JP3305524B2 - 作業車両におけるフロントガード装置 - Google Patents

作業車両におけるフロントガード装置

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JP3305524B2 JP32307394A JP32307394A JP3305524B2 JP 3305524 B2 JP3305524 B2 JP 3305524B2 JP 32307394 A JP32307394 A JP 32307394A JP 32307394 A JP32307394 A JP 32307394A JP 3305524 B2 JP3305524 B2 JP 3305524B2
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,車体フレームの前部に
搭載されたエンジンに接続されるマフラーが,前記エン
ジンの前方で車体フレームの上面よりも下方位置に配置
され,該マフラーを覆うフロントカバーが車体フレーム
の前端に取付けられる作業車両に関する。
【0002】
【従来の技術】従来,かかる装置は,特開平2−997
13号公報により既に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで,フロントカ
バーは比較的高温度となるマフラーを外部から遮蔽する
機能を有するだけであって衝撃吸収機能を有するもので
はなく,上記従来のものでは,衝撃吸収機能を有するバ
ンパーがフロントカバーの上部に設けられており,フロ
ントカバーは剥き出し状態となっている。このため,バ
ンパーよりも下方で異物がフロントカバーに衝突するお
それがある。このフロントカバーへの異物の衝突を回避
するためには,バンパーでフロントカバーの前方を覆う
ようにすればよいが,その際,前方からの冷却風による
フロントカバーの冷却をバンパーが阻害することを回避
するとともに,美観上も優れた構成とすることが望まし
い。
【0004】本発明は,かかる事情に鑑みてなされたも
のであり,フロントカバーの冷却風による冷却を阻害す
ることなくフロントカバーへの異物の衝突を防止すると
ともに優れた美観が得られるようにした作業車両におけ
るフロントガード装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に,請求項1記載の発明は,車体フレームの前部に搭載
されたエンジンに接続されるマフラーが,前記エンジン
の前方で車体フレームの上面よりも下方位置に配置さ
れ,該マフラーを覆うフロントカバーが車体フレームの
前端に取付けられ,フロントアクスルビームを支承する
フロントアクスルフレームが,マフラーの後方側で車体
フレームの左右一対の縦フレーム部間にわ たって設けら
る作業車両において,前記フロントアクスルフレーム
の前板部は,車体フレーム,フロントカバー,底板およ
び左右一対の側板と共働して,マフラーを収納,配置し
たマフラー収納室を形成し,そのマフラーに接続されて
排ガスを外部に排出する排気管の前端が前記フロントカ
バーの内側に配置されると共に,該排気管の前端開口部
に対応して該フロントカバーに排気口が設けられ,棒状
に形成されて車体フレームの幅方向に延びる一対のバン
パーが,フロントカバーをその前方から覆う位置で上下
に間隔をあけて車体フレームに取付けられることを特徴
とする。
【0006】また請求項2記載の発明によれば,上記請
求項1記載の発明の構成に加えて,両バンパー間の間隔
は,車体フレームの側方から見た側面視でマフラーの上
方側半分以上が両バンパー間に対応するように設定され
る。
【0007】
【作 用】上記請求項1記載の構成によれば,フロント
カバーの前方に一対のバンパーが位置することにより異
物が前方からフロントカバーに衝突することが回避さ
れ,また両バンパーが上下に間隔をあけて配置されるこ
とにより,両バンパー間で冷却風がフロントカバー側に
流れることが可能であり,美観上も優れたものとなる。
また特にフロントアクスルフレームの前板部が,車体フ
レーム,フロントカバー,底板および左右一対の側板と
共働して,マフラーを収納,配置したマフラー収納室を
形成するから,該フロントアクスルフレームが,フロン
トアクスルビームを支承する機能,ならびに車体フレー
ムの両縦フレーム部間を結ぶクロスメンバーとしての強
度材としての機能を果たした上に,マフラー収納室の後
壁を形成する部材としての機能を果たすことになり,フ
ロントアクスルフレームに,より多くの機能を果たさせ
て構成を単純化することが可能となる。
【0008】また上記請求項2記載の発明の構成によれ
ば,フロントカバーに前方からの空気が当たる範囲が,
マフラーの上方側半分以上に対応するように設定される
ことになり,フロントカバーの冷却風による冷却効果増
大に伴ってマフラーの冷却もより促進される。
【0009】
【実施例】以下,図面により本発明を乗用芝草刈機に適
用したときの一実施例について説明する。
【0010】図1ないし図6は本発明の一実施例を示す
ものであり,図1は乗用芝草刈機の側面図,図2は乗用
芝草刈機の前部縦断面図,図3は図2の3−3線断面
図,図4は図2の4−4線拡大断面図,図5は図3の5
−5線拡大断面図,図6は図4の6−6線断面図であ
る。
【0011】先ず図1において,作業車両である乗用芝
草刈機は,前後に長く延びる車体フレーム11を備える
ものであり,この車体フレーム11の前部には左右一対
の前輪WF が操向可能に懸架される。また車体フレーム
11の後部にはミッションケース12が固定されてお
り,左右一対の後R は,前記ミッションケース12
の左右両側面にそれぞれ固着されたリヤアクスルハウジ
ング13で回転可能に軸支される。
【0012】車体フレーム11上には,コラム部14a
を有するカバー14が,車体フレーム11の前後方向中
間部から後方側を覆うようにして取付けられ,コラム部
14aの後方側に間隔をあけた位置でカバー14上には
乗用シート15が配設される。コラム部14a内には上
下に延びるステアリングステム16が配設されており,
コラム部14aから突出したステアリングステム16の
上端にはステアリングハンドル17が固着される。
【0013】コラム部14aよりも前方で車体フレーム
11の前部には,軸線をほぼ鉛直としたクランク軸18
を有するバーチカル型エンジンEが搭載されており,こ
のクランク軸18からの動力は,無端ベルト19を含む
動力伝達手段20を介してミッションケース12の入力
軸21に伝達される。
【0014】両前輪WF および両後輪WR 間で車体フレ
ーム11の下方には,下方に開放した皿状のカッターハ
ウジング22が配置されており,このカッターハウジン
グ22は,リンク機構23により昇降可能として車体フ
レーム11に支承される。而して該リンク機構23は,
カッターハウジング22の前部および車体フレーム11
の前部間を結ぶ一対の前部リンク24と,カッターハウ
ジング22の後部および車体フレーム11の中間部間を
結ぶ一対の後部リンク25とを有して所謂平行リンクを
構成するものであり,両後部リンク25の一方に連結さ
れて乗用シート15の左側に配置されている昇降操作レ
バー26を操作することにより,カッターハウジング2
2が,その地面に対する姿勢を一定として昇降作動せし
められることになる。またカッターハウジング22の両
側部には該カッターハウジング22の最下限位置を規定
して地面上を転動可能な一対のスカルプローラ27,2
7が軸支される。
【0015】カッターハウジング22内には,作業機で
ある一対のカッター28が回転自在に収納される。而し
てクランク軸18の下端に固設された駆動プーリ29
と,カッターハウジング22の上方で両カッター28の
回転軸にそれぞれ固設された従動プーリとに無端ベルト
30が巻掛けられて巻掛け伝動系31が構成される。而
して,該巻掛け伝動系31は,コラム部14a内に上下
に延びて配置される操作軸32の回動作動に応じて,無
端ベルト30を緊張させたクラッチオン状態と,無端ベ
ルト30の緊張状態を緩和したクラッチオフ状態とを切
換可能であり,ステアリングハンドル17の近傍で前記
操作軸32の上端に操作レバー33が固定される。
【0016】図2において,エンジンEは強制的に空冷
されるものであり,エンジンEのシリンダヘッドおよび
シリンダブロックには多数のフィン35…が突設され
る。而してエンジンEの上部を覆うようにして該エンジ
ンEに取付けられたファンカバー36に一体に連設され
た空冷ダクト37が,各フィン35…を覆うようにして
下方に延設されており,ファンカバー36の後方上部に
設けられた導入口38にクランク軸18に取付けられた
冷却ファン39が配設される。またファンカバー36の
上部には,前記導入口38に接続されて前方に延びると
ともに前端開口部に網部材41が取付けられた吸気ダク
ト40が配設される。而して冷却ファン39の作動に応
じて吸気ダクト40からファンカバー36内に吸引され
た空気が空冷ダクト37内で,前記各フィン35…間を
下方に流通することにより,エンジンEが強制的に空冷
されることになる。
【0017】ところで,前記空冷ダクト37を含むファ
ンカバー36ならびに前記吸気ダクト40が取付けられ
たエンジンEと,該エンジンEの補機,たとえば図示し
ない燃料タンクおよび気化器等は,ボンネット42で覆
われる。而して,該ボンネット42は,図1で示すよう
に,その後縁部がコラム部14aの前縁部に上方から重
なるようにしてエンジンEおよび他の補機を覆う位置
と,前方側に傾いてエンジンEおよび他の補機を開放す
る位置との間での回動を可能として,車体フレーム11
の前部に設けられたブラケット43に枢着される。しか
もボンネット42の前部には,空気をボンネット42内
に取入れるための複数の空気取入口44…が,上下に延
びるスリット状にして設けられる。
【0018】図3を併せて参照して,車体フレーム11
は,相互に平行にして前後方向に延びる一対の縦フレー
ム部11a,11aの上端間が連結板部11bで連結さ
れて成るものであり,空冷ダクト37の下方位置で連結
板部11bには開口部45が設けられる。而して連結板
部11b上には,空冷ダクト37を流通してきた空気を
開口部45に導く接続ダクト46が固着される。しかも
エンジンEの排気管47は開口部45を貫通してエンジ
ンEの前方斜め下に延設され,車体フレーム11の上面
よりも下方に配置されたマフラー49に排気管47が接
続される。
【0019】マフラー49は,両端を閉じた円筒状に構
成されるものであり,該マフラー49の両端に設けられ
たステー50,50が車体フレーム11の両縦フレーム
部11a,11aに固定的に支持される。
【0020】車体フレーム11の前端における連結板部
11bには,マフラー49を前方から覆うフロントカバ
ー51の上端が固着され,該フロントカバー51の下端
には,マフラー49を下方から覆う底板52が連設され
る。また車体フレーム11の前部には,両縦フレーム部
11a,11aに外方から重なるようにして一対の側板
53,53が固着される。而してマフラー49には,排
ガスを外部に排出する排気管48が接続されており,こ
の排気管48の前端はフロントカバー51内に配置さ
れ,排気管48の前端開口部に対応してフロントカバー
51に排気口51aが設けられる。
【0021】図4,図5および図6を併せて参照して,
前記マフラー49の後方側で車体フレーム11の両縦フ
レーム部11a,11a間にわたっては,下方に開いた
略U字状の横断面形状を有するフロントアクスルフレー
ム54が設けられる。すなわちフロントアクスルフレー
ム54は,車体フレーム11の両縦フレーム部11a,
11a間にわたって連結板部11bの下面に当接される
上板部54aと,該上板部54aの前縁から下方に延び
るとともに両側端を縦フレーム部11a,11aおよび
側板53,53の内側面に当接させる前板部54bと,
上板部54aの後縁から下方に延びるとともに両側端を
縦フレーム部11a,11aおよび側板53,53の内
側面に当接させる後板部54cとから成る。而して上板
部54aの両端は,両側板53,53の上端折曲げ部と
ともに連結板部11bにボルト55,55により固定的
に連結される。また前板部54bの両側端上部には縦フ
レーム部11aの内面に当接する折曲げ部56がそれぞ
れ設けられ,前板部54bの両側端下部には側板53の
内面に当接する折曲げ部57がそれぞれ設けられ,折曲
げ部56,縦フレーム部11aおよび側板53がボルト
58により一体的に連結され,折曲げ部57と側板53
とが一対のボルト59,59により一体的に連結され
る。さらに後板部54cの両側端には縦フレーム部11
aの内面に当接する折曲げ部60と,側板53の内面に
当接する折曲げ部61とがそれぞれ設けられ,折曲げ部
60,縦フレーム部11aおよび側板53がボルト62
により一体的に連結され,折曲げ部61と側板53とが
ボルト63により一体的に連結される。しかもフロント
アクスルフレーム54が設けられる部分で車体フレーム
11における両縦フレーム部11aの下縁には,内方側
に張出した鍔部11cが設けられており,この鍔部11
cにより車体フレーム11の強度が増強される。
【0022】このようなフロントアクスルフレーム54
の前板部54bは,車体フレーム11,フロントカバー
51,底板52および両側板53,53と共働して,マ
フラー49を収納,配置したマフラー収納室65を形成
することになる。すなわちフロントアクスルフレーム5
4の前板部54bは,前記マフラー収納室65の後壁を
形成することになる。
【0023】このマフラー収納室65には,エンジン冷
却後の空気が開口部45から導入されることになり,そ
の空気の流通によりマフラー49が冷却されることにな
る。而して底板52の後縁と,フロントアクスルフレー
ム54における前板部54bの下端縁との間にスリット
状の排気口66が形成され,また両側板53の前端下縁
とフロントカバー51との間に排気口67がそれぞれ形
成される。
【0024】両前輪WF は,四角形状の横断面を有する
フロントアクスルビーム70の両端に操向可能として軸
支されるものであり,該フロントアクスルビーム70の
長手方向中間部は,フロントアクスルフレーム54内に
挿入される。而して両側板53にはフロントアクスルフ
レーム54の両端下部を開放させる切欠き部71がそれ
ぞれ設けられており,フロントアクスルビーム70は,
該切欠き部71からフロトアクスルフレーム54内に挿
入されている。しかもフロントアクスルビーム70の長
手方向中央部の近傍後方位置でクランク軸18の駆動プ
ーリ29に巻掛けられた無端ベルト30の前方位置に存
在することを回避するために,フロントアクスルビーム
70は,その長手方向中央部すなわち揺動中心に向かう
につれて高くなるように形成されており,かかる構成に
より,巻掛け伝動系31のクラッチオフ時にフロントア
クスルビーム70側に跳ねて接触することが防止され,
それにより無端ベルト30の耐久性を向上することがで
きる。
【0025】またフロントアクスルビーム70の長手方
向中央部には,該フロントアクスルビーム70を両側か
ら挟むU字状に形成された支持部材72が固着されてお
り,車体フレーム11の長手方向すなわち乗用芝草刈機
の前後方向に沿う軸線を有する支軸73が支持部材72
を貫通してフロントアクスルフレーム54に固定され
る。これによりフロントアクスルビーム70が揺動可能
としてフロントアクスルフレーム54に支承されること
になり,フロントアクスルビーム70の揺動限は,側板
53に設けられた切欠き部71の上縁にフロントアクス
ルビーム70が当接することにより規制される。
【0026】再び図1ないし図3に注目して,フロント
カバー51の前方位置には,パイプにより棒状に形成さ
れて車体フレーム11の幅方向に延びる一対のバンパー
74,74が,フロントカバー51を前方側から覆うよ
うにして配置される。両バンパー74,74は,両側板
53,53に外方側から重なるようにして車体フレーム
11および側板53,53に固着される一対の支持板7
5,75に上下に間隔をあけて取付けられるものであ
り,上方のバンパー74はボンネット42の開放に支障
を来すことがないように車体フレーム11の上面にほぼ
対応して配置され,両バンパー74,74間の間隔は,
車体フレーム11の側方から見た側面視において,図2
で示すように,マフラー49の上方側半分以上が両バン
パー74,74間に対応するように設定される。
【0027】次にこの実施例の作用について説明する
と,フロントアクスルフレーム54は,フロントアクス
ルビーム70を支承する機能,ならびに車体フレーム1
1の両縦フレーム部11a間を結ぶクロスメンバーとし
ての強度材としての機能を果たした上に,マフラー収納
室65の後壁を形成する部材としての機能を果たすこと
になり,フロントアクスルフレーム54に,より多くの
機能を果たさせて構成を単純化することが可能となる。
【0028】また棒状に形成されて車体フレーム11の
幅方向に延びる一対のバンパー74,74が,フロント
カバー51をその前方から覆う位置で車体フレーム11
に取付けられることから,フロントカバー51の前方に
異物があったとしても該異物は両バンパー74,74に
衝突して衝撃を吸収されることになり,異物が前方から
フロントカバー51に直接接触することが確実に防止さ
れる。しかも両バンパー74,74が上下に間隔をあけ
て配置されることにより,両バンパー74,74間で冷
却風がフロントカバー51側に流れることが可能であっ
て冷却風によるフロントカバー51の冷却がバンパー7
4,74で阻害されることはなく,また両バンパー7
4,74の見栄えもよい。
【0029】しかも両バンパー74,74間の間隔は,
車体フレーム11の側方から見た側面視において,マフ
ラー49の上方側半分以上が両バンパー74,74間に
対応するように設定されるので,フロントカバー51に
前方からの空気が当たる範囲が,マフラー49の上方側
半分以上に対応するように設定されることになり,フロ
ントカバー51の冷却風による冷却効果が増大すること
に伴って,フロントカバー51の後方側に在るマフラー
49の冷却がより効果的に促進されることになる。
【0030】以上,本発明の実施例を説明したが,本発
明は上記実施例に限定されるものではなく,特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行うことが可能である。
【0031】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば,棒状に形成されて車体フレームの幅方向に延びる一
対のバンパーが,フロントカバーをその前方から覆う位
置で上下に間隔をあけて車体フレームに取付けられるの
で,一対のバンパーにより異物が前方からフロントカバ
ーに衝突することを確実に防止することができ,しかも
両バンパーが上下に間隔をあけて配置されることによ
り,冷却風によるフロントカバーの冷却を可能とすると
ともにそのフロントカバーの冷却によるマフラーの冷却
も促進可能とし,しかも優れた美観を得ることができ
る。また特にフロントアクスルフレームの前板部が,車
体フレーム,フロントカバー,底板および左右一対の側
板と共働して,マフラーを収納,配置したマフラー収納
室を形成するの で,該フロントアクスルフレームが,フ
ロントアクスルビームを支承する機能,ならびに車体フ
レームの両縦フレーム部間を結ぶクロスメンバーとして
の強度材としての機能を果たした上に,マフラー収納室
の後壁を形成する部材としての機能を果たすことにな
り,フロントアクスルフレームに,より多くの機能を果
たさせて構成を単純化することが可能となる。さらにマ
フラーに接続されて排ガスを外部に排出する排気管の前
端がフロントカバーの内側に配置されると共に,該排気
管の前端開口部に対応してフロントカバーに排気口が設
けられる。
【0032】また請求項2記載の発明によれば,両バン
パー間の間隔は,車体フレームの側方から見た側面視で
マフラーの上方側半分以上が両バンパー間に対応するよ
うに設定されるので,フロントカバーに前方からの空気
が当たる範囲をマフラーの上方側半分以上に対応させる
ことにより,フロントカバーの冷却風による冷却効果増
大に伴ってマフラーの冷却をより効果的に促進すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】乗用芝草刈機の側面図
【図2】乗用芝草刈機の前部縦断面図
【図3】図2の3−3線断面図
【図4】図2の4−4線拡大断面図
【図5】図3の5−5線拡大断面図
【図6】図4の6−6線断面図
【符号の説明】
11・・・車体フレーム11a・・縦フレーム部 48・・・排気管 49・・・マフラー 51・・・フロントカバー51a・・排気口 52・・・底板 53・・・側板 54・・・フロントアクスルフレーム 65・・・マフラ収納室 70・・・フロントアクスルビーム 74・・・バンパー E・・・エンジン

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体フレーム(11)の前部に搭載され
    たエンジン(E)に接続されるマフラー(49)が,前
    記エンジン(E)の前方で車体フレーム(11)の上面
    よりも下方位置に配置され,該マフラー(49)を覆う
    フロントカバー(51)が車体フレーム(11)の前端
    に取付けられ,フロントアクスルビーム(70)を支承
    するフロントアクスルフレーム(54)が,マフラー
    (49)の後方側で車体フレーム(11)の左右一対の
    縦フレーム部(11a)間にわたって設けられる作業車
    両において,前記フロントアクスルフレーム(54)の前板部(54
    b)は,車体フレーム(11),フロントカバー(5
    1),底板(52)および左右一対の側板(53)と共
    働して,マフラー(49)を収納,配置したマフラー収
    納室(65)を形成し, そのマフラー(49)に接続されて排ガスを外部に排出
    する排気管(48)の前端が前記フロントカバー(5
    1)の内側に配置されると共に,該排気管(48)の前
    端開口部に対応して該フロントカバー(51)に排気口
    (51a)が設けられ, 棒状に形成されて車体フレーム(11)の幅方向に延び
    る一対のバンパー(74)が,フロントカバー(51)
    をその前方から覆う位置で上下に間隔をあけて車体フレ
    ーム(11)に取付けられることを特徴とする作業車両
    におけるフロントガード装置。
  2. 【請求項2】 両バンパー(74)間の間隔は,車体フ
    レーム(11)の側方から見た側面視でマフラー(4
    9)の上方側半分以上が両バンパー(74)間に対応す
    るように設定されることを特徴とする請求項1記載の作
    業車両におけるフロントガード装置。
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KR20190046066A (ko) * 2017-10-25 2019-05-07 엘에스엠트론 주식회사 농업용 작업차량의 배기장치 및 농업용 작업차량
KR102313869B1 (ko) * 2017-10-25 2021-10-15 엘에스엠트론 주식회사 농업용 작업차량의 배기장치 및 농업용 작업차량

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