JP3297267B2 - 熱処理用ウェハボート及びこれを用いた熱処理装置 - Google Patents
熱処理用ウェハボート及びこれを用いた熱処理装置Info
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Description
時に使用するウェハボ−トの改良に関する。
イクロ電子装置を製造するに当って、半導体ウェハの熱
処理は、欠くことのできない技術の一つとなっている。
半導体ウェハの熱処理では、半導体ウェハ内の温度分布
を均一に制御することが、以下の観点から重要である。
する。
さを均一にする。
面の滑りによるライン状の凹凸)や曲りなどの熱歪みを
なくす。
理由から、大きな直径の半導体ウェハが使用されると共
に、半導体ウェハ上に形成されるマイクロ電子装置のサ
イズも小さくなってきている。
及び下降の勾配を顕著に大きくすることが多くなってい
る。熱処理時の温度勾配の増大は、熱処理費を下げると
いう経済的理由、及び、ポリシリコン上にリ−ク電流の
少ない酸化物を成長させる、ウルトラ・シャロウ機能を
作るという技術的理由からも必要なものである。
は、例えば、K.Yamabe,K.Imai,J.S
hiozawa,Y.Suizu,A.Yamamot
o及びK.Okumura、電気化学協会、Ext.A
bs.,電気化学協会学会誌、Vol.92−1(19
92)224 、 K.Yamabe,K.Imai,
H.Kawaguchi,Y.Suizu及びK.Ok
umura、電気化学協会、Ext.Abs.,電気化
学協会学会誌、Vol.92−1(1992)226に
記載されている。
理時の半導体ウェハの半径方向の温度を不均一にする。
例えば、バッチタイプの水平型又は垂直型の拡散炉を用
いた場合、温度上昇時におけるウェハの温度は、ウェハ
の中心で最低温度となり、ウェハのエッジに向かって次
第に温度が高くなり、ウェハのエッジで最高温度とな
る。
不均一は、スリップの発生やウェハの曲りなどの熱歪み
の原因となる。従って、ウェハ半径や温度勾配の増大に
伴い、半導体ウェハの半径方向の温度を均一にすること
が重要な課題となる。
垂直型の拡散炉の概略を示すものである。図25は、図
24のウェハボ−トを詳細に示すものである。
配置されている。ウェハボ−ト13は、支持台11上に
搭載されている。ウェハボ−ト13は、複数本の棒状の
支持ロッド14と、各支持ロッド14に取り付けられ、
半導体ウェハ15が搭載される複数の環状の支持トレ−
16とから構成されている。
できるため、ウェハボ−ト13の配置や取り出しが容易
になっている。
体ウェハ15を加熱するため、プロセスチュ−ブ12の
周囲に配置されている。
詳細に示す平面図である。図27は、図26のXXVI
I−XXVII線に沿う断面図である。
有している。環状の支持トレ−16は、各支持ロッド1
4により支持されている。4本の支持ロッド14は、等
間隔かつ対称的に環状の支持ロッド14の周囲を保持し
ているのではなく、一方に偏ってかつ非対称的に環状の
支持ロッド14の周囲を保持している。
ハを載せる面)は、平坦であり、半導体ウェハ15のエ
ッジの全ては、支持トレ−16に接触している。支持ト
レ−16の厚さは、均一であり、所定値に設定されてい
る。
を支持するに当って、温度上昇が比較的に早い半導体ウ
ェハ15のエッジ及びその近傍を、主としてSiCから
作られる支持トレー16に接触させている(例えば、
K.Yamabe,K.Imai,K.Okumur
a,K.Nakao,及びS.Ueno、米国特許5,
297,956,29.3.1994を参照)。
ハ15の温度上昇時においては、半導体ウェハ15のエ
ッジ及びその近傍から熱を奪い、温度降下時において
は、半導体ウェハ15のエッジ及びその近傍に熱を与え
る。
幅など)を適切な値に設計することにより、半導体ウェ
ハ15の温度上昇時及び下降時における温度の均一性に
貢献することができる。
ロッド14に支えられている。つまり、支持トレ−16
の熱容量のみを調節して、半導体ウェハ15の温度上昇
時及び下降時における温度を均一にしようとすると、支
持ロッド14に近い半導体ウェハ15のエッジ及びその
近傍の温度が、支持ロッド14から十分に離れた半導体
ウェハ15のエッジ及びその近傍の温度に比べて下がり
過ぎてしまう。
ロッド14が、支持トレ−16と同様に熱容量を持つか
らである。つまり、半導体ウェハ15と支持ロッド14
との熱交換により、支持ロッド14に近い半導体ウェハ
15のエッジ及びその近傍においては、加熱率及び冷却
率が顕著に低くなる。
の近くにおける半導体ウェハの加熱率及び冷却率の低下
は、一般的に、ボートロッド効果と呼ばれている。
炉において、100℃/分の率で8インチ・ウェハを加
熱する場合、図28に示すように、ロッドに近いウェハ
のエッジAの温度は、ロッドから十分に離れたウェハの
エッジB又はウェハの中央部Cの温度に比べて、最大で
10℃以上低くなる事実が判明した。
については、例えば、K.Yamabe,K.Ima
i,K.Okumura,K.Nakao,及びS.U
eno、米国特許5,297,956,29.3.19
94、又は、M.Shrem,A.Yamamoto,
Y.Mikata,K.Usuda,及びK.Naka
o;“Semiconductor Silicon
1994”、又は、H.Huff,W.Berghol
z,K.Sumino,eds.,電気化学協会学会
誌、Pennington,NJ,Vol.94−10
(1994)1050に記載されている。
が60℃/分のごときFTP(FastThermal Processing
)に使用される高い温度勾配の場合、例えば1000
℃の処理温度において許容される半導体ウェハの温度分
布の幅は、±数℃程度に過ぎない。
因は、ウェハ・バッチの中で隣接し合うウェハ間に生じ
るいわゆるシャドウ効果である。
温度の不均一をもたらす。例えば、8インチ・ウェハ用
の従来のウェハボートにおいて、約11mmのウェハ間
スペーサを使用した場合、上下方向のウェハの温度差の
最大は、70℃程度になる。この場合、ボートロッド効
果によるウェハ内の温度差の最大は、10℃程度にな
る。
レ−を有しないもの)から構成されたウェハボ−トを用
意し、各々の支持ロッドに設けた溝により半導体ウェハ
を支持する技術が開発されている。
ウェハボートに比べて、半導体ウェハの半径方向の温度
の均一性が改善された。
による半導体ウェハの円周方向の温度の均一性が依然と
して改善できず、例えば、FTPの場合、約10℃のオ
ーダーの温度差が発生する。
ェハボ−トでは、1枚のウェハ内の温度分布及び半導体
ウェハ間の温度分布を均一にすることが難しく、拡散層
の不純物プロファイルの均一化、ウェハ上に成長又は堆
積する膜の厚さの均一化、及びウェハに形成されるスリ
ップや曲りなどの熱歪みの防止を達成することができな
い欠点がある。
もので、その目的は、ボ−トロッド効果によるウェハ内
の温度の不均一性を解消し、拡散層の不純物プロファイ
ルの均一化、ウェハ上に成長又は堆積する膜の厚さの均
一化、及びウェハに形成されるスリップや曲りなどの熱
歪みの防止を達成することである。
め、本発明の熱処理用ウェハボ−トは、複数のロッド
と、前記複数のロッドに取り付けられ、ウェハが搭載さ
れるトレーとを備え、前記トレ−は、各々のロッドの近
傍の領域の熱容量がその他の領域の熱容量よりも低くな
るように構成されている。
ロッドと、前記複数のロッドに取り付けられ、ウェハが
搭載されるトレーとを備え、前記トレ−は、前記ウェハ
が搭載される面の各々のロッドの近傍に窪みを有してい
る。
ロッドと、前記複数のロッドに取り付けられ、ウェハが
搭載されるトレーとを備え、前記トレ−は、前記ウェハ
が搭載される面に対し反対側の面の各々のロッドの近傍
に窪みを有している。
ロッドと、前記複数のロッドに取り付けられ、ウェハが
搭載されるトレーとを備え、前記トレ−は、各々のロッ
ドの近傍に貫通穴を有している。
ロッドと、前記複数のロッドに取り付けられ、ウェハが
搭載されるトレーとを備え、各々のロッドは、円筒形を
有している。
方向における前記トレ−と前記ロッドの合計の熱容量が
等しくなるように構成されている。また、前記複数のロ
ッドは、前記トレ−の一方側に偏った状態で前記トレ−
を支持している。
レ−に窪み又は貫通穴を設けることにより、又はロッド
を円筒形にすることにより、ウェハの円周方向における
トレ−及びロッドの合計の熱容量をほぼ同じにしてい
る。
できるため、ウェハの半径方向の温度分布の均一化に加
えて、さらにウェハの円周方向の温度分布の均一化も達
成することができる。
一化、ウェハ上に成長又は堆積する膜の厚さの均一化、
及びウェハに形成されるスリップ(結晶面の滑りによる
ライン状の凹凸)や曲りなどの熱歪みの防止を達成でき
る。
用ウェハボ−トについて詳細に説明する。
直型の拡散炉の概略を示すものである。図2は、図1の
ウェハボ−トを詳細に示すものである。
配置されている。ウェハボ−ト13は、支持台11上に
搭載されている。ウェハボ−ト13は、複数本の棒状の
支持ロッド14と、各支持ロッド14に取り付けられ、
半導体ウェハ15が搭載される複数の環状の支持トレ−
16とから構成されている。
できるため、ウェハボ−ト13の配置や取り出しが容易
になっている。また、複数の支持トレ−16は、それぞ
れ隣接する支持トレ−16との間隔が一定となるように
配置されている。
体ウェハ15を加熱するため、プロセスチュ−ブ12の
周囲に配置されている。
に示す平面図である。図4は、図3のIV−IV線に沿
う断面図である。
有している。環状の支持トレ−16は、各支持ロッド1
4により支持されている。4本の支持ロッド14は、等
間隔かつ対称的に環状の支持ロッド14の周囲を保持し
ているのではなく、一方に偏ってかつ非対称的に環状の
支持ロッド14の周囲を保持している。
ハを載せる面)は、一部を除いて平坦である。即ち、各
々の支持ロッド14の近傍の支持トレ−16の上面に
は、窪み18aが形成されている。
直径と同じ程度となるように形成される。例えば、支持
ロッド14の直径が約12mmである場合には、窪み1
8aの幅は、10〜20mmに設定される。
トレ−16の厚さt2は、その他の領域における支持ト
レ−16の厚さt1よりも薄くなっている。つまり、窪
み18aが形成された領域における支持トレ−16の熱
容量は、その他の領域における支持トレ−16の熱容量
よりも小さくなっている。
ては、半導体ウェハ15は、支持トレ−16に接触して
いないのに対し、その他の領域においては、半導体ウェ
ハ15は、支持トレ−16に接触している。つまり、窪
み18aが形成された領域では、その他の領域に比べ
て、支持トレ−16の熱容量の影響を受け難い。
を有する支持トレ−16の熱容量を考慮すると、半導体
ウェハ15の円周方向の支持ロッド14と支持トレ−1
6の合計の熱容量は、ほぼ等しくなる。
5を支持するに当って、温度上昇が比較的に早い半導体
ウェハ15のエッジ及びその近傍を、石英又はSiCか
ら作られる支持トレー16に接触させている。さらに、
支持ロッド14近傍の支持トレ−16の上面に窪みを設
けている。これにより、半導体ウェハ15の円周方向の
支持ロッド14と支持トレ−16の合計の熱容量を等し
くしている。
り、温度上昇時又は下降時における半導体ウェハ15の
半径方向の温度分布を均一にすることができ、かつ、支
持トレ−16に窪み18aを設けることにより、半導体
ウェハ15の円周方向の温度分布を均一にすることがで
きる。
均一を改善でき、半導体ウェハ15の温度上昇時及び下
降時における温度の均一性に貢献することができる。
炉において、100℃/分の率で8インチ・ウェハを加
熱する場合、図5に示すように、ロッドに近いウェハの
エッジAの温度は、ロッドから十分に離れたウェハのエ
ッジBの温度とほぼ同じになり、ウェハのエッジA,B
及び中央部Cの温度の温度差は、最大でも数℃以下とな
った。
す平面図である。図7は、図6のVII−VII線に沿
う断面図である。
有している。環状の支持トレ−16は、各支持ロッド1
4により支持されている。4本の支持ロッド14は、等
間隔かつ対称的に環状の支持ロッド14の周囲を保持し
ているのではなく、一方に偏ってかつ非対称的に環状の
支持ロッド14の周囲を保持している。
ハを載せる面)は、平坦であり、支持トレ−16の下面
(半導体ウェハを載せる面と反対側の面)は、一部を除
いて平坦である。即ち、各々の支持ロッド14の近傍の
支持トレ−16の下面には、窪み18bが形成されてい
る。
直径と同じ程度となるように形成される。例えば、支持
ロッド14の直径が約12mmである場合には、窪み1
8bの幅は、10〜20mmに設定される。
トレ−16の厚さt2は、その他の領域における支持ト
レ−16の厚さt1よりも薄くなっている。つまり、窪
み18bが形成された領域における支持トレ−16の熱
容量は、その他の領域における支持トレ−16の熱容量
よりも小さくなっている。
エッジの全ては、支持トレ−16に接触している。従っ
て、半導体ウェハ15と支持トレ−16の間の直接の熱
伝導が発生する。
を有する支持トレ−16の熱容量を考慮すると、半導体
ウェハ15の円周方向の支持ロッド14と支持トレ−1
6の合計の熱容量は、ほぼ等しくなる。
5を支持するに当って、温度上昇が比較的に早い半導体
ウェハ15のエッジ及びその近傍を、石英又はSiCか
ら作られる支持トレー16に接触させている。さらに、
支持ロッド14近傍の支持トレ−16の下面に窪みを設
けている。これにより、半導体ウェハ15の円周方向の
支持ロッド14と支持トレ−16の合計の熱容量を等し
くしている。
り、温度上昇時又は下降時における半導体ウェハ15の
半径方向の温度分布を均一にすることができ、かつ、支
持トレ−16に窪み18bを設けることにより、半導体
ウェハ15の円周方向の温度分布を均一にすることがで
きる。
均一を改善でき、半導体ウェハ15の温度上昇時及び下
降時における温度の均一性に貢献することができる。
炉において、100℃/分の率で8インチ・ウェハを加
熱する場合、図8に示すように、ロッドに近いウェハの
エッジAの温度は、ロッドから十分に離れたウェハのエ
ッジBの温度とほぼ同じになり、ウェハのエッジA,B
及び中央部Cの温度の温度差は、最大でも数℃以下とな
った。
す平面図である。図10は、図9のX−X線に沿う断面
図である。
有している。環状の支持トレ−16は、各支持ロッド1
4により支持されている。4本の支持ロッド14は、等
間隔かつ対称的に環状の支持ロッド14の周囲を保持し
ているのではなく、一方に偏ってかつ非対称的に環状の
支持ロッド14の周囲を保持している。
ハを載せる面)から下面(半導体ウェハを載せる面と反
対側の面)へ達する貫通穴19が形成されている。
持ロッド14の直径と同じ程度の直径を有する円形とな
るように形成される。例えば、支持ロッド14の直径が
約12mmである場合には、貫通穴19の直径は、10
〜20mmに設定される。
ける支持トレ−16の熱容量は、その他の領域における
支持トレ−16の熱容量よりも小さくなっている。即
ち、支持ロッド14の熱容量及び貫通穴を有する支持ト
レ−16の熱容量を考慮した場合の半導体ウェハ15の
円周方向の合計の熱容量は、ほぼ等しくなる。
5を支持するに当って、温度上昇が比較的に早い半導体
ウェハ15のエッジ及びその近傍を、石英又はSiCか
ら作られる支持トレー16に接触させている。さらに、
支持ロッド14近傍の支持トレ−16に貫通穴19を設
けている。これにより、半導体ウェハ15の円周方向の
支持ロッド14と支持トレ−16の合計の熱容量を等し
くしている。
り、温度上昇時又は下降時における半導体ウェハ15の
半径方向の温度分布を均一にすることができ、かつ、支
持トレ−16に貫通穴19を設けることにより、半導体
ウェハ15の円周方向の温度分布を均一にすることがで
きる。
均一を改善でき、半導体ウェハ15の温度上昇時及び下
降時における温度の均一性に貢献することができる。
炉において、100℃/分の率で8インチ・ウェハを加
熱する場合、図11に示すように、ロッドに近いウェハ
のエッジAの温度は、ロッドから十分に離れたウェハの
エッジBの温度とほぼ同じになり、ウェハのエッジA,
B及び中央部Cの温度の温度差は、最大でも数℃以下と
なった。
の形状及び貫通穴19の形状は、重要でなく、種々の変
形例が考えられる。
する円周角θにより窪み18aの形状を決定する例であ
る。図13は、図12のXIII−XIII線に沿う断
面図である。
弧の長さlから逆算される。即ち、最初に、弧の長さl
が支持ロッド14の直径とほぼ同じ程度に設定され、弧
の長さl及び支持トレ−16の半径rから円周角θが求
められる。円周角θは、一般に、0.1°〜10°の範
囲に収まる。
一例を示す。熱処理するウエハーが200mmの場合、
支持トレー16は厚さは、1〜4mmの範囲にし、支持
トレー16の内側半径は、60〜80mmにし、支持ト
レー16の外側半径は100〜120mmにすることが
できる。
する円周角θにより貫通穴19の形状を決定する例であ
る。図15は、図14のXV−XV線に沿う断面図であ
る。
弧の長さlから逆算される。即ち、最初に、弧の長さl
が支持ロッド14の直径とほぼ同じ程度に設定され、弧
の長さl及び支持トレ−16の半径rから円周角θが求
められる。円周角θは、一般に、0.1°〜10°の範
囲に収まる。
一例を示す。熱処理するウエハーが200mmの場合、
支持トレー16は厚さは、約4mmにし、支持トレー1
6の内側半径は、60〜80mmにし、支持トレー16
の外側半径は100〜120mmにすることができる。
すものである。
形、台形、円形や楕円形などの定形であってもよく、又
は不定形であってもよい。
すものである。
形、台形、円形や楕円形などの定形であってもよく、又
は不定形であってもよい。
ッジの円周方向の温度分布を均一にするため、支持ロッ
ド14を円筒形にしたウェハボ−トを示すものである。
即ち、支持ロッド14が中空になるため、支持ロッド1
4の熱容量が減り、半導体ウェハ15の円周方向の支持
ロッド及び支持トレ−の合計の熱容量をほぼ等しくでき
る。また、ウェハボ−トの軽量化にも貢献できる。
ッジの円周方向の温度分布を均一にするため、支持ロッ
ド14を円筒形にし、かつ、支持トレ−16に窪み18
aを設けたウェハボ−トを示すものである。即ち、支持
ロッド16の熱容量が減り、支持ロッド16近傍の支持
トレ−16の熱容量も減るため、半導体ウェハ15の円
周方向の支持ロッド及び支持トレ−の合計の熱容量をほ
ぼ等しくできる。また、ウェハボ−トの軽量化にも貢献
できる。
形または水平形のいずれの熱処理装置にも使用できるよ
うに設計することができる。また、支持トレーは、例え
ば、石英、SiC又はこれらと同じような性質を有する
材料から作ることができる。半導体ウェハとしては、例
えば、Si,GaAs,Ge,SiCやガラスなどの材
料から構成されたものを使用することができる。
用ウェハボ−トによれば、次のような効果を奏する。
又は貫通穴を設けることにより、又は支持ロッドを円筒
形にすることにより、半導体ウェハの円周方向の支持ト
レ−及び支持ロッドの合計の熱容量をほぼ同じにでき
る。
でき、半導体ウェハの半径方向の温度分布の均一化に加
えて、さらに半導体ウェハの円周方向の温度分布の均一
化も達成することができる。
一化、ウェハ上に成長又は堆積する膜の厚さの均一化、
及びウェハに形成されるスリップ(結晶面の滑りによる
ライン状の凹凸)や曲りなどの熱歪みの防止を達成でき
る。
炉を示す概略図。
図。
の関係を示す図。
の関係を示す図。
度の関係を示す図。
図。
図。
図。
面図。
面図。
面図。
炉を示す概略図。
面図。
面図。
度の関係を示す図。
Claims (9)
- 【請求項1】 複数のロッドと、前記複数のロッドに取
り付けられ、ウェハが搭載されるトレーとを具備し、前
記トレーは、前記トレーの中心と前記複数のロッドとの
間の前記複数のロッドの近傍の領域の熱容量が、その他
の領域の熱容量よりも低くなるように構成されているこ
とを特徴とする熱処理用ウェハボート。 - 【請求項2】 複数のロッドと、前記複数のロッドに取
り付けられ、ウェハが搭載されるトレーとを具備し、前
記トレーは、前記ウェハが搭載される面の前記複数のロ
ッドの近傍に窪みを有することを特徴とする熱処理用ウ
ェハボート。 - 【請求項3】 複数のロッドと、前記複数のロッドに取
り付けられ、ウェハが搭載されるトレーとを具備し、前
記トレーは、前記ウェハが搭載される面に対し反対側の
面の前記複数のロッドの近傍に窪みを有することを特徴
とする熱処理用ウェハボート。 - 【請求項4】 複数のロッドと、前記複数のロッドに取
り付けられ、ウェハが搭載されるトレーとを具備し、前
記トレーは、前記トレーの中心と前記複数のロッドとの
間の前記複数のロッドの近傍に貫通穴を有することを特
徴とする熱処理用ウェハボート。 - 【請求項5】 前記複数のロッドが、円筒形であること
を特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の熱
処理用ウェハボート。 - 【請求項6】 前記トレーは、前記ウェハの円周方向に
おける前記トレーと前記複数のロッドの合計の熱容量が
等しくなるように構成されていることを特徴とする請求
項1乃至5のいずれか1項に記載の熱処理用ウェハボー
ト。 - 【請求項7】 前記トレーは、前記複数のロッドにより
支えられていることを特徴とする請求項1乃至6のいず
れか1項に記載の熱処理用ウェハボート。 - 【請求項8】 前記複数のロッドは、前記トレーの一方
側に偏った状態で前記トレーを支持していることを特徴
とする請求項7記載の熱処理用ウェハボート。 - 【請求項9】 請求項1乃至8のいずれか1項に記載の
熱処理用ウェハボートを備えた熱処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24333495A JP3297267B2 (ja) | 1995-09-21 | 1995-09-21 | 熱処理用ウェハボート及びこれを用いた熱処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24333495A JP3297267B2 (ja) | 1995-09-21 | 1995-09-21 | 熱処理用ウェハボート及びこれを用いた熱処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0992626A JPH0992626A (ja) | 1997-04-04 |
JP3297267B2 true JP3297267B2 (ja) | 2002-07-02 |
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ID=17102283
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP24333495A Expired - Fee Related JP3297267B2 (ja) | 1995-09-21 | 1995-09-21 | 熱処理用ウェハボート及びこれを用いた熱処理装置 |
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JP (1) | JP3297267B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1547705B1 (de) * | 2003-12-27 | 2008-03-05 | Concast Ag | Verfahren zum Stranggiessen von Knüppel- und Vorblocksträngen und Formhohlraum einer Stranggiesskokille |
-
1995
- 1995-09-21 JP JP24333495A patent/JP3297267B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0992626A (ja) | 1997-04-04 |
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