JP3304215B2 - ゴムローラ - Google Patents

ゴムローラ

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JP3304215B2
JP3304215B2 JP26099494A JP26099494A JP3304215B2 JP 3304215 B2 JP3304215 B2 JP 3304215B2 JP 26099494 A JP26099494 A JP 26099494A JP 26099494 A JP26099494 A JP 26099494A JP 3304215 B2 JP3304215 B2 JP 3304215B2
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rubber roller
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哲也 吉岡
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Kyocera Mita Corp
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  • Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば画像形成装置の
記録紙の搬送などに用いられるゴムローラの改良技術に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記の画像形成装置に装備されるゴムロ
ーラには、その機能に対応させた様々な形態のものがあ
り、例えばカセットケース内の記録紙を一枚ずつ繰り出
す給紙用のゴムローラや、記録紙の先端を揃えて所定の
タイミングで給紙するレジスト用のゴムローラ、その
他、搬送用や捌き用あるいは排出用などのゴムローラな
どがあり、長尺のゴム製ローラ部材や複数個のコロ状の
ゴム製ローラ部材を回転軸に嵌合保持させて成る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の回転
軸に対するゴム製ローラ部材の嵌合保持は、圧入や接着
あるいは成形などの手段によるのが一般的であるが、こ
のように圧入や接着あるいは成形されたローラ部材から
回転軸を引き抜くことは、大掛かりな装置や工具を用い
て且つ多大の時間と手間とをかけても非常に困難であ
り、中でも接着や成形による場合は引き抜きが不能であ
ると言っても過言ではない。
【0004】このため、ゴム製のローラ部材が経年磨耗
して新品のゴムローラと交換した場合に、その交換した
ゴムローラの回転軸をリサイクルしようにも、回転軸を
取り出すことが非常に困難あるいは不能であることか
ら、ゴムローラの全てを廃棄せざるを得ないのが現状で
あって、非常に不経済であった。
【0005】本発明は、かゝる実情に鑑みて、ゴム製の
ローラ部材を回転軸から簡単に分離できる合理的な技術
を開発して、回転軸のリサイクルを容易に可能としたゴ
ムローラを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、回転軸にゴム製のローラ部材を嵌合保持
させて成るゴムローラにおいて、ローラ部材を長手方向
で引き裂く線状部材を、ローラ部材の全長にわたって設
けると共に、この線状部材の端部をローラ部材の端面側
に導出させた点に特徴がある。
【0007】ゴム製のローラ部材は、その1個あるいは
複数個が回転軸に嵌合保持され、このローラ部材を引き
裂く線状部材は、回転軸の軸線に沿わせて直線状や螺旋
状に設けられ、かつ、この線状部材は、1本に限らず複
数本が間隔を隔ててローラ部材の半径方向のほゞ同一線
上に配置されたり、必要に応じて複数本の線状部材の導
出端部が適宜連結されたりする。
【0008】
【作用】上記の特徴構成によれば、例えば回転軸を固定
させた状態で、ローラ部材の端面側に導出させた線状部
材の端部をペンチ等の工具で挟み、この線状部材を引っ
張ると、ローラ部材には、その長手方向の全長にわたっ
て引き裂きの切れ目が形成されることになる。
【0009】このとき、単に1本の線状部材をローラ部
材の厚さ中間部に設けた場合は、未だローラ部材の筒状
部分が回転軸側に残ることになるが、これについては、
ローラ部材の引き裂き部分を手掛かりにして、この部分
を工具で挟んで左右に拡げることで容易に引き裂きが可
能である。或いは、ローラ部材の引き裂き部分を左右に
拡げて、この間のローラ部分を緊張させた状態で、この
部分にナイフの切れ目を入れることで、一層容易にロー
ラ部材を引き裂くことができる。
【0010】好ましくは、上記したように複数本の線状
部材を配置することであり、このようにすれば、線状部
材をローラ表面側のものから順次引っ張ることで、軽く
且つ楽にローラ部材を引き裂くことができ、特に好まし
くは、最終的に引っ張る線状部材をローラ部材の内面側
に配置することであって、これによって、ローラ部材の
引き裂き部分を左右に拡げたり或いはナイフを併用した
りせずとも、ローラ部材を長手方向の全長にわたって完
全に引き裂くことができる。
【0011】或いは、線状部材を1本だけ設ける場合で
あっても、この線状部材をローラ部材の内面側に配置す
ることで、ローラ部材を長手方向の全長にわたって完全
に引き裂くことができるのであり、何れにしても本発明
によれば、ローラ部材を全長にわたって引き裂くことが
できることから、このローラ部材の回転軸からの分離を
容易に行うことができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1,2は例えば画像形成装置の記録紙搬送用な
どに用いられるゴムローラ構造を示し、例えばポリアセ
タールなどの合成ゴム製の長尺のローラ部材1を、圧入
や接着あるいは成形などの手段によって回転軸2に嵌合
保持させて成る。
【0013】上記のゴム製ローラ部材1を回転軸2に嵌
合保持させるに際して、この回転軸2の周面部に、それ
の軸線方向の全長にわたって凹溝aを形成すると共に、
この凹溝aに小径のピアノ線などによる線状部材3を没
入させるように配置し、この線状部材3の端部3a,3
bをローラ部材1の端面から導出させるようにして、前
記ゴム製のローラ部材1を回転軸2に嵌合保持させるの
である。
【0014】かゝる構成より成るゴムローラにおいて、
回転軸2を固定して線状部材3の一方の端部3aを引っ
張ると、上記のゴム製ローラ部材1は、その端面側の内
面から順次長手方向にかけて引き裂かれることになり、
やがてはローラ部材1は、長手方向の全長にわたって完
全に引き裂かれることになる。
【0015】このとき、一方の端部3aの引っ張りによ
って線状部材3の引き抜けが懸念されるならば、線状部
材3の他方の端部3bに引き抜け防止部材bを設けた
り、図3に示すように、他方の端部3bにループrを形
成し且つこのループrに線状部材3を挿通させたりし
て、線状部材3の端部固定を図ればよい。
【0016】このようにしてゴム製のローラ部材1を引
き裂いたならば、そのローラ部材1の嵌合保持が圧入に
よる場合は、このローラ部材1は単に回転軸2を抱持し
ているだけであるから、回転軸2に対するローラ部材1
の分離を簡易に行うことができるのであり、或いは、接
着や成形による嵌合保持の形態がとられていても、ロー
ラ部材1は長手方向の全長にわたって完全に引き裂かれ
ているので、図1に示すように、この引き裂いたローラ
部材1aを一端側から引っ張れば、回転軸2からの引き
裂きローラ部材1aの分離を簡易に行うことができる。
【0017】上記の実施例では、回転軸2の軸線方向の
全長にわたって凹溝aを形成して、この凹溝aに線状部
材3を没入させるようにしているが、凹溝aを形成する
ことなく、線状部材3を回転軸2の周面部に接触させる
ようにして配置するもよく、この場合、図4に示すよう
に、線状部材3を回転軸2に螺旋状に巻き付けるように
配置すれば、回転軸2に対するローラ部材1の例えば圧
入に際して、線状部材3の位置が定まり易くて好適であ
り、このようにして構成されたゴムローラのローラ部材
1は、例えば次のようにして回転軸2から分離される。
【0018】即ち、回転軸2を回転可能に保持させた状
態で、ローラ部材1の端面から導出させた線状部材3の
一方の端部3aをウインチなどの巻き取り手段に連結
し、かつ、この線状部材3を巻き取るのであり、これに
よって、線状部材3の巻き取り長さに応じてゴムローラ
が回転しつつ、ゴム製のローラ部材1が螺旋状に引き裂
かれるもので、ローラ部材1の引き裂きを完了した状態
では、このローラ部材1は、図5に示すように、幅狭の
帯状部材1bを回転軸2に巻き付けたような状況を呈す
ることとなる。従って、回転軸2に対するローラ部材1
の嵌合保持が、例えば接着や成形の手段であっても、幅
狭の帯状部材1bを引き裂すだけであるから、軽い力で
簡単に帯状部材1bひいてはローラ部材1を回転軸2か
ら容易に分離させることができる。
【0019】尚、図示はしないが、1本の線状部材3を
ローラ部材1の内部に埋設させるように配置しての実施
も可能であり、或いは図6に示すように、線状部材3の
複数本(3本を示している。)を、所定の間隔を隔てて
ローラ部材1の半径方向のほゞ同一線上に配置しての実
施も可能であって、このように複数本の線状部材3…を
ローラ部材1の内部に埋設させる形態をとれば、線状部
材3…のローラ表面側のものから順次引っ張ることで、
軽く且つ楽にローラ部材1を引き裂くことができ、好ま
しくは図示したように、最終的に引っ張る線状部材3を
ローラ部材1の内面側(回転軸2の周面部)に配置し
て、ローラ部材1を長手方向の全長にわたって完全に引
き裂き可能にすることである。
【0020】この複数本の線状部材3…をローラ部材1
の内部に埋設させるに際して、図7に示すように、に仮
想線で示すように、線状部材3を予め折り曲げて、その
折り曲げ部3cと端部3a,3bとをローラ部材1の端
面から導出させる埋設し、或いは、図6に示した構成に
おいて、複数本の線状部材3…の端部どうしを上記の折
り曲げ部3cのように連結して、実質的に1本ものの線
状部材3に構成するもよく、この際、複数本の線状部材
3…を回転軸2の軸線に沿わせて直線状に配置するか螺
旋状に配置するかは任意である。
【0021】これまでに示したゴムローラは、1本の長
尺のゴム製ローラ部材1を回転軸2に嵌合保持させて成
るものであるが、本発明が実施の対象にするゴムローラ
は、これに限られるものではなく、例えば図8に示すよ
うに、ゴム製ローラ部材1の複数個を1本の回転軸2に
嵌合保持させるゴムローラを対象にして、そのローラ部
材1のそれぞれの全長にわたって且つ端部どうしを互い
に連結した状態で、上記したように1本(または複数
本)の線状部材3を埋設させる形態をとることもでき
る。
【0022】また、前記線状部材3として、これをピア
ノ線から構成しているが、例えば図9(A)に示すよう
に、好ましくは引き裂き縁を鋭利な刃体と成した例えば
ステンレス製の帯板状を線状部材3にしたり、或いは同
図(B)に示すように、断面三角形の線状部材3に変更
したりして実施可能である。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、ローラ部
材を長手方向で引き裂く線状部材を設ける画期的な技術
の導入によって、これまでは困難とされたところの、圧
入や接着あるいは成形の手段によって回転軸に嵌合保持
されたゴム製のローラ部材を、いとも簡単に回転軸から
分離できるようになり、これによって回転軸のリサイク
ル化、延いては資源の節約による経済性のアップと同時
に、公害に繋がる廃棄物量の削減に貢献できるに至った
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】ローラ部材の引き裂き途中の状態を示すゴムロ
ーラの斜視図である。
【図2】ローラ部材の一部を仮想線で示したゴムローラ
一端側の斜視図である。
【図3】線状部材端部の固定例を示すゴムローラの端部
斜視図である。
【図4】線状部材を螺旋状に配置した別実施例のゴムロ
ーラの端部斜視図である。
【図5】別実施例の引き裂きローラ部材の分離例を示す
斜視図である。
【図6】線状部材の3本を設けた別実施例のゴムローラ
の斜視図である。
【図7】線状部材の端部を折り曲げて設けた別実施例の
ゴムローラの側面図である。
【図8】複数個のローラ部材を設けた別実施例のゴムロ
ーラの側面図である。
【図9】(A),(B)は線状部材の別実施例の示すゴ
ムローラの端面図である。
【符号の説明】
1…ゴム製のローラ部材、2…回転軸、3…線状部材、
3a,3b…線状部材の端部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 5/06 B65H 3/06 B65H 29/20 F16C 13/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸にゴム製のローラ部材を嵌合保持
    させて成るゴムローラであって、前記ローラ部材を長手
    方向で引き裂く線状部材を、ローラ部材の全長にわたっ
    て設けると共に、この線状部材の端部をローラ部材の端
    面側に導出させてあることを特徴とするゴムローラ。
  2. 【請求項2】 前記ローラ部材の複数個が回転軸の軸線
    方向に所定の間隔を隔てて設けられ、かつ、前記線状部
    材の端部どうしが互いに連結されている請求項1に記載
    のゴムローラ。
  3. 【請求項3】 前記線状部材が回転軸の軸線に沿わせて
    直線状に設けられている請求項1に記載のゴムローラ。
  4. 【請求項4】 前記線状部材が回転軸のまわりに螺旋状
    に設けられている請求項1に記載のゴムローラ。
  5. 【請求項5】 前記線状部材の複数本が、間隔を隔てて
    ローラ部材の半径方向のほゞ同一線上に配置されている
    請求項3または4に記載のゴムローラ。
  6. 【請求項6】 前記線状部材の所定の端部どうしが互い
    に連結されている請求項5に記載のゴムローラ。
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