JP3301180B2 - 共同作業支援装置および方法 - Google Patents

共同作業支援装置および方法

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JP3301180B2
JP3301180B2 JP27476693A JP27476693A JP3301180B2 JP 3301180 B2 JP3301180 B2 JP 3301180B2 JP 27476693 A JP27476693 A JP 27476693A JP 27476693 A JP27476693 A JP 27476693A JP 3301180 B2 JP3301180 B2 JP 3301180B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ワークステーション
を利用して共有データを使って複数人で共同作業を行う
共同作業支援システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より共同作業を行うときデータをネ
ットワークを介して共有する方法が知られている(例え
ば、XeroxのStarワークステーションにおける
ドロワー[1]やShared Book[2])。す
なわち、このような従来のシステムでは、例えば複数の
作業者で共著をするために、章などで作業分担を決め文
章作成を行う場合、共有データの格納場所を確保しその
格納場所を示したリファレンスを各作業者が自ワークス
テーションのディスクトップ上に置く。各作業者は自ワ
ークステーションのディスクトップ上で文章を作成し、
適当なタイミングでリファレンスで示された格納場所に
文章を格納する。他の共同作業者は格納された文書をリ
ファレンスアイコンを開くことにより参照することがで
きる。また他の作業者と同時に同じ文章を修正すること
を防ぐために一人の作業者のみが修正をできるように排
他制御を行っている。さらに誰が文章を編集中であるか
または最後に編集したのは誰かなどの情報を得ることが
できる。その結果、共有データの一貫性が保たれ共同作
業を行うことができる。
【0003】また、ワークステーションを使ってネット
ワークを介し共有データを共有ウィンドウに表示してリ
アルタイムなメッセージ交換を行うシステムが知られて
いる(例えば、XeroxのPalo Alto研究所
によるColab System[3]、NTTのTe
amWorkstation[4][5][6]
[7]、NECのMERMAID[8][9])。すな
わち、このような従来のシステムでは、例えば遠隔地で
複数人で打合せを行う場合、打合せを行う人が使ってい
るワークステーションなどのアドレスを指定し打合せを
行うグループを形成し打合せに必要なアプリケーション
プログラムを起動してメッセージの交換を行う。その結
果、複数の共同作業者はデータを共有し共有ウィンドウ
で共有しているデータを操作することが可能となる。ま
た、共有ウィンドウに文字だけでなく絵を書いてメッセ
ージの交換を行うことも可能である。
【0004】[1]上谷晃弘(編), ”ワークステー
ションシリーズ JStar ワークステーション”,
丸善, 1986. [2] 特開平2−2450号公報(ゼロックスコーポ
レーション) 「ネットワーク化ワークステーション環
境における共用構造化データオブジェクトオブジェクト
に関する協同マルチユーザー活動の表現」 [3] Stefik, M., Bobrow,
D. G., Foster, G., Lannin
g S., and Tatar, D. ”WYSI
WIS: Revised: Early Exper
iences with Multiuser Int
erfaces,” ACM Transaction
s on Office Information S
ystems, Vol.5, No.2, Apri
l 1987, pp. 147−167. [4] Ishii, Hiroshi. ”Team
Workstation: Towards a Se
amless Shared Workspace.”
CSCW ’90 Proceedings, O
ctober1990, pp. 13−26 [5] 特開平3−119476号公報(NTT)
「共用画面制御方式」 [6] 特開平3−119477号公報(NTT)
「共用画面制御方式」 [7] 特開平3−119478号公報(NTT)
「共用画面制御方式」 [8] 渡部和雄, 阪田史郎, 前野和俊, 福岡秀
幸, 大森豊子. ”マルチメディア分散在席会議シス
テム MERMAID”, 情報処理学会論文誌, V
ol.32, No.9, September 19
91, Pages 1200−1209. [9] 特開平3−58658号公報(NEC) 「分
散会議システム」
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
共有データ装置(例えば、XeroxのStarワーク
ステーションにおけるドロワー[1]やShared
Book[2])においては共有データを複数の作業者
が同時に見ることはできるが個人のワークステーション
へ複写しないかぎり変更はできない。複写すると、共有
データとの関係を保つことができず、部分的な修正を自
動的に共有データに行うことはできない、また、複写し
たデータと、もとの共有データの差分を簡単に知ること
ができないという問題があった。
【0006】また、従来の共有データ装置(例えば、S
hared Book[2])においては共有データを
個人のワークステーション上に持ってきているが、バー
ジョンの違う同一のデータとして扱っており、複数の作
業者が同時に他の作業者に影響をあたえずに共有のデー
タを操作できない、また個人のワークステーション上に
持ってきて作業しているデータは他の作業者から参照で
きない、また作業途中のデータを他の作業者に見せて議
論をすることもできないという問題があった。
【0007】また、従来の共同作業システム(例えば、
XeroxのPalo Alto研究所によるCola
b System[3]、NTTのTeamWorks
tation[4][5][6][7]、NECのME
RMAID[8][9])においては共有のデータを持
ち、そのデータをだれでも操作できるが、個人のデータ
と共有のデータの2種類しか持っていないため、複数の
作業者が同時に他の作業者に影響をあたえずに共有のデ
ータを操作することができないという問題があった。
【0008】本発明は、前記問題点を解決するために案
出されたものであって、共同作業者が他の作業者に影響
をあたえずに自由に共有データを操作し、自分の考えを
整理することを可能とし、さらにこの自分で整理したデ
ータをもとに他の作業者とコミュニケーションし、自分
の作業結果を共有データにすることを可能とすること、
また、共同作業者のデータを解かりやすく配置表示し
て、他の作業者のデータを参照できるようにすることを
課題としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明(請求項
1)は、共有データとのつながりをデータIDにより持
ち各作業者が占有できる半共有データと、共有データと
を記録する共有および半共有データ蓄積手段(6)と、
共有データおよび半共有データを管理する共有データ管
理手段(5)と、共有および半共有データの表示位置を
相対的に変更するための表示位置オフセットデータを保
持し、同一画面に共有および半共有データを同時に表示
する際に、前記表示位置変換のための表示位置オフセッ
トデータを用いて、共有データまたは半共有データの表
示位置を変更する表示位置変換手段(10)とを設けた
ことを特徴としている。
【0010】また、本発明(請求項2)は、上記発明
(請求項1)の構成において、さらに共有データおよび
半共有データの差分を座標値データにより求める差分抽
出手段(7)を設けたことを特徴としている。
【0011】また、本発明(請求項3)は、上記発明
(請求項2)の構成において、さらに、共有データおよ
び半共有データを重ね合わせて表示する重ね合わせ表示
手段(8)を設けたことを特徴としている。
【0012】また、本発明(請求項4)は、上記発明
(請求項3)の構成において、さらに、共有データおよ
び半共有データの差分を強調して表示する差分強調表示
手段(9)を設けたことを特徴としている。
【0013】また、本発明(請求項5)は、上記発明
(請求項2)の構成において、差分だけを表示する差分
分離表示手段(11)を設けたことを特徴としている。
【0014】
【作用】本発明(請求項1)において、共有データ管理
手段は、ワークステーションからの半共有データ作成要
求に基づき要求を出した作業者用の半共有データを作成
し、共有および半共有データ蓄積手段に蓄積する。作業
者が使用するワークステーションからの要求に応じて共
有データおよび半共有データの記録や更新を行う。従っ
て、複数の作業者が同時に他の作業者に影響をあたえず
に共有のデータを操作することができる。表示位置変換
手段は、共有データ管理手段から送られてきた表示デー
タを表示位置オフセットデータに基づいて、共有データ
や各作業者の半共有データの座標値を変換し表示する。
表示位置オフセットデータは、各作業者の位置関係の整
合が取れるようになっている。本発明によれば、他の共
同作業者の半共有データを空間的場所により認識するこ
とが可能となる。
【0015】本発明(請求項2)において、差分抽出手
段は、共有データ管理装置の制御のもとで複数のデータ
(共有データと半共有データまたは、半共有データ)間
の差分を、データIDごとにデータの内容を比較し調
べ、結果を共有データ管理手段へ送る。本発明によれ
ば、他の作業者の半共有データや、共有データとの差分
を自動的に判別でき他の作業者との差分を即座に知るこ
とが可能となる。
【0016】本発明(請求項3)において、重ね合わせ
表示手段は、作業者の指示した複数のデータ(半共有デ
ータまたは共有データ)の差分を調べるために、共有デ
ータ管理手段へ調べるデータ名を含んだ差分抽出要求を
行う。差分抽出要求を受けた共有データ管理手段は、差
分抽出手段へ差分抽出要求を行い、結果を重ね合わせ表
示手段へ返す。結果を受けた重ね合わせ表示手段は、差
分のあるものすべてを表示し、次に作業者の指示した複
数のデータのうちどれか一つのデータの差分のなかった
データIDのデータを表示する。本発明によれば、他の
作業者の半共有データや、共有データを重ね合わせて表
示することができるため、共有データとの差分や、他の
作業者との差分を即座に知ることができ、作業を円滑に
進めることが可能となるものである。また、同じ内容の
データを重複して表示することがなく、効率的な処理が
可能になる。
【0017】本発明(請求項4)において、差分強調表
示手段は、共有データ管理手段から送られてきた差分リ
ストに基づき差のあるデータの線種を変えたり、色を変
えたりすることにより差分を強調して表示する。本発明
によれば、他の作業者の半共有データや、共有データと
の差分を強調して表示するために、他の作業者との差分
や、共有データとの差分を視覚的に認識することが可能
となる。
【0018】本発明(請求項5)において、差分分離表
示手段は、差分抽出部により抽出された差分データを共
有データの代わりに表示するために表示用データを作成
する。本発明によれば、差分だけを表示することがで
き、他の作業者との差分や、共有データとの差分を容易
に認識することが可能となる。
【0019】
【実施例】以下、図面によりこの発明の実施例を説明す
る。図1は本発明の一実施例のブロック図を示す。この
実施例の装置は、作業者の用いるワークステーションA
(1)・・・(n)と複数の作業者の共有する共有デー
タを管理する共有ファイルサーバBがネットワーク1を
介して接続されている。ワークステーションAは通信管
理部2、表示データ管理部3、重ね合わせ表示部8、差
分強調表示部9、表示位置変換部10、差分分離表示部
11、要求作成部12を備え、共有ファイルサーバBは
通信管理部2’、共有データ書換部4、共有データ管理
部5、共有および半共有データ蓄積部6、差分抽出部7
を備えている。
【0020】通信管理部2、2’はネットワーク1を介
して通信するための装置である。また、共有データ管理
部5は、共有データから、半共有データを作成したり、
共有データおよび半共有データの更新の管理を行う。さ
らに、共有データ管理部5は作業者の要求を処理するた
めに、通信管理装置2’から伝達された作業者の要求に
基づいて共有データ書換部4、差分抽出部7を制御す
る。共有および半共有データ蓄積部6は共有データ管理
部5の制御のもとに、共有データおよび半共有データを
蓄積する。共有データ書換部4は、共有データ管理部5
の制御のもとに、作業者の共有データ書換要求により、
共有データを更新する。差分抽出部7は、共有データ管
理部5の制御のもとに、指定された共有データと半共有
データ、または、半共有データ同士の差分をデータID
ごとに調べ、共有データ管理部5へ結果を返す。
【0021】重ね合わせ表示部8は、作業者の指示した
複数のデータ(半共有データまたは共有データ)の差分
を調べるために、共有データ管理部5へ調べるデータ名
を含んだ差分抽出要求を行う。結果を受けた重ね合わせ
表示部8は、差分のあるものすべてを表示し、次に作業
者の指示した複数のデータのうちどれか一つのデータの
差分のなかったデータIDのデータを表示する。差分強
調表示部9は、共有データ管理手段から送られてきた差
分リストに基づき差のあるデータの線種を変えたり、色
を変えたりすることにより差分を強調して表示する。
【0022】表示位置変換部10は、共有データ管理部
5から送られてきた表示データを表示位置オフセットデ
ータに基づいて、各作業者の位置関係の整合が取れるよ
うに共有データや各作業者の半共有データの座標値を変
換し表示する。差分分離表示部11は、差分抽出部7に
より抽出された差分データを共有データの代わりに表示
するために表示用データを作成する。要求作成部12
は、ポップアップメニューなどにより作業者からの要求
を受付け、通信管理部2、2’を介して共有データ管理
部5に要求を伝達する。
【0023】図2は、共有データ管理部5が管理し、共
有および半共有データ蓄積部6に蓄積されている、共有
データ半共有データの構造図(線データ)である。デー
タにはそれぞれIDが付され、共有データと、その共有
データから作成された半共有データ群を対応させてあ
る。図2は共有データが線データであるので、各データ
は線の始点と終点の位置を表すデータとしてそれぞれの
X座標およびY座標からなっている。
【0024】図3は、共有データ管理部5が管理し、共
有および半共有データ蓄積部6に蓄積されている、共有
データおよび半共有データの構造図(円データ)であ
る。この場合、データは、共有データが円データである
ので、円の中心の位置を表すX座標およびY座標と、半
径のデータからなっている。
【0025】図4は、共有データ管理部5が管理し、共
有および半共有データ蓄積部6に蓄積されている、共有
データ半共有データの構造図(円弧データ)である。こ
の場合、データは、円弧を表すため、円弧の始点、終点
のそれぞれの座標と、半径とからなっている。
【0026】図5は、表示位置変換部10が、表示位置
変換のために参照する表示位置オフセットデータのデー
タ構造図である。表示位置オフセットデータは参加人
数、オフセット量、半共有データ番号からなっており、
その半共有デー番号には所有者が対応させてある。
【0027】図6は、差分強調表示部9が、強調表示の
ために参照する強調表示データのデータ構造図である。
作業者毎に強調表示データは用意され、図6のデータは
作業者「Aさん」に関する強調表示データである。強調
表示データはデータ名、表示線種、線の太さ、表示色等
からなり、これらによりデータ名に対応するデータの強
調の仕方が決定される。
【0028】図7は、表示データ管理部3により、重ね
合わせ表示を行わずに共有データを表示したウィンドウ
の表示例である。図8は、表示データ管理部3により、
重ね合わせ表示を行わずに半共有データ(Aさん)を表
示したウィンドウの表示例である。図9は、重ね合わせ
表示部8により、共有データと半共有データ(Aさん)
の重ね合わせ表示を行ったウィンドウの表示例である。
【0029】図10は、差分強調表示部9と重ね合わせ
表示部8により、共有データと半共有データ(Aさん)
の差分強調表示を行ったウィンドウの表示例である。A
さんの操作によって変更になった差分を太い線で表し、
変更前のデータを点線で示している。これにより共有デ
ータに対し半共有データ上でAさんが操作した変更部分
が強調して表示されている。
【0030】図11は、表示位置変換部10と重ね合わ
せ表示部8により、共有データと半共有データ(Aさ
ん)と半共有データ(Bさん)の表示位置変換による表
示を行ったウィンドウの表示例である。ワークスペース
の中央に共有データが表示位置のオフセットなしで表示
され、紙面に向かって左のスペースに図5のような表示
位置オフセットデータを参照して表示位置が決定された
Aさんの半共有データが表示され、同様に右側のスペー
スにはBさんの表示位置変換された半共有データが表示
されている。
【0031】図12は、差分分離表示部11と表示位置
変換部10と重ね合わせ表示部8により、半共有データ
(Aさん)と半共有データ(Bさん)の差分分離表示を
行ったウィンドウの表示例である。ワークスペースの中
央に両者の差分のデータが強調表示されている。
【0032】次ぎに各部の動作を説明する。共有データ
管理部5は、図13に示す制御フローを有し、まず、受
け取った要求のタイプを識別する(ステップ101)。
識別した要求のタイプが半共有データ作成要求の場合
は、半共有データ作成処理を行い(ステップ102)、
ステップ101へ戻る。差分抽出要求の場合は、差分抽
出部7へ差分抽出処理を要求し(ステップ103)、ス
テップ101へ戻る。半共有データ書き換え要求の場合
は、要求者を識別し(ステップ104)、次に要求者と
所有者が同じかを判別し(ステップ105)、要求者と
所有者が異なる場合は、書換できないことを要求もとへ
送る(ステップ108)、要求者と所有者が同じ場合
は、半共有データを書き換え(ステップ106)、書換
成功を要求もとへ送り(ステップ107)、ステップ1
01へ戻る。共有データ書換要求の場合は、共有データ
書換部4へ共有データ書換処理を要求し(ステップ10
9)、ステップ101へ戻る。データ参照要求の場合
は、要求されているデータを判別し(ステップ11
0)、要求されているデータを共有および半共有データ
蓄積部から取り出し、要求もとへ送り(ステップ11
1)、ステップ101へ戻る。
【0033】共有データ管理部5における半共有データ
作成処理は、図14の制御フローに示すように、まず、
共有データを複写し半共有データを作成し(ステップ1
21)、図5に示す表示位置オフセットデータの参加人
数を書き換え(1を加える)(ステップ122)、半共
有データ番号の空いているもので一番小さい数字の所へ
半共有データ作成要求を行った作業者の名前を入れ(ス
テップ123)、処理を終了する。
【0034】差分抽出部7による差分抽出処理は、図1
5の制御フローに示すように、まず、比較するデータを
特定する(D1,D2・・・・Dn)(ステップ13
1)。次に、共有データの線データのIDの最大値を調
べ(IDmax)(ステップ132)、比較するデータ
(D1,D2・・・・Dn)をデータIDごとにIDma
xまで、それぞれ比較しデータの内容が同じか調べ、異
なるものを差分リストに追加する(ステップ133)。
(この時、共有データになく、半共有データに追加され
たデータも差分リストに追加する)。同じ操作を、円デ
ータ、円弧データに行う(ステップ134、135、1
36、137)。次に、差分リストを要求もとのワーク
ステーションへ送る(ステップ138)。
【0035】重ね合わせ表示部8の処理は、図16の制
御フローに示すように、まず、共有データ管理部5へ調
べるデータ名を含んだ差分抽出要求を行う(ステップ1
41)、次に、共有データ管理部5から差分リストが返
って来るまで待ち(ステップ142)、差分リストが返
って来ると、差分リスト中の、データを表示する(ステ
ップ143)。次に、複数のデータのうちどれか一つの
データの差分のなかったデータIDのデータを表示する
(ステップ144)。図9は重ねあわせ表示の画面表示
例を示すものである。
【0036】差分強調表示部9の処理は、図17の制御
フローに示すように、まず、強調表示要求が来るのを待
つ(ステップ151)。強調表示要求が来ると、図6に
示すような強調表示データを参照し、それぞれの表示デ
ータの強調方法を決め(ステップ152)、差分リスト
のデータを強調方法に合わせて表示し(ステップ15
3)、ステップ151に戻る。図10は差分強調表示の
画面表示例を示すものである。
【0037】表示位置変換部10の処理は、図18のフ
ローに示されている。図18では、表示する半共有デー
タ番号をSDNd、作業者の半共有データ番号をSD
m、参加人数をm、Nをnで割った時の余りをN m
odnと表している。図18の表示位置変換部10の制
御フローにおいて、まず、表示するデータの所有者を判
別する(ステップ161)。次に、共有データか、半共
有データかの判別を行う(ステップ162)。共有デー
タの場合は、X座標Y座標ともにオフセット量を0にし
(ステップ167)、表示する共有データのX座標値と
Y座標値により表示する(ステップ166)。半共有デ
ータの場合は、表示する半共有データの所有者を調べ、
所有者から、半共有データ番号(SDNd)を表示位置
オフセットデータから調べる(ステップ163)。次に
『(SDNd − SDNm + m) mod m』
の計算を行い表示位置番号を決定し(ステップ16
4)、位置オフセットデータからオフセット量をしら
べ、X座標のオフセット量を『(オフセット量)×co
s(180+(360/m)×表示位置番号)』で、Y
座標のオフセット量を『(オフセット量)×sin(1
80+(360/m)×表示位置番号)』で計算する
(ステップ165)。次に、表示する半共有データのX
座標値とY座標値にそれぞれX座標Y座標のオフセット
量を加え表示し(ステップ166)、処理を終了する。
【0038】差分分離表示部11の処理は、図19の制
御フローに示すように、まず、差分リストから表示用デ
ータを作成し所有者を共有データと同じにする(ステッ
プ171)。次に、表示位置変換部に表示用データを送
り(ステップ172)、処理を終了する。
【0039】なお、前記実施例では、通信手段としてネ
ットワークを介して情報の伝達を行うようにしたが、本
発明はこれに限定されることなく、同一のワークステー
ション内に本発明の構成手段が存在する場合などはプロ
セス間の通信やバスを使った通信でもよい。
【0040】また、前記実施例では、表示位置の変換を
行うデータとして、図形データの例を示したが、本発明
はこれに限定されるものではなく、表示位置の情報を有
する表示可能なデータであれば、実施例と同様に取り扱
うことができる。図20(a)(b)は、その例として
カードデータ、ラベルデータの構造を示すものである。
【0041】
【発明の効果】以上述べたように、この発明(請求項
1)によれば、共有データとデータIDでつながりを持
ち各作業者が占有できる半共有データを設けたことによ
り、複数の作業者が同時に他の作業者に影響をあたえず
に共有データを操作できるため、円滑な共同作業が行え
るものである。また、半共有データは共有データとデー
タIDでつながりを持っているため部分的な修正を自動
的に共有データに行うことが可能となり、共有データへ
の修正の手間が省けるものである。また、この発明によ
れば、表示位置オフセットデータに基づいて表示位置の
変換を行うので、他の共同作業者の半共有データを空間
的場所により認識することができるものである。
【0042】また、この発明(請求項2)によれば、他
の作業者の半共有データや、共有データとの差分を自動
的に判別でき他の作業者との差分を即座に知ることがで
き、作業を円滑に進めることが可能となるものである。
【0043】また、この発明(請求項3)によれば、重
ねあわせ表示手段を設けたことにより、他の作業者の半
共有データや、共有データを重ね合わせて表示すること
ができるため、共有データとの差分や、他の作業者との
差分を即座に知ることができ、作業を円滑に進めること
が可能となるものである。また、同じ内容のデータを重
複して表示することがなく、効率的な処理が可能にな
る。
【0044】また、この発明(請求項4)によれば、差
分強調表示手段を設けたことにより、他の作業者の半共
有データや、共有データとの差分を強調して表示するた
めに、他の作業者との差分や、共有データとの差分が認
識しやすくなるために、作業を円滑に進めることが可能
となるものである。
【0045】また、この発明(請求項5)によれば、差
分分離表示手段を設けたことにより差分だけを表示する
ことができ、他の作業者との差分や、共有データとの差
分が認識しやすくなるために、作業を円滑に進めること
が可能となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例の構成を示すブロック図
【図2】 共有データおよび半共有データの構造図(線
データ)
【図3】 共有データおよび半共有データの構造図(円
データ)
【図4】 共有データ半共有データの構造図(円弧デー
タ)
【図5】 表示位置オフセットデータのデータ構造図
【図6】 協調表示データのデータ構造図(例はAさん
の協調表示データ)
【図7】 共有データの表示の画面表示例を示す図
【図8】 半共有データ(Aさん)の表示の画面表示例
を示す図
【図9】 共有データと半共有データ(Aさん)の重ね
合わせ表示の画面表示例を示す図
【図10】 共有データと半共有データ(Aさん)の差
分強調表示の画面表示例を示す図
【図11】 共有データと半共有データ(Aさん)と半
共有データ(Bさん)の表示位置変換による表示の画面
表示例を示す図
【図12】 半共有データ(Aさん)と半共有データ
(Bさん)の差分分離表示の画面表示例を示す図
【図13】 共有データ管理部の制御フロー図(サー
バ)
【図14】 共有データ管理部の半共有データ作成処理
制御フロー図(サーバ)
【図15】 差分抽出部の作成制御フロー図(サーバ)
【図16】 重ね合わせ表示部の制御フロー図(ワーク
ステーション)
【図17】 差分強調表示部の制御フロー図(ワークス
テーション)
【図18】 表示位置変換部の制御フロー図(ワークス
テーション)
【図19】 差分分離表示部の制御フロー図(ワークス
テーション)
【図20】 共有データおよび半共有データの構造図
で、(a)はカードデータ、(b)はラベルデータの構
造を示すものである。
【符号の説明】
1 ネットワーク、 2,2’ 通信管理部、 3
表示データ管理部、4 共有データ書換部、 5
共有データ管理部、 6 共有および半共有データ蓄
積部、 7 差分抽出部、 8 重ね合わせ表示
部、 9差分強調表示部、 10 表示位置変換
部、 11 差分分離表示部、12 要求作成部、
13 情報入力表示部。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−161956(JP,A) 市村他,レイヤ構造とPilotCa rd機構に基づく共同作業支援データベ ース,情報処理学会論文誌,1992年9月 15日,Vol.33,No.9,P.1152 −1160 村永他,ハイパーメディアに基づく共 同文書作成環境 MuHyme,情報処 理学会論文誌,1993年6月15日,Vo l.34,No.6,P.1395−1405 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 15/00,13/00 G06F 15/16 - 15/177

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも作業者が使用するワークステ
    ーションに接続された、共有データを管理する手段を備
    えた共同作業支援装置において、 複数の作業者に共有される共有データと、その共有デー
    タとのつながりをデータIDにより持ち各作業者が占有
    できる半共有データとを記録する共有および半共有デー
    タ蓄積手段と、 共有データおよび半共有データを管理する共有データ管
    理手段と、共有および半共有データの表示位置を相対的に変更する
    ための表示位置オフセットデータを保持し、同一画面に
    共有および半共有データを同時に表示する際に、前記
    示位置オフセットデータを用いて、表示位置を変更する
    表示位置変換手段とを設けたことを特徴とする共同作業
    支援装置
  2. 【請求項2】 共有データおよび半共有データの差分を
    座標値データにより求める差分抽出手段を設けたことを
    特徴とする請求項1記載の共同作業支援装置
  3. 【請求項3】 共有データおよび半共有データを重ね合
    わせて表示する重ね合わせ表示手段を設けたことを特徴
    とする請求項2記載の共同作業支援装置
  4. 【請求項4】 共有データおよび半共有データの差分を
    強調して表示する差分強調表示手段を設けたことを特徴
    とする請求項3記載の共同作業支援装置
  5. 【請求項5】 差分だけを表示する差分分離表示手段を
    設けたことを特徴とする請求項2記載の共同作業支援
  6. 【請求項6】 少なくとも作業者が使用するワークステ
    ーションに接続された、共有データを管理する手段を備
    えた共同作業支援装置による共同作業支援方法におい
    て、複数の作業者に共有される共有データと、その共有
    データとのつながりをデータIDにより持ち各作業者が
    占有できる半共有データとを蓄積、管理するとともに、
    共有および半共有データの表示位置を相対的に変更する
    ための表示位置オフセットデータを保持し、同一画面に
    共有および半共有データを同時に表示する際に、前記表
    示位置オフセットデータを用いて、表示位置を変更する
    ことを特徴とする共同作業支援方法。
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市村他,レイヤ構造とPilotCard機構に基づく共同作業支援データベース,情報処理学会論文誌,1992年9月15日,Vol.33,No.9,P.1152−1160
村永他,ハイパーメディアに基づく共同文書作成環境 MuHyme,情報処理学会論文誌,1993年6月15日,Vol.34,No.6,P.1395−1405

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