JP3301056B2 - データ処理装置,システムユニットおよび接続切離し方法 - Google Patents

データ処理装置,システムユニットおよび接続切離し方法

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JP3301056B2 JP19249496A JP19249496A JP3301056B2 JP 3301056 B2 JP3301056 B2 JP 3301056B2 JP 19249496 A JP19249496 A JP 19249496A JP 19249496 A JP19249496 A JP 19249496A JP 3301056 B2 JP3301056 B2 JP 3301056B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、互いに切り離し可
能な第1および第2のシステムユニットを備えたデータ
処理装置に関する。さらに、本発明は、データ処理装置
の2つのシステムユニットを切り離す方法に関する。
【0002】
【従来の技術】現在の技術では、データ処理装置のシス
テムユニットにエネルギ蓄積装置(エネルギ・スト
ア)、例えばバッテリまたはコンデンサを設けて、電源
をバックアップすることが知られている。例えば、エネ
ルギ蓄積装置は、主電源が故障した際に短時間バックア
ップできる。
【0003】携帯型コンピュータ用、特にいわゆるノー
トブック型のパソコン(PC:パーソナルコンピュー
タ)、例えばIBM THINK−PAD ノートブッ
クは、エネルギ蓄積装置としてバッテリが一般に用いら
れている。携帯型(ポータブル)コンピュータを他のシ
ステムユニットと組み合わせて定置操作することも可能
である。他のシステムユニットは、一般に、いわゆるド
ッキング・ステーションと呼ばれ、例えばIBM Do
ck II〔IBM ThinkPad Dock I
I、ユーザーマニュアル、IBMパーツNo.(IBM
部品番号)13H1664(84G9682)参照〕で
ある。ThinkPadはIBMの登録商標である。
【0004】ドッキング・ステーションは拡張機能を提
供でき、携帯型コンピュータをドッキング・ステーショ
ンに組み合わせることによって、このように全体として
形成されたデータ処理装置の機能性は、定置型(station
ary)デスクトップ・コンピュータシステムの機能性に相
当するようになる。ドッキング・ステーションが、いわ
ゆるホット・ドッキング(hot-docking) とホット・アン
ドッキング( hot-undocking)を可能にするならば、携帯
型コンピュータは操作中にドッキング・ステーションに
接続させ、ドッキング・ステーションから切り離すこと
ができることは特に有用である。この場合、システムユ
ニットを接続および切り離しするとき、携帯型コンピュ
ータをスイッチ・オフし、および接続後にオペレーティ
ング・システムを再スタートする必要はない。特に、I
BM Dock IIドッキング・ステーションは、I
BM ThinkPad のホット・ドッキングおよび
ホット・アンドッキングを可能にする。
【0005】前述の種類のドッキング・ステーションは
また、米国特許第5,265,238号明細書により既
知である。充電量センサを備えた携帯型コンピュータの
電源装置は、米国特許第5,345,392号明細書に
より既知である。
【0006】既知のドッキング・ステーションは、主電
源で動作するように設計されている。しかし、多くの応
用にとって、ノートブック・パソコンばかりでなく、こ
のノートブック・パソコンとドッキング・ステーション
とからなる完成システムもまた、主電源に依存すること
なく動作できることは有利である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前述した種
類の改良されたデータ処理装置を提供することを目的と
している。さらに、本発明は、データ処理装置のシステ
ムユニット間の接続を切り離すための改良された方法を
提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によるデータ処理
装置は、定置システムとすることができる。第1のシス
テムユニットのエネルギ蓄積装置は、例えば主電源の限
られた時間の中断をバックアップするバックアップ・コ
ンデンサを備えている。主電源からデータ処理装置への
電気エネルギ供給が中断すると、バックアップ・コンデ
ンサから電力が供給される。これはデータを確保するた
めに特に重要であり、バックアップがなければ、主電源
の急な障害によってデータが失われるであろう。
【0009】データは、バックアップ・コンデンサが完
全に放電し切る前に、すなわちデータ処理装置がまだ操
作できる間に、保護されなければならない。このため、
バックアップ・コンデンサの充電量が監視される。バッ
クアップ・コンデンサの充電量が所定のしきい値より下
がったならば、データ保護のための時間はわずかしか残
されていない。バックアップ・コンデンサの完全放電前
に、データ処理装置の第2のシステムユニットを第1の
システムユニットから切り離すことが有利であり、例え
ば他のエネルギ蓄積装置を利用して、第2のシステムユ
ニットを第1のシステムユニットから独立させて操作で
きる。
【0010】第1のシステムユニットと第2のシステム
ユニットとの間の接続の切り離しは、しきい値に達する
と、例えば、データ処理装置の使用者にデータの保護が
必要であることを第2のシステムユニットによって警告
することによって、開始される。
【0011】本発明は、特に携帯型のデータ処理装置に
有用である。第1のシステムユニットを携帯型ドッキン
グ・ステーションとすることができ、第2のシステムユ
ニットを携帯型コンピュータ、例えばノートブック・パ
ソコンとすることができる。より有利なことは、さらに
ドッキング・ステーションは、ケースに内蔵され、ドッ
キング・ステーションにノートブック・パソコンを配置
すると、ドッキング・ステーションとノートブック・パ
ソコンからなるデータ処理装置全体を、ケースで移動可
能である。本発明は、特に、ドッキング・ステーション
の電気エネルギを使い切ったならば、作業をノートブッ
ク・パソコンで続行できることを保証する。
【0012】第1のシステムユニットのエネルギ蓄積装
置の充電量を監視する手段は、充電量センサもしくは電
圧センサにより構成できる。充電量が所定のしきい値よ
り下がったことを検出したならば、充電量監視手段は、
第1および第2のシステムユニット間、実施例ではドッ
キング・ステーションおよびノートブック・パソコン間
の接続の切り離しを開始する。この開始は、充電量が所
定のしきい値より下がったとき、第2のシステムユニッ
ト例えばノートブック・パソコンに信号を送出する充電
量監視手段によって行われる。
【0013】第2のシステムユニットにおけるその信号
の受信は、第2のシステムユニットにデータを保護する
必要性をデータ処理装置の使用者に警告することを有利
に行わせる。このようにして、開始されてきた入力作業
を適切に終わらせ、第1のシステムユニットが遂には障
害に至る前に、データを例えば第1のシステムユニット
のハードディスクに記憶することを保証することができ
る。
【0014】第2のシステムユニットは、電源に関して
典型的にドッキング・ステーションに無関係とすること
ができる。これは、特に、第2のシステムユニットが別
個の利用可能なエネルギ蓄積装置をもっているとした場
合のことである。これは、特に、備え付けの再充電可能
なバッテリをもつノートブック・パソコンに適用でき
る。充電量が第1のシステムユニットのバッテリのしき
い値より下がったならば、第1のシステムユニットに属
するデータは、第1のシステムユニットのバッテリが完
全に放電する前に保証されないと、消失する恐れがあ
る。
【0015】この状態は、テキスト処理プログラムが第
2のシステムユニットで実行され、そのときに開いてい
るテキストファイルが第1のシステムユニットのハード
ディスクに記憶されておれば、起こりそうである。未記
憶のテキストファイルの消失を避けるために、そのテキ
ストファイルを、第1のシステムユニットのバッテリの
完全放電前に、閉じる必要がある。第1のシステムユニ
ットの電源がブレークダウンする前に、テキストファイ
ルを管理して閉じることは、使用者に対して適切な指示
を表示することで可能となる。
【0016】テキストファイルを閉じた後、第1および
第2のシステムユニットは論理的に互いに切り離しでき
る。第2のシステムユニットから第1のシステムユニッ
トを論理的に切り離すことは、2つのシステムユニット
間のデータ転送ケーブルを取り外すことで行うことがで
きる。切り離し後、必要があれば、ドッキング・ステー
ションをスイッチ・オフし、ノートブック・パソコンで
作業を独立に続行できる。
【0017】さらに、本発明の他の好適な実施例によれ
ば、第1のシステムユニットは、可搬型(モービル)の
データ転送ユニットとすることができ、例えば、いわゆ
る携帯型のテレファックス装置として作動させることが
できる。データ転送装置における充電量が、しきい値よ
り下がったことが検出されると、特定の信号が、データ
転送ユニットが接続されている第2のシステムユニッ
ト、例えばノートブック・パソコンに送られる。ノート
ブック・パソコンで受信した信号は、ノートブック・パ
ソコンの使用者に、データ転送装置の有効な操作期間が
わずかしか残されていないことを画面に指示するメッセ
ージを受信させる。ノートブック・パソコンからデータ
転送ユニットへ行われるどのようなデータ転送も、その
ときに終了させることができる。
【0018】データ転送が終了すると、使用者は2つの
システムユニットを切り離すことができる。システムユ
ニット間の接続の論理的な切り離しは、システムユニッ
トの一方によって自動的に行なうこともできる。このこ
とは、さらなるデータ転送の際、携帯型装置における充
電量がもはや機能しないところまで降下して、伝送され
るデータ部分が受信部で受信されない可能性が避けられ
であろう。
【0019】
【発明の実施の形態】図1に示すドッキング・ステーシ
ョン1は、ノートブック・パソコン3を受け入れるベー
ス2を有する。ドッキング・ステーション1は、さらに
このドッキング・ステーション1とノートブック・パソ
コン3との間の接続を形成するコンピュータ・コネクタ
4を備えている。ドッキング・ステーション1は、様々
な機能的拡張を可能にする。図1は、記憶ユニット5,
プリンタ18およびPCMCIAカード19のみを示
す。記憶ユニット5は、ハードディスク・ドライブの形
態をとっている。PCMCIAカード19は、ドッキン
グ・ステーション1のスロット20に挿入される。
【0020】ドッキング・ステーション1の切り離しキ
ー6は、ドッキング・ステーション1からノートブック
・パソコン3の取り外しを開始させる働きをする。
【0021】ノートブック・パソコン3とドッキング・
ステーション1との間に機械的な接続を形成するため
に、ノートブック・パソコン3がベース2上に載置さ
れ、詳しくは示されていない機構によって係止される。
これはまた、ノートブック・パソコン3をドッキング・
ステーション1のコンピュータ・コネクタ4に接続させ
る。
【0022】ノートブック・パソコン3がドッキング・
ステーション1に接続されるとすぐに、データ転送がノ
ートブック・パソコン3とドッキング・ステーション1
との間でコンピュータ・コネクタ4を通して開始され
る。このようにして、ノートブック・パソコン3はドッ
キング・ステーション1の機能を用いることが可能とな
る。
【0023】ドッキング・ステーション1からノートブ
ック・パソコン3の切り離しを開始するために、データ
処理装置の使用者は切り離しキー6を操作する。切り離
しキー6を操作することによって、切り離し信号がドッ
キング・ステーション1において発生する。切り離し信
号は、コンピュータ・コネクタ4を通してノートブック
・パソコン3に送られる。この機能は、既にIBM製の
ドッキング・ステーションIIに適用されている。
【0024】ノートブック・パソコン3のオペレーティ
ング・システムは、IBM OS/2(登録商標)、オ
ペレーティング・システム バージョン2.1である。
ノートブック・パソコン3における切り離し信号の受信
は、ノートブック・パソコン3のオペレーティング・シ
ステムに、ノートブック・パソコン3のLCD(液晶表
示装置)表示画面に使用者へのメッセージを表示させ
る。メッセージの内容は、“ThinkPadに未設定
のどのファイルのデータも、切り離し前に閉じるか、ま
たは保管されなければ消滅します”と表記される。使用
者は、“了解(OK)”を選択することでデータの保管
を確保でき、あるいは“取り消し(Cancel)”を選択する
ことでメッセージを無視できる。
【0025】切り離しレバー7は、通常、ロックねじで
ロックされている。ファイルを保護した後、ロックねじ
が取り外し位置に移動するように、電流がソレノイドに
流される。これで切り離しレバー7を解除する。切り離
しレバー7を矢印方向へ移動させることにより、ノート
ブック・パソコン3とドッキング・ステーション1との
間の接続が切り離される。
【0026】IBMドッキング・ステーションIIの既
知の現在の技術では、電流は、ノートブック・パソコン
3が取り外されるまで、ソレノイドを流れる。ノートブ
ック・パソコン3の取り外しが暫く経ってから行われる
場合、その間、電流はソレノイドを流れる。このこと
は、携帯操作においては、電流が流れるとバッテリを消
費するので、本発明によるドッキング・ステーションに
不利である。
【0027】この理由のために、本発明によるドッキン
グ・ステーションにおいては、ノートブック・パソコン
の取り外しが行なわれなくとも、ソレノイドが所定時
間、例えば2分経てばスイッチ・オフされる。この場
合、データ処理装置の使用者がノートブック・パソコン
の取り外しを望めば、再び切り離しキー6を押さなけれ
ばならない。このとき、電流はソレノイドを再び同じ所
定時間流れ、切り離しレバー7は解除される。
【0028】ドッキング・ステーション1は、定置の際
は主電源のみで操作できるが、携帯操作を可能にするバ
ッテリを搭載している。ノートブック・パソコン3も同
様に可搬型操作用バッテリが搭載されている。
【0029】図2に示す本発明によるドッキング・ステ
ーション1は、主電源に接続されるケーブル8を有して
いる。これにより、バッテリ10を充電器9によって再
充電することが可能である。
【0030】ドッキング・ステーション1はまた、再充
電可能なバッテリ10の充電量を監視する手段を有して
いる。この監視手段は、主にセンサ11および電力管理
器15からなっている。センサ11は、再充電可能なバ
ッテリ10の電圧を検出する。さらに、センサ11は再
充電可能なバッテリ10の検出電圧と所定しきい値とを
比較する。第1のしきい値は、完全充電状態のバッテリ
のエネルギの10%に相当する。第2のしきい値は、完
全充電状態のバッテリのエネルギの5%に相当する。
【0031】センサ11が、バッテリ充電量が第1のし
きい値より下がったことを確認すると、信号がリード線
12を経て電力管理器15に送られる。これにより、電
力管理器15に、ドッキング・ステーション1に付属す
るプリンタ18をスイッチ・オフさせる。これは、再充
電可能なバッテリ10のエネルギを節約するのに役立
つ。
【0032】再充電可能なバッテリ10の電圧が第2の
しきい値よりも低くさらに下がると、信号がセンサ11
のリード線13を経て電力管理器15に送られる。この
結果、電力管理器15は切り離し信号を形成し、切り離
し信号はリード線16およびコンピュータ・コネクタ4
を経てノートブック・パソコン3に送られる。この切り
離し信号は、既知のドッキング・ステーションの切り離
しキーを操作することにより形成される切り離し信号に
相当する。
【0033】ノートブック・パソコン3で切り離し信号
を受信すると、前述のOS/2オペレーティング・シス
テムは、データを保護する必要性についてのメッセージ
を表示させる。この要求メッセージが使用者の“キャン
セル(Cancel)”選択により取り消されると、ディスプレ
イは、再充電可能なバッテリの電圧が5%の第2のしき
い値より下がっている限り、メッセージを定期的に繰り
返す。繰り返す間隔は、およそ2分ぐらいである。
【0034】再充電可能なバッテリの電圧がゼロに低下
したとき、いくらかの残存エネルギがバッテリ17には
勿論残っている。しかし、残存エネルギは、バッテリ1
7に損傷を与えることなく取り出すことはできない。こ
の場合、信号は、結果的にセンサ11からリード線14
を通して電力管理回路15に送られ、その作用によって
ドッキング・ステーションをスイッチ・オフする。ドッ
キング・ステーションがスイッチ・オフされる前は、使
用者はメッセージを受けない。
【0035】再充電可能なバッテリの電圧が第1のしき
い値より下がった後、ドッキング・ステーションがケー
ブル8によって主電源に接続されると、バッテリ10の
電圧は再び増大する。5%の第2のしきい値を越える
と、センサはもはやリード線13を通していかなる信号
も出力せず、電力管理器15による切り離し信号のリー
ド線16を経ての定期的な発信を停止する。
【0036】既知のドッキング・ステーションIIとは
対照的に、ドッキング・ステーション1はケースに内蔵
される。ドッキング・ステーション1のハウジングの形
状は、ケースに合うように設計される。ケースはまた、
プリンタ、およびドッキング・ステーションに接続され
る他の機能ユニットを有している。
【0037】ドッキング・ステーションは、切り離しキ
ー6の操作を監視する付加的な論理回路を有する。この
付加的な論理回路のエネルギ消費は僅かに過ぎず、再充
電可能なバッテリ10の放電にさほど影響しない。付加
的な論理回路が切り離しキーの操作を妨げるならば、所
定時間、例えば数秒もしくは数分、スイッチが閉じら
れ、電流がソレノイドを流れる。これにより、ロックボ
ルトを解除し、切り離しレバーをロック解除する。ノー
トブック・パソコン3はドッキング・ステーションから
切り離される。
【0038】まとめとして、本発明の構成に関して以下
の事項を開示する。 (1)第1のシステムユニット(1)および第2のシス
テムユニット(3)を有し、前記第1のシステムユニッ
トと第2のシステムユニットとの間の接続を形成するデ
ータ転送手段(4)を有し、前記第1のシステムユニッ
トが、電源としてのエネルギ蓄積装置と、このエネルギ
蓄積装置の充電量を監視する手段(11,12,13,
14,15)とを有し、前記監視手段は、前記充電量が
しきい値より低下したとき、前記第1のシステムユニッ
トと第2のシステムユニットとの間の接続の切り離しを
開始するように構成されていることを特徴とするデータ
処理装置。 (2)前記充電量を監視する監視手段は、前記充電量が
前記しきい値より低下したとき信号を送出し、この信号
を前記データ転送手段(4)によって前記第2のシステ
ムユニットに送出できるように構成されていることを特
徴とする前記(1)に記載のデータ処理装置。 (3)前記第2のシステムユニットは、前記信号の受信
手段および送信手段を有し、この送信手段は、前記信号
を受信すると、前記第1のシステムユニットのデータを
保護するための指示を、データ処理システムの使用者に
送出するように構成されていることを特徴とする前記
(2)に記載のデータ処理装置。 (4)前記接続の切り離しはユーザーによって開始さ
れ、前記送信手段は、前記使用者による切り離しが開始
されると、前記指示を送出するように構成されているこ
とを特徴とする前記(1)、(2)または(3)のいず
れかに記載のデータ処理装置 (5)前記第1のシステムユニットは、前記接続を切り
離すためのユーザー指示を入力する手段を有することを
特徴とする前記(4)に記載のデータ処理装置。 (6)前記第1のシステムユニットと第2のシステムユ
ニットとの間の接続を、前記第2のシステムユニットが
操作状態にある間、切り離しできることを特徴とするぜ
前記(1)、(2)、(3)、(4)または(5)のい
ずれかに記載のデータ処理装置。 (7)前記第1のシステムユニットが、ドッキング・ス
テーションとして構成されていることを特徴とする前記
(1)、(2)、(3)、(4)、(5)または(6)
のいずれかに記載のデータ処理装置。 (8)前記第1のシステムユニットが、可搬型のデータ
転送装置として構成されていることを特徴とする前記
(1)、(2)、(3)、(4)、(5)または(6)
のいずれかに記載のデータ処理装置。 (9)前記第2のシステムユニットが、携帯型のコンピ
ュータとして構成されていることを特徴とする前記
(1)、(2)、(3)、(4)、(5)、(6)、
(7)または(8)のいずれかに記載のデータ処理装
置。 (10)第2システムユニットとの接続を形成するデー
タ転送手段を有する、前記(1)、(2)、(3)、
(4)、(5)、(6)、(7)、(8)または(9)
のいずれかに記載のデータ処理装置に用いられるシステ
ムユニットにおいて、電源としてのエネルギ蓄積装置
と、このエネルギ蓄積装置の充電量を監視する監視手段
を備え、この監視手段は、前記充電量がしきい値より低
下したとき、前記データ処理装置の第2のシステムユニ
ットとの接続の切り離しを開始するように構成されてい
ることを特徴とするシステムユニット。 (11)前記充電量を監視する監視手段は、前記充電量
が前記しきい値より低下したとき信号を送出し、この信
号を前記データ転送手段によって前記第2のシステムユ
ニットに送出できるように構成されていることを特徴と
する前記(10)に記載のシステムユニット。 (12)前記接続の切り離しは使用者によって開始で
き、前記接続を切り離すためのユーザー指示を入力する
手段を備えたことを特徴とする前記(10)または(1
1)に記載のシステムユニット。 (13)データ処理システムの第1のシステムユニット
(1)と第2のシステムユニット(3)との間の接続を
切り離す方法において、 a)前記第1のシステムユニットのエネルギ蓄積装置の
充電量を監視するステップと、 b)前記監視ステップが、前記充電量がしきい値より低
下したことを確認すると、前記第1のシステムユニット
(1)と第2のシステムユニット(3)との間の接続の
切り離しを開始するステップと、を含むことを特徴とす
る接続切り離し方法。 (14)前記第1のシステムユニットのデータを保護す
るために、前記データ処理装置の使用者に指示を出力す
ることを特徴とする前記(13)に記載の接続切り離し
方法。 (15)前記指示の出力を、前記第2のシステムユニッ
トの表示装置で行うことを特徴とする前記(14)に記
載の接続切り離し方法。 (16)前記使用者が前記指示に応答しないと、前記指
示を定期的に繰り返すことを特徴とする前記(14)ま
たは(15)にに記載の接続切り離し方法。 (17)第2しきい値よりも大きい第1しきい値より低
下すると、前記第1のシステムユニットのサブシステ
ム、好ましくは、例えばプリンタのような高エネルギ消
費の要素を不活動にすることを特徴とする前記(1
3)、(14)、(15)または(16)のいずれかに
記載の接続切り離し方法。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるドッキング・ステーションとノー
トブック・パソコンとの斜視図である。
【図2】本発明に従ってドッキング・ステーションにお
いて充電量を監視する装置のブロック図である。
【符号の説明】
1 ドッキング・ステーション 2 ベース 3 ノートブック・パソコン 4 コンピュータ・コネクタ 5 記憶ユニット 6 切り離しキー 8 ケーブル 9 充電器 10 バッテリ 15 電力管理器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ディートリッヒ・ライネル ドイツ シンデルフィンゲン デー− 71069 ベートーベンシュトラーセ 11 (56)参考文献 特開 平7−200110(JP,A) 特開 平3−223915(JP,A) 特開 平3−71216(JP,A) 特開 平7−56662(JP,A) 実開 平6−4692(JP,U) 実開 平5−79625(JP,U) 実開 平7−20651(JP,U) 国際公開92/9026(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 1/28 G06F 1/26 G06F 3/00

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のシステムユニットおよび第2のシ
    ステムユニットを有し、前記第1のシステムユニットは、前記第2のシステムユ
    ニットに拡張機能を提供するものであり、 前記第1のシステムユニットと第2のシステムユニット
    との間の接続を形成するデータ転送手段を有し、 前記第1のシステムユニットが、電源としてのエネルギ
    蓄積装置と、このエネルギ蓄積装置の充電量を監視する
    手段とを有し、 前記監視手段は、前記充電量がしきい値より低下したと
    き、前記第1のシステムユニットと第2のシステムユニ
    ットとの間の接続の切り離しに必要な信号を発生する
    とを特徴とするデータ処理装置。
  2. 【請求項2】 前記充電量を監視する監視手段は、前記
    充電量が前記しきい値より低下したとき信号を送出し、
    この信号を前記データ転送手段によって前記第2のシス
    テムユニットに送出できるように構成されていることを
    特徴とする請求項1に記載のデータ処理装置。
  3. 【請求項3】 前記第2のシステムユニットは、前記信
    号の受信手段および送信手段を有し、この送信手段は、
    前記信号を受信すると、前記第1のシステムユニットの
    データを保護するための指示を、データ処理システムの
    使用者に送出するように構成されていることを特徴とす
    る請求項2に記載のデータ処理装置。
  4. 【請求項4】 前記接続の切り離しはユーザーによって
    開始され、前記送信手段は、前記使用者による切り離し
    が開始されると、前記指示を送出するように構成されて
    いることを特徴とする請求項3に記載のデータ処理装
    置。
  5. 【請求項5】 前記第1のシステムユニットは、前記接
    続を切り離すためのユーザー指示を入力する手段を有す
    ることを特徴とする請求項4に記載のデータ処理装置。
  6. 【請求項6】 前記第1のシステムユニットと第2のシ
    ステムユニットとの間の接続を、前記第2のシステムユ
    ニットが操作状態にある間、切り離しできることを特徴
    とする請求項1、2、3、4または5のいずれかに記載
    のデータ処理装置。
  7. 【請求項7】 前記第1のシステムユニットが、ドッキ
    ング・ステーションとして構成されていることを特徴と
    する請求項1、2、3、4、5または6のいずれかに記
    載のデータ処理装置。
  8. 【請求項8】 前記第1のシステムユニットが、可搬型
    のデータ転送装置として構成されていることを特徴とす
    る請求項1、2、3、4、5または6のいずれかに記載
    のデータ処理装置。
  9. 【請求項9】 前記第2のシステムユニットが、携帯型
    のコンピュータとして構成されていることを特徴とする
    請求項1、2、3、4、5、6、7または8のいずれか
    に記載のデータ処理装置。
  10. 【請求項10】 第2のシステムユニットに拡張機能を
    提供し、前記第2のシステムユニットとの接続を形成す
    るデータ転送手段を有するシステムユニットにおいて、 電源としてのエネルギ蓄積装置と、このエネルギ蓄積装
    置の充電量を監視する監視手段を備え、 この監視手段は、前記充電量がしきい値より低下したと
    、前記第2のシステムユニットとの接続の切り離しに
    必要な信号を発生することを特徴とするシステムユニッ
    ト。
  11. 【請求項11】 前記充電量を監視する監視手段は、前
    記充電量が前記しきい値より低下したとき信号を送出
    し、この信号を前記データ転送手段によって前記第2の
    システムユニットに送出できるように構成されているこ
    とを特徴とする請求項10に記載のシステムユニット。
  12. 【請求項12】 前記接続の切り離しは使用者によって
    開始でき、前記接続を切り離すためのユーザー指示を入
    力する手段を備えたことを特徴とする請求項10または
    11に記載のシステムユニット。
  13. 【請求項13】 データ処理システムの第1のシステム
    ユニットと第2のシステムユニットとの間の接続を切り
    離す方法において、前記第1のシステムユニットは、前記第2のシステムユ
    ニットに拡張機能を提供するものであり、 a)前記第1のシステムユニットのエネルギ蓄積装置の
    充電量を監視するステップと、 b)前記監視ステップが、前記充電量がしきい値より低
    下したことを確認すると、前記第1のシステムユニット
    と第2のシステムユニットとの間の接続の切り離しに必
    要な信号を発生するステップと、 を含むことを特徴とする接続切り離し方法。
  14. 【請求項14】 前記第1のシステムユニットのデータ
    を保護するために、前記データ処理装置の使用者に指示
    を出力することを特徴とする請求項13に記載の接続切
    り離し方法。
  15. 【請求項15】 前記指示の出力を、前記第2のシステ
    ムユニットの表示装置で行うことを特徴とする請求項1
    4に記載の接続切り離し方法。
  16. 【請求項16】 前記使用者が前記指示に応答しない
    と、前記指示を定期的に繰り返すことを特徴とする請求
    項14または15に記載の接続切り離し方法。
  17. 【請求項17】 第1のしきい値と、それより小さい第
    2のしきい値とが設定され、 前記充電量が 前記第1のしきい値より低下すると、前記
    第1のシステムユニットのサブシステム、好ましくは、
    例えばプリンタのような高エネルギ消費の要素を不活動
    にすることを特徴とする請求項13、14、15または
    16のいずれかに記載の接続切り離し方法。
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