JP3299606B2 - 炉内据付装置 - Google Patents

炉内据付装置

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JP3299606B2
JP3299606B2 JP21719093A JP21719093A JP3299606B2 JP 3299606 B2 JP3299606 B2 JP 3299606B2 JP 21719093 A JP21719093 A JP 21719093A JP 21719093 A JP21719093 A JP 21719093A JP 3299606 B2 JP3299606 B2 JP 3299606B2
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working
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祐司 細田
正憲 鈴木
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は原子炉圧力容器内部にお
いて炉内構造物の補修点検作業を行う作業機構を遠隔操
作により炉内に据え付ける炉内据付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】原子炉圧力容器内部において作業機構の
投入及び据付を行う炉内据付装置については、例えば特
開昭62−168096号公報及び昭63−58294
号公報等に記述されているように、炉外部から吊り下げ
投入され制御棒駆動機構ハウジング上部に着座し、炉内
据付装置より繰り出し可能な作業機構の多関節ア−ムを
持ち、作業機構の繰り出し方向及び昇降方向の位置は炉
内据付装置内部の旋回及び昇降アクチュエ−タにより制
御されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術においては、旋回及び昇降アクチュエ−タの故
障もしくは炉外部に設置された遠隔制御装置と旋回及び
昇降アクチュエ−タとを結ぶケ−ブルの切断事故が発生
した場合、炉内作業の継続が困難になり、装置を炉外に
回収の後修理し再度炉内投入の上作業を続行せざるをえ
ないという問題があった。
【0004】さらに、ケ−ブルの切断事故もしくはケ−
ブルを介した雑音信号流入により、旋回及び昇降アクチ
ュエ−タが炉内作業中に誤動作する可能性を持つ問題が
あった。
【0005】本発明の目的は、炉内構造物を補修点検す
る作業装置を炉内に据え付けるのに好適であり、さらに
作業機構の炉内据付作業を高信頼に実施でき、さらに駆
動源が故障した場合に、炉外に装置を回収すること無く
復旧が可能な炉内据付装置を提供するするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、作業機
構を支持する支持機構を設けた炉心支持板孔を貫通可能
な胴部と、胴部の下端部に結合し制御棒駆動機構ハウジ
ングの貫通孔に挿入される下部シャフトと、胴部の上端
部に結合し炉心支持板孔を貫通する上部シャフトとから
構成される炉内機構と、ペデスタル室にある制御棒駆動
機構ハウジング下端部より貫通孔に挿入される操作シャ
フトと、制御棒駆動機構ハウジング下端部のハウジング
フランジに装着固定され操作シャフトを摺動支持するベ
−スハウジングと、ベ−スハウジングに対して操作シャ
フトを長手方向回りに回転させる旋回機構と、ベ−スハ
ウジングに対して操作シャフトを上下方向に移動させる
昇降機構とから構成される炉外機構とを具備し、さら
に、ペデスタル室からの操作により結合及び切離しが可
能で、操作シャフトの回転を下部シャフトに伝達する連
結部を、下部シャフトの下端部及び操作シャフトの上端
部に設けることにより達成される。
【0007】
【作用】炉外機構をペデスタル室にある制御棒駆動機構
ハウジング下端部より貫通孔に挿入しハウジングフラン
ジに装着固定した後、炉内機構を炉内に投入し貫通孔に
下部シャフトを挿入し、ペデスタル室からの操作により
下部シャフトと操作シャフトを連結する。炉外部から投
入され胴部の支持機構に結合されるか、もしくは胴部内
部から支持機構により繰り出される作業機構の方向及び
昇降位置は、ペデスタル室に存在する旋回機構及び昇降
機構によりを操作される。
【0008】
【実施例】以下、図1から図3を用いて本発明の実施例
を説明する。
【0009】図1は本発明の炉内据付装置の一実施例を
備えた原子炉を示すもので、この図1において、本発明
の炉内据付装置1は、圧力容器2の内部に設置される炉
内機構3及びペデスタル室4内に設置される炉外機構5
から構成されている。
【0010】圧力容器2の内部には、燃料集合体6を支
持する上部格子板7及び炉心支持板8が存在している。
炉底部9には制御棒案内管10を配置するための制御棒
駆動機構ハウジング11が林立している。制御棒駆動機
構ハウジング11の下端部はペデスタル室4内に存在す
る。
【0011】圧力容器2の上部には、原子炉ウェル12
が形成されており、炉内機構3の投入作業時には、オペ
レ−ションフロア13の近傍まで炉水が満たされてい
る。
【0012】炉内補修点検作業時には、オペレ−ション
フロア13に作業ステ−ジ14が設置される。炉内機構
3は、昇降ウィンチ15により、作業ステ−ジ14から
炉内へ、ワイヤ16を介して吊り降す。炉内機構3は、
炉内において、上部格子板7の格子状孔、炉心支持板8
の制御棒案内管10支持のための円形孔を通過し、制御
棒駆動機構ハウジング11の上に吊り降ろされる。
【0013】一方、炉外機構5は、ペデスタル室4内部
に搬入され制御棒駆動機構ハウジング11の下端部に接
続する。この状態で、炉内機構3の下端部と炉外機構5
の上端部は各々制御棒駆動機構ハウジング11の貫通孔
に挿入され互いに連結する。炉内構造物に対し補修点検
作業を実施する作業機構17は、炉内機構3及び炉外機
構5の据付が終了した後、作業ステ−ジ14からワイヤ
18により吊り下げられ、上部格子板7及び炉心支持板
8を通過して炉内機構3の近傍まで降ろされる。
【0014】さらに、作業機構17は作業ステ−ジ14
からの遠隔操作により炉内機構3に接続される。作業機
構17の接続が終了した後、ペデスタル室4内の作業ス
テ−ジ19から炉外機構5を操作し、炉内機構3を昇降
もしくは旋回させ、炉内での作業機構17の姿勢及び位
置を修正し、炉内構造物の補修点検作業を実施する。
【0015】炉内据付装置を操作する際には、作業ステ
−ジ14及び作業ステ−ジ19上に操作者100及び1
01が配される。操作者100は炉内機構3の炉内投入
及び据付作業さらには炉内機構3に対する作業機構17
の据付作業及び炉内機構3の遠隔操作を受け持つ。
【0016】一方、操作者101は炉外機構5の据付作
業、炉内機構3と炉外機構5の結合作業、さらには炉内
機構3の操りを介した作業機構17の位置決め作業を受
け持つ。炉内機構3及び作業機構17の近傍には、ケ−
ブル103を介して作業ステ−ジ14上のモニタ装置1
04に接続されたTVカメラ102が配置されている。
TVカメラ102で得られた映像は作業ステ−ジ14と
19間を結ぶケ−ブル106を介して作業ステ−ジ19
上のモニタ装置105に転送される。さらに、操作者1
00及び101は通信機107及び108を各々携帯し
ており、通信機107及び108は、作業ステ−ジ14
と19間を結ぶケ−ブル109を介して通信情報の交換
を行なう。
【0017】以上の構成から、操作者100及び101
は、各々モニタ装置104及び105を介して炉内機構
3及び作業機構17の動作状態を共通に監視し、さらに
通信機107及び108を介して作業に必要な情報交換
を進めながら、協調作業により炉内据付装置を操作す
る。
【0018】つぎに、図2により本発明の装置を構成す
る炉内機構3の一実施例の構成を説明する。
【0019】炉内機構3は、炉心支持板8の孔8aを貫
通可能な胴部20と、胴部20の下端部に結合し制御棒
駆動機構ハウジング11の貫通孔11aに挿入される下
部シャフト21と、胴部20の上端部に結合し孔8aを
貫通する上部シャフト22と、孔8aに挿入され上部シ
ャフト22の長手方向回りの回転及び上下方向の運動を
摺動支持する上部ガイド23とから構成されている。
【0020】上部ガイド23は、孔8aに挿入した後、
作業ステ−ジ14から投入した操作ポ−ル26を接続部
23aに結合し、遠隔操作によりクランプ23bで炉心
支持板8を挾持することで固定する。
【0021】胴部20の側面には支持機構24及び支持
機構27が設けられている。支持機構24は孔8bを貫
通してワイヤ18を介して投入される作業機構25を胴
部20に接続する機構であり、作業機構25の接続部2
5aをひっかけて懸垂させる結合部24aを有するア−
ム24bから構成されている。ア−ム24bは、作業ス
テ−ジ14から投入した操作ポ−ル26を接続部24c
に結合することで、遠隔操作により傾斜角を変化でき
る。
【0022】この機能により、炉内機構3を炉内に投入
する場合、破線で示すようにア−ム24bの姿勢を起こ
し、炉内機構3が孔8aを貫通できるようにしておく。
一方、支持機構27は孔8bを貫通して投入される作業
機構28を胴部20に接続する機構であり、位置決め用
の突起27aを形成した板材からなる。作業機構28
は、例えば真空吸着もしくは電磁石からなる吸着部28
aを持ち、支持機構27の側面近傍に投入され突起27
aにより位置を定めた上で、吸着部28aの吸着力によ
り支持機構27に固定される。
【0023】なお、作業機構25及び28は、孔8bを
貫通するケ−ブル/チュ−ブ束25b及び28bを介し
て作業ステ−ジ14から遠隔操作される。下部シャフト
21は貫通孔11aに挿入され昇降方向及び旋回方向に
摺動支持される。
【0024】つぎに、図3により本発明の装置を構成す
る炉外機構5の一実施例の構成を説明する。
【0025】炉外機構5は、ペデスタル室4にある制御
棒駆動機構ハウジング11の貫通孔11aに挿入される
操作シャフト29と、制御棒駆動機構ハウジング11下
端部のハウジングフランジ11bにボルト30で装着固
定されるベ−スハウジング31と、ベ−スハウジング3
1に対し操作シャフト29を旋回させる旋回機構32
と、ベ−スハウジング31に対し操作シャフト29を昇
降させる昇降機構33とから構成されている。
【0026】炉内機構3の下部シャフト21の下端部に
は、操作シャフト29の上端部に形成した王冠状の連結
部29aと噛み合い結合する王冠状の連結部21aが形
成されており、さらに下部シャフト21の下端部及び操
作シャフト29の上端部には、双方の接近結合を誘導す
るための、ガイド孔21b及びガイドピン29bが形成
されている。
【0027】本構成において、連結部29a上に着座す
る炉内機構3の自重で、昇降方向の結合が図られ、さら
に、連結部21aと29aの噛み合いにより旋回方向の
結合が図られる。操作シャフト29は、制御棒駆動機構
ハウジング11の貫通孔11aに挿入されるベ−スハウ
ジング31の挿入部31bを貫通しており、挿入部31
b内面に設けられた摺動軸受31cを介して円柱状の摺
動部29cの部分で摺動支持されている。挿入部31b
の内面と摺動部29c外面との間には摺動型の防水シ−
ル31cが設けられ、さらにベ−スハウジング31とハ
ウジングフランジ11bとの接合面31dにも防水シ−
ル31eが設けられており、圧力容器2内部の炉水がペ
デスタル室4に漏れ出ることを防止している。
【0028】摺動部29cの下端部には長手方向に沿っ
たスプライン溝29d及びスクリュ−溝29eを形成し
た動力伝達部29fが形成されている。旋回機構32
は、ベ−スハウジング31の開放端31fの内部に回転
軸受32a及び32bより回転支持されスプライン溝2
9dに噛み合うスプライン部32c、スプライン部32
cの下端部に接合し開放端31fに設けた回転型アクチ
ェ−タ32dと結合するウォ−ムギア32eと、ウォ−
ムギア32eの下端部に接続され昇降機構の取付け土台
となるハウジング32fとから構成されている。旋回機
構32の旋回角度は、開放端31fに設けた指針32g
により指し示されるウォ−ムギア32eに設けられた角
度スケ−ル32h上の目盛を読むことにより計測され
る。
【0029】さらに、昇降機構33は、ハウジング32
fの内部に回転軸受33a及び33bより回転支持され
スクリュ−溝29eに接合するボ−ルナット部33c
と、ボ−ルナット部33cの下端部に接合しハウジング
32fに設けた回転型アクチェ−タ33dと結合するウ
ォ−ムギア33eとから構成されている。昇降機構33
の昇降位置は、ウォ−ムギア33eに設けた指針33f
により指し示される動力伝達部29f上に刻まれたスケ
−ル33gの目盛を読むことにより計測される。
【0030】以上の構成から、回転型アクチェ−タ32
dを起動するとスプライン部32cが回転し、スプライ
ン部32cに噛み合うスプライン溝29dを介して操作
シャフト29に連結された炉内機構3が旋回する。さら
に、回転型アクチェ−タ32dを停止させてスプライン
部32cの回転を固定した状態で回転型アクチェ−タ3
3dを起動すると、ボ−ルナット部33cが回転し、ス
プライン部32cとスプライン溝29dの噛み合いによ
り旋回運動が拘束された操作シャフト29が、スクリュ
−溝29eを介して昇降方向の推力を得て炉内機構3を
昇降させる。
【0031】なお、回転型アクチェ−タ32d及び33
dは、例えば電動モ−タもしくは手動回転機構等、トル
クを発生し得るものであれば種類を問わないことは明白
である。
【0032】つぎに、本本発明の一実施例の動作につい
て説明する。
【0033】まず、炉外機構5の操作シャフト29をペ
デスタル室4にある制御棒駆動機構ハウジング11の下
端部より貫通孔11aに挿入しベ−スハウジング31を
ハウジングフランジ11bにボルト30で装着する。
【0034】つぎに、炉内機構3を炉内に吊り降ろして
貫通孔11aに下部シャフト21を挿入し、連結部21
aと連結部29aを相互に接近させる。
【0035】つぎに、ペデスタル室4において旋回機構
32及び昇降機構33を用いて操作シャフト29を昇降
及び旋回操作することで、連結部21aと連結部29a
を連結する。
【0036】つぎに、必要に応じてア−ム24bを繰出
し、旋回機構32及び昇降機構33を操作して作業機構
25もしくは28を装着するのに適した位置に炉内機構
3を移動し、作業ステ−ジ14からの操りにより炉内に
投入した作業機構25もしくは28を支持機構24もし
くは27に装着する。
【0037】作業機構25もしくは28の装着が完了し
た後、旋回機構32及び昇降機構33を操作して炉内機
構3を旋回もしくは昇降し、作業機構25もしくは28
を作業目標位置に移動させる。
【0038】以上説明した本実施例によれば、作業機構
25もしくは28を炉内位置決め操作をするための駆動
源である旋回機構32及び昇降機構33は、ペデスタル
室4に存在するため、回転型アクチェ−タ32dもしく
は33dが故障した場合でも、炉内機構3及び作業機構
25もしくは28を炉内に残したまま、回転型アクチェ
−タ32dもしくは33dの修理交換が可能である。
【0039】さらに、回転型アクチェ−タ32dもしく
は33dとして回転ハンドル等の手動回転機構を用いる
と故障の発生確率を低減できる。
【0040】さらに、旋回機構32及び昇降機構33の
操作力の伝達は機械的剛性の高い操作シャフト29及び
炉内機構3を介しており、精度の高い旋回及び昇降位置
決め操作が可能である。
【0041】さらに、炉内に据え付けた炉内機構3に作
業機構25もしくは28を装着する構成により、作業機
構25もしくは28に故障が発生した場合に、炉内機構
3と作業機構25もしくは28を各々分離し炉外に回収
できる。
【0042】なお、本実施例の説明においては、昇降機
構33をボ−ルナット部33cとスクリュ−溝29eを
設けた操作シャフト29により構成していたが、例えば
空圧、液圧シリンダもしくは動滑車機構など直動運動を
発生する手段であれば、いずれの手段を用いても同様な
効果が得られることは明白である。
【0043】さらに、本実施例の説明においては、連結
部21aが連結部29a上に着座し、炉内機構3の自重
により昇降方向の連結を図る構成としているが、操作シ
ャフト29を長手方向に貫通するボルト等で、下部シャ
フト21と操作シャフト29を締結することで連結部2
1aと連結部29aの昇降方向の連結を図る構成として
も同様な効果が得られることは明白である。
【0044】さらに、本実施例の説明においては、連結
部21a及び連結部29aを王冠状の噛み合い構造とし
て構成しているが、例えばスプライン構造など連結操作
時に昇降方向に自由度を有し旋回方向に対し剛に結合す
る手段であれば、いずれの手段を用いても同様な効果が
得られることは明白である。
【0045】つぎに、図4を用いて本発明の装置の他の
実施例を説明する。
【0046】図4は本発明の装置を構成する炉内機構3
の他の実施例を示すもので、この図4において、図2に
示すのと同じ要素に対しては、同記号を付記している。
【0047】本実施例の炉内機構3の胴部34は、内部
空洞に作業機構35収納し、さらに側面には作業機構3
5をを持つ。作業機構35を胴部34に接合する支持機
構36は、作業機構35を窓34bより出し入れする繰
出し機構36aと、繰出し機構36及び作業機構35を
昇降させる昇降機構36bから構成される。さらに、作
業機構35及び支持機構36はチュ−ブ/ケ−ブル束3
6cを介して炉外より遠隔操作される。
【0048】本構成において、作業機構35は炉内機構
3に収納された状態で炉内に投入され、炉外機構5によ
る旋回及び昇降操作と、支持機構36の繰出し及び昇降
操作とにより作業目標地点に位置決めされる。
【0049】本実施例によれば、作業機構35は炉内機
構3に収納され同時に炉内に投入されるため、図2に示
す実施例に比べ、作業機構35の炉内投入作業が容易で
かつ効率的である。
【0050】さらに、作業機構35の昇降操作が炉内機
構3自身の昇降及び支持機構36の2段階で行われるた
め、作業機構35の昇降動作範囲を大きくすることがで
きる。
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、高度の放射線被曝によ
り人手作業が不可能な炉内構造物の補修点検作業を実施
する作業機構を、遠隔操作により作業場所に据え付ける
ことが可能な炉内据付装置を提供できる。
【0052】さらに、炉内での作業機構の位置決め操作
に要する駆動源を作業員の接近が可能なペデスタル室に
配置しているため、駆動源に故障が発生した場合、炉内
機構を炉外に回収すること無く対応処置を実施すること
が可能であり、迅速に作業復旧処置を実施できかつ作業
の信頼性も高い。
【0053】さらに、本発明の炉内据付装置を活用可能
な炉心支持板から炉底部の間の作業空間に隣接するペデ
スタル室から、剛性の高い機械的結合を介して作業機構
を旋回及び昇降させるので、信頼性が高くかつ高精度の
作業機構据付操作が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装置の一実施例を備えた原子炉の縦断
正面図説明図である。
【図2】本発明の装置を構成する炉内機構の一実施例を
示す断面図である。
【図3】本発明の装置を構成する炉外機構の一実施例を
示す断面図である。
【図4】本発明の装置を構成する炉内機構の他の実施例
を示す断面図である。
【符号の説明】
1…炉内据付装置、2…圧力容器、3…炉内機構、4…
ペデスタル室、5…炉外機構、6…燃料棒集合体、7…
上部格子板、8…炉心支持板、9…炉底部、10…制御
棒案内管、11…制御棒駆動機構ハウジング、12…原
子炉ウェル、13…オペレ−ションフロア、14、19
…作業ステ−ジ、15…昇降ウィンチ、16、18…ワ
イヤ、17、25、28、35…作業機構、20、34
…胴部、21…下部シャフト、22…上部シャフト、2
3…上部ガイド、24、27、36…支持機構、29…
操作シャフト、30…ボルト、31…ベ−スハウジン
グ、32…旋回機構、33…昇降機構、100、101
…操作者、102…TVカメラ、103、106、10
9…ケ−ブル、104、105…モニタ装置、107、
108…通信装置。
フロントページの続き (72)発明者 志村 孝夫 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式 会社 日立製作所 日立工場内 (72)発明者 佐々木 正祥 茨城県日立市会瀬町二丁目9番1号 日 立設備エンジニアリング株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−63878(JP,A) 特開 平6−308279(JP,A) 特開 昭64−61663(JP,A) 特開 平2−118499(JP,A) 特開 平3−87696(JP,A) 特開 平7−35892(JP,A) 特開 平7−63704(JP,A) 特開 平7−174885(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G21C 19/02

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧力容器内部に投入され炉内構造物の補修
    点検作業を行なう作業機構を作業場所の近傍に据え付け
    る炉内据付装置において、炉心支持板孔を貫通可能な胴
    部と、胴部の下端部に結合し制御棒駆動機構ハウジング
    の貫通孔に挿入される下部シャフトと、胴部の上端部に
    結合し炉心支持板孔を貫通する上部シャフトとから構成
    される炉内機構と、ペデスタル室にある制御棒駆動機構
    ハウジング下端部より貫通孔に挿入される操作シャフト
    と、制御棒駆動機構ハウジング下端部のハウジングフラ
    ンジに装着固定され操作シャフトを摺動支持するベ−ス
    ハウジングと、ベ−スハウジングに対して操作シャフト
    を長手方向回りに回転させる旋回機構と、ベ−スハウジ
    ングに対して操作シャフトを上下方向に移動させる昇降
    機構とから構成される炉外機構とを具備し、さらに、ペ
    デスタル室からの操作により結合及び切離しが可能で、
    操作シャフトの回転を下部シャフトに伝達する連結部
    を、下部シャフトの下端部及び操作シャフトの上端部に
    設けたことを特徴とする炉内据付装置。
  2. 【請求項2】炉内機構が貫通する炉心支持板孔以外の経
    路を通り炉内に投入された作業機構を吊り下げもしくは
    吸着により胴部側面に固定支持する支持機構を具備した
    ことを特徴とする請求項1記載の炉内据付装置。
  3. 【請求項3】胴部から繰り出しまた胴部内部への引込み
    が可能であり、端部に作業機構との結合部を有するア−
    ムで支持機構を構成したことを特徴とする請求項2記載
    の炉内据付装置。
  4. 【請求項4】胴部内部に作業機構の収納部を持ち、作業
    機構を胴部から繰り出しまた胴部内部へ引込む支持機構
    を具備したことを特徴とする請求項1記載の炉内据付装
    置。
  5. 【請求項5】炉内に設置され作業機構の据付作業を監視
    するTVカメラと、炉上部の作業場に設置され作業機構
    を投入し炉内機構に据え付ける操作者に作業機構の据付
    作業状況を表示するモニタ装置と、ペデスタル室に設置
    され炉外機構を操作する操作者に作業機構の据付作業状
    況を表示するモニタ装置と、炉上部とペデスタル室の作
    業者の間の情報交換を図るための通信装置を具備したこ
    とを特徴とする請求項1記載の炉内据付装置。
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