JP3304346B2 - 心腔内縫合手術用縫合糸 - Google Patents
心腔内縫合手術用縫合糸Info
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- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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- A61B17/04—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets for suturing wounds; Holders or packages for needles or suture materials
- A61B17/06—Needles ; Sutures; Needle-suture combinations; Holders or packages for needles or suture materials
- A61B17/06166—Sutures
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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- A61B17/00—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
- A61B17/00234—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets for minimally invasive surgery
- A61B2017/00238—Type of minimally invasive operation
- A61B2017/00243—Type of minimally invasive operation cardiac
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- A61B2017/00831—Material properties
- A61B2017/00867—Material properties shape memory effect
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、心腔内縫合手術用
器具を心臓カテーテル手技で末梢血管から挿入して、例
えば心房中隔欠損(ASD)や心室中隔欠損(VS
D)、動脈管開存(PDA)等を直接縫合するのに適し
た心腔内縫合手術用縫合糸に関する。
器具を心臓カテーテル手技で末梢血管から挿入して、例
えば心房中隔欠損(ASD)や心室中隔欠損(VS
D)、動脈管開存(PDA)等を直接縫合するのに適し
た心腔内縫合手術用縫合糸に関する。
【0002】
【従来の技術】先天性心疾患の一つであるASDの治療
方法としては、一般に外科的手術が行われている。しか
しながら、外科的手術においては、当然のことながら疾
患部分の治療そのものだけでなく、開胸術(または開腹
術)を伴うものであり、患者への負担が大きい。まして
や体力の無い小児患者の場合、その負担は非常に大きい
ものとなる。そこで、近年、非手術的方法として心臓カ
テーテルを経血管的に心腔内に挿入して心房中隔欠損を
閉塞する方法が開発されている。この方法は経皮経管腔
カテーテル法として知られており、キングとミルによっ
て1976年に初めて臨床成功例が報告されている。キ
ング等による方法は、左房用と右房用の2枚の円板状の
傘を、中心のワイヤーと同軸の2層のカテーテルからな
る挿入用具で心房に到らせ、心房中隔を挟んで合体させ
ることにより心房中隔欠損を閉塞するものである。
方法としては、一般に外科的手術が行われている。しか
しながら、外科的手術においては、当然のことながら疾
患部分の治療そのものだけでなく、開胸術(または開腹
術)を伴うものであり、患者への負担が大きい。まして
や体力の無い小児患者の場合、その負担は非常に大きい
ものとなる。そこで、近年、非手術的方法として心臓カ
テーテルを経血管的に心腔内に挿入して心房中隔欠損を
閉塞する方法が開発されている。この方法は経皮経管腔
カテーテル法として知られており、キングとミルによっ
て1976年に初めて臨床成功例が報告されている。キ
ング等による方法は、左房用と右房用の2枚の円板状の
傘を、中心のワイヤーと同軸の2層のカテーテルからな
る挿入用具で心房に到らせ、心房中隔を挟んで合体させ
ることにより心房中隔欠損を閉塞するものである。
【0003】しかしながら、この方法は、非常に太い挿
入用具と硬い傘を用いているため、殆どの小児、特に就
学前の小児には全く使用できないものであった。そこ
で、ラシュキントは装置の小型化に努め、1977年に
鉤付きの1枚傘式閉鎖栓を考案し、小児での臨床成功例
を報告している。しかしながら、この方法も、閉塞栓が
鉤付きのため意図しない部分に引っ掛かることがあり、
そのため、心内で一度開傘すると、位置を変えることも
回収することもできず、緊急手術をしなければならなく
なるという欠点を有していた。そこで、このような欠点
を解消するものとして、ラシュキントは2枚の傘を一体
化した閉塞栓を開発しており、これは動脈管開存の閉鎖
に広く臨床応用されてきている。
入用具と硬い傘を用いているため、殆どの小児、特に就
学前の小児には全く使用できないものであった。そこ
で、ラシュキントは装置の小型化に努め、1977年に
鉤付きの1枚傘式閉鎖栓を考案し、小児での臨床成功例
を報告している。しかしながら、この方法も、閉塞栓が
鉤付きのため意図しない部分に引っ掛かることがあり、
そのため、心内で一度開傘すると、位置を変えることも
回収することもできず、緊急手術をしなければならなく
なるという欠点を有していた。そこで、このような欠点
を解消するものとして、ラシュキントは2枚の傘を一体
化した閉塞栓を開発しており、これは動脈管開存の閉鎖
に広く臨床応用されてきている。
【0004】一方、ロックはラシュキントの開発した一
体型の2枚の傘式閉鎖栓の8本のステンレス鋼の骨の各
々の中間にコイルスプリングを追加して、2つの傘が薄
い心房中隔をしっかり挟むようにした蛤式中隔傘を開発
し特許出願している(特開平5−297130号公
報)。この閉鎖栓は、2枚の傘が互いに重なり合うよう
に密着することで、薄い心房中隔にしっかりと固定され
るようにしたもので、その形が二枚貝である蛤に似てい
ることから、蛤式中隔傘と呼ばれている。この方法は1
1フレンチのロングシースを大腿静脈から挿入するもの
であり、体重8Kg以上の患者であれば使用することが
できるので、心房中隔欠損の経皮経管腔カテーテル法で
閉塞する方法として、初めて広く臨床応用されている。
体型の2枚の傘式閉鎖栓の8本のステンレス鋼の骨の各
々の中間にコイルスプリングを追加して、2つの傘が薄
い心房中隔をしっかり挟むようにした蛤式中隔傘を開発
し特許出願している(特開平5−297130号公
報)。この閉鎖栓は、2枚の傘が互いに重なり合うよう
に密着することで、薄い心房中隔にしっかりと固定され
るようにしたもので、その形が二枚貝である蛤に似てい
ることから、蛤式中隔傘と呼ばれている。この方法は1
1フレンチのロングシースを大腿静脈から挿入するもの
であり、体重8Kg以上の患者であれば使用することが
できるので、心房中隔欠損の経皮経管腔カテーテル法で
閉塞する方法として、初めて広く臨床応用されている。
【0005】しかしながら、何れにしてもこれらの閉鎖
栓を使用するものは、様々な形態をしたASDに対して
画一的な形状の閉鎖栓を使用するものであり、欠損孔の
閉鎖にはその2倍の大きさの閉鎖栓が必要なので、適応
が限定され、比較的小さな中心部の欠損孔しか閉鎖出来
ないという欠点を有しており、また、心内に残した閉鎖
栓の長期的な観測データが無いために、その使用に対す
る懸念の残るものであった。本発明者等は如上の事情に
鑑み、従来技術の課題を解決するものとして、特に様々
な形態をしたASDに適応するのに好適な心腔内縫合手
術用カテーテル組立体をすでに提案している(特願平7
−269916号)。このものは、先端に縫合糸捕捉手
段を備え基端に操作用部材を備えた捕捉カテーテルと、
この捕捉カテーテルを出し入れ自在に挿着することがで
きる第1シースと、この第1シースを出し入れ自在に挿
着することができ、先端に穿刺針を備えるとともに基端
部に止血弁を備えた穿刺カテーテルと、この穿刺カテー
テルを出し入れ自在に挿着することができ、基端部に止
血弁を備えた第2シースからなるもので、第2シースに
挿着された穿刺カテーテルの先端と第2シースの先端が
一致するようにした時に、穿刺カテーテルの先端部に設
けられた側孔と第2シースの先端部に設けられた側孔が
重なり、この重なった側孔から第1シースを露出するこ
とができるようになっている。
栓を使用するものは、様々な形態をしたASDに対して
画一的な形状の閉鎖栓を使用するものであり、欠損孔の
閉鎖にはその2倍の大きさの閉鎖栓が必要なので、適応
が限定され、比較的小さな中心部の欠損孔しか閉鎖出来
ないという欠点を有しており、また、心内に残した閉鎖
栓の長期的な観測データが無いために、その使用に対す
る懸念の残るものであった。本発明者等は如上の事情に
鑑み、従来技術の課題を解決するものとして、特に様々
な形態をしたASDに適応するのに好適な心腔内縫合手
術用カテーテル組立体をすでに提案している(特願平7
−269916号)。このものは、先端に縫合糸捕捉手
段を備え基端に操作用部材を備えた捕捉カテーテルと、
この捕捉カテーテルを出し入れ自在に挿着することがで
きる第1シースと、この第1シースを出し入れ自在に挿
着することができ、先端に穿刺針を備えるとともに基端
部に止血弁を備えた穿刺カテーテルと、この穿刺カテー
テルを出し入れ自在に挿着することができ、基端部に止
血弁を備えた第2シースからなるもので、第2シースに
挿着された穿刺カテーテルの先端と第2シースの先端が
一致するようにした時に、穿刺カテーテルの先端部に設
けられた側孔と第2シースの先端部に設けられた側孔が
重なり、この重なった側孔から第1シースを露出するこ
とができるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな非手術的に欠損孔を閉鎖する器具は、簡単かつ正確
に欠損孔を閉鎖することができるという利点を有するも
のであるが、たとえ造影性を付与して透視可能として
も、拍動する心腔内で縫合糸を用いることは困難であ
り、非常な熟練を要するものであった。すなわち、縫合
糸が柔らかいため、拍動する心腔内で縫合糸が激しく動
き、透視による位置確認が行い難く、また、縫合糸が絡
まってしまう虞もある。さらに、一般の縫合糸では潤滑
性があまり良くないので、結紮固定には適しているが、
組織を通過させる場合や結び目を送る場合には難があっ
た。本発明は如上の事情に鑑みてなされたもので、心腔
内縫合を容易にかつスムースに行うことのできる縫合糸
を提供することを目的とする。
うな非手術的に欠損孔を閉鎖する器具は、簡単かつ正確
に欠損孔を閉鎖することができるという利点を有するも
のであるが、たとえ造影性を付与して透視可能として
も、拍動する心腔内で縫合糸を用いることは困難であ
り、非常な熟練を要するものであった。すなわち、縫合
糸が柔らかいため、拍動する心腔内で縫合糸が激しく動
き、透視による位置確認が行い難く、また、縫合糸が絡
まってしまう虞もある。さらに、一般の縫合糸では潤滑
性があまり良くないので、結紮固定には適しているが、
組織を通過させる場合や結び目を送る場合には難があっ
た。本発明は如上の事情に鑑みてなされたもので、心腔
内縫合を容易にかつスムースに行うことのできる縫合糸
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、鋭意検討
の結果、縫合糸に案内具を取り付けることにより上記の
課題を解決できることに想到し、本発明を完成した。す
なわち、本発明は、最外層に潤滑性材料の被覆層を有す
る超弾性合金製ワイヤの先端に超弾性合金製のループ状
のワイヤが設けられてなる縫合糸案内素子と、該縫合糸
案内素子の後端に接続された縫合糸からなる心腔内縫合
手術用縫合糸である。ここで、縫合糸案内素子の後端に
も超弾性合金製ワイヤを設け、これに縫合糸を結束する
ようにしてもよい。また、超弾性合金としては、Ti−
Ni系合金やCu−Zn−Al系合金、Cu−Al−N
i系合金が好ましい。
の結果、縫合糸に案内具を取り付けることにより上記の
課題を解決できることに想到し、本発明を完成した。す
なわち、本発明は、最外層に潤滑性材料の被覆層を有す
る超弾性合金製ワイヤの先端に超弾性合金製のループ状
のワイヤが設けられてなる縫合糸案内素子と、該縫合糸
案内素子の後端に接続された縫合糸からなる心腔内縫合
手術用縫合糸である。ここで、縫合糸案内素子の後端に
も超弾性合金製ワイヤを設け、これに縫合糸を結束する
ようにしてもよい。また、超弾性合金としては、Ti−
Ni系合金やCu−Zn−Al系合金、Cu−Al−N
i系合金が好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施例について図面
に基づいて説明する。図1は本発明の一実施例の縦断面
図であり、図2は縫合糸案内素子の他の実施例を示す縦
断面図である。また、図3は図1に示す縫合糸の使用状
況を説明する図である。図1に示すように、本発明の心
腔内縫合手術用縫合糸は、最外層に潤滑性材料の被覆層
113を有する超弾性合金製ワイヤ11の先端に超弾性
合金製のループ状のワイヤ12が設けられてなる縫合糸
案内素子1と、この縫合糸案内素子1の後端に接続され
た縫合糸2からなる。縫合糸の捕捉は図3に示すような
心腔内縫合手術用カテーテル組立体Cを用いて行われ
る。カテーテル組立体Cは捕捉カテーテル4を含んでお
り、捕捉カテーテル4の先端の縫合糸捕捉手段42で縫
合糸案内素子1先端のワイヤ12が捕捉される。
に基づいて説明する。図1は本発明の一実施例の縦断面
図であり、図2は縫合糸案内素子の他の実施例を示す縦
断面図である。また、図3は図1に示す縫合糸の使用状
況を説明する図である。図1に示すように、本発明の心
腔内縫合手術用縫合糸は、最外層に潤滑性材料の被覆層
113を有する超弾性合金製ワイヤ11の先端に超弾性
合金製のループ状のワイヤ12が設けられてなる縫合糸
案内素子1と、この縫合糸案内素子1の後端に接続され
た縫合糸2からなる。縫合糸の捕捉は図3に示すような
心腔内縫合手術用カテーテル組立体Cを用いて行われ
る。カテーテル組立体Cは捕捉カテーテル4を含んでお
り、捕捉カテーテル4の先端の縫合糸捕捉手段42で縫
合糸案内素子1先端のワイヤ12が捕捉される。
【0009】縫合糸案内素子1はその後端に接続された
縫合糸2(通常、ポリプロピレン等の合成樹脂で形成さ
れる)を案内するためのもので、超弾性合金製のワイヤ
11とその先端に取り付けられた超弾性合金製のループ
状のワイヤ12を含んでいる。縫合糸案内素子1は、図
1に示すように、これをワイヤ11と12で構成し、そ
の後端に縫合糸2を物理的または接着により固定するよ
うにしても、図2に示すように、後端にさらに超弾性合
金製のループ状のワイヤ13設けた構成にし、そのワイ
ヤ13に縫合糸2を結ぶようにしてもよい。ワイヤ11
は、超弾性合金製の芯線111を合成樹脂で被覆し、こ
の樹脂層112をさらに潤滑性材料で被覆したものが好
適に採用される。最外層が潤滑性材料の被覆層13であ
れば、必ずしも樹脂層112は必要なものではないが、
ループ状のワイヤ12や13を接続したり、縫合糸2を
固定するためには樹脂層112を設けると便利である。
縫合糸2(通常、ポリプロピレン等の合成樹脂で形成さ
れる)を案内するためのもので、超弾性合金製のワイヤ
11とその先端に取り付けられた超弾性合金製のループ
状のワイヤ12を含んでいる。縫合糸案内素子1は、図
1に示すように、これをワイヤ11と12で構成し、そ
の後端に縫合糸2を物理的または接着により固定するよ
うにしても、図2に示すように、後端にさらに超弾性合
金製のループ状のワイヤ13設けた構成にし、そのワイ
ヤ13に縫合糸2を結ぶようにしてもよい。ワイヤ11
は、超弾性合金製の芯線111を合成樹脂で被覆し、こ
の樹脂層112をさらに潤滑性材料で被覆したものが好
適に採用される。最外層が潤滑性材料の被覆層13であ
れば、必ずしも樹脂層112は必要なものではないが、
ループ状のワイヤ12や13を接続したり、縫合糸2を
固定するためには樹脂層112を設けると便利である。
【0010】ここで、ワイヤ11の芯線111やワイヤ
12、13は塑性変形しにくい超弾性合金で形成されて
いる。超弾性合金としては、Ti−Ni系合金、Cu−
Zn−Al系合金、またはCu−Al−Ni系合金が好
適に採用される。また、被覆層113を形成する潤滑性
材料としては、ジメチルアクリルアミドやポリビニルピ
ロリドンなどが好適に採用され、樹脂層112を形成す
る合成樹脂としては、一般に、エチレン−酢酸ビニル共
重合体、ポリウレタンなどが採用される。
12、13は塑性変形しにくい超弾性合金で形成されて
いる。超弾性合金としては、Ti−Ni系合金、Cu−
Zn−Al系合金、またはCu−Al−Ni系合金が好
適に採用される。また、被覆層113を形成する潤滑性
材料としては、ジメチルアクリルアミドやポリビニルピ
ロリドンなどが好適に採用され、樹脂層112を形成す
る合成樹脂としては、一般に、エチレン−酢酸ビニル共
重合体、ポリウレタンなどが採用される。
【0011】ワイヤ12は太さが0.05〜1mm、好
ましくは0.1〜0.3mm、ループの長手方向の径が
5〜30mm、好ましくは10〜20mmのループ状の
ものが採用され、ワイヤ11の先端に接着、溶接、嵌合
などの方法で、例えば図1に示すように取り付けられ
る。ワイヤ12は超弾性合金で細径に形成されているの
で、縫合糸案内素子1がシース(図示していない)内に
取り込まれる際に自由に変形して、縫合糸案内素子1の
シース内への取り込みを可能にしている。また、ワイヤ
11は芯線111の太さが0.1〜1.5mm、好まし
くは0.25〜0.35mmであり、長さが500〜3
000mm、好ましくは1000〜2000mmのもの
が採用される。また、ワイヤ13は、太さが0.05〜
1mm、好ましくは0.1〜0.3mm、ループの長手
方向の径が2〜20mm、好ましくは5〜10mmのル
ープ状のものが採用され、ワイヤ11の後端に例えば図
2に示すように取り付けられる。尚、被覆層113の厚
さは0.001〜0.01mm程度が好ましい。
ましくは0.1〜0.3mm、ループの長手方向の径が
5〜30mm、好ましくは10〜20mmのループ状の
ものが採用され、ワイヤ11の先端に接着、溶接、嵌合
などの方法で、例えば図1に示すように取り付けられ
る。ワイヤ12は超弾性合金で細径に形成されているの
で、縫合糸案内素子1がシース(図示していない)内に
取り込まれる際に自由に変形して、縫合糸案内素子1の
シース内への取り込みを可能にしている。また、ワイヤ
11は芯線111の太さが0.1〜1.5mm、好まし
くは0.25〜0.35mmであり、長さが500〜3
000mm、好ましくは1000〜2000mmのもの
が採用される。また、ワイヤ13は、太さが0.05〜
1mm、好ましくは0.1〜0.3mm、ループの長手
方向の径が2〜20mm、好ましくは5〜10mmのル
ープ状のものが採用され、ワイヤ11の後端に例えば図
2に示すように取り付けられる。尚、被覆層113の厚
さは0.001〜0.01mm程度が好ましい。
【0012】
【発明の効果】本発明の心腔内縫合手術用縫合糸は、先
端に超弾性合金で形成された縫合糸案内素子を有してお
り、造影性を付与した縫合糸より透視し易いので、術中
の糸わたしが容易である。また、縫合糸案内素子が超弾
性と潤滑性を有しており、一般の縫合糸の場合に生じる
心腔内での絡まりがなく、滑りが良いので、縫合をスム
ーズに行うことができる。
端に超弾性合金で形成された縫合糸案内素子を有してお
り、造影性を付与した縫合糸より透視し易いので、術中
の糸わたしが容易である。また、縫合糸案内素子が超弾
性と潤滑性を有しており、一般の縫合糸の場合に生じる
心腔内での絡まりがなく、滑りが良いので、縫合をスム
ーズに行うことができる。
【図1】本発明の一実施例の縦断面図である。
【図2】縫合糸案内素子の他の実施例を示す縦断面図で
ある。
ある。
【図3】図1に示す縫合糸の使用状況を説明する図であ
る。
る。
1 縫合糸案内素子 11 ワイヤ 113 被覆層 12 ワイヤ 13 ワイヤ 2 縫合糸
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−108228(JP,A) 特開 平6−7422(JP,A) 特表 平7−502918(JP,A) 米国特許4917089(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 17/04 A61L 17/00
Claims (3)
- 【請求項1】 最外層に潤滑性材料の被覆層を有する超
弾性合金製ワイヤの先端に超弾性合金製のループ状のワ
イヤが設けられてなる縫合糸案内素子と、該縫合糸案内
素子の後端に接続された縫合糸からなる心腔内縫合手術
用縫合糸。 - 【請求項2】 縫合糸案内素子の後端に超弾性合金製の
ループ状のワイヤが設けられ、該ワイヤに縫合糸が結束
せられてなる請求項1に記載の縫合糸。 - 【請求項3】 超弾性合金がTi−Ni系合金、Cu−
Zn−Al系合金、またはCu−Al−Ni系合金のい
ずれかである請求項1または2に記載の縫合糸。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15947196A JP3304346B2 (ja) | 1996-06-20 | 1996-06-20 | 心腔内縫合手術用縫合糸 |
EP97109474A EP0815795B1 (en) | 1996-06-20 | 1997-06-11 | Suture thread for intracardiac suture operation |
DE69725219T DE69725219T2 (de) | 1996-06-20 | 1997-06-11 | Faden zum intrakardialen Nähen |
US08/874,734 US5814068A (en) | 1996-06-20 | 1997-06-13 | Suture thread for intracardiac suture operation |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15947196A JP3304346B2 (ja) | 1996-06-20 | 1996-06-20 | 心腔内縫合手術用縫合糸 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH105232A JPH105232A (ja) | 1998-01-13 |
JP3304346B2 true JP3304346B2 (ja) | 2002-07-22 |
Family
ID=15694502
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15947196A Expired - Fee Related JP3304346B2 (ja) | 1996-06-20 | 1996-06-20 | 心腔内縫合手術用縫合糸 |
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Country | Link |
---|---|
US (1) | US5814068A (ja) |
EP (1) | EP0815795B1 (ja) |
JP (1) | JP3304346B2 (ja) |
DE (1) | DE69725219T2 (ja) |
Families Citing this family (33)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6613059B2 (en) | 1999-03-01 | 2003-09-02 | Coalescent Surgical, Inc. | Tissue connector apparatus and methods |
US6945980B2 (en) | 1998-06-03 | 2005-09-20 | Medtronic, Inc. | Multiple loop tissue connector apparatus and methods |
US6641593B1 (en) | 1998-06-03 | 2003-11-04 | Coalescent Surgical, Inc. | Tissue connector apparatus and methods |
US6514265B2 (en) | 1999-03-01 | 2003-02-04 | Coalescent Surgical, Inc. | Tissue connector apparatus with cable release |
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