JP2006172708A - 有限体を基礎としたショートエラー伝播変調コード - Google Patents

有限体を基礎としたショートエラー伝播変調コード Download PDF

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Abstract

【課題】 柔軟性を向上させた信号変調技術を提供する。
【解決手段】 本発明は、データストリームがクロック回復のために有用であり、信号をより区別可能なものとさせ、又はランレングス条件を実行する等の所望の特性をデータストリームが有する傾向とさせるために適用可能なデータ変調方法を提供している。入力データのストリーム及び出力データの対応するストリームが有限体の要素にグループ化させる。該入力データの入力要素を、現在の出力要素が現在の入力要素と少なくとも1つの前の出力要素との線形結合であるように該出力データの出力要素を発生する変換により修正される。少なくとも1つの前の出力要素ヘ適用される乗数は該有限体のゼロでなく且つ1でない要素である。該変換から発生する出力要素が所望の特性を有する傾向となるように該変換に内在する1組の初期条件を選択する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば、ハードディスクドライブのような磁気媒体からの読取及び書込を行う場合のデータ転送信号の変調に関するものである。本発明は、より詳細には、例えば、ランレングス制限条件を実施すること、信号をより区別可能なものとさせること(「距離」を増加させること)、且つクロック回復情報を与えること等の信号特性が特定の基準に合致させることを意図した変調に関するものである。
図1は例えばハードディスクドライブにおいて使用されるようなデータ転送チェーン8の概略図である。ハードディスク上に書き込まれるべきユーザデータのシーケンスが誤り訂正符号化(ECC)回路10へ入力される。所望の変調を実施するエンコーダ12がECC10から出力bのkビットブロックを受取り且つ(k+r)ビットブロックcを発生する。(k+r)ビットブロックcはコードワードと呼ばれる。エンコーダー12がコードワードcを1/(1+D2)フィルタ即ちプレコーダ14へ出力する。項「D」は1ビットチェーンを示しており且つ「+」はビット毎の排他的OR演算子を示している。従って、プレコーダ14によるコードワード出力cにおけるi番目のビットxiはxi=ci+xi-2として表わされる。このような演算は例えば(0,0)等のxに対して設定すべき二つの初期条件x-1及びx0を必要とする。
コードワードxは1個又はそれ以上のチャンネルフィルタ18を介してチャンネル16内を通過する。データがハードディスクへ書込まれ且つハードディスクから読み戻されるチャンネルは、典型的に、加法性雑音nによって崩壊され、例えば、受取ったシーケンスrはr=z+nによって定義され、尚zはフィルタ18の出力である。
受取ったシーケンスrに基づいて、例えば、ビタビ検知器20が検知したシーケンスx^を発生し、それはチャンネルフィルタ18への入力xの再生である。次に、ビットx^が、フィルタ22によってフィルタされ、該フィルタは関数(1+D2)を実施し、それはプレコーダ14により実施される関数の逆であって、gを発生する。フィルタ22の出力gはデコーダ24によってデコードされてデコードされたシーケンスdを発生し、それはECC出力シーケンスbの再生である。ECCデコーダ26が出力シーケンスdを受取り且つECC符号化器10へのユーザ入力を再度確立する。
上述したように、該システムにおいて使用されるコードワードはk+r個のビットを有しており、一方対応するユーザデータブロックはより少ない数のビットkを有しており、それにより効率損失が存在している。エンコーダの効率は「レート」と呼ばれ且つそれはk/(k+r)として定義される。
エンコーダ12により実現される既知の変調技術は、該レートを増加させ且つ所望の特性をコードワードに課せんとする。しばしば、このことはコードワードの各ビットを入力するデータブロックの全てのビットに依存させることとなる。このような技術は「エラー伝播」が増加するという欠点を有しており、しばしば、コードワードにおける1個の崩壊したビットが結果的に発生するデータブロックにおけるビットの殆どを喪失させることとなる場合がある。
米国特許公開番号20040059980号は、エンコーダ12において使用する変調方法を開示しており、それはコードワード上に所望の特性を課す一方ショートエラー(short error)伝播を有しており、尚該米国特許公開の開示内容を引用により本明細書に取込む。
該変調は以下の一般的な変換を有しており、
Figure 2006172708
尚、Dは1ビットチェーンであり且つf=(f0,f1,f2...fr)は1組の定数二進値でありf0=fr=1であり、該変調スキームを特性づけている。換言すると、ユーザデータブロックのi番目のビットbiが与えられると、結果的に得られるコードワードaのi番目のビットaiは以下の如くに定義され、
Figure 2006172708
尚、iは1からkまで変化する。
この演算はビットal-r乃至a0の各々に対して一つづつr個の初期条件を必要とする。各初期条件は1ビットであるので、1組の初期条件に対し2r個の可能な選択が存在している。
該変調スキームの第一の部分において、中間コードワードaがゼロに設定した1組の初期条件でbから上述した如く計算される。従って、
Figure 2006172708
となる。
該変調スキームの2番目の部分において、初期条件を中間コードワードaに対する予め定義した組の値に関連づけする予め定義したマップに依存して発生されるべき各コードワードcに対して1組の初期条件が選択される。例えば、aが全て1であるか、全て01であるか、又は全て10である場合には、「初期条件No.1」を使用し、そうでない場合には「初期条件No.2」を使用する。
初期条件の組が選択されると、選択された初期条件の組で上の変換を適用することにより最終的なコードワードcを再計算する代わりに、初期条件の組の効果t(t1-r,t2-r,...,t0,t1,t2,...,tk)を単純に中間コードワードaへ加算させ、即ちc=a+tである。この効果tは、該選択した初期条件の組を上の変換に挿入し、且つ該変換をゼロに設定したすべての変数bに対して適用することにより計算される。
勿論、ゼロの初期条件を選択することも可能であり、その場合には、中間コードワードaは最終コードワードcとなる。
この変調技術の興味のある特性は、これらの初期条件がデコーダを再構成することの必要性なしに1つのコードワードから次のものへ変化させることが可能であるということである。このことは、各コードワードに対する初期条件の実時間の設定を可能とさせ、従って各コードワードは所望の特性を有するものとさせることが可能である。
1つの例として、r=1であり且つf1=1である場合には、2つの可能な値、0又は1を有する1つの初期条件が存在している。同一のデータブロックに対して、初期条件を0と1との間でスイッチさせることは、結果的に得られるコードワードをその補元へスイッチさせる。従って、初期条件の1つの選択が結果的に発生するコードワードにおいて大多数の1を発生させることが確かである。これが所望の特性である場合には、そのマップは、0初期条件がコードワードにおいて1よりもより多くの0を発生させる場合には、1の初期条件が選択され、そうでない場合には0の初期条件が選択されるようなものである。多数の1を発生させることがしばしば所望される特性である。何故ならば、各1は、それがプレコーダ14を介して通過する場合に該信号における遷移を発生し、その遷移はチャンネルの反対側においてクロック情報を回復することを助けるからである。
コードワードcの各ビットciはr個の前のビットから計算されるので、1つのビットの崩壊はr個の更なるビットを崩壊させ、即ちエラー伝播長はr+1である。従って、実際的な適用において、rは小さく選択され、しばしば1又は2に等しい。rを小さく選択することはエンコーダのレートを増加させ、k/(k+r)に等しい。
上述した変調技術は線形法則に従う信号特性を向上させるための満足の行く結果を提供し、それは「長手方向記録」、即ちディスクのトラックに沿って変化する磁気分極を有するハードディスク用の使用における場合である。
現在のところ、幾つかのハードディスクは、「垂直記録」型のものとなる傾向があり即ちその場合には、磁気分極はディスクに対して垂直に変化する。このようなディスクに対する信号仕様は「チャージ」がゼロとなる傾向となることを必要とし、且つこのことは、好適には、相次ぐビットの小さなシーケンスにわたってそうである。該チャージは、ディスク上に書き込まれる1と0との和として定義され、その場合に各1は+1として加算され且つ各0は−1として加算される。換言すると、ディスク上に記録されるデータは同数の1と0とを有する傾向となるべきである。
ゼロチャージ条件は、該変調スキームにおいて考慮されるべき付加的なパラメータとなる。既知の変調スキームはこのような問題に対処すべき充分なる柔軟性を提供するものではない。
従って、柔軟性が向上された信号変調スキームが必要とされており、それは、特に、信号の特性におけるその他の条件を満足させながらチャージをゼロとさせる傾向とさせることが可能なものである。
本発明によれば、このような要求を満足させるデータ変調方法が提供され、本方法は、入力データのストリーム及び出力データの対応するストリームを有限体の要素ヘグループ化させ、現在の出力要素が現在の入力要素と少なくとも1つの前の出力要素との線形結合であるように出力データの出力要素を発生する変換を入力データの入力要素ヘ適用し、少なくとも1つの前の出力要素ヘ提供する乗数が該有限体のゼロでなく且つ1でない要素であり、且つ該変換から発生する出力要素が所望の特性を有する傾向となるように該変換に内在する1組の初期条件を選択する、上記各ステップを有している。
本発明の1実施例によれば、本方法は、更に、該変換を値0の初期条件の組でもって該入力要素ヘ適用することにより中間要素を計算し、値0を有する入力要素及び該選択した初期条件の組に対して前記変換を適用することにより選択した組の初期条件の効果を計算し、且つ該効果を該中間要素ヘ加算して出力要素を得る、上記各ステップを有している。
本発明の1実施例によれば、該初期条件を選択するステップが、各組が個別的な位置において単一のゼロでない要素を有している個別的な組の初期条件を定義し、且つ該出力要素が夫々の特性を有する傾向となるように該初期条件の組の各ゼロでない要素を選択する、ことを包含している。
本発明は、又、デコーダ又は逆データ変調方法を提供するものであって、該方法は、入力データのストリーム及び出力データの対応するストリームを有限体の要素ヘグループ化し、且つ現在の出力要素が現在の入力要素と少なくとも1つの前の入力要素との線形結合であるように該出力データの出力要素を発生する変換を該入力データの入力要素ヘ適用する、上記各ステップを有しており、前の出力要素ヘ適用される乗数は該有限体のゼロでなく且つ1でない要素である。
本発明の1実施例においては、図1の処理チェーンのエンコーダ12へ供給される各ユーザデータブロックB=(b1,b2,...,bk)はp=k/m個のmタプル(m−tuple)B1,B2,...,Bpへ細分化される。各mタプルのBiは有限体GF(2m)の1つの要素として考えられる。本変調変換は以下の如くに表わされ、
Figure 2006172708
尚、Dmは1mタプルチェーンであり且つα0,α1,α2,...,αrはGF(2m)の定数要素であり、そのうちの少なくとも1つはゼロでなく且つ1でない。換言すると、ユーザデータブロックBのi番目のmタプルBiが与えられると、結果的に得られるコードワードAのi番目のmタプルAiは以下の如くに定義され、
Figure 2006172708
尚、iは1からpヘ変化する。勿論、有限体GF(2m)にわたって全ての演算が実施される。
有限体における加算はビット毎の排他的OR演算である。乗算はより複雑であり、2つのオペランドがそれらの多項式表現の下で乗算され、且つ結果的に得られる多項式、即ち有限体の「生成多項式」のモジュロが最終結果である。このような乗算は結果において擬似ランダム特性を導入し、それは本発明の実施例に基づいて変調スキームの柔軟性を向上させることに貢献する。
上述した変換は、Al―r乃至A0に対し有限体GF(2m)においてr個の初期条件を必要とする。各初期条件は有限体GF(2m)の1個の要素であるので、1組の初期条件に対して2mr個の可能な選択が存在している。
本発明の実施例に基づく変調スキームの一般的な使用において、1組の定数α=(α0,α1,α2,...,αr)を予め定義する。対応するデコーダもこの同一の組の定数を使用する。動作において、そのコードワードを1組の所要の特性とベストマッチさせるために発生される各コードワードに対して1組の初期条件を見つける。この初期条件の選択は、デコーダの動作に影響を与えることはなく、そのことは、このタイプの変調スキームの1つの興味のある特徴である。
この変調スキームのエラー伝播長はrm+1ビットである。何故ならば、1個の崩壊したビットがr個のmタプルに影響を与えるからである。
好適な実施例においては、この変調スキームは、2つの部分において使用される。第一の部分においては、中間コードワードAがゼロに設定した初期条件でBから上の変換で計算される。従って、
Figure 2006172708
となる。
この変調スキームの2番目の部分において、特定の初期条件の組を中間コードワードAにより満足される特定の基準に関連づけるマップMを定義する。初期条件の組が選択されると、選択した初期条件の組で上の変換を適用することにより最終的なコードワードCを再計算する代わりに、該初期条件の組の効果T(T1-r,T2-r,...,T0,T1,T2,...,Tp)が単純に中間コードワードAへ加算され、即ちC=A+Tである。このことが可能である理由は、その変換が線形だからである。効果Tは、選択した初期条件の組を上の変換へ挿入し、且つゼロに設定した入力Bで該変換を適用することにより計算される。
この変換スキームはENC(α,M)(X)と記すことが可能であり、尚αはこの変換において使用される定数の組(α0,α1、α2,...,αr)を表わしており、Xは該変換が適用されるp個のmタプルの組であり、且つNは現在のコードワードを計算する場合に使用される初期条件を定義するマップを示している。ENC(α,M)(X)の結果は1組のk+rm個のビット、又はr+p個のmタプル、又はGF(2m)の要素である。
本発明の1実施例においては、全ての可能な初期条件を探索する変わりに、r+1個の予め定めた初期条件の組を使用するに過ぎない。従って、マップMは、各々がr+1個の予め定めた初期条件の組の夫々の1つと関連しているr+1個のサブマップM0,M1,...,Mrによって特性づけられる。M0はゼロに設定された初期条件に関連しており、且つマップMi(i>0)の各々は1に等しいi番目、即ち(0,0,...,0,1,0,...,0)であり、その場合には1がi番目の位置にある場合を除いて、全ての要素がゼロである初期条件の組と関連している。
従って、ユーザデータブロックBに対して適用される変換は以下の如くに表わされる。
Figure 2006172708
ENC(α,M0)(B)は中間コードワードAを示しており、且つその他の項の全ては初期条件の効果Tを表わしており、尚β=(β1,β2,...,βr)は各コードワードAに対して通常変化するGF(2m)における1組のスケーリングファクタを示している。実際に、マップMは、Xの値がどのようなものであろうともβ=M(X)である。スケーリングファクタβはそれらの夫々のサブマップの一部を形成することが可能であるが、上記表記法は、どのパラメータが調節可能であり且つサブマップM0,M1,...,Mrを定数とさせるかをより良く視覚化させることを可能とする。
逆変換、即ちデコーダ24により実施されるデコーディング動作は、DEC(α)(Y)と示すことが可能である。前述したように、マップMはデコーディング動作に介入することはない。デコーダは以下のようなものであり、
Figure 2006172708
尚、Biはデコーダにより出力されるmタプルであり且つCiは現在デコーダへ入力されるmタプルである。
この変調スキームは以下に例示する種々の例によってより良く理解される。
例1
1. p=14
2. r=1
3. m=4
4. (α0,α1)=(1,μ)、尚μはGF(24)のゼロでなく且つ1でない要素である。
5. マップM1は初期条件としてGF(24)にわたっての1の使用を特定する。
6. β1は、それがS={0,A1μ-1,A2μ-2,...,A14μ-14}に属するものでないように選択される(その理由については後述する)。このことは常に可能である。何故ならば、β1は16個の可能な個別的な値を有しており、一方Sは15個の要素を有するに過ぎないからである。
この例において、中間コードワードA=ENC(α,M0)(B)は以下の如くに表わされる。
Figure 2006172708
該初期条件の加法的効果Tはβ1ENC(α,M1)(0)=β1(1,μ,μ2,μ3,...,μ14)である。β1は、T+Aが全て4タプルがゼロでないものを有するように選択され、即ちβ1≠0,μβ1≠A1,μ2β1≠A2,...,μ14β1≠A14である。従って、項目6において上に定義した選択となる。
この選択でもって、最終的なコードワードCの各4タプルは1において少なくとも1個のビットを包含しており、そのことは、プレレコーダ14の出力において4ビット毎に信号中に少なくとも1つの遷移が存在することを確保する。この特性はクロック回復を促進させる。
β1の所望の値に対するサーチは、15個のゼロでない可能な値のうちの高々14回の試行を必要とする。各試行は組Sの14個の最後の値の各々との比較を必要とする。14番目の試行が不成功である場合には、サーチされる値が15番目のゼロでない値であることが確かである。
この例におけるデコーダは、
Figure 2006172708
であり、尚Biはデコーダにより出力されるmタプルであり且つCiはデコーダへ現在入力されるmタプルである。
例2
1. p=6
2. r=1
3. m=2
4. (α0,α1)=(1,μ)、尚μはGF(22)のゼロでなく且つ1でない要素である。
5. マップM1は初期条件としての1の使用を特定する。Q=ENC(α,M1)(0)=(1,μ,μ2,...,μ6)とする。
6. β1は、C=A+T=A+β1Qが最小のチャージを有するように選択される。Cのチャージは、
Figure 2006172708
として定義され、尚c-1,c0,c1,...,c12はコードワードCの相次ぐビットである。(これは、1において各ビットに対し+1を課す0において各ビットに対し−1を加算し、且つ最終結果を2で乗算することとなる。)
β1の所要の値に対するサーチは、この例においては、特に簡単である。何故ならば、試行すべき4つの値しか存在しないからである。
この例示的な変調はプレコーダ14を必要とするものではない(逆プレコーダ22を必要とするものでもない)。何故ならば、コードワードは短く(12ビット)且つその変調は本質的に遷移を挿入するからである。遷移は、チャージをゼロとなる傾向とさせるために必要である。
ランダム入力データに関するシミュレーションにおいてこの例を使用する場合に、チャージの偏差はかなりの数の連続するコードワードにわたって約1.74である。この結果は垂直記録ハードディスクを取扱う場合に満足の行くものである。
この例におけるデコーダも、
Figure 2006172708
であり、尚Biはデコーダにより出力されるmタプルであり且つCiはデコーダへ現在入力されるmタプルである。
チャージを減少させる場合のこの変調の効率は、m及びkを増加させることにより増加させることが可能であり、その場合に、β1に対して試行すべきより多くの値が存在している。
β1の幾つかの値がチャージを減少させる場合には、好適には、コードワードCにおいて最も多くの遷移を発生させるものが選択され、その場合にクロック回復も促進される。一方、プレデコーダ14が存在する場合には、Cをして最も多くの1を有させる値がその代わりに選択される。
複数の特性がコードワードにより満足されるべき場合には、rは特性の数と等しく選択することが可能であり、その場合に、所望の特性と同じ数のサーチすべきファクタβが存在している。ファクタβは独立的なものではなく且つ幾つかの繰り返しを介してそれらを最適化させることが必要な場合があり、即ち、最適な第一ファクタが第一特性に対して見つかる場合には、第二特性に対してその後に見つかる最適な第二ファクタはその第一ファクタの最適性に影響を与える場合があり、それによりその第一ファクタに対して再度サーチが行われ、そのことは第二ファクタの最適性に影響を与える場合がある。このことは両方のファクタに対して妥協が見つかるまで継続して行うことが可能である。
図2は、ディスクドライブシステム100を簡単化した形態で例示しており、その中において本発明を実現することが可能である。ディスクドライブシステム100はシステムプロセッサ113を包含しており、それはディスクドライブ組立体107が関与する特定の挙動をドライブシステムが実施することを支持するホストコンピュータ101からの要求及びコマンドを処理する。その例としては、読取/書込サブシステム105を介してディスクドライブ組立体107に対してのデータの読取及び書込、欠陥テーブル、エラーステータス等の状態情報の提供を包含している。ディスク制御器ユニット103はデータ処理能力及び受取ったコマンド及び要求に対する応答を発生するためのROMまたはRAM112及びバッファメモリ104の形態におけるメモリを包含している。発生された応答は実施される特定の動作に依存して、データ、状態情報及び/又はエラーコードをリターンする。
ディスクドライブ組立体107、例えばHDDシステムは、典型的に、複数個の磁気ディスク及びディスクとの間でデータを転送するための読取/書込ヘッドエレクトロニクス上で物理的大量記憶を実現する。ディスクドライブ組立体107は、典型的に、磁気媒体から読取ったデータを前処理し且つ増幅するための読取チャンネルハードウエア、及びディスクを回転させるためのスピンモータ、及びディスク表面に関して特定の位置に読取/書込ヘッドエレクトロニクスを位置決めさせるためのボイスコイルモータ(VCM)を包含している。
サーボ制御器108はVCM及び/又はスピンモータを制御する駆動信号を発生する。これらの駆動信号はモータを直接的に駆動する精密電圧又は電流信号の形態である。
ホスト101は、典型的に、パソコン、サーバー、ワークステーション等のデータ処理装置を有しており、それはディスクドライブ組立体107のバルクデータ格納能力へのアクセスを必要とする。ホスト101は制御器103を介して書込コマンド及びデータを送ってディスク上にデータを書込み且つディスクドライブ組立体107内のディスクから前に書き込んだデータを検索するための読取コマンドを送る。読取及び書込の両方の動作に関して、ホスト101からディスク制御器103へ送信されるデータは、アクセスされるべきデータを包含するディスクドライブ組立体上の特定の位置又は1組の位置の表示を包含している。
ディスク制御器103を介して交換されるデータは、典型的に、メモリ制御器109を介してアクセス可能なバッファメモリ104内においてバッファされ且つその後にディスク組立体107又はホスト101へ送信される。バッファメモリ104は、ホスト101が動作する速度とディスク組立体107が動作する速度との間の差異を解消するために使用される。バッファメモリ104の代わりに又はそれに加えて、メモリ制御器109に対して適宜の変更(例えば、タグ管理、ヒット/ミス検知等)を施すことによりキャッシュメモリを実現することが可能である。
本発明は、読取/書込サブシステム105内におけるハードウエアにおいて、システムプロセッサ113内で実行されるソフトウエアにおいて、又はプロセッサ113及びサブシステム105における結合されたハードウエア及びソフトウエアモードにおいて実現することが可能である。
以上、本発明の具体的実施の態様について詳細に説明したが、本発明は、これら具体例にのみ制限されるべきものではなく、本発明の技術的範囲を逸脱することなしに種々の変形が可能であることは勿論である。
本発明を実現することが可能な単一処理チェーンを示した概略図。 図1の信号処理チェーンを包含させることが可能なディスクドライブシステムの1例を示した概略図。
符号の説明
10 誤り訂正符号化(ECC)回路
12 エンコーダ
14 1/(1+D2)フィルタ又はプレコーダ
16 チャンネル
18 チャンネルフィルタ
20 ビタビ検知器
22 フィルタ
24 デコーダ
26 ECCデコーダ
100 ディスクドライブシステム
101 ホストコンピュータ
103 ディスク制御器ユニット
104 バッファメモリ
105 読取/書込サブシステム
107 ディスクドライブ組立体
108 サーボ制御器
109 メモリ制御器
113 システムプロセッサ

Claims (13)

  1. データ変調方法において、
    入力データのストリーム及び出力データの対応するストリームを有限体の要素ヘグループ化し、
    現在の出力要素が現在の入力要素と少なくとも1つの前の出力要素との線形結合であるように前記入力データの入力要素に対して前記出力データの出力要素を発生する変換を適用し、前記少なくとも1つの前の出力要素へ適用される乗数は該有限体のゼロでなく且つ1でない要素であり、
    前記変換から発生する出力要素が所望の特性を有する傾向となるように前記変換に内在する1組の初期条件を選択する、
    上記各ステップを有していることを特徴とするデータ変調方法。
  2. 請求項1において、更に、
    値ゼロの1組の初期条件で前記変換を前記入力要素ヘ適用することにより中間要素を計算し、
    前記変換を値ゼロを有する入力要素及び前記選択した初期条件の組に対して適用することにより前記選択した初期条件の組の効果を計算し、
    前記効果を前記中間要素に加算して前記出力要素を得る、
    上記各ステップを有していることを特徴とするデータ変調方法。
  3. 請求項1において、前記初期条件を選択するステップが、
    各組が個別的な位置において単一のゼロでない要素を有する個別的な組の初期条件を定義し、
    前記出力要素が夫々の特性を有する傾向となるように前記組の初期条件の各ゼロでない要素を選択する、
    ことを特徴とするデータ変調方法。
  4. 請求項1において、前記変換が、現在の出力要素が現在の入力要素と先行する出力要素のμ倍の和であるようなものであり、尚μは前記有限体のゼロでなく且つ1でない要素であることを特徴とするデータ変調方法。
  5. 請求項1において、前記初期条件が、前記出力要素の各々がゼロでないように選択されていることを特徴とするデータ変調方法。
  6. 請求項1において、前記変換が14個の入力要素のグループに関して動作して15個の出力要素のグループを発生し、且つ前記有限体が16個の要素を有していることを特徴とするデータ変調方法。
  7. 請求項1において、前記初期条件が、前記出力データが前記出力データを構成するビットにおいて同数の1及び0を有する傾向となるように選択されていることを特徴とするデータ変調方法。
  8. 請求項1において、前記変換が6個の入力要素のグループに関して動作して7個の出力要素のグループを発生し、且つ前記有限体が4個の要素を有していることを特徴とするデータ変調方法。
  9. 請求項1において、ディスク上にデータを書込むためのディスクドライブに適用されることを特徴とするデータ変調方法。
  10. 逆データ変調方法において、
    入力データのストリーム及び出力データの対応するストリームを有限体の要素にグループ化し、
    現在の出力要素が現在の入力要素と少なくとも1つの前の入力要素との線形結合であるように前記出力データの出力要素を発生する変換を前記入力データの入力要素に対して適用し、前の出力要素ヘ適用される乗数が前記有限体のゼロでなく且つ1でない要素である、
    上記各ステップを有していることを特徴とする逆データ変調方法。
  11. 請求項10において、前記変換が、前記現在の出力要素が前記現在の入力要素と先行する出力要素のμ倍の和であるようなものであり、μが前記有限体のゼロでなく且つ1でない要素であることを特徴とする逆データ変調方法。
  12. 請求項10において、ディスクからデータを読取るためのディスクドライブに適用されることを特徴とする逆データ変調方法。
  13. ディスクドライブにおいて、
    ディスク上のデータを読取り且つ書込むための読取/書込ヘッドと、前記読取/書込ヘッドを変位させるためのアクチュエータと、前記ディスクを回転させるためのモータとを包含しているディスクドライブ組立体、
    前記ディスクに関して前記読取/書込ヘッドの位置を制御するサーボ制御回路、
    ホストから受取った読取/書込コマンドに応答して前記サーボ制御回路を介して前記読取/書込ヘッドの位置を制御すべくプログラムされているシステムプロセッサ、
    前記システムプロセッサに応答する読取/書込サブシステムであって、
    入力データのストリーム及び出力データの対応するストリームを有限体の要素ヘグループ化し、
    現在の出力要素が現在の入力要素と少なくとも1つの前の出力要素との線形結合であるように前記出力データの出力要素を発生する変換を前記入力データの入力要素に適用し、前記少なくとも1つの前の出力要素ヘ適用される乗数が前記有限体のゼロでなく且つ1でない要素であり、
    前記変換から発生する出力要素が所望の特性を有する傾向となるように前記変換に内在する1組の初期条件を選択すべく、
    動作可能な読取/書込サブシステム、
    を有していることを特徴とするディスクドライブ。
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