JP3304969B2 - 車両用制振発電電動機 - Google Patents

車両用制振発電電動機

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JP3304969B2
JP3304969B2 JP2001217253A JP2001217253A JP3304969B2 JP 3304969 B2 JP3304969 B2 JP 3304969B2 JP 2001217253 A JP2001217253 A JP 2001217253A JP 2001217253 A JP2001217253 A JP 2001217253A JP 3304969 B2 JP3304969 B2 JP 3304969B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用エンジンに直結
されて駆動されるとともに、エンジンの振動の低減を図
る車両用制振発電電動機に関する。
【0002】
【従来の技術】車両用発電機を利用してエンジンの振動
の低減を図る車両用制振発電電動機としては、例えば特
開昭64−69735号公報の発明がある。
【0003】この発明では、エンジンのクランク軸に回
転磁極が直結される発電電動機を、同じくクランク軸に
よって駆動される変速機側に配して、発電電動機がエン
ジンと変速機との間に挿入されるような配置で設けられ
ている。
【0004】また、発電電動機によってトルクをエンジ
ンに与える際に、発電電動機のステータコイルにはバッ
テリからの電力が直接供給される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このように、
発電電動機がエンジンと変速機との間に設けられること
になると、エンジンと変速機との間に発電電動機を収容
する空間が必要になるとともに、コイルの放熱のためあ
るいは各種の変速機からの熱の影響を防ぐために、各コ
イルには冷却水を通すパイプやその他放熱あるいは冷却
のための構造が必要になるため、発電電動機の構造が複
雑になり重量が増大するなどの問題がある。
【0006】また、バッテリの電力を直接供給して、振
動を抑制するために十分なトルクを与えようとすると、
ステータコイルに対して大電流を供給する必要があり、
そのための通電素子として大電流用のものが必要にな
り、そのためにコストアップとなり、また発熱量が増大
する等の問題がある。
【0007】本発明は、エンジンに直結されて駆動され
るとともに、エンジンの振動の低減を図るための制御手
段を備えた車両用制振発電電動機において、その設置の
ために大きな空間を必要としないようにするために、構
造を簡素にして軽量化かつ小型化を図ることを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、エンジンの出
力軸に嵌められたプーリと、この出力軸の回転に伴い前
記プーリとともに回転する回転子と、この回転子に対向
して配され前記回転子に対してトルクを与えるためのコ
イル部材を備えた固定子とを有し、前記エンジンからの
出力トルクの変動を抑制するための制御手段を備えた車
両用制振発電電動機において、前記プーリは、回転伝達
用のベルトを掛ける略短円筒状のリムと、該リムと中心
のボスとを連結する連結板を備えていることと、前記エ
ンジンのハウジング側には、前記リムと前記ボスと前記
連結板とにより凹部空間が形成されていることと、前記
回転子および前記固定子は、前記凹部空間内で前記プー
リ側およびハウジング側にそれぞれ固定されたこととを
技術的手段とする。
【0009】また、制御手段として、バッテリの電圧を
変換して高電圧の電荷を蓄積するためのコンデンサと、
該コンデンサの電荷を前記コイル部材に通電するための
通電部材を備えるとともに、前記コイル部材の出力を整
流するためのサイリスタを備えるとよい。
【0010】
【作用】一般にプーリではリムにはベルトを掛けるため
にある程度の幅が必要であり、プーリにはリムによって
その外周部分に略短円筒部が形成されるため、リムの内
側に回転子および固定子を設けるための凹部空間を容易
に確保することができる。
【0011】本発明では、プーリによって形成された凹
部空間がエンジンのハウジング側にあり、この凹部空間
内で、回転子はプーリに固定され、固定子はエンジンの
ハウジングに固定され、回転子と固定子とが互いに対向
して配され、回転子は、エンジンの出力軸が回転すると
プーリとともに回転する。
【0012】従って、発電電動機としては、回転子およ
び固定子を収容するための専用のハウジングは設けられ
ないことになり、凹部空間には、発電電動機を設置する
ための大きな空間の必要がない。
【0013】また、一般にプーリは、エンジンの出力軸
の端部に固定されるため、発電電動機のコイルを冷却す
るための空気流路を、プーリあるはエンジンのハウジン
グによって容易に形成することができる。
【0014】一方、制御手段に例えば高電圧を蓄積する
コンデンサを備え、このコンデンサに蓄積された高電圧
を利用してコイル部材に通電を行なうことによって、回
転子に対して大きな駆動トルクを容易に与えることがで
きるとともに、コイル部材へ供給する電流を小さくする
ことができる。
【0015】また、例えばサイリスタを整流部材として
用いているため、コイル部材の出力の制御が容易であ
る。従って、エンジンの連爆によってコイル部材に出力
が発生したとき、コンデンサからコイル部材へ高電圧電
流が供給される場合には出力を停止し、高電圧電流が供
給されない場合のみに出力がバッテリや車両負荷へ供給
されるようにすることができる。
【0016】
【発明の効果】本発明では、プーリによって形成さた凹
部区間を利用し、エンジンのハウジングおよびプーリに
よって発電電動機のハウジングが形成され、コイルの冷
却のために複雑な構造が必要ない。
【0017】従って、ハウジングが不要であり構造が簡
素化されるため、重量が低減され、発電電動機の小型化
および軽量化を図ることができる。
【0018】また、制御手段においては、例えば高電圧
を蓄積するコンデンサを備えているため、小電流によっ
てトルクを必要なトルクを容易に与えることができると
ともに、発熱量を抑制できる。さらに、例えば整流部材
としてサイリスタを備えているため、コイル部材の出力
を容易に制御することができる。
【0019】
【実施例】次に本発明を実施例に基づいて説明する。
【0020】第1図は、本発明の第1実施例の車両用制
振発電電動機100の断面を示すもので、1は車両に搭
載されたエンジンのハウジングであり、2は、ハウジン
グ1から突出して設けられたエンジンのクランク軸であ
る。
【0021】クランク軸2の端部には、図示しないオイ
ルポンプ、ウォーターポンプ、冷媒圧縮機等へ回転力を
伝達するためのベルトが掛けられるプーリ10が嵌めら
れている。
【0022】プーリ10はアルミ合金製で、キー溝11
が形成されたボス12と、ベルトが掛けられる複数の溝
が形成された溝部13を備えた略短円筒形状のリム14
とを連結する連結板15は、ボス12とリム14との間
でハウジング1から遠ざかるような湾曲断面を呈し、ハ
ウジング1側に環状の凹部空間Sを形成している。
【0023】溝部13は、その表面が硬化処理されてア
ルマイト硬化層13aが形成されている。
【0024】リム14の内周面には、環状を呈した鉄製
のロータヨーク16が嵌入されてリム14の内周端面で
かしめ部14aによってプーリ10に固定されている。
【0025】ロータヨーク16の内周面には、内側方向
の極性が周方向に向かって交互に逆極性になるように配
置された稀土類磁石17が接着されている。
【0026】さらに、稀土類磁石17は、その表面が非
磁性体のステンレス製のラップシート18により覆わ
れ、ラップシート18は、その厚みが約0.3mmであ
り、ロータヨーク16との当接部でロータヨーク16に
シーム溶接されている。
【0027】プーリ10のリム14には、複数葉のファ
ン羽根部14bがハウジング1側に向かってプーリ10
と一体に形成されており、またプーリ10の連結板15
には、凹部空間Sと外部とを連通させるための吸気口1
5aが複数個形成されている。
【0028】一方、ハウジング1には、リム14の内側
の凹部空間S内に突出するようにして略環状の隆起壁2
0が形成され、隆起壁20の外周側にはステータヨーク
21が嵌め込まれ、ステータヨーク21はボルト22に
よって隆起壁20に固定されている。
【0029】ステータヨーク21は、無機質絶縁塗膜を
有する極低鉄損の方向性硅素鋼板(シート)を、第2図
に示すとおり、ヘリカル成形によって環状に積層したも
ので、シートの打抜きおよびヘリカル成形の際の巻取り
における加工歪みを除去するために、ヘリカル成形した
後に磁気焼鈍処理が施されたものである。
【0030】ステータヨーク21の外周側には、空芯コ
イル(ギャップワインディング)をなす三相巻線からな
るステータコイル23が配置されている。
【0031】また隆起壁20の内側には、後述する制御
回路30におけるドライバ部31及びSCRレクティフ
ァィヤ部32を内蔵したパワーデバイス24が配置さ
れ、ボルト25によってハウジング1に固定されてい
る。
【0032】以上の構造を有する車両用制振発電電動機
1は、第3図にその回路構成を示す制御回路30を備え
る。
【0033】制御回路30において、上記のステータコ
イル23はY結線され、その出力はSCRレクティファ
ィヤ部32を介して、バッテリ26および車両負荷27
と接続されている。
【0034】また、ステータコイル23は、各相の巻線
23a、23b、23c毎にそれぞれ一対のトランジス
タ31a、31b、トランジスタ31c、31d、トラ
ンジスタ31e、31fを有するドライバ部31を備え
ている。
【0035】ドライバ部31は、エンジン始動の補助あ
るいはアイドル時におけるエンジンの回転むらの低減を
図るために、ステータコイル23の各巻線23a、23
b、23cに対して所定にタイミングで通電を行なうた
めのもので、トランジスタ31a、31c、31eの各
エミッタは、トランジスタ31b、31d、31fの各
コレクタとそれぞれ接続されており、ステータコイル2
3の巻線23a、23b、23cは、これらエミッタと
コレクタとの接続点にそれぞれ接続されている。
【0036】トランジスタ31a、31c、31eの各
コレクタは、ステータコイル23へ通電するための高電
圧の電荷を蓄積するコンデンサ33と接続されており、
各トランジスタ31a〜31fのコレクタ〜エミッタ間
には、ダイオード34a〜34fがそれぞれ接続され、
各トランジスタ31a〜31fのベースは、ドライバ制
御回路35と接続されている。
【0037】ドライバ制御回路35は、エンジンの起動
直後から連爆に至るまでエンジンの始動トルクを補助す
るためのトルクアシスト動作を行なうためのトルクアシ
スト制御部35aと、アイドル時にエンジンの爆発、吸
入、圧縮の各行程による回転不整を滑らかにするため
に、所定のクランク角度で各巻線を通電する制振動作を
行なうための制振制御部35bの各機能部があり、さら
に、検出されたエンジン回転数Nに基づいて、これらの
各動作を選択するための動作選択部35cがある。
【0038】本実施例では、検出されたエンジン回転数
Nがアイドル回転数Na(例えば300〜400rp
m)をアイドル状態としており、回転数Nがこのアイド
ル回転数Naより小さい場合には、トルクアシスト動作
を選択し、回転数Nがアイドル回転数Na以上の場合に
は、アイドル状態として判別し、制振動作を選択する。
【0039】制振制御部35bによる制振動作では、ス
テータコイル23の出力波形からクランク軸2の角度を
算出して、エンジン出力が所定値以下では正トルクが与
えられ、所定値以上のときは逆トルクを与えられるよう
に、クランク角度に応じて各トランジスタ31a〜31
fのベースへ制御信号を送出する。
【0040】この制振動作は、アイドル状態においての
み行なっており、エンジン回転数Nが大きくなって所定
回転数Nb(例えば1200rpm)以上になった場合
には、制振動作を行なわず、従って、ステータコイル2
3への通電も行なわない。
【0041】これらトルクアシスト動作あるいは制振動
作の際には、コンデンサ33から各トランジスタ31a
〜31fを介してステータコイル23へ電流が供給され
る。コンデンサ33は、ドライバ制御回路35とは関係
なく作動するトランジスタ制御回路36によって制御さ
れるトランジスタ37およびフライバックコイル38に
よって構成される昇圧回路によって充電される。
【0042】ここで、トランジスタ37のエミッタは接
地され、フライバックコイル38は、一端がバッテリ2
6の正極と接続され、他端はトランジスタ37のコレク
タと接続され、フライバックコイル38とコレクタとの
接続点Pは、ダイオード34aを介してコンデンサ33
と接続されている。
【0043】また、トランジスタ制御回路36には、コ
ンデンサ35の電圧を平滑して検出する電圧検出部36
a、バッテリ26の電圧から基準電圧を得る基準電圧発
生部36b、これらの各電圧を比較する比較部36c、
別途一定の高周波で発振する発振部36d、比較部36
cの比較結果に応じてトランジスタ37へ高周波のベー
ス信号を送出するベース駆動信号発生部36eが設けら
れている。
【0044】以上の構成からなる昇圧回路は、コンデン
サ33の電圧を検出して、コンデンサ33の電圧が、バ
ッテリ26に対して高電圧となるように設定された一定
電圧(例えば70V)に維持されるように必要に応じて
常にコンデンサ33を充電する。
【0045】一方、車両用制振発電電動機100を通常
の発電機として用いて、バッテリ26あるいは車両負荷
27へ電力を供給するためにステータコイル23の出力
を整流するためのレクティファィヤとして、本実施例で
は、ダイオードによるレクティファィヤを用いないで、
サイリスタ(SCR)によるSCRレクティファィヤ部
32が設けられている。
【0046】これは、制振動作において、ステータコイ
ル23へ供給されるコンデンサ33による高圧電流がス
テータコイル23の出力としてバッテリ26あるいは車
両負荷27へ印加されることがないようにするために、
制振動作におけるドライバ部31によるステータコイル
23への通電の時期と、誘導起電力によってステータコ
イル23に発生した出力をバッテリ26等へ供給する時
期とをずらすためである。
【0047】そのために、SCRレクティファィヤ部3
2には、ゲート制御回路39が備えられ、SCRレクテ
ィファィヤ部32の各ゲートはゲート制御回路39と接
続されている。
【0048】ゲート制御回路39には、バッテリ26の
電圧を検知するバッテリ電圧検知部39a、基準電圧発
生部39b、バッテリ26の電圧が所定の電圧以上ある
か否かを判別するための比較部39c、その判別結果と
ドライバ制御回路35の制御状態から、所定のタイミン
グでSCRレクティファィヤ部32を位相制御するため
のゲート電圧を発生させるゲート電圧発生部39dがあ
る。
【0049】以上の構成からなる本実施例の車両用制振
発電電動機100は、バッテリ26の電力によってトラ
ンジスタ制御回路36が作動してコンデンサ33が充電
され、一定の高電圧の電荷が蓄えられる。
【0050】この状態で、キースイッチによりエンジン
の始動操作を開始すると、図示しない始動装置が作動し
て、リングギヤを介してクランク軸2が回転駆動され
る。
【0051】それに伴って、プーリ10およびプーリ1
0に固定された稀土類磁石17がステータコイル23の
外側で回転し、ステータコイル23には誘導起電力が発
生する。このとき、ファン羽根部14bによって空気流
が矢印に示すように、吸気口15aから凹部空間Sを通
過してファン羽根部14bの外側に向かって発生し、ス
テータコイル23を冷却する。
【0052】クランク軸2の回転数が検出され、エンジ
ン回転数Nがアイドル回転数Naより小さい間は、ドラ
イバ制御回路35ではトルクアシスト動作が選択され
て、コンデンサ33からの電流がステータコイル23の
各巻線23a〜23cへ三相電力に変換して通電され、
車両用制振発電電動機100は、補助スタータとしてト
ルクをアシストする。
【0053】エンジンが連爆してエンジン回転数がアイ
ドル回転数Na以上になると、アイドル状態として制振
動作が選択され、エンジンの回転角度に対応して電力変
換量が調節される。
【0054】バッテリ26の充電は、必要に応じてSC
Rレクティファィヤ部32を位相制御して行なわれる。
【0055】以上のとおり、本発明では、エンジンのハ
ウジング1とプーリ10とによって車両用制振発電電動
機100のハウジングが形成されるため、発電電動機を
搭載するための空間が必要ない。また、発電電動機がク
ランク軸2の端部に備えられるプーリ10とハウジング
1との間に設けられることになるため、変速機等の熱の
影響がなく、また、冷却のために複雑な構造が必要にな
ることがない。
【0056】また本実施例では、稀土類磁石17を用い
ていて、発電が必要な場合と不要な場合にともにステー
タヨーク21に磁束が生じるが、極低鉄損の方向性硅素
鋼板を用いているため、鉄損をほとんど無視することが
できる。また、回転子としての稀土類磁石17と固定子
としてのステータヨーク21とのギャップが長いが、稀
土類磁石17を用いているため、十分な磁束が確保でき
る。また、この実施例では、プーリ10としてアルミを
用いているためより軽量である。
【0057】第4図に本発明の車両用制振発電電動機1
00の第2実施例を示す。
【0058】第2実施例では、鉄製のプーリ10を用い
ており、そのために、別体のロータヨークを設けていな
い。また、ステータコイル23は、ステータヨークの代
わりにステータコア21Aを備えており、空芯コイルと
なっていない。
【0059】また、凹部空間S内において、稀土類磁石
17とステータコア21Aとは、クランク軸2の軸方向
に対向して配されており、ステータコア21Aは、ステ
ータコアリテーナ28によってハウジング1に固定され
ている。
【0060】第5図および第6図に本発明の第3実施例
を示す。
【0061】第3実施例では、第2実施例と同様に鉄製
のプーリ10を用いているが、ボス12とクランク軸2
とを連結する連結板15はハウジング1に面して、ハウ
ジング1側に凹部空間Sを形成して設けられており、連
結板15のハウジング1側には、誘導子界磁極をなすイ
ンダクタ19が備えられている。
【0062】インダクタ19は、第6図に示すとおり、
中央に開口19aを有する略皿状の円盤で、その片面に
は、ステータコア21Aに対して磁束を変化させるため
の複数の溝19bが形成され、他方、ステータコア21
Aには、ステータコイル23と励磁巻線29とが備えら
れており、これらによってインダクタ発電電動機が構成
されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車両用制振発電電動機の第1実施例の
構造を示す断面図である。
【図2】本発明の車両用制振発電電動機の第1実施例に
おけるステータヨークを示す斜視図である。
【図3】本発明の車両用制振発電電動機の制御回路を示
す回路図である。
【図4】本発明の車両用制振発電電動機の第2実施例の
構造を示す断面図である。
【図5】本発明の車両用制振発電電動機の第3実施例の
構造を示す断面図である。
【図6】本発明の車両用制振発電電動機の第3実施例に
おけるインダクタを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ハウジング(エンジンのハウジング) 2 クランク軸(出力軸) 10 プーリ 17 稀土類磁石(回転子) 23 ステータコイル(コイル部材) 21 ステータヨーク(固定子) 30 制御回路(制御手段) 31 ドライバ部(通電部材) 32 SCRレクティファィヤ部(サイリスタ) 33 コンデンサ 100 車両用制振発電電動機 S 凹部空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H02K 7/10 H02K 7/10 D 21/22 21/22 A M 21/24 21/24 G M (72)発明者 伴在 慶一郎 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式 会社デンソー内 (56)参考文献 特開 昭64−69735(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 7/18 H02K 7/10 F02D 29/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの出力軸に嵌められたプーリ
    と、この出力軸の回転に伴い前記プーリとともに回転す
    る回転子と、この回転子に対向して配され前記回転子に
    対してトルクを与えるためのコイル部材を備えた固定子
    とを有し、前記エンジンからの出力トルクの変動を抑制
    するための制御手段を備えた車両用制振発電電動機にお
    いて、 前記プーリは、回転伝達用のベルトを掛ける略短円筒状
    のリムと、該リムと中心のボスとを連結する連結板を備
    えていることと、 前記エンジンのハウジング側には、前記リムと前記ボス
    と前記連結板とにより凹部空間が形成されていること
    と、 前記回転子および前記固定子は、前記凹部空間内で前記
    プーリ側およびハウジング側にそれぞれ固定されたこと
    とを具備したことを特徴とする車両用制振発電電動機。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、バッテリの電圧を変換
    して高電圧の電荷を蓄積するためのコンデンサと、該コ
    ンデンサの電荷を前記コイル部材に通電するための通電
    部材と備えるとともに、前記コイル部材の出力を整流す
    るためのサイリスタを備えたことを特徴とする請求項1
    記載の車両用制振発電電動機。
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