JP3307119B2 - 数値制御装置及びそのオプション管理システム - Google Patents

数値制御装置及びそのオプション管理システム

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JP3307119B2
JP3307119B2 JP27353894A JP27353894A JP3307119B2 JP 3307119 B2 JP3307119 B2 JP 3307119B2 JP 27353894 A JP27353894 A JP 27353894A JP 27353894 A JP27353894 A JP 27353894A JP 3307119 B2 JP3307119 B2 JP 3307119B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は数値制御装置のソフトウ
ェアオプション機能追加の際に発生する虞のある他数値
制御装置への同一追加オプションコピーを防止する数値
制御装置及びそのオプション管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種装置として、複数のソフト
ウェアオプション機能とオプション設定プログラムを含
むソフトウェアをメモリに記憶させ、所望のオプション
機能は別のメモリに記憶させた秘密のオプションパラメ
ータを立てることにより設定できるようにしたものが知
られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来装置によれば、オプションパラメータを立てる操作を
人に見られた場合には、同じ操作で他の数値制御装置に
所望のオプション機能をコピーされる虞があり、好まし
くない。そこで、特開昭62−269215号公報に見
られるように、所望のオプションパラメータを立てた後
に、パスワードが自動的に変更されるようにして、他人
が所望のオプションパラメータを立てることができない
ようにしたものもあるが、このものによれば、各数値制
御装置の最新パスワードを記録保管しなければならず、
また記録を忘れた場合には、パスワード数列の順に従っ
て、順次パスワードを当たるまで入力せねばならず、面
倒な作業が発生するという問題点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
消するためになされたもので、標準機能と複数のソフト
ウェアオプション機能が一体となったシステムソフトウ
ェアを内蔵する着脱自在のシステムメモリと、前記複数
のソフトウェアオプション機能のうちの所望のソフトウ
ェアオプション機能を有効にするため所定のパラメータ
を記憶する不揮発性メモリとを有する数値制御装置にお
いて、ソフトウェアとハードウェアのオプション管理デ
ータと、前記オプション管理データに基づいて前記不揮
発性メモリの所定のパラメータを立てるオプション設定
プログラムと、自動判別した現在のハードウェア構成と
前記オプション管理データ中のハードウェアオプション
構成とが一致しているかどうかを判断し、一致した場合
に前記オプション設定プログラムを続行させるハードウ
ェア構成認識プログラムとを内蔵するオプション管理カ
ードを、前記システムメモリと差し替え自在に設けたも
のである。
【0005】また、本発明は、標準機能と複数のソフト
ウェアオプション機能が一体となったシステムソフトウ
ェアを内蔵する着脱自在のシステムメモリ及び前記複数
のソフトウェアオプション機能のうちの所望のソフトウ
ェアオプション機能を有効にするため所定のパラメータ
を記憶する不揮発性メモリを有する複数の数値制御装置
と、ソフトウェアとハードウェアのオプション管理デー
タ、前記オプション管理データに基づいて前記不揮発性
メモリの所定のパラメータを立てるオプション設定プロ
グラム及び自動判別した現在のハードウェア構成と前記
オプション管理データ中のハードウェアオプション構成
とが一致しているかどうかを判断し、一致した場合に前
記オプション設定プログラムを続行させるハードウェア
構成認識プログラムとを内蔵する前記システムメモリと
差し替え自在のオプション管理カードと、前記オプショ
ン管理カードの入出力装置を有する端末装置と、前記複
数の数値制御装置全体を統括し、前記端末装置から入力
された所望の数値制御装置に対するオプション追加情報
とオプション追加前の情報とを比較し、前記入出力装置
に接続されたオプション管理カードにオプション追加に
必要なオプション管理データを出力する中央処理装置と
を具備するものである。
【0006】また、本発明は、標準機能と複数のソフト
ウェアオプション機能が一体となったシステムソフトウ
ェアを内蔵する着脱自在のシステムメモリ及び前記複数
のソフトウェアオプション機能のうちの所望のソフトウ
ェアオプション機能を有効にするため所定のパラメータ
を記憶する不揮発性メモリ、及び現在のハードウェア構
成を自動判別する判別手段を有する複数の数値制御装置
と、ソフトウェアとハードウェアのオプション管理デー
タ、前記オプション管理データに基づいて前記不揮発性
メモリの所定のパラメータを立てるオプション設定プロ
グラム、自動判別した現在のハードウェア構成と前記オ
プション管理データ中のハードウェアオプション構成と
が一致しているかどうかを判断し、一致した場合に前記
オプション設定プログラムを続行させるハードウェア構
成認識プログラムとを内蔵する前記システムメモリと差
し替え自在のオプション管理カードと、前記オプション
管理カードの入出力装置を有する端末装置と、前記複数
の数値制御装置全体を統括し、前記端末装置から入力さ
れた所望の数値制御装置に対するオプション追加情報と
オプション追加前の情報とを比較し、前記入出力装置に
接続されたオプション管理カードにオプション追加に必
要なオプション管理データを出力すると共に、必要とな
るハードウェアがあればその手配を指示する中央処理装
置とを具備するものである。
【0007】さらに、本発明は、ユーザのプログラミン
グ装置にてユーザでコピー許可のシステムメモリとユー
ザでコピー禁止のオプション管理カードが、共に、数値
制御装置の同一コネクタに結合させて使用可能であっ
て、互いに電気的に接触されるコネクタの端子2個に関
して、数値制御装置側の第1端子を接地すると共に第2
端子をを電源に接続し、システムメモリ側の第1端子を
接地すると共に、第2端子をオープンにし、ユーザのプ
ログラミング装置側の第1端子を接地すると共に第2端
子をオープンにし、オプション管理カード側の第1端子
と第2端子を接地したものである。
【0008】
【作用】本発明の数値制御装置によれば、オプション管
理カードをシステムメモリと差し替えると、この中に含
まれたオプション設定プログラムが動作し、ソフトウェ
アのオプション管理データに従い、不揮発性メモリの所
定のパラメータを立てて所望のソフトウェアオプション
機能を有効にする。ハードウェア構成認識プログラム
は、自動判別した現在のハードウェア構成とハードウェ
アのオプション管理データとが一致しているかどうかを
判断し、一致した場合にオプション設定プログラムを続
行させる。
【0009】また、本発明の数値制御装置のオプション
管理システムによれば、中央処理装置は、端末装置から
入力された所望の数値制御装置に対するオプション追加
情報とオプション追加前の情報とを比較し、端末装置の
入出力装置に接続されたオプション管理カードにオプシ
ョン追加に必要なオプション管理データを出力する。こ
のオプション管理カードを所望の数値制御装置のシステ
ムメモリと差し替えると、この中に含まれたオプション
設定プログラムが動作し、ソフトウェアのオプション管
理データに従い、不揮発性メモリの所定のパラメータを
立てて所望のソフトウェアオプション機能を有効にす
る。ハードウェア構成認識プログラムは、自動判別した
現在のハードウェア構成とハードウェアのオプション管
理データとが一致しているかどうかを判断し、一致した
場合にオプション設定プログラムを続行させる。
【0010】また、本発明の数値制御装置のオプション
管理システムによれば、中央処理装置は、上記作用に加
えて、必要となるハードウェアがあればその手配を指示
する。
【0011】さらに、本発明の数値制御装置のオプショ
ン管理システムによれば、数値制御装置のコネクタにシ
ステムメモリ又はオプション管理カードを結合させる
と、数値制御装置の第2端子はオープンなので、閉回路
は形成されず、システムメモリ又はオプション管理カー
ドは有効に作動するが、ユーザのプログラミング装置に
オプション管理カードを結合させると、ユーザのプログ
ラミング装置の第2端子→オプション管理カードの第2
端子→オプション管理カードの第1端子→ユーザのプロ
グラミング装置の第1端子の順にループが形成され、短
絡電流が流れて、オプション管理カードは作動しない。
【0012】
【実施例】
実施例1.図1は、数値制御装置(以下、NCと称
す。)1と、これにケーブル409を介して接続され制
御される機械たる産業用ロボット40を示す全体構成図
である。NC1は、キーボード202、表示画面201
等を有する操作ボード20と、種々の演算制御を行う制
御ユニット10と、サーボアンプ(ここでは図示せ
ず。)と、パスワード処理装置9と、標準機能と複数の
ソフトウェアオプション機能が一体となったシステムソ
フトウェアを内蔵する着脱自在のシステムメモリ103
とを備えるもので、操作ボード20等からプログラムが
入力されて、産業用ロボット40の先端部408の移動
形式、移動速度、移動位置等を制御し、産業用ロボット
40に所定の作業を行わせるものである。
【0013】図2は、NC1とこれに接続される主要な
装置と産業用ロボット40の一般的な構成を説明するブ
ロック図である。産業用ロボット40は、駆動用のモー
タ401とリミットスイッチ、リレー接点等(以後接点
入力という)402とリレー、ソレノイド等(以後接点
出力という)とを備える。NC1の制御ユニット10
は、各種の機能を持った機能ブロックより構成されるも
ので、ベース101、PLCメモリ102、システムメ
モリ103、大容量メモリ等からなる。前記ベース10
1はシステムASIC1011とインタフェース回路1
012とを有する。システムASIC1011は、MP
U、PLC、不揮発性メモリ(EEPROM)1011
1、ブーツROM、ワークRAM、操作ボードI/F1
04、サーボI/F105、加工プログラムメモリ10
6、機械入出力I/F107、I/Oチャネル108、
予備I/Oチャネル109等を備える。不揮発性メモリ
10111は、NCの製造番号と、複数のソフトウェア
オプション機能のうちの所望のソフトウェアオプション
機能を有効にするため所定のパラメータとを記憶するも
のである。操作ボードI/F104は、操作ボード20
とのインタフェースを司る機能ブロックで、NC1の規
模と操作ボード20の表示部の種類により、グラフィッ
クコントローラ(図示せず)、CRTコントローラ(図
示せず)のような表示部と、操作ボード20の中に取り
付けられた操作ボード制御プリント板(図示せず)と通
信するマン・マシンインタフェース部とを含むものであ
る。サーボI/F105は、サーボアンプ30とのイン
タフェースを司る機能ブロックである。
【0014】加工プログラムメモリ106には、ユーザ
が作成する加工プログラムが入っている。機械入出力I
/F107は、接点入力402の入力回路と接点出力4
03の出力回路や機械の種類により熱変位補正等のアナ
ログ入力回路(図示せず)やインバータ等へのアナログ
出力回路や計測用の高速ディジタル信号(図示せず)の
入力回路よりなる。I/Oチャネル108には、RS−
232やRS−422に準拠したインタフェースを持つ
テープリーダ(図示せず)、テープパンチャ(図示せ
ず)、カセットテープ装置(図示せず)、フロッピディ
スク装置(図示せず)、PLCプログラム作成装置(図
示せず)等のRS−232/422入出力機器501が
接続される。予備I/Oチャネル109は、ICカード
等の2次メモリ502、計算機503、シーケンサ(プ
ログラマブルコントローラ)504、リモート入出力
(図示せず)、セルコントローラ(図示せず)、通信機
能付インバータ(図示せず)等のNetwork上の各
種機器505とのインタフェースをするもので、接続さ
れる機器専用のインタフェース、SCSI、RS−23
2、インサネット、MAP等の汎用の通信インタフェー
スで接続される。前記PLCメモリ102には、接点入
力402と操作ボード20に取付けられたメカニカルス
イッチ等の接点入力(図示せず)とNC1の内部状態に
よりシーケンス演算を行ない、接点出力403と操作ボ
ード20に取付けられたランプ(図示せず)に出力する
ための、機械の種類により異なり通常は機械メーカが作
成するプログラムが入っている。前記システムメモリ1
03には、NC1自身を制御するコントロールプログラ
ムが入っている。前記インタフェース回路1012は、
光デバイスや信号レベルを変換するICよりなる。10
31は、オプション設定をする際に、システムメモリ1
03と差し替えて使用するオプション管理カードで、セ
ールスマン、サービスマン1人に1枚持たせる。
【0015】図3は、本発明の実施例1に係るオプショ
ン管理カードの使用形態を説明する図である。51は工
場メインフレーム(中央処理装置)、52は支社端末装
置、52Aはサービス会社端末装置、53は入出力装置
である。図4は、本発明の実施例1に係るオプション設
定における制御動作を示すフローチャートである。図5
は、本発明の実施例1に係るオプション管理カードを示
すブロック図である。10311は、オプション設定プ
ログラムとハードウェア構成認識プログラムが記憶され
たROMである。オプション設定プログラムは、ユーザ
所望のソフトウェアオプション機能を有効にするための
オプションパラメータを立てるソフトウェアであり、ハ
ードウェア構成認識プログラムは、NC1の現在のH/
W構成(例えば、どういうプリント板が実装されている
か)を自動判別し、これと後記のオプション管理データ
中のハードウェアオプション構成とが一致しているかど
うかを判断し、一致した場合にオプション設定プログラ
ムを続行させるソフトウェアである。10312は、オ
プション管理データが記憶されたEEPROMである。
【0016】図6は、本発明の実施例1に係るオプショ
ン管理データの内容を示す図である。図2、図3、図
5、図6を参照して、図4に基づき動作について説明す
る。以下の説明の前提条件として、NCの出荷時には、
NC機台毎に異なる製造番号を工場にてシステムASI
C1011内部のEEPROM10111に書き込む。
この書き込みは工場の専用の書き込み装置でのみ可能と
する。説明を簡単にするため、オプション追加の例とし
て加工プログラム容量を100mから400mに増やす
オプション設定とする。図2で、加工プログラムは10
0mまではシステムASIC1011内の加工プログラ
ムメモリ106に記憶される。それ以上のテープ長の場
合は、ハードウェアオプションの大容量メモリに記憶さ
れ、この大容量メモリは500m毎にシリーズ化されて
いるとする。加工プログラム容量としては、40mが標
準仕様、100mがOPTION1、200mがOPT
ION2、400mがOPTION3、600mがOP
TION4、1100mがOPTION5とする。出荷
済みのNCに対するオプション追加の注文は、オプショ
ン追加時期に応じて、支社またはサービス会社が取って
くるが、以下、支社がOPTION3の注文を取ったと
して説明する。ステップ2001において、オプション
追加注文を受けた支社セールスマンは、支社端末装置5
2に向かい、NC製造番号と追加オプションを入力す
る。すると、この情報は公衆通信網にて工場メインフレ
ーム51に伝送される。ステップ2002において、工
場メインフレーム51内部にある出荷済みの全てのNC
の情報の入っているデータベースの中ハードウェア構成
を示す情報であるH/Wオプションデータと照合する。
例えば、このハードウェアオプションが工場出荷時に設
定されてなく、大容量メモリが実装されていないとする
と、ハードウェア構成との間で矛盾が生じる。このた
め、工場メインフレームは大容量メモリ500mの製作
を指示する。次に、S/WオプションパラメータとH/
Wオプションデータを含むオプション管理データを更新
する。なお、加工プログラム容量を40mから100m
に増やすOPTION1設定の場合は、S/Wオプショ
ンパラメータのみ更新する。
【0017】そして、ステップ2003において、支社
端末装置に図6の#m NCデータを送信する。このデ
ータは、製造番号、オプション受注日付、管理データ、
請求価格、S/WオプションパラメータとH/Wオプシ
ョンデータよりなるオプション管理データより構成され
る。オプション管理データは、工場出荷時のオプション
パラメータに今回の追加オプション分を加えた全オプシ
ョンパラメータを含む。ステップ2004においては、
オプション管理カード1031を入出力装置53に装着
する。そして、#m NCデータを新規追加または更新
する。この時、オプション発注FLAGはONになって
いる。ステップ2005においては、追加オプションに
対応した、ハードウェア価格を含んだ請求書が出力され
る。ここまでは、支社における作業手順である。次に、
このオプション管理カード1031を持って、セールス
マンはユーザに出向く。ステップ2006においては、
NC1の電源をOFFし、大容量メモリ500mのプリ
ント板を追加すると共に、システムメモリ103を外
し、オプション管理カード1031をNC1に取付け電
源を再投入する。すると、オプション設定プログラムが
走り、オプション設定モードが自動的に起動する。
【0018】ステップ2007においては、操作ボード
20のキーボード202を使用して暗証番号を入力す
る。この暗証番号はセールスマン毎に与えられたもの
で、銀行のキャッシュカードの暗証番号と同じ類のもの
である。入力した暗証番号が図6の暗証番号と一致する
とステップ2008に進む。ステップ2008において
は、EEPROM10111内に書き込まれた製造番号
を読みだし、オプション管理カード1031内のn個の
NCデータ内の製造番号と一致するものがないか検索す
る。今回は、#m NCのオプション追加であるので、
#m NCデータの製造番号と一致する。ステップ20
08Aにおいて、H/W構成認識プログラムを起動す
る。H/W実装判別の方法としては、色々な方式がある
が、例えば、全構成モジュールに固有のアドレスと固有
のコードを設け、実際に実装されるモジュールをシリア
ルの伝送ラインでMPUに接続し、MPUよりの全アド
レスに対する問いかけに対して固有コードを返す方式を
とればよい。H/W構成が分かれば、当然オプションと
して何が実装されているか判別できるので、それとオプ
ション管理データ10312内のH/Wオプションデー
タと照合する。例えば、大容量メモリを追加するのを忘
れた場合、OPTION3の仕様は不可であるため、そ
の旨を、操作ボード20の表示画面201にて表示し、
警告する。ステップ2009においては、#m NCデ
ータのオプションパラメータを読みだし、EEPROM
1011に書き込む。ステップ2010においては、E
EPROMの書き込みが終了すると、オプション管理カ
ード1031内の管理データのオプション取付完了FL
AGをONする。以上でユーザにおけるオプション設定
処理を終了する。
【0019】なお、図示しないが、オプション設定終了
後、オプション管理カード1031を支社端末装置52
に装着し、オプション取付完了した旨を、オプション取
付完了FLAGにより工場メインフレーム51に知らせ
る。銀行からの口座振込が終了すると、工場メインフレ
ーム51は精算終了FLAGをONし、オプション発注
FLAG、オプション取付完了FLAGをOFFし、次
のオプション発注に備える。なお、上記実施例1では、
製造番号の一致と暗証番号の一致という2重の秘密防止
対策を施しているが製造番号の一致のみでもセールスマ
ンがオプション管理カードを他人に渡すかなくさない限
り秘密保持が守られるので、図6にて暗証番号のエリア
をなくし、図4のステップ2007を省略してもよい。
この場合には、操作ボード20を有しないNCにおいて
もオプション追加ができる。
【0020】実施例2. 実施例2は、オプション管理カードのコピー防止に関す
るものである。図7は、オプション管理カード1031
のコピー防止対策を説明する図である。図において、5
9は、PLCメモリ102、システムメモリ103をプ
ログラミングするためのプログラミング装置であり、P
LCメモリ102はユーザ製作プログラムであるため、
ユーザに提供されるものである。1039は、NC1内
のベース101とユーザのプログラミング装置59と支
社端末装置用入出力装置53に対するシステムメモリ1
03とPLCメモリ102とオプション管理カード10
31の可能な組合せを示す線である。NC1内のベース
101のコネクタ10313の端子A1はオープン、A
2はGNDに接続される。ユーザのプログラミング装置
59のコネクタ10313の端子A1は内層にて5Vに
接続され、A2はGNDに接続される。支社端末装置用
入出力装置53のコネクタ10313の端子A1はオー
プン、A2はGNDに接続される。NC1に着脱自在の
システムメモリ103、PLCメモリ102のコネクタ
10313の端子A1はオープン、A2はGNDに接続
される。オプション管理カード1031のコネクタ10
313の端子A1とA2は内層にてGNDに接続され
る。また、コネクタ10313はピン切断等により改造
されないように面実装タイプを使用する。
【0021】次に、コピーをしようとした場合の動作に
関して説明する。コピーするためには、先ずオプション
管理カード1031の内容をユーザのプログラミング装
置59にて読みだすことが必要である。オプション管理
カード1031をユーザのプログラミング装置59のコ
ネクタ10313に差し込み電源を投入する。すると、
プログラミング装置側5V→端子A1→オプション管理
カード側端子A1→端子A2→プログラミング装置側G
NDの経路でショート電流が流れ、ユーザのプログラミ
ング装置59の電源は直ちに落ちる。次にオプション管
理カード1031とシステムメモリ103の違いを見つ
け、オプション管理カード1031を改造しようと試み
るが、端子A1が内層で接続されているためパターンの
切断ができない。また、コネクタ10313部分での改
造を試みても、面実装タイプのため、特殊な設備がない
と改造できず、無理に改造しようとしてもコネクタ10
313を壊す。
【0022】
【発明の効果】本発明に係る数値制御装置によるとき
は、オプション管理カードがなければ、所望のソフトウ
ェアオプション機能に対応する所定のオプションパラメ
ータを立てることができないので、例えばユーザが勝手
に所望のソフトウェアオプション機能を所有する数値制
御装置に追加することを防止することができ、しかもソ
フトウェアオプション設定時にハードウェア構成との整
合性が自動的にチェックされるので、例えば、セールス
マンやサービスマンがソフトウェアオプションとハード
ウェア構成の対応を覚える必要がなく、使い勝手を良く
することができる。
【0023】また、本発明に係る数値制御装置のオプシ
ョン管理システムによるときは、数値制御装置毎のオプ
ションが中央の処理装置で集中管理できるので、端末装
置側で勝手にオプションを追加されることがなく、管理
の一元化を図ることができる。
【0024】また、本発明に係る数値制御装置のオプシ
ョン管理システムによるときは、オプション追加情報と
オプション追加前の情報との比較を行うので、足りない
ハードウェア構成があれば、自動発注することができ、
また、オプション追加に出向く、例えばセールスマンや
サービスマンに必要なハードウェア情報を提供すること
ができる。
【0025】さらに、本発明に係る数値制御装置のオプ
ション管理システムによるときは、ユーザのプログラミ
ング装置を利用して、オプション管理カードのオプショ
ン管理データを、そのまま、あるいはシステムメモリに
コピーしようとしても、プログラミング装置側の電源が
入らないので、コピーすることができない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1の全体構成図である。
【図2】 本発明の実施例1のブロック図である。
【図3】 本発明の実施例1に係るオプション管理カー
ドの使用形態を説明する図である。
【図4】 本発明の実施例1に係るオプション設定にお
ける制御動作を示すフローチャートである。
【図5】 本発明の実施例1に係るオプション管理カー
ドを示すブロック図である。
【図6】 本発明の実施例1に係るオプション管理デー
タの内容を示す図である。
【図7】 本発明の実施例2のオプション管理カードの
コピー防止対策を説明する図である。
【符号の説明】
1 数値制御装置(NC)、9 パスワード処理装置、
10 制御ユニット、20 操作ボード、40 機械、
51 工場メインフレーム(中央処理装置)、52 支
社端末装置、52A サービス会社端末装置、53 入
出力装置、59ユーザのプログラミング装置、101
ベース、102 PLCメモリ、103 システムメモ
リ、201 表示画面、202 キーボード、408
機械たる産業用ロボットの先端部、409 ケーブル、
1011 システムASIC、1012 インタフェー
ス回路、1032 オプション管理カード、1039可
能な組合せを示す線、10111 EEPROM、10
311 オプション管理プログラム&H/W構成認識プ
ログラム、10312 オプション管理データ、103
13 コネクタ。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−234714(JP,A) 特開 平7−141013(JP,A) 特開 平1−136206(JP,A) 特開 昭62−224807(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G05B 19/18 - 19/46 B23Q 15/00 - 15/28

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 標準機能と複数のソフトウェアオプショ
    ン機能が一体となったシステムソフトウェアを内蔵する
    着脱自在のシステムメモリと、前記複数のソフトウェア
    オプション機能のうちの所望のソフトウェアオプション
    機能を有効にするため所定のパラメータを記憶する不揮
    発性メモリとを有する数値制御装置において、ソフトウ
    ェアとハードウェアのオプション管理データと、前記オ
    プション管理データに基づいて前記不揮発性メモリの所
    定のパラメータを立てるオプション設定プログラムと、
    自動判別した現在のハードウェア構成と前記オプション
    管理データ中のハードウェアオプション構成とが一致し
    ているかどうかを判断し、一致した場合に前記オプショ
    ン設定プログラムを続行させるハードウェア構成認識プ
    ログラムとを内蔵するオプション管理カードを、前記シ
    ステムメモリと差し替え自在に設けたことを特徴とする
    数値制御装置。
  2. 【請求項2】 標準機能と複数のソフトウェアオプシ
    ョン機能が一体となったシステムソフトウェアを内蔵す
    る着脱自在のシステムメモリ及び前記複数のソフトウェ
    アオプション機能のうちの所望のソフトウェアオプショ
    ン機能を有効にするため所定のパラメータを記憶する不
    揮発性メモリを有する複数の数値制御装置と、ソフトウ
    ェアとハードウェアのオプション管理データ、前記オプ
    ション管理データに基づいて前記不揮発性メモリの所定
    のパラメータを立てるオプション設定プログラム及び自
    動判別した現在のハードウェア構成と前記オプション管
    理データ中のハードウェアオプション構成とが一致して
    いるかどうかを判断し、一致した場合に前記オプション
    設定プログラムを続行させるハードウェア構成認識プロ
    グラムを内蔵する前記システムメモリと差し替え自在
    のオプション管理カードと、前記オプション管理カード
    の入出力装置を有する端末装置と、前記複数の数値制御
    装置全体を統括し、前記端末装置から入力された所望の
    数値制御装置に対するオプション追加情報とオプション
    追加前の情報とを比較し、前記入出力装置に接続された
    オプション管理カードにオプション追加に必要なオプシ
    ョン管理データを出力する中央処理装置とを具備するこ
    とを特徴とする数値制御装置のオプション管理システ
    ム。
  3. 【請求項3】 標準機能と複数のソフトウェアオプシ
    ョン機能が一体となったシステムソフトウェアを内蔵す
    る着脱自在のシステムメモリ及び前記複数のソフトウェ
    アオプション機能のうちの所望のソフトウェアオプショ
    ン機能を有効にするため所定のパラメータを記憶する不
    揮発性メモリを有する複数の数値制御装置と、ソフトウ
    ェアとハードウェアのオプション管理データ、前記オプ
    ション管理データに基づいて前記不揮発性メモリの所定
    のパラメータを立てるオプション設定プログラム及び自
    動判別した現在のハードウェア構成と前記オプション管
    理データ中のハードウェアオプション構成とが一致して
    いるかどうかを判断し、一致した場合に前記オプション
    設定プログラムを続行させるハードウェア構成認識プロ
    グラムを内蔵する前記システムメモリと差し替え自在
    のオプション管理カードと、前記オプション管理カード
    の入出力装置を有する端末装置と、前記複数の数値制御
    装置全体を統括し、前記端末装置から入力された所望の
    数値制御装置に対するオプション追加情報とオプション
    追加前の情報とを比較し、前記入出力装置に接続された
    オプション管理カードにオプション追加に必要なオプシ
    ョン管理データを出力すると共に、必要となるハードウ
    ェアがあればその手配を指示する中央処理装置とを具備
    することを特徴とする数値制御装置のオプション管理シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 ユーザのプログラミング装置にてユーザ
    でコピー許可のシステムメモリとユーザでコピー禁止の
    オプション管理カードが、共に、数値制御装置の同一コ
    ネクタに結合させて使用可能であって、互いに電気的に
    接触されるコネクタの端子2個に関して、数値制御装置
    側の第1端子を接地すると共に第2端子をオープンに
    し、ユーザのプログラミング装置側の第1端子を接地す
    ると共に第2端子を電源に接続し、システムメモリ側の
    第1端子を接地すると共に第2端子をオープンにし、オ
    プション管理カード側の第1端子と第2端子を接地した
    ことを特徴とする請求項2又は請求項3記載の数値制御
    装置のオプション管理システム。
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