JP3303765B2 - ディジタル信号処理方法及びディジタル信号処理装置 - Google Patents

ディジタル信号処理方法及びディジタル信号処理装置

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JP3303765B2
JP3303765B2 JP02758598A JP2758598A JP3303765B2 JP 3303765 B2 JP3303765 B2 JP 3303765B2 JP 02758598 A JP02758598 A JP 02758598A JP 2758598 A JP2758598 A JP 2758598A JP 3303765 B2 JP3303765 B2 JP 3303765B2
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    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H1/00Details of electrophonic musical instruments
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    • G10H1/0041Recording/reproducing or transmission of music for electrophonic musical instruments in coded form
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    • G10H2240/056MIDI or other note-oriented file format

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル信号を
再生する処理における、データの効率的な利用に関する
ディジタル信号処理方法及びディジタル信号処理装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】音楽や画像などは、ディジタル信号によ
り、高品質に記録、および再生を行うことができ、一般
に、より高品質な音楽や画像の再生には、より大きなデ
ータが必要となる。
【0003】これらには、ネットワークを介した、スト
リーミング(Streaming)再生や、コンパクトディスク
(CD)やディジタルビデオディスク(DVD)などの蓄積
メディアを用いたものがある。これらのディジタル信号
は、その圧縮がない場合、一般に時間方向(動画像など
では、さらに空間方向)に対する信号の変化を、そのま
まサンプリングしている。つまり、全ての時間の経過に
対するデータを用いており、時間の長さ分のデータが必
要である。また、ディジタル信号は分割や合成などの加
工が容易に行える。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の方
法では、ネットワークを介したメディアにおいては、デ
ィジタル信号を伝送する際の情報量と再生時の品質との
間には相関関係があるため、ディジタル信号の再生品質
は伝送容量によって決定され、それ以上の品質を実現す
ることは困難であった。また、蓄積メディアにおいても
同様に、蓄積容量とディジタル信号の再生時の品質との
間には相関関係があり、その結果、限られた蓄積容量で
は、高品質なものほど、蓄積可能な情報量が時間的に少
ないものとなってしまった。
【0005】本発明はこのような実情に鑑みてなされた
ものであり、音響信号および画像信号等のディジタル信
号内に同一あるいは類似した情報が繰り返し現れること
があるという特性を利用し、その同一あるいは類似部分
のデータを抽出して繰り返し利用し、受信側でそのデー
タを保持もしくは削除して、高品質な再生をより少ない
情報量で行うことのできるディジタル信号処理方法及び
装置の提供を目的とする。
【0006】
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係るディジタル
信号処理方法は、上記課題を解決するために、少なくと
も2回繰り返し利用するデータブロックを含む、ディジ
タル信号を時間軸上で分割して得られた複数のデータブ
ロックと、上記2回繰り返し利用するデータブロックを
保持する期間を示す情報とを含むデータを受け取り、上
記複数のデータブロックと上記情報とに基づいてディジ
タル信号を再生するディジタル信号再生方法において、
上記データを上記少なくとも2回繰り返し利用するデー
タブロックと、残りのデータブロックに分離するととも
に、上記情報を抽出する第1の復号ステップと、上記少
なくとも2回繰り返し利用するデータブロックを一時的
に保持する保持ステップと、上記情報に従って上記少な
くとも2回繰り返し利用するデータブロックを削除する
制御ステップと、上記残りのデータブロックと、上記少
なくとも2回繰り返し利用するデータブロックを復号す
る第2の復号ステップとを具備し、上記情報は、全体の
処理が始まってから上記少なくとも2回繰り返し利用す
るデータブロックを削除するまでの時間、または、上記
少なくとも2回繰り返し利用するデータブロックを初め
て再生してから削除するまでの時間を示すことを特徴と
する。
【0008】本発明に係るディジタル信号処理装置は、
上記課題を解決するために、少なくとも2回繰り返し利
用するデータブロックを含む、ディジタル信号を時間軸
上で分割して得られた複数のデータブロックと、上記2
回繰り返し利用するデータブロックを保持する期間を示
す情報とを含むデータを受け取り、上記複数のデータブ
ロックと上記情報とに基づいてディジタル信号を再生す
るディジタル信号再生装置において、上記データを上記
少なくとも2回繰り返し利用するデータブロックと、残
りのデータブロックに分離するとともに、上記情報を抽
出する第1の復号手段と、上記少なくとも2回繰り返し
利用するデータブロックを一時的に保持する保持手段
と、上記情報に従って上記少なくとも2回繰り返し利用
するデータブロックを削除する制御手段と、上記残りの
データブロックと、上記少なくとも2回繰り返し利用す
るデータブロックを復号する第2の復号手段とを具備
し、上記情報は、全体の処理が始まってから上記少なく
とも2回繰り返し利用するデータブロックを削除するま
での時間、または、上記少なくとも2回繰り返し利用す
るデータブロックを初めて再生してから削除するまでの
時間を示すことを特徴とする。
【0009】具体的には、オーディオ信号や画像信号な
どの、ディジタル信号の再生などの処理を行うプロセス
において、繰り返し必要となるデータはメモリやハード
ディスクなどの記録装置、または媒体上に保持し、それ
を再利用するものである。
【0010】それぞれのデータに、記録装置、または媒
体上に保持される期間を示す保持情報を、そのデータの
一部として持たせ、その保持情報に従って、そのデータ
を保持する。この保持情報は、そのデータが読み込まれ
てからの時間や、全体の処理が始まってからの時間など
をビット列で示す事で表現できる。
【0011】再生などの処理は、読み込んだデータ、も
しくは記録装置、または媒体上に保持されているデータ
を用いて行う。つまり、繰り返し用いることのできるデ
ータは、再利用する。また、上記保持情報が示す保存期
間を過ぎ、不要となったデータは、それが保持されてい
た記録装置、または媒体上から削除する。
【0012】このため、記録媒体に記録しておく全体の
データ量を少なくすることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るディジタル信
号処理方法及び装置の実施の形態について図面を参照し
ながら説明する。
【0014】この実施の形態は、オーディオデータを再
生するオーディオデータ再生装置であり、本発明のディ
ジタル信号処理方法をオーディオデータの再生に適用し
た装置である。また、本発明のディジタル信号処理装置
をオーディオデータ取り扱い用に限定した適用例でもあ
る。
【0015】このオーディオデータ再生装置は、例えば
1曲の音楽のディジタルデータを、時間軸上で小節やフ
レーズ毎に分割した複数のデータブロックの内で、何度
も繰り返されるブロックを一時的に保持し、再利用す
る。曲のサビの部分などでは、何度も同じものが繰り返
されていることが多い。こういった部分のデータを保持
して、再利用しようというものである。
【0016】このオーディオデータ再生装置の構成を図
1に示す。このオーディオ再生装置10には、例えばネ
ットワークを介してハードディスクのような記録媒体に
取り入れられたオーディオデータが供給される。また、
上記オーディオデータは予め記録媒体に蓄積されていて
もよい。いずれにしても記録媒体から駆動装置等により
読み出されたオーディオデータが供給される。
【0017】このオーディオデータは、少なくとも2回
繰り返し利用できるデータブロックを一時的に保持する
期間を示す保持情報を含んで成る。具体的にこの保持情
報は、上記少なくとも2回繰り返し利用できるデータブ
ロックを上記オーディオデータ再生装置内のデータ復号
部が読み込んでから削除するまでの時間を表す。
【0018】もちろん、上記オーディオデータには、上
記少なくとも2回繰り返し利用できるデータブロックの
他に、繰り返し利用できないデータブロックも存在す
る。以下では、保持されるオーディオデータブロック
と、保持されないオーディオデータブロックとに区別し
て記す。
【0019】図1のオーディオデータ再生装置10にお
いて、上記オーディオデータはデータ復号部11に取り
込まれる。このオーディオデータには、上述したように
上記保持されるオーディオデータブロックの保持期間を
示す保持情報も含まれている。データ復号部11は、上
記オーディオデータを受けると、上記保持情報を抽出
し、記録装置制御部12に供給する。また、データ復号
部11は、上記保持されるオーディオデータブロックを
記録装置又は媒体13上に記録する。また、データ復号
部11は、上記保持されないオーディオデータブロック
をオーディオ復号部14に供給する。
【0020】記録装置制御部12は、データ復号部11
から供給された上記保持情報を受け取り、それに従っ
て、記録装置又は媒体13上から不要になったデータの
削除を行う。すなわち、データ保持に関する制御を行
う。
【0021】オーディオ復号部14は、上記記録媒体か
ら上記オーディオデータと共に、制御データとして読み
込めるオーディオデータの再生情報を用いて、データ復
号部11からの、保持されないオーディオデータブロッ
クや、記録装置又は媒体13に保持されている、保持さ
れるオーディオデータブロックを順次再生する。
【0022】ここで、上記制御データとしてのオーディ
オデータ再生情報とは、実際に再生を行うデータを示す
情報とする。つまり、データ復号部11からの上記オー
ディオデータか、記録装置または媒体13上に保持され
ている上記オーディオデータか、どちらのデータを再生
するかを指示する情報である。この情報にしたがって、
オーディオデータが正しい順序で再生される。
【0023】記録装置又は媒体13は、例えば半導体メ
モリやハードディスクであり、上述したように、繰り返
し必要となる、もしくは利用することが可能な、保持さ
れるオーディオデータブロックを保持する。
【0024】この記録装置又は媒体13上に上記オーデ
ィオデータブロックを保持する期間を示すのが上記保持
情報である。この保持情報は、上記保持されるオーディ
オデータブロックに付加されている。
【0025】上記保持情報は、上述したように、例えば
上記データブロックが記録装置又は媒体13に読み込ま
れてから削除されるまでの時間をビット列で表す。すな
わち、図2に示すように、データ復号部11が上記保持
されるオーディオデータブロックを読み込み、オーディ
オ復号部14で復号して一度再生された後、次の再生が
終わるまで、記録装置又は媒体13上に保持しておく保
持期間kを表す。
【0026】また、図3に示すように、全体の再生など
の処理が始まってから削除したいタイミングまでの経過
時間をビット列で表してもよい。さらに、図4に示すよ
うに、初めて再生してから削除するまでの時間を表して
もよい。
【0027】この保持情報は、図5のように、オーディ
オデータの一部としてヘッダーに記録しておける。ま
た、図6のように、データのIDやフォーマットを示す情
報等、他の情報と共に記録することも可能である。ま
た、この保持情報は、ヘッダー部のほか、データの最後
などに記録することもできる。
【0028】例えば、上記保持情報が図2に示したよう
に保持期間kを表す情報であり、その保持情報に示され
た時間が経過したとき、記録装置制御部12は記録装置
又は媒体13から上記保持されるオーディオデータブロ
ックを削除する。
【0029】ただし、保持情報に従ってデータを削除し
ようとしたとき、そのデータが再生などの処理中である
ことも考えられる。このため、再生の対象となるデータ
は、一旦、オーディオ復号部14中の図示しない再生バ
ッファにコピーし、その再生バッファのデータを、再生
などの処理に用いることにすれば良い。このようにすれ
ば、再生中などの処理中に、記録装置または媒体13上
のデータを削除しても、実際の再生などの処理には影響
がない。もしくは、データの再生などの処理が完了した
時点で削除することにすれば良い。
【0030】また、保持情報がデータに付随していない
場合は、そのデータの再生などの処理が完了した時点で
削除し、さらに、保持情報があるビット列(例えば保持
情報を4バイトで表すことにした場合0xffffffffなど)
の場合は、そのデータは記録装置または媒体上に、全体
の再生などの処理が完了するまで保持するなどの定義を
設けることもできる。
【0031】以上のように、オーディオデータ再生装置
10では、オーディオデータブロックに保持情報を付随
し、その情報に従って、データを記録装置または媒体1
3上に保持する。
【0032】このオーディオデータ再生装置10の動作
の詳細について以下の図7〜図9を用いて説明する。図
7はデータ復号部11における処理例であり、図8は記
録装置制御部12における処理例であり、図9はオーデ
ィオ復号部14における処理例である。
【0033】データ復号部11は、ステップS1にてオ
ーディオデータを読み込んだ後、読み込んだオーディオ
データのヘッダに上記保持情報が付随しているか否かを
ステップS2にて判断する。ここで、上記保持情報が上
記オーディオデータに付随している場合、そのデータ、
すなわち保持されるオーディオデータブロックを記録装
置又は媒体13上に保存する。また、上記保持情報を記
録装置制御部12に渡す。さらに、その時点でそのオー
ディオデータを再生するために、ステップS5でオーデ
ィオデータをオーディオ復号部14に内蔵されているオ
ーディオ再生バッファに渡す。その時点で再生を行わな
いような場合は、データを破棄することも考えられる。
【0034】上記ステップS2で上記保持情報が上記オ
ーディオデータに付随していないと判断すると、ステッ
プS5に進み、上記保持されないオーディオデータブロ
ックをオーディオ復号部14に内蔵されているオーディ
オ再生バッファに渡す。
【0035】こうしてデータ復号部11が記録装置制御
部12、記録装置又は媒体13、オーディオ復号部14
に保持情報、保持されるオーディオデータブロック、保
持されないオーディオデータブロックを供給する。
【0036】次に、記録装置制御部12は、ステップS
11でデータ復号部11から上記保持情報を受け取った
か否かを判断する。ここで保持情報を受け取ったと判断
すると、ステップS12に進み、新しい時間カウンタを
用意し、初期値にセットする。記録装置制御部12に
は、保持されているデータの数だけ、保持情報、および
時間カウンタがあることになる。そして、記録装置制御
部12は、これらの時間カウンタのうち、その保持情報
に示された時間を経過したものがあったか否かをステッ
プS13にて判断する。ここで、保持情報に示された時
間を経過した時間カウンタが有ったとき、記録装置制御
部12は、ステップS13で対応する上記保持されるオ
ーディオデータブロックを記録装置又は媒体13から削
除する。
【0037】ここで、そのデータが再生中であるとして
も、再生の処理が実行されているのは、再生のために再
生バッファにわたされたそのデータのコピーであるの
で、特に影響はない。さらに、ステップS15で全体の
再生が終了しているか否かを判断し、全体、例えば1曲
の再生が終了している場合は、記録装置または媒体13
上に残っているデータをステップS16ですべて削除す
る。ステップS15で全体の再生が終了していないと判
断すれば、ステップS17に進み、全ての保持データの
時間カウンタを進める。つまり、以上の処理を、各時間
カウンタを進めながら、実行する。
【0038】次に、オーディオ復号部14は、ステップ
S21で上記オーディオ再生情報を受け取ると、ステッ
プS22で再生すべきデータが再生バッファ内にあるか
否かを判断し、あれば読み込んだオーディオデータをス
テップS23で上記オーディオ再生情報に従って順序良
く再生する。また、ステップS22で再生すべきデータ
が再生バッファ内に無いと判断すると、ステップS24
に進み、再生すべきデータが記録装置又は媒体13に保
持されているか否かを判断する。ここで、再生すべきデ
ータが記録装置又は媒体13に保持されていると判断す
ると、ステップS25に進み、対応するデータを再生バ
ッファに渡す。その後、ステップS23に進み、上記オ
ーディオ再生情報に従って順序良く再生する。
【0039】ここで、上記オーディオ再生情報は、例え
ば再生すべきオーディオデータのIDなどで表し、そのID
に示されるデータが、既に再生バッファに用意されてい
れば、それを再生し、記録装置または媒体13上に保持
されていれば、それを再生バッファにコピーなどして、
再生を行えるわけである。
【0040】図10には、上記オーディオデータを複数
のデータブロックに分け、それらのデータブロックに番
号によるIDを付して区別した具体例を示す。入力、保
持、再生の3つの状態に分けて示している。データブロ
ック1は、保持期間に従って、2回目の再生終了まで記
録装置又は媒体13に保持され、それ以外のデータブロ
ック2、3、4及び5は再生が終了した時点で削除され
る。
【0041】すなわち、データブロック1は(a)で示
すように入力され、(c)で示すように再生が終了する
(または、それ以降)まで、(b)のように保持され
る。
【0042】ここで、図10の(c)のように、データ
の再生が断続的な場合、それぞれの再生タイミングを示
した情報が必要となる。例えば、図11に示すように、
それぞれのデータがそれ自身を再生すべきタイミングを
示す再生タイミング情報を持つか、あるいは図12に示
すように、別のデータがそれぞれの再生タイミング情報
を持ち、それに従って、時間カウンタに合わせて、それ
ぞれの再生などの制御を行うようにしてもよい。
【0043】図13には、データの断続的な再生を行う
ディジタル信号処理装置の具体例としてオーディオデー
タ再生装置20の構成を示す。
【0044】この具体例は、楽器演奏制御のためのイン
ターフェースとして広く用いられている、ミュージカル
・インストロメント・ディジタル・インターフェース
(Musical Instrument Digital Interface:MIDI)フォ
ーマットのMIDI信号と、このMIDI信号以外の楽器演奏用
ではない、例えばボーカルのようなオーディオデータと
を再生する装置である。
【0045】データ復号部11、記録装置制御部12、
記録装置又は媒体13及びオーディオ復号部14の構
成、及び詳細な動作は上記図1〜図12を用いて説明し
た通りであるのでここでは説明を省略する。
【0046】上記MIDI信号は、異なるシーケンサー、又
はシーケンスソフトウェア間でのファイルの互換性を保
つために標準MIDIファイル(SMF)データとして扱われ
る。このSMFデータは、上記オーディオデータと共に、
ネットワークを介して記録媒体に記録されたものでも、
あるいは予め記録媒体に蓄積されているものでもよい。
このSMFデータは、MIDI用の音源22を直接操作するの
ではなく、例えばシーケンサソフトウェアを操作して、
シーケンサソフトウェアにMIDI信号を出させる。そし
て、このMIDI信号によりMIDI音源22がMIDI音を発音す
る。
【0047】上記SMFデータはSMFデータ復号部21に取
り込まれる。SMFデータ復号部21は上記SMFデータとし
てエンコーダ側で付加された上記オーディオ再生情報を
抽出し、オーディオ復号部14に送る。また、SMFデー
タ復号部21は、上記SMFデータからMIDIデータを抽出
し、MIDI音源22に送る。
【0048】上記オーディオ再生情報には、再生すべき
オーディオデータブロックのIDが、再生タイミング情報
と共に記されている。オーディオデータブロック自体に
も上述したようにIDが記されているので、上記オーディ
オ再生情報を用いることにより、オーディオ復号部14
はオーディオデータの断続的な再生を実現できる。
【0049】また、図14に示すように、データの再生
が連続的な場合は、データの再生順序が示された情報に
よりデータの再生を実施することもできる。例えば、別
のデータが再生順序を示した情報を持ち、それに従っ
て、それぞれのデータの再生などの制御を行うようにす
ればよい。
【0050】以上のように、本発明によれば、データの
処理を効率的に行うことができ、全体のデータ量を抑え
ることができる。例えば、オーディオ信号の再生の場
合、曲のサビの部分など、同じものが繰り返されること
が多く、特に、MIDIに代表されるSynthtic音楽において
は、全く同じ演奏が正確に行われる。そのオーディオデ
ータシーケンスにおいて、従来は、その都度オーディオ
データが用意されており冗長である。本発明を用いるこ
とで、その冗長性が低減できる。ネットワークを介し
た、オーディオ信号の再生においては、データ伝送量の
低減が実現でき、伝送量が制限されているような回線で
の、より高品質再生が期待できる。また、蓄積メディア
においても、同様に蓄積データ量を抑えられるので、逆
に、より多くのデータの蓄積が期待できる。これは、オ
ーディオに限らず、画像やテキストなども同様である。
【0051】
【発明の効果】このように本発明に係るディジタル信号
処理方法及び装置によれば、音響信号および画像信号等
のディジタル信号内に同一あるいは類似した情報が繰り
返し現れることがあるという特性を利用し、その同一あ
るいは類似部分のデータを抽出して繰り返し利用し、受
信側でそのデータを保持もしくは削除して、高品質な再
生をより少ない情報量で行うことができる。
【0052】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディジタル信号処理方法及び装置
の実施の形態となるオーディオデータ再生装置の構成を
示すブロック図である。
【図2】上記オーディオデータ再生装置を構成するデー
タ復号部が抽出した保持情報の具体例を示す図である。
【図3】上記保持情報の他の具体例を示す図である。
【図4】上記保持情報のさらに他の具体例を示す図であ
る。
【図5】上記保持情報のオーディオデータに対する付加
位置の具体例を説明するための図である。
【図6】上記保持情報のオーディオデータに対する付加
位置の他の具体例を説明するための図である。
【図7】上記オーディオデータ再生装置を構成するデー
タ復号部の詳細な動作を説明するためのフローチャート
である。
【図8】上記オーディオデータ再生装置を構成する記録
装置制御部の詳細な動作を説明するためのフローチャー
トである。
【図9】上記オーディオデータ再生装置を構成するオー
ディオ復号部の詳細な動作を説明するためのフローチャ
ートである。
【図10】上記オーディオデータ再生装置に入力される
上記オーディオデータを複数のデータブロックに分け、
それらのデータブロックに番号によるIDを付して区別し
た具体例を用いて、データの断続再生を説明するための
図である。
【図11】上記データの断続再生を行うときに用いる再
生タイミング情報の具体例を示す図である。
【図12】上記データの断続再生を行うときに用いる再
生タイミング情報の他の具体例を示す図である。
【図13】データの断続的な再生を行うディジタル信号
処理装置の具体例としてオーディオデータ再生装置20
の構成を示すブロック図である。
【図14】データの再生が連続的な場合のデータの再生
順序が示された情報を説明するための図である。
【符号の説明】
10 オーディオ再生装置、11 データ復号部、12
記録装置制御部、13 記録装置又は媒体、14 オ
ーディオ復号部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−364515(JP,A) 特開 平4−366425(JP,A) 特開 昭62−219022(JP,A) 特開 平7−284065(JP,A) 特開 平7−284064(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 3/06 G10K 15/04 302

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2回繰り返し利用するデータ
    ブロックを含む、ディジタル信号を時間軸上で分割して
    得られた複数のデータブロックと、上記2回繰り返し利
    用するデータブロックを保持する期間を示す情報とを含
    むデータを受け取り、上記複数のデータブロックと上記
    情報とに基づいてディジタル信号を再生するディジタル
    信号再生方法において、 上記データを上記少なくとも2回繰り返し利用するデー
    タブロックと、残りのデータブロックに分離するととも
    に、上記情報を抽出する第1の復号ステップと、 上記少なくとも2回繰り返し利用するデータブロックを
    一時的に保持する保持ステップと、 上記情報に従って上記少なくとも2回繰り返し利用する
    データブロックを削除する制御ステップと、 上記残りのデータブロックと、上記少なくとも2回繰り
    返し利用するデータブロックを復号する第2の復号ステ
    ップとを具備し、 上記情報は、全体の処理が始まってから上記少なくとも
    2回繰り返し利用するデータブロックを削除するまでの
    時間、または、上記少なくとも2回繰り返し利用するデ
    ータブロックを初めて再生してから削除するまでの時間
    を示すことを特徴とするディジタル信号再生方法。
  2. 【請求項2】 少なくとも2回繰り返し利用するデータ
    ブロックを含む、ディジタル信号を時間軸上で分割して
    得られた複数のデータブロックと、上記2回繰り返し利
    用するデータブロックを保持する期間を示す情報とを含
    むデータを受け取り、上記複数のデータブロックと上記
    情報とに基づいてディジタル信号を再生するディジタル
    信号再生装置において、 上記データを上記少なくとも2回繰り返し利用するデー
    タブロックと、残りのデータブロックに分離するととも
    に、上記情報を抽出する第1の復号手段と、 上記少なくとも2回繰り返し利用するデータブロックを
    一時的に保持する保持手段と、 上記情報に従って上記少なくとも2回繰り返し利用する
    データブロックを削除する制御手段と、 上記残りのデータブロックと、上記少なくとも2回繰り
    返し利用するデータブロックを復号する第2の復号手段
    とを具備し、 上記情報は、全体の処理が始まってから上記少なくとも
    2回繰り返し利用するデータブロックを削除するまでの
    時間、または、上記少なくとも2回繰り返し利用するデ
    ータブロックを初めて再生してから削除するまでの時間
    を示すことを特徴とするディジタル信号再生装置。
JP02758598A 1998-02-09 1998-02-09 ディジタル信号処理方法及びディジタル信号処理装置 Expired - Fee Related JP3303765B2 (ja)

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