JP3301562B2 - 既設埋設管非開削布設替え工法 - Google Patents

既設埋設管非開削布設替え工法

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JP3301562B2 JP19942193A JP19942193A JP3301562B2 JP 3301562 B2 JP3301562 B2 JP 3301562B2 JP 19942193 A JP19942193 A JP 19942193A JP 19942193 A JP19942193 A JP 19942193A JP 3301562 B2 JP3301562 B2 JP 3301562B2
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良彦 清水
雄一 菊池
研二 大久保
卓郎 小田原
登志夫 脇
直也 野村
泰弘 吉田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地中に埋設された水道
管等の既設埋設管を非開削で新管に布設替えする工法に
関する
【0002】
【従来の技術】既設埋設管を非開削で新管に布設替えす
る工法としては、例えば特開昭57−120789号公
報、特開昭59−173492号公報に示すように、既
設埋設管を破砕しながら新管を推進して埋設する工法が
知られている。
【0003】このような工法においては既設埋設管を破
砕しながら新管を推進する際に、その新管の先端部に先
導装置を設けている。この先導装置としては特開昭57
−120789号公報に示すように、胴部の先端部にテ
ーパー状の切削面を設け、この切削面により既設埋設管
を破断して破砕しながら後続する新管の推進をガイドす
るようにしたものが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述の新管先導装置
用いた工法であると、テーパー状の切削面により既設配
設管を破砕した後に胴部で破砕した部分を新管よりも大
径に拡張しているので、既設埋設管と拡張部分の径の
差、つまり拡張代が大きくなるので、破砕した部分を拡
張するための押し力が大きくなり、その新管先導装置を
押す力がそれだけ大きくなるので推進装置が大型とな
る。推進装置が大型となると新管を推進するための発進
立坑が大きくなり、それだけ開削面積が大きくなるので
非開削布設替え工法の利点がそこなわれて好ましくな
い。
【0005】また、既設埋設管の破砕した部分を新管
りも大径に拡張するので、既設埋設管を拡張することに
より地面の隆起などの不具合が生じることがある。
【0006】そこで、本発明は前述の課題を解決できる
ようにした既設埋設管非開削布設替え工法を提供するこ
とを目的とする
【0007】
【課題を解決するための手段】非開削で既設埋設管4を
破断し、その後に新管6を埋設していくにあたり、前記
既設埋設管4を破断する新管先導装置7は、先導管20
の中間部に既設埋設管4の内径より若干大きく外径より
小さく複数の破断切開部を放射状に取付けられ、その後
方に新管の外径と同一径に複数の拡径部を放射状に取付
けられ、前記破断切開部と拡径部は周方向に位置がずれ
た形状で、 前記新管先導装置7を推進装置5で既設埋設
管4内に順次押し込んで既設埋設管4を破断し、その後
方に新管6を埋設する既設埋設管非開削布設替え工法。
【0008】
【作 用】新管先導装置7を既設埋設管4内に推進する
ことで、既設埋設管4は複数の破断切開部によって破断
・切開され、その後に複数の拡径部によって既設埋設管
4は新管6の外径と同一径に拡大径する。 この後に拡径
された部分に新管6が埋設される。 このようであるか
ら、新管先導装置7によって既設埋設管4を破断して新
管6 と同一径に拡径するので、その既設埋設管4の拡径
代が小さくなって拡張に要する新管先導装置7の押し力
が小さくなり、それによって推進装置5の推進力をそれ
だけ小さくできるから推進装置5を小型にできる。 した
がって、発進立坑の開削面積を小さくして非開削布設替
え工法の利点を最大限に得ることができる。 また、既設
埋設管4を新管の外径と同一径に拡径するので、既設埋
設管4を拡径することによって地面の隆起等が生じるこ
とがない。
【0009】
【実施例】本発明に係る既設埋設非開削布設替え工法を
図1に基づいて説明する。図1に示すように、道路1の
両端部等の所定距離だけ離隔した場所に発進立坑2と到
達立坑3を掘削し、この発進立坑2と到達立坑3に既設
埋設管4を突出させる。前記発進立坑2に推進装置5を
設け、この推進装置5によって新管6を新管先導装置7
をガイドとして推進し既設埋設管4を破断して拡径しな
がら、その破断して拡径した部分に潤滑剤を注入しなが
ら順次埋設する。なお、新管6を埋設する以前にプラズ
マトーチなどで既設埋設管4の内面を溝状に傷つけて破
断・拡径し易いようにしても良い。
【0010】次に新管先導装置の詳細を図2ないし図7
を参照して説明する。先導管20は小径先端部21とテ
ーパー状中間部22と大径後端部23より成り、その小
径先端部21にはガイド部、例えばガイドローラ24が
放射状に複数取付けられている。テーパー状中間部22
には破断切開部、例えば破断切開ローラ25が放射状に
複数取付けられている。大径後端部23には拡径部、例
えば拡径ローラ26が放射状に複数取付けてある。
お、先導管20は同一径の先端部、中間部、後端部を有
するものとしても良い。
【0011】前記小径先端部21は既設埋設管4よりも
小径となり、かつ複数開口部27が周方向に複数形成さ
れ、ガイドローラ24は、その支軸24aがブラケット
28に設けた一対のブロック34にボルト止めしたキャ
ップ35で推進方向に回転自在に支承されて開口部27
より外部に突出し、その複数のガイドローラ24の成す
仮想円弧は前記既設埋設管4の内径と同一又は若干小さ
くなってガイドローラ24は既設埋設管4内の内周面に
接触又は若干の隙間を有して対向する。
【0012】前記テーパー状中間部22には開口部32
が周方向に間隔を置いて複数形成され、破断切開ローラ
25はブラケット33に前述と同様にして推進方向に回
転自在に支承されて開口部32より外部に突出し、その
複数の破断切開ローラ25の成す仮想円弧は前記既設埋
設管4の内径よりも若干大きく外径より小さくなって破
断切開ローラ25は既設埋設管4の内周面に圧接する。
【0013】前記大径後端部23は先細テーパ状の先端
テーパ部23aと新管6とほぼ同一径の後端部23bよ
りなり、その大径後端部23の先端テーパ部23aには
開口部37が周方向に間隔を置いて複数形成され、拡径
ローラ26はブラケット38に前述と同様にして推進方
向に回転自在に支承されて開口部37より外部に突出
し、その複数の拡径ローラ26の成す仮想円弧は前記新
管6の外径と等しくなって拡径ローラ26は破断した既
設埋設管4を新管16の外径と同一径に拡径する。
【0014】このようであるから、既設埋設管4は破断
切開ローラ25で破断切開された後に拡径ローラ26で
拡径され、その拡径された部分4aの内径は、新管6の
外径と同一となり、既設埋設管4と拡径部分4aとの径
の差つまり拡径代が小さく拡径に要する押し力が小さく
なるので、推進装置5の推進力を小さくして小型にでき
るし、既設埋設管4を拡径することによって地面の隆起
などが発生することがない。
【0015】前記ガイド部、破断切開部、拡径部をそれ
ぞれリブとしても良い。
【00016】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、新管先導
装置7を既設埋設管4内に推進することで、既設埋設管
4は複数の破断切開部によって破断・切開され、その後
に複数の拡径部によって既設埋設管4は新管6の外径と
同一径に拡大径する。 この後に拡径された部分に新管6
が埋設される。 このようであるから、新管先導装置7に
よって既設埋設管4を破断して新管6と同一径に拡径す
るので、その既設埋設管4の拡径代が小さくなって拡張
に要する新管先導装置7の押し力が小さくなり、それに
よって推進装置5の推進力をそれだけ小さくできるから
推進装置5を小型にできる。 したがって、発進立坑の開
削面積を小さくして非開削布設替え工法の利点を最大限
に得ることができる。 また、既設埋設管4を新管の外径
と同一径に拡径するので、既設埋設管4を拡径すること
によって地面の隆起等が生じることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】新管を推進埋設する装置の概略説明図である。
【図2】新管先導装置の平面図である。
【図3】新管先導装置の平面図である。
【図4】図3のA−A断面図である。
【図5】図3のB−B断面図である。
【図6】図3のC−C断面図である。
【図7】図3のD−D断面図である。
【符号の説明】
4…既設埋設管、5…推進装置、6…新管、7…新管先
導装置、20…先導管、24…ガイドローラー、25…
破断切開ローラ、26…拡径ローラ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大久保 研二 東京都港区芝浦1−2−3 清水建設株 式会社内 (72)発明者 小田原 卓郎 東京都港区芝浦1−2−3 清水建設株 式会社内 (72)発明者 脇 登志夫 東京都港区芝浦1−2−3 清水建設株 式会社内 (72)発明者 野村 直也 石川県小松市符津町ツ23番地 株式会社 小松製作所 粟津工場内 (72)発明者 吉田 泰弘 石川県小松市符津町ツ23番地 株式会社 小松製作所 粟津工場内 (56)参考文献 特開 平2−266185(JP,A) 特開 平1−163396(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16L 1/024 E21D 9/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非開削で既設埋設管4を破断し、その後
    に新管6を埋設していくにあたり、前記既設埋設管4を
    破断する新管先導装置7は、先導管20の中間部に既設
    埋設管4の内径より若干大きく外径より小さく複数の破
    断切開部を放射状に取付けられ、その後方に新管の外径
    と同一径に複数の拡径部を放射状に取付けられ、前記破
    断切開部と拡径部は周方向に位置がずれた形状で、 前記新管先導装置7を推進装置5で既設埋設管4内に順
    次押し込んで既設埋設管4を破断し、その後方に新管6
    を埋設する既設埋設管非開削布設替え工法。
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