JP3306383B2 - 移動自在車収容式熱風消毒保管装置 - Google Patents

移動自在車収容式熱風消毒保管装置

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JP3306383B2
JP3306383B2 JP29692798A JP29692798A JP3306383B2 JP 3306383 B2 JP3306383 B2 JP 3306383B2 JP 29692798 A JP29692798 A JP 29692798A JP 29692798 A JP29692798 A JP 29692798A JP 3306383 B2 JP3306383 B2 JP 3306383B2
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正孝 原
英二 岡本
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株式会社中西製作所
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動自在車収容式
熱風消毒保管装置に関し、特に、熱風の流れ方向を制御
することで熱風消毒の効率を高める技術に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来から、食器類を収納可能で走行自在
とされたコンテナ(移動自在車)と、このコンテナを収
容し、コンテナ及びコンテナに収納されている食器類を
熱風によって消毒して保管する消毒保管庫とからなる熱
風消毒保管装置が知られている。この熱風消毒保管装置
は、消毒保管庫内にコンテナを収容するためのコンテナ
収容部と、このコンテナ収容部に熱風を送り込むための
熱源部及び送風装置とを有し、コンテナ収容部の左右両
側壁には熱源からの熱風を庫内に吹き出すための熱風吹
出口が設けられている。
【0003】コンテナ収容部内のコンテナ及び食器類の
乾燥消毒について図11を参照して説明する。洗浄済み
の食器類が収納されたコンテナ1は、食器類が収納され
た位置から消毒保管庫10の位置まで搬送される間、土
壌菌や塵のコンテナ1内への侵入を防ぐためにコンテナ
1の扉部を閉じた状態で搬送し、コンテナ収容部11へ
扉部を開いた状態又は扉を取り外した状態で収容する。
消毒保管庫10では、コンテナ収容部11の上方に設け
られたブロワモータ15及びブロワ羽根16からなる送
風機により通風路14を通じて送風される空気が熱源に
より暖められて熱風となり、コンテナ収容部11に熱風
が送り込まれる。図11(a)乃至(c)に示すよう
に、熱風はコンテナ収容部11の左右両側壁(熱風仕切
板)11aの熱風吹出口25からコンテナ収容部11内
に送り込まれ、コンテナ1及び食器類に対して左右両側
から熱風を送ることで乾燥消毒が行われる。コンテナ及
び食器類に送られた後の熱風はコンテナ1の中心付近で
上昇して、天井部1cの下面から側方を通って天井部1
cの上方に抜け、ブロワ羽根16の吸い込み口に循環す
るようになっている。
【0004】また、コンテナ1をコンテナ収容部11内
に収容した時に、コンテナ1の車輪等、底部付近に付着
した塵及び埃等の汚物がコンテナ収容部11内に入り込
まないようにするため、コンテナ1の底部近傍には、コ
ンテナ1とコンテナ収容部11側壁との隙間を塞ぐため
のゴム等でなるシール部材(図示なし)が取り付けられ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の移動自在車収容式熱風消毒保管装置によれ
ば、以下のような問題がある。第1に、コンテナ1の食
器類を消毒するとき、熱風はコンテナ収容部11の側壁
11aの左右両方から吹き出すために、左右からの熱風
が中央でぶつかり合って流れの力が弱まり、効率良く消
毒を行うことができない。また、図11(b)(c)に
示すように、コンテナ1の天井部1cがブロワ羽根16
方向へ向かう熱風の流れを遮るため、熱風の循環効率が
低下すると共に、食器類の水分を吸収した熱風がコンテ
ナ1内で滞留することにより消毒効果が薄れるという問
題がある。第2に、コンテナ1を扉部5を開いた状態で
コンテナ収容部11に収容すると、コンテナ収容部11
内に扉分のスペースが余分に必要となるため、その分装
置が大きくなってしまう。また、扉をコンテナ1から取
り外して収容することにすると、扉を外す作業は面倒で
あり作業上の不便さが生じる。
【0006】第3に、コンテナ1が頻繁にコンテナ収容
部11に出し入れされると、コンテナ収容部11内部が
消毒動作によって水分のない乾燥した状態となっている
ため、ゴム等のシール部材とコンテナ収容部11の内壁
との摩擦によりシール部材から発塵し、コンテナ収容部
11内での熱風の循環により食器類に塵が付着してしま
うという衛生上の問題が生じる。また、シール部材はコ
ンテナ収容部11内の側壁に密着して設置されているた
め、コンテナ1をコンテナ収容部11に収容する場合に
は、作業者はコンテナ1を加圧して押し出さなければな
らず、作業者の負担が大きくなる。また、第4の問題と
して、コンテナ1は大量の食器類を収納してコンテナ収
容部11内に収容されるため、コンテナ収容部11内に
作業者が入って作業を行うこともあり、その場合の作業
者の安全性を確保しなければならないという技術課題も
残されている。
【0007】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、移動自在車に対する熱風の流れ
方向を制御することで効率良く消毒を行うことができる
移動自在車収容式熱風消毒保管装置を提供することを目
的とし、さらには、移動自在車扉部の開閉時における作
業性に優れ、しかも、移動自在車の消毒保管庫内への収
容を塵等を発生させることなく容易に行うことができ、
安全性に優れた移動自在車収容式熱風消毒保管装置を提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の発明は、食器類を収納可能で走行自
在とされた移動自在車と、該移動自在車を収容し、移動
自在車に収納されている食器類を熱風によって消毒し保
管する消毒保管庫とからなる熱風消毒保管装置におい
て、消毒保管庫内の相対向する左右両側壁の少なくとも
手前側と奥側とに配設され、熱源と通じ熱源からの熱風
を庫内に吹き出すための熱風吹出口と、これら手前側及
び奥側の熱風吹出口に対応したそれぞれの穴部が互いに
位置を異ならせて配設され、これら穴部と前記熱風吹出
口が合致するか否かで熱風吹出口の開閉を制御する移動
可能なシャッタとが設けられ、シャッタによって熱風吹
出口の開閉を制御することで、熱風吹出口より吹き出さ
れる左右両側からの熱風が手前側と奥側とで左右逆方向
の流れとして、左右両側壁からの熱風が直接にぶつから
ないようにし、しかも、この流れ方向が所定時間毎に切
り替わるようにし、移動自在車の前面及び背面には開閉
自在な扉部が設けられ、この扉部は、開いた状態で折り
畳まれた形状となり、移動自在車の側部に収納されるも
のであり、移動自在車は扉部を開いた状態で、移動自在
車の前面及び背面が消毒保管庫内の左右両側面壁に対面
するように消毒保管庫内に収容され、消毒保管庫及びそ
の扉の内壁の周囲底部には移動自在車を所定の進行方向
に案内するためのガイド部材が設けられ、このガイド部
材に対応して移動自在車の周囲にはガイド当たり部材が
設けられ、消毒保管庫内への移動自在車の収容時にこれ
らのガイド部材とガイド当たり部材が移動自在車の底部
と消毒保管庫内とを実質的に隔離し得る寸法間隔に保た
れるように構成されているものである。
【0009】上記構成においては、シャッタによる熱風
吹出口の開閉制御により、左右両側の熱風吹出口から吹
き出される熱風が、消毒保管庫内の手前側と奥側では左
右逆方向に流れ、左右両側壁からの熱風が直接ぶつから
ないので、流風経路全体の抵抗を減らすことが可能にな
る。また、移動自在車は扉部を折り畳んで側部に収納し
た状態で消毒保管庫内に収容されるので、移動自在車か
ら扉部がはみ出したりすることがなく、その分消毒保管
庫内の省スペース化を図ることができる。また、消毒保
管庫及びその扉の内壁の周囲底部に設けられたガイド部
材と、移動自在車の周囲に設けられたガイド当たり部材
とにより、移動自在車を消毒保管庫内に収容したときに
移動自在車は所定の位置に位置決めされると共に、移動
自在車の底部と消毒保管庫内の消毒部とが隔離される。
【0010】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の移動自在車収容式熱風消毒保管装置であって、
扉部を開いた状態で移動自在車が消毒保管庫内に収納さ
れていることを検知する第1のセンサを有し、第1のセ
ンサの検出信号がオン時に消毒保管庫での消毒動作を開
始可能としたものである。
【0011】上記構成においては、第1のセンサによっ
て移動自在車が消毒保管庫内に収納されていることが検
知されて初めて、消毒保管庫での消毒動作が開始可能と
なるので、作業者が消毒保管庫内に存在したままで消毒
動作を開始することが防止される。
【0012】また、請求項3に記載の発明は、請求項2
に記載の移動自在車収容式熱風消毒保管装置であって、
消毒保管庫の扉が閉じられていることを検知する第2の
センサを更に有し、第1及び第2のセンサの両方の検出
信号がオン時に消毒保管庫での消毒動作を開始可能とし
たものである。
【0013】上記構成においては、第2のセンサによっ
て消毒保管庫の扉が閉じられていることが検知され、第
1及び第2のセンサの両検出信号がオンになっていて初
めて、消毒保管庫での消毒動作が開始可能となるので、
安全かつ確実に消毒運転を行うことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態に係る
移動自在車収容式熱風消毒保管装置について図1乃至図
10を参照して説明する。移動自在車収容式熱風消毒保
管装置は、洗浄済みの食器類を収納・運搬するためのコ
ンテナ(移動自在車)1と、熱風により消毒動作を行う
消毒保管庫10(後述の図3等参照)とからなる。コン
テナ1は食器類を収納した状態で消毒保管庫内に収容さ
れるものであり、内部に食器類を収納するためのラック
2が設けられ、下部に設けられたキャスタ3によって図
1(a)に矢印で示す両方向に走行自在とされている。
【0015】コンテナ1の前面及び背面には、開閉自在
な扉部5がそれぞれ2組ずつ取り付けられている。図2
(c)に示すように、扉部5は板状体の複数の扉5A,
5Bが長蝶番4で連結されてなる。この長蝶番4によっ
て扉5A,5Bの連結部においてはシール効果が得られ
る。図2(b)に示すように、扉5Aは蝶番6でコンテ
ナ1の天板1aに、コンテナ1の側部方向へ270度の
回動が可能に取り付けられている。扉部5は、扉5A,
5Bが水平横方向にスライド移動することによって、扉
部5,5が観音開きのように開閉する構成とされてい
る。扉部5を開けるときは、図1(b)に示すように、
扉5A,5Bの蝶番4による連結部分を手前側にせり出
した状態となるようにして、扉5Bを扉5A側にスライ
ド移動させる。扉5A,5Bをスライド移動させていく
と、扉部5が全開となった状態では、扉5A,5Bはコ
ンテナ1前面の端部において折り畳まれた形状となる。
【0016】コンテナ1の左右両側部には、扉部5を折
り畳まれた状態で収納することが可能な扉収納部1b
(扉部収納部)が設けられており、折り畳まれた状態の
扉部5をコンテナ1の側面部方向に回動させることによ
って、扉部5が扉収納部1bに収納される。扉収納部1
bは、コンテナ1上部の天板1aがコンテナ1本体部分
の幅よりも、折り畳んだ状態の扉部5の厚み分だけ大き
くすることで構成されている。コンテナ1は、扉部5が
開かれ、扉部5が扉収納部1bに収納された状態で、コ
ンテナ1の前面及び背面が、後述するコンテナ収容部1
1の左右両側面壁に対面するようにして消毒保管庫内に
収容される。
【0017】また、図2(a)に示すように、扉5Bに
は、扉部5を閉じた状態でコンテナ1上部の天板1aに
係止しておくためのロック部8が設けられている。この
ロック部8は、棒状のロックロッド8aと、このロック
ロッド8aを上下動させるための回転把手8bとからな
る。ロックロッド8aは、ロックガイド8cによって上
下動可能に扉5Bに取り付けられ、ロッドリンク8dを
介して回転把手8bに連結されている。ロッドリンク8
dはロックロッド8a及び回転把手8bの両方に対して
回動可能に取り付けられている。ロックロッド8aの先
端近傍には突起部8eが形成されており、この突起部8
eとロックガイド8cの間に圧縮バネ8fが設けられて
いる。以上の構成でなるロック部8において、回転把手
8bを図2(a)の矢印A方向に回転させることでロッ
クロッド8aを下方向へ移動させることができる。ま
た、ロックロッド8aを下方向へ移動させた状態では、
圧縮バネ8fにより回転把手8bは矢印B方向へ回転す
るように付勢されているため、作業者がロックロッド8
aを下方向へ移動させた後で回転把手8bから手を離す
と、ロックロッド8aは上方向に移動して元の状態に復
帰するようになっている。
【0018】ロックロッド8aの先端部8gは、天板1
aの上部に設けられた凹部と係合するようにされてお
り、これら先端部8gと凹部との係合によって扉部5が
閉じた状態に保持される。また、扉部5が開いて折り畳
まれた状態で扉収納部1bに収納されるときは、扉収納
部1bの天板1a部分に設けられた凹部とロックロッド
8aの先端部8gとが係合して、扉5が収納された状態
に保たれるようになっている。この扉部5の天板1aへ
の係止は、上述したように回転把手8bを回転させてロ
ックロッド8aを下方向に移動させることによって、簡
単に外すことができる。
【0019】次に、消毒保管庫について図3及び図4を
参照して説明する。消毒保管庫10は、コンテナ1及び
コンテナ1に収納されている食器類を熱風によって消毒
し保管するものであり、庫内には、コンテナ1を収容す
るためのコンテナ収容部11が設けられている。消毒保
管庫10はコンテナ収容部11内において、コンテナ1
及びコンテナ1に収納されている食器類に熱風を吹き出
すことで消毒を行う。コンテナ収容部11の上部には、
熱風を作り出すための熱源13、及びブロワモータ15
により駆動されるブロワ羽根16からなる送風機が設け
られており、コンテナ収容部11の側部には、熱源13
で作り出された熱風をコンテナ収容部11に送り込むた
めの通風路14が熱風仕切板11aにより区画形成され
ている。この通風路14からコンテナ収容部11内に送
り込まれた熱風は、コンテナ収容部11内に収容された
コンテナ1内を通った後、ブロワ羽根16の吸い込み口
11bに吸い込まれ、循環する。なお、コンテナ収容部
11は、コンテナ収容部11内の温度を一定に保つため
に断熱材12で覆われている。
【0020】また、コンテナ収容部11内の熱風仕切板
11aを含む側壁及び扉部10aの下部には、コンテナ
1の進行方向を案内するためのガイド部材18が設けら
れており、このガイド部材18に対応してコンテナ1の
下部にはガイド当たり部材19が設けられている。これ
らガイド部材18及びガイド当たり部材19は四方に設
けられ、ガイド部材18及びガイド当たり部材19によ
って、コンテナ1はコンテナ収容部11内において正確
に位置決めされる。ガイド部材18及びガイド当たり部
材19は、コンテナ1がコンテナ収容部11に収容され
た状態で、両部材の間隔が約1mm程度になるように設
定され、コンテナ1の底部とコンテナ収容部11内とを
実質的に隔離し得る寸法間隔に構成されている。なお、
図3(a)では、コンテナ1の正面・背面のガイド当た
り部材19、及びコンテナ収容部11内側面部分のガイ
ド部材18の図示を省略し、図3(b)では、コンテナ
1の側部のガイド当たり部材19、及びコンテナ収容部
11奥の側壁と扉部10a部分のガイド部材18の図示
を省略している。
【0021】次に、消毒保管庫10又はコンテナ1に備
えられている各センサについて図3及び図4を参照して
説明する。図4(a)に示すように、消毒保管庫10の
扉部10aの上方には、扉部10aの開閉状態を検出す
るためのセンサ20(第2のセンサ)が設けられてい
る。消毒保管庫10の扉部10aは、上述したコンテナ
1の扉部5に設けられているロック部8と同等の構成で
なるロック部21を有している。ロック部21は、上記
のロック部8と同様に、ロックロッド10cの上下動に
伴う消毒保管庫10の天板10bとの係合によって扉部
10aが閉じた状態に保たれるようになっている。セン
サ20はロックロッド10cと天板10bとが係合して
いるか否かを検出し、係合状態にある時はオン信号を装
置の制御部(図示なし)に送出する。即ち、センサ20
はロックロッド10cの上下動を検出するものであり、
センサ20の一部であるレバー20aがロックロッド1
0cの上方向への移動によって押し上げられると、ロッ
クロッド10cと天板10bとが係合して扉部10aが
閉じた状態であると判断して、オン信号を送出する構成
とされている。
【0022】また、図4(b)に示すように、コンテナ
収容部11の奥の側壁には、コンテナ1が収容されたこ
とを検出するためのセンサ(第1のセンサ)22が設け
られている。このセンサ22は、扉部5を折り畳んで扉
収納部1bに収納した状態とし、コンテナ1をコンテナ
収容部11内の所定位置まで進入させたときにオン信号
が出力される。このセンサ22を設けることで、扉部5
が正しく開けられ収納部1bに収納された状態のコンテ
ナ1がコンテナ収容部11内に正確に収容されたことを
確認することができる。消毒保管庫10による消毒動作
は、上記のセンサ20及びセンサ22からオン信号が送
出された場合にのみ開始されるように制御される。ま
た、運転中に、いずれかのセンサが検知しなくなった場
合には運転が停止され、運転中の安全が確保される。
【0023】次に、コンテナ収容部11に設けられた熱
風吹出口及び熱風吹出口を開閉するための機構について
図5乃至図7を参照して説明する。コンテナ収容部11
には、通風路14により熱源13と通じている熱風吹出
口25が設けられている。この熱風吹出口25は、消毒
保管庫10の正面側から見てコンテナ収容部11の左右
両側壁である熱風仕切板11aに設けられ、図5(a)
に示すように、上下方向に並べた2つの熱風吹出口25
が左右両側壁の手前側と奥側にそれぞれ配置されてい
る。これら手前側及び奥側の熱風吹出口25は同じ高さ
位置に設定される。さらに、左右両側の熱風仕切板11
aには、熱風吹出口25を開閉するためのスライドシャ
ッタ(シャッタ)26が上下動が可能となるように設け
られている。スライドシャッタ26には、熱風吹出口2
5と同様の形状とされた穴部27が、熱風仕切板11a
の熱風吹出口25に対応して設けられている。スライド
シャッタ26における穴部27の配置は、手前側の熱風
吹出口25に対応する穴部27と、奥側の熱風吹出口2
5に対応する穴部27とで互いに高さ位置が異なるよう
に設定されている。このときの各穴部27の高さ位置の
差は、スライドシャッタ26の上下動の移動量に等しい
ものとされ、この移動量は穴部27の直径より大きくな
るように設定される。なお、図5(a)は図5(b)に
示される左側の熱風仕切板11a及びスライドシャッタ
26を内方側から見た側面図である。
【0024】次に、スライドシャッタ26を上下動させ
るための機構について説明する。図5(a)(b)に示
すように、スライドシャッタ26の左右両側部にはスラ
イドガイド29が設けられており、スライドシャッタ2
6の左右方向への動きが規制される。スライドシャッタ
26の上部にはワイヤ30が取り付けられ、消毒保管庫
10の上部に設けられたスライド用モータ31の駆動力
で上下動されるようになっている。スライド用モータ3
1の駆動力はプーリ32を介してワイヤ30に伝達さ
れ、スライド用モータ31の回転方向を切り替えること
によって、スライドシャッタ26を上方向に移動させる
か、下方向に移動させるかが制御される。また、スライ
ドシャッタ26の移動量を検出するために、消毒保管庫
10の上部に配されたワイヤ30の近傍に位置センサ3
3が設けられ、ワイヤ30には当たり部材30a,30
bが取り付けられている。
【0025】当たり部材30a,30bの取り付け位置
は、穴部27と熱風吹出口25とが合致する位置にスラ
イドシャッタ26が移動したときに、当たり部材30
a,30bが位置センサ33に接触するように設定され
ている。位置センサ33は当たり部材30a,30bと
接触すると、上述した制御部にオン信号を送出する。制
御部は位置センサ33からの検出信号を受け取ると、ス
ライド用モータ31の回転を停止させる。また、図5
(b)に示すように、左右両側のスライドシャッタ26
は、同じワイヤ30で上下動される構成であるため、一
方のスライドシャッタ26が上方向へ移動すると、他方
のスライドシャッタ26は下方向に移動する。また、上
記の制御部にはタイマが設けられており、コンテナ収容
部11の左右両側壁に設けられたスライドシャッタ26
が任意の時間毎に上下移動するように構成されている。
このスライドシャッタ26を熱風仕切板11aに対して
上下動させることで、熱風吹出口25の開閉状態が制御
される。
【0026】上記のスライドシャッタ26の上下動によ
る熱風吹出口25の開閉について図6,図7により説明
する。図6(b)(d)及び図7(a)(c)はそれぞ
れ左側及び右側の熱風仕切板11a及びスライドシャッ
タ26を内面側から左右を見た図である。まず、図5
(b)で左側の熱風仕切り板11a及びスライドシャッ
タ26について図6を参照して説明する。上述したよう
に、スライドシャッタ26における穴部27の配置は、
手前側と奥側とで上下位置が異なるように設定されてい
るので、スライドシャッタ26の上下動により、手前側
又は奥側いずれか一方のみの熱風吹出口25が開状態と
なり、他方の熱風吹出口25は閉状態となる。すなわ
ち、図6(a)(b)に示すように、熱風仕切板11a
の手前側の熱風吹出口25aとスライドシャッタ26の
手前側の穴部27aとが合致して開状態となっている場
合、奥側の熱風吹出口25bと穴部27bとは常に合致
せずに閉状態となる。そして、図6(c)(d)に示す
ように、このスライドシャッタ26が上方向に移動し、
奥側の熱風吹出口25bと穴部27bとが合致して開状
態になると、手前側の熱風吹出口25aと穴部27aは
合致せずに閉状態になる。
【0027】図5(b)で左側のスライドシャッタ26
が上記のように動作する場合の、右側のスライドシャッ
タ26の動作を図7を参照して次に説明する。スライド
シャッタ26が図6(a)(b)の下がった位置にある
場合、右側のスライドシャッタ26は図7(a)(b)
に示す上がった位置となる。この場合における右側のス
ライドシャッタ26の穴部27の高さ位置は、奥側の熱
風吹出口25bが開状態となり、手前側の熱風吹出口2
5aが閉状態となるように設定されている。すなわち、
左側の熱風仕切板11aでは手前側の熱風吹出口25a
が開状態となり、右側の熱風仕切板11aでは奥側の熱
風吹出口25bが開状態となる。同様に、左側のスライ
ドシャッタ26が図6(c)(d)の上がった位置にあ
り、奥側の熱風吹出口25bが開状態となる場合は、図
7(c)(d)に示すように、右側の熱風仕切板11a
は下がった状態となり、手前側の熱風吹出口25aが開
状態となるように設定されている。
【0028】次に、コンテナ収容部11内における熱風
の流れについて図8乃至図10を参照して説明する。消
毒保管庫10を上面視で見たときに左側の熱風仕切板1
1aでは手前側の熱風吹出口25aが開状態となり、右
側の熱風仕切板11aでは奥側の熱風吹出口25bが開
状態となっている場合、コンテナ収容部11内の熱風
は、図8及び図10(a)に示すように、手前側領域と
奥側領域とでは流れが逆になり、かつ各領域内において
は一方向のみの流れとなる。即ち、手前側領域では左側
からの流れとなり、奥側領域では右側からの流れとな
る。よって、左右の熱風仕切板11aの熱風吹出口25
から吹き出したそれぞれの熱風はコンテナ収容部11内
でぶつかり合うことがなくスムーズに流れる。このとき
手前側領域では、左側からの熱風は、図8(b)に示す
ように、滞留することなくスムーズに流れ、コンテナ1
の中心付近、又はコンテナ収容部11の右側の熱風仕切
板11a付近で上昇してブロワ羽根16によって吸い込
まれる。同様に、奥側領域でも図8(c)に示すよう
に、右側からの熱風が滞留することなくスムーズに流れ
る。
【0029】また、図8に示す状態から左側のスライド
シャッタ26が上方向に移動した場合は、図9に示すよ
うに、左側の熱風仕切板11aでは奥側の熱風吹出口2
5bが開状態となり、右側の熱風仕切板11aでは手前
側の熱風吹出口25aが開状態となる。このときのコン
テナ収容部11内の熱風の流れは、図9及び図10
(b)に示すように、手前側領域では右側からの流れと
なり、奥側領域では左側からの流れとなる。よって、こ
の場合も上記と同様に、左右の熱風吹出口25からの熱
風はコンテナ収容部11内でぶつかり合うことなくスム
ーズに流れる。このとき手前側領域では、右側からの熱
風は、図9(b)に示すように、滞留することなくスム
ーズに流れ、コンテナ1の中心付近、又はコンテナ収容
部11の左側の熱風仕切板11a付近で上昇してブロワ
羽根16によって吸い込まれる。同様に、奥側領域でも
図9(c)に示すように、左側からの熱風が滞留するこ
となくスムーズに流れる。
【0030】本発明に係る移動自在車収容式熱風消毒保
管装置で消毒を行う場合の手順について説明する。運転
準備は次の手順による。(1)コンテナ1を消毒保管庫
10の付近に移動し、コンテナ1の扉部5を開いて折り
畳んだ状態で扉収納部1bに収納し、ロック部8により
固定する。(2)洗浄後の食器類をコンテナ1内のラッ
ク2に収納し、コンテナ1を消毒保管庫10のコンテナ
収容部11内に収容する。コンテナ1収容時には、コン
テナ収容部11内部及び扉部10aに設けられているガ
イド部材18に沿って収容する。このとき、コンテナ1
の底部に設けられたガイド当たり部材19がコンテナ収
容部11内部奥側のガイド部材18に接することで簡易
的な位置決めがされる。(3)センサ22によって、コ
ンテナ1がコンテナ収容部11内に収容され、かつコン
テナ1の扉部5が扉収納部1bに収納されていることが
検知されると、センサ22から制御部にオン信号が送出
される。(4)消毒保管庫10の扉部10aを閉じ、ロ
ック部21によって固定する。(5)センサ20により
扉部10aが閉じていることが検知されると、制御部に
オン信号が送出される。(6)センサ20及び22の両
方からオン信号の送出があった状態の時のみ消毒保管庫
10による消毒動作が開始可能となる。
【0031】次に、消毒運転を行うにあたり、消毒保管
庫10内の温度を制御する制御部に、設定温度と設定時
間を入力する。この設定温度は、消毒効果のある90°
Cから100°Cであり、食器類の材質等によって最適
な設定温度は異なる。例えば、食器類の材質がメラミン
であるときは90°C、陶器であるときは100°Cと
することが好ましい。また、設定時間はコンテナ収容部
11内の温度が設定温度に到達した時からカウントされ
る。このようにカウントされるのは、内部空気の状態、
及び食器類の材質、食器に付着している水分量に応じ
て、コンテナ収容部11内の温度が設定温度に達するの
に要する時間が変化し、必要な温度での運転時間の確保
が困難であるためである。参考値としては、消毒保管庫
10が、高さ2000mm、幅1500mm、奥行10
00mm、ヒータ容量3kW、ブロワ容量0.75kW
であるとき、コンテナ収容部11内が設定時間に達する
時間は20〜30分程度である。
【0032】次に、消毒保管庫10に設けられている運
転ボタン(図示なし)を押す。これにより消毒動作が開
始される。消毒動作運転において、スライドシャッタ2
6はスライド用モータ31により、例えば、10〜15
分毎に切り替え駆動される。運転中に消毒保管庫10の
扉部10aが開くと、上述したセンサ20がこれを検知
し、安全のためにブロワ羽根16及び熱源13が停止さ
れ、消毒動作が中止される。運転終了後のコンテナ収容
部11内の温度は高温となっており危険であるため、温
度が40°C程度に下がるまで自然冷却される。このと
きのコンテナ収容部11内の温度は消毒保管庫10に設
けられた表示部(図示なし)に表示される。自然冷却で
40°Cまで温度が下がるには、内部温度に左右される
が、上記の条件下では5〜6時間程度である。なお、こ
の自然冷却中もある程度の消毒効果がある。
【0033】運転停止後は次の手順による。運転が正常
に終了したかを消毒保管庫10の表示部で確認する。運
転が終了しているときは、消毒保管庫10の扉部10a
を開き、コンテナ1をコンテナ収容部11から取り出し
てコンテナ1の扉部5を閉じる。コンテナ1を移動さ
せ、目的の搬送車に載せる。
【0034】なお、本発明は上記実施の形態の構成に限
られず種々の変形が可能である。例えば、上記実施の形
態では、熱風仕切板11aの熱風吹出口25は、手前側
及び奥側のそれぞれに上下に2個ずつ設けられている
が、熱風吹出口25の個数はこれに限定されず、適宜変
更することが可能であり、例えば、手前側と奥側に3列
以上の熱風吹出口が形成されたものとしてもよい。ま
た、上記実施の形態では、熱風仕切板11aの熱風吹出
口25の位置は手前側と奥側とで上下位置が同じになる
ように配置され、スライドシャッタ26の穴部27の位
置は手前側と奥側とで上下位置が異なるように配置され
ているが、熱風仕切板11aの熱風吹出口25の位置を
手前側と奥側とで上下位置が異なるように配置し、スラ
イドシャッタ26の穴部27の位置を手前側と奥側とで
上下位置が同じになるように配置してもよい。
【0035】また、上記実施の形態では、スライドシャ
ッタ26の穴部27の位置が手前側と奥側とで上下位置
が異なるように配置され、スライドシャッタ26が上下
移動することで熱風吹出口25の開閉が制御されるよう
に構成されたものを示したが、この構成に代えて、スラ
イドシャッタ26の手前側と奥側の穴部27位置を、熱
風仕切板11aの手前側と奥側の熱風吹出口25の位置
に対して、左右方向にずらしたものとし、スライドシャ
ッタ26が左右方向に移動するように構成したものであ
ってもよい。また、上記実施の形態では、コンテナ1の
扉部5が観音開きのように開閉する構成とされている
が、ジャバラのように伸縮することにより開閉する構成
の扉部としてもよい。また、センサ20,22として
は、上記実施形態の様な機械的なスイッチ構成の他、光
学センサなどを用いてもよい。
【0036】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載の発明によ
れば、消毒保管庫内において左右両側から吹き出される
熱風が直接にはぶつからないので、流風経路全体の抵抗
が減少し、移動自在車内において熱風が滞留することを
防止することができる。よって、熱風の循環効率が向上
し、移動自在車に収納されている食器類の水分を吸い取
った熱風がスムーズに循環されるため、効率良く消毒運
転を行うことができる。また、移動自在車は扉部を折り
畳んで側部に収納した状態で消毒保管庫内に収容される
ので、扉部が折り畳まれて小さくなった分、消毒保管庫
内の省スペース化を図ることができる。さらに、従来の
ように扉を移動自在車から取り外してから移動自在車を
消毒保管庫に収容する場合に比べて、容易に扉部を開く
ことができ、作業性が向上する。また、消毒保管庫及び
その扉の内壁のガイド部材と、移動自在車のガイド当た
り部材により、移動自在車を消毒保管庫内に収容すると
同時に、移動自在車が所定の位置に位置決めされるの
で、消毒作業に要する時間を短縮することができる。さ
らに、移動自在車の底部と消毒保管庫内の消毒部とが隔
離されるので、消毒対象物である食器類に移動自在車底
部の埃等の汚物が付着することを防止することができ、
より高い消毒効果が得られる。
【0037】また、請求項2に記載の発明によれば、移
動自在車が消毒保管庫内に収容されている場合に、消毒
保管庫での消毒動作が開始可能となるので、作業者が消
毒保管庫内に存在したままで消毒動作を開始することが
防止され、作業を行うにあたっての安全性が向上する。
【0038】また、請求項3に記載の発明によれば、消
毒保管庫に移動自在車があることに加えて、消毒保管庫
の扉が閉じられている場合に第1及び第2センサの両検
出信号がオンになって、消毒保管庫での消毒動作が開始
可能となるので、消毒保管庫の扉を開放したままでの運
転等が防止され、安全かつ確実に消毒運転を行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の一実施形態に係る消毒保管装
置におけるコンテナの一方の扉部を開いた状態を示す正
面図、(b)は扉部が折り畳まれ収納される様子を示す
平面図である。
【図2】(a)は同コンテナの扉部のロック部近傍を示
す正面図、(b)は扉部の一部を示す上面図、(c)は
扉部の一部を内側から見た状態を示す図である。
【図3】(a)は同消毒保管庫における消毒保管庫にコ
ンテナが収容された状態を示す側断面図、(b)は消毒
保管庫の概略正面断面図である。
【図4】(a)は消毒保管庫の扉部に備えられたセンサ
部分の構成図、(b)は消毒保管庫の奥方に設けられた
センサ部分の構成図である。
【図5】(a)は消毒保管庫の熱風仕切板及びスライド
シャッタ部分の詳細側断面図、(b)は消毒保管庫の正
面断面図である。
【図6】消毒保管庫の左側の熱風仕切板及びスライドシ
ャッタを示す図であり、(a)は(b)のA−A’線断
面図、(b)は熱風仕切板の移動前の正面図、(c)は
(d)のB−B’線断面図、(d)は熱風仕切板の移動
後の正面図である。
【図7】消毒保管庫の右側の熱風仕切板及びスライドシ
ャッタを示す図であり、(a)は熱風仕切板の移動前の
正面図、(b)は(a)のC−C’線断面図、(c)は
熱風仕切板の移動後の正面図、(d)は(c)のD−
D’線断面図である。
【図8】コンテナ収容部内の熱風の流れを示す図であ
り、(a)は平面断面図、(b)は(a)のE−E’線
断面図、(c)は(a)のF−F’線断面図である。
【図9】コンテナ収容部内における図8とは逆方向時の
熱風の流れを示す図であり、(a)は平面断面図、
(b)は(a)のE−E’線断面図、(c)は(a)の
F−F’線断面図である。
【図10】(a)は図8で示す熱風の流れを立体的に示
した図、(b)は図9で示す熱風の流れを立体的に示し
た図である。
【図11】従来の消毒保管装置におけるコンテナ収容部
内の熱風の流れを示す図であり、(a)は平面断面図、
(b)は(a)のG−G’線断面図、(c)は(a)の
H−H’線断面図である。
【符号の説明】
1 コンテナ(移動自在車) 1b 収納部 5 扉部 5A,5B 扉 10 消毒保管庫 10a 扉部 11a 熱風仕切板 18 ガイド部材 19 ガイド当たり部材 20 センサ(第2のセンサ) 22 センサ(第1のセンサ) 25 熱風吹出口 26 スライドシャッタ(シャッタ) 27 穴部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−37448(JP,A) 特開 昭55−88765(JP,A) 実開 昭61−73331(JP,U) 実開 昭63−39371(JP,U) 実開 平7−13339(JP,U) 実開 平1−157753(JP,U) 実開 昭49−53096(JP,U) 登録実用新案3027300(JP,U) 実公 昭46−1101(JP,Y1) 実公 昭34−18792(JP,Y1) 実公 昭36−6790(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61L 2/04 A47L 19/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 食器類を収納可能で走行自在とされた移
    動自在車と、該移動自在車を収容し、移動自在車に収納
    されている食器類を熱風によって消毒し保管する消毒保
    管庫とからなる熱風消毒保管装置において、 前記消毒保管庫内の相対向する左右両側壁の少なくとも
    手前側と奥側とに配設され、熱源と通じ熱源からの熱風
    を庫内に吹き出すための熱風吹出口と、これら手前側及
    び奥側の熱風吹出口に対応したそれぞれの穴部が互いに
    位置を異ならせて配設され、これら穴部と前記熱風吹出
    口が合致するか否かで前記熱風吹出口の開閉を制御する
    移動可能なシャッタとが設けられ、 前記シャッタによって前記熱風吹出口の開閉を制御する
    ことで、前記熱風吹出口より吹き出される左右両側から
    の熱風が手前側と奥側とで左右逆方向の流れとして、左
    右両側壁からの熱風が直接にぶつからないようにし、し
    かも、この流れ方向が所定時間毎に切り替わるように
    し、 前記移動自在車の前面及び背面には開閉自在な扉部が設
    けられ、この扉部は、開いた状態で折り畳まれた形状と
    なり、移動自在車の側部に収納されるものであり、前記
    移動自在車は、前記扉部を開いた状態で移動自在車の前
    面及び背面が前記消毒保管庫内の左右両側面壁に対面す
    るように消毒保管庫内に収容され、 前記消毒保管庫及びその扉の内壁の周囲底部には前記移
    動自在車を所定の進行方向に案内するためのガイド部材
    が設けられ、このガイド部材に対応して前記移動自在車
    の周囲にはガイド当たり部材が設けられ、前記消毒保管
    庫内への前記移動自在車の収容時にこれらのガイド部材
    とガイド当たり部材が移動自在車の底部と消毒保管庫内
    とを実質的に隔離し得る寸法間隔に保たれるように構成
    されていることを特徴とすることを移動自在車収容式熱
    風消毒保管装置。
  2. 【請求項2】 前記扉部を開いた状態で前記移動自在車
    が前記消毒保管庫内に収納されていることを検知する第
    1のセンサを有し、 前記第1のセンサの検出信号がオン時に消毒保管庫での
    消毒動作を開始可能としたことを特徴とする請求項1に
    記載の移動自在車収容式熱風消保管装置。
  3. 【請求項3】 前記消毒保管庫の扉が閉じられているこ
    とを検知する第2のセンサを更に有し、 前記第1及び第2のセンサの両方の検出信号がオン時に
    消毒保管庫での消毒動作を開始可能としたことを特徴と
    する請求項2に記載の移動自在車収容式熱風消毒保管装
    置。
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