JP3299462B2 - 未加硫ゴム体の巻取方法及び巻取装置 - Google Patents

未加硫ゴム体の巻取方法及び巻取装置

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JP3299462B2
JP3299462B2 JP33045696A JP33045696A JP3299462B2 JP 3299462 B2 JP3299462 B2 JP 3299462B2 JP 33045696 A JP33045696 A JP 33045696A JP 33045696 A JP33045696 A JP 33045696A JP 3299462 B2 JP3299462 B2 JP 3299462B2
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和由 山田
昇 内山
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2801/00Application field
    • B65H2801/93Tyres

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  • Controlling Rewinding, Feeding, Winding, Or Abnormalities Of Webs (AREA)
  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Tyre Moulding (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タイヤのトレッド
等に使用する帯状の未加硫ゴム体の巻取方法及び巻取装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、連続押出された未加硫ゴム体
(例えば、タイヤのトレッド)の裏側にはライナーがロ
ット開始から終わりまで連続で貼付され、つまり、図6
に示すように、未加硫ゴム体aの裏面の全長に渡ってラ
イナーbが貼付され、このまま冷却され巻取機まで流れ
てくる。従って、作業者は、巻取機近傍において、巻取
位置にあるリールcを手で回してリールわに口を上に合
わせ、わに口の中へ送られてきた未加硫ゴム体a(トレ
ッド)の先端部分のライナーbを手ではがし、巻取用リ
ールcのわに口の中へまで誘導しながらさし込み、巻取
開始のスイッチを入れる。
【0003】巻取られた未加硫ゴム体aは、所定の長さ
になると、作業者が巻取り終了のスイッチを押し、未加
硫ゴム体aはカッターd等にてカットされ、巻取られた
未加硫ゴム体aの終端の裏に貼り付けられているライナ
ーbを手ではがし、その部分を巻取られた未加硫ゴム体
aの上に押し付け密着させる。この作業を、作業者は繰
り返す。即ち、未加硫ゴム体aの始端及び終端において
ライナーbが図6に示すように、手作業で剥離される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、従来では、未
加硫ゴム体aの始端及び終端においてライナーbを手作
業で剥離する必要があり、作業者はこの巻取機近傍にリ
ールへの巻き初めと巻き終わりに立ち会わなければなら
ず、作業性に劣っていた。そこで、本発明は、無人化を
図って作業性に優れた未加硫ゴム体の巻取方法及び巻取
装置の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係る未加硫ゴム体の巻取方法は、連続で
押出されている帯状の未加硫ゴム体へライナーを貼付し
て巻取用リールに該ライナー付の未加硫ゴム体を巻取る
未加硫ゴム体の巻取方法であって、上記未加硫ゴム体の
裏面にライナーを貼付しつつ、該未加硫ゴム体の長さが
上記巻取用リールに巻取られる長さになった際、上記ラ
イナーを未加硫ゴム体から離間させた状態に保持しつつ
切断し、その後、再び上記ライナーを未加硫ゴム体の裏
面に貼り付けて該未加硫ゴム体の裏面に貼り付けられる
ライナーに中抜き部を形成し、次に、中抜き部検出手段
にて該中抜き部を検出し、該中抜き部において上記未加
硫ゴム体を切断して、該未加硫ゴム体を上記巻取用リー
ルに巻取るものである。
【0006】また、本発明に係る一の未加硫ゴム体の巻
取装置は、巻取用リールを回転駆動させるリール回転手
段と、該巻取用リールのわに口を検出するわに口センサ
と、該わに口センサのわに口検出に基づいて該わに口が
所定位置に来るまで上記リール回転手段にて巻取用リー
ルを回転駆動させる制御手段と、中抜き部を有するライ
ナーが貼付された帯状の未加硫ゴム体をわに口に案内す
るガイド手段と、ライナーの中抜き部を検出する中抜き
部検出手段と、該中抜き部検出手段にて検出された中抜
き部において未加硫ゴム体を切断する切断手段と、を備
えたものである。
【0007】また、本発明に係る他の未加硫ゴム体の巻
取装置は、巻取用リールを回転駆動させるリール回転手
段と、該巻取用リールのわに口を検出するわに口センサ
と、該わに口センサのわに口検出に基づいて該わに口が
所定位置に来るまで上記リール回転手段にて巻取用リー
ルを回転駆動させる制御手段と、中抜き部を有するライ
ナーが貼付された帯状の未加硫ゴム体をわに口に案内す
るガイド手段と、ライナーの中抜き部を検出する中抜き
部検出手段と、該中抜き部検出手段にて検出された中抜
き部において未加硫ゴム体を切断する切断手段と、上記
巻取用リールに巻取られた未加硫ゴム体の表面に該未加
硫ゴム体の切断端部を押圧する押圧手段と、を備えたも
のである。
【0008】また、本発明に係る別の未加硫ゴム体の巻
取装置は、巻取用リールを回転駆動させるリール回転手
段と、該巻取用リールのわに口を検出するわに口センサ
と、該わに口センサのわに口検出に基づいて該わに口が
所定位置に来るまで上記リール回転手段にて巻取用リー
ルを回転駆動させる制御手段と、中抜き部を有するライ
ナーが貼付された帯状の未加硫ゴム体をわに口に案内す
るガイド手段と、ライナーの中抜き部を検出する中抜き
部検出手段と、該中抜き部検出手段にて検出された中抜
き部において未加硫ゴム体を切断する切断手段と、上記
巻取用リールに巻取られた未加硫ゴム体の表面に該未加
硫ゴム体の切断端部を押圧する押圧手段と、リール回転
手段が設けられる巻取位置から離間した待機位置と該巻
取位置との間を巻取用リールを移動させる移動手段と、
待機位置の巻取用リールを回転させる副リール回転手段
と、該待機位置において巻取用リールのわに口を検出す
るわに口副センサと、該わに口副センサのわに口検出に
基づいて上記所定位置の近傍に来るまで上記副リール回
転手段にて巻取用リールを回転駆動させる副制御手段
と、を備えたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態を示す図面に基
づいて本発明を詳説する。
【0010】図1と図2は本発明に係る未加硫ゴム体の
巻取装置を示し、この巻取装置は、図2に示すように、
未加硫ゴム体1(例えば、タイヤのトレッド)の裏面1
aにライナー2を貼付する貼付部Tと、ライナー2付の
未加硫ゴム体1を巻取用リール3に巻取る巻取部M(図
1参照)と、を備える。即ち、貼付部Tは、図示省略の
押出機から連続押出しされている未加硫ゴム体1の裏面
1aにライナー2を貼り付けし、押出されている長さが
巻取用リール3で巻取られる1本分の長さになったとき
にライナー2をカッター4にて一度カットする。カッタ
ー動作後、例えば、未加硫ゴム体1が 0.5〜0.6 メート
ル位走行した後、再び、未加硫ゴム体1の裏面1aにラ
イナー2を貼り付けるものであり、未加硫ゴム体1の裏
面1aに貼付されるライナー2に図4と図5に示すよう
に中抜き部5を形成する。ここで、ライナー2とは、例
えば、ポリエチレン、ポリエチレンフタレート等の薄肉
の帯状体である。また、巻取部Mは、ライナー2付未加
硫ゴム体1を巻取用リール3に巻取り、中抜き部5(図
4と図5参照)においてこの未加硫ゴム体1を切断する
ものである。
【0011】しかして、貼付部Tは、図2に示すよう
に、ライナー2が巻設されるライナー軸6と、該ライナ
ー軸6から送出されるライナー2を案内するガイドロー
ラ7,7と、ガイドローラ7,7に案内されたライナー
2を未加硫ゴム体1の裏面1aに押圧する押圧手段9
と、を備える。なお、未加硫ゴム体1を搬送するための
搬送手段8は、複数のローラ10…を備える。
【0012】押圧手段9は、押圧ローラ11と、該押圧ロ
ーラ11をその軸心廻りに回転自在に保持する保持枠体12
と、該保持枠体12を上下動させて該押圧ローラ11を上下
動させるシリンダ13と、保持枠体12にライナー2を押さ
える押え部材14と、を備える。
【0013】即ち、保持枠体12は、図3に示すように、
搬送される未加硫ゴム体1の下方位置に配設され、鉛直
方向に対して所定角度で傾斜する傾斜辺部12aと、傾斜
辺部12aの下端から連設される水平壁部12bと、を備
え、この水平壁部12bにシリンダ13の(鉛直方向に沿っ
て伸縮する)ピストンロッド13aが連結されている。ま
た、押圧ローラ11は、図示省略の保持軸にて保持枠体12
の上端に保持される。押え部材14は、押えロッド15と、
該押えロッド15を保持枠体12の傾斜辺部12aに対して接
近離間方向に往復動させるシリンダ16と、を備える。
【0014】従って、保持枠体12の傾斜辺部12aに摺接
するライナー2を、図3の(イ)に示すように、シリン
ダ16のピストンロッド16aが伸びた状態で、押えロッド
15がこのライナー2を押さえて保持することができる。
また、図3の(ロ)に示すように、シリンダ16のピスト
ンロッド16aを縮めた状態としてシリンダ13のピストン
ロッド13aを伸ばせば、押圧ローラ11を上昇させて未加
硫ゴム体1の裏面1aに当接状とすることができる。
【0015】なお、シリンダ13の本体部13bは、図2に
示すように、保持板17に固定され、この保持板17には、
保持枠体12の水平壁部12bから垂下されたガイドロッド
18がスライド自在に挿通されている。図2において、20
はライナー2の弛みを防止するシリンダであり、ピスト
ンロッド20aが伸びることによって、イのローラ7をロ
のローラ7から離間させてライナー2に張力を負荷する
ものである。また、保持板17、押え部材14のシリンダ16
の本体部16b、及びシリンダ20の本体部20bは夫々、図
示省略の固定部に保持されている。
【0016】しかして、押圧ローラ11近傍には、ライナ
ー2を切断するための上述のカッター4が設けられる。
即ち、図示省略の検出器にてライナー2の貼付長さを検
出し、この長さが所定長さ、つまり、巻取用リール3に
巻取られる長さになった際に、カッター4が図示省略の
移動機構にてライナー2の幅方向に移動して、ライナー
2を切断する。
【0017】また、巻取部Mは、図1に示すように、巻
取用リール3を回転駆動させるリール回転手段26と、該
巻取用リール3のわに口27を検出するわに口センサ28
と、該わに口センサ28のわに口検出に基づいて該わに口
27が所定位置に来るまで上記リール回転手段26にて巻取
用リール3を回転駆動させる制御手段29と、中抜き部5
(図4等参照)を有するライナー2が貼付された帯状の
未加硫ゴム体1をわに口27に案内するガイド手段30と、
ライナー2の中抜き部5を検出する中抜き部検出手段31
(図5参照)と、該中抜き部検出手段31にて検出された
中抜き部5において未加硫ゴム体1を切断する切断手段
32(図4参照)と、未加硫ゴム体1の切断端部を上記巻
取用リール3に巻取られた未加硫ゴム体1の裏面1aに
押圧する押圧手段33と、を備える。
【0018】巻取用リール3は、基台35の支持枠36,36
に回転自在に支持され、その外周面に上述のわに口27を
備えている。また、この基台35は車輪37…を有し、矢印
A,Bの如く移動可能とされる。また、リール回転手段
26は、複数のローラ38…を有する枠体39と、該枠体39の
複数のローラ38…に掛け回されるベルト40と、を備え、
このベルト40が図示省略の駆動機構にて回転駆動し、こ
のベルト40の回転に伴ってこのベルト40に接触している
巻取用リール3が回転する。
【0019】わに口センサ28はシリンダ41のピストンロ
ッド41aに付設され、このピストンロッド41aの伸びた
状態で巻取用リール3の外周面の上方に位置する。そし
て、センサ28としては、例えば、静電容量形近接スイッ
チ(オムロン株式会社E2K−C25MY1)等が使用
される。また、このシリンダ41の本体部41bは図示省略
の固定部に保持される。そして、このわに口センサ28が
わに口27を検出すれば、制御手段29にその検出信号が入
力され、この検出信号に基づいて制御手段29からリール
回転手段26に回転停止信号が入力され、巻取用リール3
の回転が停止する。
【0020】また、ガイド手段30は、複数のガイドロー
ラ42…を備え、このガイドローラ42…を保持しているガ
イド板43が、シリンダ44のピストンロッド44aに連結さ
れ、このピストンロッド44aの伸縮によりガイド板43が
わに口27に接近・離間する。なお、シリンダ44の本体部
44bは図示省略の固定部に保持される。
【0021】次に、押圧手段33は、ローラ45と、該ロー
ラ45を保持する保持板46と、該保持板46に連結されるシ
リンダ47とを備え、シリンダ47のピストンロッド47aが
伸びれば、巻取用リール3に巻設された未加硫ゴム体1
をローラ45が押圧する。なお、シリンダ47の本体部47b
は図示省略の固定部に保持される。
【0022】中抜き部検出手段31は、図5に示すよう
に、カメラ49を備え、このカメラ49はリール回転手段26
の近傍に設けられ、該カメラ49からの画像を図示省略の
パーソナルコンピュータ等からなる画像処理システムに
て処理して中抜き部5を検出する。即ち、中抜き部検出
信号が切断手段32に入力され、この検出信号に基づいて
切断手段32にてこの中抜き部5において未加硫ゴム体1
が切断される。
【0023】ところで、切断手段32は、図4に示すよう
に、カッター50と、該カッター50を駆動させるシリンダ
51と、を備え、該シリンダ51のピストンロッド51aが伸
縮することによって未加硫ゴム体1が切断される。な
お、シリンダ51の本体部51bは図示省略の固定部に保持
される。
【0024】しかして、この巻取部Mは、さらに、リー
ル回転手段26が設けられる巻取位置から離間した待機位
置と該巻取位置との間を巻取用リール3を移動させる移
動手段52と、待機位置の巻取用リール3を回転させる副
リール回転手段53と、該待機位置において巻取用リール
3のわに口27を検出するわに口副センサ54と、該わに口
副センサ54のわに口検出に基づいて上記所定位置の近傍
に来るまで上記副リール回転手段53にて巻取用リール3
を回転駆動させる副制御手段55と、を備える。
【0025】移動手段52は、基台35に付設される車輪37
と、該基台35を走行させるモータ等を備え、モータの駆
動により、該基台35が矢印A,B方向に往復動して、巻
取用リール3を矢印A,B方向に往復動させる。
【0026】また、副リール回転手段53は、ローラ57
と、該ローラ57を回転駆動させる駆動機構58と、該ロー
ラ57を巻取用リール3の外周面に接近離間する方向に揺
動させるシリンダ59と、を備える。駆動機構58は、モー
タ60と、ローラ57の軸のプーリ61とモータ60の出力軸の
プーリ62とに掛け回されるベルト63と、を備え、モータ
60が駆動してベルト63が走行することによって、ローラ
57が回転して、これにより、該ローラ57が接触している
巻取用リール3が回転する。
【0027】ローラ57は、支持枠64に回転自在に支持さ
れ、この支持枠64に、シリンダ59のピストンロッド59a
が連結され、このピストンロッド59aの伸縮にて支持枠
64が揺動する。
【0028】また、副リール回転手段53のローラ57等
は、巻取用リール3の移動方向と平行に移動することが
できる。即ち、モータ60及び支持枠64が走行台65上に設
けられ、この走行台65がレール66,66上を車輪67…を介
して走行する。この走行台65は、駆動機構68の駆動にて
矢印B方向と平行な矢印D方向に走行する。駆動機構68
は、例えば、一対の回転プーリ69,70と、該回転プーリ
69を回転駆動させるためのモータ71と、を備え、このモ
ータ71の回転駆動力がクラッチ72を介して伝達される。
また、回転プーリ69,70には、走行台65に連結されたベ
ルト73が掛け回される。従って、モータ71が駆動してベ
ルト73が走行すれば、走行台65がレール66,66に沿って
矢印B方向と平行な矢印D方向に沿って走行する。
【0029】ところで、走行台65には連結片75が設けら
れ、この連結片75に、巻取用リール3の基台35に設けら
れる図示省略の係止部材に係脱自在に係止する。この係
止部材はシリンダにて上下動して上昇時に連結片75に係
止して、下降時には連結片75に係止しない。
【0030】従って、図1の仮想線に示すように、巻取
用リール3が待機位置に位置している場合、ローラ57が
この待機位置の巻取用リール3の外周面に当接し、該ロ
ーラ57の回転駆動により、該巻取用リール3が回転す
る。また、連結片75を係止部材に係止させれば、巻取用
リール3の矢印A方向の移動に伴って、走行台65が矢印
C方向に走行する。そして、巻取用リール3が実線で示
す巻取位置に達した後、該走行台65を待機位置に戻すに
は、モータ71を駆動させて、走行台65を戻す。
【0031】また、ローラ57の近傍には、上述のわに口
副センサ54が設けられ、このセンサ54にて、待機位置の
巻取用リール3のわに口27を検出する。センサ54は、例
えば、静電容量形近接スイッチ(オムロン株式会社E2
K−C25MY1)等からなり、このセンサ54からのわ
に口検出信号が、副制御手段55に入力され、副制御手段
55から副リール回転手段53に回転停止信号が入力され、
巻取用リール3の回転が停止する。この場合、わに口27
が真上より僅か手前に位置する状態で巻取用リール3が
停止する。
【0032】上述の如く構成された装置を使用して未加
硫ゴム体1を巻取る方法を説明する。ライナー軸6に巻
設されたライナー2を、ガイドローラ7,7及び押圧手
段9を介して、図示省略の押出機から連続押出されてい
る未加硫ゴム体1に供給して該裏面1aに貼付する。こ
の際、未加硫ゴム体1は連続して走行している。そし
て、巻取用リール3に巻取られる長さ分ライナー2が貼
付されれば、このライナー2をカッター4で切断する。
この際、押え部材14にてライナー2を押え付けておき、
カッター4動作後、例えば、未加硫ゴム体1が 0.5〜0.
6 メートル位走行した後に押圧手段9の保持枠体12及び
押圧ローラ11が上昇し、再び、未加硫ゴム体1の裏面1
aにライナー2を貼り付け、その後、押圧手段9の保持
枠体12及び押圧ローラ11が下降する。
【0033】従って、未加硫ゴム体1の裏面1aにはラ
イナー2が貼付されていない中抜き部5が図4と図5に
示すように形成される。その後は、未加硫ゴム体1の裏
面1aに貼り付けされたライナー2の中抜き部5をカメ
ラ49による中抜き部検出手段31にて検出し、そのライナ
ー2の中抜き部5をカッター50まで送り込み、未加硫ゴ
ム体1を自動でカットする。
【0034】具体的には、(リール回転用ゴム)ローラ
57をシリンダ59にて押出し、ローラ57をモータ60にて駆
動して、リール3を回転させ、ローラ57の近傍に設置さ
れているわに口副センサ54でわに口27を検出し、このわ
に口27を真上の少し手前で停止させる。その後、巻取用
リール3を巻取位置まで送る。
【0035】巻取用リール3が巻取位置まで移動後、リ
ール回転手段26のベルト40が巻取用リール3を押え付け
ると、ローラ57が戻り、該ローラ57が待機位置まで後退
する。
【0036】その後、わに口センサ28がシリンダ41にて
前進して、わに口27を検出するまでリール回転手段26に
て巻取用リール3を回転させ、わに口27を検出後、リー
ル3の回転を真上にて停止させ、わに口センサ28を後退
させ、その後、ローラ45が下降し、リールわに口27の真
上で停止する。
【0037】その後、未加硫ゴム体1が送り込まれ、ガ
イド手段30に沿って、リールわに口27にセットされ、巻
取用リール3が回転し巻取られる。巻取用リール3で巻
取られた未加硫ゴム体1が所定の長さによると、ライナ
ー2の中抜き部5がカッター50近傍で停止、カットさ
れ、ライナー2の貼り付けされていない端末部分が巻取
用リール3にて巻取られるまでベルト40が走行し、この
時、巻取用リール3上部のローラ45によって、すでに巻
取りされている未加硫ゴム体1に押し付けられ、未加硫
ゴム体1同志を密着させる。その後、巻取りの終了した
リール3は払い出しされ、巻取位置に図示省略の位置決
め装置により位置決めされた巻取用リール3が移動して
きて、上述の方法により巻取られる。その後、以上の方
法が繰り返される。
【0038】従って、この装置によれば、ライナー貼付
からこのライナー2が貼付された未加硫ゴム体1の所定
長さの巻取用リール3への巻取りを自動的に行うことが
できる。即ち、未加硫ゴム体1の両端部のライナー2の
剥離作業を作業者自身が行う必要がない。
【0039】
【発明の効果】本発明は上述の如く構成されているの
で、次に記載する効果を奏する。 (請求項1記載の未加硫ゴム体の巻取方法によれ
ば、)ライナー貼付からこのライナー2が貼付された未
加硫ゴム体1の所定長さの巻取用リール3への巻取りを
自動的に行うことができる。即ち、未加硫ゴム体1の両
端部のライナー2の剥離作業を作業者自身が行う必要が
なく、作業性に優れる。 (請求項2記載の未加硫ゴム体の巻取装置によれ
ば、)所定長さのライナー2付未加硫ゴム体1を、確実
に巻取用リール3に巻取ることができ、しかも、未加硫
ゴム体1の両端部のライナー2の剥離作業を作業者自身
が行う必要がない。 (請求項3記載の未加硫ゴム体の巻取装置によれ
ば、)請求項3と同様の効果を奏すると共に、巻取り後
のライナー2付未加硫ゴム体1の端部が浮き上がること
が無く安定する。 (請求項4記載の未加硫ゴム体の巻取装置によれ
ば、)より確実にしかも安定してライナー2が貼付され
た未加硫ゴム体1を、巻取用リール3に巻取ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る未加硫ゴム体の巻取装置の要部斜
視図である。
【図2】未加硫ゴム体の巻取装置の他の要部斜視図であ
る。
【図3】ライナーの切断端部説明図である。
【図4】未加硫ゴム体の切断状態説明図である。
【図5】中抜き部を示す斜視図である。
【図6】従来の切断状態説明図である。
【符号の説明】
1 未加硫ゴム体 1a 裏面 2 ライナー 3 巻取用リール 5 中抜き部 26 リール回転手段 27 わに口 28 わに口センサ 29 制御手段 30 ガイド手段 31 中抜き部検出手段 32 切断手段 33 押圧手段 52 移動手段 53 副リール回転手段 54 わに口副センサ 55 副制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−72167(JP,A) 特開 平8−57979(JP,A) 特開 平5−84850(JP,A) 特開 平7−290596(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29D 30/00 - 30/72 B65H 18/00 - 18/28 B65H 19/28,19/29,23/195

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続で押出されている帯状の未加硫ゴム
    体1へライナー2を貼付して巻取用リール3に該ライナ
    ー2付の未加硫ゴム体1を巻取る未加硫ゴム体の巻取方
    法であって、上記未加硫ゴム体1の裏面1aにライナー
    2を貼付しつつ、該未加硫ゴム体1の長さが上記巻取用
    リール3に巻取られる長さになった際、上記ライナー2
    を未加硫ゴム体1から離間させた状態に保持しつつ切断
    し、その後、再び上記ライナー2を未加硫ゴム体1の裏
    面1aに貼り付けて該未加硫ゴム体1の裏面1aに貼り
    付けられるライナー2に中抜き部5を形成し、次に、中
    抜き部検出手段31にて該中抜き部5を検出し、該中抜き
    部5において上記未加硫ゴム体1を切断して、該未加硫
    ゴム体1を上記巻取用リール3に巻取ることを特徴とす
    る未加硫ゴム体の巻取方法。
  2. 【請求項2】 巻取用リール3を回転駆動させるリール
    回転手段26と、該巻取用リール3のわに口27を検出する
    わに口センサ28と、該わに口センサ28のわに口検出に基
    づいて該わに口27が所定位置に来るまで上記リール回転
    手段26にて巻取用リール3を回転駆動させる制御手段29
    と、中抜き部5を有するライナー2が貼付された帯状の
    未加硫ゴム体1をわに口27に案内するガイド手段30と、
    ライナー2の中抜き部5を検出する中抜き部検出手段31
    と、該中抜き部検出手段31にて検出された中抜き部5に
    おいて未加硫ゴム体1を切断する切断手段32と、を備え
    たことを特徴とする未加硫ゴム体の巻取装置。
  3. 【請求項3】 巻取用リール3を回転駆動させるリール
    回転手段26と、該巻取用リール3のわに口27を検出する
    わに口センサ28と、該わに口センサ28のわに口検出に基
    づいて該わに口27が所定位置に来るまで上記リール回転
    手段26にて巻取用リール3を回転駆動させる制御手段29
    と、中抜き部5を有するライナー2が貼付された帯状の
    未加硫ゴム体1をわに口27に案内するガイド手段30と、
    ライナー2の中抜き部5を検出する中抜き部検出手段31
    と、該中抜き部検出手段31にて検出された中抜き部5に
    おいて未加硫ゴム体1を切断する切断手段32と、上記巻
    取用リール3に巻取られた未加硫ゴム体1の表面に該未
    加硫ゴム体1の切断端部を押圧する押圧手段33と、を備
    えたことを特徴とする未加硫ゴム体の巻取装置。
  4. 【請求項4】 巻取用リール3を回転駆動させるリール
    回転手段26と、該巻取用リール3のわに口27を検出する
    わに口センサ28と、該わに口センサ28のわに口検出に基
    づいて該わに口27が所定位置に来るまで上記リール回転
    手段26にて巻取用リール3を回転駆動させる制御手段29
    と、中抜き部5を有するライナー2が貼付された帯状の
    未加硫ゴム体1をわに口27に案内するガイド手段30と、
    ライナー2の中抜き部5を検出する中抜き部検出手段31
    と、該中抜き部検出手段31にて検出された中抜き部5に
    おいて未加硫ゴム体1を切断する切断手段32と、上記巻
    取用リール3に巻取られた未加硫ゴム体1の表面に該未
    加硫ゴム体1の切断端部を押圧する押圧手段33と、リー
    ル回転手段26が設けられる巻取位置から離間した待機位
    置と該巻取位置との間を巻取用リール3を移動させる移
    動手段52と、待機位置の巻取用リール3を回転させる副
    リール回転手段53と、該待機位置において巻取用リール
    3のわに口27を検出するわに口副センサ54と、該わに口
    副センサ54のわに口検出に基づいて上記所定位置の近傍
    に来るまで上記副リール回転手段53にて巻取用リール3
    を回転駆動させる副制御手段55と、を備えたことを特徴
    とする未加硫ゴム体の巻取装置。
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