JP3307578B2 - ロール組み替え装置および方法 - Google Patents

ロール組み替え装置および方法

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JP3307578B2
JP3307578B2 JP35609797A JP35609797A JP3307578B2 JP 3307578 B2 JP3307578 B2 JP 3307578B2 JP 35609797 A JP35609797 A JP 35609797A JP 35609797 A JP35609797 A JP 35609797A JP 3307578 B2 JP3307578 B2 JP 3307578B2
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明広 谷
忠之 佐藤
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日鐵建材工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は,ロール成形設備
におけるロール組み替え装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ロール成形において,成形品種あるいは
サイズを変更する場合,使用するロールの変更すなわち
ロール組み替えが必要となる。このロール組み替えの作
業は煩雑で多くの工数を要するので,このロール組み替
え作業を能率的に行うことが求められている。また,ロ
ール組み替えに伴うライン休止時間を短縮するために,
次に生産する成形品種のロールをロールシャフトに予め
組み込んでおくロール予備組み替えも行われている。ロ
ール予備組み替えは,ロールシャフトに組み込まれたロ
ールをロールシャフトごと成形機から取り外してロール
予備組み替え作業場に運搬し,ロールシャフト上のこれ
まで使用していたロール(旧ロール)を次の生産(旧ロ
ールに代えて成形機にセットした予備組み替え済みロー
ルによる生産の次の生産)に用いるロール(次ロール)
と交換する。このロールの交換を行う場合,ロールが軽
量であれば,ロールシャフトを水平に保持し,対向する
位置に,旧ロールを格納する空のロール保持竿,および
次ロールを格納したロール保持竿を配置し,ロールを人
力にてロールシャフトからロール保持竿に,ないしロー
ル保持竿からロールシャフトに横移動することで,ロー
ル交換の作業を行うことができる。なお,ロール1の両
側に組み込まれるスペーサは図示を省略している。
【0003】しかし,大形の成形機に用いる大形のロー
ルの場合は,ロール重量が大なので,上述のようにロー
ルシャフトを水平に保持し人力でロールを横移動させる
方法は採用できず,通常,図13に示すように,ロール
1を組み込んだロールシャフト2を縦に起こし,ロール
1の側面にあけたねじ穴に吊りボルトを螺合させ,ロー
ル1をクレ−ンにて1個づつ軸端から抜き取り,次ロー
ルを挿入するというロール交換作業を行っている。
【0004】また,水平に保持したロールシャフト上の
ロールの側面にロール抜き取り用の面板を当て,シリン
ダ装置でロールシャフト上のロール全体を一括してロー
ルシャフトから抜き取る方法もある(特願平2−114
02号参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のロールシャフト
を垂直に立てた状態で,クレーンを用いてロールを1個
ずつ交換する方法は,能率的でなく,その作業に多大の
時間を要して工数が増大するという問題がある。特に,
生産ロットが小さい場合,ロール予備組み替えがライン
組み替え(成形機上でのロール交換)に間に合わず,生
産性を著しく低下させる場合もある。
【0006】また,ロール抜き取り用の面板を用いてロ
ールを一括してロールシャフトから抜き取る方法は,ロ
ールシャフトに組み込まれたロール全部の交換を行う場
合には能率的である。しかし,類似断面の成形を行う場
合,ロールシャフトに組み込まれたロールのなかの一部
分を兼用するケースが多くなっており,このようなロー
ルの一部兼用の場合,前記ロール一括抜き取り方式で
は,ロール入れ替えの複雑さから,対応できないという
問題がある。また,例えばサイズ変更の場合等では,事
前にロール予備組み替えしておくのでなく,ラインを停
止させたまま直接ロール交換を行うこともしばしば行わ
れるが,この場合は,ロール組み替えに要する時間がす
べてライン休止時間となり稼働率を低下させるので,ロ
ール組み替え作業の能率向上が一層求められる。
【0007】本発明は上記従来の欠点を解消するために
なされたもので,ロール組み替えを能率的に行うことが
可能であるとともに,ロールの一部兼用の場合に容易に
対応することができるロール組み替え装置および方法を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明は,成形機のロールスタンドから抜き取られたシャフ
ト付のロールを当該ロール組み替え装置まで移送して、
当該ロール組み替え装置においてロール組み替えを行
い、これを成形機に移送してロールスタンドに組み込む
場合のロール粗み替え装置であって、ロールおよび両側
のチョックを装着したロールシャフトの一端側を片持ち
状態で支持してロールシャフトと直角方向に往復移動可
能な可動台車と、特定位置にある前記可動台車に対向し
て配置されて,可動台車上で一端側を片持ち支持された
前記ロールシャフトの他端側のチョックおよびロールナ
ットを着脱可能なチョック・ナット着脱装置と,前記可
動台車上のロールシャフトとほぼ同一直線上に対向可能
な位置で,台車移動方向に横並びに配置された着脱可能
な3本のロール保持竿を備えたロール台と,前記ロール
保持竿が垂直となるように前記ロール台をほぼ90°回
転駆動するロール台駆動手段と,前記可動台車上に設け
られ,ロールシャフト上のロールを個別にロールシャフ
トから抜き取りまたは前記ロール保持竿上のロールを個
別にロールシャフトに組み込むことが可能なロール抜き
挿し装置とを備えたことを特徴とするロール組み替え装
置。
【0009】請求項2は、請求項1記載のロール組み替
え装置を用いてロール組み替えを行うロール組み替え方
法であって,ロールおよび両側のチョックを装着したロ
ールシャフトを前記可動台車に片持ち状態にセットし,
次いで,前記チョック・ナット着脱装置で前記他端側
チョックおよびロールナットを取り外し,次いで,前記
可動台車を第1のロール保持竿の位置までロールシャフ
トと直角方向に移動させて他端側にある兼用ロールのみ
を前記第1のロール保持竿に抜き取る工程と,可動台車
を第2のロール保持竿の位置までロールシャフトと直角
方向に移動させて取り外すべきロールを第2のロール保
持竿に抜き取る工程と,可動台車を第3のロール保持竿
の位置までロールシャフトと直角方向に移動させて,新
たに組み込むべき次ロールをロールシャフトに組み込む
工程と,先に前記第2のロール保持竿に抜き取った兼用
ロールをロールシャフトに再び組み込む工程との4種の
工程からなるロール交換作業を適宜の順序で行い,次い
で,可動台車を前記チョック・ナット着脱装置の位置に
移動させて,チョック・ナット着脱装置でロールシャフ
トに他端側のチョックおよびロールナットを取り付け,
次いで,前記の次ロールを組み込んだロールシャフトを
可動台車から取り出すことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下,本発明の実施の形態を図1
〜図12を参照して説明する。図1は本発明の一実施例
のロール組み替え装置10の平面図,図2は図1におけ
る要部のA矢視図である。このロール組み替え装置10
は,ロール1および両側のチョック3a,3bを装着し
たロールシャフト2の一端側(図1で左側)を片持ち状
態で支持してレール17に沿ってロールシャフト2と直
交する方向(図1でY方向)に往復移動可能な可動台車
11と,レール17の端部近傍にある可動台車11(図
1の位置の可動台車)に対向して配置されて,可動台車
11上で一端側を片持ち支持された前記ロールシャフト
2の他端側のチョック3bおよびロールナット4を着脱
可能なチョック・ナット着脱装置12と,前記可動台車
11上のロールシャフト2とほぼ同一直線上に対向可能
な位置で,台車移動方向(Y方向)に横並びに配置され
た着脱可能な3本のロール保持竿13を備えたロール台
14と,前記ロール保持竿13が垂直となるように前記
ロール台14をほぼ90°回転駆動するロール台駆動手
段15と,前記可動台車11上に設けられ,ロールシャ
フト2上のロール1をロールシャフト2から抜き取りま
たは前記ロール保持竿13上のロール1をロールシャフ
ト2に組み込むことが可能なロール抜き挿し装置16と
を備えている。
【0011】図3〜図5に可動台車11の詳細を示す。
可動台車11の台車枠体24は前述の通りレール17に
沿って図1のY方向に移動可能であり,モータ18によ
りスクリュ−19を回転駆動した時,このスクリュ−1
9に螺合するナット部24aを介して図1のY方向に往
復移動する。この可動台車11は,ロールシャフト2に
装着された駆動側のチョック3aを受けるチョック受け
21,ロールシャフト2の駆動側(図3で左側)の端部
近傍を上から押さえてロールシャフト2を水平に保持す
るロールシャフト水平保持手段22,ロールシャフト2
のキー溝が上面に来るようにロールシャフト2の位置決
め(回転角の位置決め)をするロールシャフト回転角位
置決め手段23を備えている。前記ロールシャフト水平
保持手段22は,台車枠体24上に回転可能に設けられ
たく字形のアーム26の一端側をシリンダ装置25で回
転させ,他端側のV形配置(図3で右方から見てV形の
配置)の2つのコロ27でロールシャフト2の端部の上
面を押さえる構成である。
【0012】前記ロール抜き挿し装置16は,図1,図
3,図4に示すように,レール35に沿ってロールシャ
フト2の長手方向(図1でX方向)に往復移動可能なベ
ース部37を有し,このベース部37上のロールシャフ
ト2を挾む両側にロール抜き挿しプレート30を備えて
いる。そして,前記ベース部37に一体に固定したナッ
ト部31がスクリュ−32に螺合し,このスクリュ−3
2をモータ33で回転駆動してナット部31を往復駆動
し,これと一体のベース部37を往復駆動し,ロール抜
き挿しプレート30を往復駆動する。また,左右のロー
ル抜き挿しプレート30は,ベース部37上でそれぞれ
に設けたシリンダ装置36(図4)により駆動されて,
レール34に沿ってY方向に移動可能であり,これによ
りロールのサイズに応じて左右の間隔を調整できる。前
記チョック受け21は,図5に示すように,左右のガイ
ド部21a,21b間にチョック3aを嵌合させる構成
であり,一方のガイド部21aを移動調整して左右のガ
イド部21a,21b間の間隔を調整可能である。な
お,図示例では一方のガイド部21aを短くして,通常
は重心が偏心しているため吊った時に図示のように傾く
チョック3aをチョック受け21内に誘い込み易くして
いる。
【0013】前記チョック・ナット着脱装置12は,図
6,図7に示すように,シリンダ装置44により駆動さ
れて,固定ベース38上のレール39に沿って可動台車
11に対向する前後方向(X方向)に移動する可動ベー
ス40を備え,この可動ベース40上にチョック受け4
1およびナット着脱装置42を設けている。前記ナット
着脱装置42は,先端にエア−工具であるレンチ部42
aを有し,シリンダ装置43によりX方向に往復移動可
能である。前記チョック受け41は,図7に示すよう
に,可動台車11側のチョック受け21とほぼ同じ構造
であり,このチョック受け41でチョック3bを保持し
た状態で可動ベース40を前後移動させることにより,
ロールシャフト2に対するチョック3bの着脱を行う。
また,レンチ部42aでロールナット4を回転してロー
ルナット4の着脱を行う。
【0014】図8,図9は前記ロール台14を水平に寝
かせた状態を示す。このロール台14に着脱可能に設け
られる3本のロール保持竿13は,四角形のベースプレ
ート13aに垂直に一体固定されており,このベースプ
レート13aを周囲の位置決め部材52,53,54で
位置決め固定するが,位置決め部材54は,シリンダ装
置55により駆動可能であり,この位置決め部材54で
ベースプレート13aを堅固に固定する。前記ロール台
14は,図10に示すように,前述のロール台駆動手段
15によりほぼ90°回転駆動して垂直に立てて,ロー
ル保持竿13を水平にすることができる。前記ロール台
駆動手段15は,ロール台14と一体で回転軸57を中
心として回転可能な筒部58,この筒部58と一体のア
ーム部58aを駆動して,筒部58およびこれと一体の
ロール台14を回転軸57を中心として回転駆動するシ
リンダ装置56とからなっている。前記ロール保持竿1
3は丸パイプであり,その先端部はロールシャフト2の
先端のねじ部に上から被せるために下面側の一部を切り
欠いた形状とし,また,上面にはキー13bを設けてい
る。また,ロール台14は固定ベース59上のレール6
0に沿ってX方向に移動可能な可動ベース61上に設け
られており,可動ベース61はシリンダ装置62によっ
てX方向に往復駆動される。これにより,ロール台14
は,可動台車11がレール17に沿ってY方向に移動す
る時に,ロールシャフト2と干渉することを避けるため
に後退(図1,図8で右方へ移動)することができる。
【0015】前記ロールシャフト回転角位置決め手段2
3は,図11に示すように,ロールシャフト2の駆動側
端面にあけられている長円状穴2aに嵌合する長円状突
起65aを備えたディスク65を駆動部66(図3)に
より前進および回転させる構成であり,前記長円状突起
65aをロールシャフト2の長円状穴2aに,噛み合い
クラッチにおける噛み合い動作と同じ要領で嵌合させた
後,ディスク65を所定の角度位置に回転させて,ロー
ルシャフト2のキー溝が上面に来るように位置決めす
る。これにより,ロールシャフト2とロール保持竿13
との間で,ロール1のやり取りを自動的に行うことが可
能となる。
【0016】次に上述のロール組み替え装置10を用い
てロール予備組み替えを行う場合の作業を図12等を参
照して説明する。なお,以下の説明では,図12におい
て,旧ロール1がA,B,Cの3つのロールに3分割さ
れており,この旧ロール1のうちの両側のロールA,C
が兼用ロール(すなわち,次の生産に用いる次ロールに
も使用するロール)であり,中央のロールBが取り外す
べきロールであるとする。また,ロールBと交換する新
たなロールをB’とする。なお,図示例のロール構成は
単にロール交換の手順を説明するために簡略化したもの
であり,ロールの両側に組み込まれるスペーサも説明の
簡略のために省略している。
【0017】図示略のロール置き場から,次の成形に用
いるロールB’を装着したロール保持竿13をクレーン
でロール台14まで運搬し,水平の状態で待機させてい
るロール台14の所定の配置箇所(この例では図12で
ロール保持竿13(ハ)の位置とする)にロール保持竿
13のベースプレート13aを置き,シリンダ装置55
を作動させて,位置決め部材52,53,54でベース
プレート13aを固定する。これによりロール保持竿1
3が垂直の状態でロール台14に取り付けられる。他の
2箇所については空のロール保持竿13を同様にしてロ
ール台14に取り付ける。次いで,ロール台駆動手段1
5によりロール台14を90°回転させて,各ロール保
持竿13を図10のように水平にする。図12はロール
保持竿13を水平にした状態である。
【0018】図示せぬロール保管箱には,成形機から取
り外された,ロールおよび両側のチョック3a,3bを
装着したロールシャフト2が保管されており,このロー
ル保管箱からロールシャフト2の左右のチョック3a,
3bをそれぞれ可動台車11側のチョック受け21およ
びチョック・ナット着脱装置12のチョック受け41に
嵌合させて置く。なお,この時,チョック・ナット着脱
装置12は,チョック受け41が図1,図2に2点鎖線
で示した位置にくるように前進している(図1,図2で
左方に移動している)。
【0019】次いで,ロールシャフト水平保持手段22
のシリンダ装置25(図3)を作動させて,くの字形の
レバー26の先端のコロ27でロールシャフト2の駆動
側端部近傍を上から押さえて片持ち状態(すなわちチョ
ック・ナット着脱装置12側のチョック受け41が重量
を支えていない状態)で水平に保持し,その後クレーン
のワイヤを外す。次いで,チョック・ナット着脱装置1
2のナット着脱装置42を前進(図6で左方に移動)さ
せ,ロールナット4(図1)を外し,次いで,可動ベー
ス40を後退(図6で右方に移動)させて,チョック受
け41に嵌合しているチョック3bをロールシャフト2
から抜き取る。
【0020】次いで,次の〜の手順でロール交換作
業を行う。まず,可動台車11を空である第1のロー
ル保持竿13(イ)の位置まで移動させ,ロールシャフ
ト2の軸心とロール保持竿13(イ)の軸心とを一致さ
せる。次いで,ロール抜き挿し装置16のモータ33
(図3)によりスクリュウ−32を回転駆動してロール
抜き挿しプレート30を前進(図3等で右方に移動)さ
せ,このロール抜き挿しプレート30で他端側の兼用ロ
ールAのみを移動させて,前記第1のロール保持竿13
(イ)上に抜き取る。次いで,可動台車11を第2の
ロール保持竿13(ロ)の位置まで移動させて,取り外
すべきロールBをロール抜き挿し装置16により第2の
ロール保持竿13(ロ)に抜き取る。次いで,可動台
車11を新たに組み込むべきロールB’を保持している
第3のロール保持竿13(ハ)の位置まで移動させて,
このロールB’をロール抜き挿し装置16によりロール
シャフト2に組み込む。次いで,先に前記第1のロー
ル保持竿13(イ)に抜き取った兼用ロールAをロール
抜き挿し装置16によりロールシャフト2に再び組み込
む。上記の〜の手順でロール交換が行われる。な
お,上述の説明は単純化しているが,実際にはスペー
サ,ロールの分割数,兼用ロールの数および配置態様等
に対応して適切な手順でロール交換作業を行う。
【0021】次いで可動台車11をチョック・ナット着
脱装置12の位置に再び移動させ,可動ベース40を前
進(図6で右方に移動)させて,チョック受け41で保
持していたチョック3bをロールシャフト2に装着し,
続いて,ナット着脱装置42を作動させ,レンチ部42
aに保持しているロールナット4をロールシャフト2に
ねじ込み,締め付け固定する。
【0022】次いで,次ロールの組み込みを終えたロー
ルシャフト2をクレーンで可動台車11から取り出し,
ロール保持箱に運搬して保管する。そして,ロール台1
4を再び水平にして,各ロール保持竿13を垂直に立
て,次いで,旧ロールBを装着したロール保持竿13
(ハ)をクレーンで図示略のロール置き場へ運搬する。
以上の作業を各ロールシャフト毎に繰り返して,全スタ
ンドについてのロール予備組み替えを行う。
【0023】なお,上記では一部のロールを兼用する場
合についてのロール予備組み替えについて説明したが,
ロールの兼用を行わず,ロールシャフト2上のロールの
全体を一括して交換する場合にも本発明装置を使用でき
ることは勿論である。また,上述のロール組み替え装置
10は,ロール予備組み替え作業を行う場合に限らず,
ラインを停止させたまま直接ロール交換を行う単なるロ
ール組み替え作業にも当然適用可能である。
【0024】また,ロール保持竿13をロール台14上
に固定するためのベースプレート13aは,ロール保持
竿13の竿部分(丸パイプ部分)と分離可能に設けるこ
ともできる。ロール保持竿13の竿部分を直接ロール台
14に垂直に取り付け可能な構造とする。要するに,ロ
ール保持竿13は垂直な状態でロールを保持可能であ
り,かつ,ロール台14に垂直に固定できる構造であれ
ばよい。
【0025】また,各部の駆動手段,すなわち,可動台
車11をレール17に沿って駆動する手段,ロール抜き
挿し装置16のベース部37をレール35に沿って駆動
する手段,ロール抜き挿しプレート30をレール34に
沿って駆動する手段,チョック・ナット着脱装置12の
可動ベース40をレール39に沿って駆動する手段,ナ
ット着脱装置42を前後に駆動する手段,ロール台14
を90°回転駆動する手段その他の駆動手段は,図示例
のものに限定されない。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば,可動台車,チョック・
ナット着脱装置,ロール台,ロール抜き挿し装置等を備
えて,ロールの交換を自動的に行うので,重量大なるロ
ールに対しても,ロール組み替えの作業能率を大幅に向
上させることができる。そして,3本のロール保持竿を
備えているので,類似断面の成形等のために一部のロー
ルを兼用してロール組み替えを行う場合でも,きわめて
効率的に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のロール組み替え装置の全体
平面図である。
【図2】図1における要部のA矢視図である。
【図3】図2における可動台車の拡大図である。
【図4】図3における主としてロール抜き挿し装置部分
についてのB矢視図である。
【図5】図3におけるチョック保持部についてのB矢視
図である。
【図6】図2におけるチョック・ナット着脱装置の拡大
図である。
【図7】図6における要部のC矢視図である。
【図8】図2においてロール保持竿を垂直に立てた状態
(ロール台を水平に寝かせた状態)でのロール台の拡大
図である。
【図9】図8におけるD矢視図である。
【図10】図9におけるロール保持竿を水平にした状態
の図である。
【図11】可動台車におけるキー合わせ装置の要部の斜
視図である。
【図12】上記のロール組み替え装置によるロール予備
組み替え作業の手順を説明する図である。
【図13】従来のロール組み替え方法を説明するもの
で,ロールを組み込んだロールシャフトを垂直に立てた
状態の図である。
【符号の説明】
1 ロール 2 ロールシャフト 3 チョック 4 ロールナット 10 ロール組み替え装置 11 可動台車 12 チョック・ナット着脱装置 13 ロール保持竿 13a ベースプレート 13b キー 14 ロール台 15 ロール台駆動手段 16 ロール抜き挿し装置 17,24b,34,35,39,60 レール 19,32 スクリュ− 18,33 モータ 21 チョック受け 22 ロールシャフト水平保持手段 23 ロールシャフト回転角位置決め手段 24 台車枠体 24a,31 ナット部 25,43,44,55,56,62 シリンダ装置 30 ロール抜き挿しプレート 37 ベース部 38,59 固定ベース 40,61 可動ベース 41 チョック受け 42 ナット着脱装置 42a レンチ部 52,53,54 位置決め部材 57 回転軸 58 ロール台と一体の筒部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−328132(JP,A) 特開 昭59−232622(JP,A) 特開 平4−9220(JP,A) 特開 平6−238347(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21D 5/08 B21D 3/02 B21D 3/05 B21D 1/02 B21D 1/05

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形機のロールスタンドから抜き取られ
    たシャフト付のロールを当該ロール組み替え装置まで移
    送して、当該ロール組み替え装置においてロール組み替
    えを行い、これを成形機に移送してロールスタンドに組
    み込む場合のロール粗み替え装置であって、 ロールおよび両側のチョックを装着したロールシャフト
    の一端側を片持ち状態で支持してロールシャフトと直角
    方向に往復移動可能な可動台車と、特定位置にある前記
    可動台車に対向して配置されて,可動台車上で一端側を
    片持ち支持された前記ロールシャフトの他端側のチョッ
    クおよびロールナットを着脱可能なチョック・ナット着
    脱装置と,前記可動台車上のロールシャフトとほぼ同一
    直線上に対向可能な位置で,台車移動方向に横並びに配
    置された着脱可能な3本のロール保持竿を備えたロール
    台と,前記ロール保持竿が垂直となるように前記ロール
    台をほぼ90°回転駆動するロール台駆動手段と,前記
    可動台車上に設けられ,ロールシャフト上のロールを個
    別にロールシャフトから抜き取りまたは前記ロール保持
    竿上のロールを個別にロールシャフトに組み込むことが
    可能なロール抜き挿し装置とを備えたことを特徴とする
    ロール組み替え装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のロール組み替え装置を用い
    てロール組み替えを行うロール組み替え方法であって, ロールおよび両側のチョックを装着したロールシャフト
    を前記可動台車に片持ち状態にセットし,次いで,前記
    チョック・ナット着脱装置で前記他端側のチョックおよ
    びロールナットを取り外し,次いで,前記可動台車を第
    1のロール保持竿の位置までロールシャフトと直角方向
    に移動させて他端側にある兼用ロールのみを前記第1の
    ロール保持竿に抜き取る工程と,可動台車を第2のロー
    ル保持竿の位置までロールシャフトと直角方向に移動さ
    せて取り外すべきロールを第2のロール保持竿に抜き取
    る工程と,可動台車を第3のロール保持竿の位置までロ
    ールシャフトと直角方向に移動させて,新たに組み込む
    べき次ロールをロールシャフトに組み込む工程と,先に
    前記第2のロール保持竿に抜き取った兼用ロールをロー
    ルシャフトに再び組み込む工程との4種の工程からなる
    ロール交換作業を適宜の順序で行い,次いで,可動台車
    を前記チョック・ナット着脱装置の位置に移動させて,
    チョック・ナット着脱装置でロールシャフトに他端側の
    チョックおよびロールナットを取り付け,次いで,前記
    の次ロールを組み込んだロールシャフトを可動台車から
    取り出すことを特徴とするロール組み替え方法。
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