JP3306534B2 - 蛋白質の検出方法及び蛋白質検出用キット - Google Patents
蛋白質の検出方法及び蛋白質検出用キットInfo
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Description
白質検出用キットに関する。
要素である衣、食、住のうち衣、住は環境、その他の条
件である程度は閑却できるが、食は日常、必須不可欠で
ある。
適度な栄養源を含むと共に、健康に危害を与えることが
あってはならない。我が国の公衆衛生状態はめざましく
進歩改善をみせているが、こと食品衛生の面では、質的
観点から完全に衛生的とは言えない。
様、飲食関連の添加物、容器、包装環境等は衛生的に品
質、性状を管理する必要がある。
象物)に直接反応試薬を付着させるため、検体の汚染、
残留試薬の安全性が問題であり、反応試薬の着色物が検
体に残り、水等で簡単に落とせない等の問題もあった。
また上記検出方法では定量性に乏しく、検出結果がでる
までに3〜72時間以上かかる場合があった。
することは急務で、本発明の課題は、試料の汚染、残留
試薬の安全性に優れ、且つ定量性があり、反応試薬の着
色物が試料に残ることがなく、蛋白質の検出時間が迅速
である蛋白質の検出方法及び蛋白質検出用キットを提供
することにある。
の構成により達成される。
しとった検出部分に蛋白質と反応し発色する試薬を接触
させ、発色の度合いにより前記試料の表面に付着した蛋
白質を検出する蛋白質の検出方法において、前記検出部
分を試料の表面から蛋白質を移しとる前に予め水性媒体
で湿潤させることを特徴とする蛋白質の検出方法。
しとった検出部分に蛋白質と反応し発色する試薬を接触
させ、発色の度合いにより前記試料の表面に付着した蛋
白質を検出する蛋白質の検出方法において、前記試料の
表面の蛋白質を検出媒体に移しとる方法が、ぬぐう方法
であることを特徴とする蛋白質の検出方法。
しとった検出部分に蛋白質と反応し発色する試薬を接触
させ、発色の度合いにより前記試料の表面に付着した蛋
白質を検出する蛋白質検出用キットにおいて、前記検出
部分が試料のs表面から蛋白質を移しとる前に予め水性
媒体で湿潤されていることを特徴とする蛋白質検出用キ
ット。
該蛋白質を移し、あらかじめ調製された蛋白質反応発色
試薬溶液中に蛋白質が転移した検出媒体を好ましくは20
〜80℃、更に好ましくは30〜60℃、1〜60分間接触させ
た後、発色した濃度を、例えば蛋白質量に対応した発色
濃度を示す色見本(蛋白質定量のための)、検量線(蛋
白質量−発色濃度)、分光光度計、カラーメーターで該
試料に付着した蛋白質量を1〜60分間の短時間で定量で
きる蛋白質の検出方法である。
が付着しているか調べたいものである。
を移しとれる媒体である。本発明の検出媒体は、例えば
検出部分と軸とからなる例えば綿棒、メンブレンフィル
ター、吸着材料をつけたテープ、スタンプ、ストリップ
ベース、吸着材料をつけたローラ、吸水性の綿棒、フィ
ルター、スポイド等が挙げられる。これらのなかで検出
部分と軸とからなる検出媒体が好ましく、軸の先端に吸
水性検出部分を有する形状が更に好まく、該軸は弾性部
材(例えばプラスチック等)で、できていることが試料
表面を拭う際に圧着させるため、試料表面の蛋白質の移
しとる効率が良く好ましい。
しとる方法としては例えば、ぬぐう、圧着させる、吸い
とる方法等がある。ぬぐう方法としては例えば綿棒等ス
ワブを使う、メンブレンフィルター等を使う方法があ
る。圧着させる方法としては例えば吸着材料をつけたテ
ープ、スタンプ、ストリップベース等で圧着させる、吸
着材料をつけたローラで圧着させる方法がある。吸いと
る方法としては例えば、吸水性の綿棒、フィルターで吸
いとる、スポイド等で直接で吸いとる方法がある。
面活性剤水溶液を垂らしてしばらく時間をおいた後、該
表面の蛋白質を浮かせて吸いとることが本発明の効果を
奏する。
してることが好ましく、また該吸水部分が予め水性媒体
で湿潤されていることが好ましい。
水、精製水(例えば蒸留水、脱イオン水等)、界面活性
剤水溶液、水溶性有機溶媒(例えば、アセトン、エタノ
ール、プロピルアルコール、メチルエチルケトン等)水
溶液(1〜95%溶液)が挙げられる。
ては例えば以下のものが具体的に挙げられる。
酸エステル 6.ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル 7.ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル 8.ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル 9.ポリエチレングリコール脂肪酸エステル 10.ポリオキシエチレンアルキルエーテル 11.ポリオキシエチレンフィトステロール・フィトスタ
ノール 12.ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキル
エーテル 13.ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル 14.ポリオキシエチレンヒマシ油・硬化ヒマシ油 15.ポリオキシエチレンラノリン・ラノリンアルコール
・ミツロウ誘導体 16.ポリオキシエチレンアルキルアミン。脂肪酸アミド 17.ポリオキシエチレンアルキルフェニルホルムアルデ
ヒド縮合物 18.単一鎖長ポリオキシエチレンアルキルエーテル 上記のアルキルとしては直鎖、分岐の炭素数1〜18を表
す。
ホン酸塩 7.アルキルリン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエ
ーテルリン酸塩 上記のアルキルとしては直鎖、分岐の炭素数1〜8を表
す。
す。
が挙げられる。
(株)、Tween-20(和光純薬工業(株)、Nonidet P−40
(ベーリンガー・マンハイム山之内(株)) アニオン界面活性剤:Triton X-770(シグマ) カチオン界面活性剤:塩化ベンザルコニウム 両性界面活性剤:AM-301(日光ケミカルズ(株)) また前記蛋白質反応発色試薬は当業界公知のものが使用
でき、これらの試薬を適宜調合し、蛋白質反応発色試薬
溶液として本発明の蛋白質の検出に使用できる。
白質量の感度を高める、発色反応時間の短縮等の目的で
ほう酸ナトリウムを0.1%〜5%添加することもある。
検出媒体、蛋白質反応発色用試薬、蛋白質反応発色試薬
調製容器、蛋白質を移しとった検出媒体と蛋白質反応発
色試薬溶液と反応させる容器(例えばキャップがついて
いるガラスまたはプラスチックチューブ)、蛋白質反応
発色試薬滴定用プレート、色見本、試薬の表面の蛋白質
を検出媒体に移させる為に、こする面積が一定になるよ
うな枠体が一式となっているものをいい、具体的には実
施例で詳述する。
るが、本発明の態様はこれに限定されない。
対2の割合で混合したものを蛋白質反応発色試薬Rとし
て用いる。発色液は波長562nmにおいて、その吸光度を
測定する。
わち、1% BCA-Na2(2,2′ビシンコニン酸2ナトリウ
ム)、2%Na2CO3・H2O、0.16%酒硫酸2ナトリウム、0.
4% NaOH、0.95% NaHCO3の脱イオン水溶液。また、pH
調整は5% NaOH水溶液またはNaHCO3を添加溶解するこ
とでpH11.25に合わせる。
る。
各キットに使用した。
す。
サンプリング時には指、手などが試薬、サンプリングの
媒体に、直接触れないように十分注意する。
は、次の構成である。すなわち、図1(a)中の5の試
薬B(点眼ビン形状の容器に充填)、6の生理食塩水
(点眼ビン形状の容器に充填)、サンプリングスワブ1
(形状:綿棒状のもの、柄はプラスティック製2mm
φ)、キャップ2がついた3のガラスチューブ10φ×70
mm(4の試薬Aを1ml充填してある)から構成されてい
る。
ど、温度が60℃に安定設定できるもの)、分光光度計
(波長562nm吸光度が測定可能のもの)、カラーメータ
ー(図1(b))、標準カラースケール(図1
(c))、試験管立てを用意する。
(b))、標準カラースケール(図1(c))がセット
されている。図1(b)、図1(c)において1aは標
準カラースケール、1bはライト、1cは比色窓、1dは
標準カラースケールホルダー、1eは試験管ホルダー、
1fは蛋白質量表示、1gは比色の度合を示すものであ
る。
滴添加し、軽く振とうして混ぜる。サンプリングスワブ
1に生理食塩水6を2〜3滴(100μl程度)を含ませ、
試料のおよそ7cm平方の面積をくまなく拭う。その際、
目安として、拭う強さはサンプリングスワブ1の柄がし
なう程度、拭き取り動作が20往復で目的面積をくまなく
拭える程度で、サンプリングスワブ1はおよそ40往復さ
せる。先のガラスチューブ3に、そのサンプリングスワ
ブ1をそのまま浸す。ブランクとして未処理のサンプリ
ングスワブ1を用意し、同様にガラスチューブ3に浸
す。次いでそれぞれガラスチューブを恒温槽で60℃、5
分間の条件で加温する。ガラスチューブを室温で冷ま
し、カラーメーターにて発色度合をブランクと比較す
る。このとき、カラーメーターには標準カラースケール
を予め用意しておき、これと比較することによりサンプ
リングスワブ1に吸着した蛋白質の半定量が可能であ
る。
吸光度を測定する事により、予め求めておいた蛋白質検
量線から(図7に示す)サンプリングスワブ1に吸着し
た蛋白質量を正確に測定することができる。
と準備 本キットは次の構成である。すなわち、10φ×75mmガラ
スチューブ9に生理食塩水10が500μlが入っており、キ
ャップ7の下段には8,12の試薬A,Bを封入した可撓
性ケース11が装着してある。キャップ7の底には、サン
プリングスワブ13が固定されている。キャップ7の両側
を握ることにより可撓性ケース11が潰れ、中の上記試薬
A,Bがガラスチューブ9内へ落ち、サンプリングスワ
ブ13と接触する仕組みとなっている。14は検出部分であ
る。
ど、温度が60℃に安定設定できるもの)、分光光度計:
波長562nm吸光度が測定可能のもの、カラーメーター、
標準カラースケール(必要に応じて)、試験管立てを用
意する。
の先端に対し、2−1.キット操作法に示した要領で試
料からサンプルする。サンプリングスワブ13をガラスチ
ューブへ戻し、キャップ7を閉める。8、12の試薬A,
Bの入った可撓性ケース11を潰して、該試薬A,Bをガ
ラスチューブ9内へ落とす。該ガラスチューブを軽く振
って上記試薬A,Bを撹拌した後、該ガラスチューブを
恒温槽で60℃、5分間の条件で加温する。該ガラスチュ
ーブを室温で冷まし、カラーメーターにて発色程度をブ
ランクと比較する。このとき、カラーメーターには標準
カラースケールを予め用意しておき、これと比較するこ
とによりサンプリングスワブに吸着した蛋白質の半定量
が可能である。
吸光度を測定する事により、予め求めておいた蛋白質検
量線から、サンプリングスワブ13に吸着した蛋白量を正
確に測定することができる。14は検出部分である。
と準備 本キットは次の構成である。すなわち、15の試薬A、5
の試薬B(点眼ビン形状の容器に充填)、試薬R充填容
器17(点眼ビン形状の容器)、生理食塩水6(点眼ビン
形状の容器に充填)、サンプリングスワブ1(形状は2
−1標準型キット内備品と同様)、ガラスチューブ:10
φ×70mmである。
ど、温度が60℃に安定設定できるもの)、カラーメータ
ー、標準カラースケール(必要に応じて)、試験管立て
を用意する。
2〜3滴落とし、軽く混ぜる。こうして作った試薬Rは
常温で10日間は安定である。サンプリングスワブ1に生
理食塩水6を2〜3滴落とし湿らせた後、2−1キット
操作法の要領で試料からサンプリングスワブ1にサンプ
ルする。次いで試薬R充填容器17から試薬R2〜3滴を
サンプリングスワブ1の先端に落とす。直ちにサンプリ
ングスワブ1の先端で発色反応が開始するので、先端が
汚れないように基盤等に立てかけ、室温あるいは、必要
に応じてガラスチューブに入れて恒温槽で60℃、1〜30
分間の条件で加温する。サンプリングスワブ1に吸着し
た蛋白質量に応じて、サンプリングスワブ1の先端がご
く薄い緑から赤紫へ着色する。必要があれば、標準カラ
ースケールで発色の度合を比較することにより、半定量
が可能である。
と準備 本キットは次の構成である。すなわち、15の試薬A、5
の試薬B(点眼ビン形状の容器に充填)、生理食塩水6
(点眼ビン形状の容器に充填)、サンプリングスワブ20
(形状は綿球状)、発色反応トレイ19、ピンセット18で
ある。
ど、温度が60℃に安定設定できるもの)、カラーメータ
ー、標準カラースケール(必要に応じて)を用意する。
で5の試薬Bを2〜3滴添加する。発色反応トレイ19を
軽く振とうして、該試薬A,Bを混ぜる。サンプリング
スワブ20(綿球)をピンセット18で摘み、該サンプリン
グスワブに生理食塩水6を2〜3滴含ませる。2−1キ
ット操作法にある要領で試料からサンプリングスワブに
サンプルする。サンプリングスワブ20(綿球)を上記発
色反応トレイ19の窪みに落とす。室温で、必要であれば
恒温槽で60℃、1〜30分間の条件でトレイを加温する。
室温で冷まし、カラーメーターにて発色の度合をブラン
クと比較する。このとき、カラーメーターには標準カラ
ースケールを予め用意しておき、これと比較することに
よりサンプリングスワブに吸着した蛋白質の半定量が可
能である。
と準備 本キットは次の構成である。すなわち図5(a)、
(b)において、15の試薬A、5の試薬B(それぞれ点
眼ビン形状の容器に充填)、試薬R充填容器17(点眼ビ
ン形状の容器)、生理食塩水6(点眼ビン形状の容器に
充填)、サンプリングフィルターストリップ(形状はベ
ース付き膜状フィルター)、発色反応プレートから構成
されている。
ど、温度が60℃に安定設定できるもの)、カラーメータ
ー、標準カラースケール(必要に応じて)を用意する。
A(点眼ビン形状の容器に充填)を1ml、5の試薬B
(点眼ビン形状の容器に充填)を2〜3滴落とし、軽く
混ぜる。こうして作った試薬Rは常温で10日間は安定で
ある。次いで、ストリップをチャック付きケース24から
取り出し、サンプリングフィルター21に生理食塩水6
(点眼ビン形状の容器に充填)を2〜3滴落とし湿らせ
る。ストリップベースホルダー23を持ち、サンプリング
フィルター21の面を試料にあてて、擦り付ける。要領は
2−1.キット操作法に示したサンプリング方法に従
う。発色反応プレートに、サンプルしたストリップベー
ス22を乗せ、試薬R充填容器17から試薬Rを2〜3滴落
とす。その後、室温で、または必要であれば恒温槽で60
℃、1〜30分間の条件でトレイを加温する。標準カラー
スケールを予め用意しておき、これと発色の度合を比較
することによりサンプリングフィルター21に吸着した蛋
白質の半定量が可能である。
と準備 本キットは 2−5.備品のサンプリングフィルター21
をスタンプホルダーに装着したもので、その他は2−5
と同様である。
ビン形状の容器)に、15の試薬A(点眼ビン形状の容器
に充填)を1ml、5の試薬B(点眼ビン形状の容器に充
填)を2〜3滴落とし、軽く混ぜる。こうして作った試
薬Rは常温で10日間は安定である。次いでスタンプホル
ダー25を取り出し、サンプリングフィルター26に生理食
塩水6(点眼ビン形状の容器に充填)を2〜3滴落とし
湿らせる。スタンプホルダー25を持ち、サンプリングフ
ィルター26の面を試料にあてて、擦り付ける。要領は2
−1.キット操作法に示したサンプリング方法に従う。
フィルター面に、試薬Rを2〜3滴落とす。その後、室
温で、または必要であれば恒温槽で60℃、1〜30分間の
条件でホルダーを加温する。標準カラースケールを予め
用意しておき、これと発色の度合を比較することにより
フィルターに吸着した蛋白質の半定量も可能である。
法 発色形態と試料からのサンプリング方法について比較し
た。検討には2−1.標準型、2−3.簡易型の測定キ
ットを用いた。
る(2−1.標準型キット)、サンプリングスワブの先
端で発色させる(2−3.簡易型キット)の2条件、サ
ンプリング方法に関しては、方法A:媒体を湿らせる
(サンプリングスワブに生理食塩水などを適量含ませ
る)、方法B:媒体を湿らせない(乾いたサンプリング
スワブを使う)の2条件で比較検討した。これらの条件
の組み合わせにより、発色形態においては吸光度で、に
おいては標準カラースケールを用いて発色程度の比較を
した。
シ血清アルブミン)水溶液(100mg/ml)を1ml入れて
均一に延ばし、乾燥機内で乾燥させた。対照(ブラン
ク)としてBSAを含まない水溶液に対して同様な処理
を行った。これらを試料として供した。
グスワブに生理食塩水100μlを含ませ、先に用意したシ
ャーレからキット操作法に従い、サンプリングスワブに
蛋白質を拭った。方法Bでは、サンプリングスワブは乾
いた状態で、以下方法Aと同様な処理を行った。
白質検出(発色)について、次の手順で検出を行った。
発色処理1は、方法Aでサンプリングしたサンプリング
スワブを、標準型キット操作法による手順で発色させ、
発色液の吸光度(λ:562nm)を測定した。発色処理2
は、方法Bでサンプリングしたサンプリングスワブを、
簡易型キット操作法にある手順で発色させ、標準カラー
スケールと比較し、発色程度を判定した。
試料からのサンプリングは検出媒体を適当に湿らせるこ
とがサンプル(試料)表面の蛋白質の検出力において、
より優れていることが分かる。*:波長562nmにおける
吸光度。
発色反応試薬が残留することがなく、従来法に比して明
らかに優れていることが分かる。
体に含ませる水溶性媒体として1精製水、2生理食塩
水、3界面活性剤水溶液、4エチルアルコール水溶液を
用いて検討した。蛋白質のサンプリングは前記3と同様
に行い、蛋白質の検出は同じく前記3の発色処理1の手
順で行った。結果を以下に示す。
ことにより、サンプル(試料)表面から蛋白質を検出媒
体へ効率的に移しとることができることが分かる。中で
も界面活性剤水溶液を含ませることによりその効果が良
好であることが分かる。*:波長562nmにおける吸光
度。
蛋白質の定量性を2−1.標準型キットを用いて示す。
(0、10、20、100、400、800μg/ml)を1mlずつ入
れ、均一に延ばす。次いで、乾燥機内で乾燥させ、それ
を試料とする。
へ1mlずつ入れる。蛋白質のサンプリングは、キット内
のサンプリングスワブに0.5%Nonidet P−40水溶液を1
00μl含ませ、2−1のキットの操作法に従い、先に用
意したシャーレより行う。サンプリングスワブを試薬R
の入ったガラスチューブへ浸し、60℃の恒温槽で10分間
加温する。ブランクとして、蛋白質をサンプリングして
いないスワブに対し、同様の処理をする。室温で冷まし
た後、分光光度計で発色液の562nm吸光度を測定する。
測定はひとつのサンプルに対し、二重測定を行い、5サ
ンプルを測定した(N=5)。図7は検量線を示した図
である。
検出用キットの蛋白質検量線は図7に示す。
白質の検出方法及び蛋白質検出用キットは蛋白質の定量
性に優れていることが分かる。
測定限界を示す。尚、蛋白質検出用キットは本発明の2
−1標準型キットを用いた。
を1mlずつ入れた。次に、標準BSA水溶液(蛋白濃
度:0、0.2、0.3、0.4、0.5、0.8、1.0μg/ml)をそ
れぞれ1ml添加し、軽く振とうした。これを各5本用意
し、60℃の恒温槽で10分間加温した。室温で冷ました
後、分光光度計で562nmの吸光度(OD)を測定した。
D値と標準偏差を示した。
蛋白質反応試薬の測定限界を示した図であり、図8には
各測定点におけるO.D値の平均値±2SDの領域を示し
た。
バーチカルバーは平均値±2SDの領域を示し、縦軸は
吸光度(0.D)、横軸は蛋白質量(μg)を示す。
mlO.Dの平均値+2SDのO.D値と、ある濃度のO.D値の
平均値−2SDのO.D値が重ならない濃度を最低測定限
界と定めた。
明の蛋白質検出法及び蛋白質検出用キットにおける蛋白
質測定限界は0.4μgである。
質検出用キットは、試料の汚染、残留試薬の安全性に優
れ、且つ定量性があり、反応試薬の着色物が試料に残る
ことがなく、蛋白質の検出時間が迅速であり良好な効果
を有する。
型)構成図である。
良型)構成図である。
易型)構成図である。
球型)構成図である。
トリップ型)構成図である。
タンプ型)構成図である。
示した図である。
試薬の測定限界を示した図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 試料の表面から蛋白質を検出媒体に移し
とった検出部分に蛋白質と反応し発色する試薬を接触さ
せ、発色の度合いにより前記試料の表面に付着した蛋白
質を検出する蛋白質の検出方法において、前記検出部分
を試料の表面から蛋白質を移しとる前に予め水性媒体で
湿潤させることを特徴とする蛋白質の検出方法。 - 【請求項2】 試料の表面から蛋白質を検出媒体に移し
とった検出部分に蛋白質と反応し発色する試薬を接触さ
せ、発色の度合いにより前記試料の表面に付着した蛋白
質を検出する蛋白質の検出方法において、前記試料の表
面の蛋白質を検出媒体に移しとる方法が、ぬぐう方法で
あることを特徴とする蛋白質の検出方法。 - 【請求項3】 試料の表面から蛋白質を検出媒体に移し
とった検出部分に蛋白質と反応し発色する試薬を接触さ
せ、発色の度合いにより前記試料の表面に付着した蛋白
質を検出する蛋白質検出用キットにおいて、前記検出部
分が試料の表面から蛋白質を移しとる前に予め水性媒体
で湿潤されていることを特徴とする蛋白質検出用キッ
ト。
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