JP3306249B2 - 運動用シューズ - Google Patents

運動用シューズ

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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、陸上競技、サッカー、
野球、ゴルフなどのスパイクシューズや、いわゆる運動
靴などを含む運動用シューズに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的なスパイクシューズは、繊維や人
工皮革からなる甲皮を紐締めすることにより、足部をホ
ールドしている。しかし、かかる構造では、着地の際に
脚から地面に作用するキック力や回転力により、甲皮、
紐およびハトメの部分が伸びて、シューズ内で足が横方
向にズレたり足の裏面に沿って回転するのを避けられな
い。特に、200m走などのカーブを走る種目や、ハー
ドルなどの種目においては、殆どの選手がホールド性の
欠如を訴えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここで、足根部のホー
ルド構造としては、紐締めに代えて、非伸縮性のベルト
をシューズの外底部分から立上げて、締め上げる構造が
考えられる。
【0004】しかし、かかる構造では、ベルトを締め付
けることにより、足根部に加わる力がベルトの部分に集
中するので、大きな痛みが生じる。また、走行時に足関
節が背屈した際には前脛骨筋が収縮し、その腱が隆起す
る。一方、指節関節が背屈した際には、長母指伸筋が収
縮し、その腱が隆起する。これらの腱の隆起により、足
根部の周径囲が変化し、そのため、ベルト部分での接触
や圧迫による痛みが発生する。さらに、ベルトのような
線状部材では、足根部全体を十分にホールドすることが
できない。
【0005】本発明は、かかる従来の問題に鑑みてなさ
れたもので、その目的は足部を強固にホールドして、キ
ック力をロスなくトラックなどに伝え得ると共に足根部
に痛みを生じにくい運動用シューズを提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段および作用】前記目的を達
成するために、本出願の第1発明は、足の甲を覆う甲パ
ッドを保形性を有する材料で鞍形に形成して、シューズ
を足にフィットさせる締付材による締付力が足の甲にお
ける長母指伸筋および前脛骨筋の一部に加わるのを防止
している。
【0007】本発明によれば、甲パッドを保形性を有す
る材料で鞍形に形成したから、締付材による締付力が甲
パッドを介して足に加わるので、締付力が分散し、した
がって、非伸縮性のベルトでシューズを締め上げても、
痛みが生じにくい。特に、足の甲における長母指伸筋お
よび前脛骨筋に締付力が加わらないので、非伸縮性のベ
ルトでシューズを締上げても、筋の収縮による足の形状
の変化が許容されるから、圧迫による痛みが生じにく
い。さらに、面状の甲パッドでホールドするから、足根
部のホールド性が向上する。
【0008】一方、第2発明は、足の甲を覆う甲パッド
を保形性を有する材料で鞍形に形成して、締付材による
締付状態において前記甲パッドの稜線に沿って甲パッド
と甲との間に空間が形成されるように設定している。
【0009】この第2発明においては、甲パッドの稜線
に沿って、空間が形成されているので、締付材による締
付力が長母指伸筋などに加わるのを防止できるから、第
1発明と同様な効果が得られる。
【0010】
【実施例】本発明は、添付の図面を参考にした以下の好
適な実施例の説明からより明瞭に理解されるであろう。
しかしながら、実施例および図面は単なる図示および説
明のためのものであり、本発明の範囲を定めるために利
用されるべきものではない。本発明の範囲は請求の範囲
によってのみ定まる。添付図面において、複数の図面に
おける同一の部品番号は、同一または相当部分を示す。
【0011】図1および図2は、それぞれ、陸上競技用
のスパイクシューズを内側面および外側面から見た外観
を示す。図1において、スパイクシューズは、樹脂材料
からなるアウタ1と、このアウタ1の前足部のソール部
10に装着された複数のスパイク2と、非伸縮性の3組
のベルト3A,3B,3Cと、甲パッド4などで構成さ
れており、インナを備えていない。
【0012】図3および図4はアウタ1を示す。図3
(a)において、アウタ1における足の裏面を支持する
部分は、つまり、ソール部10は、破線でその領域を示
している。図3(b)〜(e)に示すように、アウタ1
には、ソール部10の周縁を上方に巻き上げた巻上部1
1A,11Bが形成されている。図3(a)の巻上部1
1A,11Bは、中足部から踵部まで連設された後巻上
部11Bと、前足部の全体に連なって形成された前巻上
部11Aとの間が、分割部13においてV字状に切欠さ
れて分割されている。前巻上部11Aおよび後巻上部1
1Bの踵部分には、それぞれ、巻上部11A,11Bを
足に沿って内方に巻き込んだ図3(b),(c)の前巻
込部12Aおよび図3(e)の後巻込部12Bが連設さ
れている。また、後巻上部11Bは、図3(d),
(e)に示すように、ソール部10から立上る部分がソ
ール部10よりも厚肉で、かつ、上端縁に行くに従い薄
肉に設定されている。なお、図3(b),(c)の前巻
上部11Aもソール部10から立上る部分が厚肉で、上
端縁の前巻込部12Aに行くに従い薄肉になっている。
【0013】前巻上部11Aおよび前巻込部12Aは、
図5の第1中足骨B1の骨頭B1aから第5中足骨B5
の骨頭B5aまでの前足部外周囲を覆うように連なって
形成されている。一方、図3(a)の後巻込部12B
は、図5の踵骨B2の側面をほぼ覆う領域に形成されて
いる。図6の二点鎖線で示すように、後巻上部11B
は、第1中足骨B1の骨頭B1aよりも若干後方の位置
から、踵骨B2を経由して、図5の第5中足骨B5の骨
頭B5aの近傍までにわたって設けられている。なお、
本実施例では、インナを備えていないので、アウタ1の
前足部および踵部の内面には、図3の二点鎖線で示す位
置にスポンジなどの緩衝部材8を固着しておく。
【0014】図1において、前記V字状の分割部13に
は、関節板14が前巻上部11Aと後巻上部11Bとの
間に架設されている。この関節板14は、図7(a),
(b)に示すように、扇形状で蛇腹状の板材からなり、
アウタ1よりも軟質の樹脂で構成されている。前記関節
板14は、扇子のように点Oを中心に円弧方向Rに伸縮
するもので、足の運動に伴う図4の矢印A方向のシュー
ズの変形を容易にする一方で、図3の各巻上部11A,
11Bが外側に変形するのを抑制するものである。
【0015】図1,図2に示すように、アウタ1におけ
る後巻込部12Bには切欠孔15が形成されている。ま
た、図3のアウタ1のソール部10の前足部および中足
部近傍には、多数の小孔16が形成されている。なお、
アウタ1の前足部には、前足部を覆うメッシュ状の伸縮
性の高い繊維からなるカバー7が装着されている。
【0016】図8は甲パッド4を示す斜視図である。甲
パッド4は、図9のように足の甲Cを覆うもので、たと
えば11ナイロンのような保形性を有する樹脂材料で図
8のように鞍形に形成されている。甲パッド4は、稜線
Lに沿った稜部40において、図9に示すように、足の
甲Cとの間に空間Sを形成し、一方、稜線Lから離れた
麓部41において、図9に明示するように甲Cの左右の
部分に接触する。この甲パッド4は、中ベルト3Bおよ
び後ベルト3C(図1)によって締め付けられるのであ
るが、図6のように、稜線Lに沿って甲パッド4と甲C
との間に空間Sが設定されていることから、図5の長母
指伸筋M1および前脛骨筋M2の一部に、ベルト3B,
3C(図1)の締付力が加わるのを防止する。なお、足
根部との接触部分にはハッチングを施しており、これら
の部分には必要に応じて、甲パッド4の内側にスポンジ
などの緩衝部材を貼着しておくのが好ましい。
【0017】図8に示すように、甲パッド4は稜部40
が厚肉に設定され、一方、麓部41が稜部40よりも薄
肉に設定されている。前記甲パッド4は、図6の後方B
aに行くに従い稜線Lが足に沿って上方に傾斜した前部
パッド42と、稜線Lが前部パッド42よりも上方に傾
斜し、かつ、足なりよりも大きく傾斜した後部パッド4
3とを一体に形成してなる。前部パッド42と後部パッ
ド43との間には、麓部41を切欠した切欠部44が形
成されている。なお、甲パッド4のヤング率は、一般
に、10kgf/mm2 〜100kgf/mm2 程度に設定するのが
好ましい。
【0018】甲パッド4は、図1に示すように、2本の
連結板5によって、アウタ1の前巻上部11Aないし巻
込部12Aに連結されている。連結板5は、アウタ1と
は別体の蛇腹状の板で構成されている。
【0019】前ベルト3A,中ベルト3B,後ベルト3
Cは、それぞれ、前足部、中足部および踵部の巻上部1
1A,11Bないし巻込部12A,12Bを締め付ける
ものである。前ベルト3Aおよび後ベルト3Bは、それ
ぞれ、前足部および踵部の巻上部11A,11Bまたは
巻込部12A,12Bに固着されている。一方、中ベル
ト3Bは、図9に明示するように、アウタ1のソール部
10の裏面10aに回り込んで、裏面10aに固着され
ている。各ベルト3A〜3Cは、それぞれ、2本のベル
トがリング6(図2参照)を介して連結されており、リ
ング6において折り返して、表面に形成した面ファスナ
部3aによって締付状態を保持できるようになってい
る。
【0020】図2の中ベルト3Bは、前部パッド42の
上面に沿って巻かれて、甲パッド4を中足部にフィット
させる。後ベルト3Cは、後部パッド43の上面に沿っ
て、アウタ1の踵部16を引き付ける方向に巻かれてい
る。なお、甲パッド4の稜部40の最後端には、後ベル
ト3Cが後方に離脱するのを防止する図6の係合突条4
5を設けるのが好ましい。
【0021】前記構成において、本スパイクシューズ
は、図1の非伸縮性の中ベルト3Bおよび後ベルト3C
をアウタ1から立上げて足根部を締め上げるので、ベル
ト3B,3Cに伸びが生じないから、足根部のホールド
性が向上する。特に、本スパイクシューズでは、3本の
非伸縮性のベルト3A〜3Cをアウタ1に固着すること
によってアウタ1を足にフィットさせるので、足関節や
指節関節が屈曲・伸展してもアウタ1全体が足に十分に
フィットするから、ホールド性が向上する。なお、形状
に個人差がある踏ず部(足根部)についても、中ベルト
3Bをアウタ1のソール部10の裏面に固着して、中ベ
ルト3Bの締付力でソール部10を踏ず部に密着させ得
るので、足との一体感(フィット性)が向上すると共
に、ホールド性が更に向上する。
【0022】また、甲パッド4を保形性を有する材料で
鞍形に形成したから、ベルト3B,3Cによる締付力が
甲パッド4を介して足に加わるので、締付力が分散す
る。したがって、非伸縮性のベルト3B,3Cでシュー
ズを締め上げても、痛みが生じにくい。特に、図5の長
母指伸筋M1および前脛骨筋M2に締付力が加わらない
ので、非伸縮性のベルト3B,3Cで締め上げても、筋
M1,M2の収縮による足の形状の変化が許容されるか
ら、接触や圧迫による痛みが生じにくい。さらに、図8
の面状の甲パッド4で足根部をホールドするから、ホー
ルド性も向上する。
【0023】また、甲パッド4の稜部40を厚肉にし、
一方、麓部41を薄肉に設定したから、稜部40の保形
性が十分に得られると共に、麓部41が足に沿い易くな
るので、フィット性が高まり、痛みも生じない。
【0024】また、前部パッド42よりも後部パッド4
3の稜線を上方に傾斜させて、図1の後部パッド43の
上面に沿って後ベルト3Cを巻いて、シューズの踵部1
6を引き付けているので、シューズの踵部16が踵から
離れない。したがって、シューズが足にフィットするの
で、走り易くなる。
【0025】更に、図8の麓部41に切欠部42を形成
したので、前部パッド42と後部パッド43の麓部41
が足に沿い易くなるから、更にフィット性が高まり、痛
みも生じない。
【0026】また、本スパイクシューズでは、図1の前
後の巻上部11A,11Bに更に、前後の巻込部12
A,12Bを連ねて形成したので、前足部および踵部を
両側面からホールドするだけでなく、上方からもホール
ドすることができ、また、踏ず部を後巻上部11Bによ
りホールドすることができる。したがって、ホールド性
が向上するので、シューズ内での足の横方向のズレや足
の裏面に沿った回転も防止でき、エネルギーロスを伴う
ことなくキック力をトラックなどに伝えることができ
る。しかも、巻上部11A,11Bの他に巻込部12
A,12Bを設けたので、足の側面とアウタ1の側面と
の接触面積が大きくなるから、足に痛みを生じるおそれ
もない。
【0027】また、図3のように、巻上部11A,11
Bはソール部10から立上る部分が厚肉に設定されてい
るので、巻上部11A,11Bの剛性が大きくなるか
ら、作用する荷重による巻上部11A,11Bの変形が
抑制される。したがって、ホールド性が更に向上する。
その一方で、巻上部11A,11Bおよび巻込部12
A,12Bは、上端縁に行くに従い薄肉になっているの
で、足に馴染み易いから、フィット性が高まり、痛みも
生じない。
【0028】また、前巻上部11Aと後巻上部11Bと
の間に、V字状に切欠いた分割部13を設け、更に、こ
の分割部13に図1の関節板14を設けたから、足の屈
曲時の抵抗が小さくなり、その一方で、巻上部11A,
11Bおよび巻込部12A,12Bが外側に向って変形
するのを関節板14によって抑制できるから、ホールド
性が向上する。しかも、巻上部11A,11Bは足のほ
ぼ全周にわたって形成されているので、圧力の集中によ
る部分的な痛みも生じにくい。
【0029】また、前足部の足当たりについては、前足
部を覆う伸縮性の高いカバー7を設けたので、指部の動
きを阻害することなく、上方から小さな力で拘束でき
る。更に、前後の巻込部12A,12Bの内側面等に
は、緩衝部材8を装着しているので、硬いアウタ1の圧
迫による痛みも生じにくい。
【0030】図10は、中ベルト3Bおよび後ベルト3
Cの他の例を示す。図10(a),(c)に示すよう
に、中ベルト3Bおよび後ベルト3Cは、ゴム製で、蛇
腹状の蛇腹部30を有しており、図10(b)のよう
に、足の動きに応じて一方の側面31が伸び、他方の側
面32が若干縮むようになっている。そのため、足関節
等の屈曲や伸展に伴うシューズの形状変化に対し、両ベ
ルト3B,3Cが最短距離を通る位置に移動するので、
一定の張力を維持することができる。なお、本変形例の
ベルト3B,3Cは、ベルト3B,3Cに張力が作用し
てもベルト3B,3Cは殆ど伸びず、一方、足の状態の
変化に応じて図10(b)のように変形するが、ベルト
3B,3Cの中立軸Nに沿ったベルト3B,3Cの長さ
は殆ど変化しないので、本発明の非伸縮性のベルトの範
囲に含まれる。
【0031】以上のとおり、図面を参照しながら好適な
実施例を説明したが、当業者であれば、本件明細書を見
て、自明な範囲内で種々の変更および修正を容易に想定
するであろう。たとえば、本発明は、前記実施例の陸上
競技用のスパイクシューズの他に、サッカー、野球、ゴ
ルフなどのスパイクシューズやスパイクを備えていない
運動用シューズに適用し得る。また、必要に応じてアウ
タにインナを装着してもよい。また、図9の空間Sをス
ポンジのような柔軟な部材で埋めてもよい。さらに、稜
部40を厚肉にする代わりに、稜部40に補強リブを設
けて稜部40を薄肉にしたり、あるいは、甲パッド4に
おける筋M1,M2と接触する部分をくり貫いたような
形状にして(切欠して)、筋M1,M2に締付力が加わ
るのを防止すると共に、麓部41よりも稜部40の剛性
を大きくしてもよい。また、麓部41を蛇腹構造にして
剛性を小さくしてもよい。したがって、そのような変更
および修正は、請求の範囲から定まる本発明の範囲内の
ものと解釈される。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
甲パッドを保形性を有する材料で鞍形に形成したから、
締付材による締付力が甲パッドを介して足に加わるの
で、締付力が分散し、したがって、非伸縮性のベルトで
シューズを締め上げても、痛みが生じにくい。特に、足
の甲における長母指伸筋および前脛骨筋に締付力が加わ
らないので、非伸縮性のベルトでシューズを締上げて
も、筋の収縮による足の形状の変化が許容されるから、
圧迫による痛みが生じにくい。さらに、面状の甲パッド
でホールドするから、足根部のホールド性が向上する。
特に、非伸縮性のベルトでシューズを足に密着させれ
ば、足のホールド性が著しく向上する。
【0033】また、甲パッドの稜部を厚肉にし、一方、
麓部を薄肉に設定すれば、稜部の保形性が十分に得られ
ると共に、麓部が足に沿い易くなるので、フィット性が
高まり、一層痛みが生じにくくなると共に、ホールド性
も向上する。
【0034】また、前部パッドよりも後部パッドの稜線
を上方に傾斜させて、後部パッドの上面に沿って後ベル
トを巻いて、シューズの踵部を引き付ければ、シューズ
の踵部が踵から離れない。したがって、シューズが足に
密着するので、走り易くなる。
【0035】更に、麓部に切欠部を形成すれば、前部パ
ッドと後部パッドの麓部が足に沿い易くなるから、更に
フィット性が高まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すスパイクシューズを内
側面から見た外観図である。
【図2】同外側面から見た外観図である。
【図3】(a)はアウタの平面図、(b)〜(e)は、
それぞれ、b−b線、c−c線、d−d線およびe−e
線断面図である。
【図4】アウタの縦断面図である。
【図5】甲パッドの配置および当たりを示す平面図であ
る。
【図6】同断面図である。
【図7】関節板の正面図および断面図である。
【図8】甲パッドの斜視図である。
【図9】中足部におけるスパイクシューズの断面図であ
る。
【図10】(a)はベルトの変形例を示す断面図、
(b)は同平面図、(c)はシューズの中足部および踵
部を示す外観図である。
【符号の説明】
3B:中ベルト 3C:後ベルト 4:甲パッド 40:稜部 41:麓部 42:前部パッド 43:後部パッド 44:切欠部 L:稜線 M1:筋 M2:筋
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中西 圭三 神戸市中央区港島中町7丁目1番1 株 式会社アシックス内 (56)参考文献 特開 平3−173501(JP,A) 特開 平4−250102(JP,A) 実開 昭60−193109(JP,U) 実開 昭62−119802(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A43B 1/00 - 23/30

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 足の甲を覆う甲パッドを保形性を有する
    材料で鞍形に形成して、シューズを足にフィットさせる
    締付材による締付力が足の甲における長母指伸筋および
    前脛骨筋の一部に加わるのを防止すると共に、 前記甲パッドは、稜線に沿った稜部が厚肉に設定され、
    稜線から離れた麓部が薄肉に設定されている運動用シュ
    ーズ。
  2. 【請求項2】 足の甲を覆う甲パッドを保形性を有する
    材料で鞍形に形成して、締付材による締付状態において
    前記甲パッドの稜線に沿って甲パッドと甲との間に空間
    が形成されるように設定した運動用シューズ。
  3. 【請求項3】 足の甲を覆う甲パッドを保形性を有する
    材料で鞍形に形成して、シューズを足にフィットさせる
    締付材による締付力が足の甲における長母指伸筋および
    前脛骨筋の一部に加わるのを防止すると共に、 前記甲パッドは、ヤング率が10kgf/mm2 〜100kgf/
    mm2 の材料で形成されている運動用シューズ。
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JP7481873B2 (ja) * 2020-03-27 2024-05-13 美津濃株式会社 シューズ用アッパー構造および当該アッパー構造を備えたシューズ

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