JP3299199B2 - 電子写真用トナー及びその製法 - Google Patents

電子写真用トナー及びその製法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トナーの画像濃度
及び解像度の低下並びにカブリの発生を防止し転写効率
を高める電子写真用トナー及びその製法に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、小型化及び高速化が進む電子写真
複写機は、高温高湿の過激な環境の下でも、長時間の連
続稼働に耐え、かつ常に安定した高画質の鮮明な画像を
複写することが要求されている。そのため、優れた耐環
境安定性、耐久安定性及び適性濃度を持ち、黒い斑点の
カブリがなく解像力に富んだ画像を複写できる電子写真
用トナーが必要とされる。
【0003】従来の予備乾式混合の技術は、結着樹脂、
マグネタイト又はカーボンブラック等の着色剤、含金染
料等の帯電制御剤及びワックス等を一度にヘンシェルミ
キサー等の混合機に入れ、冷却しながら、回転羽根の
形、回転数及び回転回数等の条件を変えて混合する。し
かしながら、結着樹脂、マグネタイト又はカーボンブラ
ック等の着色剤、含金染料等の帯電制御剤、ワックス等
は各々粒子径、比重及び帯電特性が違うので、均一に分
散にさせて混合することが難しく、特にマグネタイト又
はカーボンブラック等の着色剤と含金染料等の帯電制御
剤との均一分散が難しいので、トナーの画像濃度及び解
像度の低下並びにカブリの発生があり転写効率が低下す
る傾向にある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、トナ
ーの画像濃度及び解像度の低下並びにカブリの発生を防
止し転写効率を高める電子写真用トナー及びその製法を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による電子写真用
トナーは、結着樹脂と、粒状の着色剤と、帯電制御剤
と、ワックスとを含み、粒状着色剤は帯電制御剤に対し
逆極性の帯電微粒子を含む。帯電制御剤と逆極性の帯電
微粒子を粒状の着色剤に加えて混合し、着色剤の粒子上
に電荷を帯びた帯電微粒子を均一に分散させた混合物を
生成する。帯電微粒子と逆極性の帯電制御剤を得られた
混合物に加えて混合すると、極性が相違する帯電微粒子
と帯電制御剤とが互いに電気的に引き合い、帯電制御剤
は帯電微粒子に付着して着色剤の粒子上で均一に分散す
る。これにより、着色剤及び帯電制御剤を混合物中で均
一に分散させ、結着樹脂、粒状着色剤、帯電制御剤及び
ワックスを全体的に均一に分散させることができる。こ
のため、トナーの画像濃度及び解像度の低下並びにカブ
リの発生を防止し、転写効率を向上することができる。
【0006】帯電微粒子は、有機化合物で疎水処理され
たシリカ、酸化カルシウム、酸化マグネシウム、酸化ア
ルミニウム、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、
水酸化アルミニウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウ
ム、炭酸アルミニウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグ
ネシウム及びケイ酸アルミニウムから選択される。疎水
処理する有機化合物は、シラン、チタネート、プロピレ
ート及びアセテートから選択される。疎水処理する有機
化合物は、トリメチルメトキシシラン(Si(CH3)
3(OCH3))、ジメチルジメトキシシラン(Si(C
3)2(OCH3)2)、メチルトリメトキシシラン(Si
(CH3)(OCH3)3)、メチルトリエトキシシラン(S
i(CH3)(OC25)3)、ビニルトリメトキシシラン
(Si(CHCH2)(OCH3)3)、γ−アミノプロピル
トリエトキシシラン(Si(C36NH2)(OC
25)3)、フルオロメチルトリメトキシシラン(Si
(CH2F)(OCH3)3)、イソプロピルトリイソステア
ロイルチタネート(Ti(C37)(CH(CH3)2(CH2)
14CO)3)、イソプロピルトリス(ジオクチルパイロホ
スフェート)チタネート(Ti(OCH(CH3)2)(HP2
7(C817)2)3)、イソプロピルトリス(N−アミノ
エチル−アミノエチル)チタネート(Ti(OCH(CH
3)2)(OC24NHC24NH2))、ビス(ジオクチル
パイロホスフェート)エチレンチタネート(Ti(C2
42)(HP27(C817)2)2)、エチルアセトアセテー
トアルミニウムジイソプロピレート(Al(CH3COC
HCOOC25)(C37)2)、アルミニウムトリス(エ
チルアセトアセテート)(Al(CH3COCHCOOC
25)3)、アルキルアセトアセテートアルミニウムジイ
ソプロピレート(Al(CH3COCHCOOR)(C
37)2)、アルミニウムモノアセチルアセテートビス
(エチルアセトアセテート)(Al(CH3COCHCO
CH3)(CH3COCHCOOC25)2)及びアルミニウ
ムトリス(アセチルアセテート)(Al(CH3COCH
COCH3)3)から選択される。
【0007】帯電微粒子は0.01〜10重量%含まれ
る。帯電微粒子の添加率が0.01重量%未満では、着
色剤粒子上での分散効果が少なく、帯電制御剤の分散効
果も少なくなる。また、帯電微粒子に付着しない帯電制
御剤のみからなる粒子が生成する。一方、添加率が10
重量%を超えると、帯電微粒子の増加により、トナーが
帯電制御剤の極性とは逆極性に偏り、トナーのキャリア
に対する付着性が低下する。いずれもトナーの帯電特性
に悪影響を与え、画像濃度が低下しカブリが発生する。
トナーの性能を好適に向上させるには、帯電微粒子を
0.05〜5重量%添加することが好ましい。
【0008】本発明による電子写真用トナーの製法は、
結着樹脂と、粒状着色剤と、帯電制御剤と、ワックスと
を混合する際、帯電制御剤に対し逆極性の帯電微粒子を
粒状着色剤に混合する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明による電子写真用ト
ナー及びその製法の実施の形態を説明する。本発明によ
る電子写真用トナーは、予備乾式混合時、帯電制御剤に
対し逆極性の帯電微粒子粉末を粒状着色剤に加え混合処
理し、着色剤粒子上に電荷を帯びた帯電微粒子を均一に
分散させた混合物を生成する。この混合物に結着樹脂、
帯電制御剤及びワックス等を加え混合する。帯電制御剤
は、帯電微粒子と逆極性の電荷を帯びているので、帯電
微粒子に対して電気的に互いに引き合い、帯電微粒子に
付着して着色剤の粒子上で均一に分散する。
【0010】結着樹脂は、ポリスチレン([−CH2CH
(C65)−]n)、スチレン−アクリル酸共重合体([−
CH2CH(C65)−CH2CH(COOH)−]n)、スチ
レン−メタクリル酸共重合体([−CH2CH(C65)−
CH2C(CH3)(COOH)−]n)、スチレン−アクリル
酸エステル共重合体([−CH2CH(C65)−CH2
H(COOR)−]n)、スチレン−メタクリル酸エステル
共重合体([−CH2CH(C65)−CH2C(CH3)(C
OOR)−]n)、スチレン−ブタジエン共重合体([−C
2CH(C65)−CH2CHCHCH2−]n)等のスチ
レン系樹脂、飽和ポリエステル樹脂、不飽和ポリエステ
ル樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、マレイン酸樹
脂、クマロン樹脂、塩素化パラフィン、キシレン樹脂、
塩化ビニル系樹脂、ポリプロピレン([−CH2CH(C
3)−]n)及びポリエチレン([−CH2CH2−]n)等
から選択される。
【0011】着色剤は、マグネタイト粒子、マグヘマイ
ト粒子、マグネタイト粒子又は/及びマグヘマイト粒子
に鉄以外の亜鉛、マンガン等の異種元素を含有する粒子
並びに亜鉛、マンガン及びニッケルから選択された1種
又は2種以上を含むスピネル型フェライト粒子等の磁性
粒子、カーボンブラック、群青、紺青、アゾ系染顔料、
アントラキノン系染顔料、フタロシアニン系、キナクリ
ドン系染顔料、ペリレン系染顔料、インジゴ系染顔料、
ベンジジンイエロー系染顔料、塩基性染料並びに塩基性
染料のレーキ塩等の有機系染顔料から選択される。
【0012】帯電制御剤は、正電荷のニグロシンスピリ
ットソンブル(1)及び第4級アンモニウム塩(2)
(3)(4)等並びに負電荷のアゾ系金属酢酸塩型染料
(5)(6)、サリチル酸誘導体金属錯体(7)
(8)、サリチル酸誘導体金属塩(9)及びカリックス
アレン化合物(10)等から選択される。帯電制御剤の
使用量は0.05〜5重量%であり、0.05%未満では
帯電量が低く、5%を超えると帯電量が高くなり、いず
れも帯電性が不安定でトナーの帯電特性に悪影響を与え
る。好ましくは0.3〜2.5重量%である。
【0013】
【化1】(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10)
【0014】ワックスは、パラフィンワックス、モンタ
ンワックス、マイクロクリスタリンワックス、フィッシ
ャートロプシュ及びポリオレフィンワックス、それらの
誘導体、アルコール、脂肪酸、酸アミド、エステル、ケ
トン、硬化ひまし油、硬化ひまし油の誘導体、植物系ワ
ックス、動物系ワックス、鉱物系ワックス及びペトロラ
クタム等から選択される。誘導体は酸化物、ビニル系モ
ノマーとのブロック共重合物及びグラフト変性物を含
む。ワックスの使用量は0.1〜8重量%であり、0.1
%未満では耐オフセット性の効果が低く、8%を超える
とトナーの定着性に悪影響を与える。好ましくは0.5
〜5%である。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を比較例と共に説明す
る。
【0016】[実施例1]マグネタイト粒子30部及び
プラスに帯電するγ−アミノプロピルトリエトキシシラ
ンで処理した酸化マグネシウム0.05部をヘンシェル
ミキサーに入れ、回転数800rpmで10分間混合撹
拌して、この混合物にスチレン−アクリル酸共重合体6
6部、マイナスに帯電するアゾ系金属錯塩型染料(6)
0.08部及び低分子量ポリプロピレン5部を加え、回
転数300rpmで6分間混合撹拌した。その後、ロー
ルミルで溶融混練し、ハンマーミルで粗粉砕し、ジェッ
トミルで微粉砕し、風力分級機で微粉及び粗粉を除いて
得られた平均粒径10.3μmのトナー粒子99.5部と
コロイダルシリカ(日本アエロジール社製R972)
0.5部とを混合して電子写真用トナーを得た。この電
子写真用トナーを市販の複写機(商品名 NP−400
RE キャノン社製)により1万枚の連続複写テストを
行ったところ、表1に示すように、画像濃度及び解像度
が高く、カブリの発生が少なく転写効率も高い結果が得
られた。
【0017】[比較例1]マグネタイト粒子粉末30
部、スチレン−アクリル酸共重合体66部、アゾ系金属
錯塩型染料(6)0.08部及び低分子量ポリプロピレ
ン5部をヘンシェルミキサーに入れ、回転数800rp
mで10分間混合撹拌した。その後、ロールミルで溶融
混練し、ハンマーミルで粗粉砕し、ジェットミルで微粉
砕し、風力分級機で微粉及び粗粉を除いて得られた平均
粒径10.1μmのトナー粒子99.5部とコロイダルシ
リカ(日本アエロジール社製R972)0.5部とを混
合して電子写真用トナーを得た。この電子写真用トナー
を市販の複写機(商品名 NP−400RE、キャノン
社製)により1万枚の連続複写テストを行った結果、表
1に示すように、実施例1の電子写真用トナーに比べ画
像濃度及び解像度が低く、並びにカブリの発生も多く転
写効率も低かった。
【0018】[実施例2]カーボンブラック8部及びマ
イナスに帯電するビス(ジオクチルパイロホスフェー
ト)エチレンチタネートで処理したシリカ5.5部をヘ
ンシェルミキサー入れ、回転数800rpmで10分間
混合撹拌して、この混合物に飽和ポリエステル樹脂88
部、プラスに帯電する第4級アンモニウム塩(3)5部
及び低分子量ポリエチレン0.6部を加え、回転数30
0rpmで6分間混合撹拌した。その後、ロールミルで
溶融混練し、ハンマーミルで粗粉砕し、ジェットミルで
微粉し、風力分級機で微粉及び粗粉を除いて得られた平
均粒径10.6μmのトナー粒子98.8部とコロイダル
シリカ(日本アエロジール社製R972)1.2部とを
混合して電子写真用トナーを得た。この電子写真用トナ
ー3部とフェライト粉のキャリア97部とを混合した2
成分現像剤を用いて市販の複写機(商品名 BD703
東芝社製)による1万枚の連続複写テストを行ったと
ころ、表1に示すように、画像濃度及び解像度の低下が
なく、カブリの発生もなく転写効率が高い結果が得られ
た。
【0019】[比較例2]カーボンブラック8部、飽和
ポリエステル樹脂88部、第4級アンモニウム塩(3)
5部及び低分子量ポリエチレン0.6部をヘンシェルミ
キサーに入れ、回転数800rpmで10分間混合撹拌
した。その後、ロールミルで溶融混練し、ハンマーミル
で粗粉砕し、ジェットミルで微粉砕し、風力分級機で微
粉及び粗粉を除いて得られた平均粒径10.4μmのト
ナー粒子98.8部とコロイダルシリカ(日本アエロジ
ール社製R972)1.2部とを混合して電子写真用ト
ナーを得た。この電子写真用トナー3部とフェライト粉
のキャリア97部とを混合した2成分現像剤を用いて市
販の複写機(商品名 BD703 東芝社製)により1
万枚の連続複写テストを行ったところ、表1に示すよう
に、実施例2の電子写真用トナーに比べ画像濃度及び解
像度が低く、カブリの発生も多く転写効率も低い結果が
得られた。
【0020】各実施例及び比較例ごとに、連続複写テス
ト開始時及び終了時の複写画像を各項目について評価し
た結果を表1に示す。複写サンプルは電子写真学会テス
トチャートNo−Rを用いた。画像濃度は複写画像の黒
ベタ部の濃度をマクベス濃度計で測定した。解像度はル
ーペを用いて複写画像を目視観察し独立した各細線の数
を数えて評価した。カブリは複写画像の非画像部の濃度
をマクベス濃度計で測定した。転写効率は使用トナー量
(現像部の減量)で廃トナー量(廃トナー部の増量)を
割り100をかけた数値を100から引いた値である。
【0021】
【表1】
【0022】
【発明の効果】本発明による電子写真用トナー及びその
製法により、トナーの画像濃度及び解像度の低下並びに
カブリの発生を防止し、転写効率が高い高品質のトナー
が得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G03G 9/097 G03G 9/08 381 (56)参考文献 特開 昭61−140949(JP,A) 特開 平7−239571(JP,A) 特開 平10−97099(JP,A) 特開 昭61−117566(JP,A) 特開 平2−66565(JP,A) 特開 平9−274332(JP,A) 特開 平8−339095(JP,A) 特開 平9−204074(JP,A) 特開 平9−106095(JP,A) 特開 平10−268549(JP,A) 特開 平6−301241(JP,A) 特開 昭62−212664(JP,A) 特開 平9−244298(JP,A) 特開 平3−174544(JP,A) 特開 昭55−166652(JP,A) 特開 昭56−128957(JP,A) 特開 平7−72651(JP,A) 特開 昭62−225540(JP,A) 特開 平6−138697(JP,A) 特開 平4−188149(JP,A) 特開 平1−259369(JP,A) 特開 平2−176757(JP,A) 特開 昭59−53856(JP,A) 特開 平8−234479(JP,A) 特開 平6−282098(JP,A) 特公 平8−14712(JP,B2) 特公 平5−78832(JP,B2) 特公 平6−100843(JP,B2) 米国特許5288581(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 9/08 CA(STN)

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 結着樹脂と、粒状の着色剤と、帯電制御
    剤と、ワックスとを含む電子写真用トナーにおいて、 帯電制御剤とは極性が相違しかつ帯電制御剤とは互いに
    電気的に引き合う帯電微粒子が着色剤粒子上に分散さ
    れ、 帯電微粒子は、有機化合物で疎水処理されたシリカ、酸
    化カルシウム、酸化マグネシウム、酸化アルミニウム、
    水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、水酸化アルミ
    ニウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、炭酸アル
    ミニウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム及び
    ケイ酸アルミニウムからなる群から選択された1種又は
    2種以上であり、 結着剤粒子と帯電制御剤とを混合したとき、帯電制御剤
    は、帯電微粒子に対して互いに引き合い、 帯電制御剤は帯電微粒子に付着して着色剤の粒子上で均
    一に分散することを特徴とする電子写真用トナー。
  2. 【請求項2】 疎水処理する有機化合物は、シラン、チ
    タネート、プロピレート及びアセテートからなる群から
    選択された1種又は2種以上である請求項1に記載の電
    子写真用トナー。
  3. 【請求項3】 疎水処理する有機化合物は、トリメチル
    メトキシシラン、ジメチルジメトキシシラン、メチルト
    リメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、ビニル
    トリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシ
    シラン、フルオロメチルトリメトキシシラン、イソプロ
    ピルトリイソステアロイルチタネート、イソプロピルト
    リス(ジオクチルパイロホスフェート)チタネート、イ
    ソプロピルトリス(N−アミノエチル−アミノエチル)
    チタネート、ビス(ジオクチルパイロホスフェート)エ
    チレンチタネート、エチルアセトアセテートアルミニウ
    ムジイソプロピレート、アルミニウムトリス(エチルア
    セトアセテート)、アルキルアセトアセテートアルミニ
    ウムジイソプロピレート、アルミニウムモノアセチルア
    セテートビス(エチルアセトアセテート)及びアルミニ
    ウムトリス(アセチルアセテート)からなる群から選択
    された1種又は2種以上である請求項2に記載の電子写
    真用トナー。
  4. 【請求項4】 0.01〜10重量%の帯電微粒子を含
    む請求項1〜3の何れか1項に記載の電子写真用トナ
    ー。
  5. 【請求項5】 0.05〜5重量%の帯電微粒子を含む
    請求項4に記載の電子写真用トナー。
  6. 【請求項6】 結着樹脂と、粒状着色剤と、帯電制御剤
    と、ワックスとを混合する電子写真用トナーの製法にお
    いて、 有機化合物で疎水処理されたシリカ、酸化カルシウム、
    酸化マグネシウム、酸化アルミニウム、水酸化カルシウ
    ム、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、炭酸カ
    ルシウム、炭酸マグネシウム、炭酸アルミニウム、ケイ
    酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム及びケイ酸アルミニ
    ウムからなる群から選択された1種又は2種以上である
    帯電微粒子を準備する工程と、 帯電制御剤とは極性が相違しかつ帯電制御剤とは互いに
    電気的に引き合う帯電微粒子粉末を粒状着色剤に加え混
    合処理する工程と、 得られた混合物に結着樹脂、帯電制御剤及びワックス等
    を加え混合する工程と、 帯電微粒子と逆極性の電荷を帯びる帯電制御剤を帯電微
    粒子に付着させて着色剤の粒子上で均一に分散させる工
    程とを含むことを特徴とする電子写真用トナーの製法。
  7. 【請求項7】 疎水処理する有機化合物は、シラン、チ
    タネート、プロピレート及びアセテートからなる群から
    選択された1種又は2種以上である請求項7又は6に記
    載の電子写真用トナーの製法。
  8. 【請求項8】 疎水処理する有機化合物は、トリメチル
    メトキシシラン、ジメチルジメトキシシラン、メチルト
    リメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、ビニル
    トリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシ
    シラン、フルオロメチルトリメトキシシラン、イソプロ
    ピルトリイソステアロイルチタネート、イソプロピルト
    リス(ジオクチルパイロホスフェート)チタネート、イ
    ソプロピルトリス(N−アミノエチル−アミノエチル)
    チタネート、ビス(ジオクチルパイロホスフェート)エ
    チレンチタネート、エチルアセトアセテートアルミニウ
    ムジイソプロピレート、アルミニウムトリス(エチルア
    セトアセテート)、アルキルアセトアセテートアルミニ
    ウムジイソプロピレート、アルミニウムモノアセチルア
    セテートビス(エチルアセトアセテート)及びアルミニ
    ウムトリス(アセチルアセテート)からなる群から選択
    された1種又は2種以上である請求項7に記載の電子写
    真用トナーの製法。
  9. 【請求項9】 0.01〜10重量%の帯電微粒子を含
    む請求項6〜8の何れか1項に記載の電子写真用トナー
    の製法。
  10. 【請求項10】 0.05〜5重量%の帯電微粒子を含
    む請求項9に記載の電子写真用トナーの製法。
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