JP3299364B2 - 内燃機関の動弁装置 - Google Patents

内燃機関の動弁装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,機関本体に揺動可能に
支承されたロッカアーム軸に一体化されたロッカアーム
と,前記ロッカアーム軸に揺動可能に支承された複数の
ロッカアームとが隣接配置され,それらのロッカアーム
のうち機関弁が連動,連結されたロッカアームと,カム
に当接されている他のロッカアームとの間に係脱手段が
設けられる内燃機関の動弁装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来,かかる動弁装置は,たとえば特開
平4−72403号公報等により既に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の動弁装置で
は,ロッカアーム軸に一体化されるとともに機関弁に連
動,連結されている駆動ロッカアームの両側に,前記ロ
ッカアーム軸で揺動可能に支承されるとともに相互に異
なるプロフィルのカムにそれぞれ当接した一対の従動ロ
ッカアームが隣接配置されており,ロッカアーム軸と両
従動ロッカアームとの間に,ロッカアーム軸の軸線と直
交する軸線を有する係合ピンを備えた係脱手段がそれぞ
れ設けられている。
【0004】しかるに上記従来のような構成では,各係
脱手段の油圧室に個別に通じる油路をロッカアーム軸に
設けねばならず,該軸内の油路構成が複雑となり,しか
もロッカアーム軸と一対のロッカアームとの各間にそれ
ぞれ係脱手段が設けられるものであり,係脱構成が単純
であるとは言い難く,加工工数も比較的多くなる。
【0005】本発明は,かかる事情に鑑みてなされたも
のであり,ロッカアーム軸と一体のロッカアームと,該
ロッカアーム軸で支承された複数のロッカアームとを備
える内燃機関の動弁装置において,ッカアーム軸と一
体のロッカアームに対する他の2つのロッカアームの連
結および連結解除を単一の係脱手段の係合ピンの摺動
ストロークの段階的変化により低速,中速,高速の都合
三段階に切換可能として構成の単純化および加工工数の
低減を図り,併せて,該係脱手段の係合ピンの切換移動
状態を容易に確認できるようにした,内燃機関の動弁装
置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために,請求項1記載の発明によれば,機関本体に揺
動可能に支承されたロッカアーム軸に一体化されると共
に機関弁に常に連動,連結される第1ロッカアームと,
その第1ロッカアームのロッカアーム軸方向一側に隣接
配置されてロッカアーム軸に揺動可能に支承される第2
ロッカアームと ,第1ロッカアームのロッカアーム軸方
向他側に隣接配置されてロッカアーム軸に揺動可能に支
承される第3ロッカアームと,第1ロッカアームに対応
した低速用カム,第3ロッカアームに対応し該低速用カ
ムよりもリフト量が高い中速用カム,および第2ロッカ
アームに対応し該中速用カムよりリフト量が高い高速用
カムを一体に有するカム軸とを備えた内燃機関の動弁装
であって,第3ロッカアームには,ロッカアーム軸の
外周部に内面が摺接可能に重合する第1の重合連結部
が,また第2ロッカアームには,該第1の重合連結部の
外面に摺接可能に重合する第2の重合連結部がそれぞれ
一体に設けられ,ロッカアーム軸と第1,第2の重合連
結部との間には単一の係脱手段が設けられ,該係脱手段
は,ロッカアーム軸に設けられた油路に通じる油圧室
と,ロッカアーム軸の軸線に直交する軸線を有して油圧
室に一端を臨ませるとともに,第1,第2の重合連結部
に各々設けた係合孔に他端側を順次係合させることを可
能としてロッカアーム軸に摺動自在に嵌合される係合ピ
ンと,油圧室の油圧増大に応じて係合ピンの摺動ストロ
ークを段階的に変化させることを可能として油圧室の容
積を縮小する側に係合ピンを付勢する戻しばねとを備
,第2の重合連結部の外面には,それに設けた係合孔
の外端が開口しており,機関の低速運転域では係合ピン
が第1,第2の重合連結部の各係合孔より離脱した係合
解除位置に置かれ,機関の中速運転域では係合ピンが第
1の重合連結部の係合孔と係合した第1係合位置に置か
れ,更に機関の高速運転域では係合ピンが第1,第2の
重合連結部の両係合孔と係合した第2係合位置に置かれ
るように,油圧室に供給される油圧の制御が行われる
とを特徴とする
【0007】また請求項2の発明は,請求項1の発明の
上記特徴に加えて,前記第1ロッカアームには,ロッカ
アーム軸から見て機関弁側において,低速用カムと接す
るローラが支持され,このローラと前記油圧室と前記係
合ピンと前記両係合孔とが,該ローラに対し油圧室を最
も近づけ且つ両係合孔を最も遠ざけて,ロッカアーム軸
と直交する同一平面上に配設され,該油圧室の,ロッカ
アーム軸方向の幅がローラのそれよりも小さいことを特
徴とする。
【0008】
【実施例】以下,図面により本発明の実施例について説
明する。
【0009】図1ないし図は本発明の実施例を示す
ものであり,図1は縦断側面図,図2は図1の2−2線
断面図,図3は図1の3−3線断面である。
【0010】機関本体Eに設けられた一対の機関弁とし
ての吸気弁V1 ,V2 は,機関の回転に同期して1/2
の回転比で駆動されるカム軸15に一体に設けられた
速用カム17高速用カム19及び中速用カム18と,
これらカムにそれぞれ対応しカム軸15と平行な共通な
揺動軸線まわりに揺動可能として隣接配置される第1,
第2および第3ロッカアーム21,22,23との働き
によって開閉作動される。
【0011】カム軸15は機関本体Eの上方で回転自在
に配設されており,このカム軸15には,低速用カム1
7,中速用カム18および高速用カム19が,高速用カ
ム19および中速用カム18間に低速用カム17を挟む
ようにして一体に設けられる。高速用カム19は,カム
軸15の軸線からの距離を一定としたベース円部19a
から高位部19bが半径方向外方に張出したプロフィル
を有する。また低速用カム17は,前記高速用カム19
のベース円部19aと同一半径のベース円部17aか
ら,カム軸15の半径方向外方への張出し量および中心
角範囲を高速用カム19の高位部19bよりも小とした
高位部17bが半径方向外方に張出したプロフィルを有
する。
【0012】また中速用カム18は,低速用カム17お
よび高速用カム19のベース円部17a,19aと同一
半径のベース円部18aから高位部18bが半径方向外
方に張出したプロフィルを有するものであり,該高位部
18bは,高速用カム19の高位部19bよりも半径方
向外方への張出し量および中心角範囲を小さくするが,
低速用カム17の高位部17bよりも半径方向外方への
張出し量および中心角範囲を大きくした形状に形成され
る。
【0013】第1ロッカアーム2は,カム軸15より
も下方で機関本体Eに回転自在に支承されるロッカアー
ム軸2の中間部に一体に設けられるものであり,第1
ロッカアーム2の一側に隣接する位置で第2ロッカア
ーム2がロッカアーム軸2に揺動可能に支承され,
さらに第1ロッカアーム2の他側に隣接する位置で第
3ロッカアーム2がロッカアーム軸2に揺動可能に
支承される。しかも第1ロッカアーム2に回転自在に
支承されたローラ24を転がり接触せしめるようにして
カム軸15に低速用カム17が設けられ,第2ロッカア
ーム2に回転自在に支承されたローラ25を転がり接
触せしめるようにしてカム軸15に高速用カム19が設
けられ,第3ロッカアーム2に回転自在に支承された
ローラ26を転がり接触せしめるようにして中速用カム
18がカム軸15に設けられる。
【0014】第1ロッカアーム2には,両吸気弁
1 ,V2 の上方位置まで延びる分岐腕48が一体に設
けられており,この分岐腕48には,各吸気弁V1 ,V
2 の上端に当接し得るタペットねじ30,30が進退可
能に螺着される。また第2および第3ロッカアーム2
,2は,機関本体Eとの間に設けられるロストモー
ション機構(図示せず)により,ローラ25,26を高
速用カム19および中速用カム18に転がり接触せしめ
る方向に弾発付勢されている。
【0015】第1ロッカアーム2と一体であるロッカ
アーム軸2と,第2および第3ロッカアーム2,2
との間には,ロッカアーム軸2に対して第2および
第3ロッカアーム2,2が自由に揺動可能である状
態と,ロッカアーム軸2に第3ロッカアーム2を連
結する状態と,ロッカアーム軸2に第2および第3ロ
ッカアーム2,2をともに連結する状態とを3段階
に切換可能な係脱手段50が設けられる。
【0016】ロッカアーム軸2で揺動可能に支承され
た第2および第3ロッカアーム2,2には,相互に
摺接してロッカアーム軸2に重合する重合連結部5
1,52がそれぞれ設けられる。前記係脱手段50は,
第1,第2の重合連結部52,51との係合を解除した
係合解除位置から,第1の重合連結部52に係合する第
合位置を経て重合連結部52,51にともに係合す
る第2合位置へと摺動ストロークを段階的に変化させ
得るようにしてロッカアーム軸2に摺動可能に嵌合さ
れる係合ピン53と,係合ピン53を係合解除位置側に
付勢すべく並列に配置された戻しばね54,55とを備
える。
【0017】重合連結部51,52に対応する位置でロ
ッカアーム軸2には,重合連結部51,52側から順
に,大径孔56と,段部57を介して大径孔56に同軸
に連なる有底の小径孔58とが,ロッカアーム軸2
一直径線上で同軸に設けられる。また係合ピン53は,
大径孔56に摺動自在に嵌合される大径部59に小径部
60が同軸に連設されて成るものである。而して該係合
ピン53をロッカアーム軸2に摺動自在に嵌合した状
態で,係合ピン53の一端すなわち大径部59と小径孔
58の閉塞端との間には油圧室61が形成され,ロッカ
アーム軸2に穿設された油路62が該油圧室61に連
通される。
【0018】一方,第1の重合連結部52には,第1お
よび第3ロッカアーム2,2が低速用カム17およ
び中速用カム18のベース円部17a,18aに当接し
た静止状態で前記係合ピン53の小径部60を係合させ
得る係合孔63が設けられ,第2の重合連結部51
は,第2および第3ロッカアーム2,2が高速用カ
ム19および中速用カム18のベース円部19a,18
aに当接した静止状態で前記係合ピン53の小径部60
を係合させ得る係合孔64が設けられる。
【0019】ロッカアーム軸2における大径孔56の
外端寄りには,止め輪65が嵌着されており,並列であ
る戻しばね54,55が該止め輪65および係合ピン5
3の大径部59間に介装される。而して両戻しばね5
4,55のうちの一方54は,止め輪65および大径部
59間に縮設されて常時ばね力を発揮する状態にあるの
に対し,他方の戻しばね54は,係合ピン53がその大
径部59を段部57ち当接させて小径部60を係合孔6
3から離脱させた係合解除位置にあるときには自由状態
にあってばね力を発揮せず,係合ピン53がその小径部
60を係合孔63に係合させた状態で初めて止め輪65
および大径部59に両端を受けるようにしてばね力を発
揮するものである。
【0020】而して第2の重合連結部51の外面には,
それに設けた係合孔64の外端が開口している。また低
速用カム17と接するローラ24は,ロッカアーム軸2
0から見て吸気弁V 1 ,V 2 側で第1ロッカアーム21
に支持され,このローラ24と油圧室61と係合ピン5
3と係合孔63,64とが,該ローラ64に対し油圧室
61を最も近づけ且つ両係合孔63,64を最も遠ざけ
て,ロッカアーム軸20と直交する同一平面上に配設
(図2参照)される。そして油圧室61のロッカアーム
軸20軸方向の幅がローラ24のそれよりも小さく形成
される。
【0021】この施例の作用について説明すると,機
関の低速運転域では油圧室61の油圧は解放されてお
り,係脱手段50の係合ピン53は係合解除位置に在
る。したがって第1,第2および第3ロッカアーム2
〜23は相対揺動可能で状態に在り,両吸気弁V1 ,V
2 は低速用カム17のプロフィルに応じた第1ロッカア
ーム2の揺動作動に応じて開閉作動する。
【0022】また機関の中速運転域では,油圧室61に
油圧が作用せしめられ,係脱手段50は戻しばね54の
ばね力に抗して係合ピン53が係合孔63に係合するま
で作動する。この際,油圧室61に作用させる油圧は,
係合ピン53が係合孔63に係合した状態で戻しばね5
4が発揮するばね力とバランスする油圧力を係合ピン5
3に与える程度に設定されている。而して係合ピン53
の係合孔63への係合によりロッカアーム軸2すなわ
ち第1ロッカアーム2は第3ロッカアーム2に連結
された状態となり,両吸気弁V1 ,V2 は中速用カム1
8のプロフィルに応じた特性で開閉作動せしめられる。
【0023】機関の高速運転域では,油圧室61に上記
中速運転域よりも高圧の油圧が作用せしめられ,それに
より係脱手段50の係合ピン53が上記中速運転域より
も摺動ストロークを伸ばして,係合孔63,64にとも
に係合作動する。したがって第2および第3ロッカアー
ム2,2がロッカアーム軸2すなわち第1ロッカ
アーム2に連結された状態となり,両吸気弁V1 ,V
2 は高速用カム19のプロフィルに応じた特性で開閉作
動せしめられる。
【0024】このような動弁装置において,単一の係脱
手段50により各ロッカアーム2,2,2の連結
および連結解除を切換可能となり,吸気弁V1 ,V2
作動特性を複数たとえば3段階に変更せしめるための構
成が単純化され,加工工数も低減されることになる。
【0025】以上,本発明の実施例を詳述したが,本発
明は上記実施例に限定されるものではなく,特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行なうことが可能である。
【0026】たとえば本発明を排気弁の動弁装置に適用
することも可能である。
【0027】
【発明の効果】以上のように請求の発明によれば,
機関弁に常時連動,連結させる第1ロッカアームが一体
化され低速用カムに対応したロッカアーム軸の外周部
に,第1ロッカアームのロッカアーム軸方向一側に隣接
配置されてロッカアーム軸に揺動可能に支承され中速用
カムに対応した第3ロッカアームと一体の第1の重合連
結部を摺接可能に重合させ,更にその第1の重合連結部
の外面に,第1ロッカアームのロッカアーム軸方向他側
に隣接配置されてロッカアーム軸に揺動可能に支承され
高速用カムに対応した第2ロッカアームと一体の第2の
重合連結部を摺接可能に重合させ,それらロッカアーム
軸と第1,第2の重合連結部との間に設けた単一の係脱
手段(係合ピン)の摺動ストロークを段階的に変化させ
て該ピンを第1,第2の重合連結部の各係合孔へ順次係
合させることにより,低速・中速・高速用の3段階のリ
フト特性が得られるようにしたので,ロッカアーム相互
の係脱手段の構成の単純化,部品点数の削減を図ること
ができると共に,油圧室に通じる油路の構成も簡単とな
り,コスト節減が達成される。しかも第2の重合連結部
の外面に係合孔の外端が開口しているため,低速・中速
・高速域の各段階での係合ピンの移動状態を外部から比
較的容易に確認することができ,点検整備やメンテナン
ス作業上,有利である。更に対応するカムのリフト量が
比較的大きいために機関弁の開弁抵抗が比較的強く働く
ことになる第2ロッカアームの(即ち第2の)重合連結
部が,同開弁抵抗が比較的小さい第3ロッカアームの
(即ち第1の)重合連結部よりもロッカアーム軸の径方
向外寄りに在るため,レバー比の関係で該第2ロッカア
ームの重合連結部の荷重負担を効果的に軽減でき,従っ
て該重合連結部の肉厚低減を図りつつ十分な強度を確保
することができる。
【0028】また特に請求項2記載の発明によれば,
1ロッカアームには,ロッカアーム軸から見て機関弁側
において,低速用カムと接するローラが支持され,この
ローラと油圧室と係合ピンと係合孔とが,該ローラに対
し油圧室を最も近づけ且つ両係合孔を最も遠ざけて,ロ
ッカアーム軸と直交する同一平面上に配設されるので,
前述のように係合ピンの移動状態を外部から確認する際
にローラが邪魔となる心配がないばかりか,油圧室の油
圧を係合ピンのローラ側の端部に単に作用させるだけで
該ピンを係合孔との係合方向に付勢できることからロッ
カアーム軸内での油路構成が一層簡単となる。しかもロ
ッカアーム軸と直交する同一平面上にローラと油圧室と
係合ピンと係合孔とが配置されることで,第1ロッカア
ームをロッカアーム軸方向に小型化することができ,ま
た斯かる配置により油圧室がローラに比較的接近して
も,該油圧室の,ロッカアーム軸方向の幅をローラのそ
れよりも小さいので,ローラ支持壁の,油圧室接近に伴
う剛性低下を効果的に抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の縦断側面
【図2】図1の2−2線断面
【図3】図1の3−3線断面
【符号の説明】
15・・・カム軸17・・・低速用カム 18・・・中速用カム 19・・・高速用カム・・・ロッカアーム軸 21・・・第1ロッカアーム2・・・第2ロッカアーム3・・・第3ロッカアーム 24・・・ローラ 50 ・・・係脱手段53 ・・・係合ピン 4,55・・・戻しばね61 ・・・油圧室62 ・・・油路63,64・・・係合孔 E・・・機関本体 V1 ,V2 ・・・機関弁としての吸気弁

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機関本体(E)に揺動可能に支承された
    ロッカアーム軸(20)に一体化されると共に機関弁
    (V 1 ,V 2 )に常に連動,連結される第1ロッカアー
    ム(21)と,その第1ロッカアーム(21)のロッカアーム軸方向一
    側に隣接配置されてロッカアーム軸(20)に揺動可能
    に支承される第2ロッカアーム(22)と, 第1ロッカアーム(21)のロッカアーム軸方向他側に
    隣接配置されてロッカアーム軸(20)に揺動可能に支
    承される第3ロッカアーム(23)と, 第1ロッカアーム(21)に対応した低速用カム(1
    7),第3ロッカアーム(23)に対応し該低速用カム
    (17)よりもリフト量が高い中速用カム(18),お
    よび第2ロッカアーム(22)に対応し該中速用カム
    (18)よりリフト量が高い高速用カム(19)を一体
    に有するカム軸(15)とを備えた 内燃機関の動弁装置
    であって, 第3ロッカアーム(23)には,ロッカアーム軸(2
    0)の外周部に内面が摺接可能に重合する第1の重合連
    結部(52)が,また第2ロッカアーム(22)には,
    該第1の重合連結部(52)の外面に摺接可能に重合す
    る第2の重合連結部(51)がそれぞれ一体に 設けら
    れ, ロッカアーム軸(2)と第1,第2の重合連結部(5
    2,51)との間には単一の係脱手段(50)が設けら
    れ,該係脱手段(50)は,ロッカアーム軸(2)に
    設けられた油路(62)に通じる油圧室(61)と,ロ
    ッカアーム軸(2)の軸線に直交する軸線を有して油
    圧室(61)に一端を臨ませるとともに,第1,第2の
    重合連結部(52,51)に各々設けた係合孔(63,
    64)に他端側を順次係合させることを可能としてロッ
    カアーム軸(2)に摺動自在に嵌合される係合ピン
    (53)と,油圧室(61)の油圧増大に応じて係合ピ
    ン(53)の摺動ストロークを段階的に変化させること
    を可能として油圧室(61)の容積を縮小する側に係合
    ピン(53)を付勢する戻しばね(54,55)とを備
    第2の重合連結部(51)の外面には,それに設けた係
    合孔(64)の外端が開口しており, 機関の低速運転域では係合ピン(53)が第1,第2の
    重合連結部(52,51)の各係合孔(63,64)よ
    り離脱した係合解除位置に置かれ,機関の中速運転域で
    は係合ピン(53)が第1の重合連結部(52)の係合
    孔(63)と係合した第1係合位置に置かれ,更に機関
    の高速運転域では係合ピン(53)が第1,第2の重合
    連結部(52,51)の両係合孔(63,64)と係合
    した第2係合位置に置かれるように,油圧室(61)に
    供給される油圧の制御が行われる ことを特徴とする,内
    燃機関の動弁装置。
  2. 【請求項2】 前記第1ロッカアーム(21)には,ロ
    ッカアーム軸(20)から見て機関弁(V 1 ,V 2 )側
    において,低速用カム(17)と接するローラ(24)
    が支持され, このローラ(24)と前記油圧室(61)と前記係合ピ
    ン(53)と前記両係合孔(63,64)とが,該ロー
    ラ(64)に対し油圧室(61)を最も近づけ且つ両係
    合孔(63,64)を最も遠ざけて,ロッカアーム軸
    (20)と直交する同一平面上に配設され, 該油圧室(61)の,ロッカアーム軸(20)方向の幅
    がローラ(24)のそれよりも小さい ことを特徴とす
    ,請求項1に記載の内燃機関の動弁装置。
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