JP3297286B2 - ディスク装置及びディスク装置の検査情報作成方法 - Google Patents

ディスク装置及びディスク装置の検査情報作成方法

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JP3297286B2
JP3297286B2 JP02106896A JP2106896A JP3297286B2 JP 3297286 B2 JP3297286 B2 JP 3297286B2 JP 02106896 A JP02106896 A JP 02106896A JP 2106896 A JP2106896 A JP 2106896A JP 3297286 B2 JP3297286 B2 JP 3297286B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気ディスク装
置、光磁気ディスク装置など、コンピュータの外部記憶
装置、或いは補助記憶装置として利用されるディスク装
置及びディスク装置の検査情報作成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図16は従来例の説明図であり、A図は
ディスク装置の説明図、B図はブロックの説明図であ
る。以下、図16に基づいて従来の磁気ディスク装置に
ついて説明する。
【0003】従来、外部記憶装置、或いは補助記憶装置
の1例として、磁気ディスク装置が知られていた。この
磁気ディスク装置にはディスクエンクロージャ(以下
「DE」と記す)1が設けてあり、このDE1内には1
枚、或いは複数枚の磁気ディスク(記憶媒体)2が設け
てある。そして、前記磁気ディスク2は、スピンドル機
構により回転駆動されるように構成されている。また、
前記ディスク2に対してデータ(情報)のライト、或い
はリードを行うための磁気ヘッド3等が設けてある。
【0004】ところで、前記のような磁気ディスク装置
を工場から出荷する際には、前記ディスク2にデータを
アクセスするための情報を書き込んでから出荷する。こ
の場合、一定長のアクセス単位(以下「ブロック」と記
す)のデータ(以下「ブロックデータ」と記す)をディ
スク(記憶媒体)上に予め書き込んでおくフォーマット
処理が行われている。
【0005】前記フォーマット処理を行う場合には、前
記ブロックの識別等を行うために、ブロックデータに特
定の情報を付加することも行われる。この場合のブロッ
クデータの例をB図のに示す。この例では、1ブロッ
クデータは、ブロック識別情報の領域とユーザデータの
領域とで構成されている。
【0006】すなわち、各ブロックデータは、ブロック
データの前半部分にブロック識別情報を持っている。こ
の場合、識別情報として、そのブロックのシリンダ番
号、トラック内の順番を示すセクタ番号等を書き込む。
また、ブロックデータの後半部分は、ユーザデータを書
き込むための領域であり、工場出荷時には、各ブロック
に同じダミーデータが書き込まれている。
【0007】B図のに示したように、前記ブロック内
のデータの信頼性を向上させるために、ブロックデータ
の終端部分に誤り訂正符号や、誤り検出符号(ECC、
CRC等)の検査情報を付け加えることも行われてい
る。データ書き込み時には、そのブロックデータに対す
る検査情報を作成しておき、データ読み出し時に検査情
報をチェックしてデータの誤り発生の有無を調べること
で、誤ったデータを要求元(ホスト等)に送らずに済
み、データの信頼性を向上させている。
【0008】この検査情報は、工場出荷時にもブロック
識別情報とダミーデータに対して作成され付加される。
検査情報の作成にはフィードバックレジスタと呼ばれる
レジスタが使用されることが多い。この時、データ書き
込み速度に応じて検査情報が作成されないと、ディスク
の回転待ちが発生し、書き込み処理が遅くなってしま
う。このため、検査情報作成用のフィードバックレジス
タをディスク2の回転待ちを発生させないような速度で
動作させている。工場出荷時の識別情報とダミーデータ
の書き込みにも同じ方法が適用されていて、識別情報は
ブロック毎に異なるが(変化データであるが)、ダミー
データは同じデータ(固定データ)である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前記のような従来のも
のにおいては、次のような課題があった。 (1) :前記検査情報は工場出荷時にもブロックの識別情
報と、ダミーデータに対して作成され付加される。この
時、ダミーデータの書き込み速度に応じて検査情報が作
成されないと、ディスクの回転待ちが発生し、書き込み
処理が遅くなってしまう。
【0010】(2) :ダミーデータの書き込み速度に応じ
て検査情報が作成されないと、ディスクの回転待ちが発
生し、書き込み処理が遅くなってしまうため、検査情報
作成用のフィードバックレジスタをディスクの回転待ち
を発生させないような速度で動作させていた。従って、
フィードバックレジスタの制御が難しかった。
【0011】(3) :一般的に、識別情報の長さよりダミ
ーデータの長さの方が長い。このため、ブロックの後半
の長い同じダミーデータに対して、ブロック毎に検査情
報を繰り返し作成するという無駄を行っていた。すなわ
ち、検査情報の作成処理の効率が悪かった。
【0012】本発明は、このような従来の課題を解決
し、変化データ及び固定データからなる一定長のブロッ
クデータに対して誤り訂正/検出等を行うための検査情
報を効率良く、かつ短時間で作成できるようにすること
を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。本発明は前記の目的を達成するため、次のよ
うに構成した。 (1) :データ内容が変化する変化データ及びデータ内容
が固定の固定データからなる一定長のブロックデータに
対して誤り訂正/検出等を行うための検査情報を作成す
る検査情報作成部(検査情報作成手段)41と、検査情
報作成部41が作成した検査情報を前記ブロックデータ
に付加し、その検査情報付きブロックデータをディスク
(記憶媒体)2Aに書き込むデータ書き込み部(データ
書き込み手段)42と、メモリ40を備えたディスク装
置において、検査情報作成部41は、変化データが全て
0で固定データだけからなるブロックデータに対する検
査情報、及び固定データが全て0で変化データの或る1
ビットだけが1のブロックデータに対する検査情報を予
め作成してメモリ40に格納しておく検査情報準備手段
と、変化データ及び固定データからなる処理対象のブロ
ックデータに対して検査情報を作成する際、メモリ40
を検索して変化データが全て0で固定データだけからな
るブロックデータに対する検査情報を求めると共に、前
記変化データの各ビットを調べて1のビットが有れば、
メモリを検索してそれに対応する検査情報を求め、その
検査情報を前記変化データが全て0で固定データだけか
らなるブロックデータに対する検査情報に加算すること
で、前記処理対象のブロックデータに対する検査情報を
作成する検査情報作成処理手段を備えた。
【0014】(2) :データ内容が変化する変化データ及
びデータ内容が固定の固定データからなる一定長のブロ
ックデータに対して誤り訂正/検出等を行うための検査
情報を作成する検査情報作成部(検査情報作成手段)4
1と、前記検査情報作成部41が作成した検査情報を前
記ブロックデータに付加し、その検査情報付きブロック
データをディスク(記憶媒体)2Aに書き込むデータ書
き込み部(データ書き込み手段)42と、メモリ40を
備えたディスク装置において、前記検査情報作成部41
は、変化データが全て0で固定データだけからなるブロ
ックデータに対する検査情報、及び固定データが全て0
で変化データの或る1ビットだけが1のブロックデータ
に対する検査情報を予め作成してメモリ40に格納して
おき、変化データ及び固定データからなる処理対象のブ
ロックデータに対して検査情報を作成する際、前記メモ
リ40を検索して変化データが全て0で固定データだけ
からなるブロックデータに対する検査情報を求めると共
に、前記変化データの各ビットを調べて1のビットが有
れば、メモリを検索してそれに対応する検査情報を求
め、その検査情報を前記変化データが全て0で固定デー
タだけからなるブロックデータに対する検査情報に加算
することで、前記処理対象のブロックデータに対する検
査情報を作成するように構成した。
【0015】(3) :データ内容が変化する変化データ及
びデータ内容が固定の固定データからなる一定長のブロ
ックデータに対して誤り訂正/検出等を行うための検査
情報を作成する検査情報作成部(検査情報作成手段)4
1と、検査情報作成部41が作成した検査情報を前記ブ
ロックデータに付加し、その検査情報付きブロックデー
タをディスク(記憶媒体)2Aに書き込むデータ書き込
み部(データ書き込み手段)42と、メモリ40を備え
たディスク装置において、検査情報処理部41は、変化
データが全て0で固定データだけからなるブロックデー
タに対する検査情報、及び固定データが全て0で変化デ
ータの或る1ビットだけが1のブロックデータに対する
検査情報を予め作成してメモリ40に格納しておき、変
化データ及び固定データからなる処理対象のブロックデ
ータに対する検査情報を作成する際、そのブロックデー
タの変化データと、前記ブロックデータより1つ前に処
理したブロックデータの変化データを抽出して両者の差
異を求め、前記差異の変化データに対して各ビットを調
べ、1のビットが有れば、前記メモリ40を検索してそ
れに対応する検査情報を求め、その検査情報を前記処理
対象のブロックデータより1つ前に処理したブロックデ
ータに対する検査情報に加算することで、前記処理対象
のブロックデータに対する検査情報を作成するように構
成した。
【0016】(4) :データ内容が変化する変化データ及
びデータ内容が固定の固定データからなる一定長のブロ
ックデータに対して誤り訂正/検出等を行うための検査
情報を作成する検査情報作成部(検査情報作成手段)4
1と、検査情報作成部41が作成した検査情報を前記ブ
ロックデータに付加し、その検査情報付きブロックデー
タをディスク(記憶媒体)2Aに書き込むデータ書き込
み部(データ書き込み手段)42と、メモリ40を備え
たディスク装置において、検査情報作成部41は、変化
データが全て0で固定データだけからなるブロックデー
タに対する検査情報、及び固定データが全て0で変化デ
ータを複数ビット単位の複数の領域に分割し、或る1つ
の領域だけがビット1を含む非零の領域で、残りの領域
を全て0としておき、前記非零の領域の全てのビットパ
ターンに対する検査情報を予め作成してメモリ40に格
納しておき、変化データ及び固定データからなる処理対
象のブロックデータに対する検査情報を作成する際、前
記メモリ40を検索して変化データが全て0で固定デー
タだけからなるブロックデータに対する検査情報を求め
ると共に、前記変化データを複数ビット単位の複数の領
域に分割し、前記各領域を調べて、少なくともビット1
が存在する非零の領域が有れば、前記メモリを検索して
その領域のビットパターンに対応する検査情報を求め、
その検査情報を前記変化データが全て0で固定データだ
けからなるブロックデータに対する検査情報に加算する
ことで、前記処理対象のブロックデータに対する検査情
報を作成するように構成した。
【0017】(5) :データ内容が変化する変化データ及
びデータ内容が固定の固定データからなる一定長のブロ
ックデータに対して誤り訂正/検出等を行うための検査
情報を作成する検査情報作成部(検査情報作成手段)4
1と、検査情報作成部41が作成した検査情報を前記ブ
ロックデータに付加し、その検査情報付きブロックデー
タをディスク(記憶媒体)2Aに書き込むデータ書き込
み部(データ書き込み手段)42と、メモリ40を備え
たディスク装置において、検査情報作成部41は、変化
データが全て0で固定データだけからなるブロックデー
タに対する検査情報、及び固定データが全て0で変化デ
ータを複数ビット単位の複数の領域に分割し、或る1つ
の領域だけがビット1を含む非零の領域で、残りの領域
を全て0としておき、前記非零の領域の全てのビットパ
ターンに対する検査情報を予め作成してメモリ40に格
納しておき、変化データ及び固定データからなる処理対
象のブロックデータに対する検査情報を作成する際、そ
のブロックデータの変化データと、前記ブロックデータ
より1つ前に処理したブロックデータの変化データを抽
出して両者の差異を求め、前記差異の変化データを複数
ビット単位の複数の領域に分割し、前記各領域を調べ
て、少なくともビット1が存在する非零の領域が有れ
ば、前記メモリ40を検索してその領域のビットパター
ンに対応する検査情報を求め、その検査情報を前記処理
対象のブロックデータより1つ前に処理したブロックデ
ータに対する検査情報に加算することで、前記処理対象
のブロックデータに対する検査情報を作成するように構
成した。
【0018】(作用)前記構成に基づく本発明の作用
を、図1に基づいて説明する。 :前記(1) 、(2) の作用 前記検査情報作成部41は、変化データが全て0で固定
データだけからなるブロックデータに対する検査情報、
及び固定データが全て0で変化データの或る1ビットだ
けが1のブロックデータに対する検査情報を予め作成し
てメモリ40に格納しておく。
【0019】そして、前記検査情報作成部41は、変化
データ及び固定データからなる処理対象のブロックデー
タに対して検査情報を作成する際、メモリ40を検索し
て変化データが全て0で固定データだけからなるブロッ
クデータに対する検査情報を求める。
【0020】次に、前記変化データの各ビットを調べて
1のビットが有れば、メモリ40を検索してそれに対応
する検査情報を求め、その検査情報を前記変化データが
全て0で固定データだけからなるブロックデータに対す
る検査情報に加算する。このようにして、前記処理対象
のブロックデータに対する検査情報を作成する。
【0021】前記のようにすれば、変化データ及び固定
データからなる一定長のブロックデータに対して誤り訂
正/検出等を行うための検査情報を効率良く作成するこ
とができる。
【0022】:前記(3) の作用 検査情報作成部41は、変化データが全て0で固定デー
タだけからなるブロックデータに対する検査情報、及び
固定データが全て0で変化データの或る1ビットだけが
1のブロックデータに対する検査情報を予め作成してメ
モリ40に格納しておく。
【0023】そして、検査情報作成部41は、変化デー
タ及び固定データからなる処理対象のブロックデータに
対する検査情報を作成する際、そのブロックデータの変
化データと、前記ブロックデータより1つ前に処理した
ブロックデータの変化データを抽出して両者の差異を求
め、前記差異の変化データに対して各ビットを調べ、1
のビットが有れば、メモリ40を検索してそれに対応す
る検査情報を求め、その検査情報を前記処理対象のブロ
ックデータより1つ前に処理したブロックデータに対す
る検査情報に加算する。このようにして、前記処理対象
のブロックデータに対する検査情報を作成する。
【0024】前記のようにすれば、特に、変化データが
昇順、或いは降順で変化するブロックデータに対して、
検査情報が効率良く、かつ短時間で作成できる。 :前記(4) の作用 検査情報作成部41は、変化データが全て0で固定デー
タだけからなるブロックデータに対する検査情報、及び
固定データが全て0で変化データを複数ビット単位の複
数の領域に分割し、或る1つの領域だけがビット1を含
む非零の領域で、残りの領域を全て0としておき、前記
非零の領域の全てのビットパターンに対する検査情報を
予め作成してメモリ40に格納しておく。
【0025】そして、検査情報作成部41は、変化デー
タ及び固定データからなる処理対象のブロックデータに
対する検査情報を作成する際、メモリ40を検索して変
化データが全て0で固定データだけからなるブロックデ
ータに対する検査情報を求めると共に、前記変化データ
を複数ビット単位の複数の領域に分割し、前記各領域を
調べて、少なくともビット1が存在する非零の領域が有
れば、前記メモリを検索してその領域のビットパターン
に対応する検査情報を求め、その検査情報を前記変化デ
ータが全て0で固定データだけからなるブロックデータ
に対する検査情報に加算する。このようにして、前記処
理対象のブロックデータに対する検査情報を作成する。
【0026】前記のようにすれば、各領域毎に検査情報
を求めて加算するだけの簡単な処理で、効率良く検査情
報を作成することができる。 :前記(5) の作用 検査情報作成部41は、変化データが全て0で固定デー
タだけからなるブロックデータに対する検査情報、及び
固定データが全て0で変化データを複数ビット単位の複
数の領域に分割し、或る1つの領域だけがビット1を含
む非零の領域で、残りの領域を全て0としておき、前記
非零の領域の全てのビットパターンに対する検査情報を
予め作成してメモリ40に格納しておく。
【0027】そして、検査情報作成部41は、変化デー
タ及び固定データからなる処理対象のブロックデータに
対する検査情報を作成する際、そのブロックデータの変
化データと、前記ブロックデータより1つ前に処理した
ブロックデータの変化データを抽出して両者の差異を求
め、前記差異の変化データを複数ビット単位の複数の領
域に分割し、前記各領域を調べて、少なくともビット1
が存在する非零の領域が有れば、前記メモリ40を検索
してその領域のビットパターンに対応する検査情報を求
め、その検査情報を前記処理対象のブロックデータより
1つ前に処理したブロックデータに対する検査情報に加
算する。このようにして、前記処理対象のブロックデー
タに対する検査情報を作成する。
【0028】前記のようにすれば、特に、変化データが
昇順、或いは降順で変化するブロックデータに対して、
各領域毎に検査情報を求めて加算するだけの簡単な処理
で、効率良く検査情報を作成することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態を図面に
基づいて詳細に説明する。なお、以下の例は、磁気ディ
スク装置に適用した例である。 §1:磁気ディスク装置の説明・・・図2参照 図2は磁気ディスク装置のブロック図である。
【0030】図示のように、磁気ディスク装置は、ディ
スク制御部10と、リード/ライト回路11と、ポジシ
ョン回路12と、DE(ディスクエンクロージャ)1で
構成されている。そして、ディスク制御部10には、M
PU13、RAM14、EEPROM15、ハードディ
スクコントローラ(以下「HDC」と記す)17等が設
けてあり、リード/ライト回路11には、符号化/復号
化回路(DEC/ENC)24、復調回路(MOD)2
5、バイアス電流制御回路(BIAS CONT)26
等が設けてある。
【0031】また、ポジション回路12には、コミュニ
ケーションIC(COM IC)18、ディジタル・シ
グナル・プロセッサ(以下「DSP」と記す)19、サ
ーボ復調回路(サーボLSI)23、メモリ22、VC
Mドライバ(VCM DRV)20、DCMドライバ
(DCM DRV)21等が設けてある。更に、DE1
には、ボイスコイルモータ(以下「VCM」と記す)2
8、スピンドルモータ(DCM:直流モータ)29、サ
ーボヘッドIC30、データヘッドIC32、サーボヘ
ッド31、データヘッド33−1〜33−nが設けてあ
る。
【0032】サーボヘッド31は、磁気ディスクのサー
ボ面のサーボ情報を読み出すものであり、データヘッド
33−1〜33−nは、磁気ディスクのデータ面のデー
タ、及びサーボ情報を読み出すものである。VCM28
はヘッドアクチュエータを駆動するものであり、その一
部にはVCMコイルが設けてある。スピンドルモータ
(DCM)29は、スピンドル機構の回転駆動源であ
り、磁気ディスクを回転駆動するものである。
【0033】サーボヘッドIC30は、サーボヘッド3
1を駆動するものである。データヘッドIC32は、デ
ータヘッド33−1〜33−nを駆動するものである。
この場合、データヘッドIC32は、ヘッドセレクト信
号により、リードヘッドとライトヘッドを選択して駆動
する。
【0034】DSP19は、MPU13からのシーク指
示に応じて、ヘッドの移動量を計算し、VCMドライバ
20を介してVCM28のVCMコイルをサーボ制御す
ると共に、DCMドライバ21を介してスピンドルモー
タ29を定速回転制御する。メモリ22は、DSP19
がアクセスするメモリであり、該DSP19が制御に必
要なデータを格納するものである。サーボ復調回路(サ
ーボLSI)23は、サーボヘッド31から読み出され
たサーボ信号を復調して、DSP19へ出力するもので
ある。
【0035】VCMドライバ20は、DSP19の指令
量に応じて、VCM28のVCMコイルを駆動するもの
である。コミュニケーションIC(COM IC)18
は、DSP19と、MPU13との間の情報通信等を行
うものである。復調回路(MOD)25は、データヘッ
ドIC32からのリードデータを復調して、ビタビ(VI
TERBI )符号に変換し、符号化/復号化回路24へ出力
すると共に、シリンダサーボ信号(SYL.SERV
O)をDSP19へ出力するものである。
【0036】符号化/復号化回路24は、復調回路25
から送られたビタビ(VITERBI )符号を復号化して、H
DC17へ出力すると共に、書き込みデータをビタビ符
号に変換してデータヘッドIC32へ出力するものであ
る。バイアス電流制御回路26は、コミュニケーション
IC18の指示により、データヘッドIC32を介し
て、データヘッド33−1〜33−nに流れるバイアス
電流を制御するものである。
【0037】MPU13は、インターフェース用のプロ
セッサであり、各種のインターフェース制御を行うもの
である。また、MPU13は、HDC17を介して上位
装置(ホスト)から受信したコマンドに基づいて、ディ
スクに書き込むブロックデータに対して検査情報を作成
するものである。この場合、MPU13はRAM14を
ワーク用のメモリとして検査情報の作成処理を行う。
【0038】EEPROM15は、MPU13がアクセ
スする不揮発性のメモリであり、MPU13が任意にデ
ータを書き込めるようになっている。RAM14は、M
PU13がアクセスする揮発性のメモリであり、ワーク
用として使用するものである。HDC17は、SCSI
−2のインターフェースを有し、上位装置(ホスト)の
発行したコマンドの受信処理、コマンドの解析処理、或
いはデータの送受信処理等を行うものである。
【0039】ところで、以下に説明する検査情報の作成
処理は、上位装置(ホスト)からのコマンドに基づいて
前記MPU13が行う処理であり、MPU13が作成し
た検査情報は、処理対象のブロックデータに付加され
る。そして、検査情報付きのブロックデータは、MPU
13→HDC17→符号化/復号化回路(DEC/EN
C)24→データヘッドIC32の経路で送られ、デー
タヘッド33−1〜33−nのいずれかのデータヘッド
により磁気ディスクに順次書き込まれる。なお、前記検
査情報作成部41はMPU13に対応し、データ書き込
み部42は、前記リード/ライト回路11等に対応す
る。
【0040】§2:検査情報作成処理の基本的な説明・
・・図3参照 図3はブロックデータの説明図である。前記のような磁
気ディスク装置を工場から出荷する際には、前記磁気デ
ィスクにデータをアクセスするための情報を書き込んで
から出荷する。この場合、一定長のアクセス単位である
ブロックのデータ(ブロックデータ)を磁気ディスク上
に予め書き込んでおくフォーマット処理が行われてい
る。
【0041】また、前記フォーマット処理を行う場合に
は、前記ブロックの識別等を行うために、ブロックデー
タに特定の情報を付加することも行われる。この場合の
ブロックデータの例をに示す。この例の場合、1ブロ
ックデータはブロック識別情報の領域とユーザデータの
領域とで構成されている。
【0042】すなわち、1ブロックデータは、ブロック
データの前半部分にブロック識別情報を持っている。こ
の場合、前記識別情報として、そのブロックのシリンダ
番号、トラック内の順番を示すセクタ番号等を書き込
む。また、ブロックデータの後半部分は、ユーザのデー
タを書き込むための領域であり、工場出荷時には、各ブ
ロックに同じダミーデータを書き込む。
【0043】更に、に示したように、ブロック内のデ
ータの信頼性を向上させるために、ブロックデータの終
端部分に誤り訂正符号や誤り検出符号等の検査情報(E
CC、CRC等の情報)を付け加えることも行われてい
る。そして、データ書き込み時にそのブロックデータに
対する検査情報を作成しておき、データ読み出し時に検
査情報をチェックしてデータの誤り発生の有無を調べる
ことで、誤ったデータを要求元(上位装置)に送らずに
済み、データの信頼性を向上させている。
【0044】この検査情報は、工場出荷時にもブロック
識別情報とダミーデータに対して作成され付加される。
工場出荷時の識別情報とダミーデータの書き込みにも同
じ方法が適用されていて、識別情報はブロック毎に異な
るが、ダミーデータは同じである。そこで、のよう
に、1ブロックを、内容が変化する変化データと内容が
変化しない固定データ(ダミーデータ)とに分け、これ
らの一定長のブロックデータに対し検査情報を作成す
る。そして、検査情報付きのブロックデータを順次磁気
ディスクに書き込む。
【0045】§3:検査情報の説明 前記誤り訂正符号や誤り検出符号等の検査情報を作成す
る場合、一般的には、巡回符号と呼ばれる符号を用いて
おり、対象となるデータ(入力データ)を多項式V
(x)によって表現し、そのデータ多項式V(x)を生
成多項式と呼ばれる多項式G(x)で除算して{V
(x)/G(x)}、その剰余を多項式で表現した剰余
多項式R(x)を検査情報とすることが行われる。すな
わち、V(x)/G(x)を計算し、その剰余を多項式
で表現した剰余多項式R(x)を検査情報とすることが
行われている。
【0046】一般に、V(x)は、データの各ビット
(1又は0)を係数とし、xを変数とする多項式で表現
されるから、例えば、データが「111010」の場
合、前記データを多項式で表現すると、V(x)=1・
5 +1・x4 +1・x3 +0・x2 +1・x+0=x
5 +x4 +x3 +xとなる。この時、生成多項式G
(x)が、G(x)=x2 +1であるとすると、V
(x)/G(x)の商は、x3 +x 2 +1となり、その
剰余はx+1となる。すなわち、剰余多項式R(x)=
x+1となり、検査情報が得られる。
【0047】ところで、前記データ多項式V(x)は、
複数の多項式の和として、すなわち、V(x)=V1
(x)+V2(x)+V3(x)+・・・Vn(x)の
ように表現できるものである。そこで、データ多項式V
(x)を複数の多項式で表現した場合の各多項式V1
(x)、V2(x)、V3(x)、・・・Vn(x)
を、それぞれ生成多項式G(x)で除算し、求められた
各剰余多項式R1(x)、R2(x)、R3(x)、・
・・Rn(x)とする。
【0048】つまり、V1(x)/G(x)の剰余多項
式をR1(x)とし、V2(x)/G(x)の剰余多項
式をR2(x)とし、V3(x)/G(x)の剰余多項
式をR3(x)とし、以下同様にしてVn(x)/G
(x)の剰余多項式をRn(x)とする。
【0049】そして、前記各剰余多項式R1(x)、R
2(x)、R3(x)、・・・Rn(x)を加算した多
項式H(x)=R1(x)+R2(x)+R3(x)+
・・・Rn(x)を求めると、この多項式H(x)は、
前記剰余多項式R(x)と等しくなる、すなわち、H
(x)=R(x)となるものである。なお、前記の点に
関しての詳細な説明は、例えば、「岩波講座・情報科
学」、情報と符号の理論、第4巻、1982年8月10
日発行、第143頁〜第176頁、第7章「巡回符号」
の項)を参照されたい。
【0050】前記のように、V(x)をG(x)で割っ
た時の剰余多項式R(x)を求める際に、V(x)を幾
つかの多項式に分解し、それぞれの多項式をG(x)で
割って求めた剰余多項式をすべて加えると、V(x)を
G(x)で割った時の剰余多項式R(x)に等しくな
る。このことを利用して、検査情報を次のようにして作
成する。 §4:検査情報作成処理例1の処理概要の説明 検査情報作成処理例1では、検査情報を次のようにして
作成する。
【0051】(1) :1つのブロックデータをダミーデー
タのような内容の変化しない固定データと、識別情報の
ように内容の変化する変化データとに分離する。そし
て、データブロックの変化データが全て0で、固定デー
タだけが存在するデータに対して検査情報P0 を予め作
成しRAM14に格納しておく。
【0052】(2) :次に固定データが全て0で、変化デ
ータの一部が1(i番目のビットのみ1)で残り全てが
0であるようなブロックデータに対して検査情報P
i (i=1,2,3・・・n)を作成し、RAM14に
格納しておく。
【0053】すなわち、前記検査情報Pi は、変化デー
タの全てのパターンを尽くすのに必要な数だけ作成して
RAM14へ格納しておく。例えば、変化データが8ビ
ットであり、1ビット単位に分割して、或る1ビットだ
けが1で残りの7ビットが全て0であるパターンの場
合、検査情報Pi は8個作成しRAM14に格納してお
く。
【0054】(3) :実際の磁気ディスクへの書き込み用
ブロックデータ(処理対象のブロックデータ)に対して
検査情報を作成する場合、先ず、RAM14を検索して
固定データに対する検査情報P0 を求める。次に変化デ
ータの各ビットをチェックして1のビットが有れば、R
AM14を検索して前記1のビットに対応する検査情報
i を求めて前記検査情報P0 に加算する。このように
して最終的に得られた結果をデータブロックに対する検
査情報とする。以上のような処理を行うことで、固定デ
ータと変化データからなるデータに対して無駄無く検査
情報を作成することができる。
【0055】§5:準備処理例1の説明・・・図4、図
5参照 図4は準備処理例1のフローチャート、図5は準備処理
例1の説明図である。以下、図4、図5に基づいて、後
述する検査情報作成処理例1、及び2に対する準備処理
(これを準備処理例1とする)を説明する。なお、図4
のS1〜S5は各処理ステップを示す。また、変化デー
タは8ビットのデータであるとする。
【0056】(1) :フローチャートによる処理の説明・
・・図4参照 この例では、1ブロックデータは、8ビットの変化デー
タ(識別情報)と、nビット(n:任意の整数)の固定
データ(ダミーデータ)からなる一定長のブロックデー
タで構成されており、この1ブロックデータに作成した
検査情報を付加して磁気ディスクに書き込むものとす
る。この場合、固定データは、ダミーデータなのでデー
タ内容(データパターン、或いはデータのビットパター
ン)が固定(全て同じ)である。
【0057】以下に説明する準備処理は、前記MPU1
3がRAM14をワーク用メモリとして使用することで
行う準備処理である。この準備処理では、MPU13
は、上位装置(ホスト)から受信したコマンド及びデー
タを基に、変化データのビットパターンを作成し、前記
各ビットパターン毎に変化データと固定データからなる
ブロックデータのパターンを作成しRAM14に格納し
ておく。その後、MPU13は前記RAM14内のブロ
ックデータの各ビットパターンを基に検査情報を次のよ
うにして作成する。
【0058】先ず、MPU13は、変化データが全て0
で固定データだけからなるブロックデータに対して検査
情報P0 を作成しRAM14に格納する(S1)。次
に、MPU13は、パラメータiを初期化してiを1に
する。すなわち、検査情報Piのパラメータiの値を1
にする(i←1)(S2)。そして、変化データのiビ
ット目(1≦i≦8)だけが1で、残りの変化データと
固定データが全て0であるブロックデータに対して検査
情報Pi を作成し、前記検査情報Pi をRAM14に格
納する(S3)。
【0059】その後、MPU13は、パラメータiをイ
ンクリメント(i←i+1)し(S4)、i>8の条件
を満たしているか否かをチェックする(S5)。その結
果、前記条件を満たしていない場合は、再び、前記S3
の処理を繰り返して行う。そして、前記S5の処理で前
記条件を満たしたら、準備処理を終了する。このように
して準備処理が終了すると、RAM14には、検査情報
0 〜P8 が格納された状態となる。その後、ブロック
データの書き込み時には、この検査情報を使用して各ブ
ロックの検査情報を作成する。
【0060】(2) :具体例による準備処理例1の説明・
・・図5参照 前記準備処理例1の具体例を図5に基づいて説明する。
前記のようにしてMPU13の処理によりRAM14に
は図示のブロックデータの各ビットパターンが格納され
ており、これらの各ブロックデータのビットパターンに
対して検査情報を作成して再びRAM14に格納する。
【0061】この場合、RAM14に格納された各ブロ
ックデータのビットパターンは図示の通りである。すな
わち、変化データが全て0で固定データがd1 2 ・・
・d n のブロックデータと、変化データが100000
00で固定データが全て0のブロックデータと、変化デ
ータが01000000で固定データが全て0のブロッ
クデータと、変化データが00100000で固定デー
タが全て0のブロックデータと、変化データが0001
0000で固定データが全て0のブロックデータと、変
化データが00001000で固定データが全て0のブ
ロックデータと、変化データが00000100で固定
データが全て0のブロックデータと、変化データが00
000010で固定データが全て0のブロックデータ
と、変化データが00000001で固定データが全て
0のブロックデータ等の各ブロックデータのビットパタ
ーンである。
【0062】このような状態でMPU13は、前記各ブ
ロックデータに対する検査情報を作成しRAM14に格
納する。この場合、変化データが全て0で固定データが
12 ・・・dn のブロックデータに対する検査情報
をP0 とし、変化データが10000000で固定デー
タが全て0のブロックデータに対する検査情報をP1
し、変化データが01000000で固定データが全て
0のブロックデータに対する検査情報をP2 とし、変化
データが00100000で固定データが全て0のブロ
ックデータに対する検査情報をP3 とし、変化データが
00010000で固定データが全て0のブロックデー
タに対する検査情報をP4 とし、変化データが0000
1000で固定データが全て0のブロックデータに対す
る検査情報をP5 とし、変化データが00000100
で固定データが全て0のブロックデータに対する検査情
報をP6 とし、変化データが00000010で固定デ
ータが全て0のブロックデータに対する検査情報をP7
とし、変化データが00000001で固定データが全
て0のブロックデータに対する検査情報をP8 として、
各ブロックデータの検査情報を作成し、それぞれRAM
14に格納しておく。
【0063】§6:検査情報作成処理例1の説明・・・
図6、図7参照 図6は検査情報作成処理例1のフローチャート、図7は
検査情報作成処理例1の説明図である。以下、図6、図
7に基づいて検査情報作成処理例1を説明する。なお、
図6のS11〜S19は各処理ステップを示す。
【0064】(1) :フローチャートによる処理の説明・
・・図6参照 この処理は、MPU13が前記準備処理例1の処理によ
って作成したRAM14上のデータを利用することで、
磁気ディスクへの書き込み用のブロックデータ(処理対
象のブロックデータ)に対して検査情報を作成する処理
である。この場合、MPU13は上位装置(ホスト)か
らのコマンドに基づいて、指定されたブロックデータに
対し検査情報の作成処理を行う。
【0065】処理が開始されると、MPU13は次のよ
うにして検査情報を作成する。先ず、MPU13は、R
AM14を検索して変化データが全て0で固定データだ
けからなるブロックデータに対する検査情報、すなわ
ち、固定データに対する検査情報P0 を求め、この検査
情報P0 を検査情報Pとする(P←P0 )(S11)。
次に、処理対象のブロックデータから変化データを抽出
し、この変化データをDとし(D←変化データ)(S1
2)、パラメータiを1に設定する(i←1)(S1
3)。
【0066】そしてMPU13は前記Dのiビット目
(1≦i≦8)が1か否かをチェックする(S14)。
その結果、Dのiビット目が0であれば何もしないが、
Dのiビット目が1ならばRAM14を検索して、その
ビットに対応する検査情報Piを求め、その検査情報P
i を前記検査情報Pに加算し、それを新たな検査情報P
(P←P+Pi )とする(S15)。
【0067】次に、MPU13は、前記パラメータiを
インクリメント(i←i+1)し(S16)、i>8の
条件を満たしたか否かを判断する(S17)。その結
果、前記条件を満たしていない場合は、前記S14の処
理から繰り返して行う。このようにして、前記i>8の
条件を満たしたら、検査情報Pを対象ブロックの検査情
報とする(S18)。その後、引き続き次のブロックの
検査情報を作成する場合は(S19)、前記S11の処
理から繰り返して行う。
【0068】(2) :具体例による検査情報作成処理例1
の説明・・・図7参照 例えば、図7のに示したように、変化データDが「1
0100001」(8ビット)で、固定データがd1
2 ・・・dn のブロックデータに対する検査情報は次
のようにして作成する。
【0069】先ず、MPU13は、のように、変化デ
ータDが全て0で固定データのみd 1 2 ・・・dn
ブロックデータに対する検査情報P0 を、RAM14を
検索して求め、この検査情報P0 を検査情報Pとする
(P←P0 )。次に、のように、変化データDの1ビ
ット目だけが1で、残りの変化データD、及び固定デー
タが全て0であるブロックデータに対する検査情報P1
をRAM14を検索して求め、前記検査情報Pに加算す
る(P←P0 +P1 )。
【0070】次に、のように、変化データDの3ビッ
ト目だけが1で、残りの変化データD、及び固定データ
が全て0であるブロックデータに対する検査情報P3
RAM14を検索して求め、前記検査情報Pに加算する
(P=P0 +P1 +P3 )。次に、のように、変化デ
ータDの8ビット目だけが1で、残りの変化データD、
及び固定データが全て0であるブロックデータに対する
検査情報P8 をRAM14を検索して求め、前記検査情
報Pに加算する(P=P0 +P1 +P3 +P8)。
【0071】このようにして前記処理対象のブロックデ
ータに対する検査情報Pが、P=P 0 +P1 +P3 +P
8 として作成される。なお、作成した検査情報P=P0
+P 1 +P3 +P8 は、前記処理対象のブロックデータ
に付加され、MPU13の指示により、磁気ディスクに
書き込まれる。
【0072】§7:検査情報作成処理2の説明・・・図
8、図9参照 図8は検査情報作成処理例2のフローチャート、図9は
検査情報作成処理例2の説明図である。以下、図8、図
9に基づいて検査情報作成処理例2を説明する。なお、
図8のS21〜S31は各処理ステップを示す。また、
変化データは8ビットとする。
【0073】(1) :フローチャートによる処理の説明・
・・図8参照 この処理は、MPU13が前記準備処理例1の処理によ
って作成したRAM14上のデータを利用して検査情報
を作成する処理である。この場合、MPU13は上位装
置(ホスト)からのコマンドに基づき、指定されたブロ
ックデータに対して検査情報の作成処理を行う。
【0074】以下の説明では、処理対象のブロックデー
タを今回(m+1)のブロックデータとし、その変化デ
ータをDm+1 とする。また、今回(m+1)のブロック
データの1つ前に処理したブロックデータを前回(m)
のブロックデータとし、その変化データをDm とする。
更に、今回(m+1)のブロックデータに対する検査情
報をPm+1 、前回(m)のブロックデータに対する検査
情報をPm 、変化データDm+1 とDm との差異(Dm+1
−Dm )で構成された変化データ(差異の変化データ)
をDf (Df =Dm+1 −Dm )とする。
【0075】また、この例では、磁気ディスクへ書き込
むブロックデータ(処理対象のブロックデータ)の変化
データが、昇順の変化データであるとする。すなわち、
今回のブロックデータの変化データは、前回のブロック
データの変化データよりインクリメントされたデータ
(例えば、セクタ番号等は順次インクリメントされたデ
ータである)となっている例である。
【0076】検査情報作成処理が開始されると、MPU
13は次のようにして検査情報を作成する。先ず、MP
U13は初期化処理を行い、Dm =0とする。また、R
AM14を検索して、変化データが全て0で固定データ
だけからなるブロックデータの検査情報P0 を求め、こ
の検査情報P0 をPm とする(Pm ←P0 )(S2
1)。
【0077】次に、今回(m+1)の検査情報Pm+1
前回(m)の検査情報Pm とする(Pm+1 ←Pm )(S
22)。なお、前記検査情報Pm は最初の処理時のみP
m =P0 なので、最初はPm+1 =P0 である。次に、今
回(m+1)のブロックデータから抽出した変化データ
m+1 と前回(m)のブロックデータから抽出した変化
データDm との差異を求め(各ビット毎の対比によりD
m+1 −Dm の差異を求める)、前記差異のビットで構成
された変化データ(差異の変化データ)をDfとする
(Df ←Dm+1 −Dm )(S23)。そして、パラメー
タiを1に設定する(i←1)(S24)。
【0078】その後、MPU13は前記差異の変化デー
タDf のiビット目(変化データD f が8ビットの場
合、1≦i≦8)が1か否かをチェックする(S2
5)。その結果、差異の変化データDf のiビット目が
0であれば何もしないが、Df のiビット目が1なら
ば、RAM14を検索してそれに対応する検査情報Pi
を求め、前記検査情報Pm+1 に加算し、それを新たな今
回(m+1)の検査情報Pm+1とする(Pm+1 ←Pm+1
+Pi )(S26)。
【0079】そしてMPU13は、前記パラメータiを
インクリメント(i←i+1)し(S27)、i>8の
条件を満たしたか否かを判断する(S28)。その結
果、前記条件を満たしていない場合は、前記S25の処
理から繰り返して行う。このようにして、前記i>8の
条件を満たしたら、検査情報Pm+1 を今回(m+1)の
対象ブロックデータに対する検査情報とする(S2
9)。なお、この時作成した検査情報Pm+1 は今回(m
+1)のブロックデータに付加され磁気ディスクに書き
込まれる。
【0080】その後、次回の処理のため、前記今回(m
+1)の検査情報Pm+1 を次のブロックデータに対する
処理の前回(m)の検査情報Pm としてRAM14に格
納しておく(S30)。そして、引き続き次のブロック
データの検査情報を作成する場合は(S31)、前記S
22の処理から繰り返して行う。
【0081】(2) :具体例による説明・・・図9参照 以下、図9に基づいて具体例による処理を説明する。こ
の例では、前回(m)のブロックデータはのように、
変化データDm が「10100000」(8ビット)
で、固定データがd1 2 ・・・dn (少なくともビッ
ト1が存在する任意ビットの固定データ)であるとす
る。また、今回(m+1)のブロックデータはのよう
に、変化データDm+1 が「10100001」(インク
リメントされたデータ)で、固定データがd1 2 ・・
・dn であるとする。
【0082】この例では、前回のブロックデータが
で、今回のブロックデータがであるが、最初のブロッ
クデータの検査情報を作成する場合は、前回のブロック
データは無い。そこで、前記のように最初のブロックデ
ータに対する検査情報の作成時には、変化データDm
0として処理を行う。
【0083】例えば、のブロックデータが最初のブロ
ックデータであるとすると、このブロックデータに対す
る検査情報の作成処理は次のようになる。この場合、D
m =0であるから、Df =Dm+1 −Dm =101000
00−00000000=10100000であり、D
f =Dm+1 となる。従って、前記検査情報作成処理例1
と同じ処理により、に示したブロックデータに対する
検査情報は、P0 +P 1 +P3 となる。そして、に示
したブロックデータに対する検査情報の作成処理が終了
した時、その検査情報を次回の処理のために、前回の検
査情報Pm =P 0 +P1 +P3 としてRAM14に格納
しておく。
【0084】この状態で次のに示したブロックデータ
に対する検査情報の作成処理を行う。先ず、に示した
ブロックデータから変化データDm+1 を抽出すると、D
m+1=10100001(インクリメントされたデー
タ)てある。また、前回のブロックデータから抽出した
変化データDm は、Dm =10100000である。従
って、Dm+1 とDm との差異の変化データDf は、Df
=Dm+1 −Dm =10100001−10100000
=00000001となる。
【0085】そこで、前記差異の変化データDf =00
000001に対する検査情報をRAM14から検索す
ると、P8 が得られる。従って、のブロックデータに
対する検査情報Pm+1 は、Pm+1 =Pm +P8 =P0
1 +P3 +P8 となる。
【0086】なお、前記ブロックデータが降順の場合
(順次ディクリメントする場合)、すなわちのブロッ
クデータが今回のブロックデータであり、のブロック
データが前回のブロックデータであった場合は、前記差
異の変化データDf をDf =D m −Dm+1 とし、検査情
報Pm+1 をPm+1 =Pm −P8 とすれば前記処理と同様
にして検査情報が作成可能である。
【0087】§8:準備処理例2の説明・・・図10、
図11参照 図10は準備処理例2のフローチャート、図11は準備
処理例2の説明図である。以下、図10、図11に基づ
いて、後述する検査情報作成処理例3、及び4に対する
準備処理(これを準備処理例2とする)を説明する。な
お、図10のS41〜S45は各処理ステップを示す。
また、変化データは8ビットのデータとし、前記8ビッ
トの変化データをそれぞれ2ビット単位の領域に4分割
するものとする。すなわち、8ビットの変化データを2
ビット単位の4つの領域に分割して処理を行う例であ
る。
【0088】(1) :フローチャートによる処理の説明・
・・図10参照 この例では、1ブロックデータが8ビットの変化データ
(識別情報)と、nビット(n:任意の整数)の固定デ
ータ(ダミーデータ)からなる一定長のブロックデータ
で構成されており、この1ブロックデータに検査情報を
付加して磁気ディスクに書き込むものとする。この場
合、固定データは、ダミーデータなのでデータ内容(デ
ータパターン、或いはデータのビットパターン)が固定
(全て同じ)である。
【0089】この準備処理は、前記MPU13がRAM
14をワーク用メモリとして使用することで行う処理で
ある。この場合、MPU13は、上位装置(ホスト)か
ら受信したコマンド及びデータを基に、準備処理で使用
する変化データのビットパターンを作成し、前記各ビッ
トパターン毎に変化データと固定データからなるブロッ
クデータのパターンを作成しRAM14に格納してお
く。その後、MPU13は前記RAM14内のブロック
データの各ビットパターンを基に検査情報を作成しRA
M14に格納する。
【0090】処理が開始されるとMPU13は、変化デ
ータが全て0で固定データだけからなるブロックデータ
に対する検査情報P0 を作成し、RAM14に格納する
(S41)。次に、MPU13は、パラメータiを初期
化してiを1とし(i←1)(S42)、検査情報Pij
(i:領域番号、j:領域内のビットパターン番号)を
作成する(S43)。
【0091】すなわち、固定データが全て0で変化デー
タを複数ビット単位の複数の領域に分割し、或る1つの
領域だけがビット1を含む非零の領域で、残りの領域を
全て0にしておき、前記非零の領域の全てのビットパタ
ーンに対する検査情報Pijを作成してRAM14に格納
しておく。
【0092】その後、MPU13は、パラメータi(領
域番号)をインクリメント(i←i+1)し(S4
4)、i>4の条件を満たしているか否かを判断する
(S45)。その結果、前記条件を満たしていない場合
は、再び、前記S43の処理から繰り返して行う。そし
て、前記S45の処理で前記条件を満たら、準備処理を
終了する。このようにして準備処理が終了すると、RA
M14には、検査情報P0 、及びPij(例えば、1≦i
≦4、0≦j≦3)が格納された状態となり、この検査
情報を使用して各処理対象のブロックデータに対し検査
情報を作成する。
【0093】(2) :具体例による処理の説明・・・図1
1参照 前記準備処理例2を図11に基づいて具体的に説明す
る。この例では変化データが8ビットであり、この8ビ
ットの変化データを2ビットずつの4つの領域(領域番
号:i)に分割して、各領域内の全てのビットパターン
(ビットパターン番号:j)について検査情報の作成処
理を行うものとする。従って、この準備処理では、検査
情報Pijは、1≦i≦4、0≦j≦3の範囲で変化する
i、jについての全ての検査情報を作成する。
【0094】この準備処理では、MPU13は、先ず、
変化データが全て0で固定データがd1 2 ・・・dn
のブロックデータと、固定データが全て0で変化データ
を複数ビット単位の複数の領域に分割し、或る1つの領
域だけがビット1を含む非零の領域で、残りの領域を全
て0としたブロックデータを作成してRAM14に格納
しておく。
【0095】前記RAM14に格納するブロックデータ
は、図示のように、変化データが全て0で固定データが
1 2 ・・・dn のブロックデータ、変化データが全
て0で固定データが全て0のブロックデータ、変化デー
タが01000000で固定データが全て0のブロック
データ、変化データが10000000で固定データが
全て0のブロックデータ、変化データが1100000
0で固定データが全て0のブロックデータ等である。
【0096】この状態でMPU13は、前記各ブロック
データの検査情報P0 及びPijを作成しRAM14に格
納しておく。この場合、変化データが全て0で固定デー
タがd1 、d2 ・・・dn のブロックに対する検査情報
をP0 とする。また、固定データが全て0で変化データ
を複数ビット単位の複数の領域に分割し、或る1つの領
域だけがビット1を含む非零の領域で、残りの領域を全
て0としたブロックデータに対する検査情報をPij(1
≦i≦4、0≦j≦3)として作成しRAM14に格納
しておく。
【0097】その結果、図示のように、変化データが全
て0で固定データだけからなるブロックデータに対する
検査情報はP0 となる。また、固定データが全て0で変
化データのi=1の領域以外が全て0のブロックデータ
に対する検査情報は、i=1の領域内のビットパターン
により次のようになる。すなわち、i=1の領域のビッ
トパターンが、00であれば検査情報はP10、01であ
れば検査情報はP11、10であればP12、11であれば
13となる。
【0098】更に、固定データが全て0で変化データの
i=2の領域以外が全て0のブロックデータに対する検
査情報は、i=2の領域のビットパターンにより次のよ
うになる。すなわち、i=2の領域のビットパターン
が、00であれば検査情報はP 20、01であれば検査情
報はP21、10であればP22、11であればP23とな
る。
【0099】以下同様にして固定データが全て0で変化
データのi=4の領域以外が全て0のブロックデータに
対する検査情報は、i=4の領域のビットパターンによ
り次のようになる。すなわち、i=4の領域のビットパ
ターンが、00であれば検査情報はP40、01であれば
検査情報はP41、10であればP42、11であればP 43
となる。
【0100】§9:検査情報作成処理例3の説明・・・
図12、図13参照 図12は検査情報作成処理例3のフローチャート、図1
3は検査情報作成処理例3の説明図である。以下、図1
2、図13に基づいて検査情報作成処理例3を説明す
る。なお、図12のS51〜S59は各処理ステップを
示す。
【0101】(1) :フローチャートによる処理の説明・
・・図12参照 この処理は、MPU13が前記準備処理例2の処理によ
って作成したRAM14上のデータを利用して検査情報
を作成する処理である。この場合、MPU13は上位装
置(ホスト)からのコマンドに基づいて、指定されたブ
ロックデータに対して検査情報の作成処理を行う。
【0102】前記処理が開始されると、MPU13は次
のようにして検査情報を作成する。先ず、MPU13
は、RAM14内の情報を検索して変化データが全て0
で固定データだけからなるブロックデータの検査情報P
0 を求め、この検査情報P0 を処理対象のブロックデー
タに対する検査情報Pとする(P←P0 )(S51)。
次に、処理対象のブロックデータから変化データを抽出
し、その変化データを変化データDとし(D←変化デー
タ)(S52)、パラメータiを1に設定する(i←
1)(S53)。
【0103】そして、MPU13は前記変化データDの
i番目の領域(1≦i≦4)がビット1を含む非零の領
域か否かをチェックする(S54)。その結果、Dのi
番目の領域が非零でなければ、すなわち、Dのi番目の
領域が全て0ビットならば何もしない。しかし、Dのi
番目の領域が非零であれば、すなわち、Dのi番目の領
域にビット1を含む場合には、RAM14を検索してそ
のi番目の領域の全てのビットパターンに対して検査情
報Pijを求め、その検査情報Pijを前記検査情報Pに加
算し、それを新たな検査情報Pとする(P←P+Pij
(S55)。
【0104】次に、MPU13は、前記パラメータiを
インクリメント(i←i+1)し(S56)、i>4の
条件を満たしたか否かを判断する(S57)。その結
果、前記条件を満たしていない場合は、前記S54の処
理から繰り返して行う。このようにして、前記i>4の
条件を満たしたら、検査情報Pを対象ブロックの検査情
報とする(S58)。その後、引き続き次のブロックの
検査情報を作成する場合は(S59)、前記S51の処
理から繰り返して行う。
【0105】(2) :具体例による検査情報作成処理例3
の説明・・・図13参照 例えば、図13のに示したように、変化データDが、
「10100001」(8ビット)で、固定データがd
1 、d2 ・・・dn のブロックデータ(磁気ディスクへ
の書き込み処理対象のブロックデータ)に対する検査情
報は次のようにして作成する。
【0106】先ず、MPU13は、RAM14を検索し
て、のように、変化データDが全て0で固定データd
1 2 ・・・dn だけからなるブロックデータに対する
検査情報P0 を、RAM14から検索して求め、これを
Pとする(P←P0 )。次に、前記に示したブロック
データから変化データ「10100001」を抽出し、
これを変化データDとする。そして、変化データDを2
ビットずつ4つの領域に分割し、各領域毎の検査情報を
RAM14を検索して求め、これらの各検査情報を前記
検査情報Pに加算する。具体的には次の通りである。
【0107】先ず、のように、変化データDの1番目
(i=1)の領域のビットパターン「10」に対する検
査情報P12をRAM14を検索して求め、この検査情報
をP 12を前記検査情報P(最初の処理でP=P0 となっ
ている)に加算し、これを新たな検査情報Pとする(P
←P+P12=P0 +P12)。
【0108】次に、に示したように、変化データDの
2番目(i=2)の領域のビットパターン「10」に対
する検査情報P22をRAM14を検索して求め、この検
査情報をP22前記検査情報Pに加算し、これを新たな検
査情報Pとする(P←P+P 22=P0 +P12+P22)。
【0109】次に、に示したように、変化データDの
4番目(i=4)の領域のビットパターン「01」に対
する検査情報P41をRAM14を検索して求め、この検
査情報P41を前記検査情報Pに加算し、これを新たな検
査情報Pとする(P←P+P 22=P0 +P12+P22+P
41)。
【0110】このようにしてi=4の領域の全てのビッ
トパターンに対する検査情報を作成すると、前記処理対
象のブロックデータに対する検査情報P(P=P0 +P
12+P22+P41)が作成される。なお、作成した検査情
報P=P0 +P12+P22+P 41は、前記処理対象のブロ
ックデータに付加され、MPU13の指示により、磁気
ディスクに書き込まれる。
【0111】§10:検査情報作成処理4の説明・・・
図14、図15参照 図14は検査情報作成処理例4のフローチャート、図1
5は検査情報作成処理例4の説明図である。以下、図1
4、図15に基づいて検査情報作成処理例4を説明す
る。なお、図14のS61〜S71は各処理ステップを
示す。また、変化データは8ビットとする。
【0112】(1) :フローチャートによる処理の説明・
・・図14参照 この処理は、MPU13が前記準備処理例2の処理によ
って作成したRAM14上のデータを利用して検査情報
を作成する処理である。この場合、MPU13は上位装
置(ホスト)からのコマンドに基づいて、指定されたブ
ロックデータに対して検査情報の作成処理を行う。
【0113】なお、以下の説明では、磁気ディスクへの
書き込み用のブロックデータ(処理対象ブロックデー
タ)を今回(m+1)のブロックデータとし、その変化
データをDm+1 とする。また、今回(m+1)のブロッ
クデータの1つ前に処理したブロックデータを前回
(m)のブロックデータとし、その変化データをDm
する。
【0114】更に、今回(m+1)の検査情報を
m+1 、前回(m)の検査情報をPm 、変化データD
m+1 とDm との差異(Dm+1 −Dm )の変化データをD
f (Df =D m+1 −Dm )とする。そして、前記Dm+1
はDm を順次インクリメントしたデータであるとする。
【0115】検査情報作成処理が開始されると、MPU
13は次のようにして検査情報を作成する。先ず、MP
U13は、初期化処理を行い、Dm =0とする。また、
RAM14を検索して、変化データが全て0で固定デー
タだけからなるブロックデータの検査情報P0 を求め、
この検査情報P0 をPm の値とする(Pm ←P0 )(S
61)。
【0116】次に、今回(m+1)の検査情報Pm+1
値を前回(m)の検査情報Pm (最初の処理時のみPm
=P0 なので、Pm+1 =P0 である)とする(Pm+1
m)(S62)。その後、今回(m+1)のブロック
データから取り出した変化データDm+1 と前回(m)の
ブロックデータから取り出した変化データDm との差異
を求め(各ビット毎の対比により差異のビットを取り出
し)、前記差異のビットで構成された変化データ(差異
の変化データ)をDf とする(Df ←Dm+1 −Dm
(S63)。そして、パラメータiを1に設定する(i
←1)(S64)。
【0117】次にMPU13は変化データDf のi番目
の領域(1≦i≦4)がビット1を含む非零の領域か否
かをチェックする(S65)。その結果、Df のi番目
の領域が非零でなければ、すなわち、差異の変化データ
f のi番目の領域が全て0ビットならば何もしない。
しかし、Df のi番目の領域が非零であれば、すなわ
ち、Df のi番目の領域にビット1を含む場合には、R
AM14を検索して、そのi番目の領域の全てのビット
パターンに対して検査情報Pijを求め、その検査情報P
ijを前記検査情報Pm+1 に加算し、それを新たな検査情
報Pとする(Pm+ 1 ←Pm+1 +Pij)(S66)。
【0118】そしてMPU13は、前記パラメータiを
インクリメント(i←i+1)し(S67)、i>4の
条件を満たしたか否かを判断する(S68)。その結
果、前記条件を満たしていない場合は、前記S65の処
理から繰り返して行う。このようにして、前記i>4の
条件を満たしたら、検査情報Pm+1 を今回(m+1)の
対象ブロックデータに対する検査情報とする(S6
9)。なお、この時作成した検査情報Pm+1 は今回(m
+1)のブロックデータに付加され磁気ディスクに書き
込まれる。
【0119】その後、次回の処理のため、前記今回(m
+1)の検査情報Pm+1 を次のブロックデータに対する
処理の前回(m)の検査情報Pm としてRAM14に格
納しておく(S70)。そして、引き続き次のブロック
データの検査情報を作成する場合は(S71)、前記S
62の処理から繰り返して行う。
【0120】(2) :具体例による説明・・・図15参照 以下、図15に基づいて具体例による処理を説明する。
この例では、前回(m)のブロックデータはのよう
に、変化データDm が「10100000」(8ビッ
ト)で、固定データがd1 2 ・・・dn (少なくとも
ビット1が存在する任意ビットの固定データ)であると
する。また、今回(m+1)のブロックデータはのよ
うに、変化データDm+1 が「10100001」(8ビ
ット)で、固定データがd1 2 ・・・dn 」であると
する。
【0121】この例では、前回のブロックデータが
で、今回のブロックデータがであるが、最初のブロッ
クデータの検査情報を作成する場合は、前回のブロック
データは無く、Dm =0である。このため、差異の変化
データDf は処理対象のデータに等しい(Df =Dm+1
−Dm =Dm+1 )。従って、最初はDf =Dm+1 として
前記フローチャートで示した順序に従ってブロックデー
タに対する検査情報を作成すれば良い。
【0122】そして、次の処理のために、前記最初の検
査情報をRAM14に前回(m)の検査情報Pm として
格納しておく。なお、前記最初のブロックデータがに
示したブロックデータであった場合、その検査情報をP
m とすると、Pm =P0 +P 12+P22となる。前記のよ
うに、RAM14にに示した前回(m)のブロックデ
ータとその検査情報Pm =P0 +P12+P22が格納され
ている状態で、に示した今回(m+1)のブロックデ
ータに対し検査情報を作成する場合は、次のようにして
作成する。
【0123】先ず、RAM14を検索して前回のブロッ
クデータに対する検査情報Pm を求め、この検査情報P
m を今回のブロックデータに対する検査情報Pm+1 とす
る(Pm+1 ←Pm )。そして、に示した今回のブロッ
クデータの変化データDm+1と、に示した前回のブロ
ックデータの変化データDm との差異を求め、その差異
の変化データDf =Dm+1 −Dm を作成する。
【0124】この場合、Dm+1 =「1010000
1」、Dm =「10100000」であるから、Df
m+1 −Dm =10100001−10100000=
00000001となる。従って、前記Df =0000
0001に対する検査情報を求めて前回の検査情報に加
算する。具体的には次の通りである。
【0125】前記差異の変化データDf =000000
01に対する検査情報を求める場合、この例では2ビッ
トずつの領域に分割し、各領域毎に非零(ビット1を含
む)か否かをチェックするが、この場合、i=1の領域
とi=2の領域とi=3の領域は全て0のビットからな
る領域であるから、これらの領域に対しては検査情報が
0なのでなにもしない。
【0126】しかし、i=4の領域は非零の領域(ビッ
トパターンが01)なので、この領域に対する検査情報
ijをRAM14を検索して求める。この場合求めた検
査情報PijはPij=P42となる。そこで前記Pijを前記
m に加算することにより今回のブロックデータに対す
る検査情報Pm+1 =Pm +P42=P0 +P12+P22+P
42が作成できる。なお、作成した前記検査情報Pm+1
m +P42=P0 +P 12+P22+P42は、前記処理対象
のブロックデータに付加され、MPU13の指示によ
り、磁気ディスクに書き込まれる。
【0127】その後、次回の処理のため、前記今回(m
+1)の検査情報Pm+1 を次のブロックデータに対する
処理の前回(m)の検査情報Pm としてRAM14に格
納しておく。
【0128】(他の実施の形態)以上実施の形態につい
て説明したが、本発明は次のようにしても実施可能であ
る。
【0129】(1) :前記の例では変化データが8ビット
の例であるが、このような例に限らず、変化データのビ
ット数は任意で良い。 (2) :磁気ディスク装置に限らず、光磁気ディスクな
ど、データの書き込み可能な任意のディスク装置に適用
可能である。
【0130】(3) :変化データを複数の領域に分割して
検査情報を作成する例では、各領域のビット数は2ビッ
トに限らず、4ビット、8ビットなど、変化データのビ
ット数に応じて任意に選定すれば良い。
【0131】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
のような効果がある。 (1) :変化データと固定データからなる一定長のブロッ
クデータに対して誤り訂正符号や誤り検出符号等の検査
情報を作成する際、変化データの内容をチェックし、予
め準備しておいたメモリ内の情報を検索して加算するこ
とで、簡単に検査情報が作成できる。従って、変化デー
タ及び固定データからなる一定長のブロックデータに対
して誤り訂正/検出等を行うための検査情報を効率良
く、かつ短時間で作成できる。
【0132】(2) :前記検査情報は工場出荷時にブロッ
クの識別情報と、ダミーデータに対して作成され付加さ
れる。この時、ダミーデータの書き込み速度に応じて検
査情報が作成されないと、ディスクの回転待ちが発生
し、書き込み処理が遅くなってしまう。
【0133】しかし、本願発明では、ブロックデータの
ディスクへの書き込み時に、準備処理で予め作成してお
いたメモリ内の情報を検索して加算することにより、効
率良く、かつ短時間で検査情報を作成することができ
る。従って、前記のようなディスクの回転待ちが発生せ
ず、ブロックデータの書き込み処理が効率良く、かつ高
速で実施可能である。
【0134】(3) :一般的に、識別情報の長さよりダミ
ーデータの長さの方が長い。ところが、従来は、ブロッ
クデータの後半の長い同じダミーデータに対して、ブロ
ック毎に検査情報を繰り返し作成するという無駄を行っ
ていた。
【0135】しかし、本願発明は、前記データ長の長い
ダミーデータが固定データであることを利用し、変化デ
ータの内容をチェックし、予め準備しておいたメモリ内
の情報を検索して加算することで、簡単に検査情報が作
成できる。従って、ダミーデータがどんなに長くてもブ
ロックデータの検査情報が効率良く、かつ短時間で作成
できる。前記効果の外、各請求項に対応して次のような
効果がある。
【0136】(4) :請求項1では、検査情報作成手段
は、変化データが全て0で固定データだけからなるブロ
ックデータに対する検査情報、及び固定データが全て0
で変化データの或る1ビットだけが1のブロックデータ
に対する検査情報を予め作成してメモリに格納しておく
検査情報準備手段と、変化データ及び固定データからな
る処理対象のブロックデータに対して検査情報を作成す
る際、前記メモリを検索して変化データが全て0で固定
データだけからなるブロックデータに対する検査情報を
求めると共に、前記変化データの各ビットを調べて1の
ビットが有れば、メモリを検索してそれに対応する検査
情報を求め、その検査情報を前記変化データが全て0で
固定データだけからなるブロックデータに対する検査情
報に加算することで、前記処理対象のブロックデータに
対する検査情報を作成する検査情報作成処理手段を備え
ている。
【0137】従って、変化データと固定データからなる
一定長のブロックデータに対して誤り訂正符号や誤り検
出符号等の検査情報を作成する際、変化データの内容を
チェックし、予め準備しておいたメモリ内の情報を検索
して加算することで、簡単に検査情報が作成できる。従
って、変化データ及び固定データからなる一定長のブロ
ックデータに対して誤り訂正/検出等を行うための検査
情報を効率良く、かつ短時間で作成できる。
【0138】(5) :請求項2では、変化データが全て0
で固定データだけからなるブロックデータに対する検査
情報、及び固定データが全て0で変化データの或る1ビ
ットだけが1のブロックデータに対する検査情報を予め
作成してメモリに格納しておき、変化データ及び固定デ
ータからなる処理対象のブロックデータに対して検査情
報を作成する際、前記メモリを検索して変化データが全
て0で固定データだけからなるブロックデータに対する
検査情報を求めると共に、前記変化データの各ビットを
調べて1のビットが有れば、メモリを検索してそれに対
応する検査情報を求め、その検査情報を前記変化データ
が全て0で固定データだけからなるブロックデータに対
する検査情報に加算することで、前記処理対象のブロッ
クデータに対する検査情報を作成するようにしている。
【0139】従って、変化データと固定データからなる
一定長のブロックデータに対して誤り訂正符号や誤り検
出符号等の検査情報を作成する際、変化データの内容を
チェックし、予め準備しておいたメモリ内の情報を検索
して加算することで、簡単に検査情報が作成できる。従
って、変化データ及び固定データからなる一定長のブロ
ックデータに対して誤り訂正/検出等を行うための検査
情報を効率良く、かつ短時間で作成できる。
【0140】(6) :請求項3では、変化データが全て0
で固定データだけからなるブロックデータに対する検査
情報、及び固定データが全て0で変化データの或る1ビ
ットだけが1のブロックデータに対する検査情報を予め
作成してメモリに格納しておき、変化データ及び固定デ
ータからなる処理対象のブロックデータに対する検査情
報を作成する際、そのブロックデータの変化データと、
前記ブロックデータより1つ前に処理したブロックデー
タの変化データを抽出して両者の差異を求め、前記差異
の変化データに対して各ビットを調べ、1のビットが有
れば、前記メモリを検索してそれに対応する検査情報を
求め、その検査情報を前記処理対象のブロックデータよ
り1つ前に処理したブロックデータに対する検査情報に
加算することで、前記処理対象のブロックデータに対す
る検査情報を作成するようにしている。
【0141】前記のようにすれば、特に、変化データが
昇順、或いは降順で変化するブロックデータに対して、
検査情報が効率良く、かつ短時間で作成できる。 (7) :請求項4では、変化データが全て0で固定データ
だけからなるブロックデータに対する検査情報、及び固
定データが全て0で変化データを複数ビット単位の複数
の領域に分割し、或る1つの領域だけがビット1を含む
非零の領域で、残りの領域を全て0としておき、前記非
零の領域の全てのビットパターンに対する検査情報を予
め作成してメモリに格納しておき、変化データ及び固定
データからなる処理対象のブロックデータに対する検査
情報を作成する際、前記メモリを検索して変化データが
全て0で固定データだけからなるブロックデータに対す
る検査情報を求めると共に、前記変化データを複数ビッ
ト単位の複数の領域に分割し、前記各領域を調べて、少
なくともビット1が存在する非零の領域が有れば、前記
メモリを検索してその領域のビットパターンに対応する
検査情報を求め、その検査情報を前記変化データが全て
0で固定データだけからなるブロックデータに対する検
査情報に加算することで、前記処理対象のブロックデー
タに対する検査情報を作成するようにしている。
【0142】前記のようにすれば、各領域毎に検査情報
を求めて加算するだけの簡単な処理で、効率良く検査情
報を作成することができる。 (8) :請求項5では、変化データが全て0で固定データ
だけからなるブロックデータに対する検査情報、及び固
定データが全て0で変化データを複数ビット単位の複数
の領域に分割し、或る1つの領域だけがビット1を含む
非零の領域で、残りの領域を全て0としておき、前記非
零の領域の全てのビットパターンに対する検査情報を予
め作成してメモリに格納しておき、変化データ及び固定
データからなる処理対象のブロックデータに対する検査
情報を作成する際、そのブロックデータの変化データ
と、前記ブロックデータより1つ前に処理したブロック
データの変化データを抽出して両者の差異を求め、前記
差異の変化データを複数ビット単位の複数の領域に分割
し、前記各領域を調べて、少なくともビット1が存在す
る非零の領域が有れば、前記メモリを検索してその領域
のビットパターンに対応する検査情報を求め、その検査
情報を前記処理対象のブロックデータより1つ前に処理
したブロックデータに対する検査情報に加算すること
で、前記処理対象のブロックデータに対する検査情報を
作成するようにしている。
【0143】前記のようにすれば、特に、変化データが
昇順、或いは降順で変化するブロックデータに対して、
各領域毎に検査情報を求めて加算するだけの簡単な処理
で、効率良く検査情報を作成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】実施の形態における磁気ディスク装置のブロッ
ク図である。
【図3】実施の形態におけるブロックデータの説明図で
ある。
【図4】実施の形態における準備処理例1のフローチャ
ートである。
【図5】実施の形態における準備処理例1の説明図であ
る。
【図6】実施の形態における検査情報作成処理例1のフ
ローチャートである。
【図7】実施の形態における検査情報作成処理例1の説
明図である。
【図8】実施の形態における検査情報作成処理例2のフ
ローチャートである。
【図9】実施の形態における検査情報作成処理例2の説
明図である。
【図10】実施の形態における準備処理例2のフローチ
ャートである。
【図11】実施の形態における準備処理例2の説明図で
ある。
【図12】実施の形態における検査情報作成処理例3の
フローチャートである。
【図13】実施の形態における検査情報作成処理例3の
説明図である。
【図14】実施の形態における検査情報作成処理例4の
フローチャートである。
【図15】実施の形態における検査情報作成処理例4の
説明図である。
【図16】従来例の説明図である。
【符号の説明】
2A ディスク(記憶媒体) 10 ディスク制御部 11 リード/ライト回路 12 ポジション回路 13 MPU 14 RAM 15 EEPROM 17 ハードディスクコントローラ(HDC) 18 コミュニケーションIC 19 DSP 20 VCMドライバ 21 DCMドライバ 22 メモリ 23 サーボLSI 24 DEC/ENC 25 復調回路 26 バイアス電流制御回路 28 VCM 29 スピンドルモータ 30 サーボヘッドIC 31 サーボヘッド 32 データヘッドIC 33 データヘッド 40 メモリ 41 検査情報作成部 42 データ書き込み部

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】データ内容が変化する変化データ及びデー
    タ内容が固定の固定データからなる一定長のブロックデ
    ータに対して誤り訂正/検出等を行うための検査情報を
    作成する検査情報作成手段と、前記検査情報作成手段が
    作成した検査情報を前記ブロックデータに付加し、その
    検査情報付きブロックデータを記憶媒体に書き込むデー
    タ書き込み手段を備えたディスク装置において、 前記検査情報作成手段は、変化データが全て0で固定デ
    ータだけからなるブロックデータに対する検査情報、及
    び固定データが全て0で変化データの或る1ビットだけ
    が1のブロックデータに対する検査情報を予め作成して
    メモリに格納しておく検査情報準備手段と、 変化データ及び固定データからなる処理対象のブロック
    データに対して検査情報を作成する際、前記メモリを検
    索して変化データが全て0で固定データだけからなるブ
    ロックデータに対する検査情報を求めると共に、前記変
    化データの各ビットを調べて1のビットが有れば、メモ
    リを検索してそれに対応する検査情報を求め、その検査
    情報を前記変化データが全て0で固定データだけからな
    るブロックデータに対する検査情報に加算することで、
    前記処理対象のブロックデータに対する検査情報を作成
    する検査情報作成処理手段を備えていることを特徴とし
    たディスク装置。
  2. 【請求項2】データ内容が変化する変化データ及びデー
    タ内容が固定の固定データからなる一定長のブロックデ
    ータに対して誤り訂正/検出等を行うための検査情報を
    作成する検査情報作成手段と、前記検査情報作成手段が
    作成した検査情報を前記ブロックデータに付加し、その
    検査情報付きブロックデータを記憶媒体に書き込むデー
    タ書き込み手段を備えたディスク装置の検査情報作成方
    法において、 前記検査情報作成手段は、変化データが全て0で固定デ
    ータだけからなるブロックデータに対する検査情報、及
    び固定データが全て0で変化データの或る1ビットだけ
    が1のブロックデータに対する検査情報を予め作成して
    メモリに格納しておき、 変化データ及び固定データからなる処理対象のブロック
    データに対して検査情報を作成する際、前記メモリを検
    索して変化データが全て0で固定データだけからなるブ
    ロックデータに対する検査情報を求めると共に、 前記変化データの各ビットを調べて1のビットが有れ
    ば、メモリを検索してそれに対応する検査情報を求め、
    その検査情報を前記変化データが全て0で固定データだ
    けからなるブロックデータに対する検査情報に加算する
    ことで、前記処理対象のブロックデータに対する検査情
    報を作成することを特徴としたディスク装置の検査情報
    作成方法。
  3. 【請求項3】データ内容が変化する変化データ及びデー
    タ内容が固定の固定データからなる一定長のブロックデ
    ータに対して誤り訂正/検出等を行うための検査情報を
    作成する検査情報作成手段と、前記検査情報作成手段が
    作成した検査情報を前記ブロックデータに付加し、その
    検査情報付きブロックデータを記憶媒体に書き込むデー
    タ書き込み手段を備えたディスク装置の検査情報作成方
    法において、 前記検査情報処理手段は、変化データが全て0で固定デ
    ータだけからなるブロックデータに対する検査情報、及
    び固定データが全て0で変化データの或る1ビットだけ
    が1のブロックデータに対する検査情報を予め作成して
    メモリに格納しておき、 変化データ及び固定データからなる処理対象のブロック
    データに対する検査情報を作成する際、そのブロックデ
    ータの変化データと、前記ブロックデータより1つ前に
    処理したブロックデータの変化データを抽出して両者の
    差異を求め、 前記差異の変化データに対して各ビットを調べ、1のビ
    ットが有れば、前記メモリを検索してそれに対応する検
    査情報を求め、その検査情報を前記処理対象のブロック
    データより1つ前に処理したブロックデータに対する検
    査情報に加算することで、前記処理対象のブロックデー
    タに対する検査情報を作成することを特徴としたディス
    ク装置の検査情報作成方法。
  4. 【請求項4】データ内容が変化する変化データ及びデー
    タ内容が固定の固定データからなる一定長のブロックデ
    ータに対して誤り訂正/検出等を行うための検査情報を
    作成する検査情報作成手段と、前記検査情報作成手段が
    作成した検査情報を前記ブロックデータに付加し、その
    検査情報付きブロックデータを記憶媒体に書き込むデー
    タ書き込み手段を備えたディスク装置の検査情報作成方
    法において、 前記検査情報処理手段は、変化データが全て0で固定デ
    ータだけからなるブロックデータに対する検査情報、及
    び固定データが全て0で変化データを複数ビット単位の
    複数の領域に分割し、或る1つの領域だけがビット1を
    含む非零の領域で、残りの領域を全て0としておき、前
    記非零の領域の全てのビットパターンに対する検査情報
    を予め作成してメモリに格納しておき、 変化データ及び固定データからなる処理対象のブロック
    データに対する検査情報を作成する際、前記メモリを検
    索して変化データが全て0で固定データだけからなるブ
    ロックデータに対する検査情報を求めると共に、 前記変化データを複数ビット単位の複数の領域に分割
    し、前記各領域を調べて、少なくともビット1が存在す
    る非零の領域が有れば、前記メモリを検索してその領域
    のビットパターンに対応する検査情報を求め、その検査
    情報を前記変化データが全て0で固定データだけからな
    るブロックデータに対する検査情報に加算することで、
    前記処理対象のブロックデータに対する検査情報を作成
    することを特徴としたディスク装置の検査情報作成方
    法。
  5. 【請求項5】データ内容が変化する変化データ及びデー
    タ内容が固定の固定データからなる一定長のブロックデ
    ータに対して誤り訂正/検出等を行うための検査情報を
    作成する検査情報作成手段と、前記検査情報作成手段が
    作成した検査情報を前記ブロックデータに付加し、その
    検査情報付きブロックデータを記憶媒体に書き込むデー
    タ書き込み手段を備えたディスク装置の検査情報作成方
    法において、 前記検査情報処理手段は、変化データが全て0で固定デ
    ータだけからなるブロックデータに対する検査情報、及
    び固定データが全て0で変化データを複数ビット単位の
    複数の領域に分割し、或る1つの領域だけがビット1を
    含む非零の領域で、残りの領域を全て0としておき、前
    記非零の領域の全てのビットパターンに対する検査情報
    を予め作成してメモリに格納しておき、 変化データ及び固定データからなる処理対象のブロック
    データに対する検査情報を作成する際、そのブロックデ
    ータの変化データと、前記ブロックデータより1つ前に
    処理したブロックデータの変化データを抽出して両者の
    差異を求め、 前記差異の変化データを複数ビット単位の複数の領域に
    分割し、前記各領域を調べて、少なくともビット1が存
    在する非零の領域が有れば、前記メモリを検索してその
    領域のビットパターンに対応する検査情報を求め、その
    検査情報を前記処理対象のブロックデータより1つ前に
    処理したブロックデータに対する検査情報に加算するこ
    とで、前記処理対象のブロックデータに対する検査情報
    を作成することを特徴としたディスク装置の検査情報作
    成方法。
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