JP3304556B2 - 非球面レンズの偏芯測定方法及び装置 - Google Patents

非球面レンズの偏芯測定方法及び装置

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JP3304556B2
JP3304556B2 JP25996693A JP25996693A JP3304556B2 JP 3304556 B2 JP3304556 B2 JP 3304556B2 JP 25996693 A JP25996693 A JP 25996693A JP 25996693 A JP25996693 A JP 25996693A JP 3304556 B2 JP3304556 B2 JP 3304556B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一面のみが非球面であ
る非球面レンズの偏芯測定に関し、より詳しく言えば、
一面のみが非球面である非球面レンズにおけるレンズの
光軸と非球面軸との成す角度を測定する方法及び装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】一面が球面で他面が非球面からなる非球
面レンズの光軸は、球面の曲率中心と参照球面(非球面
の基となる球面)の曲率中心とを結ぶ線であり、非球面
軸は、参照球面の曲率中心と非球面の頂点とを結ぶ線で
ある。そして、レンズが設計どおりに製作されていれ
ば、レンズ光軸は非球面軸と完全に一致する。
【0003】しかし、実際にそのようなレンズを製造す
ることは不可能で、両軸にはわずかながら違いが生じ
る。したがって、非球面レンズを製作した場合、出来上
がったレンズの偏芯を測定する必要がある。
【0004】このような要請に基づき、従来から幾つか
の非球面レンズの偏芯を測定する装置が提案されてい
る。特開平3−37544号公報に記載の装置は、非球
面レンズとしての被検レンズをレンズホルダに取付け、
被検レンズをほぼその光軸回りに回転し、回転軸方向か
らレーザビームを照射し、被検レンズから反射されるス
ポット像を監視しながら被検レンズを回転軸と直角な方
向に移動し、回転軸と光軸とが一致するようにセッティ
ングずれを修正し、その後、偏芯の測定をするものであ
る。
【0005】また、その他にも種々の偏芯測定装置が提
案されているが、どの装置も回転軸と光軸とが一致する
ようにセッティングずれを修正しなければならない。ま
た、測定精度を確保するために、この修正には1μm程
度の高精度が要求される。したがって、被検レンズのセ
ッティングずれの修正作業は熟練を要し、非常に時間が
掛かるものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
問題の解決を図ったもので、困難なセッティングずれの
修正作業を行うことなく、容易に、しかも短時間で測定
できる非球面レンズの偏芯測定の方法と装置を提供する
ことを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明の偏芯測定方法は、一面のみが非球面である被
検レンズをその光軸とほぼ一致する回転軸回りに回転
し、該被検レンズに回転軸方向から光を照射して被検レ
ンズからの反射光を光学系の結像面にスポット像として
結像させ、被検レンズが回転するときに該スポット像が
描く円の大きさにより光軸と回転軸とのずれを検知し、
被検レンズの外周に基準位置を定め、該基準位置とレン
ズの回転中心とを結ぶ線と、スポット像とレンズの回転
中心とを結ぶ線とがなす角度から前記ずれの方向を求
め、前記被検レンズの回転に伴う非球面の光軸方向のぶ
れを前記被検レンズに当接する変位測定手段により実測
し、前記円の大きさと方向から前記ぶれの補正値を算出
し、該補正値を前記実測したぶれから差し引いて光軸と
非球面軸との偏芯を求める構成を特徴としている。
【0008】また、被検レンズをその光軸とほぼ垂直な
方向に変位させ、該変位による非球面の光軸方向のぶれ
と、被検レンズの光軸と回転軸とのずれの変化量とを求
め、該ずれの変化量と前記ぶれの量との比を用いて前記
補正値の算出をする構成としたり、被検レンズの光軸と
回転軸とがなす角度をφだけ変化させたときの非球面の
光軸方向のぶれを被検レンズの形状パラメータから算出
して前記の補正をする構成としてもよい。
【0009】本発明の偏芯測定装置は、一面のみが非球
面である被検レンズを保持する手段と、該保持手段を被
検レンズの光軸とほぼ重なる回転軸回りに回転する駆動
手段と、被検レンズの回転角度を検知する角度センサ
と、被検レンズに回転軸方向から光を照射する光源と、
被検レンズから反射された光のスポット像を結像する光
学系と、該光学系の結像位置に設けられスポット像の位
置を検知する手段と、被検レンズにおける被検面の光軸
方向のぶれを前記被検面に当接して実測する変位測定手
段と、前記スポット位置検知手段と角度センサとで検知
した回転軸と被検レンズの光軸とのずれ及びずれの方向
から前記変位測定手段による実測値に対する補正値を算
出する演算手段とからなる構成を特徴としている。
【0010】また、被検レンズをその光軸とほぼ垂直な
方向に進退させるアクチュエータを付加する構成とした
り、前記演算手段、変位測定手段及びアクチュエータが
協働し、演算手段が算出した補正値だけアクチュエータ
が被検レンズを光軸とほぼ垂直な方向に変位させる構成
とすることもできる。
【0011】
【作用】被検レンズを保持した保持手段は、被検レンズ
をその光軸とほぼ一致する回転軸回りに回転する。そし
て、回転軸方向から被検レンズに光が照射され、レンズ
の表面で反射された光は光学系によって、その結像面に
スポット像を結像する。被検レンズの光軸と回転軸が不
一致であれば、スポット像は被検レンズの回転に伴い円
を描く。この円の半径Rと、レンズの回転中心に対して
基準位置とスポット像とが作る角度βを求めると、被検
レンズの回転に伴う非球面の光軸方向の理論上のぶれを
算出できる。一方、このぶれの実測値を変位測定手段に
よって測り、理論上のぶれを差し引けば、偏心によるぶ
れが求まり、このぶれから公知の方法によって非球面レ
ンズの偏芯を算出することができる。被検レンズのセッ
ティングを修正する必要なく測定できるので、測定が容
易になり、かつ測定時間の短縮も図れる。
【0012】また、前記演算手段、変位測定手段及びア
クチュエータが協働し、演算手段が算出した補正値だけ
被検レンズを光軸とほぼ垂直な方向に変位させる構成と
すれば、自動的にセッティングずれを修正することがで
き、熟練を必要とせずに、簡単に偏芯の測定ができる。
【0013】
【実施例】以下に図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。図1は本発明の装置の1実施例である。同図におい
て、1は被検レンズで、一方の面1aは球面で他方の面
1bが非球面である。2は保持手段で、被検レンズ1の
球面1a側を把持する。3はスピンドルを回転させる駆
動手段で、回転角を正確に制御するためにステッピング
モータを使用している。4は角度センサで、ステッピン
グモータ3の回転角を検知する。5は光源で、6はビー
ムスプリッタ、7は光学系で二枚のレンズ7a,7bか
らなっている。8は光学系7の結像面に置かれたスポッ
ト位置検知手段で、CCDカメラを使用している。9は
電気マイクロからなる変位測定手段で、被検レンズ1の
非球面に当接しており、被検レンズの回転に伴い生じる
光軸方向の変位を測定するものである。10は演算手段
としてのコンピュータである。
【0014】光源5により照射された光は、ビームスプ
リッタ6により反射され、光学系7によって、非球面1
b上に集光される。被検レンズ5により反射された光
は、前記光路とは逆方向に進み、ビームスプリッタ6を
透過して、光学系7の結像面にあるスポット位置検出手
段8に集束してスポット像を結像する。
【0015】被検レンズ1はスピンドル2に保持され、
回転角度を検知する角度センサ4を取りつけた駆動手段
3によりスピンドル2の軸を回転軸として回転する。変
位測定手段9は、被検レンズ1の回転に伴う非球面1b
の光軸方向のぶれ(変位)を測定し、その値を演算装置
10に入力する。一方、角度センサ4は、駆動手段3に
よる回転角度を逐一測定し、演算手段10に入力する。
したがって、演算手段10は、任意の回転角度における
非球面1bの光軸方向のぶれが分かる。
【0016】図2(a) は、レンズ7a,7bを考慮しな
い場合における、被検レンズ1、スポット位置検知手段
8の結像面8a、被検レンズの光軸11、スピンドルの
回転軸12及び非球面軸13との関係を示す概念図であ
る。
【0017】図2(a) において、回転軸12と結像面8
aとの交点をOとし、光軸11と結像面8aとの交点を
Pとし、非球面軸13と結像面8aとの交点をQとす
る。また、結像面8aに図示のように直交するx,y軸
を取る。
【0018】光軸11とスピンドル回転軸12とのなす
角度αが、セッティングずれによる誤差の大きさを示
し、線分OPとx軸とのなす角度βが、前記誤差の方向
を示す。光軸11を回転軸12と一致させて回転した場
合、光軸P11と非球面軸13とのなす角度θが正味の
偏芯量、線分PQとx軸とのなす角度γが偏芯の方向と
なる。
【0019】図2(b) は、2枚のレンズ7a,7bを考
慮に入れた場合の、被検レンズ1と結像面8aとの関係
を示す図である。点O1 は被検レンズ1の曲面1aの曲
率中心、点O2 は非球面1bの光軸近傍の曲率中心をそ
れぞれ示す。したがって、点O1 とO2 とを結ぶ線が被
検レンズの光軸11である。保持手段2は、被検レンズ
1の球面側を保持しており、セッティングずれαの値い
かんにかかわらず球面1a側の曲率中心O1 が、常に回
転軸12上に来るようになっている。他方の点O2 は、
被検レンズ1にセッティングずれαがあるため、図示の
ように回転軸12から外れている。
【0020】光源5からの光は、レンズ7aによって点
2 に集束するように射出されるが、セッティングずれ
αがあるため、点O2 の近傍の点O2 ′に集束するよう
に進む。被検面1bで反射された光は、ほぼ元の光路を
戻り、レンズ7a,7bを透過して、結像面8a上の点
Pにスポット像を結像する。
【0021】スピンドル2を回転すると、前記反射スポ
ットPは結像面8a上で点Oを中心に回転する。前述し
た被検レンズ1により反射され、スポット位置検出手段
8に結像する反射光と光軸11とは、図2(b) に示す関
係になり、次式のようにあらわされる。 R=f2tanδ (f1tanδ)/2=T sinα=e
【0022】ここに、 f1 : レンズ7aの焦点距離 f2 : レンズ7bの焦点距離 δ : 反射光と回転軸がなす角度 α : レンズ光軸11と回転軸12とがなす角度 e : 点O2 と回転軸12との距離 また、スポット像が回転したときに描く円について、任
意の回転角度におけるスポット像の座標を読み取ること
ができる。
【0023】そこで、たとえば、スポット位置検知手段
8としてCCDカメラを使用してこの重心の座標を電気
信号として取り出し、その信号を演算手段10に入力す
ることにより、スポットの描く円の半径Rを求め、さら
に光軸11と回転軸12とがなす角αを求めることがで
きる。また、図2に示すような反射スポット像と光軸1
1とは、同じ点O1 と、同じ回転軸12を通るので、同
一平面内にあると見做せ、したがって、被検レンズ1を
回転させて反射スポット像が、回転原点位置を通るとき
の回転角を角度センサ4から読み取れば、βの値を求め
ることができる。
【0024】電気マイクロからなる変位測定手段9は、
前記スピンドル2の回転に伴い、円周2πをi等分した
各位置で非球面の光軸方向の変位Do(i) を測定し、そ
のデータを演算手段10に入力している。ただし、ここ
で検知された変位Do(i) は、セッテイングずれαによ
る誤差を含んだものである。
【0025】こうして得た測定値Do(i) から、次の式
により真のぶれ(補正変位)D(i)を算出することがで
きる。 D(i) =Do(i) −Aαcos〔{2π(i−1)/n}+β〕(μm) ここで、 i:カウント数 n:サンプリング数 A:換算係数(μm/分) α:セッティングずれ β:セッティングずれの方向
【0026】図3は、上式により求まるi個の補正変位
の描く正弦波曲線の一例である。同図の全幅から正味
の偏芯量を特願平4−29995号に記載した方法等に
より算出することができる。また、初期位相は偏芯の方
向γを示している。
【0027】図4,5は、前述の式におけるAの求め方
の一例を説明する図である。図4(a) は、被検レンズ1
の光軸と回転軸とが一致した状態を示す。被検レンズ1
から反射された光は、スポット位置検知手段8の中央に
結像する。
【0028】この位置にある被検レンズ1に、矢符号方
向の外力を加え、図4(b) に示すように微小なずれを起
こさせる。すると、スポット像は、スポット位置検知手
段8の中心からずれた位置に結像する。変位測定手段9
はこの被検面の光軸方向のぶれ量S(μm) を検知し、
スポット位置検知手段8は、O2 からのずれ量λ(pixe
l)を検知する。そして、A=(S・B)/λ(μm/pi
xel)として換算係数を求めることができる。ただし、B
は反射スポットが1分傾いたときの位置検出手段上での
反射スポットの移動量で、実験により簡単に求められ
る。
【0029】なお、(a) では、光軸と回転軸が当初一致
している場合としたが、一致していない場合でも、通常
のずれ量は小さいので、同じ方法で換算係数を算出する
ことができる。
【0030】図5は横軸にスポットの移動量λ(pixe
l)、縦軸に被検面の光軸方向のぶれ量S(μm)をと
り、図4に示した被検レンズ1の光軸と垂直な方向の微
小移動を任意の回数行い、各回についての測定結果をプ
ロットしたものである。これらの点について回帰直線を
引き、その傾きを求めると、換算係数Aを求めることが
できる。被検レンズに加える変位Sを広範囲に拡げ、か
つ多数回測定すれば、より正確な換算係数が得られる。
【0031】図6は、換算係数を求めるための別の方法
を説明する図である。被検レンズ1の球面の曲率中心O
1 を原点にして、スピンドルの回転軸12をx軸とし、
x軸と原点O1 で直交する線分をy軸とする。被検レン
ズ1を光軸に垂直な方向に押すと、被検レンズ1は原点
1 を中心に回転する。その回転角をφ(分)とし、そ
のとき被検面がx軸方向にぶれる量Sを変位測定手段9
で測定する。
【0032】しかるに、上記のSの値は被検レンズ1の
形状パラメータから計算によって求めることができる。
したがって、S/φにより反射スポットが単位角(1
分)傾いた場合の被検面の光軸方向のぶれが求まる。
【0033】図7は、本発明における他の実施例の構成
を示す。図1に示した装置に加え、保持された被検レン
ズ1に光軸とほぼ垂直な方向に外力を加えるためのアク
チュエータ14が設置されている。アクチュエータ14
は、ステッピングモータ14aと、このモータにより動
作するカムフォロア14bとからなる。被検レンズ1の
アクチュエータ14と対向する側には、光軸と垂直な方
向に変位する被検レンズ1の変位量を測定する垂直変位
測定手段15が設けられている。この垂直変位測定手段
15も変位測定手段9と同様の電気マイクロを使用して
いる。
【0034】図1で説明したように、角度センサ4及び
スポット位置検知手段8により、被検レンズ1のセッテ
ィングずれα(分)と方向β(度)を求めることができ
る。したがって、演算手段10がαの値から光軸と垂直
方向のセッティングずれを算出し、これらに応じて演算
手段10から駆動手段3に指示を出し、角度センサ4に
より回転角がβになるまで被検レンズ1を回動し、次
に、その位置からアクチュエータ14と垂直変位測定手
段15とによるフィードバック系により、指定量だけ光
軸と垂直な方向に移動させる。
【0035】なお、移動量が−の場合は被検レンズ1を
180°回転し、反対側からアクチュエータ14で押し
て、修正することになる。
【0036】
【発明の効果】以上に説明したように本発明によれば、
非球面レンズの偏芯測定において、被検レンズのセッテ
ィングずれを修正しなくても、補正により真の偏芯を求
めることができるので、熟練を要するセッティング作業
を省略して、短時間で精度よく偏芯の測定ができる。ま
た、演算手段、変位測定手段及びアクチュエータが協働
し、演算手段が算出した補正値だけ被検レンズを光軸と
ほぼ垂直な方向に変位させる構成とすれば、自動的にセ
ッテイングずれを修正することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による非球面レンズの偏芯測定装置の構
成を示す図である。
【図2】(a) は被検レンズのセッテイングずれ及び偏芯
を検出する原理を示す図、(b)はレンズを考慮した場合
の図である。
【図3】被検レンズの1回転をi等分し、各等分された
位置における補正されたぶれをプロットした図である。
【図4】被検レンズに、光軸と垂直な方向の力を加えて
セッテイングずれを生じさせ、ずれ発生前後の状態から
換算係数を得る方法を説明する図で、(a) はずれ発生
前、(b) はずれ発生後の状態を示す。
【図5】図4に示すようにしてセッテイングずれを生じ
させ、変位測定手段で検出した変位を縦軸にとり、それ
に伴うスポット像の移動を横軸にとって、プロットした
図である。
【図6】被検レンズに球面の曲率中心O1 を中心とした
回転角φの回転を与えたときの、ぶれSが発生する状態
を説明する図である。
【図7】本発明の他の実施例の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 被検レンズ 1a 球面 1b 被検面(非球面) 2 支持手段 3 駆動手段 4 角度センサ 5 光源 7 光学系 8 スポット位置検知手段 8a 結像面 9 変位測定手段 10 演算手段 11 被検レンズの光軸 12 回転軸 13 非球面軸 14 アクチュエータ α セッテインィグずれ β セッテインィグずれの方向 θ 偏芯 γ 偏芯の方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01M 11/00 - 11/08

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一面のみが非球面である被検レンズをそ
    の光軸とほぼ一致する回転軸回りに回転し、該被検レン
    ズに回転軸方向から光を照射して被検レンズからの反射
    光を光学系の結像面にスポット像として結像させ、被検
    レンズが回転するときに該スポット像が描く円の大きさ
    により光軸と回転軸とのずれを検知し、被検レンズの外
    周に基準位置を定め、該基準位置とレンズの回転中心と
    を結ぶ線と、スポット像とレンズの回転中心とを結ぶ線
    とがなす角度から前記ずれの方向を求め、前記被検レン
    ズの回転に伴う非球面の光軸方向のぶれを前記被検レン
    ズに当接する変位測定手段により実測し、前記円の大き
    さと方向から前記ぶれの補正値を算出し、該補正値を前
    記実測したぶれから差し引いて光軸と非球面軸との偏芯
    を求めることを特徴とする非球面レンズの偏芯測定方
    法。
  2. 【請求項2】 被検レンズをその光軸とほぼ垂直な方向
    に変位させ、該変位による非球面の光軸方向のぶれと、
    被検レンズの光軸と回転軸とのずれの変化量とを求め、
    該ずれの変化量と前記ぶれの量との比を用いて前記補正
    値の算出をすることを特徴とする請求項1記載の非球面
    レンズの偏芯測定方法。
  3. 【請求項3】 被検レンズの光軸と回転軸とがなす角度
    をφだけ変化させたときの非球面の光軸方向のぶれを被
    検レンズの形状パラメータから算出して前記の補正をす
    ることを特徴とする請求項1記載の非球面レンズの偏芯
    測定方法。
  4. 【請求項4】 一面のみが非球面である被検レンズを保
    持する手段と、該保持手段を被検レンズの光軸とほぼ重
    なる回転軸回りに回転する駆動手段と、被検レンズの回
    転角度を検知する角度センサと、被検レンズに回転軸方
    向から光を照射する光源と、被検レンズから反射された
    光のスポット像を結像する光学系と、該光学系の結像位
    置に設けられスポット像の位置を検知する手段と、被検
    レンズにおける被検面の光軸方向のぶれを前記被検面に
    当接して実測する変位測定手段と、前記スポット位置検
    知手段と角度センサとで検知した回転軸と被検レンズの
    光軸とのずれ及びずれの方向から前記変位測定手段によ
    る実測値に対する補正値を算出する演算手段とからなる
    ことを特徴とする非球面レンズの偏芯測定装置。
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