JP3302866B2 - 自動車用遠隔制御装置 - Google Patents
自動車用遠隔制御装置Info
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- housing
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- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/40—Engine management systems
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- Selective Calling Equipment (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車から離れた
場所において、エンジンのオンあるいはオフなどの制御
が可能な自動車用遠隔制御装置に関し、特に、エンジン
のオンあるいはオフに加え、ドアのロックあるいはアン
ロックが可能な自動車遠隔制御装置に関するものであ
る。
場所において、エンジンのオンあるいはオフなどの制御
が可能な自動車用遠隔制御装置に関し、特に、エンジン
のオンあるいはオフに加え、ドアのロックあるいはアン
ロックが可能な自動車遠隔制御装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】無線や光通信などの通信技術を用いて遠
方から自動車の一部の機能を制御する自動車用遠隔制御
装置が開発されている。例えば、自動車のエンジン始動
を遠方から行える制御装置は、冬季における暖気運転が
駐車場所と離れた家の中などから行えるので非常に便利
である。また、自動車のドアのロックやアンロックが行
える制御装置は、自動車に接近しなくともドアのロック
やアンロックが可能なので、スムーズな乗り降りがで
き、また、ドアロックの状態も離れた位置から確認でき
る。このように、自動車用遠隔制御装置により様々なメ
リットが得られるので、遠隔制御装置を利用する自動車
のユーザーが増加している。
方から自動車の一部の機能を制御する自動車用遠隔制御
装置が開発されている。例えば、自動車のエンジン始動
を遠方から行える制御装置は、冬季における暖気運転が
駐車場所と離れた家の中などから行えるので非常に便利
である。また、自動車のドアのロックやアンロックが行
える制御装置は、自動車に接近しなくともドアのロック
やアンロックが可能なので、スムーズな乗り降りがで
き、また、ドアロックの状態も離れた位置から確認でき
る。このように、自動車用遠隔制御装置により様々なメ
リットが得られるので、遠隔制御装置を利用する自動車
のユーザーが増加している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】自動車のドアをロック
およびアンロックする機能やエンジンをスタートおよび
ストップする機能を備えた遠隔制御装置は、自動車のキ
ーなどと一緒に持ち歩ける方が便利であり、小型化およ
び軽量化が図られている。また、エンジンの始動状況を
表示したり、あるいは車内の空調のオン・オフを行うな
ど、さらに多機能な遠隔制御装置の要望があり、ドアの
ロック・アンロックやエンジンのスタート・ストップと
いった基本的な機能を小さく纏めることがますます重要
になっている。
およびアンロックする機能やエンジンをスタートおよび
ストップする機能を備えた遠隔制御装置は、自動車のキ
ーなどと一緒に持ち歩ける方が便利であり、小型化およ
び軽量化が図られている。また、エンジンの始動状況を
表示したり、あるいは車内の空調のオン・オフを行うな
ど、さらに多機能な遠隔制御装置の要望があり、ドアの
ロック・アンロックやエンジンのスタート・ストップと
いった基本的な機能を小さく纏めることがますます重要
になっている。
【0004】また、遠隔制御装置を持ち歩いている間に
間違ってスイッチを押してエンジンがスタートしたり、
あるいはドアのロックが解除されてしまうような誤操作
も確実に防止できることが遠隔制御装置においては重要
である。しかし、誤操作を防止するために操作スイッチ
にロック機構を設けたり、誤操作防止用に余分なスイッ
チを設けると遠隔制御装置の小型化、軽量化が困難にな
り、操作性も損ねてしまう。
間違ってスイッチを押してエンジンがスタートしたり、
あるいはドアのロックが解除されてしまうような誤操作
も確実に防止できることが遠隔制御装置においては重要
である。しかし、誤操作を防止するために操作スイッチ
にロック機構を設けたり、誤操作防止用に余分なスイッ
チを設けると遠隔制御装置の小型化、軽量化が困難にな
り、操作性も損ねてしまう。
【0005】そこで、本発明においては、ドアのロック
・アンロックおよびエンジンのスタート・ストップとい
った自動車用遠隔制御装置の基本的な機能をコンパクト
に纏められる自動車用遠隔制御装置を提供することを目
的としている。また、操作性を損なうことなく誤操作を
防止可能な自動車用遠隔制御装置を提供することも本発
明の目的の1つである。さらに、本発明は、ドアの制御
とエンジンの制御を切り換える際に、ユーザーに負担を
かけず、ユーザーが自然に使用できる自動車用遠隔制御
装置を提供することも目的としている。
・アンロックおよびエンジンのスタート・ストップとい
った自動車用遠隔制御装置の基本的な機能をコンパクト
に纏められる自動車用遠隔制御装置を提供することを目
的としている。また、操作性を損なうことなく誤操作を
防止可能な自動車用遠隔制御装置を提供することも本発
明の目的の1つである。さらに、本発明は、ドアの制御
とエンジンの制御を切り換える際に、ユーザーに負担を
かけず、ユーザーが自然に使用できる自動車用遠隔制御
装置を提供することも目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の自動車用遠隔制
御装置は、エンジンを制御する機能とドアを制御する機
能とをアンテナの出し入れにより自動的に切り換えるこ
とによって、スイッチなどの操作手段を兼用可能し、さ
らに、これらの機能の誤操作も防止している。
御装置は、エンジンを制御する機能とドアを制御する機
能とをアンテナの出し入れにより自動的に切り換えるこ
とによって、スイッチなどの操作手段を兼用可能し、さ
らに、これらの機能の誤操作も防止している。
【0007】すなわち、本発明の自動車のドアをロック
あるいはアンロックするドア制御と、エンジンをスター
トあるいはストップするエンジン制御とが無線によって
行える自動車用遠隔制御装置においては、ドア制御およ
びエンジン制御を行う制御手段と、ドア制御およびエン
ジン制御用の信号を発信するアンテナと、これら制御手
段およびアンテナを収納するハウジングとを有し、アン
テナの空中部がハウジング内に収納されるとドア制御が
可能となり、空中部がハウジングから出されるとエンジ
ン制御が可能となることを特徴としている。
あるいはアンロックするドア制御と、エンジンをスター
トあるいはストップするエンジン制御とが無線によって
行える自動車用遠隔制御装置においては、ドア制御およ
びエンジン制御を行う制御手段と、ドア制御およびエン
ジン制御用の信号を発信するアンテナと、これら制御手
段およびアンテナを収納するハウジングとを有し、アン
テナの空中部がハウジング内に収納されるとドア制御が
可能となり、空中部がハウジングから出されるとエンジ
ン制御が可能となることを特徴としている。
【0008】このような自動車用遠隔制御装置において
は、制御手段を操作する操作手段を、空中部がハウジン
グ内に収納されるとドア制御を行う手段として、また、
空中部がハウジングから出されるとエンジン制御を行う
手段として兼用できる。従って、ドア制御とエンジン制
御という基本的な2つの機能を共通の操作手段で操作で
き、さらに、操作手段の切り換えをアンテナの操作によ
って行える。このため、自動車用遠隔制御装置の基本的
な2つの機能をコンパクトに纏めることができ、自動車
用遠隔制御装置の小型・軽量化および多機能化が図れ
る。
は、制御手段を操作する操作手段を、空中部がハウジン
グ内に収納されるとドア制御を行う手段として、また、
空中部がハウジングから出されるとエンジン制御を行う
手段として兼用できる。従って、ドア制御とエンジン制
御という基本的な2つの機能を共通の操作手段で操作で
き、さらに、操作手段の切り換えをアンテナの操作によ
って行える。このため、自動車用遠隔制御装置の基本的
な2つの機能をコンパクトに纏めることができ、自動車
用遠隔制御装置の小型・軽量化および多機能化が図れ
る。
【0009】さらに、空中部がハウジング内に収納され
た状態、すなわち、自動車用遠隔制御装置から発信され
る電波の強度が弱い状態でドア制御が行われるので、自
動車が視野に入る程度の距離でドア制御は可能となる。
このため、遠方から誤ってドアがロックあるいはアンロ
ックされることはなく安全である。また、空中部がハウ
ジングから出された状態、すなわち、自動車用遠隔制御
装置から放出される電波の強度が強い状態でエンジン制
御が行われるので、遠方からエンジンの始動が可能であ
る。その一方で、空中部をハウジングに収納した状態で
自動車用遠隔制御装置を持ち運ぶ間は、エンジンの始動
が不可能であり、エンジンの誤操作を未然に防止でき
る。このように、本発明の自動車用遠隔制御装置は、ア
ンテナの空中部がハウジング内に収納された状態で自動
車のドアをロックあるいはアンロックするドア制御手段
と、中空部がハウジングから出されるとエンジンをスタ
ートあるいはストップするエンジン制御手段とを有して
おり、ドア制御およびエンジン制御を的確に行えると共
に、アンテナを収納しキーと共に持ち運んでいるときな
どの誤操作を確実に防止できる。
た状態、すなわち、自動車用遠隔制御装置から発信され
る電波の強度が弱い状態でドア制御が行われるので、自
動車が視野に入る程度の距離でドア制御は可能となる。
このため、遠方から誤ってドアがロックあるいはアンロ
ックされることはなく安全である。また、空中部がハウ
ジングから出された状態、すなわち、自動車用遠隔制御
装置から放出される電波の強度が強い状態でエンジン制
御が行われるので、遠方からエンジンの始動が可能であ
る。その一方で、空中部をハウジングに収納した状態で
自動車用遠隔制御装置を持ち運ぶ間は、エンジンの始動
が不可能であり、エンジンの誤操作を未然に防止でき
る。このように、本発明の自動車用遠隔制御装置は、ア
ンテナの空中部がハウジング内に収納された状態で自動
車のドアをロックあるいはアンロックするドア制御手段
と、中空部がハウジングから出されるとエンジンをスタ
ートあるいはストップするエンジン制御手段とを有して
おり、ドア制御およびエンジン制御を的確に行えると共
に、アンテナを収納しキーと共に持ち運んでいるときな
どの誤操作を確実に防止できる。
【0010】また、ドア制御とエンジン制御に共通に用
いられる操作手段は、アンテナの空中部をハウジングか
ら出すとエンジン制御として使用でき、空中部をハウジ
ングに収納するとドア制御として使用できる。このよう
に、ユーザーが遠方からエンジンを始動する際のアンテ
ナの操作によって操作手段が切り換えられるので、ユー
ザーは操作手段を切り換える意識は不要であり、負担な
くスムーズな操作が可能である。このような操作手段の
切り換えは、ドア制御を行う第1の制御手段と、エンジ
ン制御を行う第2の制御手段に対し、空中部がハウジン
グ内にあるか否かを検出し、その結果に基づき第1およ
び第2の制御手段のいずれが操作手段によって操作され
るかを選択する選択手段を設けることによって容易に行
える。
いられる操作手段は、アンテナの空中部をハウジングか
ら出すとエンジン制御として使用でき、空中部をハウジ
ングに収納するとドア制御として使用できる。このよう
に、ユーザーが遠方からエンジンを始動する際のアンテ
ナの操作によって操作手段が切り換えられるので、ユー
ザーは操作手段を切り換える意識は不要であり、負担な
くスムーズな操作が可能である。このような操作手段の
切り換えは、ドア制御を行う第1の制御手段と、エンジ
ン制御を行う第2の制御手段に対し、空中部がハウジン
グ内にあるか否かを検出し、その結果に基づき第1およ
び第2の制御手段のいずれが操作手段によって操作され
るかを選択する選択手段を設けることによって容易に行
える。
【0011】自動車用遠隔制御装置に、伸縮式のロッド
アンテナが採用される場合は、ロッドアンテナがハウジ
ングから伸ばされるとエンジン制御が可能となり、ロッ
ドアンテナがハウジング内に縮められるとドア制御が可
能となる。
アンテナが採用される場合は、ロッドアンテナがハウジ
ングから伸ばされるとエンジン制御が可能となり、ロッ
ドアンテナがハウジング内に縮められるとドア制御が可
能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例に基づき、
本発明をさらに詳細に説明する。図1に、本発明の実施
例に係る自動車用遠隔制御装置の外観を示してある。本
例の自動車用遠隔制御装置10は、ほぼ方形のハウジン
グ5と、このハウジング5の一方の縁に沿って設置され
た伸縮可能なロッドタイプのアンテナ1と、ハウジング
5の表面に設けられた2つのスイッチ13および14を
備えている。この自動車用遠隔制御装置10は、図示さ
れていないが自動車の側にセットされた受信装置と共に
働き、自動車用遠隔制御装置10から自動車のエンジン
をスタートする信号、ストップする信号、ドアをロック
する信号およびドアをアンロックする信号が発信される
と、受信装置がこれらの信号を検出して自動車の各部を
制御する。このため、本例の自動車用遠隔制御装置10
は、ハウジング5の内部にこれらの信号を発信する制御
装置、発信装置などを収納しており、これらについては
後でさらに詳しく説明する。
本発明をさらに詳細に説明する。図1に、本発明の実施
例に係る自動車用遠隔制御装置の外観を示してある。本
例の自動車用遠隔制御装置10は、ほぼ方形のハウジン
グ5と、このハウジング5の一方の縁に沿って設置され
た伸縮可能なロッドタイプのアンテナ1と、ハウジング
5の表面に設けられた2つのスイッチ13および14を
備えている。この自動車用遠隔制御装置10は、図示さ
れていないが自動車の側にセットされた受信装置と共に
働き、自動車用遠隔制御装置10から自動車のエンジン
をスタートする信号、ストップする信号、ドアをロック
する信号およびドアをアンロックする信号が発信される
と、受信装置がこれらの信号を検出して自動車の各部を
制御する。このため、本例の自動車用遠隔制御装置10
は、ハウジング5の内部にこれらの信号を発信する制御
装置、発信装置などを収納しており、これらについては
後でさらに詳しく説明する。
【0013】本例の自動車用遠隔制御装置10は、ハウ
ジング5の表面に設けられた2つのスイッチ13および
14によってエンジンをスタートおよびストップする制
御と、ドアをロックおよびアンロックする制御が可能に
なっている。まず、図1(a)に示すように、アンテナ
1が伸ばされてアンテナの空中部2がハウジング5から
露出した状態になっていると、スイッチ13および14
によってエンジンをスタートおよびストップする制御が
行われる。ハウジング5の図面上方に設けられた第1の
スイッチ13を押すとエンジンをスタートする信号がア
ンテナの空中部2から発信され、自動車の受信装置がこ
の信号を受けてエンジンをスタートさせる。スイッチ1
3の下方の第2のスイッチ14を押すとエンジンをスト
ップする信号がアンテナの空中部2から発信され、エン
ジンがストップする。アンテナ1の伸び縮みは、ハウジ
ング5の一部を欠いて示してあるように、ハウジング5
のアンテナ収納部3の下部に設けられたメカニカルスイ
ッチ4によって検出される。
ジング5の表面に設けられた2つのスイッチ13および
14によってエンジンをスタートおよびストップする制
御と、ドアをロックおよびアンロックする制御が可能に
なっている。まず、図1(a)に示すように、アンテナ
1が伸ばされてアンテナの空中部2がハウジング5から
露出した状態になっていると、スイッチ13および14
によってエンジンをスタートおよびストップする制御が
行われる。ハウジング5の図面上方に設けられた第1の
スイッチ13を押すとエンジンをスタートする信号がア
ンテナの空中部2から発信され、自動車の受信装置がこ
の信号を受けてエンジンをスタートさせる。スイッチ1
3の下方の第2のスイッチ14を押すとエンジンをスト
ップする信号がアンテナの空中部2から発信され、エン
ジンがストップする。アンテナ1の伸び縮みは、ハウジ
ング5の一部を欠いて示してあるように、ハウジング5
のアンテナ収納部3の下部に設けられたメカニカルスイ
ッチ4によって検出される。
【0014】図1(b)に示すように、アンテナ1が縮
められアンテナの空中部2がハウジング5のアンテナ収
納部3に収納されていると、メカニカルスイッチ4によ
ってアンテナの空中部2が検出され、スイッチ13およ
び14の機能が切り替わる。
められアンテナの空中部2がハウジング5のアンテナ収
納部3に収納されていると、メカニカルスイッチ4によ
ってアンテナの空中部2が検出され、スイッチ13およ
び14の機能が切り替わる。
【0015】アンテナ1がハウジング5に収納されてい
る状態では、スイッチ13および14によって自動車の
ドアをロックおよびアンロックする制御が行われる。上
方の第1のスイッチ13を押すとドアをロックする信号
がハウジング5の内部に収納されたアンテナの空中部2
から発信され、自動車の受信装置がこの信号を受けてド
アをロックする。下方の第2のスイッチ14を押すとド
アをアンロックする信号がアンテナの空中部2から発信
され、自動車のドアがアンロックされる。このように、
本例の自動車用遠隔制御装置10は、2つのスイッチ1
3および14によって、エンジンのスタートおよびスト
ップと、ドアのロックおよびアンロックが可能になって
いる。
る状態では、スイッチ13および14によって自動車の
ドアをロックおよびアンロックする制御が行われる。上
方の第1のスイッチ13を押すとドアをロックする信号
がハウジング5の内部に収納されたアンテナの空中部2
から発信され、自動車の受信装置がこの信号を受けてド
アをロックする。下方の第2のスイッチ14を押すとド
アをアンロックする信号がアンテナの空中部2から発信
され、自動車のドアがアンロックされる。このように、
本例の自動車用遠隔制御装置10は、2つのスイッチ1
3および14によって、エンジンのスタートおよびスト
ップと、ドアのロックおよびアンロックが可能になって
いる。
【0016】図2に、本例の自動車用遠隔制御装置10
の概略構成を示してある。本例の自動車用遠隔制御装置
10は、ハウジング5の内部に、エンジンをスタートす
る信号およびストップする信号、ドアをロックする信号
およびアンロックする信号をそれぞれ送信データにセッ
トする制御部20と、送信データをアンテナ1を介して
発信する送信部11と、2つのスイッチ13および14
を備えた操作部12と、これらに電力を供給するバッテ
リー15を備えている。本例の自動車用遠隔制御装置1
0においては、制御部20がワンチップマイコンで構成
されており、操作部12の状態によってドアをロックあ
るいはアンロックする信号を生成する第1の制御部21
と、操作部12の状態によってエンジンをスタートある
いはストップする信号を生成する第2の制御部22を備
えている。さらに、制御部20は、ロッドアンテナ1の
伸縮を検出するメカニカルスイッチ4によって操作部1
2の状態が第1および第2の制御部21および22のい
ずれかで参照されるかを決定する選択部23を備えてい
る。それぞれの制御部21および22では、スイッチ1
3および14の状態によってROM25に記憶された所
定のコードを選択し、所定のIDコードなどと共に車内
の受信装置に送るデータを生成する。この送信データが
送信部11からアンテナ1を介して無線によって車内に
設置された受信装置に発信される。また、本例の制御部
20は、自動車用遠隔制御装置10の電源スイッチ16
を制御する機能を備えており、スイッチ13および14
のいずれかが押されると電源スイッチ16をオンして、
送信部11などに対し電力の供給を開始する。
の概略構成を示してある。本例の自動車用遠隔制御装置
10は、ハウジング5の内部に、エンジンをスタートす
る信号およびストップする信号、ドアをロックする信号
およびアンロックする信号をそれぞれ送信データにセッ
トする制御部20と、送信データをアンテナ1を介して
発信する送信部11と、2つのスイッチ13および14
を備えた操作部12と、これらに電力を供給するバッテ
リー15を備えている。本例の自動車用遠隔制御装置1
0においては、制御部20がワンチップマイコンで構成
されており、操作部12の状態によってドアをロックあ
るいはアンロックする信号を生成する第1の制御部21
と、操作部12の状態によってエンジンをスタートある
いはストップする信号を生成する第2の制御部22を備
えている。さらに、制御部20は、ロッドアンテナ1の
伸縮を検出するメカニカルスイッチ4によって操作部1
2の状態が第1および第2の制御部21および22のい
ずれかで参照されるかを決定する選択部23を備えてい
る。それぞれの制御部21および22では、スイッチ1
3および14の状態によってROM25に記憶された所
定のコードを選択し、所定のIDコードなどと共に車内
の受信装置に送るデータを生成する。この送信データが
送信部11からアンテナ1を介して無線によって車内に
設置された受信装置に発信される。また、本例の制御部
20は、自動車用遠隔制御装置10の電源スイッチ16
を制御する機能を備えており、スイッチ13および14
のいずれかが押されると電源スイッチ16をオンして、
送信部11などに対し電力の供給を開始する。
【0017】図3に、本例の自動車用遠隔制御装置10
の制御部20における主な動作をフローチャートを用い
て示してある。まず、ステップ31で操作部12のいず
れかのスイッチが押されると電源が投入され、制御部2
0はメカニカルスイッチ4によってアンテナ1の伸縮状
態を検出する。ステップ32においてメカニカルスイッ
チ4の状態からアンテナ1が収納されていると判断する
と、ステップ33において第1のスイッチ13の押され
ているか否かを判断する。そして、スイッチ13が押さ
れていると、ステップ34においてROM25に記憶さ
れているドアをロックするコードを送信データにセット
し、送信部11に送る。
の制御部20における主な動作をフローチャートを用い
て示してある。まず、ステップ31で操作部12のいず
れかのスイッチが押されると電源が投入され、制御部2
0はメカニカルスイッチ4によってアンテナ1の伸縮状
態を検出する。ステップ32においてメカニカルスイッ
チ4の状態からアンテナ1が収納されていると判断する
と、ステップ33において第1のスイッチ13の押され
ているか否かを判断する。そして、スイッチ13が押さ
れていると、ステップ34においてROM25に記憶さ
れているドアをロックするコードを送信データにセット
し、送信部11に送る。
【0018】図4に、送信データのフォーマットの例を
示してある。本例の送信データ50は、送信データの始
まりを示すスタートビット51、ドアのロック、アンロ
ック、エンジンのスタートおよびストップのそれぞれの
制御を示すコマンド52、自動車用遠隔制御装置および
車内に設置された受信装置の組み合わせを示すIDコー
ド53、受信装置側で受信した信号の誤りの有無を示唆
するチェックサム54、および送信データの終わりを示
すストップビット55によって構成されている。
示してある。本例の送信データ50は、送信データの始
まりを示すスタートビット51、ドアのロック、アンロ
ック、エンジンのスタートおよびストップのそれぞれの
制御を示すコマンド52、自動車用遠隔制御装置および
車内に設置された受信装置の組み合わせを示すIDコー
ド53、受信装置側で受信した信号の誤りの有無を示唆
するチェックサム54、および送信データの終わりを示
すストップビット55によって構成されている。
【0019】図3に戻って、ステップ34において、コ
マンド52としてドアのロックを指示するコマンドが送
信データ50に設定されると、ステップ41に移行し、
その送信データ50を送信部11に送り、アンテナ1を
介して車内の受信装置に発信する。送信データ50は、
通常、所定の回数連続して送られ、車内の受信装置が送
られてきた送信データ50を受信すると、IDコード5
3およびコマンド52などをデコードし、IDコード5
3が一致すればコマンド52に応じた制御を行う。ステ
ップ41において送信データ50を発信する際に、受信
装置から受信した旨のコマンドが返されるまで送信を繰
り返す制御や、ドアのロックが完了した旨のコマンドが
返されるまで定期的に送信データを繰り返して送信する
制御などを採用することももちろん可能である。ステッ
プ41において、送信データ50の発信が終了すると、
ステップ42において、制御部30は電源スイッチ16
を開放して一連の処理を終了する。
マンド52としてドアのロックを指示するコマンドが送
信データ50に設定されると、ステップ41に移行し、
その送信データ50を送信部11に送り、アンテナ1を
介して車内の受信装置に発信する。送信データ50は、
通常、所定の回数連続して送られ、車内の受信装置が送
られてきた送信データ50を受信すると、IDコード5
3およびコマンド52などをデコードし、IDコード5
3が一致すればコマンド52に応じた制御を行う。ステ
ップ41において送信データ50を発信する際に、受信
装置から受信した旨のコマンドが返されるまで送信を繰
り返す制御や、ドアのロックが完了した旨のコマンドが
返されるまで定期的に送信データを繰り返して送信する
制御などを採用することももちろん可能である。ステッ
プ41において、送信データ50の発信が終了すると、
ステップ42において、制御部30は電源スイッチ16
を開放して一連の処理を終了する。
【0020】一方、ステップ33において、第1のスイ
ッチ13が押されていない場合は、ステップ35におい
て第2のスイッチ14が押されているか否かを判断す
る。第2のスイッチ14が押されている場合は、ステッ
プ36において、送信データ50のコマンド52として
ドアのアンロックを設定し、上記と同様にステップ41
において送信データの発信を行う。さらに、ステップ3
5において第2のスイッチ14も押されていない場合
は、第1および第2のスイッチ13および14のいずれ
かが偶然あるいは誤って操作されたものとして送信デー
タを送る処理を行わずステップ42において電源を遮断
し、一連の処理を終了する。
ッチ13が押されていない場合は、ステップ35におい
て第2のスイッチ14が押されているか否かを判断す
る。第2のスイッチ14が押されている場合は、ステッ
プ36において、送信データ50のコマンド52として
ドアのアンロックを設定し、上記と同様にステップ41
において送信データの発信を行う。さらに、ステップ3
5において第2のスイッチ14も押されていない場合
は、第1および第2のスイッチ13および14のいずれ
かが偶然あるいは誤って操作されたものとして送信デー
タを送る処理を行わずステップ42において電源を遮断
し、一連の処理を終了する。
【0021】また、ステップ32において、アンテナ1
が伸びていると判断された場合は、ステップ37におい
て、第1のスイッチ13が押されているか否かを判断す
る。
が伸びていると判断された場合は、ステップ37におい
て、第1のスイッチ13が押されているか否かを判断す
る。
【0022】第1のスイッチ13が押されている場合
は、ステップ38において、エンジンのスタートコマン
ドを送信データ50のコマンド52にセットし、上記と
同様に送信データを発信する。一方、ステップ37にお
いて第1のスイッチ13が押されていない場合は、ステ
ップ39において第2のスイッチ14が押されているか
否かを判断する。スイッチ14が押されている場合はス
テップ40においてエンジンのストップコマンドを送信
データ50に設定し、その送信データをステップ41で
送る。さらに、スイッチ14も押されていない場合は、
送信データを送る処理を行わずステップ42において電
源を遮断して処理を終了する。
は、ステップ38において、エンジンのスタートコマン
ドを送信データ50のコマンド52にセットし、上記と
同様に送信データを発信する。一方、ステップ37にお
いて第1のスイッチ13が押されていない場合は、ステ
ップ39において第2のスイッチ14が押されているか
否かを判断する。スイッチ14が押されている場合はス
テップ40においてエンジンのストップコマンドを送信
データ50に設定し、その送信データをステップ41で
送る。さらに、スイッチ14も押されていない場合は、
送信データを送る処理を行わずステップ42において電
源を遮断して処理を終了する。
【0023】このように、本例の自動車用遠隔制御装置
10は、2つの押しボタンスイッチ13および14によ
って、ドアをロックおよびアンロックする機能と、エン
ジンをスタートおよびストップする機能の遠隔制御装置
として基本的な2つの機能を操作することが可能であ
る。従来の遠隔制御装置であれば、この2つの機能を操
作するためにドアのロックおよびアンロック、エンジン
のスタートおよびストップのそれぞれに計4つの押しボ
タンスイッチを必要としている。あるいは、これらの操
作を行うために中立を含め3つのポジションを選べるス
ライドスイッチを2つ用いている遠隔制御装置もある。
10は、2つの押しボタンスイッチ13および14によ
って、ドアをロックおよびアンロックする機能と、エン
ジンをスタートおよびストップする機能の遠隔制御装置
として基本的な2つの機能を操作することが可能であ
る。従来の遠隔制御装置であれば、この2つの機能を操
作するためにドアのロックおよびアンロック、エンジン
のスタートおよびストップのそれぞれに計4つの押しボ
タンスイッチを必要としている。あるいは、これらの操
作を行うために中立を含め3つのポジションを選べるス
ライドスイッチを2つ用いている遠隔制御装置もある。
【0024】これらに対し、本例の自動車用遠隔制御装
置10であれば、2つの機能のために2つの押しボタン
スイッチ13および14をハウジングに用意すれば良い
ので、装置全体を小型・軽量化でき、また、構成も簡易
となるので安価に提供できる。さらに、押しボタンスイ
ッチの数が少なくて良いので、押しボタンスイッチ自体
は大型のものを採用でき、操作性も向上する。また、ス
ライドスイッチと比較し、小型で手軽に操作できる押し
ボタンスイッチを採用できるので、スライドスイッチを
設けた従来の遠隔制御装置と比較しても、小型・軽量化
が図られ、操作性も大幅に向上する。
置10であれば、2つの機能のために2つの押しボタン
スイッチ13および14をハウジングに用意すれば良い
ので、装置全体を小型・軽量化でき、また、構成も簡易
となるので安価に提供できる。さらに、押しボタンスイ
ッチの数が少なくて良いので、押しボタンスイッチ自体
は大型のものを採用でき、操作性も向上する。また、ス
ライドスイッチと比較し、小型で手軽に操作できる押し
ボタンスイッチを採用できるので、スライドスイッチを
設けた従来の遠隔制御装置と比較しても、小型・軽量化
が図られ、操作性も大幅に向上する。
【0025】さらに、本例の自動車用遠隔制御装置10
は、2つの押しボタンスイッチ13および14の機能を
切り換えて2つの異なった種類の制御を行っているが、
この切り換え操作をアンテナ1の操作によって行ってい
る。このため、ハウジング5に切換用のスイッチを新た
に設ける必要がなく、この点でも小型・軽量化が図られ
ている。また、ユーザーは特別に切換操作を意識せず、
通常の使用状態にて、これら2つの機能の使い分けを行
えるので、操作は非常にスムーズで誤操作もない。すな
わち、通常、エンジンのスタートおよびストップの操作
は、車両より離れた場所、例えば家の中より行われる。
また、ドアをロックおよびアンロックする操作は、車両
の近くで車両の見える範囲で行われる。このような操作
状況を考慮すると、エンジンの操作は遠距離で行われる
ので、ユーザーはアンテナ1を伸ばすのが通常の操作で
ある。これに対し、ドアの操作は近距離で行われるの
で、ユーザーはアンテナ1を縮めたままで行うのが通常
である。従って、本例の自動車用遠隔制御装置10は、
このようなユーザーの動作によってスイッチ13および
14の機能が切り換えられるようにしてあるので、ユー
ザーは特別に意識することなくスイッチ13および14
の機能を使い分けることができる。
は、2つの押しボタンスイッチ13および14の機能を
切り換えて2つの異なった種類の制御を行っているが、
この切り換え操作をアンテナ1の操作によって行ってい
る。このため、ハウジング5に切換用のスイッチを新た
に設ける必要がなく、この点でも小型・軽量化が図られ
ている。また、ユーザーは特別に切換操作を意識せず、
通常の使用状態にて、これら2つの機能の使い分けを行
えるので、操作は非常にスムーズで誤操作もない。すな
わち、通常、エンジンのスタートおよびストップの操作
は、車両より離れた場所、例えば家の中より行われる。
また、ドアをロックおよびアンロックする操作は、車両
の近くで車両の見える範囲で行われる。このような操作
状況を考慮すると、エンジンの操作は遠距離で行われる
ので、ユーザーはアンテナ1を伸ばすのが通常の操作で
ある。これに対し、ドアの操作は近距離で行われるの
で、ユーザーはアンテナ1を縮めたままで行うのが通常
である。従って、本例の自動車用遠隔制御装置10は、
このようなユーザーの動作によってスイッチ13および
14の機能が切り換えられるようにしてあるので、ユー
ザーは特別に意識することなくスイッチ13および14
の機能を使い分けることができる。
【0026】一方、無線通信装置として考えると、自動
車用遠隔制御装置10のアンテナ1から電波が放射さ
れ、車内の受信装置のアンテナに信号が到達するのであ
るが、通信距離が短い場合は、ハウジング5の内部にア
ンテナ1の空中部2が収納されていても十分な強度で送
信データを発信できる。これに対し、距離が離れている
場合は、ハウジング5から空中部2を伸ばさないと発信
強度が不足し、送信データが受信されない。従って、本
例の自動車用遠隔制御装置10のように、近距離から操
作を行うドアの制御はアンテナの空中部2がハウジング
5の内部に収納された状態で行われれば良く、また、遠
距離から操作を行うエンジンの制御は、アンテナの空中
部2がハウジング5から出された状態で行うことが望ま
しい。このような点でも、本例の自動車用遠隔制御装置
10は、アンテナ1の使い分けがスイッチ13および1
4の機能の切り換えと同期しており理想的である。
車用遠隔制御装置10のアンテナ1から電波が放射さ
れ、車内の受信装置のアンテナに信号が到達するのであ
るが、通信距離が短い場合は、ハウジング5の内部にア
ンテナ1の空中部2が収納されていても十分な強度で送
信データを発信できる。これに対し、距離が離れている
場合は、ハウジング5から空中部2を伸ばさないと発信
強度が不足し、送信データが受信されない。従って、本
例の自動車用遠隔制御装置10のように、近距離から操
作を行うドアの制御はアンテナの空中部2がハウジング
5の内部に収納された状態で行われれば良く、また、遠
距離から操作を行うエンジンの制御は、アンテナの空中
部2がハウジング5から出された状態で行うことが望ま
しい。このような点でも、本例の自動車用遠隔制御装置
10は、アンテナ1の使い分けがスイッチ13および1
4の機能の切り換えと同期しており理想的である。
【0027】さらに、アンテナ1の操作によってスイッ
チ13および14の機能を切り換えることによって、本
例の自動車用遠隔制御装置10では、誤操作も防止でき
ている。すなわち、ユーザーが本例の自動車用遠隔制御
装置10をキーなどと共に持ち歩く場合は、アンテナ1
が収納された状態である。従って、スイッチ13および
14を操作してもエンジンのスタートあるいはストップ
の制御は行われない。
チ13および14の機能を切り換えることによって、本
例の自動車用遠隔制御装置10では、誤操作も防止でき
ている。すなわち、ユーザーが本例の自動車用遠隔制御
装置10をキーなどと共に持ち歩く場合は、アンテナ1
が収納された状態である。従って、スイッチ13および
14を操作してもエンジンのスタートあるいはストップ
の制御は行われない。
【0028】さらに、ドアのロックおよびアンロックを
行う送信データが発信されても、アンテナ1はハウジン
グ5に収納された状態なので、電波の強度は小さく、車
内の受信装置では検出されない。従って、スイッチ13
あるいは14を誤って押した場合であっても、ドアのロ
ックおよびアンロックも行われない。このように、本例
の自動車用遠隔制御装置10は、アンテナ1がスイッチ
13および14による制御をロックする機能も果たして
いることになり、非常に信頼性の高い制御装置である。
行う送信データが発信されても、アンテナ1はハウジン
グ5に収納された状態なので、電波の強度は小さく、車
内の受信装置では検出されない。従って、スイッチ13
あるいは14を誤って押した場合であっても、ドアのロ
ックおよびアンロックも行われない。このように、本例
の自動車用遠隔制御装置10は、アンテナ1がスイッチ
13および14による制御をロックする機能も果たして
いることになり、非常に信頼性の高い制御装置である。
【0029】なお、本例の自動車用遠隔制御装置10に
は、ドアのロックおよびアンロック、エンジンのスター
トおよびストップを行う2つの押しボタンスイッチを設
けた例を示してあるが、ハウジング5に自動車の他の制
御を行うスイッチや自動車の状態を示す表示部を設けて
も良いことはもちろんである。例えば、エンジンのスタ
ートを確認する表示や、空調などを操作するスイッチを
設けることも可能である。このような多機能な自動車用
遠隔装置10においては、基本的な機能であるエンジン
のスタートおよびストップ、ドアのロックおよびアンロ
ックを行う機能がコンパクトに纏められ少ないスペース
で実現されていることが小型化を図る上でいっそう重要
である。従って、本発明の自動車用遠隔制御装置10
は、多機能化を図るためにも好適な装置である。
は、ドアのロックおよびアンロック、エンジンのスター
トおよびストップを行う2つの押しボタンスイッチを設
けた例を示してあるが、ハウジング5に自動車の他の制
御を行うスイッチや自動車の状態を示す表示部を設けて
も良いことはもちろんである。例えば、エンジンのスタ
ートを確認する表示や、空調などを操作するスイッチを
設けることも可能である。このような多機能な自動車用
遠隔装置10においては、基本的な機能であるエンジン
のスタートおよびストップ、ドアのロックおよびアンロ
ックを行う機能がコンパクトに纏められ少ないスペース
で実現されていることが小型化を図る上でいっそう重要
である。従って、本発明の自動車用遠隔制御装置10
は、多機能化を図るためにも好適な装置である。
【0030】また、スイッチ13および14、あるいは
アンテナ1の配置、さらに、ハウジング5の形状は本例
に限定されるものではない。小型・軽量化に適した配置
および形状であれば良く、キーホルダーとしての機能を
備えたハウジングや、アクセサリーとしても適したデザ
イン化されたハウジングを採用することももちろん可能
である。本発明の自動車用遠隔制御装置10は、スイッ
チを2つ設ければ基本的な機能を操作できるので、デザ
イン化されたハウジングを採用するのにも適しており、
今後、ユーザーの個性にマッチした自動車用遠隔制御装
置を実現するためにも適している。
アンテナ1の配置、さらに、ハウジング5の形状は本例
に限定されるものではない。小型・軽量化に適した配置
および形状であれば良く、キーホルダーとしての機能を
備えたハウジングや、アクセサリーとしても適したデザ
イン化されたハウジングを採用することももちろん可能
である。本発明の自動車用遠隔制御装置10は、スイッ
チを2つ設ければ基本的な機能を操作できるので、デザ
イン化されたハウジングを採用するのにも適しており、
今後、ユーザーの個性にマッチした自動車用遠隔制御装
置を実現するためにも適している。
【0031】さらに、本例の自動車用遠隔制御装置で
は、伸縮式のロッドタイプのアンテナを採用している
が、空中部をハウジングから出し入れすることによって
電波の強度を調整できるループアンテナなどを採用する
ことももちろん可能である。また、アンテナの状態を監
視するスイッチは、メカニカルスイッチに限定されず、
アンテナ内に磁石を組み込み、その磁力によって起動す
るリードスイッチや、ホール素子を用いたスイッチなど
様々なスイッチを採用することができる。さらに、本例
では制御部を操作するために押しボタンスイッチを設け
てあるが、タッチセンサーなどのセンシングデバイスを
採用することももちろん可能である。
は、伸縮式のロッドタイプのアンテナを採用している
が、空中部をハウジングから出し入れすることによって
電波の強度を調整できるループアンテナなどを採用する
ことももちろん可能である。また、アンテナの状態を監
視するスイッチは、メカニカルスイッチに限定されず、
アンテナ内に磁石を組み込み、その磁力によって起動す
るリードスイッチや、ホール素子を用いたスイッチなど
様々なスイッチを採用することができる。さらに、本例
では制御部を操作するために押しボタンスイッチを設け
てあるが、タッチセンサーなどのセンシングデバイスを
採用することももちろん可能である。
【0032】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の自動車
用遠隔制御装置は、アンテナの状態によって押しボタン
スイッチなどを備えた操作手段が操作する対象をエンジ
ンを制御する機能と、ドアを制御する機能に切り換えら
れるようにしてある。このため、スイッチに2つの機能
を割り当てることが可能となり、スイッチの数を削減で
きるので、自動車用遠隔制御装置の小型化および軽量化
が図れる。さらに、自動車用遠隔制御装置の構成も簡易
化されるので、安価に提供できる。
用遠隔制御装置は、アンテナの状態によって押しボタン
スイッチなどを備えた操作手段が操作する対象をエンジ
ンを制御する機能と、ドアを制御する機能に切り換えら
れるようにしてある。このため、スイッチに2つの機能
を割り当てることが可能となり、スイッチの数を削減で
きるので、自動車用遠隔制御装置の小型化および軽量化
が図れる。さらに、自動車用遠隔制御装置の構成も簡易
化されるので、安価に提供できる。
【0033】また、アンテナの状態によって機能が切り
換えられるようにしているので、ユーザーは自然に2つ
の機能を使い分けることができ、操作性が良く、誤操作
の少ない自動車用遠隔制御装置を提供できる。さらに、
エンジンおよびドアを操作する基本的な機能をコンパク
トに纏めることができるので、小型の自動車用遠隔制御
装置の多機能化を図ることが可能となる。
換えられるようにしているので、ユーザーは自然に2つ
の機能を使い分けることができ、操作性が良く、誤操作
の少ない自動車用遠隔制御装置を提供できる。さらに、
エンジンおよびドアを操作する基本的な機能をコンパク
トに纏めることができるので、小型の自動車用遠隔制御
装置の多機能化を図ることが可能となる。
【図1】本発明の実施例に係る自動車用遠隔制御装置の
概要を示す図であり、図1(a)はアンテナを伸ばした
状態を示し、図1(b)はアンテナを縮めた状態を示し
てある。
概要を示す図であり、図1(a)はアンテナを伸ばした
状態を示し、図1(b)はアンテナを縮めた状態を示し
てある。
【図2】図1に示す自動車用遠隔制御装置の概略構成を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図3】図1に示す自動車用遠隔制御装置の動作を示す
フローチャートである。
フローチャートである。
【図4】図1に示す自動車用遠隔制御装置から発信され
る送信データのフォーマットの例を示す図である。
る送信データのフォーマットの例を示す図である。
【符号の説明】 1・・アンテナ 2・・アンテナの空中部 3・・アンテナの収納部 4・・アンテナの状態を検出するスイッチ 5・・ハウジング 10・・自動車用遠隔制御装置 11・・送信部 12・・操作部 13、14・・押しボタンスイッチ 15・・バッテリー 16・・電源スイッチ 20・・制御部 21・・ドアの制御に関する制御部 22・・エンジンの制御に関する制御部 23・・ドアの制御およびエンジンの制御を選択する選
択部
択部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−301561(JP,A) 実開 昭61−151484(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04Q 9/00 - 9/16 F02N 11/08
Claims (5)
- 【請求項1】 自動車のドアをロックあるいはアンロッ
クするドア制御と、エンジンをスタートあるいはストッ
プするエンジン制御とが無線によって行える自動車用遠
隔制御装置において、 前記ドア制御およびエンジン制御を行う制御手段と、前
記ドア制御およびエンジン制御用の信号を発信するアン
テナと、これら制御手段およびアンテナを収納するハウ
ジングとを有し、 前記アンテナの空中部が前記ハウジング内に収納される
と前記ドア制御が可能となり、前記空中部が前記ハウジ
ングから出されると前記エンジン制御が可能となること
を特徴とする自動車用遠隔制御装置。 - 【請求項2】 請求項1において、前記制御手段を操作
する操作手段を有し、前記空中部が前記ハウジング内に
収納されると前記操作手段によって前記ドア制御が可能
となり、前記空中部が前記ハウジングから出されると前
記操作手段によって前記エンジン制御が可能となること
を特徴とする自動車用遠隔制御装置。 - 【請求項3】 請求項2において、前記制御手段は、前
記ドア制御を行う第1の制御手段と、前記エンジン制御
を行う第2の制御手段と、前記空中部が前記ハウジング
内にあるか否かを検出し、その結果に基づき前記第1お
よび第2の制御手段のいずれが前記操作手段によって操
作されるかを選択する選択手段とを備えていることを特
徴とする自動車用遠隔制御装置。 - 【請求項4】 請求項1において、前記アンテナは伸縮
式のロッドアンテナであり、このロッドアンテナが前記
ハウジングから伸ばされると前記エンジン制御が可能と
なり、前記ロッドアンテナが前記ハウジング内に縮めら
れると前記ドア制御が可能となることを特徴とする自動
車用遠隔制御装置。 - 【請求項5】 アンテナの空中部がハウジング内に収納
された状態で自動車のドアをロックあるいはアンロック
するドア制御手段と、前記中空部が前記ハウジングから
出されるとエンジンをスタートあるいはストップするエ
ンジン制御手段と、前記ドア制御手段および前記エンジ
ン制御手段に共通に用いられる操作手段とを有する自動
車用遠隔制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31192695A JP3302866B2 (ja) | 1995-11-30 | 1995-11-30 | 自動車用遠隔制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31192695A JP3302866B2 (ja) | 1995-11-30 | 1995-11-30 | 自動車用遠隔制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09154180A JPH09154180A (ja) | 1997-06-10 |
JP3302866B2 true JP3302866B2 (ja) | 2002-07-15 |
Family
ID=18023100
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31192695A Expired - Fee Related JP3302866B2 (ja) | 1995-11-30 | 1995-11-30 | 自動車用遠隔制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3302866B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09322265A (ja) * | 1996-05-30 | 1997-12-12 | Honda Motor Co Ltd | 車両用リモートコントロール装置 |
AT410823B (de) * | 2000-07-19 | 2003-08-25 | Gruenberger Alfred | Einrichtung zum kabellosen steuern von türen, toren und fenstern |
JP5833496B2 (ja) * | 2012-05-14 | 2015-12-16 | 株式会社東海理化電機製作所 | 車両用携帯機 |
JP2017109658A (ja) * | 2015-12-17 | 2017-06-22 | 三菱自動車工業株式会社 | エンジン始動制御装置 |
-
1995
- 1995-11-30 JP JP31192695A patent/JP3302866B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09154180A (ja) | 1997-06-10 |
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