JP3303448B2 - シュレッダ - Google Patents

シュレッダ

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JP3303448B2
JP3303448B2 JP19107793A JP19107793A JP3303448B2 JP 3303448 B2 JP3303448 B2 JP 3303448B2 JP 19107793 A JP19107793 A JP 19107793A JP 19107793 A JP19107793 A JP 19107793A JP 3303448 B2 JP3303448 B2 JP 3303448B2
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伸之 後藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、使用済み文書,秘密文
書等の書類を細断するシュレッダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下に従来のシュレッダについて説明す
る。
【0003】図6は従来のシュレッダの要部の横断面
図、図7は従来のシュレッダの要部の縦断面図である。
図6,図7において、1は駆動用モータ、2は駆動用モ
ータ1の出力軸に固定されたスプロケットA、3はカッ
タ4の片端に固定されたスプロケットB、5はスプロケ
ットA2とスプロケットB3を連結するチェーンであ
る。6はカッタ4に固定された連動ギヤで、連動ギヤ6
はチェーン5により伝達された駆動用モータ1の回転を
カッタ7に伝える。4aはカッタ4の刃と刃の間に配設
されたスペーサで、スペーサ4aは細断された書類をカ
ッタ4から剥す。7aはカッタ7の刃と刃の間に配設さ
れたスペーサで、スペーサ7aは細断された書類をカッ
タ7から剥す。
【0004】以上のように構成されたシュレッダについ
て、以下その動作について説明する。まず、駆動用モー
タ1の回転をスプロケットA2,チェーン5,スプロケ
ットB3を介してカッタ4へ伝える。これと同期して連
動ギヤ6を介してカッタ7はカッタ4と逆方向に回転す
る。この時、カッタ4とカッタ7の間に書類を挿入する
とカッタ4とカッタ7により書類は細断され、細断され
た書類はスペーサ4a,スペーサ7aでカッタ4,カッ
タ7から剥され下方の屑箱(図示せず)へ排出される。
【0005】このようなシュレッダにおいて屑箱の取り
出し方法について種々の方法が提案されている。図8は
従来のシュレッダの第1の例の斜視図である。図8にお
いて、8は細断すべき紙を細断する細断手段を有する細
断部、8aは細断部8の上面に設けられた書類の挿入
口、9は上部に細断部8の取り付け部を有し細断された
書類を溜める屑箱10を収納する収納部、9aは収納部
9の正面に設けられたドアである。屑箱10を収納部9
より取り出すときはドア9aを開けて中に置かれた屑箱
10を取り出す。収納部9にはドア9aを開けて屑箱1
0を取り出すときに、万一細断部8の細断手段の停止ス
イッチ(図示せず)を押し忘れた場合、カッタ4,カッ
タ7で手を切らないようにドア9aが開いているのを検
知し細断部8の動作を停止させる安全装置を装着してい
るものもある。
【0006】図9は従来のシェレッダの第2の例の斜視
図である。図9において、これは特に小型シュレッダに
用いられ、11は細断部、11aは細断部11の上面に
設けられた書類の挿入口、12は細断部11を直接上面
に設置する屑箱である。紙屑を捨てるときは細断部11
を持ち上げて屑箱12より紙屑を取り出し捨てる。
【0007】図10は従来のシュレッダの第3の例の斜
視図である。図10において、13は細断部、13aは
細断部13の上面に設けられた書類の挿入口、14は上
部に細断部13の取り付け部を有し細断された書類の屑
を溜める屑箱15を収納する収納部である。屑箱15を
収納部14より取り出すときは収納部14より直接取り
出す方法である。このとき、万一細断部8の細断手段の
停止スイッチ(図示せず)を押し忘れた場合、屑箱15
を取り出すとき又は取り出した後カッタ4,カッタ7に
手が触れないようにスペーサ4a,スペーサ7aの形状
に工夫を行い安全性を確保している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、次のような問題点を有していた。第1の
例では、屑箱を取り出すときにドアを開けてから屑箱を
取り出すという2つの動作が必要であり、操作がわずら
わしい。また、ドアがシュレッダ本体の正面にしかなく
シュレッダを置く方向が限られたものとなる。
【0009】第2の例では、シュレッダを置く方向は限
定されないが、紙屑を捨てるには一度細断部を持ち上げ
る必要があり、操作がわずらわしいだけでなく、細断部
は重量物であるので上に持ち上げたときに誤って足の上
に落としたりする危険性がある。
【0010】第3の例ではドアがないので屑箱を取り出
し易く操作性は良いが、屑箱の取り出し口がシュレッダ
本体の正面にしかなくシュレッダの置く方向が限られた
ものとなる。またカッタに手が触れないようにスペーサ
の形状に工夫を凝らしスペーサの構造が複雑になるとい
うような問題点を有していた。
【0011】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、安全性を確保しシュレッダの置く方向の自由度が高
く屑箱の取り出しの操作性の良いシュレッダを提供する
ことを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のシュレッダは、細断部の底面の所定の位置に
リードスイッチと、前記リードスイッチの信号に基づき
細断部の動作を制御する制御手段と、収納部に屑箱の複
数の取り出し口と、収納部の底面には所定の大きさの穴
と、屑箱の上面の前記リードスイッチに対応する所定の
位置に磁石と、屑箱の底面には収納部の前記穴に対応す
る所定の位置に上下に動き前記穴に係合する突起部を設
けた構成を有している。
【0013】
【作用】この構成によって、1方向からのみの屑箱の出
し入ればかりでなく複数の方向から自由に出し入れする
ことが可能となり、屑箱の底面の突起部と収納部の底面
の穴の係合により屑箱が収納部の正規の位置に正しく置
かれそしてその位置を保持することが容易になり、リー
ドスイッチの屑箱が無いとの信号に基づき細断部の動作
を停止することにより安全性を高めることができる。
【0014】
【実施例】
(実施例1)以下本発明の第1の実施例について、図面
を参照しながら説明する。
【0015】図1は本発明の第1の実施例におけるシュ
レッダの斜視図である。図1において、14は細断すべ
き紙を細断する細断手段と主な機構部分と制御部分が収
納されている細断部、14aは細断部14の上面に設け
られた細断すべき紙の挿入口、14bはシュレッダの操
作部、15は上部に細断部14の取り付け部を有し細断
された紙を溜める屑箱16を収納する収納部、17は屑
箱16の出し入れを容易にする屑箱16の出し入れを行
なう側面に設けられた把手部である。
【0016】図2は本発明の第1の実施例におけるシュ
レッダの図1のA−A断面図である。図2において、1
8は収納部15の底面の中央に設けられた所定の大きさ
の穴、19は屑箱16の底面の中央に保持された鋼球
で、鋼球19は収納部15の穴18に係合し屑箱16を
収納部15の正規の位置に保持する。20は鋼球19を
保持する押え板、21は鋼球19に付勢力を与えるスプ
リングで、ビスで押え板20,鋼球19,スプリング2
1を屑箱16の底面に固定する。
【0017】図3(a)は本発明の第1の実施例におけ
るシュレッダの細断部と収納部の斜視図である。図3
(a)において、14は細断部、15は収納部、22は
細断部14の下部の側面部に取り付けられたリードスイ
ッチである。
【0018】図3(b)は本発明の第1の実施例におけ
るシュレッダの屑箱の斜視図である。図3(b)におい
て、16は屑箱、17は把手部、23は屑箱16の上部
の側面部に取り付けられた磁石で、磁石23は屑箱16
が収納部15の正規の位置に設置されたときリードスイ
ッチ22が動作する関係位置にある。
【0019】以上のように構成されたシュレッダについ
て、図1,図2,図3(a),図3(b)を用いてその
動作を説明する。まず、操作部14bのスイッチを操作
してシュレッダを動作待機状態にし、不要の書類を挿入
口14aに挿入すると細断部14で書類は細断され屑箱
16に溜められる。溜った紙屑を捨てるために屑箱16
の把手部17をもって収納部15より取り出す。屑箱1
6は収納部15の左右どちら側からでも取り出すことが
できる。この時リードスイッチ22はオフとなりオフ信
号を出す。前記オフ信号に基づき制御手段(図示せず)
は細断部14の動作を停止する。次に、紙屑の処理が終
わり屑箱16を収納部15にスライドして入れて行くと
鋼球19が収納部15の底面の穴18に係合しクリック
感があるので使用者には屑箱16が収納部15の正規の
位置に保持されたことが分かる。このとき屑箱16に取
り付けられた磁石23がリードスイッチ22の下にきて
リードスイッチ22はオン信号を出す。前記リードスイ
ッチ22のオン信号に基づき制御手段(図示せず)は細
断部14を動作待機状態にする。
【0020】以上のように本実施例によれば、屑箱16
は収納部15の左右のどちら側からでも出し入れがで
き、屑箱16を収納部15に設置するときには鋼球19
が穴18に係合するときのクリック感で使用者には屑箱
16が収納部15の正規の位置に設置されたことが分か
り、鋼球19が穴18に係合することにより屑箱16は
収納部15の正規の位置に保持される。また、屑箱16
が収納部15にないときは細断部14の動作は停止し安
全性が確保される。
【0021】なお、本実施例において磁石23は1つと
したが、屑箱16の上面の点対称の位置に2つ取り付け
ることにより屑箱16の方向も問わずに屑箱16の出し
入れができる。また、収納部15の底面に穴18と屑箱
16の底面に鋼球19を保持したが、収納部15の底面
に鋼球19を保持し屑箱16の底面に穴18を設けても
良いことは言うまでもない。
【0022】(実施例2)以下本発明の第2の実施例に
ついて図面を参照しながら説明する。図4は本発明の第
2の実施例におけるシュレッダの斜視図である。図4に
おいて、14は細断部、14aは挿入口、14bは操作
部で、以上は図1の構成と同様なものであるので説明は
省く。24は上部に細断部14の取り付け部を有し細断
された書類を溜める屑箱25を収納する収納部で、収納
部24には屑箱25の出し入れを行なう開口部を前後に
設けている。26は屑箱25の出し入れを容易にする屑
箱25の出し入れを行なう側面に設けられた把手部であ
る。また、図示しないが図2,図3と同様に収納部24
の底面の中央には所定の大きさの穴、屑箱25の底面の
中央には鋼球が保持され、押え板,スプリングを、ビス
で屑箱25の底面に固定し、細断部14の底面の端部に
はリードスイッチ、屑箱25の上部の前記リードスイッ
チに対応する両側部の点対称の位置に磁石が取り付けら
れているのは第1の実施例と同じである。
【0023】(実施例3)以下本発明の第3の実施例に
ついて図面を参照しながら説明する。図5は本発明の第
3の実施例におけるシュレッダの斜視図である。図5に
おいて、14は細断部、14aは挿入口、14bは操作
部で、以上は図1の構成と同様なものであるので説明は
省く。27は上部に細断部14の取り付け部を有し細断
された書類を溜める屑箱28を収納する収納部で、収納
部27には屑箱28の出し入れを行なう開口部を前後左
右に4個設けている。29は屑箱28の出し入れ動作を
容易にする各側面に設けられた把手部である。また、図
示しないが図2,図3と同様に収納部27の底面の中央
には所定の大きさの穴、屑箱28の底面の中央には鋼球
が保持され、押え板,スプリングを、ビスで屑箱28の
底面に固定し、細断部14の底面の端部にリードスイッ
チ、屑箱28の上部の前記リードスイッチに対応する両
側部の点対称の位置に磁石が取り付けられているのは第
1の実施例と同じである。
【0024】以上のように、第2の実施例,第3の実施
例においても、第1の実施例と同様に、1方向からのみ
の屑箱の出し入ればかりでなく複数の方向から自由に出
し入れすることが可能となり、屑箱の底面の突起部と収
納部の底面の穴の係合により屑箱が収納部の正規の位置
に正しく置かれそしてその位置を保持することが容易に
なり、屑箱が無いとのリードスイッチの信号に基づき制
御手段により細断部の動作を停止することにより安全性
を高めることができる。
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明は、細断部の底面の
所定の位置にリードスイッチと、前記リードスイッチの
信号に基づき細断部の動作を制御する制御手段と、収納
部に複数の屑箱の取り出し口と、収納部の底面には所定
の大きさの穴と、屑箱の上面の前記リードスイッチに対
応する所定の位置に磁石と、屑箱の側面には屑箱の取り
出し口に対応した把手部と、屑箱の底面には収納部の前
記穴に対応する所定の位置に上下に動き前記穴に係合す
る突起部を設けることにより、1方向からのみの屑箱の
出し入ればかりでなく複数の方向から自由に出し入れす
ることが可能となり、屑箱の底面の突起部と収納部の底
面の穴の係合により屑箱が収納部の正規の位置に正しく
置かれそしてその位置を保持することが容易になり、屑
箱が無いとのリードスイッチの信号に基づき制御手段に
より細断部の動作を停止することにより、収納部のドア
が無くなり屑箱の出し入れ動作が1動作で簡単で、屑箱
の出し入れ方向が複数あるのでこれまで設置が難しかっ
たところにも設置が可能となり使い勝手が良く、安全性
を高めることができる優れたシュレッダを実現できるも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるシュレッダの斜
視図
【図2】本発明の第1の実施例におけるシュレッダの図
1のA−A断面図
【図3】(a)本発明の第1の実施例におけるシュレッ
ダの細断部と収納部の斜視図 (b)本発明の第1の実施例におけるシュレッダの屑箱
の斜視図
【図4】本発明の第2の実施例におけるシュレッダの斜
視図
【図5】本発明の第3の実施例におけるシュレッダの斜
視図
【図6】従来のシュレッダの要部の横断面図
【図7】従来のシュレッダの要部の縦断面図
【図8】従来のシュレッダの第1の例の斜視図
【図9】従来のシュレッダの第2の例の斜視図
【図10】従来のシュレッダの第3の例の斜視図
【符号の説明】
14 細断部 14a 挿入口 14b 操作部 15,24,27 収納部 16,25,28 屑箱 17,26,29 把手部 18 穴 19 鋼球 20 押え板 21 スプリング 22 リードスイッチ 23 磁石
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B02C 18/00 - 18/44

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】挿入口より挿入された細断すべき紙を細断
    する細断手段を有する細断部と、前記細断手段で細断さ
    れた紙を溜める箱と、前記箱を収納する収納部とを有す
    るシュレッダであって、前記細断部の底面の所定の位置
    にリードスイッチと前記リードスイッチの信号に基づき
    前記細断手段の動作を停止または動作待機状態に制御す
    る制御手段を有し、前記箱の上面の前記リードスイッチ
    に対応する両側部の点対称位置に磁石と前記箱の底面に
    上下に動く突起部を有するとともに、前記収納部の底面
    の前記箱の前記突起部に対応する所定の位置に前記突起
    部と係合する所定の大きさの穴と前記収納部の側面に前
    記箱の出し入れ用の複数の開口部とを有することを特徴
    とするシュレッダ。
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JP2007136260A (ja) * 2005-11-14 2007-06-07 Okamura Corp シュレッダ
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