JP3300100B2 - コーティング方法 - Google Patents
コーティング方法Info
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- JP3300100B2 JP3300100B2 JP07408293A JP7408293A JP3300100B2 JP 3300100 B2 JP3300100 B2 JP 3300100B2 JP 07408293 A JP07408293 A JP 07408293A JP 7408293 A JP7408293 A JP 7408293A JP 3300100 B2 JP3300100 B2 JP 3300100B2
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- Japan
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- roll
- coating agent
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- coating
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- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Coating Apparatus (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロールコーターを用い
て行なうコーティング方法に関し、特に板状の被塗物を
被塗物送り方向へ送る送りロールと、該送りロールと被
塗物を介して対向するように設けられ該送りロールによ
り被塗物送り方向へ送られる被塗物に接着剤、塗料或い
は防腐剤等のコーティング剤を塗布する塗布ロールとか
らなるロールコーターを用いて行なう被塗物のコーティ
ング方法に関する。
て行なうコーティング方法に関し、特に板状の被塗物を
被塗物送り方向へ送る送りロールと、該送りロールと被
塗物を介して対向するように設けられ該送りロールによ
り被塗物送り方向へ送られる被塗物に接着剤、塗料或い
は防腐剤等のコーティング剤を塗布する塗布ロールとか
らなるロールコーターを用いて行なう被塗物のコーティ
ング方法に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のようなロールコーターとしては、
塗布ロールに近接してドクターロールが設けられてお
り、塗布ロールとドクターロールとの間に貯溜されたコ
ーティング剤を塗布ロールの表面に所定量だけ供給し、
塗布ロールと送りロールとの間を通って被塗物送り方向
へ送られる板状の被塗物の表面にコーティング剤を塗布
するものが知られている。
塗布ロールに近接してドクターロールが設けられてお
り、塗布ロールとドクターロールとの間に貯溜されたコ
ーティング剤を塗布ロールの表面に所定量だけ供給し、
塗布ロールと送りロールとの間を通って被塗物送り方向
へ送られる板状の被塗物の表面にコーティング剤を塗布
するものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、被塗物の幅
方向の全体に亘ってコーティング剤を塗布する場合と、
被塗物の表面における例えば中央部分にのみコーティン
グ剤を塗布する場合とがあるが、後者の場合に上記のよ
うなロールコーターを用いてコーティング剤を塗布しよ
うとすると、被塗物におけるコーティング剤塗布面の幅
と対応する長さの塗布ロールを用いなければならない。
方向の全体に亘ってコーティング剤を塗布する場合と、
被塗物の表面における例えば中央部分にのみコーティン
グ剤を塗布する場合とがあるが、後者の場合に上記のよ
うなロールコーターを用いてコーティング剤を塗布しよ
うとすると、被塗物におけるコーティング剤塗布面の幅
と対応する長さの塗布ロールを用いなければならない。
【0004】このため、コーティング剤塗布面の幅が異
なる被塗物に対してコーティング剤を塗布する場合に
は、コーティング剤塗布面の幅と対応する長さの塗布ロ
ールを各種準備しなければならないのでコストアップに
なると共に、コーティング剤塗布面の幅が変わる度毎に
塗布ロールを交換しなければならないので生産性が低下
するという問題がある。
なる被塗物に対してコーティング剤を塗布する場合に
は、コーティング剤塗布面の幅と対応する長さの塗布ロ
ールを各種準備しなければならないのでコストアップに
なると共に、コーティング剤塗布面の幅が変わる度毎に
塗布ロールを交換しなければならないので生産性が低下
するという問題がある。
【0005】もっとも、ロールを軸方向に分割し且つ軸
方向へ移動可能に設けておき、コーティング剤塗布面の
幅と対応するようにロール幅を変更する方法が考慮され
るが、この方法はセット替えをする作業が煩わしいので
ロールコーターにはまだ採用されていない。
方向へ移動可能に設けておき、コーティング剤塗布面の
幅と対応するようにロール幅を変更する方法が考慮され
るが、この方法はセット替えをする作業が煩わしいので
ロールコーターにはまだ採用されていない。
【0006】上記に鑑み、本発明は、コーティング剤塗
布面の幅が異なる被塗物に対してコーティング剤を塗布
する場合でもコーティング剤塗布面の幅と対応する長さ
の塗布ロールを準備する必要をなくすると共に、コーテ
ィング剤塗布面の幅が変わる度毎に塗布ロールを交換す
る必要をなくすることを目的とする。
布面の幅が異なる被塗物に対してコーティング剤を塗布
する場合でもコーティング剤塗布面の幅と対応する長さ
の塗布ロールを準備する必要をなくすると共に、コーテ
ィング剤塗布面の幅が変わる度毎に塗布ロールを交換す
る必要をなくすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、幅方向に可撓性を有する板状の被塗物を
対象とし、送りロールの周面における被塗物のコーティ
ング剤塗布面と対応する部位にのみ送りロールの周面か
ら突出する環状部材を設け、該環状部材によって被塗物
におけるコーティング剤塗布面のみを塗布ロールに押し
付けるものである。
め、本発明は、幅方向に可撓性を有する板状の被塗物を
対象とし、送りロールの周面における被塗物のコーティ
ング剤塗布面と対応する部位にのみ送りロールの周面か
ら突出する環状部材を設け、該環状部材によって被塗物
におけるコーティング剤塗布面のみを塗布ロールに押し
付けるものである。
【0008】
【0009】
【0010】具体的に請求項1の発明が講じた解決手段
は、コーティング方法を、幅方向に可撓性を有する板状
の被塗物を被塗物送り方向へ送る送りロールと、該送り
ロールと被塗物を介して対向するように設けられており
上記送りロールにより被塗物送り方向へ送られる被塗物
に接着剤や塗料等のコーティング剤を塗布する塗布ロー
ルと、上記送りロールの周面に、該送りロールの周面か
ら突出し且つ該送りロールの軸方向へ移動可能に設けら
れた複数の環状部材とを備えたロールコーターを用い、
上記環状部材を上記送りロールの周面における被塗物の
コーティング剤塗布面と対応する部位にのみ配置してお
き、被塗物におけるコーティング剤塗布面のみを上記塗
布ロールに押し付けることにより、被塗物におけるコー
ティング剤塗布面にのみコーティング剤を付着させる構
成とするものである。
は、コーティング方法を、幅方向に可撓性を有する板状
の被塗物を被塗物送り方向へ送る送りロールと、該送り
ロールと被塗物を介して対向するように設けられており
上記送りロールにより被塗物送り方向へ送られる被塗物
に接着剤や塗料等のコーティング剤を塗布する塗布ロー
ルと、上記送りロールの周面に、該送りロールの周面か
ら突出し且つ該送りロールの軸方向へ移動可能に設けら
れた複数の環状部材とを備えたロールコーターを用い、
上記環状部材を上記送りロールの周面における被塗物の
コーティング剤塗布面と対応する部位にのみ配置してお
き、被塗物におけるコーティング剤塗布面のみを上記塗
布ロールに押し付けることにより、被塗物におけるコー
ティング剤塗布面にのみコーティング剤を付着させる構
成とするものである。
【0011】具体的に請求項2の発明が講じた解決手段
は、コーティング方法を、幅方向に可撓性を有する板状
の被塗物を被塗物送り方向へ送る送りロールと、該送り
ロールと被塗物を介して対向するように設けられており
上記送りロールにより被塗物送り方向へ送られる被塗物
に接着剤や塗料等のコーティング剤を塗布する塗布ロー
ルと、上記送りロールの周面に該送りロールの軸方向へ
間隔をおいて形成された複数の環状溝と、該複数の環状
溝に着脱式に嵌合可能で且つ該環状溝に嵌合されると上
記送りロールの周面から突出する形状に形成された複数
の環状部材とを備えたロールコータを用い、上記環状部
材を、上記複数の環状溝のうち被塗物のコーティング剤
塗布面と対応する環状溝にのみ嵌合しておき、被塗物に
おけるコーティング剤塗布面のみを上記塗布ロールに押
し付けることにより、被塗物におけるコーティング剤塗
布面にのみコーティング剤を付着させる構成とするもの
である。
は、コーティング方法を、幅方向に可撓性を有する板状
の被塗物を被塗物送り方向へ送る送りロールと、該送り
ロールと被塗物を介して対向するように設けられており
上記送りロールにより被塗物送り方向へ送られる被塗物
に接着剤や塗料等のコーティング剤を塗布する塗布ロー
ルと、上記送りロールの周面に該送りロールの軸方向へ
間隔をおいて形成された複数の環状溝と、該複数の環状
溝に着脱式に嵌合可能で且つ該環状溝に嵌合されると上
記送りロールの周面から突出する形状に形成された複数
の環状部材とを備えたロールコータを用い、上記環状部
材を、上記複数の環状溝のうち被塗物のコーティング剤
塗布面と対応する環状溝にのみ嵌合しておき、被塗物に
おけるコーティング剤塗布面のみを上記塗布ロールに押
し付けることにより、被塗物におけるコーティング剤塗
布面にのみコーティング剤を付着させる構成とするもの
である。
【0012】
【作用】請求項1の構成により、環状部材を送りロール
の周面における被塗物のコーティング剤塗布面と対応す
る部位にのみ配置しておき、被塗物におけるコーティン
グ剤塗布面のみを塗布ロールに押し付けると、塗布ロー
ルと接するコーティング剤塗布面にのみコーティング剤
が付着し、被塗物における塗布ロールに押し付けられて
いない部位にはコーティング剤が付着しない。
の周面における被塗物のコーティング剤塗布面と対応す
る部位にのみ配置しておき、被塗物におけるコーティン
グ剤塗布面のみを塗布ロールに押し付けると、塗布ロー
ルと接するコーティング剤塗布面にのみコーティング剤
が付着し、被塗物における塗布ロールに押し付けられて
いない部位にはコーティング剤が付着しない。
【0013】請求項2の構成により、環状部材を被塗物
のコーティング剤塗布面と対応する環状溝にのみ嵌合し
ておき、被塗物におけるコーティング剤塗布面のみを塗
布ロールに押し付けると、塗布ロールと接するコーティ
ング剤塗布面にのみコーティング剤が付着し、被塗物に
おける塗布ロールに押し付けられていない部位にはコー
ティング剤が付着しない。
のコーティング剤塗布面と対応する環状溝にのみ嵌合し
ておき、被塗物におけるコーティング剤塗布面のみを塗
布ロールに押し付けると、塗布ロールと接するコーティ
ング剤塗布面にのみコーティング剤が付着し、被塗物に
おける塗布ロールに押し付けられていない部位にはコー
ティング剤が付着しない。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【0015】図1及び図2は本発明の一実施例に係るロ
ールコーターを示しており、該ロールコーターは、可撓
性を有する材料よりなる板状の被塗物1を被塗物送り方
向(図1における左方向)へ送る送りロール2と、該送
りロール2と被塗物1を介して対向するように送りロー
ル2の上側に設けられている塗布ロール3と、塗布ロー
ル3の側方(図1における右側方)に塗布ロール3と所
定の隙間をおいて設けられたドクターロール4とからな
る。
ールコーターを示しており、該ロールコーターは、可撓
性を有する材料よりなる板状の被塗物1を被塗物送り方
向(図1における左方向)へ送る送りロール2と、該送
りロール2と被塗物1を介して対向するように送りロー
ル2の上側に設けられている塗布ロール3と、塗布ロー
ル3の側方(図1における右側方)に塗布ロール3と所
定の隙間をおいて設けられたドクターロール4とからな
る。
【0016】塗布ロール3とドクターロール4との間の
上側には接着剤、塗料或いは防腐剤等からなるコーティ
ング剤5が貯えられており、塗布ロール3とドクターロ
ール4との間の隙間から所定量のコーティング剤5が塗
布ロール3の表面に供給されるように構成されている。
上側には接着剤、塗料或いは防腐剤等からなるコーティ
ング剤5が貯えられており、塗布ロール3とドクターロ
ール4との間の隙間から所定量のコーティング剤5が塗
布ロール3の表面に供給されるように構成されている。
【0017】送りロール2の周面には該送りロール2の
軸方向へ間隔をおいて複数の環状溝6が設けられてお
り、該複数の環状溝6のうち被塗物1のコーティング剤
塗布面1a(被塗物1におけるコーティング剤を塗布す
る面であって、本実施例では中央部分である)と対応す
る環状溝6にはゴム製の環状部材7が嵌合されている。
環状部材7は、環状溝6に着脱式に嵌合可能で且つ環状
溝6に嵌合されると送りロール2の周面から突出する形
状に形成されており、これにより、被塗物1のコーティ
ング剤塗布面1aは塗布ロール3に押し付けられて塗布
ロール3と摺接する一方、被塗物1のコーティング剤非
塗布面1b(被塗物1におけるコーティング剤を塗布し
ない面であって、本実施例では両側の部分である)は塗
布ロール3に押し付けられず塗布ロール3とは摺接しな
い。従って、被塗物1におけるコーティング剤塗布面1
aにのみコーティング剤5が塗布される。
軸方向へ間隔をおいて複数の環状溝6が設けられてお
り、該複数の環状溝6のうち被塗物1のコーティング剤
塗布面1a(被塗物1におけるコーティング剤を塗布す
る面であって、本実施例では中央部分である)と対応す
る環状溝6にはゴム製の環状部材7が嵌合されている。
環状部材7は、環状溝6に着脱式に嵌合可能で且つ環状
溝6に嵌合されると送りロール2の周面から突出する形
状に形成されており、これにより、被塗物1のコーティ
ング剤塗布面1aは塗布ロール3に押し付けられて塗布
ロール3と摺接する一方、被塗物1のコーティング剤非
塗布面1b(被塗物1におけるコーティング剤を塗布し
ない面であって、本実施例では両側の部分である)は塗
布ロール3に押し付けられず塗布ロール3とは摺接しな
い。従って、被塗物1におけるコーティング剤塗布面1
aにのみコーティング剤5が塗布される。
【0018】本実施例においては、ドクターロール4の
被塗物送り方向の後方側に、被塗物1のコーティング剤
非塗布面1bが塗布ロール3に付着するのを確実に阻止
するため、コーティング剤非塗布面1bを送りロール2
の方へ押圧する押圧部材8が設けられている。
被塗物送り方向の後方側に、被塗物1のコーティング剤
非塗布面1bが塗布ロール3に付着するのを確実に阻止
するため、コーティング剤非塗布面1bを送りロール2
の方へ押圧する押圧部材8が設けられている。
【0019】尚、本実施例では、被塗物1としては、可
撓性を有する材料よりなる板状のものを用いたが、これ
に代えて、例えば合板や繊維板等の可撓性がないか或い
は可撓性が小なる板状物の表面に塩化ビニール樹脂等の
合成樹脂化粧シートを接着した被塗物1を用い、該被塗
物1の裏面におけるコーティング剤塗布面1aとコーテ
ィング剤非塗布面1bとの間に被塗物長さ方向に延びる
断面V字状等の溝を表面に接着した上記化粧シートを切
断しない状態で残して設けることにより、被塗物の所定
位置に幅方向に折曲性を付与してもよく、このような場
合も、化粧シートが可撓性を有しているので、本願発明
に言うところの可撓性を有する材料に含まれるものであ
る。
撓性を有する材料よりなる板状のものを用いたが、これ
に代えて、例えば合板や繊維板等の可撓性がないか或い
は可撓性が小なる板状物の表面に塩化ビニール樹脂等の
合成樹脂化粧シートを接着した被塗物1を用い、該被塗
物1の裏面におけるコーティング剤塗布面1aとコーテ
ィング剤非塗布面1bとの間に被塗物長さ方向に延びる
断面V字状等の溝を表面に接着した上記化粧シートを切
断しない状態で残して設けることにより、被塗物の所定
位置に幅方向に折曲性を付与してもよく、このような場
合も、化粧シートが可撓性を有しているので、本願発明
に言うところの可撓性を有する材料に含まれるものであ
る。
【0020】また、本実施例においては、塗布ロール3
の側方にドクターロール4を配置したが、ドクターロー
ル4に代えて回転をしないドクターバーを配置してもよ
いし、塗布ロール3に所定量のコーティング剤1を供給
できる構造を有しておればドクターロール4及びドクタ
ーバーのいずれをも設けなくてもよい。
の側方にドクターロール4を配置したが、ドクターロー
ル4に代えて回転をしないドクターバーを配置してもよ
いし、塗布ロール3に所定量のコーティング剤1を供給
できる構造を有しておればドクターロール4及びドクタ
ーバーのいずれをも設けなくてもよい。
【0021】さらに、本実施例においては、送りロール
2の周面に複数の環状溝6を設け、複数の環状溝6のう
ち被塗物1のコーティング剤塗布面1aと対応する部位
にのみ環状部材7を嵌合することにより、被塗物1にお
けるコーティング剤塗布面1aのみを塗布ロール3に押
し付けるようにしたが、これに代えて、送りロール2の
周面に環状溝6を設けることなく、複数の環状部材を送
りロール2の軸方向へ移動可能に設け、該環状部材を送
りロール2の周面における被塗物1のコーティング剤塗
布面1aと対応する部位にのみ配置するようにしてもよ
い。
2の周面に複数の環状溝6を設け、複数の環状溝6のう
ち被塗物1のコーティング剤塗布面1aと対応する部位
にのみ環状部材7を嵌合することにより、被塗物1にお
けるコーティング剤塗布面1aのみを塗布ロール3に押
し付けるようにしたが、これに代えて、送りロール2の
周面に環状溝6を設けることなく、複数の環状部材を送
りロール2の軸方向へ移動可能に設け、該環状部材を送
りロール2の周面における被塗物1のコーティング剤塗
布面1aと対応する部位にのみ配置するようにしてもよ
い。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
係るコーティング方法によると、環状部材を送りロール
の周面における被塗物のコーティング剤塗布面と対向す
る部位にのみ配置し、被塗物におけるコーティング剤塗
布面のみを塗布ロールに押し付けるため、塗布ロールと
接するコーティング剤塗布面にのみコーティング剤を塗
布することができる。
係るコーティング方法によると、環状部材を送りロール
の周面における被塗物のコーティング剤塗布面と対向す
る部位にのみ配置し、被塗物におけるコーティング剤塗
布面のみを塗布ロールに押し付けるため、塗布ロールと
接するコーティング剤塗布面にのみコーティング剤を塗
布することができる。
【0023】請求項2の発明に係るコーティング方法に
よると、環状部材を被塗物のコーティング剤塗布面と対
向する環状溝にのみ嵌合し、被塗物におけるコーティン
グ剤塗布面のみを塗布ロールに押し付けるため、コーテ
ィング剤塗布面にのみコーティング剤を塗布することが
できる。
よると、環状部材を被塗物のコーティング剤塗布面と対
向する環状溝にのみ嵌合し、被塗物におけるコーティン
グ剤塗布面のみを塗布ロールに押し付けるため、コーテ
ィング剤塗布面にのみコーティング剤を塗布することが
できる。
【0024】このため、請求項1又は2の発明による
と、コーティング剤塗布面の幅が異なる被塗物に対して
コーティング剤を塗布する場合に、コーティング剤塗布
面の幅と対向する長さ毎の塗布ロールを準備する必要が
ないと共にコーティング剤塗布面の幅が変わる度毎に塗
布ロールを交換する必要がないので、コストダウン及び
生産性の向上を図ることができる。
と、コーティング剤塗布面の幅が異なる被塗物に対して
コーティング剤を塗布する場合に、コーティング剤塗布
面の幅と対向する長さ毎の塗布ロールを準備する必要が
ないと共にコーティング剤塗布面の幅が変わる度毎に塗
布ロールを交換する必要がないので、コストダウン及び
生産性の向上を図ることができる。
【0025】特に、請求項2の発明のように環状溝を設
けた場合には、環状部材をゴム質の弾性体で形成する
と、環状部材の着脱が極めて容易であり、また環状部材
を送りロールに確実に固定することができる。
けた場合には、環状部材をゴム質の弾性体で形成する
と、環状部材の着脱が極めて容易であり、また環状部材
を送りロールに確実に固定することができる。
【図1】本発明の一実施例に係るロールコーターの斜視
図である。
図である。
【図2】上記ロールコーターの背面図である。
1 被塗物 1a コーティング剤塗布面 1b コーティング剤非塗布面 2 送りロール 3 塗布ロール 4 ドクターロール 5 コーティング剤 6 環状溝 7 環状部材 8 押圧部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B05D 1/28 B05C 1/02 B05C 1/08 - 1/12
Claims (2)
- 【請求項1】 幅方向に可撓性を有する板状の被塗物を
被塗物送り方向へ送る送りロールと、該送りロールと被
塗物を介して対向するように設けられており上記送りロ
ールにより被塗物送り方向へ送られる被塗物に接着剤や
塗料等のコーティング剤を塗布する塗布ロールと、上記
送りロールの周面に、該送りロールの周面から突出し且
つ該送りロールの軸方向へ移動可能に設けられた複数の
環状部材とを備えたロールコーターを用いるコーティン
グ方法であって、 上記環状部材を上記送りロールの周面における被塗物の
コーティング剤塗布面と対応する部位にのみ配置してお
き、被塗物におけるコーティング剤塗布面のみを上記塗
布ロールに押し付けることにより、被塗物におけるコー
ティング剤塗布面にのみコーティング剤を付着させるこ
とを特徴とするコーティング方法。 - 【請求項2】 幅方向に可撓性を有する板状の被塗物を
被塗物送り方向へ送る送りロールと、該送りロールと被
塗物を介して対向するように設けられており上記送りロ
ールにより被塗物送り方向へ送られる被塗物に接着剤や
塗料等のコーティング剤を塗布する塗布ロールと、上記
送りロールの周面に該送りロールの軸方向へ間隔をおい
て形成された複数の環状溝と、該複数の環状溝に着脱式
に嵌合可能で且つ該環状溝に嵌合されると上記送りロー
ルの周面から突出する形状に形成された複数の環状部材
とを備えたロールコータを用いるコーティング方法であ
って、 上記環状部材を、上記複数の環状溝のうち被塗物のコー
ティング剤塗布面と対応する環状溝にのみ嵌合してお
き、被塗物におけるコーティング剤塗布面のみを上記塗
布ロールに押し付けることにより、被塗物におけるコー
ティング剤塗布面にのみコーティング剤を付着させるこ
とを特徴とするコーティング方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07408293A JP3300100B2 (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | コーティング方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07408293A JP3300100B2 (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | コーティング方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06277593A JPH06277593A (ja) | 1994-10-04 |
JP3300100B2 true JP3300100B2 (ja) | 2002-07-08 |
Family
ID=13536899
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07408293A Expired - Fee Related JP3300100B2 (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | コーティング方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3300100B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101869881A (zh) * | 2010-07-19 | 2010-10-27 | 常熟市嘉诚织造有限公司 | 玻璃纤维硅胶布涂烘机的上胶机构 |
CN101869880B (zh) * | 2010-07-19 | 2012-10-10 | 常熟市嘉诚织造有限公司 | 玻璃纤维硅胶布生产用的上胶机 |
CN118635056B (zh) * | 2024-08-14 | 2024-11-05 | 安徽鸿海新材料股份有限公司 | 一种覆铜板上胶涂布装置及其使用方法 |
-
1993
- 1993-03-31 JP JP07408293A patent/JP3300100B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06277593A (ja) | 1994-10-04 |
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