JP3306193B2 - 作業部往復移動機構 - Google Patents

作業部往復移動機構

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JP3306193B2
JP3306193B2 JP28386793A JP28386793A JP3306193B2 JP 3306193 B2 JP3306193 B2 JP 3306193B2 JP 28386793 A JP28386793 A JP 28386793A JP 28386793 A JP28386793 A JP 28386793A JP 3306193 B2 JP3306193 B2 JP 3306193B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、二つの作業点の間を作
業部が往復移動するための作業部往復移動機構に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】二つの作業点間を作業部が往復移動する
ための機構として、種々のリンク機構が広く用いられて
いる。
【0003】二つの作業点間を移動して行う作業として
は、作業部が部材を一作業点で受け取った後に他の作業
点に移動せしめ、該他の作業点でこの部材を作業対象た
る物品等に取りつける等の作業を行う場合が多い。具体
的には、組立中の物品に部品を取りつけたり、あるいは
物品にラベルの貼付もしくはスタンプを行うことが例示
される。
【0004】上記移動のための機構は、二作業点の互い
の位置関係そして該二作業点における作業部の移動方向
等により定められる。単純な場合、二作業点間で直線ス
トローク運動を行うシリンダ装置、円弧運動を行う回動
アーム装置、あるいはこれらの組合せ等がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記機構は、二作業点
間の移動経路に何ら制限がなく自由な軌跡を描ける場合
には、単純な構成でいかようにもできる。
【0006】しかしながら、装置の他の構成部位により
経路が限定されている場合には、移動機構はきわめて複
雑となる。特に、作業点直前での作業部の移動の方向ま
で制限されていると、方向転換機構をも含め、さらに複
雑となる。例えば、作業部の移動経路を狭い幅のほぼ直
線的な空間内に形成せねばならず、しかも、他の作業点
での作業部の物品への近接が上記経路に対し直角方向か
らなされることを要求されている場合には、上記移動機
構はきわめて複雑となってしまうという問題がある。本
発明はかかる問題を解決し、簡単な機構のもとに、上記
ほぼ直線的な経路をもち、物品に対しては上記経路に対
してほぼ直角方向に近接できる作業部往復移動機構を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記目
的は軸線の相対位置関係が一定な第一軸及び第二軸まわ
りにそれぞれ一端部にて回動自在に支持される第一レバ
ーと第二レバーとを有し、第一レバーには該第一レバー
の長手方向に滑動自在に案内されるスライダーが設けら
れ、第二レバーは一端部にて該第二レバーを所定角だけ
往復回動するための駆動部に接続されていると共に他端
部にて上記スライダーに対して揺動自在に該スライダー
と連結され、該スライダーには第一レバーに対して側方
に向け延出する腕部が設けられ、作業対象に対して作業
を行う作業部が上記腕部に設けられていることにより達
成される。
【0008】
【作用】上述の構成の本発明にあっては、第二レバーは
一端部にて駆動部により所定角だけ往復回動駆動を受
け、他端部が往復円弧運動を行う。該第二レバーの他端
部はスライダーと回動自在に連結されているため、該ス
ライダーは第一レバー上を往復滑動しながら該第一レバ
ーを一端部まわりに、回動せしめる。すなわち、スライ
ダーの位置は円弧運動を行う第二レバーの他端部にあっ
て、その向きは第二レバーにより定められる。
【0009】上記スライダーからは側方に向け延出する
腕部が設けられ、該腕部に作業部が位置している。した
がって、上記作業部が作業対象たる物品等から離れてい
る範囲に位置しているときには、第二レバーの他端部の
移動方向が第一レバーに対して直角な方向成分を大きく
有していると共にスライダーが第一レバー上を滑動する
ので、作業部は上記第一レバーに対しほぼ直角な方向に
ほぼ直線となる移動軌跡を描き、次に物品等に近づいた
範囲に位置しているときには、第二レバーの他端部は第
一レバーに対し直角な方向の成分が小さく長手方向成分
を大きくもつ運動をするようになるために上記移動軌跡
に対してほぼ直角方向にその方向を急に転換して上記物
品等に至る。
【0010】
【実施例】以下、添付図面にもとづき、本発明の実施例
を説明する。
【0011】図1は、本発明の作業部往復移動機構をラ
ベル供給装置に適用した場合を示す斜視図である。
【0012】図において、符号1は基台であり、その周
囲の三箇所にて軸受を介して第一軸2、第二軸3そして
第三軸4をそれぞれ回転自在に支持している。
【0013】上記第三軸4は上記基台1の下部に設けら
れたモータ(図示せず)に連結されており、一定速度で
一方向に回転する。そして、上記第三軸4には比較的短
いアーム5が取りつけられており、該アーム5は先端部
にてピン6を介してブロック7と回動自在に連結されて
いる。該ブロック7には筒体8の一端側で筒体8内にピ
ストンを有しているロッド9が出没自在に構成された流
体シリンダのロッド9の突出側の先端が取りつけられて
いる。上記筒体8の他端側には連結用突部8Aが設けら
れており、一端側で上記第二軸3に取りつけられている
アーム10の他端部にて、上記連結用突部8Aとアーム
10とがピン11を介して回動自在に連結されている。
通常筒体8には空気又は油などの流体を密封して筒体内
でのピストンの位置を一定に保ちロッド9が筒体8から
出没しないように設定し、ピン6とピン11の距離を一
定に保っている。かくして、第三軸4が一方向に連続回
転すると、上記筒体8及びロッド9,アーム5,アーム
10が形成するリンク機構の動作により、上記アーム1
0は所定角だけ往復回動運動を行う。
【0014】上記第二軸3の上端には、上記アーム10
と角度のずれを有するようにして、第二レバー12が一
端部にて取りつけられており、上記アーム10が往復回
動運動を行うと、これとともに上記第二レバー12も第
二軸3により駆動されて往復回動運動を行う。
【0015】上記第一軸2の上端部には、第一レバー1
3が一端にて該第一軸2に対して回動自在に支持されて
いる。該第一レバー13の下側には長手方向に延びるレ
ール状のスライド案内面13Aが形成され、上面に溝1
4Aを有するスライダー14が該第一レバー13の長手
方向に滑動自在に案内されている。また、該スライダー
14は下面側で軸15により上記第二レバー12の他端
部にて該第二レバー12と互いに回動自在に連結されて
いる。
【0016】上記スライダー14には、上記第一レバー
13の長手方向に対して側方に延びる腕部16が設けら
れている。該腕部16の先端部から支持板17が上方に
向けて設けられ、その上部に作業部としての吸着装置1
8が取りつけられている。該吸着装置18は、図示せぬ
制御装置により所定時期に開閉される開閉弁を介して真
空装置に接続されている。
【0017】また、図1に実線で示される位置にある上
記吸着装置18の両側には、作業対象たるブロー成形用
の金型Dが配設されている。該金型Dは分割された一対
の対称な型から成り、その対向面に例えばブロー成形さ
れるべきボトルの半面に対応する凹部が形成されてい
る。
【0018】かかる本実施例装置の作動を図2をも参照
しつつ説明する。なお、図2は第一レバー13、第二レ
バー12、スライダー14及び該スライダー14から延
出し吸着装置18を備えた腕部16のみを示し、駆動用
のアーム5,10そして筒体8が省略された概要平面図
であり、第二レバー12はその往復回動範囲ABの中間
位置にて示されている。
【0019】モータ(図示せず)が回転し第三軸4が
一方向に連続回転すると、既述のリンク機構(アーム
5,10、筒体8,ロッド8A等)により、第二レバー
12の先端は、図2に一点鎖線で示す円弧ABの範囲を
往復回動する。
【0020】第二レバー12の先端(他端部)がAか
らBに、黒丸点で示される各位置を経て移動すると、ス
ライダー14を回動自在に支持している軸15の中心O
も上記黒丸点上を移動する。すなわち、スライダー14
はかかる移動を行うように、第一レバー13上を長手方
向に往復滑動しつつ該第一レバー13を往復回動せしめ
る。
【0021】スライダー14の中心Oが上記の一点鎖
線の円弧AB上を移動すると、該スライダー14に取り
つけられている腕部16、したがってその先端に設けら
れた吸着装置18もそれに伴って黒太実線の曲線上を移
動する。この吸着装置18の移動は、上記黒丸点で示さ
れたスライダー14の中心Oの位置に対応して上記黒太
実線上の白丸点で示す各位置を経て移動する。上記吸着
装置の移動を示す黒太実線の曲線は、スライダー14の
中心OがA点側及びABの中間位置にある間においては
スライダー14が第一レバー13を比較的大きく回動さ
せるものの該第一レバー13上を滑動するので、図2の
ごとくほぼ直線的に横方向に移動し、中心OがB点に近
づくと、スライダー14の滑動のみが大きく作用して上
記横方向の移動が急激にほぼ直角に曲がる。図示のごと
く、吸着装置18はその移動経路が直線状に移動した後
にほぼ直角方向に曲がるのみならず、吸着装置18自体
も上記経路の始点と終点において向きをほぼ直角に変え
る。
【0022】かかる移動を行う吸着装置18に対し、
上記スライダー14の中心OがAからBに向う間だけ、
真空圧を作用せしめると、例えばラベルLは始点AO
てラベル供給装置(図示せず)から吸着装置18により
受取られ、終点BOにて金型Dに受け渡される。なおラ
ベルLの金型Dへの受け渡しは、終点BOにおける吸着
装置の真空圧供給停止直前に金型Dの吸着部位D1に真
空圧を作用せしめて行う。
【0023】なお、本実施例では吸着装置18の吸着点
2を、スライダー14の中心Oを通り第一レバー13
に直角な線上の位置H1からhだけ突出するよう便宜上
定めたが、特にはその必要はない。これは、上記H1
移動軌跡が点線で示される曲線のごとくH2の軌跡とあ
まり変わらないことからも明らかである。
【0024】かくして、本実施例によれば、対向せる金
型Dが狭い空間をもって対向配置されていても、作業部
たる吸着装置は上記空間に対しほぼ直線的に進入した
後、作業対象に対しほぼ直角に方向を変えて作業を行え
る。上記作業部による作業は、実施例のごとくのラベル
の受渡しに限定されず、他の部品の受渡し及びその取付
け、あるいはスタンプ作業等も可能である。
【0025】さらに、本実施例では作業対象たる金型D
は静止していたが、金型Dが例えば円弧軌道を描いて移
動する場合には、図1の二点鎖線で示すごとく、基台1
が円弧状のレール20上を往復動する移動テーブルを構
成して、作業時に上記基台1と金型Dが相対移動しない
ようにすれば、移動せる作業対象に対しても適用が可能
となる。
【0026】
【発明の効果】本発明は以上のごとく、簡単なリンク機
構により、リンクの一点を直線状に移動せしめた後に、
その方向をほぼ直角に変えることができるので、限られ
た狭い空間においても作業を自動的に行えるという効果
をもたらす。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例装置を示す斜視図である。
【図2】図1装置の作業部の移動軌跡を示す概要平面図
である。
【符号の説明】
2 第一軸 3 第二軸 12 第二レバー 13 第一レバー 14 スライダー 16 腕部 18 作業部(吸着装置) D 作業対象(金型)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高野 晃一 富山県砺波市林880番地 (56)参考文献 特開 昭52−32465(JP,A) 特開 昭52−37377(JP,A) 特開 昭60−124473(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16H 19/00 - 31/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸線の相対位置関係が一定な第一軸及び
    第二軸まわりにそれぞれ一端部にて回動自在に支持され
    る第一レバーと第二レバーとを有し、第一レバーには該
    第一レバーの長手方向に滑動自在に案内されるスライダ
    ーが設けられ、第二レバーは一端部にて該第二レバーを
    所定角だけ往復回動するための駆動部に接続されている
    と共に他端部にて上記スライダーに対して揺動自在に該
    スライダーと連結され、該スライダーには第一レバーに
    対して側方に向け延出する腕部が設けられ、作業対象に
    対して作業を行う作業部が上記腕部に設けられているこ
    とを特徴とする作業部往復移動機構。
  2. 【請求項2】 第一軸及び第二軸は、移動せる作業対象
    と相対位置関係が一定となるように移動する移動テーブ
    ルに設けられていることとする請求項1に記載の作業部
    往復移動機構。
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