JP3304633B2 - 通信制御方法及び電子機器 - Google Patents

通信制御方法及び電子機器

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JP3304633B2
JP3304633B2 JP22575794A JP22575794A JP3304633B2 JP 3304633 B2 JP3304633 B2 JP 3304633B2 JP 22575794 A JP22575794 A JP 22575794A JP 22575794 A JP22575794 A JP 22575794A JP 3304633 B2 JP3304633 B2 JP 3304633B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、制御信号とデータを混
在させることのできる通信制御バスで複数の電子機器を
接続し、これらの電子機器間でデータの通信を行うシス
テムにおいて、所望の電子機器へ複数の機器からほぼ同
時にコマンドが送信された場合に、最も早く送信された
コマンドの実行を成功させるための技術に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、ビデオテープレコーダー(以下
「VTR」という。)、テレビ受信機(以下「TV」と
いう。)、カメラ一体型VTR(以下「CAM」とい
う。)、コンピューター等の電子機器を制御信号とデー
タを混在させることのできる通信制御バスで接続し、こ
れらの電子機器間で制御信号及びデータを送受する通信
システムとしては、P1394シリアルバスを用いた通
信システムが考えられている。
【0003】まず、図5を参照しながらこのような通信
システムの一例を説明する。この通信システムは、電子
機器としてVTR−A、VTR−B、VTR−C及び編
集機を備えている。そして、VTR−Aと編集機の間、
編集機とVTR−Bの間、及びVTR−BとVTR−C
の間は、制御信号及びデータを混在させて伝送できるP
1394シリアルバスで接続されている。各電子機器は
P1394シリアルバス上の制御信号及びデータを中継
する機能を備えているので、このシステムは各電子機器
が共通のP1394シリアルバスに接続されている通信
システムと等価である。
【0004】図5の通信システムでは、図6に示されて
いるように、所定の通信サイクル(例、125μs)で
通信が行われる。そして、デジタルAV信号のようなデ
ータを一定のデータレートで連続的に伝送する同期(I
sochronous)通信と、接続制御コマンドなど
の制御信号を必要に応じて不定期に伝送する非同期(A
synchronous)通信の両方を行うことができ
る。
【0005】通信サイクルの始めにはサイクルスタート
パケットCSPがあり、それに続いて同期通信パケット
を送信する期間が設定される。同期通信パケットそれぞ
れにチャンネル番号1,2,3 ,・・・Nを付けること
により、複数の同期通信を行うことが可能である。そし
て、送信すべき全てのチャンネルの同期通信パケットの
送信が終了した後、次のサイクルスタートパケットCS
Pまでの期間が非同期通信パケットの通信に使用され
る。
【0006】バスに同期通信パケットを送出しようとす
る機器は、使用チャンネルとデータ伝送に必要な帯域を
まず確保する。このため、バスのチャンネルと帯域を管
理する機器であるバスマネージャー(以下「BM」とい
う。)に、チャンネル及び必要とする帯域を申請する。
BMは、図7に示すように、バスの各チャンネルの使用
状態を示すレジスタREG1と、バスの残りの容量を示
すレジスタREG2を備えている。同期通信パケットを
送出しようとする機器は、これらのレジスタREG1,
2に対して、非同期通信パケットを用いて読み出し命令
を送り、REG1,2の内容を読み出す。そして、空き
チャンネルと空き容量があれば、非同期通信パケットを
用いて自分が使用したいチャンネルと帯域をREG1,
2に書き込むための書き込み命令をBMへ送る。レジス
タREG1,2への書き込みに成功すれば、バスへの出
力が可能となる。なお、BMは複数の機器をP1394
シリアルバスに接続して通信システムを構成した時に、
IEEE−P1394で規定する手法により自動的に決
定される。
【0007】P1394シリアルバスで複数の電子機器
が接続された通信システムにおけるデータ通信の接続制
御は、各電子機器に設けられた仮想的なデジタルプラグ
を用いて行う。図8に仮想的なデジタル入力プラグ及び
出力プラグの一例を示す。これらのデジタルプラグは電
子機器の通信制御マイコン内に設けられた各々4バイト
のレジスタである。
【0008】図8(a)に示すデジタル入力プラグにお
いて、プラグ−イネーブルを1にセットすると、チャン
ネル番号にセットされたチャンネルから同期通信パケッ
トを受信する。入力プラグのプラグ−イネーブルを0ク
リアすると受信を停止する。その際、プラグの他のフィ
ールドも0クリアする。入力プラグのPC(Prote
ct Counter)は、送信機器との信号接続を保
護するときにそのLSBを1にセットし、非保護にする
ときに0クリアする。
【0009】また、図8(b)に示すデジタル出力プラ
グにおいて、プラグ−イネーブルを1にセットすると、
チャンネル番号にセットされたチャンネルに、DR(D
ata Rate)で指定された伝送速度で、Band
widthに示された帯域を使って同期通信パケットを
送信する。出力プラグのプラグ−イネーブルを0クリア
すると、送信を停止する。その際、プラグの他のフィー
ルドも0クリアする。出力プラグのPCは、受信機器と
の信号接続を保護するときに1だけ増やし、非保護にす
るときに1だけ減らすこととし、保護を要求してきた機
器を数える。
【0010】これらのプラグは、P1394のトランザ
クションによって、自分でも他機器からでも書き換える
ことができる。ただし、接続の保護のために、PCが0
になっている時にのみ書き換える。なお、各プラグにお
ける「−」,「−−」,「−−−」は予約ビットであ
る。
【0011】以上のように構成された通信システムにお
いて、各機器間で同期通信が行われていない時に、例え
ばVTR−BとVTR−CからVTR−Aへほぼ同時に
同期通信パケットの出力を要求するコマンドが送信され
た場合、先に到着したコマンドの実行を成功させる処理
を行うために、各機器がP1394の読み出しトランザ
クション(read transaction)と書き
込みトランザクション(write transact
ion)によってVTR−Aのデジタルプラグへ通信す
る方法が考えられる。
【0012】この時、図9に示すように、VTR−Bが
わずかに早くコマンドを送信したとすると、まずVTR
−BがVTR−Aのデジタル出力プラグの内容を読み出
すと、VTR−Aから返事として、既に出力している
か、プロテクトされているか等の出力プラグの情報αが
返ってくる。VTR−Bはその読み出した情報αを見
て、VTR−Aが出力しておらず、プロテクトされてい
ないとわかれば、VTR−Aのデジタル出力プラグへ出
力チャンネル番号等の情報βを書き込み、出力の設定を
完了させる。その後、わずかに遅れてVTR−Cが同じ
コマンドをVTR−Aへ送信したとすると、VTR−C
がVTR−Aのデジタル出力プラグの内容を読み出しに
行った時は既にVTR−Aが出力中であることを示す情
報を含む返事βが返ってくるため、コマンドの実行に失
敗したとわかり、書き込みを行わずに処理が終わる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに先に到着したコマンドを実行するために、P139
4の読み出しトランザクション及び書き込みトランザク
ションを用いた処理を行うと、読み出しを行ってから書
き込みを行うまでの間の通信が保護されていないため、
読み出しを行ってから書き込みを行うまでの間に他の機
器が割り込んで通信を行うことができる。
【0014】例えば、図10のように、VTR−BがV
TR−Aのデジタル出力プラグの内容を読み出してVT
R−Aから返事αを受け取った後に、VTR−CがVT
R−Aのデジタル出力プラグの内容を読み出し、返事α
からプロテクトされていないとわかると、情報γの書き
込みを行うことができる。この場合、図のように、VT
R−Cによる書き込みがVTR−Bによる書き込みより
早いと、まずVTR−CがVTR−Aに出力設定を完了
させる。VTR−Bは割り込まれたことを知らないの
で、VTR−Aのデジタル出力プラグに情報βを上書き
してVTR−Aに出力設定を完了させる。
【0015】この場合、後から書き込みトランザクショ
ンを送信したVTR−Bがコマンドの実行に成功し、先
に書き込みトランザクションを送信したVTR−Cは失
敗しているのであるが、VTR−B、VTR−C共に成
功していると思ってしまう。ここで、VTR−B、VT
R−Cが各々異なるチャンネルへの出力要求をしていた
とすると、コマンドの実行に失敗したVTR−Cは受信
チャンネルから何も流れてこないか、あるいは他の機器
の送信データを受け取ってしまう恐れがある。
【0016】図11の場合も同様に、VTR−BがVT
R−Aのデジタル出力プラグの内容を読み出して返事α
を受け取った後に、VTR−CがVTR−Aのデジタル
出力プラグの内容を読み出す。その後、VTR−Bは読
み出した結果、プロテクトされていないことがわかった
ため、情報βの書き込みを行う。さらに、VTR−Cも
読み出した時にはプロテクトされていなかったため、情
報γの書き込みを行う。この結果、VTR−Aのデジタ
ル出力プラグは、VTR−Bが書き込みを行って出力設
定を完了させた後、VTR−Cが上書きを行って出力設
定を完了させる。
【0017】この場合も、後から書き込みトランザクシ
ョンを送信したVTR−Cがコマンドの実行に成功し、
先に書き込みトランザクションを送信したVTR−Bは
失敗しているのであるが、VTR−B、VTR−C共に
成功していると思ってしまう。したがって、ここで、V
TR−B、VTR−Cが各々異なるチャンネルへの出力
要求をしていたとすると、コマンドの実行に失敗したV
TR−Bは受信チャンネルから何も流れてこないか、あ
るいは他の機器の送信データを受け取ってしまう恐れが
ある。
【0018】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたものであって、先に送信したコマンドが確
実に実行されるようにすると共に、コマンドの実行の成
功/失敗を確認できるようにした通信制御方法及び電子
機器を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は、複数の電子機器を通信制御バスで接続
し、該電子機器間にてデータの通信を行うシステムを利
用し、第1の電子機器から第2の電子機器に接続制御を
行う際、該電子機器が有する記憶手段に対して接続制御
情報の書き込みを行うことにより接続制御を行うように
した通信制御方法であって、上記第1の電子機器から上
記第2の電子機器の記憶手段内の情報を読み出す命令を
送信し、上記第2の電子機器の上記記憶手段内の第1の
情報を上記第1の電子機器が受信し、上記第1の電子機
器が上記第2の電子機器の記憶手段に書き込みたい接続
制御情報を書き込み命令として上記第1の電子機器から
第2の電子機器に送信し、上記書き込み命令を送信した
後に上記第2の電子機器内の記憶手段内に記憶されてい
る第2の情報を受信し、上記第1の情報と上記第2の情
報を比較して、一致していることを確認することで上記
第2の電子機器内の記憶手段へ上記書き込みたい接続制
御情報の書き込みが成功したことを認識し、一致しない
ことを確認することで上記第2の電子機器内の記憶手段
へ上記書き込みたい接続制御情報の書き込みが失敗した
ことを認識することを特徴とする。
【0020】また、本発明は、複数の電子機器を通信制
御バスで接続し、該電子機器間にてデータの通信を行う
システムを利用し、他の電子機器に接続制御を行う際、
該電子機器が有する記憶手段に対して接続制御情報の書
き込みを行うことにより接続制御を行うようにした電子
機器であって、上記他の電子機器に記憶手段内の情報を
読み出す命令を送信する手段と、該他の電子機器から上
記記憶手段内の第1の情報を受信する手段と、該記憶手
段に書き込みたい接続制御情報を上記他の電子機器に書
き込み命令として送信する手段と、上記書き込み命令を
送信した後に上記他の電子機器内の記憶手段内に記憶さ
れている第2の情報を受信する手段とを有し、上記第1
の情報と上記第2の情報を比較して、一致していること
を確認することで上記第2の電子機器内の記憶手段へ上
記書き込みたい接続制御情報の書き込みが成功したこと
を認識し、一致しないことを確認することで上記第2の
電子機器内の記憶手段へ上記書き込みたい接続制御情報
の書き込みが失敗したことを認識することを特徴とす
る。
【0021】本発明において、上記接続制御情報として
は、例えばプラグ情報、チャンネル情報、帯域情報ある
いはブロードキャストチャンネル情報が使用される。
【0022】
【作用】本発明によれば、最先の書き込み命令による接
続制御情報のみ記憶手段に記憶される。そして、書き込
み命令の実行が成功したか失敗したかを示す応答が送信
される。したがって、電子機器が有する所定の記憶手段
に最も早く到着したコマンドが確実に実行される共に、
コマンドの実行の成功/失敗を確認できる。
【0023】
【実施例】以下本発明の実施例について図面を参照しな
がら詳細に説明する。本実施例では、図5の通信システ
ムにおいて機器間接続処理を行うものとする。前記した
ように、機器間接続処理を行うためには、デジタルプラ
グへ機器間接続情報を書き込むことが必要である。本実
施例では機器間接続情報を書き込むためにP1394の
ロックトランザクション(lock transact
ion)の一つであるCompare&Swap(以下
「C&S」と略す。)トランザクションを用いる。
【0024】C&Sトランザクションとは、レジスタか
ら読み出された第1のデータと、レジスタに新しく書き
込もうとする第2のデータとをセットにした書き込み命
令を送り、レジスタでは現在書かれている第3のデータ
と前記第1のデータとを比較し、一致している場合にの
み、第3のデータを第2のデータに書き換える。そし
て、書き込み命令を送った機器に対して第3のデータを
送信する。
【0025】図1を参照しながら説明すると、まず書き
込み側はレジスタの内容を読み出す(read)と、レ
ジスタから返事(read response)として
レジスタの内容情報αが返ってくる。ここまでは従来の
処理手順と同じである。次に書き込み側は、この内容情
報αと新たにレジスタに書きこみたい情報βとをセット
にした書き込み命令(lock request)をレ
ジスタへ送る。レジスタは、書き込み側から送られた内
容情報αが現在レジスタに書かれている内容情報α’と
一致する場合のみ、レジスタの内容情報をβに書き換
え、さらに書き込み側へ内容情報α’を送信する(lo
ck response)。レジスタからの返事(re
ad response)と書き込み命令との間に他の
機器の書き込み命令が成功した場合を除けば、α=α’
となるから、書き込みに成功し、かつ書き込み側では成
功したことが確認できる。
【0026】従来の図10及び図11と同じ場合につい
て、図2及び図3に示す。図2において、VTR−Cが
先に書き込み命令を送信すると、VTR−Aではデジタ
ル出力プラグの情報をγに書き換え、VTR−Cに書き
換える前のデジタル出力プラグの情報αを送信する。こ
れによりVTR−Cは書き込みに成功したことが確認で
きる。しかし、VTR−Bが書き込み命令を送信した時
にはデジタル出力プラグの内容はγになっており、読み
出した情報αと一致しないから書き換えは行われない。
そして、VTR−Bにデジタル出力プラグの内容である
γを送信する。VTR−Bはγ≠αであることから、書
き込みに失敗したことが確認できる。同様に、図3の場
合も、先に書き込み命令を送信したVTR−Bが書き込
みに成功し、後から書き込み命令を送信したVTR−C
が失敗している。
【0027】このように、本実施例では、先に書き込み
命令を送信した機器は必ず書き込みに成功する。そし
て、書き込みに成功した機器も失敗した機器も、書き込
みに成功したか失敗したかを確認することができる。
【0028】次に、接続制御の一例としてVTR−Aが
ブロードキャスト出力を行う場合について図4のフロー
チャートを参照しながら説明する。まずS1で、ブロー
ドキャストチャンネルを獲得する処理を行う。そして、
獲得に成功した場合にはS2へ移り、失敗した場合には
処理を終える(FAIL)。S2では、ブロードキャス
トのための帯域を獲得する処理を行う。そして、獲得に
成功した場合にはS3へ移り、失敗した場合にはS5へ
移る。
【0029】ここで、本発明における帯域とチャンネル
の獲得方法について具体的に説明する。前記したよう
に、P1394シリアルバスを用いた通信システムで
は、バスに同期通信パケットを送出しようとする機器
は、BMのレジスタREG1,2へ使用チャンネルと必
要な帯域を書き込むことが必要であり、この書き込みに
成功すれば同期通信パケットの送信が可能となる。そし
て、本発明では、P1394のC&Sトランザクション
を用い使用チャンネルと帯域の書き込みを行う。
【0030】すなわち、S1ではBMのレジスタREG
1を読み出しためのトランザクション(read)を送
信し、その返事(read response)から空
きチャンネルを調べる。そして、ブロードキャストチャ
ンネル(ブロードキャストに使用することがデフォルト
で定められている所定のチャンネル)が使用中であれ
ば、チャンネルの獲得に失敗したことになる。
【0031】これに対して、ブロードキャストチャンネ
ルが空いていた場合には、読み出したレジスタREG1
の値にブロードキャストチャンネルに相当するビットを
0に設定した値をセットにした書き込み命令(lock
request)を送信する。その結果、BMからの
返事(lock response)として書き込み命
令に入れたレジスタREG1の値が返ってくれば、ブロ
ードキャストチャンネルの獲得に成功したことになる。
ここで、それ以外の値が返ってきた場合にはチャンネル
の獲得に失敗したことになるので、その返ってきた値を
見てブロードキャストチャンネルが使用中かどうか調べ
る処理からやり直す。
【0032】同様に、S2ではBMのレジスタREG2
に対して帯域獲得のための処理を行う。すなわち、BM
のレジスタREG2を読み出すためのトランザクション
を送信し(read)、その返事(read resp
onse)から現在残っている帯域を調べる。そして、
残っている帯域がデータの出力に必要な帯域より少なけ
れば失敗である。逆に、残っている帯域がデータの出力
に必要な帯域より多ければ、書き込み命令(lock
request)を送る。この書き込み命令には、レジ
スタREG2から読み出した値とそこからデータの出力
に必要な帯域を差し引いた値とをセットにして入れる。
その結果、BMから書き込み命令にセットしたREG2
の値と同じ値が返ってくれば(lock respon
se)、帯域の獲得は成功である。それ以外の値が返っ
てきた場合には失敗となり、その返って来た値を見て現
在残っていり帯域とデータの出力に必要な帯域との大小
関係を調べる処理からやり直す。
【0033】次に、S3では自分のデジタル出力プラグ
0をオン状態に設定する。ここでデシタル出力プラグ0
はブロードキャスト出力用にデフォルトで定められてい
るものである。そして、設定に成功したら処理を終え
(success)、失敗したらS4へ移る。具体的に
は、まずデジタル出力プラグ0の内容を読み出し(re
ad)、その返事(read response)から
プロテクトされているとわかったら失敗である。また、
プロテクトされていなければ、C&Sトランザクション
によってプラグをオン状態にする。すなわち、書き込み
命令(lockrequest)としてデジタル出力プ
ラグを読み出した返事の値とデジタル出力プラグのプラ
グイネーブル=1/BCN(ブロードキャストチャンネ
ルナンバー)/DR/BWを設定した値を送り、その返
事(lock response)として書き込み命令
に入れたデシタル出力プラグ0の値が返ってくれば成功
である。それ以外の値が返ってきた場合は失敗となり、
その返ってきた値を見てプロテクトされているかどうか
調べる処理からやり直す。
【0034】次に、S4ではS2で獲得した帯域を解放
し、S5ではS3で獲得したブロードキャストチャンネ
ルを解放する。これらの解放処理においてもC&Sトラ
ンザクションを用いる。すなわち、S4ではまずBMの
レジスタREG2の内容を読み出し、この読み出した値
とそれにS2で獲得した帯域を加えた値をセットにした
書き込み命令を送り、BMからの返事が書き込み命令に
入れたREG2の値と同じであればチャンネルの解放が
終了する。それ以外の値が返ってきた場合には、その返
ってきた値とS2で獲得した帯域を加えた値をセットに
した書き込み命令を送る処理からやり直す。S5につい
ても同様である。
【0035】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能
である。例えば図1における書き込み命令(resd)
とその返事(read response)のやりとり
を省略し、C&Sトランザクションのみを用いるように
構成することもできる。これにより通信数を削減するこ
とができる。これは、初期状態等のようにレジスタの情
報が推定できる場合に有効である。
【0036】また、前記実施例では通信制御バスとして
P1394シリアルバスを用いたが、本発明は制御信号
とデータを混在させて伝送できる通信制御バスであれ
ば、他のバスを用いることもできる。
【0037】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、簡潔かつ確実に早い者勝ちで接続制御コマンドを
実行することができ、かつコマンドの実行の成功/失敗
が確認できる。このため、機器間接続処理部のハードウ
ェア化が容易になるので、処理の高速化及び処理部の低
コスト化が達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコマンド処理手順の一例を示す図であ
る。
【図2】本発明において複数の機器がほぼ同時にコマン
ドを送信した場合の処理手順の一例を示す図である。
【図3】本発明において複数の機器がほぼ同時にコマン
ドを送信した場合の処理手順の他の一例を示す図であ
る。
【図4】本発明においてVTR−Aがブロードキャスト
出力を行う場合の処理フローを示す図である。
【図5】P1394シリアルバスで複数の機器が接続さ
れた通信システムの一例を示す図である。
【図6】P1394シリアルバスで複数の機器が接続さ
れた通信システムにおける通信サイクルの一例を示す図
である。
【図7】帯域とチャンネルを獲得するための動作を説明
する図である。
【図8】デジタルプラグの一例を示す図である。
【図9】従来のコマンド処理手順の一例を示す図であ
る。
【図10】複数の機器がほぼ同時にコマンドを送信した
場合の従来のコマンド処理手順の一例を示す図である。
【図11】複数の機器がほぼ同時にコマンドを送信した
場合の従来のコマンド処理手順の他の一例を示す図であ
る。
【符号の説明】
BM…バスマネージャー、REG1…使用チャンネルレ
ジスタ、REG2…バス容量レジスタ、PSR…プラグ
ステータスレジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 真 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04Q 9/00 H04L 12/28

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の電子機器を通信制御バスで接続
    し、該電子機器間にてデータの通信を行うシステムを利
    用し、第1の電子機器から第2の電子機器に接続制御を
    行う際、該電子機器が有する記憶手段に対して接続制御
    情報の書き込みを行うことにより接続制御を行うように
    した通信制御方法であって、 上記第1の電子機器から上記第2の電子機器の記憶手段
    内の情報を読み出す命令を送信し、 上記第2の電子機器の上記記憶手段内の第1の情報を上
    記第1の電子機器が受信し、 上記第1の電子機器が上記第2の電子機器の記憶手段に
    書き込みたい接続制御情報を書き込み命令として上記第
    1の電子機器から第2の電子機器に送信し、 上記書き込み命令を送信した後に上記第2の電子機器内
    の記憶手段内に記憶されている第2の情報を受信し、 上記第1の情報と上記第2の情報を比較して、一致して
    いることを確認することで上記第2の電子機器内の記憶
    手段へ上記書き込みたい接続制御情報の書き込みが成功
    したことを認識し、一致しないことを確認することで上
    記第2の電子機器内の記憶手段へ上記書き込みたい接続
    制御情報の書き込みが失敗したことを認識することを特
    徴とする通信制御方法。
  2. 【請求項2】 上記接続制御情報はプラグ情報であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の通信制御方法。
  3. 【請求項3】 上記接続制御情報はチャンネル情報であ
    ることを特徴とする請求項1記載の通信制御方法。
  4. 【請求項4】 上記接続制御情報は帯域情報であること
    を特徴とする請求項1記載の通信制御方法。
  5. 【請求項5】 上記接続制御情報はブロードキャストチ
    ャンネル情報であることを特徴とする請求項1記載の通
    信制御方法。
  6. 【請求項6】 複数の電子機器を通信制御バスで接続
    し、該電子機器間にてデータの通信を行うシステムを利
    用し、他の電子機器に接続制御を行う際、該電子機器が
    有する記憶手段に対して接続制御情報の書き込みを行う
    ことにより接続制御を行うようにした電子機器であっ
    て、 上記他の電子機器に記憶手段内の情報を読み出す命令を
    送信する手段と、 該他の電子機器から上記記憶手段内の第1の情報を受信
    する手段と、 該記憶手段に書き込みたい接続制御情報を上記他の電子
    機器に書き込み命令として送信する手段と、 上記書き込み命令を送信した後に上記他の電子機器内の
    記憶手段内に記憶されている第2の情報を受信する手段
    とを有し、 上記第1の情報と上記第2の情報を比較して、一致して
    いることを確認することで上記第2の電子機器内の記憶
    手段へ上記書き込みたい接続制御情報の書き込みが成功
    したことを認識し、一致しないことを確認することで上
    記第2の電子機器内の記憶手段へ上記書き込みたい接続
    制御情報の書き込みが失敗したことを認識することを特
    徴とする電子機器。
  7. 【請求項7】 上記接続制御情報はプラグ情報であるこ
    とを特徴とする請求項6記載の電子機器。
  8. 【請求項8】 上記接続制御情報はチャンネル情報であ
    ることを特徴とする請求項6記載の電子機器。
  9. 【請求項9】 上記接続制御情報は帯域情報であること
    を特徴とする請求項6記載の電子機器。
  10. 【請求項10】 上記接続制御情報はブロードキャスト
    チャンネル情報であることを特徴とする請求項6記載の
    電子機器。
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