JP3304342B2 - 血液吸出器具 - Google Patents

血液吸出器具

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JP3304342B2 JP33933893A JP33933893A JP3304342B2 JP 3304342 B2 JP3304342 B2 JP 3304342B2 JP 33933893 A JP33933893 A JP 33933893A JP 33933893 A JP33933893 A JP 33933893A JP 3304342 B2 JP3304342 B2 JP 3304342B2
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  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は人体の皮膚に穿刺して少
量流出させた血液を血液検査用に必要な量だけ吸い出す
ための血液吸出器具である。
【0002】
【従来の技術】ランセット注射器は一般に鋭い尖端を有
する刃先とその反対側には該刃先を人体の皮膚に穿刺す
るための押打部とからなっており、押打部をを軽く叩く
ことによって刃先が人体の皮膚、たとえば指に穿刺さ
れ、穿刺箇所から流出した少量の血液はピペットまたは
毛細管によって採取されて種々の血液検査用に供されて
いる。しかしながら、指には血管が集中しているので血
液の小滴は搾り出すことができるが、かなりの痛みが指
に集中するので近年上腕部、腹部、大腿部等をランセッ
ト注射器で穿刺し必要な血液量を採取する方法が行われ
ている。たとえば特開昭62-38140号公報には、管内をス
ライド可能に摺動するガスケットを有するランセット支
持体で皮膚を穿刺した後、バネ力で該支持体が戻る際に
管内に発生する負圧を利用して血液を吸引する血液サン
プリング装置が提案されている。
【0003】
【発明が解決しょうとする課題】しかしながら、この装
置はランセット支持体にガスケットが固着されており、
管内を気密にするために設けたガスケットの内壁に対す
る摩擦により、皮膚に穿刺する際のランセットの穿刺速
度が遅くなり、皮膚穿刺時の痛みを増すことになる。ま
た、この装置は皮膚に穿刺後、皮膚が負圧により引っ張
られた状態で自動的にランセット支持体がロックされる
ので、皮膚が負圧状態で管の先端を皮膚から引き離す
と、引っ張られた皮膚の急激な復元と外気の管内への突
入により、血液小滴が周囲に飛散するので余分の血液量
を採取しなければならない欠点をもっている。本発明血
液吸出器具の目的は早い穿刺速度で皮膚に穿刺し、穿刺
した血液を必要な量だけ吸い出し、血液吸引時の負圧を
解消させて血液を飛散させないで採取するための血液吸
出器具を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は先端
側にランセット部2、該ランセット部2の後方から延びた
ロッド4およびガスケット7を先端に装着したプランジャ
ー3を後端側に有する両端が開口されたハウジング1から
なる血液吸出器具において、ランセット部2は先端に穿
刺針12を有するランセット本体11と該ランセット本体11
を保持しハウジング内を摺動移動可能なランセット保持
部18とからなり、ロッド4はプランジャー3から延びた円
筒部6の内壁に形成されたバネ分離板15を境にして、穿
刺針12が開口部14から突出して人体の皮膚を穿刺させる
ための第2バネ9と、人体の皮膚を穿刺した穿刺針12を後
方に移動させて該穿刺針12を先端キャップ13内に収納す
るための第3バネ10が設置されてなり、ランセット保持
部18とプランジャー3との間のハウジング1の内室には
1バネ8が設けられてなり、人体の皮膚に密着した開口部
14とガスケット7との間のハウジング1の内室を減圧状態
にし、皮膚を穿刺した箇所から血液を吸い出す血液吸出
器具である。また、本発明は前記血液吸出器具におい
て、前記ランセット保持部18の後方凹部33には、フック
部5が嵌着されており、該フック部5に形成された係止部
17とハウジング1の内部に形成された突条縁部24との係
止状態が外れることによって第2バネ9が作動して人体の
皮膚を穿刺してなる血液吸出器具である。
【0005】
【作用】血液吸出器具先端の開口部14を皮膚に押し当て
た後、プランジャ−3を前方に押す。それによって円筒
部6が前方に移行しその先端がフック部5と衝接し、同
時に第2バネ9が圧縮される。更に、プランジャ−3を
前方に押すと、フック部5の係止部17が先端キャップ13
の基端内壁に設けられた突条縁部24の内側に嵌入して係
止されるとともに圧縮されていた第2バネ9が開放され
てランセット本体11に設置された穿刺針12が開口部14か
ら突出して人体の皮膚を穿刺する。このとき、フック部
5もハウジング1の先端内壁を摺動移行して前方に移動
するために、第3バネ10が伸長状態から収縮状態に変動
し、その反動として第3バネ10の圧縮状態が開放されて
ランセット部2が後方に移動して穿刺針12が先端キャッ
プ13内に入る。
【0006】次に指で前方に押していたプランジャ−3
の力を開放することによって圧縮されていた第1バネ8
が開放されてプランジャ−3は後方に移動する。それに
よって皮膚に密着していた開口部14とガスケット7との
間のハウジング1の内室が減圧状態になり、皮膚を穿刺
した箇所から血液を吸い出すことができる。ハウジング
先端の透明管で観察しながら血液検査に必要な血液量に
達したとき、プランジャ−3を前方に押すことによっ
て、ガスケット7とハウジング1の内壁との間に隙間が
でき大気がハウジング1の内室に流入し、減圧状態であ
ったハウジング1の内室が常圧になる。その結果、血液
の吸い出しは停止され減圧状態によって膨張していた皮
膚は通常状態に戻りハヴジング開口部14での皮膚吸着は
解除される。
【0007】
【実施例】以下実施例で本発明血液吸出器具の一例を説
明する。図1は本発明血液吸出器具の断面図であり、図2
〜7は図1の血液吸出器具の操作手順を示す説明図であ
り、図8はガスケット付近の断面図、図9は図1のフック
部付近の拡大断面図である。図中1はハウジング、2はラ
ンセット部、3はプランジャー、4はロッド部、5はフッ
ク部、6は円筒部、7はガスケット、8は第1バネ、9は第2
バネ、10は第3バネ、11はランセット本体、12は穿刺
針、13は先端キャップ、14は開口部、15はバネ分離板、
17は係止部、18はランセット保持部を示す。
【0008】図1はハウジング1の先端に先端キャップ13
を装着し、ランセット本体11がランセット保持部18に装
着され、皮膚に穿刺針12を穿刺する前の血液吸出器具の
断面図であり、図9は図1のフック部5付近の拡大断面図
である。ランセット部2は穿刺針12を取りつけたランセ
ット本体11と該ランセット本体11を保持するランセット
保持部18とからなり、更に該ランセット保持部18にフッ
ク部5を嵌着している。ランセット保持部18の端部には
突起部20が形成されており、該突起部20がハウジング1
の先端開口の内壁に嵌着されているランセット保持部18
の前進が停止される。フック部5はランセット保持部18
の後方凹部と嵌着し、フック部5の後方端部は係止部17
が形成されている。該係止部17はハウジング1の先端内
壁に嵌着されたランセット保持部後退停止部25の後方端
部に形成された突条縁部24と係止状態になり、バネの収
縮、伸長によって前記空隙22の内壁を摺動移動する。
【0009】両端に開口を有するハウジング1は先端に
先端キャップ13を装着することによって、ランセット部
2の穿刺針12が先端キャップ13の内部に配置されるの
で、穿刺針12が誤って人を傷つけることはない。先端キ
ャップ13は皮膚に穿刺した箇所から血液を吸い出す際
に、血液検査に必要な量に達するのを観察するために透
明管の方がよい。穿刺針12を有するランセット本体11は
血液採取時に取り替えて使用することができる。先端キ
ャップ13の開口部14より内側の内壁には突条部19が設置
されており、穿刺針12が開口部14から外方に飛び出した
とき、穿刺針12が皮膚に穿刺する範囲を抑止する作用を
する。
【0010】ロッド部4は、フック部5の中央底板26か
ら後方に延び、円筒部6の内部に設けられたバネ分離板
15の中央孔を経て円筒部6の後方内部まで延びており、
後端には第3バネ10の一端を抑止し、ロッド部4の後端
がバネ分離板15の中央孔を超えて円筒部6の前方内部に
いくのを防止するフランジ27が設置されている。ロッド
部4の外周には第2バネ9と第3バネ10が設置されてい
る。第2バネ9は、フック部5の中央底板26から円筒部
6のバネ分離板15までのロッド部4の外周に設置されて
おり、プランジャ−3の押圧によって収縮した第2バネ
9の圧縮力によって、フック部5の係止部17とハウジン
グ1の先端内壁に嵌着されたランセット保持部後退停止
部25の後方端部に形成された突条縁部24と係止状態が外
れて、フック部5が前方に移行し、それとともにランセ
ット保持部18およびランセット本体11も前方に移行する
ことによって穿刺針12が人体の皮膚を穿刺する作用をす
る。第3バネ10は、円筒部6のバネ分離板15からロッド
部4のフランジ27までのロッド部4の外周に設置されて
おり、開口部14から飛び出し人体の皮膚を穿刺した穿刺
針12が、穿刺後速やかに後方に移動してハウジング1内
に収納される作用をする。穿刺針12が人体の皮膚を穿刺
することによってロッド部4が前方に延び、その結果第
3バネ10が収縮し、その圧縮力から解放されようと力が
作用することによって第3バネ10が伸長し、穿刺針12が
血液吸出器具の開口部14から先端キャップ13の内部に戻
る。
【0011】円筒部6は、ガスケット7から延びてお
り、内部先端付近に第2バネ9と第3バネ10とを分離す
るバネ分離板15が形成されている。円筒部6の先端はプ
ランジャ−3によって押圧されて前方に進みフック部5
の係止部17に衝接する。更に、プランジャ−3を押すこ
とによって、円筒部6の先端がフック部5を前方に押し
進める作用をする。プランジャ−3はハウジング1の後
端に形成された後端突条部16の前方の内壁を摺動しうる
ように設置されており、先端にはガスケット7が装着さ
れハウジング1の内部と気密になっている。ガスケット
7の材料としては通常ゴム状弾性体が使用され、プラン
ジャ−3がハウジング1の内壁を前後に移行する際に摺
動抵抗が小さいのが好ましい。また、ガスケット7はプ
ランジャ−3がハウジング1内を前方に移行する際に
は、ハウジング内の空気が後方に抜け、プランジャ−3
が後方に移行する際には、ハウジング内の空気が膨張し
て吸引力が発生するのが好ましい。すなわち、プランジ
ャ−3がハウジング1内を前方に移行する際には、気密
に接触していたガスケット7の外縁とハウジング1の内
壁との間に隙間ができる。そして、プランジャ−3がハ
ウジング1内を後方に移行する際には、ガスケット7の
外縁とハウジング1の内壁とは気密に接触しながら移行
する。
【0012】図8はガスケット7付近の断面図で本発明
で使用するガスケットの一例を示すものである。プラン
ジャ−3先端のチップ部28の外周の先端側にゴム状弾性
体からなる環状体29が嵌着され、プランジャ−3先端の
肩部31との間に後方側に湾曲した外縁がハウジング1の
内壁と接触する可撓性シ−ト30が挟持されてなってい
る。プランジャ−3を先端方向に押すことによってハウ
ジング1の内壁と可撓性シ−ト30との間に隙間ができ、
ハウジング内の空気が後方に抜けたり、ハウジング内室
が負圧の場合には、外方からハウジング内に大気が侵入
し常圧に戻ったりする。また、プランジャ−3を後方に
引く場合には、可撓性シ−ト30はハウジング1の内壁と
接触した状態で摺動してハウジング内は負圧になる。環
状体29、環状の可撓性シ−ト30およびプランジャ−3は
後端がネジ状になった円筒部6によって螺合されてガス
ケット7が成形される。可撓性シ−ト30の厚さは 0.1〜
5mm、好ましくは 0.5〜2mmである。図8では可撓性シ
−ト30は後方側に湾曲した形態をしているが、平板シ−
トでもよい。
【0013】図2〜図7は本発明血液吸出器具の操作手
順を示す説明図である。図2はランセット保持部18がハ
ウジング1の先端開口から第1バネ8が伸長することに
よって外方に出ている血液吸出器具である。このとき第
2バネ9も伸長状態になっているが第3バネ10は収縮状
態になっている。このような状態の血液吸出器具にラン
セット部2をランセット接続部18に装着し、次いで先端
キャップ13をハウジング1の先端に装着して穿刺針12を
ハウジング1内に収納した図面が図1である。図1およ
び図2ではランセット本体11を交換して血液吸出器具を
使用する場合について説明したが、血液吸出器具を1回
使用するだけで使い捨てする場合には、ハウジング1は
先端キャップ13も含めて一体に成形して使用することが
できる。その場合の突条部19は先端キャップ13のときと
同様にハウジング1の開口部14より内側に設けられる。
【0014】次に、プランジャ−3を前方に押し、円筒
部6が前方に移行した状態が図3である。このとき第1
バネ8および第2バネ9は図2の状態より収縮するが、
第3バネ10は図2よりも伸長した状態になっている。ハ
ウジング1の開口部14を皮膚に押し当てるのは図2の状
態のときからでもよいが、図3の状態に血液吸出器具を
操作してから血液吸出器具の開口部14を皮膚に押し当て
てもよい。開口部14を皮膚に押し当てる際、周囲を圧迫
することによって穿刺針12で皮膚を穿刺したときの痛み
を緩めることができる。ランセット部2をハウジング1
内に固定した状態で、更にプランジャ−3を先端方向に
移動させることによって、図4に示すように円筒部6の
先端はフック部5の後端の係止部17に衝接する。第2バ
ネ9の収縮状態は図3の状態より更に進行した状態にな
るが、逆に第3バネ10の伸長状態は更に進んだ状態にな
る。
【0015】図4の血液吸出器具を更に先端方向に押す
と、円筒部6の先端がハウジング1の先端内壁に嵌着さ
れたランセット保持部後退停止部25の後方端部に形成さ
れた突条縁部24と係止状態になっているフック部5の係
止部17が押されて係止状態が外れ、フック部5の係止部
17が前記ランセット保持部後退停止部25の内壁を摺動移
行するとともに、収縮していた第2バネ9の力によって
ランセット部2が先端方向に勢いよく飛び出し穿刺針12
が開口部14から瞬間的に皮膚を穿刺する。その状態を示
したのが図5である。このとき円筒部6の後方内部で伸
長状態であった第3バネ10が収縮するので、穿刺針12が
瞬間的に皮膚を穿刺すると直ちに第3バネ10が伸長作用
をし、ランセット部2は後方に移動して穿刺針12はハウ
ジング1内に収納される。その状態を示したのが図6で
ある。係止部17は、まだランセット保持部後退停止部25
の内壁を摺動している。
【0016】次に、ハウジング1の開口部14を皮膚に押
し当てた状態でプランジャ−3を後方に移動させる。こ
の操作は手動で行ってもよいが、図6で第1バネ8が収
縮しているので、プランジャ−3の後端にある押板32を
押す力を外すと自動的に第1バネ8が伸長してプランジ
ャ−3は後方に移行する。この状態を示したのが図7で
ある。ランセット保持部後退停止部25の内壁を摺動して
いた係止部17は、円筒部6が後方に移行することによっ
て、バネ分離部15がロッド部4を後方に移行させ、それ
と同時にロッド部4の先端に装着されているフック部5
が後方に移行することによって、ランセット保持部後退
停止部25の後方端部に形成された突条縁部24を超えてハ
ウジング1内部にまで後退する。プランジャ−3の先端
にあるガスケット7はハウジング1の内壁と気密になっ
ており、ハウジング1の開口部14は皮膚に密着している
のでハウジング内部は密閉状態になっている。その結
果、プランジャ−3が後方に移行することによって、ハ
ウジング内部は負圧になり、皮膚に穿刺した箇所から血
液を吸い出すことができる。ハウジング内部の陰圧はプ
ランジャ−3を後方に移行させる距離によって調整でき
るが、通常は大気圧760 mmHgに対して500 mmHg以下、好
ましくは200 〜350 mmHgである。吸い出す血液量は透明
な先端キャップ13を観察しながら、プランジャ−3を操
作することによって血液検査に必要な血液量を採取する
ことができる。
【0017】血液検査に必要な血液量を採取したことが
確認できたとき、プランジャ−3を先端方向に押すこと
によって気密に接触していたガスケット7の外縁とハウ
ジング1の内壁との間に隙間ができ、外部の大気がハウ
ジング内部に侵入し、負圧状態になっていたハウジング
内部が常圧に戻り、皮膚からの血液の吸い出しが終了す
る。ハウジング内部が常圧に戻ることによって、皮膚に
密着していたハウジング1の開口部14が簡単に離れて採
取した血液が周囲に飛散することがない。図7および図
8では、ハウジング内部を負圧から常圧に戻すのにプラ
ンジャ−3を前方に押すことによって行っているが、プ
ランジャ−3のチップ部28および押板32に小孔を設け、
血液吸出器具を人体の皮膚に押し当てて穿刺する操作中
は指で押板32の小孔を遮蔽してハウジング1内部を負圧
にしておき、血液の吸出が終了すると、指を押板32の小
孔から外す方法でもハウジング1内部を常圧に戻すこと
ができる。
【0018】
【発明の効果】本発明血液吸出器具は早い穿刺速度で皮
膚に穿刺することができるので、痛みを殆ど感じなくて
血液を採取することができる。また、皮膚に穿刺後血液
を吸い出すことによって血液を採取することができるの
で、血管密度の低い箇所からも血液採取が可能である。
更に、血液吸引時のハウジング内室の負圧を解消させて
必要な血液量だけを採取することができ、ハウジングの
開口部を皮膚から引き離す際血液が周囲に飛散すること
がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明血液吸出器具の断面図。
【図2】血液吸出器具の操作手順を示す説明図。
【図3】血液吸出器具の操作手順を示す説明図。
【図4】血液吸出器具の操作手順を示す説明図。
【図5】血液吸出器具の操作手順を示す説明図。
【図6】血液吸出器具の操作手順を示す説明図。
【図7】血液吸出器具の操作手順を示す説明図。
【図8】ガスケット付近の断面図。
【図9】図1のフック部5付近の拡大断面図。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端側にランセット部2、該ランセット
    部2の後方から延びたロッド4およびガスケット7を先端
    に装着したプランジャー3を後端側に有する両端が開口
    されたハウジング1からなる血液吸出器具において、ラ
    ンセット部2は先端に穿刺針12を有するランセット本体1
    1と該ランセット本体11を保持しハウジング内を摺動移
    動可能なランセット保持部18とからなり、ロッド4はプ
    ランジャー3から延びた円筒部6の内壁に形成されたバネ
    分離板15を境にして、穿刺針12が開口部14から突出して
    人体の皮膚を穿刺させるための第2バネ9と、人体の皮膚
    を穿刺した穿刺針12を後方に移動させて該穿刺針12を先
    端キャップ13内に収納するための第3バネ10が設置され
    てなり、ランセット保持部18とプランジャー3との間の
    ハウジング1の内室には第1バネ8が設けられてなり、人
    体の皮膚に密着した開口部14とガスケット7との間のハ
    ウジング1の内室を減圧状態にし、皮膚を穿刺した箇所
    から血液を吸い出すことを特徴とする血液吸出器具
  2. 【請求項2】 前記ランセット保持部18の後方凹部33に
    は、フック部5が嵌着されており、該フック部5に形成さ
    れた係止部17とハウジング1の内部に形成された突条縁
    部24との係止状態が外れることによって第2バネ9が作動
    して人体の皮膚を穿刺することを特徴とする請求項1記
    載の血液吸出器具。
JP33933893A 1993-12-03 1993-12-03 血液吸出器具 Expired - Lifetime JP3304342B2 (ja)

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