩れをすることなく、積み
重ね位置に移動する。このとき、スライダ６２が近接ス
イッチ５５に当たって、リヤストッパ６０が追従終了位
置に到達したことを検出される。次に、図８（ｅ）に示
すように、シリンダ部材５３によりフロントストッパ５
０が閉じて、搬送コンベア４０上の搬送路を閉じると、
追行の積層物がフロントストッパ５０に当接して積み重
ね位置に停止する。また、図８（ａ）に示すように、シ
リンダ部材６７によりリヤストッパ６０が待機位置に退
避するとともに、原位置に後退して、追行の積層物の後
面に当てがい可能な位置に戻る。また、荷崩れ防止部材
７０は開き状態になるとともに、リヤストッパ６０と一
体的に原位置に後退して、さらに追行する後続の積層物
の後面に当てがい可能な位置になる。最終の計数スタッ
ク装置１０から搬出された積層物は、積層物の上に宛名
伝票が載せられる。次に、転換用のコンベア８０を経
て、フィルム包装機８５において、フィルム包装が施さ
れ、続いて、バンド掛機９０により十字にバンドが掛け
られて、本搬送ラインより搬出される。
束が載せられると、シリンダ部材６９によりリヤストッ
パ６０が待機位置から追行の積層物停止用の位置に進出
して、先行の積層物の後面に一定の隙間をもって沿うよ
うになり、シリンダ部材６７によりリヤストッパ６０が
追従開始位置に前進し、図８（ｂ）に示すように、先行
の積層物の後面にリヤストッパ６０が当てがわれる。こ
れに前後して、図８（ｃ）に示すように、先行の積層物
に追行して積み重ね位置に近づく追行の積層物がリヤス
トッパ６０に当接して停止するようになる。同じく、追
行の積層物は、駆動している搬送コンベア４０上で滑る
ようになって積み重ね位置に停止する。次に、シリンダ
部材７７により荷崩れ防止部材７０が閉じて、リヤスト
ッパ６０に当接して停止している追行の積層物の後面に
当てがわれる。次に、図８（ｄ）に示すように、シリン
ダ部材５３により、フロントストッパ５０が開いて、先
行の積層物の前面から離間した際に、搬送コンベア４０
の搬送力により積層物が積み重ね位置から発進する。こ
のとき、シリンダ部材６７により、リヤストッパ６０が
前進して先行の積層物にリヤストッパ６０が追従するた
め、先行の積層物の後方への荷崩れを防止することがで
きる。また、このとき、リヤストッパ６０と一体的に荷
崩れ防止部材７０が前進するため、同じく発進する追行
の積層物に荷崩れ防止部材７０が追従し、それにより、
追行の積層物は、後方への荷崩れをすることなく、積み
重ね位置に移動する。このとき、スライダ６２が近接ス
イッチ５５に当たって、リヤストッパ６０が追従終了位
置に到達したことを検出される。次に、図８（ｅ）に示
すように、シリンダ部材５３によりフロントストッパ５
０が閉じて、搬送コンベア４０上の搬送路を閉じると、
追行の積層物がフロントストッパ５０に当接して積み重
ね位置に停止する。また、図８（ａ）に示すように、シ
リンダ部材６７によりリヤストッパ６０が待機位置に退
避するとともに、原位置に後退して、追行の積層物の後
面に当てがい可能な位置に戻る。また、荷崩れ防止部材
７０は開き状態になるとともに、リヤストッパ６０と一
体的に原位置に後退して、さらに追行する後続の積層物
の後面に当てがい可能な位置になる。最終の計数スタッ
ク装置１０から搬出された積層物は、積層物の上に宛名
伝票が載せられる。次に、転換用のコンベア８０を経
て、フィルム包装機８５において、フィルム包装が施さ
れ、続いて、バンド掛機９０により十字にバンドが掛け
られて、本搬送ラインより搬出される。
【００１６】
【発明の効果】本発明にかかる積層物の搬送方法および
その装置によれば、先行の積載物および追行の積載物が
発進する際に、リヤストッパおよび荷崩れ防止部材が先
行の積載物および追行の積載物にそれぞれ追従するよう
にしたので、慣性力などによっては、先行の積載物およ
び追行の積載物が後方へ荷崩れる場合がなく、搬送コン
ベアの搬送速度を制限する必要がなく、作業性を高める
ことができる。
その装置によれば、先行の積載物および追行の積載物が
発進する際に、リヤストッパおよび荷崩れ防止部材が先
行の積載物および追行の積載物にそれぞれ追従するよう
にしたので、慣性力などによっては、先行の積載物およ
び追行の積載物が後方へ荷崩れる場合がなく、搬送コン
ベアの搬送速度を制限する必要がなく、作業性を高める
ことができる。
【図１】本発明の一実施例を示す積層物の搬送装置の平
面図である。
面図である。
【図２】本発明の一実施例を示す積層物の搬送装置の配
置平面図である。
置平面図である。
【図３】本発明の一実施例を示す計数スタック装置の正
面図である。
面図である。
【図４】本発明の一実施例を示す積層物の搬送装置の正
面図である。
面図である。
【図５】図４のＶ−Ｖ線断面図である。
【図６】図４のＶＩ−ＶＩ線断面図である。
【図７】図４のＶＩＩ−ＶＩＩ線断面図である。
【図８】本発明の一実施例を示す積層物の搬送装置の作
用説明図である。
用説明図である。
１０…計数スタック装置 ２０…反転機構 ４０…搬送コンベア ５０…フロントストッパ ６０…リヤストッパ ７０…荷崩れ防止部材 ８０…転換用のコンベア ８５…フィルム包装機 ９０…バンド掛け機
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B65H 29/16 B65G 57/00 B65H 29/52
Claims (2)
- 【請求項１】印刷製本された複数種類の雑誌、書籍など
を配送すべく、各計数スタック装置により冊数が計数さ
れた区分け束を、搬送コンベア上の積層物に次々に積み
重ねて搬送するようにした積層物の搬送方法において、 先行の積層物の前面にフロントストッパを当接し、前記
先行の積層物を駆動している搬送コンベア上で滑らせて
前記積み重ね位置に停止し、 前記先行の積層物の後面にリヤストッパを当てがい、前
記先行の積層物に追行して前記積み重ね位置に近づく追
行の積層物が前記リヤストッパに当接して停止するよう
にし、 前記リヤストッパに当接して停止した追行の積層物の後
面に荷崩れ防止部材を当てがい、 前記フロントストッパが前記先行の積層物の前面から離
間した際に、前記積み重ね位置から発進する前記先行の
積層物に前記リヤストッパを追従させて、前記先行の積
層物の後方への荷崩れを防止するとともに、同じく発進
する前記追行の積層物に前記荷崩れ防止部材を追従させ
て、前記追行の積層物の後方への荷崩れを防止するよう
にしたことを特徴とする積層物の搬送方法。 - 【請求項２】印刷製本された複数種類の雑誌、書籍など
を配送すべく、各計数スタック装置により冊数が計数さ
れた区分け束を、搬送コンベア上の積層物に次々に積み
重ねて搬送するようにした積層物の搬送装置において、 先行の積層物の前面に当接して、前記先行の積層物を駆
動している搬送コンベア上で滑らせて前記積み重ね位置
に停止可能に、かつ、前記先行の積層物の前面から離間
して、前記先行の積層物を駆動している搬送コンベアに
より前記積み重ね位置から発進可能にするフロントスト
ッパと、 前記先行の積層物の後面に当てがわれて、前記先行の積
層物に追行して前記積み重ね位置に近づく追行の積層物
が当接して該追行の積層物を待機位置に停止し、かつ、
前記積み重ね位置から発進する前記先行の積層物に追従
して、前記先行の積層物の後方への荷崩れを防止するリ
ヤストッパと、 前記リヤストッパに当接して停止した追行の積層物の後
面に当てがわれ、前記先行の積層物と共に発進する前記
追行の積層物に追従して、前記追行の積層物の後方への
荷崩れを防止する荷崩れ防止部材とを備えたことを特徴
とする積層物の搬送装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05941794A JP3308700B2 (ja) | 1994-03-29 | 1994-03-29 | 積層物の搬送方法およびその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05941794A JP3308700B2 (ja) | 1994-03-29 | 1994-03-29 | 積層物の搬送方法およびその装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07267453A JPH07267453A (ja) | 1995-10-17 |
| JP3308700B2 true JP3308700B2 (ja) | 2002-07-29 |
Family
ID=13112678
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP05941794A Expired - Fee Related JP3308700B2 (ja) | 1994-03-29 | 1994-03-29 | 積層物の搬送方法およびその装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3308700B2 (ja) |
-
1994
- 1994-03-29 JP JP05941794A patent/JP3308700B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07267453A (ja) | 1995-10-17 |
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