JP3299855B2 - 目付分布測定装置 - Google Patents

目付分布測定装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シート状物の目付を測
定する目付分布測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】合成繊維および天然繊維を用いて不織布
などのシート状物を連続的に製造するに際して、製品と
してのシート状物の幅方向および流れ方向の目付分布の
管理は、製品品質を決定する上で非常に重要な項目とな
る。したがって、製造工程においては、このシート状物
の目付分布を一定の範囲内に収めるためにきめ細かな工
程管理が要求されている。
【0003】この場合に、当然のことながら、ベースと
なる製品の目付分布の測定をしなければならない。従来
の目付分布の測定方法としては、測定に供するために、
製品化されたシート状物において予め余分に巻きとった
部分を採取し、シート状物の幅よりも広いサンプリング
台に前記採取部分を広げ、メジャーを用いてシート状物
の規定の位置にマークして、このマークした箇所に定規
を当てながらカッターで短冊状にカットしていた。そし
て、このカットしたサンプルピースの重量を測定して、
単位面積当たりの重さに変換することにより目付を測定
していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この目
付分布の測定方法では、人手により手間をかけながら目
付を測定するため、目付を一回測定するたびに10分以
上の時間を要してしまう。また、巻きあがって製品化さ
れた後にしか測定できないので、製造工程への迅速な対
応がなされず、測定された際には、測定された製品より
後に既に多量の製品層が発生していることとなって、測
定結果が良好でなかった場合には、不良製品を多量に生
じてしまう。また、延び縮みの著しい銘柄および低強力
銘柄においては、ハンドリングが困難であるため、測定
誤差が大きいという課題もあり、さらには、裁断の際に
鋭利なカッターを使用するため、カッターの操作時に手
などを傷つけてしまうおそれもあった。
【0005】本発明は、かかる従来の課題を解決するも
ので、手間や時間をかけたり、手などを傷つけてしまっ
たりすることなく、シート状物の目付分布を精度よく測
定することができる目付分布測定装置を提供することを
目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、連続的に製造して所定方向に走行させてい
るシート状物を照射する光源と、この光源から前記シー
ト状物に照射された光の透過光または反射光を入力して
前記シート状物に対応した明暗データからなる像を撮影
するカメラと、このカメラからの明暗データを取り込
み、シート状物の搬送方向と幅方向に任意の面積を有す
る視野単位で前記明暗データに対して演算を行ってシー
ト状物の目付分布を得る制御手段とを備えたものであ
る。
【0007】また、制御手段は、シート状物の目付分布
情報に基づいたデータを製造工程にフィードバックして
シート状物が所定の目付になるように制御するものであ
る。さらに、制御手段を、光源およびカメラを備えた撮
像装置の制御部とこの制御部とは別途のコンピュータ装
置とから構成し、撮像装置の制御部により、カメラから
の明暗データを取り込んでシート状物の搬送方向と幅方
向に任意の面積を有する視野単位で前記明暗データに対
して補正演算および積算演算を行ってその演算結果を濃
淡データとしてコンピュータ装置側に出力させ、コンピ
ュータ装置により、撮像装置の制御部からの濃淡データ
に、予め設定されている補正係数を乗じて実目付に変換
し、変換後に統計処理を行って、その統計結果を目付分
布グラフおよびカラーグラフィック画面に表示させ、通
信回線または記録媒体を介して製造工程側にフィードバ
ックしてシート状物が所定の目付になるように制御させ
てなるものである。
【0008】ここで、シート状物を照射する光源は、シ
ート状物の濃淡を明暗データとしてカメラに認識させる
ものであり、この目的のためにシート状物の素材や銘柄
に対して感度が高く、直線性の良いものが好ましい。し
たがって、光源としては、通常、高周波点灯蛍光灯、白
熱電球、ハロゲンランプ、ストロボランプ、レーザー光
線などの中から選択することになる。
【0009】カメラは、CCDセンサーカメラで、リニ
ア型またはエリア型のいずれのものでも可能であるが、
データの取りこぼしや重複がないように、シート走行速
度に追随するロータリーエンコーダのパルスに同期させ
てデータを取り込むことが望ましい。
【0010】また、シート状物の形態により、感度や直
線性を実験的に求めて、透過光を利用するか、もしくは
反射光を利用するかは任意に選択すればよく、透過光を
利用する場合には、カメラをシート状物を介して光源と
対向させて配置すればよく、カメラの周囲には遮蔽板を
配設してシート透過光を均一に取り込めばよい。
【0011】撮像装置は、カメラからの明暗データをシ
ート状物上の任意の視野面積を構成する要素とみなし、
視野単位でのデータ補正とデータ積算を行い、濃淡デー
タとしてその内部メモリに記憶させればよい。
【0012】コンピュータ装置としては、ファクトリー
オートメーション用のパーソナルコンピュータなどが適
しており、撮像装置のシステムバスを共用できるインタ
ーフェイスを内蔵させて、リアルタイムで撮像装置の内
部メモリをアクセスさせて、濃淡データの受信、測定条
件の送信、タイミングフラグの送受信などを行わせる。
また、コンピュータ装置は、基準長の濃淡データをファ
イルに取り込み、個々のデータに補正係数を乗じて、実
目付に換算させた後、データ表示、印刷処理を行わせる
か、またはネットワークやフロッピーディスクを介して
製造工程の前工程へフィードバックさせるとよい。
【0013】また、上述のように、明暗データに対して
補正係数を設定する機能を有せしめることにより、光源
の光量経時変化に対応することも可能であり、この場合
には例えば、オフラインモードで標準サンプルの明暗デ
ータを採取することにより、新補正係数を自動設定させ
るようにすればよい。
【0014】
【作用】上記構成により、走行するシート状物の目付を
非接触式にしかも迅速かつ連続的に測定することがで
き、製造工程における異常の早期発見とこれに対する早
期処置が可能になり、シート状物の製品の品質向上と経
済効果を上げることができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき詳細に
説明する。図1は、本発明に係る目付分布測定装置の概
略構成を示す図である。図1に示すように、この目付分
布測定装置には、製造工程で速度100m/分で走行す
る全幅3000mmのシート状物1を照射する光源2
と、シート状物1の透過光を均一に取り込むための遮蔽
板3と、シート状物1の透過光を撮影する4台のカメラ
群4aと、シート状物1の反射光を撮像する4台のカメ
ラ群4bと、撮像タイミングを得るためのロータリーエ
ンコーダ5と、これらを制御する撮像制御部6とで構成
される撮像装置7と、この撮像装置7のシステムバス8
が接続されて信号が入出力されるデータ処理用のFA
(ファクトリーオートメーション)パーソナルコンピュ
ータ10とから構成されており、FAパーソナルコンピ
ュータ10には、周辺機器としてのCRTディスプレイ
装置11と、プリンタ12と、フロッピーディスクドラ
イブ13とが備えられ、このFAパーソナルコンピュー
タ10はネットワーク装置14に接続されている。
【0016】また、上述したように、撮像装置7には、
走行するシート状物1の移動距離を検出するロータリー
エンコーダ5も備えられ、このロータリーエンコーダ5
からの信号に同期して、シート状物1の形態により予め
決定されているカメラ群4a,4bの撮像信号が連続的
に取り込まれる。この撮像信号により表される明暗デー
タに、補正演算および積算演算などの各種演算を施し
て、撮像制御部6に視野単位で濃淡データとして貯えら
れたデータを、システムバス8経由でFAパーソナルコ
ンピューター10に取り込んで、実目付に変換する。
【0017】さらにこの実目付に変換したデータなどを
CRTディスプレイ装置11、プリンタ12に出力し、
また必要に応じてフロッピーディスクドライブ13、ネ
ットワーク装置14に出力する。
【0018】図2は、撮像制御部6における測定視野単
位の演算処理などを説明するための図である。図2に示
すように、走行するシート状物1の、流れ方向100m
mを縦とし、幅方向3000mmを横とした面積22、
23、24、・・・・ 、nの単位で撮像信号を取り込み、
集計する。さらに、前記一面積単位をシート状物1の幅
方向に、たとえば手動測定時の短冊幅と同じ50mm幅
に分割し、これを最小測定単位とする。シート状物1の
形態によっては、最小測定単位ではバラツキが大きく、
シート状物1の目付の代表値として採用できない場合が
あるが、この場合には、最小測定単位でn回測定し、こ
れの平均値を求めることになる。
【0019】この目付分布測定装置によれば、シート状
物1の透過光または反射光を撮像してその明暗データに
基づいて演算して目付を測定するため、走行するシート
状物1の目付を非接触の状態で、リアルタイムに迅速か
つ連続的に測定することができる。
【0020】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、シート状
物の透過光または反射光を撮像し、その明暗データに基
づいて演算して目付を測定することにより、走行するシ
ート状物の目付を非接触の状態で、リアルタイムに迅速
かつ連続的に測定することができ、延び縮みの著しい銘
柄および低強力銘柄でも支障なくシート状物の目付を測
定できるとともに、カッターなどを手で使用することが
ないため、手などを傷つけてしまうおそれもない。
【0021】また、シート状物の目付分布情報に基づい
たデータを製造工程にフィードバックしてシート状物が
所定の目付になるように制御することにより、測定され
たデータがリアルタイムで製造工程にフィードバックさ
れるため、測定結果が良好でなかった場合には、即座に
良好な目付となるように処置することができて、不良製
品を最小限に抑えることができるとともに、製品の品質
を向上させることができ、ひいては良質の製品の製造コ
ストを削減できたり、製品価値を高めたりすることがで
きて、経済効果を上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る目付分布測定装置の全
体構成を概略的に示す図である。
【図2】同目付分布測定装置の撮像制御部における測定
視野単位の演算処理などを説明するための図である。
【符号の説明】
1 シート状物 2 光源 3 遮蔽板 4a,4b カメラ群 5 ロータリーエンコーダ 6 撮像制御部 7 撮像装置 10 FAパーソナルコンピュータ 11 CRTディスプレイ装置 12 プリンタ 13 フロッピーディスクドライブ 14 ネットワーク装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−254503(JP,A) 特開 平8−29125(JP,A) 特開 昭61−195332(JP,A) 特開 平3−68807(JP,A) 特開 平6−235624(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01B 11/00 - 11/30 D06H 3/08 G01N 21/89

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続的に製造して所定方向に走行させて
    いるシート状物を照射する光源と、この光源から前記シ
    ート状物に照射された光の透過光または反射光を入力し
    て前記シート状物に対応した明暗データからなる像を撮
    影するカメラと、このカメラからの明暗データを取り込
    み、シート状物の搬送方向と幅方向に任意の面積を有す
    る視野単位で前記明暗データに対して演算を行ってシー
    ト状物の目付分布を得る制御手段とを備えたことを特徴
    とする目付分布測定装置。
  2. 【請求項2】 制御手段は、シート状物の目付分布情報
    に基づいたデータを製造工程にフィードバックしてシー
    ト状物が所定の目付になるように制御することを特徴と
    する請求項1記載の目付分布測定装置。
  3. 【請求項3】 制御手段を、光源およびカメラを備えた
    撮像装置の制御部とこの制御部とは別途のコンピュータ
    装置とから構成し、撮像装置の制御部により、カメラか
    らの明暗データを取り込んでシート状物の搬送方向と幅
    方向に任意の面積を有する視野単位で前記明暗データに
    対して補正演算および積算演算を行ってその演算結果を
    濃淡データとしてコンピュータ装置側に出力させ、コン
    ピュータ装置により、撮像装置の制御部からの濃淡デー
    タに、予め設定されている補正係数を乗じて実目付に変
    換し、変換後に統計処理を行って、その統計結果を目付
    分布グラフおよびカラーグラフィック画面に表示させ、
    通信回線または記録媒体を介して製造工程にフィードバ
    ックしてシート状物が所定の目付になるように制御させ
    てなることを特徴とする請求項2記載の目付分布測定装
    置。
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US6967721B2 (en) * 2000-10-23 2005-11-22 Am-Vision Technologies Ltd. Method and device for non-invasively optically determining bulk density and uniformity of web configured material during in-line processing

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