JPH07327287A - データ伝送装置 - Google Patents

データ伝送装置

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JPH07327287A
JPH07327287A JP11840094A JP11840094A JPH07327287A JP H07327287 A JPH07327287 A JP H07327287A JP 11840094 A JP11840094 A JP 11840094A JP 11840094 A JP11840094 A JP 11840094A JP H07327287 A JPH07327287 A JP H07327287A
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JP
Japan
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output
input
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writing
psr
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Application number
JP11840094A
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English (en)
Inventor
Takuya Nishimura
拓也 西村
Hiroyuki Iizuka
飯塚  裕之
Yasunori Kawakami
靖程 川上
Hidetoshi Takeda
英俊 武田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】入力PSR11にチャンネル番号が書き込まれ
ることにより、データ処理部6に、シリアルバス8上の
前記チャンネルの同期通信データを入力し、出力PSR
12にチャンネル番号が書き込まれることにより、信号
源5からの出力データをシリアルバス8上に出力し、し
かも、入力と出力とを同時に行えない機器1において、
入力または出力のいずれかを行っているときには、他の
機器がそれを認識できるようにすることを目的とする。 【構成】入力PSR11または出力PSR12のいずれ
か一方へのチャンネル番号の書き込みあったときには、
他方のPSRに、書き込みを禁止するビットを書き込む
ようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、映像信号や音声信号な
どのリアルタイム処理の必要なデータを伝送するのに好
適なデータ伝送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】映像信号や音声信号などのデータをデジ
タル伝送路を介してリアルタイム伝送する機器の開発が
進められている。映像信号や音声信号をデジタル信号と
して伝送するには、データのリアルタイム性を保障する
為に同期通信が可能な伝送路が必要となる。また、一つ
の機器からの送信信号を複数の機器で受信し、一つの伝
送路で双方向に伝送することを考慮するとバス接続が望
ましいと考えられる。
【0003】現在、次世代の高速シリアルインタフェー
スとして、P1394が注目されている。このP139
4では、映像信号や音声信号などの同期通信データは、
同期通信パケットを用いた同期通信に依って伝送するこ
とができる。P1394では、125μsec(以下サ
イクルと称する)毎に同期通信パケットを送受信するこ
とによって同期通信を可能にしている。
【0004】次にP1394の同期通信管理の方法を簡
単に説明する。P1394では、使用者が、各機器に対
してスイッチ等でノード識別子を設定する必要がなく、
機器を接続するだけで使用できるように、各機器のノー
ド識別子は自動的に割り振られる。このプロセスは、バ
スが初期化したときに行われる。バスの初期化は、機器
の接続状態が変化した場合(例えばケーブルの抜き差し
等により、接続されている機器の数が変化した場合な
ど)に行われる。
【0005】P1394では、1つのサイクル内に最大
64個の同期通信パケットを流すことができる。従って
同期通信パケットの識別のために、各同期通信パケット
には、1から64までのいずれかのチャンネル番号が付
加される。また複数チャンネルの同期通信を行うため
に、バスに接続されている機器のうちの一つの機器が同
期通信管理を行う。この同期通信管理を行う機器を、以
下BM(Bus Manager)と称する。BMは同期通信に使
用されているチャンネル番号と同期通信に使用できる残
りの帯域を管理している。同期通信を行うには、BMか
ら使用したいチャンネル番号と使用帯域を確保しなけれ
ばならない。なお同期通信管理に必要な通信や同期通信
の必要のない情報は非同期通信パケットを用いた非同期
通信で行われる。非同期通信は、サイクル内の同期通信
を行っていない時間を利用して行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】P1394では、一つ
のサイクル内に複数チャンネルの同期通信データを出力
することができる、すなわち、P1394では、シリア
ルバス上に複数チャンネルの同期通信データの流れがあ
り、従って、例えば、機器Aが別の機器Bに対して同期
通信データを出力させてそれを受信するような場合や機
器Aから出力する同期通信データを機器Bに受信させる
ような場合には、シリアルバス上のどのチャンネルに同
期通信データを出力させるか、あるいは、シリアルバス
上のどのチャンネルの同期通信データを取り込ませるか
を指定して出力依頼や受信依頼を送信する必要がある。
【0007】このようなP1394のシリアルバスに接
続される機器への情報の入出力において、本願明細書で
は、シリアルバス上の信号の流れと機器内の入出力ユニ
ット(例えば、映像音響機器におけるチューナや記録回
路等)との論理的接続を行う上での概念として「プラグ
(接続口)」という概念を導入し、このプラグへの接続
を指示するレジスタを「PSR(plug status registe
r)」という。
【0008】このプラグには、シリアルバス上に流れて
いる所望のチャンネルの同期通信データを機器内の入力
ユニット(例えば、映像音響機器における記録回路)に
接続して取り込むための「入力プラグ」と、機器内の出
力ユニット(例えば、映像音響機器におけるチューナ)
からの出力データをシリアルバス上の所望のチャンネル
に接続して送出するための「出力プラグ」とがあり、入
力プラグおよび出力プラグには、それぞれ接続を指示す
る「入力PSR」および「出力PSR」が設けられる。
すなわち、プラグ一つに対して、PSR一つを割り当て
る。
【0009】レジスタである入力PSRあるいは出力P
SRに、チャンネルの番号が書き込まれると、入力プラ
グは、シリアルバス上に流れている前記チャンネルの同
期通信データを機器内の入力ユニットに接続して取り込
み、あるいは、出力プラグは、機器内の出力ユニットか
らの出力データをシリアルバス上の前記チャンネルに接
続して送出するものである。
【0010】この入力PSRあるいは出力PSRへのチ
ャンネル番号の書き込みは、使用者の操作などに基づい
て、その機器自らが行う場合と、シリアルバスに接続さ
れている他の機器からの要求に基づいて行う場合とがあ
り、他の機器からの要求に基づくPSRの書き換えは、
後述のように、P1394の非同期通信によるC&S
(コンペア アンド スワップ)処理を用いて行われる。
【0011】かかるプラグおよびPSRの機能を、図面
に基づいて、さらに詳細に説明する。
【0012】図1は、P1394のシリアルバスに複数
(この例では3台)の機器、例えば、映像音響機器1〜
3を接続した例であり、映像音響機器1〜3は、P13
94用のケーブル4によって接続されている。P139
4では、図1のような接続形態をとっているが、各機器
1〜3は、論理的にはコネクタを介してシリアルバスに
共通に接続されることになり、ある映像音響機器1〜3
からの通信データは、接続されているすべての映像音響
機器1〜3へ伝送することができる。
【0013】図2に、図1の映像音響機器1を例にと
り、そのブロック図を示す。
【0014】この図2において、5は出力ユニットとし
てのチューナなどの信号源、6は入力ユニットとしての
磁気記録回路などのデータ処理部、7は信号源5からの
出力データをP1394のシリアルバス8上の所望のチ
ャンネルにコネクタ9を介して送出したり、シリアルバ
ス8上に流れている所望のチャンネルの同期通信データ
を取り込んでデータ処理部6に与えたりするP1394
用のLSI、10は映像音響機器1が使用者の操作など
によって自発的に同期通信データを入力したりあるいは
出力したりする場合にLSI7を制御する信号入出力制
御手段であり、LSI7の入力PSR11あるいは出力
PSR12の値を書き換えるものであり、この信号入出
力制御手段10は、例えば、マイクロコンピュータによ
って構成されている。
【0015】なお、信号源5としては、チューナに限ら
ず、例えば、磁気記録されている映像音響データを再生
出力する再生手段や撮像した映像音響データを出力する
カメラ部であってもよい。
【0016】P1394用のLSI7は、信号源5から
の映像音響データをシリアルバス8上の所望のチャンネ
ルに接続して送出するための出力プラグ13と、この出
力プラグ13への接続を指示するレジスタである出力P
SR12とを備えており、また、シリアルバス8上に流
れている所望のチャンネルの同期通信データをデータ処
理部6に接続して取り込むための入力プラグ14と、こ
の入力プラグ14への接続を指示するレジスタである入
力PSR11とを備えている。
【0017】なお、この図2においては、便宜上、入力
プラグ14および出力プラグ13を図示しているが、上
述のように、本願明細書における「プラグ」とは、シリ
アルバス上の信号の流れと機器内の入出力ユニットとの
論理的接続を行う上での概念をいうものである。
【0018】また、入力プラグ14および出力プラグ1
3の数は、入力ユニットおよび出力ユニットの数に応じ
て追加してもよいが、以下の説明においては、入力プラ
グ14および出力プラグ13がそれぞれ一つある場合の
構成について説明する。
【0019】P1394においては、映像音響データな
どの同期通信データを伝送する際には、同期通信パケッ
トを用いて伝送する。図3にP1394が定めている同
期通信パケットのフォーマットを示す。同期通信パケッ
トは、4バイトのパケットヘッダ15と、パケットヘッ
ダ15の伝送エラーの有無を調べるための4バイトのヘ
ッダ用CRC16と、データ領域17と、データ領域1
7の伝送エラーの有無を調べるための4バイトのデータ
用CRC18とから構成されている。
【0020】図4にパケットヘッダ15のフォーマット
を示す。パケットヘッダ15の中にチャンネル番号19
が含まれている。P1394では、約125μsec毎
に複数の機器が複数の同期通信パケットを時分割で伝送
することができる。つまり、複数の機器が複数の同期通
信を見かけ上、同時に行うことができる。同じサイクル
内の各パケットを識別するために同期通信パケットには
チャンネル番号19が付加されているものである。この
チャンネル番号19は、P1394では、1から64ま
での自然数を使用することができる。1から64までの
チャンネル番号は、パケットヘッダ15内では、0から
63の数字を用いて記述される。
【0021】再び、図2を参照して、信号源5からの映
像音響データが出力用FIFO20を介して与えられる
データブロック化手段21は、P1394の上述の同期
通信パケットのデータ部を作成し、パケットヘッダ作成
部22は、出力PSR12に書き込まれているチャンネ
ル番号を読み出してチャンネル番号を含むパケットヘッ
ダ部を作成する。合成手段としてのマルチプレクサ23
は、データブロック化手段21からのデータ部とパケッ
トヘッダ作成部22からのパケットヘッダ部とを合成し
て同期通信パケットを作成する。出力プラグ接続部24
は、出力PSR12に書き込まれているチャンネル番号
を読み出し、チャンネルの開放を意味する「0」であれ
ば、マルチプレクサ23と出力プラグ13との間を切り
離して出力を行わず、それ以外のチャンネル番号である
ときには、そのチャンネル番号に対応するタイミングで
マルチプレクサ23と出力プラグ13とを接続して同期
通信パケットをシリアルバス8上に送出する。
【0022】一方、チャンネル検出手段25は、入力P
SR11に書き込まれているチャンネル番号と同じチャ
ンネル番号の同期通信パケットを検出し、そのパケット
のデータ部が入力されている期間に亘ってデータ分離手
段26を接続して入力プラグ14からの同期通信データ
を入力用FIFO27を介してデータ処理部6に与え
る。
【0023】このようにLSI7のレジスタである入力
PSR11あるいは出力PSR12に、チャンネル番号
が書き込まれると、入力プラグ14を介して前記チャン
ネル番号の同期通信データが取り込まれ、あるいは、出
力プラグ13を介して前記チャンネル番号のシリアルバ
ス8上のチャンネルに同期通信データが出力される。非
同期パケット処理手段28は、非同期通信を行って入力
PSR11あるいは出力PSR12に書き込まれている
チャンネル番号を読み出して他の映像音響機器2,3に
送信したり、あるいは、他の映像音響機器2,3からの
要求によって入力PSR11あるいは出力PSR12に
チャンネル番号を書き込むものである。
【0024】非同期通信は、一つのサイクル内で同期通
信が終了した後、サイクルの空き時間を使用して行われ
る。図5にP1394が定めている非同期通信パケット
のフォーマットを示す。非同期通信パケットは、パケッ
トヘッダ29と、パケットヘッダ29の伝送エラーの有
無を調べるための4バイトのヘッダ用CRC30と、非
同期データのデータ領域31と、非同期データの伝送エ
ラーの有無を調べるための4バイトのデータ用CRC3
2とから構成されている。
【0025】パケットヘッダ29には、図6に示される
ように、非同期パケットを送信する宛て先の機器の識別
子である受信ノード識別子33と自分のノード識別子で
ある送信ノード識別子34が付加されている。パケット
ヘッダ29内の受信ノード識別子33と送信ノード識別
子34は、それぞれ2バイトで表されている。受信側の
機器は、受信ノード識別子33が自分のノード識別子と
等しい非同期パケットを受信することにより、自分が受
信するべき非同期パケットを特定することができる。ま
た、受信側の機器は、受信した非同期パケットの送信ノ
ード識別子によりどの機器がその非同期パケットを送信
したのかを認識することができる。
【0026】また、パケットヘッダ29には、rea
d,write,lockといった非同期パケットの種
類を示すtコード35が付加されるとともに、C&S
(コンペア アンド スワップ)といったlock処理の
種類を示す拡張tコード36が付加されている。
【0027】映像音響機器1に対する他の映像音響機器
2または3からの要求によるPSR11,12の書き換
えは、上述のように、他の映像音響機器2または3から
のC&S要求によって行われるが、このC&S要求にお
いては、他の映像音響機器2または3は、データ領域の
非同期データとして、書き換えようとするPSRに現在
書き込まれていると予想される値(Arg−Valu
e)と、書き換えようとする新しい更新値(Data−
Value)とを送信する。
【0028】非同期パケット処理手段28は、図7のフ
ローチャートに示されるように、非同期パケットを受信
し、パケットヘッダ29のtコード35および拡張tコ
ード36に基づいて、指定されたPSRの値を読み出す
read要求であるのか、指定されたPSRへ値を書き
込むwrite要求であるのか、指定されたPSRの値
を予想値と比較して更新値に交換するC&S要求である
のか、あるいは、その他の非同期パケットであるのかを
判別する。
【0029】read要求であるときには、指定された
PSRの値を読み出して要求してきた相手側の映像音響
機器2または3へ返送し(ステップ101)、終了す
る。
【0030】write要求であるときには、指定され
たPSRに値を書き込み(ステップ102)、アクノリ
ッジ信号を相手側の映像音響機器2または3へ返送して
(ステップ103)終了する。
【0031】C&S要求であるときには、指定されたP
SRの値を読み出し(ステップ104)、読み出した値
と予想値とを比較し(ステップ105)、一致したとき
には、指定されたPSRの値を更新値に書き換え(ステ
ップ106)、書き換える前のPSRの元の値を相手側
の映像音響機器2または3へ返送し(ステップ10
7)、また、読み出した値と予想値とが一致しないとき
には、PSRの値を更新値に書き換えることなく、読み
出した元の値をそのまま相手側の映像音響機器2または
3へ返送し(ステップ107)、終了する。
【0032】このC&SによるPSRの書き換えについ
て、さらに詳細に説明する。
【0033】今、例えば、出力を停止している映像音響
機器1に対して、映像音響機器2と映像音響機器3と
が、例えば、3チャンネルに映像音響データの出力をさ
せるために、C&S要求を、若干の時間的なずれをもっ
て行った場合を考える。この場合には、図8に示される
ように、各映像音響機器2,3が、映像音響機器1に対
して出力PSR12のread要求を行ってその値を受
け取る。このとき、映像音響機器1は、出力を停止して
いるので、出力PSR12の値は、チャンネルの開放を
示す「0」である。
【0034】一方の映像音響機器2が、受け取った値
「0」を予想値とするとともに、3チャンネルへの出力
を希望するので、更新値を「3」としてC&S要求を行
う。映像音響機器1は、上述のフローチャートに示され
るように、出力PSRの値「0」と予想値「0」とを比
較し、一致したので出力PSR12の値を更新値「3」
に書き換えるとともに、元の値「0」を、前記一方の映
像音響機器2に返送し、一方の映像音響機器2は、予想
値「0」と返送された元の値「0」とが一致しているの
で、出力PSR12の書き換えが行われたことを認識す
る。
【0035】他方の映像音響機器3が、若干遅れて同様
に、予想値を「0」、更新値を「3」としてC&S要求
を行うと、映像音響機器1は、上述のフローチャートに
示されるように、出力PSRの値「3」と予想値「0」
とを比較し、一致していないので、出力PSR12の値
を書き換えることなく、出力PSRの値「3」を、前記
他方の映像音響機器3に返送し、他方の映像音響機器3
は、予想値「0」と返送された値「3」とが一致しない
ので、出力PSR12の書き換えがうまくいかなったこ
とを認識できることになる。
【0036】このようにPSR11,12の書き換え
を、C&S要求によって行うことにより、複数の映像音
響機器2,3からの書き換え要求が競合する場合にも、
誤動作することがない。
【0037】このようなP1394のシリアルバスに接
続される実際の機器においては、入力レート/出力レー
トを一定に保つために入出力用ユニット5,6とP13
94用のLSI7との間には、バッファとして、図2に
示されるように、入力用FIFO20と出力用FIFO
27とを設けているが、入力用と出力用とで個別にバッ
ファ20,27を設ける構成では、コストが高くつくと
いう課題がある。
【0038】そこで、入力用と出力用のFIFOを兼用
する構成が考えられるが、このような構成では、次のよ
うな不具合が生じることになる。
【0039】すなわち、図2の構成において、入力用F
IFO20と出力用FIFO27とを一つのFIFOで
兼用する構成を考える。このような構成では、入力用
(または出力用)としてFIFOを使用しているときに
は、出力用(または入力用)としてFIFOを使用する
ことができず、入力と出力とを同時に行うことができな
いことになる。
【0040】ところが、入力PSR11と出力PSR1
2への書き込みは、独立して行われるので、例えば、映
像音響機器2からのC&S要求によって、入力PSR1
1に値が書き込まれて前記映像音響機器2からの同期通
信データを入力している状態においても、別の映像音響
機器3からのC&S要求によって、出力PSR12に値
が書き込まれることになり、したがって、前記別の映像
音響機器3は、出力PSR12に値が書き込まれてC&
S要求が成功したことから映像音響機器1からの出力デ
ータが得られるものと認識することになる。
【0041】しかしながら、上述のように入力と出力と
を同時に行うことはできないので、前記別の映像音響機
器3は、出力PSR12に値が書き込まれてC&S要求
が成功したにも拘わらず、映像音響機器1からの出力デ
ータが得られず、対処することができないといった課題
がある。
【0042】本発明は、以上のような技術的課題に鑑み
て為されたものであって、P1394のシリアルバスに
接続される機器のコストを低減するとともに、入力およ
び出力を同時に行うことができない機器において、入力
あるいは出力ができない状態のときには、他の機器がそ
れを認識できるようにすることを目的とする。
【0043】
【課題を解決するための手段】本発明では、上述の目的
を達成するために、次のように構成している。
【0044】すなわち、請求項1の本発明のデータ伝送
装置は、複数チャンネルの同期通信データを伝送するこ
とが可能なバスに接続されるとともに、入力ユニットお
よび出力ユニットを備えるデータ伝送装置であって、前
記入力ユニットに取り込むべきチャンネル番号が書き込
まれる入力用指示手段と、前記出力ユニットの出力を送
出すべきチャンネル番号が書き込まれる出力用指示手段
と、前記入力用指示手段および前記出力用指示手段への
書き込みを行う書き込み手段と、前記入力用指示手段に
書き込まれたチャンネル番号の前記同期通信データを、
前記入力ユニットに接続する入力用接続手段と、前記出
力用指示手段に書き込まれたチャンネル番号の前記バス
上のチャンネルに、前記出力ユニットの出力を接続する
出力用接続手段と、前記入力用指示手段への前記取り込
むべきチャンネル番号の書き込みまたは前記出力用指示
手段への前記送出すべきチャンネル番号の書き込みのい
ずれか一方があったときに、他方の指示手段へのチャン
ネル番号の書き込みを禁止する書き込み禁止手段とを備
えている。
【0045】請求項2の本発明のデータ伝送装置は、請
求項1のデータ伝送装置において、転送レートを一定に
保つために、前記入力ユニットの前段および前記出力用
ユニットの後段にそれぞれ設けられる入力用バッファお
よび出力用バッファを一つのバッファで兼用する構成と
している。
【0046】請求項3の本発明のデータ伝送装置は、請
求項1または2のデータ伝送装置において、前記書き込
み禁止手段は、前記入力用指示手段への前記取り込むべ
きチャンネル番号の書き込みを検出するとともに、前記
出力用指示手段への送出すべきチャンネル番号の書き込
みを検出し、いずれか一方の指示手段への書き込みを検
出したときには、前記他方の指示手段に、書き込み禁止
を示すデータを書き込むようにしている。
【0047】請求項4の本発明のデータ伝送装置は、請
求項1または2のデータ伝送装置において、前記書き込
み禁止手段は、前記バスを介して伝送される非同期通信
データ含まれる前記入力用接続手段または前記出力用接
続手段に対する接続使用を要求する接続使用要求信号お
よび接続使用を開放する接続使用開放信号に基づいて、
前記各接続手段の使用状況を管理し、いずれか一方の接
続手段が使用中であるときには、他方に対する前記接続
使用要求信号に対して接続使用禁止信号を送信するよう
にしている。
【0048】
【作用】請求項1の本発明によれば、入力用指示手段へ
取り込むべきチャンネル番号を書き込むことにより、入
力用接続手段が、書き込まれたチャンネル番号の同期通
信データを、データ伝送装置の入力ユニットに接続し、
また、出力用指示手段へ送出すべきチャンネル番号を書
き込むことにより、出力用接続手段が、書き込まれたチ
ャンネルに、データ伝送装置の出力ユニットの出力を接
続することにより、複数チャンネルの同期通信データを
伝送するデータ伝送装置において、前記入力用指示手段
または前記出力用指示手段のいずれか一方への前記取り
込むべきチャンネル番号または送出すべきチャンネル番
号の書き込みがあったときに、他方の指示手段へのチャ
ンネル番号の書き込みを禁止する書き込み禁止手段を備
えているので、入力と出力とを同時に行うことができな
いデータ伝送装置においては、入力用接続手段または出
力用接続手段のいずれか一方が接続されて使用されてい
る状態であるときには、他方の接続手段に対応する指示
手段への書き込みが禁止されることになる。
【0049】したがって、入力用接続手段または出力用
接続手段のいずれか一方が接続されて使用されている状
態であるときに、他のデータ伝送装置が、他方の接続手
段を接続使用しようとして該他方の接続手段に対応する
指示手段への書き込みを要求してもそれが禁止されるの
で、前記他のデータ伝送装置は、前記他方の接続手段の
接続使用ができない状態であることを認識できることに
なる。
【0050】請求項2の本発明によれば、入力用バッフ
ァと出力用バッファとを兼用しているので、個別にバッ
ファを設ける構成に比べてコストの低減を図ることがで
きる。
【0051】請求項3の本発明によれば、書き込み禁止
手段は、入力用指示手段への取り込むべきチャンネル番
号の書き込みがあったとき、あるいは、出力用指示手段
への送出すべきチャンネル番号の書き込みがあったとき
には、他方の指示手段に、書き込み禁止を示すデータを
書き込むようにしているので、他方の指示手段への書き
込みを要求しようとする他のデータ伝送装置は、前記他
方の指示手段に書き込まれている書き込み禁止データを
読み出すことにより、他方の指示手段への書き込みが禁
止されていることを認識できることになる。
【0052】請求項4の本発明によれば、書き込み禁止
手段は、非同期通信による各接続手段についての接続使
用要求信号および接続使用開放信号によって前記各接続
手段の使用状況を管理し、いずれか一方の接続手段が使
用中であるときには、他方に対する接続使用要求信号に
対して接続使用禁止信号を送信するようにしているの
で、他のデータ伝送装置が、他方の接続手段を接続使用
しようとして接続使用要求信号を送信すると、接続使用
禁止信号が送信されるので、前記他方の接続手段の接続
使用ができない状態であることを認識できることにな
る。
【0053】
【実施例】以下、図面によって本発明の実施例につい
て、詳細に説明する。
【0054】図9は、本発明の一実施例のブロック図で
あり、上述の図2に対応する部分には、同一の参照符号
を付す。
【0055】この実施例では、データ伝送装置として、
上述の図2と同様にP1394のシリアルバス8に接続
された映像音響機器11に適用して説明する。
【0056】同図において、5は出力ユニットとしての
チューナなどの信号源、6は入力ユニットとしての磁気
記録回路などのデータ処理部、7は信号源5からの出力
データをP1394のシリアルバス8上の所望のチャン
ネルにコネクタ9を介して送出したり、シリアルバス8
上に流れている所望のチャンネルの同期通信データを取
り込んでデータ処理部6に与えたりするP1394用の
LSI、10は映像音響機器1が使用者の操作などによ
って自発的に同期通信データを入力したりあるいは出力
したりする場合に、LSI7を制御する信号入出力制御
手段であり、LSI7の入力PSR11あるいは出力P
SR12の値を書き換える。
【0057】P1394用のLSI7は、信号源5から
の映像音響データをシリアルバス8上の所望のチャンネ
ルに接続して送出するための出力用接続手段としての出
力プラグ13と、この出力プラグ13への接続を指示す
るレジスタである出力用指示手段としての出力PSR1
2とを備えており、また、シリアルバス8上に流れてい
る所望のチャンネルの同期通信データをデータ処理部6
に接続して取り込むための入力用接続手段としての入力
プラグ14と、この入力プラグ14への接続を指示する
レジスタである入力用指示手段としての入力PSR11
とを備えている。
【0058】信号源5からの映像音響データが与えられ
るデータブロック化手段21は、P1394の図3の同
期通信パケットのデータ部を作成し、パケットヘッダ作
成部22は、出力PSR12に書き込まれているチャン
ネル番号を読み出してチャンネル番号を含むパケットヘ
ッダ部を作成する。マルチプレクサ23は、データブロ
ック化手段21からのデータ部とパケットヘッダ作成部
22からのパケットヘッダ部とを合成して同期通信パケ
ットを作成する。出力プラグ接続部24は、出力PSR
12に書き込まれているチャンネル番号を読み出し、チ
ャンネルの開放を意味する「0」であれば、マルチプレ
クサ23と出力プラグ13との間を切り離して出力を行
わず、それ以外のチャンネル番号であるときには、その
チャンネル番号に対応するタイミングでマルチプレクサ
23と出力プラグ13とを接続して同期通信パケットを
シリアルバス8上に送出する。
【0059】一方、チャンネル検出手段11は、入力P
SR11に書き込まれているチャンネル番号と同じチャ
ンネル番号の同期通信パケットを検出し、そのパケット
のデータ部が入力されている期間に亘ってデータ分離手
段26を接続して入力プラグ14からの同期通信データ
をデータ処理部6に与える。
【0060】このようにP1394用のLSI7のレジ
スタである入力PSR11あるいは出力PSR12に、
チャンネル番号が書き込まれると、入力プラグ14を介
して前記チャンネル番号の同期通信データが取り込ま
れ、あるいは、出力プラグ13を介して前記チャンネル
番号の同期通信データが出力される。
【0061】非同期パケット処理手段28は、非同期通
信を行って入力PSR11あるいは出力PSR12に書
き込まれているチャンネル番号を読み出して送信した
り、あるいは、入力PSR11あるいは出力PSR12
にチャンネル番号を書き込むものである。
【0062】非同期パケット処理手段28は、図5の非
同期パケットを受信し、パケットヘッダのtコードおよ
び拡張tコードに基づいて、指定されたPSRの値を読
み出すread要求であるのか、指定されたPSRへ値
を書き込むwrite要求であるのか、指定されたPS
Rの値を予想値と比較して更新値に交換するC&S(コ
ンペア アンド スワップ)要求であるのか、あるいは、
その他の非同期パケットであるのかを判別する。
【0063】read要求であるときには、指定された
PSRの値を読み出して要求してきた相手側の映像音響
機器2または3へ返送して終了する。
【0064】write要求であるときには、指定され
たPSRに値を書き込みアクノリッジ信号を相手側の映
像音響機器2または3へ返送して終了する。
【0065】C&S要求であるときには、指定されたP
SRの値を読み出し、読み出した値と予想値とを比較
し、一致したときには、PSRの値を更新値に書き換
え、書き換える前のPSRの元の値を相手側の映像音響
機器2または3へ返送して終了し、また、読み出した値
と予想値とが一致しないときには、PSRの値を更新値
に書き換えることなく、読み出した元の値をそのまま相
手側の映像音響機器2または3へ返送して終了する。
【0066】以上の構成は、上述の図2と同様である。
【0067】この実施例では、図2の構成と異なり、信
号源5およびデータ処理部6と、P1394用のLSI
7との間には、入出力兼用のバッファとしてFIFO3
7を設けており、入力用と出力用とを個別に備える構成
に比べてコストの低減を図っている。
【0068】さらに、FIFO37を入出力兼用として
いるので、入力と出力とを同時に行うことができず、例
えば、映像音響機器2からのC&S要求によって、入力
PSR11に値が書き込まれて前記映像音響機器2から
の同期通信データを入力している状態において、別の映
像音響機器3からのC&S要求によって、出力PSR1
2に値が書き込まれてしまって前記別の映像音響機器3
が、C&S要求が成功したにも拘わらず映像音響機器1
からの出力データが得られないといった不具合が生じな
いように次のように構成している。
【0069】すなわち、この実施例では、入力PSR1
1への取り込むべきチャンネル番号または出力PSR1
2への出力すべきチャンネル番号のいずれか一方の書き
込みがあったときには、他方のPSR11または12へ
の書き込みを禁止する手段としてのPSR書き込み検出
手段38を設けている。
【0070】このPSR書き込み検出手段38は、入力
PSR11および出力PSR12への値の書き込みを検
出し、検出された書き込みが入力PSR11に対する取
り込むべきチャンネル番号の書き込みであるときには、
出力PSR12に設けた書き込み禁止ビットに書き込み
禁止を示す「1」を書き込み、また、検出された書き込
みが出力PSR12に対する送出すべきチャンネル番号
の書き込みであるときには、入力PSR11に設けた書
き込み禁止ビットに書き込み禁止を示す「1」を書き込
むようにしている。
【0071】さらに、PSR書き込み検出手段38は、
検出された書き込みが入力PSR11または出力PSR
12に対してチャンネル番号をクリアしてチャンネルを
開放する値「0」の書き込みであるときには、出力PS
R12または入力PSR11の書き込み禁止ビットに書
き込みを許容する「0」を書き込むようにしている。
【0072】このように入力PSR11または出力PS
R12のいずれか一方のPSR11または12にチャン
ネル番号が書き込まれたときには、他方のPSR12ま
たは11の書き込み禁止ビットに書き込み禁止を示す
「1」を書き込むので、C&S要求によってPSR11
または12の書き換えを行おうとする他の映像音響機器
2または3は、C&S要求に先立ってPSR11または
12の値を読み出したときに、書き込み禁止ビットが
「1」であれば、C&S要求を行えない、すなわち、P
SR11またたは12への書き込みができないことを認
識できることになる。
【0073】図10および図11は、以上の動作説明に
供するフローチャートである。
【0074】図10は、PSR書き込み検出手段38の
動作を示しており、先ず、PSR11または12に値が
書き込まれたことを検出すると(ステップ201)、そ
のPSRが、入力PSR11であるか出力PSR12で
あるかを判別し(ステップ202)、入力PSR11で
あるときには、書き込まれた値を判別し(ステップ20
3)、その値が、取り込むべきチャンネル番号を示す
値、すなわち、「0」でないときには、出力PSR12
の書き込み禁止ビットに書き込みを禁止する「1」を書
き込み(ステップ204)、終了する。また、書き込ま
れた値が、チャンネルの開放を示す「0」であるときに
は、出力PSR12の書き込み禁止ビットに書き込みを
許容する「0」を書き込み(ステップ205)、終了す
る。
【0075】書き込みが検出されたPSRが、出力PS
R12であるときには、書き込まれた値を判別し(ステ
ップ206)、その値が、取り込むべきチャンネル番号
を示す値、すなわち、「0」でないときには、入力PS
R11の書き込み禁止ビットに書き込みを禁止する
「1」を書き込み(ステップ207)、終了する。ま
た、書き込まれた値が、チャンネルの開放を示す「0」
であるときには、入力PSR11の書き込み禁止ビット
に書き込みを許容する「0」を書き込み(ステップ20
8)、終了する。
【0076】図11は、入力PSRまたは出力PSRに
C&S要求によって値を書き換えて入力プラグ14また
は出力プラグ13の使用を希望する他の映像音響機器2
または3側の動作を示しており、プラグの使用を希望す
るときには(ステップ301)、使用しようとするプラ
グに対応したPSR11または12を指定してread
要求をしてそのPSR11または12の値を読み出し
(ステップ302)、書き込み禁止ビットが「0」であ
るか「1」であるかを判断し(ステップ303)、
「0」であるときには、書き換えが許容されているの
で、そのPSR11または12に対するC&S要求によ
り値を書き込み、これによって、そのPSR11または
12に対応するプラグの使用が開始されて(ステップ3
04)終了する。
【0077】一方、書き込み禁止ビットが「1」である
ときには、書き換えが禁止されているので、PSR11
または12の使用ができないことを認識して終了する。
したがって、入力PSR11または出力PSR12にC
&S要求により値を書き換えて入力プラグ14または出
力プラグ13の使用を希望する他の映像音響機器2,3
では、使用を希望するプラグ13,14が使用できない
ときには、それを認識できるので、使用者に対して使用
できない旨のエラーメッセージを表示するといった対処
が可能になる。
【0078】図12は、本発明の他の実施例のブロック
図であり、上述の実施例に対応する部分には、同一の参
照符号を付してその説明を省略する。
【0079】この実施例においても、上述の実施例と同
様に、入出力兼用のFIFO37を設けており、入力用
と出力用とを個別に備える構成に比べてコストの低減を
図っている。
【0080】この実施例では、いずれか一方のプラグ1
4または13を使用している状態において、他方のプラ
グ13または14の使用を希望する他の映像音響機器2
または3からのC&S要求によって前記他方のプラグ1
3または14に対応するPSR12または11の書き換
えが行われてしまうという不具合を解消するために、次
のように構成している。
【0081】すなわち、この実施例では、上述の実施例
のPSR書き込み検出手段38に代えて書き込み禁止手
段としてPSR管理手段39を設けている。
【0082】このPSR管理手段39は、非同期パケッ
ト処理手段28で受信される入力プラグ14の使用を要
求する入力プラグ使用権要求、入力プラグ14の使用を
開放する入力プラグ使用終了通知、出力プラグ13の使
用を要求する出力プラグ使用権要求および出力プラグ1
3の使用を開放する出力プラグ使用終了通知に基づい
て、各プラグ13,14の使用状況を管理し、一方のプ
ラグ13または14が使用中であるときには、他方のプ
ラグ14または13に対する使用権要求に対して、非同
期パケット処理手段28からプラグ使用禁止通知を送信
し、また、前記一方のプラグ13または14が使用中で
ないときには、他方のプラグ14または13に対する使
用権要求に対して、非同期パケット処理手段28からプ
ラグ使用許可通知を送信するものである。
【0083】このように、接続使用要求信号としてのプ
ラグ使用権要求および接続使用開放信号としてのプラグ
使用終了通知を受信してプラグ13,14の使用状況を
管理し、一方のプラグ13または14が使用中であると
きには、他方のプラグ14または13を使用しようとす
る他の映像音響機器2または3からのプラグ使用権要求
には、接続使用禁止信号としてのプラグ使用禁止通知が
送信されることになり、前記他の映像音響機器2,3
は、他方のプラグ14または13に対応するPSR11
または12に対するC&S要求による書き込みができな
いことを認識できることになる。
【0084】図13、図14および図15は、以上の動
作説明に供するフローチャートである。
【0085】図13および図14は、PSR管理手段3
9の動作を示しており、先ず、図13に示されるよう
に、機器の立ち上げ時などに初期化されて入力プラグ1
4および出力プラグ13の使用状態をそれぞれ示す各フ
ラグが未使用とされる(ステップ601)。
【0086】次に、図14に示されるように、非同期パ
ケットを受信し、入力プラグ使用権要求であるときに
は、他方のプラグである出力プラグ13の使用状態を判
別し(ステップ401)、出力プラグ13が使用中であ
るときには、プラグ使用禁止通知を、入力プラグ使用権
要求を送信して来た相手側の映像音響機器2または3に
対して送信して終了し(ステップ404)、出力プラグ
13が使用中でないときには、入力プラグ使用許可通知
を相手側の映像音響機器2または3へ送信し(ステップ
402)、入力プラグ14の使用状態を示すフラグを使
用中とし(ステップ403)、終了する。
【0087】受信した非同期パケットが、出力プラグ使
用権要求であるときには、他方のプラグである入力プラ
グ14の使用状態を判別し(ステップ405)、入力プ
ラグ14が使用中であるときには、プラグ使用禁止通知
を、出力プラグ使用権要求を送信して来た相手側の映像
音響機器2または3に対して送信して終了し(ステップ
408)、入力プラグ14が使用中でないときには、出
力プラグ使用許可通知を相手側の映像音響機器2または
3へ送信し(ステップ406)、出力プラグ13の使用
状態を示すフラグを使用中とし(ステップ407)、終
了する。
【0088】また、受信した非同期パケットが、入力プ
ラグ使用終了通知であるときには、入力プラグ13の使
用が終了したので、入力プラグ13の使用状態を示すフ
ラグを未使用として(ステップ409)終了する。
【0089】受信した非同期パケットが、出力プラグ使
用終了通知であるときには、出力プラグ13の使用が終
了したので、出力プラグ13の使用状態を示すフラグを
未使用として(ステップ410)終了する。
【0090】図15は、入力PSR11または出力PS
R12にC&S要求により値を書き換えて入力プラグ1
4または出力プラグ13の使用を希望する映像音響機器
2または3側の動作を示しており、使用しようとするプ
ラグの使用権要求を送信し(ステップ501)、その返
答が、プラグ使用許可通知であるかプラグ使用禁止通知
であるかを判別し(ステップ502)、プラグ使用許可
通知であるときには、使用しようとするプラグに対応す
るPSRに対してC&S要求により値を書き込み(ステ
ップ503)、プラグの使用を開始し(ステップ50
4)、プラグの使用が終了すると、PSRに対してC&
S要求により値をクリアし(ステップ505)、プラグ
使用終了通知を送信し(ステップ506)、終了する。
【0091】また、プラグの使用権要求に対する返答
が、プラグ使用禁止通知であるときには、プラグの使用
ができないことを認識して終了する。
【0092】したがって、入力PSR11または出力P
SR12にC&S要求により値を書き換えて入力プラグ
14または出力プラグ13の使用を希望する別の映像音
響機器2,3では、使用を希望するプラグが使用できな
いときには、それを認識できるので、使用者に対して使
用できない旨のエラーメッセージを表示するといった対
処が可能になる。
【0093】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、入力用指
示手段へ取り込むべきチャンネル番号を書き込むことに
より、入力用接続手段が、書き込まれたチャンネル番号
の同期通信データを、データ伝送装置の入力ユニットに
接続し、また、出力用指示手段へ送出すべきチャンネル
番号を書き込むことにより、出力用接続手段が、書き込
まれたチャンネルに、データ伝送装置の出力ユニットの
出力を接続することにより、複数チャンネルの同期通信
データを伝送するデータ伝送装置において、前記入力用
指示手段または前記出力用指示手段のいずれか一方への
前記取り込むべきチャンネル番号または送出すべきチャ
ンネル番号の書き込みがあったときに、他方の指示手段
へのチャンネル番号の書き込みを禁止する書き込み禁止
手段を備えているので、入力と出力とを同時に行うこと
ができないデータ伝送装置においては、入力用接続手段
または出力用接続手段のいずれか一方が接続されて使用
されている状態であるときには、他方の接続手段に対応
する指示手段への書き込みが禁止されることになる。
【0094】したがって、入力用接続手段または出力用
接続手段のいずれか一方が接続されて使用されている状
態であるときに、他のデータ伝送装置が、他方の接続手
段を接続使用しようとして該他方の接続手段に対応する
指示手段への書き込みを要求してもそれが禁止されるの
で、前記他のデータ伝送装置は、前記他方の接続手段の
接続使用ができない状態であることを認識できることに
なり、これによって、他のデータ伝送装置は、それに対
処できることになる。
【0095】また、本発明では、入力用バッファと出力
用バッファとを兼用しているので、個別にバッファを設
ける構成に比べてコストの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】P1394を使用して複数の映像音響機器を接
続した場合の接続例を示す図である。
【図2】図1の映像音響機器のブロック図である。
【図3】P1394で規定されている同期通信パケット
のフォーマット図である。
【図4】P1394で規定されている同期通信パケット
のパケットヘッダのフォーマット図である。
【図5】P1394で規定されている非同期通信パケッ
トのフォーマット図である。
【図6】P1394で規定されている非同期通信パケッ
トのパケットヘッダのフォーマット図である。
【図7】非同期パケット処理手段の動作説明に供するフ
ローチャートである。
【図8】C&S要求が競合した場合の処理手順を説明す
るための図である。
【図9】本発明の一実施例のブロック図である。
【図10】PSR書き込み検出手段の動作説明に供する
フローチャートである。
【図11】プラグの使用を希望する機器の動作説明に供
するフローチャートである。
【図12】本発明の他の実施例のブロック図である。
【図13】PSR管理手段の動作説明に供するフローチ
ャートである。
【図14】PSR管理手段の動作説明に供するフローチ
ャートである。
【図15】プラグの使用を希望する機器の動作説明に供
するフローチャートである。
【符号の説明】
1,11,12,2,3 映像音響機器 5 信号源(出力ユニット) 6 データ処理部(入力ユニッ
ト) 7 P1394用LSI 8 シリアルバス 11 入力PSR(入力用指示手
段) 12 出力PSR(出力用指示手
段) 38 PSR書き込み検出手段 39 PSR管理手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 武田 英俊 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数チャンネルの同期通信データを伝送
    することが可能なバスに接続されるとともに、入力ユニ
    ットおよび出力ユニットを備えるデータ伝送装置であっ
    て、 前記入力ユニットに取り込むべきチャンネル番号が書き
    込まれる入力用指示手段と、 前記出力ユニットの出力を送出すべきチャンネル番号が
    書き込まれる出力用指示手段と、 前記入力用指示手段および前記出力用指示手段への書き
    込みを行う書き込み手段と、 前記入力用指示手段に書き込まれたチャンネル番号の前
    記同期通信データを、前記入力ユニットに接続する入力
    用接続手段と、 前記出力用指示手段に書き込まれたチャンネル番号の前
    記バス上のチャンネルに、前記出力ユニットの出力を接
    続する出力用接続手段と、 前記入力用指示手段への前記取り込むべきチャンネル番
    号の書き込みまたは前記出力用指示手段への前記送出す
    べきチャンネル番号の書き込みのいずれか一方があった
    ときに、他方の指示手段へのチャンネル番号の書き込み
    を禁止する書き込み禁止手段と、 を備えることを特徴とするデータ伝送装置。
  2. 【請求項2】 転送レートを一定に保つための入力用バ
    ッファおよび出力用バッファが、前記入力ユニットの前
    段および前記出力用ユニットの後段にそれぞれ設けられ
    るとともに、前記入力用バッファおよび前記出力用バッ
    ファが一つのバッファで兼用されるものである請求項1
    のデータ伝送装置。
  3. 【請求項3】 前記書き込み禁止手段は、前記入力用指
    示手段への前記取り込むべきチャンネル番号の書き込み
    を検出するとともに、前記出力用指示手段への送出すべ
    きチャンネル番号の書き込みを検出し、いずれか一方の
    指示手段への書き込みを検出したときには、前記他方の
    指示手段に、書き込み禁止を示すデータを書き込むもの
    である前記請求項1または2のデータ伝送装置。
  4. 【請求項4】 前記書き込み禁止手段は、前記バスを介
    して伝送される非同期通信データ含まれる前記入力用接
    続手段または前記出力用接続手段に対する接続使用を要
    求する接続使用要求信号および接続使用を開放する接続
    使用開放信号に基づいて、前記各接続手段の使用状況を
    管理し、いずれか一方の接続手段が使用中であるときに
    は、他方に対する前記接続使用要求信号に対して接続使
    用禁止信号を送信するものである前記請求項1または2
    のデータ伝送装置。
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Cited By (3)

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