JP3299376B2 - 連続鋳造方法および装置 - Google Patents

連続鋳造方法および装置

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JP3299376B2
JP3299376B2 JP03940394A JP3940394A JP3299376B2 JP 3299376 B2 JP3299376 B2 JP 3299376B2 JP 03940394 A JP03940394 A JP 03940394A JP 3940394 A JP3940394 A JP 3940394A JP 3299376 B2 JP3299376 B2 JP 3299376B2
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洋一 山本
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Nisshin Steel Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、連続鋳造方法および装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、連続鋳造設備の稼働率を向上
するための方策として、鋳造操業を中断することなく鋳
造操業を続行する多連鋳操業がある。タンディッシュな
どの耐火物は溶損することから、タンディッシュの耐火
物を取換えるために、タンディッシュを交換する作業が
必要となる。このとき鋳造操業を一時的に停止しなけれ
ばならない。この停止時間が長くなると、鋳片のバルジ
ングなどの原因によって、その交換作業完了後の鋳造再
開時に、引抜が不可能になるというトラブルが発生す
る。このようなトラブルの原因は、鋳片を引抜くピンチ
ロールが停止している状態では、鋳片が滞留しているの
で、そのピンチロールに接触している鋳片の表面はクリ
ープ変形し、またピンチロールとそれに隣接して回転自
在に設けられる鋳片を案内する案内ロールとの間、なら
びに隣接する案内ロール相互間では、溶鋼静圧によるバ
ルジングによって膨らんだ形状になっており、鋳造開始
時には、このような形状の鋳片を圧延するだけのピンチ
ロールの駆動トルクが必要となり、そのような必要なト
ルクがモータの限界を越えると、鋳片の引抜が不可能と
なってしまう。
【0003】このように、鋳造停止時の機内に滞留する
鋳片の変形によって、鋳造の開始が不可能になると、復
旧作業に長時間を要し、したがって連続鋳造装置および
その後工程の設備の稼働率の低下を招くばかりか、前工
程にも大きな影響を及ぼす。
【0004】先行技術では、このような鋳造停止中にお
ける鋳片の変形によって鋳片の引抜が不可能になること
を回避するために、鋳造を停止してから、その鋳造を再
び開始するまでの鋳造停止可能限界時間は、作業者の試
行錯誤の経験によって設定しており、したがってそのよ
うな経験から得られた設定時間内においても、鋳片の引
抜不可能のトラブルが発生することがあり、そのトラブ
ルを防ぐことが望まれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、連続
鋳造を一旦、停止した後に、再び鋳造の開始が可能な最
長時間である鋳造停止可能限界時間をもっと正確に把握
することができるようにして、その鋳造停止期間中に鋳
片が変形して再び引抜作業を行うことが不可能になって
しまうという事態を確実に防ぐことができるようにした
連続鋳造方法および装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、連続鋳造を一
旦、停止した後に、鋳造を再び開始したときのピンチロ
ール駆動モータの最大トルクの測定値yと、鋳造停止時
間X1 と、鋳片の断面寸法X2 とから成るデータによっ
て、重回帰モデルの推定を行って、トルクの期待値Y^
の回帰式を求め、次に、モータの発生トルク制限値YL
を、前記回帰式の期待値Y^に代入し、かつ鋳片の断面
寸法X2 をその回帰式に代入することによって、鋳造停
止可能限界時間XL を求め、この鋳造停止可能限界時間
L 以内に、鋳造を再び開始することを特徴とする連続
鋳造方法である。
【0007】
【0008】また本発明は、連続鋳造を一旦、停止した
後に、鋳造を再び開始したときのピンチロール駆動モー
タの最大トルクの測定値yと、鋳造停止時間X1 と、鋳
片の断面寸法X2 と、鋳片の炭素量X3 とから成るデー
タによって、重回帰モデルの推定を行って、トルクの期
待値Y^の回帰式を求め、次に、モータの発生トルク制
限値YL を、前記回帰式の期待値Y^に代入し、かつ鋳
片の断面寸法X2 と、鋳片の炭素量X3 とをその回帰式
に代入することによって、鋳造停止可能限界時間XL
求め、この鋳造停止可能限界時間XL 以内に、鋳造を再
び開始することを特徴とする連続鋳造方法である。
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】また本発明は、(a)モールドからの鋳片
を、モータによって駆動されるピンチロールで引抜く連
続鋳造装置において、(b)トルク検出手段の出力に応
答し、モータの出力トルクを制御してモータを駆動する
手段と、(c)モータの停止時間を測定する停止時間測
定手段と、(d)制御手段であって、連続鋳造を一旦、
停止した後に、鋳造を再び開始したときのピンチロール
駆動モータの最大トルクの測定値yと、鋳造停止時間X
1と、鋳片の断面寸法X2 とから成るデータによって、
重回帰モデルの推定を行って、トルクの期待値Y^の回
帰式を求め、次に、モータの発生トルク制限値YL を、
前記回帰式の期待値Y^に代入し、かつ鋳片の断面寸法
2 をその回帰式に代入することによって、鋳造停止可
能限界時間XL を求め、その鋳造停止可能限界時間XL
以内に、前記駆動手段によってモータを駆動させる制御
手段とを含むことを特徴とする連続鋳造装置である。
【0015】また本発明は、(a)モールドからの鋳片
を、モータによって駆動されるピンチロールで引抜く連
続鋳造装置において、(b)トルク検出手段の出力に応
答し、モータの出力トルクを制御してモータを駆動する
手段と、(c)モータの停止時間を測定する停止時間測
定手段と、(d)制御手段であって、連続鋳造を一旦、
停止した後に、鋳造を再び開始したときのピンチロール
駆動モータの最大トルクの測定値yと、鋳造停止時間X
1と、鋳片の断面寸法X2 と、鋳片の炭素量X3 とから
成るデータによって、重回帰モデルの推定を行って、ト
ルクの期待値Y^の回帰式を求め、次に、モータの発生
トルク制限値YL を、前記回帰式の期待値Y^に代入
し、かつ鋳片の断面寸法X2 と、鋳片の炭素量X3 とを
その回帰式に代入することによって、鋳造停止可能限界
時間XL を求め、その鋳造停止可能限界時間XL 以内
に、前記駆動手段によってモータを駆動させる制御手段
とを含むことを特徴とする連続鋳造装置である。
【0016】
【作用】本発明に従えば、鋳造を再び開始したときにお
けるピンチロールを駆動するためのモータ起動時の最大
トルクの測定値yと、鋳造停止時間X1 と、連続鋳造装
置内に滞留している鋳片の幅寸法などの鋳片の断面寸法
2 とから成るデータ、さらにはその鋳片の炭素量(単
位はたとえばppm)X3 をさらに含むデータによっ
て、重回帰モデルの推定を行ってトルクの期待値Y^の
回帰式を求め、モータ発生トルク制限値、たとえば定格
トルクの110%の値YL を、前記回帰式の期待値Y^
に代入して、タンディッシュなどの交換作業のために鋳
造を停止した時点から、ピンチロールをモータで駆動し
て鋳造を再び開始する時点までの最大時間である鋳造停
止可能限界時間XL を求め、この時間XL 以内に、鋳造
を再び開始する。これによって鋳造を再び開始しようと
したとき、鋳片が引抜不可能な状態になってトラブルを
生じるという問題が回避される。
【0017】
【0018】
【0019】
【実施例】図1は、本発明の一実施例の彎曲形連続鋳造
設備の簡略化した縦断面図である。通常の定常の連続鋳
造時におけるタンディッシュ2などの耐火物は溶損する
ことから、そのタンディッシュ2の耐火物を取替えるた
めに、タンディッシュ2を交換する作業が必要となり、
このとき鋳造操業を一時的に停止し、上流帯4のロール
群および下流帯5のロール群のピンチロールを停止す
る。このような鋳造操業の停止中は、モールド3および
スプレーノズルの冷却水は予め定める最低流量に制限さ
れ、鋳片6が冷却されている。
【0020】図2は、鋳片6を上下に挟持するロール9
a,9b;10a,10b(総括的には参照符9,10
でそれぞれ示すことがある。)によって保持された状態
を示す。鋳片6は各ロール9,10において参照符1
1,12で示されるようにクリープ変形し、また鋳造操
業の引抜方向13に隣接するロール9,10間では、溶
鋼静圧によるバルジングによって参照符14,15で示
されるように膨らんだ状態となっている。したがって鋳
造操業を一旦、停止した後に再び鋳造を開始するときに
は、このように変形した鋳片6を圧延するに充分なピン
チロールの駆動トルクが必要となる。したがってこのと
きのピンチロールの駆動トルクは、通常の起動トルク以
外に、鋳片のバルジング分を圧延するために必要となる
トルクが付加され、結果的に過大なトルクを要求される
ことになる。
【0021】次にトルク検出を行うロールの位置につい
て、図3を参照して説明する。ロール9aは、油圧シリ
ンダ17によって鋳片6に押付けられるように構成さ
れ、このことは残余のロール9b,10a,10bなど
に関しても同様である。複動油圧シリンダ17が後退限
のストロークエンドにあるときには、上ロール9aと下
ロール9bのロール間隔が予め定める規定値となるよう
に構成されている。図3(2)は油圧シリンダ17の前
進限のストロークエンドの状態を示している。
【0022】鋳片が完全に凝固していない上流帯4のロ
ール群では、鋳片6のバルジング力によってシリンダ1
7は後退限となっており、ロール9aと鋳片6の表面間
にはバルジング力のみが作用している。したがってロー
ル9aの伝達可能な引抜力F1は、バルジング力をF2
とし、ロール9aと鋳片6の表面間の摩擦係数をμ1と
すると、 F1=F2・μ1 …(1) である。シリンダ17による押付け圧力を、バルジング
力F2よりも大きくした場合は、鋳片6を変形させるこ
とになるので、そのようなシリンダ17による押付け圧
力を小さくする必要がある。したがってロール9aの伝
達可能な引抜力F1は、バルジング力F2によって決定
される。一方、ロール9aと鋳片6との間のスリップ現
象は、ロール9aの伝達可能な引抜力F1が、モータ1
6によって発生される引抜力F3と比べて、 F1<F3 …(2) となったときに発生する。したがって上流帯4のロール
群によって導かれる完全凝固していない鋳片では、ロー
ル9aの伝達可能な引抜力F1が小さく、スリップが発
生しやすい。これに対して下流帯5のロール群によって
導かれる鋳片は、完全凝固しており、したがってバルジ
ング力F2は発生しない。ロール9aと鋳片6の表面と
の間には、シリンダ17の押付け力のみが作用し、ロー
ル9aの伝達可能な引抜力F1は、シリンダ押付け力を
F4とし、ロール9aと鋳片6の表面との間の摩擦係数
をμ2とするとき、 F1=F4・μ2 …(3) となる。鋳片が完全凝固しているので、シリンダ押付け
力F4を大きく設定することが可能であり、したがって
ロール9aの伝達可能な引抜力F1を大きくすることが
でき、スリップが発生しにくい。上述の図3は、上流帯
および下流帯の各ロール群4,5における説明を共用し
て行っている。
【0023】本発明の一実施例では、モータ16による
ピンチロール(たとえば9a)の駆動トルクを検出する
にあたっては、鋳造を一旦停止した後に再起動時の状態
において、鋳片6が完全凝固している引抜方向13の位
置よりももっと下流側で、トルク検出を行っており、こ
れによってピンチロール9aと鋳片6とのスリップが発
生しない状態でのトルクを検出している。
【0024】上流帯4のロール群で案内される鋳片6は
凝固シェルが薄く、強度が低いので、ピンチロール9
a,9bの押付け圧力を下げていることによって、ピン
チロール9a,9bと鋳片6間にてスリップが生じやす
い状態となっている。そこへ前述の、鋳片のバルジング
分を圧延するために必要な過大なトルクが付加され、上
流帯ではスリップを発生することになる。そのスリップ
が発生すると、モータ16からの伝達駆動トルクが低下
する。またこのような上流帯4のロール群におけるピン
チロールによるスリップが発生すると、下流帯5のロー
ル群におけるピンチロールの負荷が増加することにな
り、下流帯5のロール群におけるピンチロールの必要ト
ルクは増大する。そこで、増大した必要トルクが発生ト
ルク制限値YL を超過すると、モータはこれ以上のトル
クを発生することができないため、鋳片とロール間での
ロック状態すなわち引抜不良となる。ここで言う発生ト
ルク制限値YL とは、モータを制御するインバータ等の
速度制御装置において、過大なトルクが駆動装置へ伝達
されることを防止し、同時に制御装置の回路を保護する
ために設けられる制限値である。
【0025】図4は、鋳片の一旦停止後に、鋳造を再び
開始したときに測定した発生トルクの波形データであ
る。図4(1)は鋳片6の鋳造長を示し、時刻t1にお
いて鋳造を再開した状態を示している。図4(2)は、
下流帯5のロール群の代表的なモールド3から第68番
目の下ピンチロール9bのトルクを示しており、図4
(3)はその第68番目の対の上ピンチロール9aの速
度を示している。また図4(4)は、上流帯4のロール
群の代表的なモールド3から第23番目の上ピンチロー
ル9aのトルクを示している。時刻t2において第23
番目の上ピンチロール9aのスリップが生じ、波形23
は、第68番目の下ピンチロール9bのスリップを断続
的に繰返している状態が判る。第23番目の対の上ピン
チロール9aのスリップの発生によって、それ以前で第
68番目の対の上下のピンチロール9a,9bのうち、
下ピンチロール9bのトルクが低下し始めて、その時刻
t2以後、トルクが再び増加し、スリップが間欠的に生
じている様子が観測される。
【0026】本発明によれば、鋳造を一旦停止した後に
再起動時において、ピンチロール9aと鋳片6とのスリ
ップが発生しない状態である下流帯5におけるモータ1
6によって発生される鋳造開始時の検出トルクの最大値
を、従属変数Yとおき、その期待値をY^とし、実際の
測定による実測値をyとし、鋳造停止時間を独立変数X
1 とし、連続鋳造装置の機内滞留鋳片幅寸法を独立変数
2 とし、さらに機内滞留鋳片の組成のうちカーボン量
の値(単位ppm)を独立変数X3 としたとき、これら
の独立変数X1 ,X2 ,X3 および実測値yは、表1の
とおりとなり、そのデータ数N=23である。
【0027】
【表1】
【0028】そこで次式4〜式6を用い、重回帰分析を
行う。ここでb0〜b3は、偏回帰係数であり、定数で
ある。
【0029】 Y^=b0+b1・X1 …(4) Y^=b0+b1・X1 +b2・X2 …(5) Y^=b0+b1・X1 +b2・X2 +b3・X3 …(6) 上述の式4〜式6において、偏回帰係数b0〜b3は、
期待値Y^の代りに、実際の計測による実測値yを代入
し、また独立変数X1 〜X3 として実際の値を代入し、
こうして表2の実験結果を得る。
【0030】
【表2】
【0031】表2に示されるように、最も強い相関を示
すであろうと予想される独立変数X1 、すなわち鋳造停
止時間のみとの検出トルク最大値Y^との関係を示した
ものが、式4の係数である。この式4を見ると、独立変
数としてX1 を用いることに関しては、t検定の結果、
高度に優位であって、有意性が高いことが判るけれど
も、回帰式については、F検定の結果からは優位である
とは言えず、かなりのばらつきを有していることが判
る。そこで式4は、本発明では用いないこととする。
【0032】次に独立変数X2 である機内に滞留する鋳
片幅寸法をさらに加えた式5の2つの独立変数を用いて
解析した結果を検討すると、この独立変数X2 を用いる
ことは、高度に優位であり、また回帰式についてもF検
定の結果、高度に優位と言える。そこで本件発明者の実
験によれば、本発明の第1実施例として、式5の具体的
な線形モデル式として式7を用いる。
【0033】 Y^=5.41+0.08477・X1 +0.02635・X2 …(7) この式7における線形モデル式の係数での標準偏差SE
^(Y^)は、表2から、 SE^(Y^)=4.93 …(8) である。表1における計算値Yは、式7の期待値Y^と
して求めた値であり、残差εは、実測値yから式7を用
いて得られた計算値Yを減算した値である。
【0034】こうして得られた本発明の第1実施例にお
ける式5および式7に基づき、モータ16の発生トルク
制限値YL を、期待値Y^として代入することによっ
て、鋳造停止可能限界時間XL が求められる。
【0035】 XL =(YL −b0 −b2 ・X2 )/b1 …(9) このように式5および式7の回帰式は、F検定の結果か
ら、模型の不適当さを疑う何の理由もなく、期待値Y^
の標準偏差SE^(Y^)を用いて引抜不能の発生確率
を推定することが可能である。
【0036】重回帰モデルの推定に用いたデータ数をN
とするとき、自由度Feは、(N−1−n)であり、こ
こでnは独立変数の数である。式5および式7では、独
立変数はX1 ,X2 であるので、n=2であり、したが
って自由度Feは、(N−3)であり、回帰式である式
5または式7によって求めた期待値Y^に対して実績ト
ルクおよび残差εは、このような自由度Feが(N−
3)であるt分布に従うと仮定することができる。すな
わち推定値である期待値Y^に対して、上下に裕度Mの
範囲で、実績トルクが存在する確率である信頼度は、α
を引抜不能発生危険率である確率とすると、(1−α)
となる。そのt分布の両側確率2・αのt値、すなわち
t(N,α)を求める。期待値Y^の裕度Mは、式10
で示される。
【0037】 M=t(N,α)・SE^(Y^) …(10) たとえば表1の実験において、たとえば信頼度(1−
α)を0.99(すなわち99%)とすると、 M=±t(20,0.01)・SE^(Y^)=±14.0 …(11) となり、実績値と期待値との残差εが14.0を超える
両側確率2・αが1%以下ということになる。
【0038】図5に、期待値Y^と残差εの関係を示
す。残差εは、最大でも10.7であり、したがって式
5および式7による推定が妥当であることが確認され
る。また期待値Y^に対して実績値が14.0以上大き
くなる確率は、14.0を超える両側確率1%の半分の
0.5%である。したがって以上の説明から、実績検出
トルクの最大値がトルク制限値YL である定格トルクの
110%を超えない確率を0.5%以下とするために
は、期待値Y^が96%(=110−14.0)以下と
なるような操業条件を選定すればよいことが判る。
【0039】これによって引抜不能発生危険率をαとし
たときにおける鋳造停止可能限界時間XL を、式12か
ら求めることができる。
【0040】 XL =(YL −M−b0 −b2 ・X2 )/b1 …(12) 図6は本件発明者の実験結果を示すグラフであり、鋳造
停止時間と引抜不能発生確率との関係を示す。図6
(1)は機内滞留鋳片幅が1325mmの場合であり、
図6(2)はその幅が1025mmであるときの場合を
示す。鋳片6の厚みは一定値220mmである。引抜不
能発生確率を0.5%以下とするためには、鋳造停止限
界時間は、図6(1)の場合には10.9分となり、図
6(2)の場合には12.5分となる。またばらつきを
考慮しなければ、図6(1)では13.7分となり、図
6(2)では15.3分となる。
【0041】図7は、本発明の一実施例の構成および動
作を示すフローチャートである。ステップa0からステ
ップa1に移り、ピンチロールが停止されたことが検出
されると、タンディッシュの交換作業が始まる。ステッ
プa2では、このピンチロール停止時から鋳造停止時間
U の計測を開始する。ステップa2では、操業条件を
収集し、前述の第1実施例の場合には、スラブ巾(機内
滞留鋳片幅)X2 のみであり、後述の第2実施例の場合
には、スラブ巾(機内滞留鋳片幅)X2 とカーボン量
(鋳片の炭素量)X3 の合計2つのデータが入力され
る。
【0042】ステップa4では、重回帰分析によって予
め求めていた線形モデル式から、第1限界時間XL(α1
)および第2限界時間XL(α2 )を計算する。上述の
第1実施例の場合、第1限界時間および第2限界時間
は、式13および式14でそれぞれ示されるとおりであ
る。
【0043】
【数1】
【0044】またステップa4において後述の第2実施
例の場合、第1および第2限界時間は、式15および式
16にそれぞれ示されるとおりである。
【0045】
【数2】
【0046】ただし、b0,b1,b2,b3:重回帰分析に
より決まる偏回帰係数 YL :発生トルク制限値(本件実施例の場合、110
%) M:裕度 M1 →危険率をα1 としたときの裕度 M1 =SE^(Y^)×t(Fe,α1 ) …(17) M2 →危険率をα2 としたときの裕度 M2 =SE^(Y^)×t(Fe,α2 ) …(18) ステップa5において、鋳造停止時間XU が第1限界時
間XL (α1 )に達するまでの残時間ΔX1 を演算し
て、表示手段によって表示する。
【0047】 ΔX1 =XL (α1 )−XU …(19) ステップa6において、 XU ≧XL (α1 ) …(20) となった時点で、第1限界時間XL (α1 )を経過して
いることを、ステップa7において警報・表示・アナウ
ンスなどでオペレータへ知らせてアラームAを発生す
る。また次のステップa8では、鋳造停止時間XU が第
2限界時間XL (α2 )に到達するまでの残時間ΔX2
を求めて表示する。
【0048】 ΔX2 =XL (α2 )−XU …(21) ステップa9において、 XU ≧XL (α2 ) …(22) となった時点で、第2限界時間XL (α2 )を経過して
いることを警報・表示・アナウンスなどでオペレータへ
知らせてアラームBをステップa10で発生する。こう
してタンディッシュ交換作業を終了した後、ステップa
11ではオペレータの手動操作によって、あるいはまた
ステップa12では自動によってピンチロール運転すな
わち鋳造を再開する。ステップa13では、ピンチロー
ル運転再開によって、鋳造停止経過時間XU の計測を終
了し、次のステップa14では、その値XU を鋳造停止
時間X1 とする。
【0049】ステップa15では、前述の式5または式
6を用いて発生トルク期待値Y^を計算する。ステップ
a16では、鋳造再開起動時に検出されたトルクの最大
値Tmを発生トルクの実績値yとする。そこでステップ
a17では、発生トルク値の期待値Y^と実績値yの残
差εを計算する。
【0050】 ε=Y^−y …(23) そこでステップa18,a20では、残差εと裕度Mと
の関係を計算する。ステップa18において、 ε<−M …(24) となった場合、使用してきた前述の線形モデル式の構築
過程で、解析に用いたデータ中に異常なものがあったと
判断し、ステップa19においてオペレータに知らせて
アラームDを発生する。
【0051】ステップa20において、 ε>+M …(25) となった場合、スプレーノズルの詰まり、冷却水量低下
などの設備異常によって、鋳片のバルジング量が増大し
たと判断し、ステップa21においてオペレータに知ら
せてアラームCを発生する。
【0052】ステップa19,a21の後には、いずれ
の場合にも、異常データをステップa22で保管し、そ
の後に出力し、ステップa18およびステップa19の
場合には、データを選択し、再度、重回帰分析を行い、
線形モデル式を再構築し、またステップa20,a21
の場合には、鋳片のサンプル採取頻度を増し、品質に異
常が認められれば、鋳造を停止し、点検を行い、また問
題がなければ操業を続行し、次回の定期修理時に詳細点
検を実施する。こうしてステップa23では一連の動作
を終了する。
【0053】また上述の実施例によれば、モータ16の
検出トルクを、鋳造開始時の最大値に限定して求めてお
り、外乱となる操業条件の影響を極小化することがで
き、簡単にモデルで高精度で異常を検出することができ
る。さらに誤差項を長期的に観察することによって、モ
ールド3の冷却水量およびスプレーノズルの水量を制御
している設備の経年変化を操業時に発見することができ
る。さらに鋳片の内部偏析などの品質上のトラブルが発
生した場合、セグメントなどのアッセンブリの交換を実
施し、その効果を定量的に確認することができる。さら
に常時監視はリアルタイム処理が必要となり、処理回路
26の負担が増加するけれども、タンディッシュの耐火
物の交換およびサブノズルの交換などの鋳造を一旦停止
する作業における再起動時のみを監視対象としており、
したがってバッチ処理ですむので、処理回路26の負担
は、できるだけ少なくすることができ、本発明を容易に
導入、実施することができるという優れた効果もある。
【0054】本発明の第2実施例として、前述の独立変
数X3 、すなわち鋳片のカーボン値を加えて重回帰分析
を式6に従って行う。この結果、独立変数X3 は、わず
かな相関はあるものの、t検定の結果からは、それ程優
位とは言えないけれども、この独立変数X3 を用いるこ
とによって、鋳片の成分による影響が加味され、鋼種に
依存した検出トルク最大値の期待値Y^が得られること
になり、計算精度を高くすることが可能となり、式26
が得られ、このときの標準偏差SE^(Y^)は4.9
0である。
【0055】 Y^=5.03+0.08472・X1 +0.02543・X2 +0.01937・X3 …(26) このような式26を用いて、図7に示される実施例と同
様な動作を行うようにしてもよく、こうして鋼種による
炭素量の違いが、鋳片のバルジング量に与える影響を加
味し、重回帰モデルの精度を上げることで、引抜不能ト
ラブルをさらに確実に回避することができる。こうして
バルジングに影響する設備異常、すなわちモールド3に
おける冷却水量の低下、スプレーノズルの詰まり、ピン
チロールおよび案内ロールの異常など、何らかの異常が
発生したものと判断することができる。すなわちこの第
2実施例では、前述の式6および式26に示されるトル
クの期待値Y^の回帰式を求め、モータの発生トルク制
限値YL を、前記回帰式の期待値Y^に代入し、かつ鋳
片の断面寸法X2 と、鋳片の炭素量X3 とをその回帰式
に代入することによって、鋳造停止可能限界時間XL
求め、この鋳造停止可能限界時間XL 以内に、鋳造を再
び開始する。さらにこの第2実施例において、残差ε
は、重回帰モデルの推定に用いたデータ数をNとすると
き、自由度Feが(N−4)のt分布に従うと仮定し
て、そのt分布の両側確率2・αのt値を求め、期待値
Y^の標準偏差をSE^(Y^)とするとき、裕度M=
t・SE^(Y^)を、発生トルク制限値YL から減算
して引抜不能発生危険率αである前記鋳造停止可能限界
時間XL を求める。
【0056】さらにこの第2実施例では、前記引抜不能
発生危険率αとして、第1の引抜不能発生危険率α1
と、それよりも大きい第2の引抜不能発生危険率α2
を定め、第1の引抜不能発生危険率α1 に対応する第1
の鋳造停止可能限界時間XL (α1 )と、第2の引抜不
能発生危険率α2 に対応する第2の鋳造停止可能限界時
間XL (α2 )とを求め、鋳造時間が第1の鋳造停止可
能限界時間XL (α1 )になったとき、通常の鋳造時の
モータ駆動とは異なる予備動作を行い、さらに第2の鋳
造停止可能限界時間XL (α2 )になったとき、通常の
鋳造時のモータ駆動をする。
【0057】本発明のさらに他の実施例として、図7に
おけるステップa7,a10において、(a)目視表示
または音響表示などによる警告の表示動作を行うほか
に、(b)通常の鋳造時のモータ速度よりも低い速度、
たとえば通常の鋳造時の約1/10の速度で、モータを
駆動して鋳片をゆっくりと引抜くようにし、(c)さら
にまたは、鋳片のピンチロールと案内ロールとの間のバ
ルジングの部分または隣接する案内ロール間の鋳片のバ
ルジングの部分が、ピンチロールまたは案内ロールによ
って支持されるようにして(c1)モータを低速駆動し
続け、(c2)もしくはそのような鋳片のバルジング部
分がロールによって支持された状態でモータを停止す
る。これによって第2の引抜不能発生危険率α2 に対応
するもっと長い第2の鋳造停止可能限界時間XL (α
2 )において、通常の鋳造時のモータ速度となるように
モータを駆動して、鋳片を再び円滑に引抜くことを可能
にする。このようにして本発明に従えば、連続鋳造を一
時的に停止している時間が、鋳造停止可能限界時間XL
またはXL (α1 ),XL (α2 )に達したときに、鋳
造を放棄して鋳片の引抜を自動的に開始することによっ
て、引抜不能になるという最悪の事態を回避することが
できる。
【0058】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、鋳片を引
抜くピンチロールを駆動するモータの起動トルクの最大
トルクの測定値yと、鋳造停止時間X1 と、鋳片の断面
寸法X2 と、さらには鋳片の炭素量X3 とから成るデー
タによって、モータの機動時のトルクの期待値Y^の回
帰式を求め、その期待値Y^として、モータの発生トル
ク制限値YL を代入して、鋳片停止可能限界時間XL
求め、この鋳片停止可能限界時間XL 以内に、ピンチロ
ールを駆動するモータを起動して鋳造を再び開始するよ
うにしたので、鋳片が鋳造停止期間中に大きく変形して
引抜が不可能になってしまうというトラブルを確実に回
避することができるようになる。
【0059】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の縦形連続鋳造装置の全体の
構成を示す簡略化した側面図である。
【図2】鋳片6を上下に挟持するロール9a,9b;1
0a,10bによって保持された状態を示す簡略化した
側面図である。
【図3】ロール9a,9b;10a,10bをシリンダ
17によって駆動する状態を示す側面図である。
【図4】図1〜図3に示される実施例の動作を説明する
ためのグラフである。
【図5】本件発明者の実験結果を示す期待値Y^と残差
εとの関係を示すグラフである。
【図6】本件発明者の実験結果によるピンチロール停止
時間と引抜不能発生確率を示すグラフである。
【図7】本発明の構成および動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図8】裕度Mの範囲を示す図である。
【符号の説明】
1 取鍋 2 タンディッシュ 3 モールド 4 上流帯 5 下流帯 6 鋳片 7 ローラテーブル 9a,9b ピンチロール 10a,10b 案内ロール 13 引抜方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B22D 11/20 B22D 11/128 B22D 11/16 104

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続鋳造を一旦、停止した後に、鋳造を
    再び開始したときのピンチロール駆動モータの最大トル
    クの測定値yと、鋳造停止時間X1 と、鋳片の断面寸法
    2 とから成るデータによって、重回帰モデルの推定を
    行って、トルクの期待値Y^の回帰式を求め、 次に、モータの発生トルク制限値YL を、前記回帰式の
    期待値Y^に代入し、かつ鋳片の断面寸法X2 をその回
    帰式に代入することによって、鋳造停止可能限界時間X
    L を求め、この鋳造停止可能限界時間XL 以内に、鋳造
    を再び開始することを特徴とする連続鋳造方法。
  2. 【請求項2】 連続鋳造を一旦、停止した後に、鋳造を
    再び開始したときのピンチロール駆動モータの最大トル
    クの測定値yと、鋳造停止時間X1 と、鋳片の断面寸法
    2 と、鋳片の炭素量X3 とから成るデータによって、
    重回帰モデルの推定を行って、トルクの期待値Y^の回
    帰式を求め、 次に、モータの発生トルク制限値YL を、前記回帰式の
    期待値Y^に代入し、かつ鋳片の断面寸法X2 と、鋳片
    の炭素量X3 とをその回帰式に代入することによって、
    鋳造停止可能限界時間XL を求め、この鋳造停止可能限
    界時間XL 以内に、鋳造を再び開始することを特徴とす
    る連続鋳造方法。
  3. 【請求項3】 (a)モールドからの鋳片を、モータに
    よって駆動されるピンチロールで引抜く連続鋳造装置に
    おいて、 (b)トルク検出手段の出力に応答し、モータの出力ト
    ルクを制御してモータを駆動する手段と、 (c)モータの停止時間を測定する停止時間測定手段
    と、 (d)制御手段であって、連続鋳造を一旦、停止した後
    に、鋳造を再び開始したときのピンチロール駆動モータ
    の最大トルクの測定値yと、鋳造停止時間X1と、鋳片
    の断面寸法X2 とから成るデータによって、重回帰モデ
    ルの推定を行って、トルクの期待値Y^の回帰式を求
    め、 次に、モータの発生トルク制限値YL を、前記回帰式の
    期待値Y^に代入し、かつ鋳片の断面寸法X2 をその回
    帰式に代入することによって、鋳造停止可能限界時間X
    L を求め、その鋳造停止可能限界時間XL 以内に、前記
    駆動手段によってモータを駆動させる制御手段とを含む
    ことを特徴とする連続鋳造装置。
  4. 【請求項4】 (a)モールドからの鋳片を、モータに
    よって駆動されるピンチロールで引抜く連続鋳造装置に
    おいて、 (b)トルク検出手段の出力に応答し、モータの出力ト
    ルクを制御してモータを駆動する手段と、 (c)モータの停止時間を測定する停止時間測定手段
    と、 (d)制御手段であって、連続鋳造を一旦、停止した後
    に、鋳造を再び開始したときのピンチロール駆動モータ
    の最大トルクの測定値yと、鋳造停止時間X1と、鋳片
    の断面寸法X2 と、鋳片の炭素量X3 とから成るデータ
    によって、重回帰モデルの推定を行って、トルクの期待
    値Y^の回帰式を求め、 次に、モータの発生トルク制限値YL を、前記回帰式の
    期待値Y^に代入し、かつ鋳片の断面寸法X2 と、鋳片
    の炭素量X3 とをその回帰式に代入することによって、
    鋳造停止可能限界時間XL を求め、その鋳造停止可能限
    界時間XL 以内に、前記駆動手段によってモータを駆動
    させる制御手段とを含むことを特徴とする連続鋳造装
    置。
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